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レビュー総評点:
69
新書は一日で読むもの、と考えている人には向かないと思いました。数学的思考法や算数・数学のつまづきの本と比べて著者の新書では難しく?著者を気に入っても数学が得意でない普通の人にとってはギリギリの本かもしれませんん。この本の素敵なところは、いろんなとこの小中高校生への出前授業の風景とその内容が優しく書いてある部分です。名刺手品の方法はわかって使えるけど、中学卒業生に分かるはずの証明はパスして読みました。昔なつかしい15ゲームが半分しか完成しないことのあみだくじ使った証明もパスして読みましたけど、その見分け方の方法は理解。元利均等返済額の説明と、富士山頂から200km先まで見える説明はわかりました。じゃんけんデータをとる小学生の楽しい表情のとこはぬくもりあってサイコーにいいです。(はな / 2006-11-18)
本書の特筆すべき点は偶置換・奇置換の一意性をあみだくじの発想を使って一般読者に理解できるように述べたことである。最近、学会誌に載った著者の論文を一般読者向けにあみだくじを使って丁寧に書いた部分は画期的である。他の項目も中学校の数学の知識があれば理解できるように易しく書かれている。(夢太郎 / 2006-11-18)
数学的な読み物とは一線を画す新書である。1章から5章まで数学の各分野に別けた扱いであり、中学の数学だけを前提として活きた素材によって数学全般を学習するように構成されている。料理でも旬な食材が大切であるが、学校の数学教科書は旬な素材どころか味気ない無味乾燥な教材がほとんどではないか。本書は社会生活と関連した題材を随所に例として使っており、旬な食材を使った料理のようで慌てて食べるファーストフードではない。教科書という観点からすると章末に練習問題があるとよいのではないか。その点がやや残念である。(団塊次郎 / 2006-11-23)
中学・高校で数学に興味を無くして以来、数学はあまり得意ではない私ですが(今は数学が好きですが)この本はとても面白いと思いました。 バーコードやISBN等のコードはなんのためにあるのか?など、今まで考えた事もない生活の様々な部分で数学が活躍しているのだなということを知りました。 また、群論の基礎もやさしく解説されています。 ある程度数学の知識のある中学・高校生にも、大人でこの著者の本を幾つか読んで数学の基礎ができている人、勉強が嫌になった理工系の大学生、誰でも少し努力すれば読める内容だと思います。 中学・高校で数学が嫌になった人にこそ、読んでほしい一冊。(りどけらし / 2007-02-16)
数学は学校で習うもので,現実にはあまり役に立たないものだとよく言われます.本書には,身の回りの物事を数学的に取り扱うとこのように説明できるというエピソードがいろいろと述べられています. 2の100乗cmが宇宙よりも大きいなんて話は,あまり役に立ちませんが,大きな驚きがあるとともに数学も役に立つのかもしれないという気がしてきます.また,じゃんけんの話は,我々の常識を覆す結論に唖然とさせられます. 証明や式の展開の部分はさすがに数学好きでないとちょっと辛いと思いますが,中高生には是非とも読んでもらいたいですね.大人の方は細かい部分はとばして読んで,「へぇ〜」と感心するのも良いのではないでしょうか. (wave115 / 2006-12-24)
著者による講談社現代新書『算数・数学が得意になる本』・『数学的思考法』の延長線上の著作である。 著者は、算数・数学にたいする誤解が日本社会に悪影響を与えているとの確信のもとに、論理的思考法の普及のために、小中高校に対する出前授業にと努めてきた。その現場経験を踏まえた上での本著作である。 前2新書までは、私なりにマガリナリニモ理解できたかと思っていたこと、見過ごしてきた理解不足が本書の段階になると露となった。 著者は、数学以外の世界における問題の解決や説明のために、上手に数学の世界にモデル化する発想も「数学的ひらめき」なのであると主張する。 時間を置いて、再度挑戦したい一冊である。(歯職人 / 2008-04-27)
学校で教える数学は計算のテクニックが中心であり、それが実生活にどのように役立つのかといったことを教えない。それでは生徒は数学に興味を示さなくなる。実際にいろいろな学校によばれて、生徒が数学に興味を持つような出張授業を行っている著者が、その授業の一端を示してくれた本です。 この本を読んでみようと思う人は、学生時代にある程度数学を勉強した人だと思います。私もその端くれです。だからなるほどと思いながら読みました。 でも若い時に数学を勉強した経験のない人たちにとっては、かなり難解な本となると思います。 また図形の問題などで前のページの図を見に戻ったりしなしてはならず、数学を語るには「新書」という形態は馴染まないと感じた次第です。(vatmideo / 2006-12-30)
理解するには難しい数式もありましたが、そういうところは飛ばして読みました。 身近な事柄を使って説明してあるので、高度な数学の知識がなくても著者の教えたいことは大体理解できると思います。 じっくり数式の理解に取り組むのも良いのですが、難しいところは割り切って読み飛ばしてしまえば、数学知識のない人でもストレスなく楽しめます。 ISBNコードやバーコードにはエラーチェック用の数字が含まれていて、それを使えば、ある数字を読み間違えたり読み取れなかったりしても正しい数字を推測できるようになっていること。 一円をトイチで10年間借りると返済額は1000兆円!になるということ。 などなど、新鮮な驚きの多い本でした。(N.K / 2007-04-07)
日常生活の中に存在する数学の活用例を題材に選んでいる(あみだくじ、金利の話など)ので楽しく読めるが、所詮は数学の話なので、一気に読破しようとするのは厳禁。頭が疲れます。毎日少しずつ読み進める性質の本だと思います。 特に通勤電車での立ち読みでは、なかなか楽しめない。頭も疲れるし、理解も進まない。どちらかというと、喫茶店でペンとメモ帳を片手に、自分でも図や表を書きながら読ことをお薦めします。 わからない問題があっても悩まないこと。これも大切。(どろがめ / 2009-03-28)
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平均点:4.5
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