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レビュー総評点:
32
大事件が起こったその後、関係者の生活を書いたものも掲載されています。 また、知らなかった事件も載っており、 「こんな怖い事件もあったのか。」 と読みました。 週刊誌や新聞と違い、冷静に書かれているので、読みやすい文です。 周辺や生い立ちについて、詳しく書かれているものもあり、事件の背景をかいま見ることができます。(佐藤さえ / 2004-08-06)
「殺人者はそこにいる」「殺ったのはおまえだ」に続く第三弾。 今作もはっきりいって怖い。 このシリーズ、読んでいて気分が悪くなるし、何故読んでしまうのだろうと思う。それは、ノンフィクションの説得力であり、自分にもふりかかってくる不安(それも回避できない形で)がそうさせるのでしょうか。ホラーやサスペンスは、エンタテイメントとして作り事であるという前提の上で、瞬間の恐怖を安心してみることができる。しかし、この本はじわじわと恐怖が浸透していくような感じだ。 綺麗なものばかりではなく、世の中にはもっと奥深い悪意もあります。人が狂気に向かう瞬間の心情を多少なり理解できると感じたとき、何気なく過ごしている我々が、いつか犯罪に手を染める可能性を完全に拭い去ること!はできないことを知り愕然とする。この本を怖いと感じるのは、そういうことなのかもしれない。( / )
このシリーズ、3冊とも読みました。それぞれ、それなりには面白いのですが、どれも、殺人者の心理にまで辿り着けておらず、あくまで常識的な立場から浅い所で事件のあらすじを辿ったに過ぎないように感じられるものも多く、何か不満が残ったことも事実です。そんな中で、本書の中村うさぎ氏による解説は大変面白く感じられ、この解説を読めただけでも、この本を読んで良かったと感じました。小説家中村氏による解説は切り口が斬新で、事実とは多少違う部分もあるのかもしれませんが、一番真理に近い気がします。こういう風に真理に迫る読み物が読みたいものです。( / )
殺人者、被害者の生い立ち、殺人にいたる経緯など取材した本です。 こういう本を読むと暗澹とした思いになるのですが、もうひとつ 説明不可能な好奇心に襲われて目が離せなくなるのです。 これは何なんだろうと思うところに、あとがきのコメント。 「これだ!」と思いました。 この本で紹介されている殺人者、被害者たちにもう一人の自分を見ていたのです。 そのもうひとりの自分に怯える自分。 あとがきのコメントによってすべての事件が他人事ではなくなり、自分に迫ってくる思いがしました。 この本は反面教師としての教材になりえると思います。(t100万 / 2003-12-28)
比較的、最近起こった9件の殺人事件について、書かれています。ノンフィクションですが、再構成されていて、ドラマのように話が進んでいきます。殺害に至までの過程が描かれていて、興味深いです。人はどうして、人を殺すのかを考えるのに参考になると思います。(フィラデルフィアン / 2005-12-01)
事実は小説よりも奇なり。 ここで語られる話はとにかく恐ろしい。 被害者の方々にはかける言葉もない。 人間とは不確かな存在であり、善人とか悪人とかいう2元論では 到底計り知れない不安定な生き物である。 人間は環境の動物といわれるが、ここで加害者となっているモノと いわゆる一般的な普通の生活をおくっているモノに 本質的な差異はない。 誰もが加害者になりうるし、また誰もが被害者にもなりうる。 凶悪犯をかばうわけではないが、何かに押し出されるように そうならざるを得なかった彼らの闇や孤独を 人事とは思ってはいけない。 それがこのような悲劇を抑止する一番の作法ではないか。 (ozakikouyou / 2007-10-21)
本当のことを言うと虐待の所はほとんど読めませんでした…。 あまりにも惨すぎて…。 ちょうど2歳になる息子がいて確かに言うことは聞きません。 魔の2歳児と言われる時ですから当たり前といえば当たり前なんですが、 彼女(母親)が虐待する対象が2歳の女の子だったか…確かにいろいろ中に理由は書いてありますけど この魔の2歳児の時期にある子はある意味虐待の対象になりやすかったと思います。 この虐待日誌を読んで思わず息子を抱きしめてしまいました。( / )
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平均点:4.0
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