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虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか / レビュー総評点:-22
『虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか』で画像検索
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ASIN:4152083417 / 売上順位:60149
早川書房(2001-03)
翻訳:福岡 伸一/リチャード ドーキンス/原著:Richard Dawkins
¥ 2,310(中古:¥ 997)
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レビュー総評点:
-22
凄い本です。 こういう本を読まなきゃいけないね。 ただ、もの凄い小さなフォントでしかも430ページというボリューム(汗) 都合二ヶ月ほどかけて読みました。 普段、科学とかにあまり縁がないので、ここに書かれていることはすべて新鮮。 全編、トリビアの泉状態だな。 タイトルにある虹の話なんかも。 そっかぁ、虹というのはなんだか単にロマンチックなものとして認識していたけれど。 水滴や粒子、光の屈折だとか・・ホントに科学的に解体していくとむしろ詩的になってくるから不思議。 オカルト的な話や星座占いの類に関してもメスを入れている。 ここに書かれているような情報を持ちながら、さらに事故責任で楽しむ事が良いかも。 (ka-min / 2005-12-06)
どの本でも期待を裏切ることがないドーキンスの待望の書籍が翻訳された。本書では、真理の美しさを歌いあげている。 世の中では、科学の名をかたった偽物が蔓延している。 しかし、我々が受ける義務教育では、そのような偽物を識別できるだけの常識が身に付かない。教養の無い大人に囲まれていては、真理を理解する喜びより、発見する楽しさも経験できない。正しいことよりも楽なことを望むので、占いに関心を持ち、嘘でも心に気持ちのいい表現を信じてしまう。本書は、そのようなごまかしを具体的に指摘して、真理というものの奥深さと面白さを解き明かしてくれる。本書ではBBCが非科学的な番組を放映している問題を指摘しているが、日本でも似たような状況だ。公共放送でも空飛ぶ円盤を取り上げたり、民法では非科学的な番組のスポンサーに大電機企業がついていたりする。日本語では神秘やロマンという表現で、自然の興味深い仕組みを表すことが多いが、やめてほしいものだ。嘘はどのように着飾っても、嘘でしかない。 本書を多くの人たちが読むことで、真理に近づける喜びを感じることができる人が増えていくことを願う。 本書の訳者あとがきにはがっかりする。訳者は、本書の良さをまだ十分理解できていないのでは無かろうか。(おひるねおさる / 2001-05-28)
ドーキンス一流の芸が光ってます。優雅な論理展開で読ませます。 でも、論理的であること、科学的であることは訓練が必要で、訓練できていない人は絶対この本読まない。逆に、訓練できている人にはいわずもがなな内容も多いのだけれど、読ませる芸はさすが。( / )
科学関連のエッセイです。 占星術がいかにデタラメかを述べる文章がよかったです。 -------------------------------------------------------------------- 占星術師の仕事は、ほとんど訓練や技術を必要としない。 だから、そのあたりの暇をもてあました若い記者に回されることになる。 一九九四年一〇月六日の《ガーディアン》紙で、 ジャーナリストのジャン・モワールは次のように述べた。 「ジャーナリストとして初めてやった仕事は、くだらない女性誌に星占いを書くことでした。 あの作業は決まって新入社員がやらされます。 つまらなくて簡単で、当時の私みたいなケツの青いやつにもできる仕事なんですよ」(p171) --------------------------------------------------------------------(lionfan / 2005-02-13)
本書は、ニュートンが陽の光をプリズムで7色に分光したとき、今日の科学の基礎が開かれた一方で、当時の詩人は、虹の持つ詩情を破壊したと非難した。本書は、科学が虹を解体しようが自然の驚異や美くしさが損なわれることはなく、むしろその自然の背景に潜む精巧さや素晴らしさがより理解できることにつながると主張した本である。実際、そのとおりだと思う。この点は、完全に筆者に同意する。 加えて、オカルト・エセ科学・迷信・超常現象などの社会に及ぼす悪影響を徹底的に批判し、科学の果たすべき役割を主張している。生じる確率とその期待値を計算すれば、神秘的な偶然もありうることと考えられるし、ガイア仮説もエコロジカルテロリストのでたらめだと主張できる。前作「利己的な遺伝子」・「盲目の時計職人」と違って、生物進化論に限定された話題でなく、広く科学技術全般に話題が広がっている点が、筆者の博識と天才文章化力をまざまざと見せつけられる。 一般的に、日本人は宗教・信仰と科学に対して全く対立せずに生活することができる。時には精神論・神頼みやジンクス・運命的な感覚を持つこともあれば、論理的・科学的に判断し行動することもできる。その上で、礼節や規律を重んじ、社会生活の上でも躾や美徳も身につけて行動できる。こういった、非科学的なことを排除する風土が日本には存在することそのものを素晴らしいと感じることができる本である。 読み切るのに時間はかかりますが、とても良い本です。(ねぼすけ2004 / 2009-05-22)
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