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レビュー総評点:
292
線形代数の用語の概念が分かる
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とかく線形代数というと、いかめしい用語と面倒な数式処理に惑わされて、 用語や処理の「意味」についてきちんと理解するのが困難になりがちですが、 この本だと色々な線形代数の概念が実に具体的にわかります。 # まあ、純粋な数学屋さんから見ると、こういう「具体的イメージ」に # 訴求するやり方はかえって推奨できないんでしょうけどね。 世の中、実は単に「数式処理が得意」なだけの人が「数学が得意」と 誤解されがちですが(実際に幅をきかせていることも多いですが)、 本当に大事なのは、様々な「概念を理解できているか」だと思います。 この本には次のように書かれていて、私も全く同感です。 「行列式の計算はできるけど、行列式の意味は知らない、 なんて勉強が、何の役に立ちますか?・・・「謎の値」のまま 行列式が求められたところで、何の役にもたちません。」 ともかくお勧めです。ここ数年で買った数学関係の本の最大の ヒット作です。 # なお、「プログラミングのための」という題名ですが # プログラムの本ではありません。まあ、その辺は著者の # 前書きを読んでください。(のぶけい / 2004-10-31)
ある写像が単射かどうかを「ぺちゃんこにつぶすかどうか」と 表現するなど、感覚的、概念的な理解を徹底的に追及した本です。 普通の数学の本で完全に理解できる方はともかく、私のような 人間には大変有り難い本です。 ここまで極めた本を書くのは並大抵の仕事ではないと 思いますが同じ作者でのシリーズ化を是非お願いしたいです。 星100個でも足りません。(kotakota / 2005-03-14)
線型代数の勘所を易しく平易に解説した本。 形式に走らず、線型代数のいろいろな概念の「意味」 を具体例を示しつつ丁寧に教えてくれます。 例えば、行列式の意味はこの本を読めば容易に 理解できます。 とてもよい本だと思うのですが、後半の行列の数値計算の解説は とても中途半端で、食い足りないかんじです。プログラムを実装できる ほどの知識を提供してくれていません。書名で中身を予想して買って しまった方は少々がっかりするでしょう。 「プログラマのための線形代数入門」あたりが正しい書名ではないかと 思います。(中村拓男 / 2007-04-12)
この本はほんとにいいです。 「直感的に線形代数を把握する」 この目的には一番合った本です。 何回も線形代数の教科書読んだけど、結局何をしたいのかわからん、と頭を抱えている人にお勧め。(井戸端 / 2006-06-19)
良い本ですが、私は一度では理解できませんでした。もうひとつの良書で ある ”ゼロから学ぶ線形代数”と交互に読みました。2回目読んだ頃から めきめきわかり始めました。 私は医学部出身なので理系です。高校までは数学は大の得意でした。 線形代数は難しいです。良書があっても、かなり頑張らないとわか らないと思います。文系の頭の人は、結局わからないまま終わるよう な気もします。計算ができたからわかっているとは言えないところが 線形代数だと今は思います。 分ってみると非常に楽しい。数学を趣味にできるかなという感じすら あります。この本とゼロから学ぶ線形代数を良書として推薦します。 他にも読んでみましたが、とりあえず、この2冊を熟読することを おすすめします。一度挫折した方々、頑張ってください。 (kanchan33 / 2008-07-25)
一応知ってることなので、学生さんに勧める本かどうかの見極めに買った。で、読了と言うほどまじめに読まずにぱらぱら読み。残念ながら、学生さんに読めと言う/教科書に使うには、ちょっとターゲットが違った。 この本のターゲットはプログラミングをしていると線形代数が出て来て(ゲームのプログラムしていても、線形代数出てくるもんね)、勉強しても何がなんだかよく分からんという人だ。例え話として「数学の教科書の書き方とプログラミングのコメントの入れ方」なんてのが出て来たりする。それが結構当たっていて、ハハハハと笑いながら私には楽しく読めた。しかし、その辺が初年級の教科書に使えないと思ったところだ。 その点を除けば、線形代数の入門書として、きわめて良い本である。 まず、数学の厳密さより、線形代数の幾何学的/イメージ的意味を優先した書き方は大変共感が持てた。数学者がやる数学の講義って、多くの場合、定義ー定理ー証明の繰り返しで、ホント面白くないのよね。実は私は厳密な証明なんてどうでもいいと思っている。それよりも、その定義をすると何がうれしいか、その定理の意味は何か、の方が大切。証明は厳密でなくても定理の正しさを何となく実感できればよい。 そのために、図を多用し、座標変換をヴィジュアライズするアニメーションを作る ruby のスクリプトを用意している(ここまでするなら、QuickTime にでも落として web page で見られるようにすればいいのに)。それらが数式に命を吹き込んでいる。 他にも、'?' で始まるボックスがふんだんにあって、読んでいてわき上がる疑問に答えてくれる。行列計算も勘所では丁寧にステップを追ってある。などなど、よく出来た教科書である。 大変お薦め。(shibchin / 2008-03-23)
