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No.1-1 ▼
記憶力を強くする (ブルーバックス) / レビュー総評点:598
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ASIN:4062573156 / 売上順位:636
講談社(2001-01-19)池谷 裕二 ¥ 1,029(中古:¥ 46)
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驚きと納得、オヤジが変わった
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【この本との出合い】
長女が進学する高校の入学前課題で「理科の読書感想文」に指定されていた本の1冊でした。 従って中学生にも充分に理解できる内容と言うことです。 それを「文系オヤジ」が娘から取り上げて読んでみました。 【オヤジが変わった】 中高年になると、とかく 「脳細胞がどんどん死んでいるんだから、新しいことが覚えられないのは仕方がない」 と言い訳をしがちです。 実は、脳の記憶を司る神経細胞は、使うことで年齢には関係なく増え続けると言うのです。 年をとると若い頃のように勉強しなくなり、覚える努力をしないだけ、と言うのが著者の指摘で、 中高年が「新しいことを覚えられない」原因なのです。 脳と体の健康を保つ、と言う意味でも「ものを覚えよう」という意欲を掻き立ててくれました。 【英語学習に活かす】 40才を過ぎてから英語学習を始め、毎日勉強しても中々話せない、TOEICスコアもそこそこあがったけど、それ以上伸びない。 「こんなに勉強しているのに俺ってバカじゃねぇか?」 とも思っていたそんな私の学習に唯一抜けていたのが英文の暗記、暗唱です。 「この年で覚えられる筈がない」と、やろうともしていなかった。 でも年齢に応じた脳の使い方がある、記憶に必要な脳の神経細胞は使えば増える、 それに勇気付けられ英文の暗記、暗唱にチャレンジすると、ちゃんと暗記できるじゃん。 英語の通信教育の月例課題のスコアも、やや右下がりの高原状態から脱却し、点数面では短期間にブレークスルーしました。 次回のTOEICが楽しみ。。 【オヤジの共感】 人間は気合と根性、と言っているオヤジですが、この本でも、脳の働きを活発にするには「意欲」と「努力」が必要と言っています。 最先端の脳科学でも、「意欲」「努力」が尊い、とする結論は大変共感が持てました。 いやぁ~、文系オヤジにもこの「脳科学」の本は面白かったし、随分得をしました。本書の著者の若き研究者に多謝。(ショーン / 2004-02-14)
だいたい記憶力について、関心をもつきっかけは、自分が「もの覚え」が悪くなったなとか、どうして、あの人は色々と覚えているんだろうとか、そういったことがきっかけになって、「手っ取り早く覚える方法は無いかな?」と考えて、まず、「記憶術」や「記憶法」に関連する書籍を読み始める。そして、記憶術などの書籍を読んで、実践してみても、なかなかうまく活用できず、今度は、「記憶の本質って何だ?」と記憶自体に疑問を持ち始め、記憶に関係する書籍を読み始める場合が多いと思う。
かく言う自分も、このステップを経て、「記憶力を強くする」にたどり着いた。この本は、どのような経過で脳がものごとを記憶していくかということに焦点を絞って、脳が記憶していく仕組みを書いているので、私みたいな経過をたどってから、読む者にとっては、役に立つ。 この本を読んでから、あらためて「記憶法」や「勉強法」の本を読み返すと最初に読んだ時よりも内容の理解が促進される。 「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」は、「記憶力を強くする」をやさしく書いているので、勉強法に役立てる目的なら、「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」を、記憶の仕組みをさらに詳しく理解したいなら、「記憶力を強くする」を読めば良いと思う。(トッコ / 2006-09-19)
記憶のメカニズムから、どうすれば記憶力を高められるかということが説明された本。
わかりやすいし、読んでいると脳科学という学問分野は面白そうだな、と、思えてくる。 記憶力を高める、もしくは効率的に記憶するためには、 覚えようとする物事に興味を持つこと、 関連したことを同時に覚えること、 覚えた知識を友達や家族などに説明してみること、 眠ること、 一ヶ月に一回以上のペースで復習すること、 基礎を身につけってから少しずつ難易度を上げるような学習を心がけること、 学習を継続すること、 などがあることがわかった。 あと、年をとって忘れっぽくなるのは、脳の自体の問題というよりも、 学習に対する本人の意欲の問題であるというようなことには、 希望があるなと思った。(もり / 2006-05-05)
