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プロフェッショナル 仕事の流儀〈13〉 / レビュー総評点:28
『プロフェッショナル 仕事の流儀〈13〉』で画像検索
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ASIN:4140811986 / 売上順位:231584
日本放送出版協会(2007-07)
編集:茂木 健一郎/編集:NHK「プロフェッショナル」制作班
¥ 1,050(中古:¥ 705)
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レビュー総評点:
28
本書で紹介されている3人(※)のプロフェッショナルに共通しているのは、 「時間との闘いが非常に厳しい」という点と、 「他人がやらないこと、やりたがらないことに挑んでいる」という点だ。 よって立ちはだかるハードルはとても高く、それも絶え間なく襲ってくる。 そんな厳しい闘いを自分に課したのはなぜか? 3人を突き動かす信念は何か? 信念はどうやって得られたか? その答えが本書には載っています。 仕事に人生をかけるとはどういうことか。 3人の言葉を反芻することで少しわかってくる。 (※) 日本では数少ない企業再生専門の弁護士、村上謙一氏。 持ち込まれる案件の数多くは本人曰く「想像を絶するほどギリギリです」。 しかしどんなに厳しくとも再建への道を探り、決してあきらめない。 倒産の淵から救ってきた会社、その数100以上。 週刊、隔週刊と連載を2本抱えており、 月に6回も締め切りがくる人気漫画家の浦沢直樹氏。 彼の作品は、質が高く、独創的なストーリーで読者を長い間魅了してきた。 それでいて原稿が間に合わなかったことは一度もないという。 MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの教授として活躍する石井裕氏。 メディアラボはコンピュータの世界で知らぬものはいない研究機関で、 インパクトのある論文や斬新な技術を生み出し続けなければ生き残れない。 そんなプレッシャーの下で、過去の実績を捨て新しく研究をはじめ、 コンピュータの未来を切り開くと注目されている、 「タンジブル」という概念にたどりついた。(anti・・・ / 2007-08-25)
本書は、NHKの「プロフェッショナル:仕事の流儀」から3人の出演者をピックアップし、出演者の仕事からプロフェッショナルとは何かについてケース・スタディを提示している。 13巻では、弁護士(村松謙一)、漫画家(浦沢直樹)、コンピュータ研究者(石井裕)の3分野から、第一線で活躍している人物にスポットを当てている。 (中略) まず、村松謙一氏は企業再生を専門とする弁護士である。弁護士としての使命感と2つの悲しみを背負い、次から次へとやってくる案件に対して誠心誠意取り組んでいる様子が窺える。企業再生の分野は、精神的にもタフでマニュアルが殆ど作れない分野である。その中で、村松氏のプロフェッショナルとしてベストの解を導き出し、相手のメンタル面もケアする様子は異業種でも大いに参考になった。 次に、浦沢直樹氏はYAWARAで有名な漫画家である。細かい線に登場人物の感情を上手く表現し、反逆の心を失わずにベースを変えていない点に好感を抱いた。 本書で取り上げているプロフェッショナルの中で、私が番組の内容と同様に最も印象に残っているのは最後に登場する石井裕氏である。石井氏はタンジブル(「触れることができる」「実体がある」)をキーワードに、これまでのコンピュータの概念を根底から換える技術を開発している。 コンピュータと言えば、誰もがキーボードとマウスを使って操作するものであると考えるだろう。しかし、石井氏は身の回りのモノに触るだけでコンピュータを操作しようと発想し、研究している。 競歩に近い早歩きにも驚いたが、頭の回転の凄さと「なぜ?」を徹底的に繰り返す研究者としての哲学や、コンピュータ研究者なのに紙を重宝する点を意外に感じた方は多いのではないだろうか? さらに、著者がITが人を不幸にしていると考えている点にも、コンピュータの最先端を極めた人ならではの哲学的な思考に感銘を受けた。石井氏は「ネットをパイプ栓を閉じる勇気を持つ必要がある」と主張しているが、私もこの点には大賛成である。 ネットに触れないことで、時間という名のワインを存分に味わうことができる。つまり、複数の物事を連動して行うこともなく、ひとつの物事に集中して取り組むことができる。さらに、ネットを中心とした生活では考えられないような事柄を深く考えることができ、回答を導くことができる。 本書を読んで、私は現在の行き方やライフスタイルが間違っていないことを再確認した。そして、小手先の技術だけではなく、ついつい脇に追いやりがちな哲学、倫理、使命感といった心理的な要素が大切であることを学んだ。 最後に、以下で印象に残っている出演者の言葉を紹介する。業界が異なるので求められる要素は異なると思うが、仕事としての基本は変わらないので、読み手の心次第でいくらでも応用できるのではないだろうか? ○プロフェッショナルとは ・「困りきって私どもを頼ってきた方々を見捨てない。守りきる。何としてでも守りきるという強い使命感、これが一番大事な部分だと思っています」(村松謙一) ・「締め切りがあること。そして、その締め切りまでに最善の努力をする人のことではないでしょうか」(浦沢直樹) ・「自分がこの世からいなくなったあと、その未来の世界にどういういい影響を与えられるか、インパクトを残せるか。そこまで真剣に考えられる人」(石井裕)(mocobaka / 2007-09-27)
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