異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) と、その同時購入商品を検索しました。

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異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) / レビュー総評点:39
『異端の数ゼロ――数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念 』で画像検索
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ASIN:4150503494 / 売上順位:4908
早川書房(2009-05-05)
翻訳:林 大/チャールズ・サイフェ
¥ 903(中古:¥ 500)
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レビュー総評点:
39
私は「宗教や思想の人類史」を私的なライフワークとしている根っからの「ど文系」人間ですが、意外なことに「科学思想」もまたその領域に密接に絡んでくるので、しばしばその種の「科学読み物」も手にします。 それらの中でもこの本は、まごうかたなき超一流の「良著」です。 特に前半の「科学とキリスト教との闘い」は、いかに理系と文系の領域が分かちがたく結びついて人類の歴史というものが形作られてきたのかがわかりやすく書かれていて読み応えがありました。 後半、リーマンや現代物理学に話が及んでくると内容がたいへん難解になってきますが、その「難しさ」は「概念として具体的にイメージすることができないこと」に原因があるように思われます。 それでも中世人が「イメージできない負の数やゼロや無限や虚数」を存在しないものとして拒絶した轍を踏まずに、がんばって本書の高度な概念についていきましょう。 「見えぬけれどもあるんだよ、見えぬものでもあるんだよ。」と金子みすゞさんも申しております。(kqawa / 2009-05-26)
ゼロに関する雑学的知識の寄せ集めなのだが、体系的に書かれているようにも見えるから不思議な1冊。 とにもかくにも内容がぎっしり詰まっているので、読了後には嘆息すら漏れる感じ。 文章は読み易いし、説明も平易で、一般向け。 かと言って、子供騙し的な平たい内容ではなく、書かれている知識自体はいずれも穿たれている。 寧ろ、ゼロに託けた博学知的エンターテインメントとでも言えるんじゃないか。(ぐすまるきし / 2009-09-15)
数学の中でゼロというのは特別な立場にあるはずだ。深くしりたくて購入、通読 読んでみると、ゼロという概念、無限大という概念に科学がどのように取り組んできたか、またゼロという概念がもつ、これからの可能性についても記載してくれている。非常に面白かったです。忌み嫌われ続けてもあり続けたゼロ、ゼロを取り込むことで発展した数学。無限大と向き合うためのゼロの観察など非常に知的好奇心をかきたててくれる書籍だった。また宇宙の中でのゼロの役割が非常に面白かった。 過去の人の思考過程を知ることで新しい可能性を感じることができる。そんなことを感じたい人にはお勧めの書籍です。(sickboy / 2009-06-13)
人類は0(零)と∞(無限大)の概念と如何に付き合ってきたのか? 本書は「0(零)と∞(無限大)」というテーマを中心にして、宗教・哲学から数学・物理学・天文学までの幅広いジャンルの歴史をひも解きます。神の存在を証明するためには"0"も"∞"も排除してしまったアリストテレス。そんなアリストテレス哲学が根をおろしていた中世ヨーロッパにおいて"0"と"∞"の概念が東洋〜アラビア経由で入ってきた時の人々(特に教会)の混乱。逆に"0"と"∞"を徐々に飼い慣らし始めるとする科学者たち。実は"0"と"∞"は「双子の関係」にあることが数学的にも明確にされていくと共に、物理学・天文学でも本質的な概念となっていく― (例:量子力学の零点振動、発散(∞)解消のための超ひも理論、一般相対論の"特異点"(ブラックホール)、ビッグバン) そんな歴史的な話がコンパクトに詰まっています。人物列伝的な要素はあまりなく、著者の視点で史実を淡々と整理した感じですね。サイモン・シン氏(「フェルマーの最終定理」著者)が本書を"科学・数学分野の名著の一つ"に挙げているほどで、安心して読めます。(但し、本書後半の数学・物理学の話題は"馴染み"がないと少し難しく感じる読者もいるかもしれません) ただ、もう少し言及して欲しい話題もありました。例えばδ関数。0と∞の組み合わせで、これ以上のモノはないのでは? また量子力学の観測問題における「多世界解釈」も"∞"の薄気味悪さが実感できる話題ですが、意外と言及がなかったです。素粒子物理学における"自己エネルギー発散"との格闘は本書だけでは消化不良です。(→ これぞ"0"と"∞"が絡む問題です。「素粒子物理学をつくった人びと」等 ご参照) この無限回操作と自己言及(recursion)と組み合わせは、数学でも面白いことになります(例:ゲーデルの不完全性定理)。本書をキッカケにして、そういう他の話題へ進まれるのも良いでしょう。(ゴルゴ十三 / 2009-05-17)
中学生の時、「ゼロで割ることはできません」と教わった。 ゼロの意味を対して考えもしなかった中学生のわたしは、「へ〜」と何の疑問も抱かずに、ゼロで割ることは手控えていた。 1÷0=∞ !! 0÷0=0 なんだ、ゼロで割っていいんだ。 本書を読んで始めて知った。 ∞(無限大)とゼロが実は表裏一体である... ほ〜、なるほど。 ゼロが歴史的に嫌われてきた理由は、数字が実際には認識できない世界にすっ飛んで行ってしまうからでは? 文系人間のSF的空想ですが、ゼロにまつわる数理が三次元を超える世界への入り口のように思う。無限大の裏側には、五次元めが見えてきたりして... こうして妄想しながら読め、楽しい時間を過ごしました。(南の百太郎 / 2010-01-13)
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