本の帯に、「やめられないおもしろさ」と紹介されてるように、読み出したらとまらない。東大出身で、数々の発見をし、人をひきつけられる文章を書け、しかも氷川きよし似と、著者に若干のジェラシーを感じる部分もあるが、ページをめくるたびベートーベンの「運命」のように驚きと興奮が湧き上がる。(人が記憶する際に、脳の海馬という部分から出すθ(シータ)波のリズムは、この「運命」の「ジャジャジャジャーン」と同じらしい。)この本の素晴らしいところは、「学習はまず大局をつかみ手順を分解して覚えるほうがよい」とか「忘却曲線から考える一番よい復習スケジュール」など科学的根拠に裏づけされた実用的なヒントがあること。これがあるために、「人間のもつファジーな記憶こそ、環境に適応するために生み出された産物」とか、「旨み成分のグルタミン酸は脳内に多く存在する神経伝達物質のひとつ」など、学術的な内容にも抵抗なく入っていける。老若男女問わずにお薦めできる本です。(新谷 / 2002-02-19)
近頃、歳のせいか記憶力が落ちたなぁと感じていましたので、題名に惹かれて気軽に購入してみました。しかし、この本は題名とはウラハラに、安易な記憶の指南書ではなく、「記憶」全般についてもっと深く論じられていました。脳はどのようにして物を記憶するのか、そもそも人はなぜ記憶するのか、などなど、記憶について普段から疑問に思っていたことについて明解に答えてくれました。しかも、ここ数年間の最新脳科学の研究成果も、ふんだんに紹介されていてまさにエキサイティングです(いやはや現代の科学は既にこんなにも脳を解明しているのですね)。そして科学的視点から脳の機能を詳しく説明したあとに、この脳の機能をいかにうまく利用して、記憶力を強くするのかを解説しています。説得力100%で!す!そして何より素晴らしいのは、私のような素人でも十分に読めるように、多くの例をあげながら具体的にかつ丁寧に説明してくれていることです。最新の脳科学を理解できる(理解したつもりにさせてくれる)絶品だと思います。受験を控えた学生さんや、私のように記憶力の低下に悩む年輩の方だけでなく、「脳」に興味のある全ての皆さんにお勧めしたいです。これを読まなければ損ですよ!( / 2001-01-21)
この本を読んだあとに「進化しすぎた脳」「海馬」も併せて読んだのですが、そちらがあまりにも素晴らしい内容だったので本書の価値が下がってしまいました。
“記憶力を強くする”というタイトルのわりにはそのことに特化されていないので、専門知識のない人が気軽に読むならあとの二冊の方がいいと思います。 というのも、本書の中身の半分くらいは脳が記憶をするメカニズムについての話で、専門用語が多くあまり興味をそそられない箇所も幾分あったからです。 それでも内容は充実していますし、興味のあるところだけとっても充分楽しめるので、記憶のメカニズムについて科学的なところからしっかり勉強したい人には文句ない内容だと思います。 (N.K / 2007-02-28)
過去に行われた記憶や学習に対する実験を紹介すると同時に、脳の解剖学的・発生学的研究から、記憶のメカニズムを記した教養本。最新の情報についても、可能な限り要約して説明しており、広い読者をターゲットとしている。
一般的に発売されている、○○式記憶術や記憶力訓練法などの書は、読者が実践してもうまくいかない場合が多い。これらの書は、うまくいった経験則を根拠に、理論を後付けしているものが多いため、その理論の信憑性に乏しい。これらと本書との決定的な違いは、先に客観性の高い研究結果や実験結果があり、それに基づいて記憶のメカニズムが紹介されていることであり、これによって忘却についてのメカニズムも調べている点にある。記憶と忘却のメカニズムが解明されれば、記憶力を増大させ、忘却を減少させる効率の良い方法が研究できる。しかも、これは多少の個人差はあれ、同じ仕組みを有する全ての人(生物)に共通して有効となる。 詳細は本書を読まれたし。最新の脳医学であるために、どうしても記述がわかりづらい所があるかもしれないが、これ以上の簡略化は無理と思う。多くの読者に勧められる良書で、当然星5つ。(MM / 2007-11-18)
難解な脳の科学が一般人にもとても分かり易く書かれており、章立ても明解でとてもリズム良く読むことができました。一般人にとっては第6章の記憶増強に関するノウハウの部分が最も大事なのでしょうが、これを理解するための科学的知識が前の5章でコンパクトにかつ良心的にまとめられています。
この手の書物を読んで楽しかった経験は余りないのですが、本書は例外で確かに「読み始めたらとまらない面白さ」(週刊文春)でした。著者の筆力は相当なものとお見受けします。(自由通りのフリードマン / 2002-06-15)
評価が高い本の共通する特徴とも思うが、まず平易な言葉でかかれているためわかりやすく、頭に入りやすい。
「記憶力を強くする」という本の題名から、記憶力をよくするノウハウを教えてくれるものと期待する向きは他の本を買ったほうがいい。 この本は、海馬の働きを最新の研究成果を踏まえながら、わかりやすく説明してくれる内容であり、受験勉強にやくだつノウハウ本ではない。 一読して小宇宙たる脳の働き、海馬の仕組みには驚嘆するばかり。 改めて人間とはよくできたつくりになっているものだなと考えさせられる。 この本を通じて、今後の脳に対する研究に興味がもてたことは、自分にとって大変有益な一冊であったと思う。 皆様も小宇宙たる脳の探求の旅にお出かけください。旅行代金は驚くほどお安いものです。( / 2002-08-27)