ビジュアル系
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確かに、使える。分かりやすい。と言う点では最高の本ですね。 ただ数学的においはありません。 ラプラス展開の解説は、いいです。 他の本は、急に余因子行列が、急に定義されたので戸惑いますから。 日本にも、ビギナーのための本が、充実してきたと思います。(okuno40 / 2005-03-31)
評価
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本書の他の人のアマゾンでの評価が高かったので、買ってしまいました。この本の内容としては、行列式や写像の意味がわかるようにするという意図があるのだと思いますが、必ずしもわかりやすいとはいえませんでした。また、題名に「プログラミングのための」と書かれているとおり、連立一次方程式、行列式、LU分解、固有ベクトルなどの計算方法に多くのページが割かれています。人によっては参考になることは多いかもしれませんが、すべての人にとって参考になる内容ではありません。(まかくろ / 2006-09-10)
私は、この夏にとある文系学科から大学院情報系研究科を受験した学部生です。お陰で無事合格できました。 高校三年の数学III・Cから行列・ベクトルとはしばらくご無沙汰でした。 (学部一年で入門のようなものを取ったような気もしますが) とにかく、数学にはそっぽを向かれ続けた(自分で嫌ってきただけですが)私には 受験科目の「応用数学:線形代数」は一つの脅威でした。 対策にとこの本を買い、学び始めたのは昨年の12月ごろだったと思います。 非常にローペースで、固有値の求め方までを終えたのは試験4日前でした。(^_^; それはさておき、この本の素晴らしい特徴は一言で言えば「お節介」な所にあります。 受験数学が得意な人では「いいよもう、そんなの一々言わなくても」となるであろうところを 逐一解説してくれています。(左基本変形のプロセスなど) そして、正則の条件(「ぺっちゃんこにならないこと」;この表現が具体的な表現のみを好む私には感涙ものです)等、基本となる考え方は当然文中で反復されるわけですが、一々脚注で「えっ?て人は、XXページに戻って復習」とポインタを示してくれています。 このような冗長ともいえるような説明の反復は、定義からすべての系を算出できるような高い論理演算能力を持っていない私にとっては救いでした。 「プログラミングのための」という題はついていますが、コンピュータの考え方に多少の親近感を持つ方には誰にでもおすすめできます(▽のついた章は飛ばしましょう!)。(ぷりぞな / 2009-09-08)
この本は素晴らしい。 訳あって10年以上前に習った線形代数を軽く 復習する必要に迫られたのですが、計算練習帳みたいなものや 本格的過ぎて「軽く復習」とはいかないものが多い中、 空間的なイメージを育てるとともに工学系諸分野で 線形代数学どんな風に使われているか?ということを 教えてくれる、本書に出会いました。 専門家の雑談満載、といった風で、非常に面白い。 こんな感じの、複素解析などの本もあれば、と思います。 まだ読んでる途中なのだが、気づいたことがあるので書いておきます。 231ページに『(89ページ)の「随伴行列」』という記述がありますが、 これは余因子行列のことですね。(kaz-p / 2007-09-17)
この本を読み始めてから、私のような高校レベルの学生でもじっくりと代数幾何の意味に触れられると感じました。 高校レベルにしては少し難しいかもしれませんが・・・。工学系ちっくなのは置いといて、しっかりイメージが入ってくるという点でとても好きです。 ちょっと珍しい、数学の本とは思いがたいほど頑なでないところもいいです。(あぴゅる / 2007-08-30)
今まで読んだ他の線形代数の本では幾何学的(図形的)に理解することができず途中で挫折してしまいました。この本は、線形代数の公式や厳密な証明等の説明を軽くして、線形代数の概念(イメージ)を徹底的に分かりやすく説明してくれる本でした。例えば、固有値、固有ベクトル、行列式の幾何学的な意味をしっかり理解することができました。数学者よりも工学者に適している本だと思います。(無線通信設計者 / 2008-01-18)
目に張り付いたうろこが良く落ちます。 従来の数学書と比べて、 理解が足りなくて困ったときに本のどこへ戻ったらよいのか示されている点が 一線を画する長所です。 伝送理論では複素数を扱うことが多いので、 続編で複素行列編をお願いしたいです。(必死な人 / 2008-09-17)
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平均点:5.0
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