おすすめです。
まず、減る一方と思っていた脳の神経細胞が、 増殖して数が増えることもありうる(たとえ七十歳でも)、 それが記憶と深い関係のある「海馬」だ という点が衝撃でした。 タイトルから受ける印象とは裏腹に、 記憶の仕組みが、最新の脳科学の分野から、 説得力をもって説明されています。 私は、歳をとるほど、自分の記憶力がさえてきているように感じていたのですが、 その理由がわかりました。 歳をとると、「エピソード記憶」が発達し、 論理だった記憶能力がよく発達するとのこと。 記憶にはさまざまな種類があり、 それが人の成長と密接に関係しているそうです。 (ついでに生物の進化の過程も表している) その他、今まで何となく感じていたことの科学的根拠がわかったと感じたこと多々ありました。 結論は、記憶力を増強するには 「好奇心」と「努力」と「忍耐力」と、ちょっとした「コツ」 ということなのでしょう。 (なぜかが本に書かれています) 私としましては、 脳は使いこなすほど、より使えるものになる という点が勇気が出てきましたし、 また、記憶力をコントロールできる気になれました。 (nonsense / 2006-10-09)
多くの読者は記憶力を強くしたいという動機でこの本を手に取られると思うが、記憶の脳科学について分かりやすく記載したまじめな本である。多分、本の題名としてはこうするしかなかったのであろうが、記憶の鍛え方に関しては現時点ではこの本を読んで読者が考えるべき問題としかいえず、記憶力を強くしたいと購入した人には当てが外れるかもしれない。
しかし、記憶に関して思索することがこんなに楽しいことであるとは、期待せず読んだせいかかなり特をした気分になりました。お勧めです。(neurologistsk / 2006-12-13)
ハウツー本としてじゃなくって
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評判の通り、確かに分かりやすく面白かったです。
難点としては、著者の(一般受けするような) いささか偏った主観的意見が あたかも科学的根拠に基づいているように 述べられていたことです。( / )
タイトルから想像されるような、いわゆる「記憶術」の本ではなく、記憶の仕組みについての本。
内容は、まず脳科学の概要を説明し、海馬、LTP、それに関連するニューロンやシナプスの話、神経回路における電気的・化学的な情報の伝達のしかたなどの話で進んでいき、後半では効率的な記憶の方法やその性質、そこから「天才」の定義、記憶力を強化する薬の開発や、これらの研究に対する著者の考えが述べられている。 特に注意を引いたのが下記の3つの点。 「記憶力を強くする」とは、脳のしくみを理解することにより効率的学習方法が身に付くということであり、これはMind Mapの開発者のTony Buzan氏の言うMental Literacyという言葉を思い出させるものだった。 また、記憶とは、ニューロンのシナプス結合により神経回路が構築されていくという構造を持っており、この「関連付け」こそが人間の記憶とコンピューターとの違いであり、このような、まったく関係の無いもの同士を結び付られることにより「創造」することができるというくだりが印象的だった。 そして、何より著者自身の科学者としての熱意というか熱狂のようなものが感じられるのが何より心強く思った。最近読んだ何冊かの本の中で、科学者であろう人が、研究の中で何か神秘的なものを見出しそれをまるで言い訳の様に使っているように感じさせるものがあった。それ自体はロマンティックで惹かれるものがあるが、それで考えるの止めてしまうのではなく、突き進んでいこうとする姿勢は尊敬に値すると思う。著者自身、説明の簡略化のために端折った部分が多々あると書いるとおり、素人の私にもそういう部分が感じられるところがあったが、それらも含めて上記の様な著者の情熱を感じられる部分だと思う。 どこに興味を持つかは人それぞれだと思うが、この情熱こそが多くの人に、この本が面白い、と言わせている核の部分なのではないだろうか。(KT / 2002-05-06)
記憶のメカニズムについてミクロのレベルから科学的に解説されている。
効果的なたとえ話を随所に交え、「記憶」全般について非常に分かりやすくまとめてある。 記憶力を強くする実践的な方法についても、その根拠と共に述べられており、非常にバランスのとれた本である。 個人的には、脳とコンピュータの違いについて書かれた箇所が興味深かった。 人間の脳の「あいまいさ」、それこそが人間の創造力の源となっているというのは逆説的で面白かった。(ハナミズキ / 2006-07-19) レビュー数 82 [残りも全部見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 |
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