数学で犯罪を解決する と、その同時購入商品を検索しました。

読み込み中・・・
No.1-1 ▼
数学で犯罪を解決する / レビュー総評点:55
|
ASIN:447800420X / 売上順位:65993
ダイヤモンド社(2008-04-11)翻訳:守岡 桜/キース・デブリン/翻訳:山形 浩生 ¥ 1,995(中古:¥ 1,100)
これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:
55
FBI捜査官の兄に助力する天才数学者が様々な数学を駆使して犯罪を解決するドラマの
スピンオフ的な解説本ながら、ドラマで扱われたものが基本的に実際そのとおりである ことを解説しています。 犯罪捜査やテロ対策から交通安全や治安維持といった社会政策にまで、あちこちで 実際に高度な数学が駆使され私たちの日常を維持している様は、うっすら「そうかな」 と思わないではなかったものの、やはり圧巻。 紹介される数学も、グラフ理論によるネットワーク分析などゴリゴリの理論から、 画像エンハンスといった高度な応用にいたるまで非常に多岐にわたっています。 数学の説明は、実はほとんどなく、その現実の応用場面を読者に理解してもらうのに 最低限必要な範囲に止められていて、数学のお勉強にはなりません。 でも、もっと大きな主張が隠れているのではないかと疑い中。 ドラマでは、犯罪は弟の天才数学者が駆使する数学だけでは解決しません(いや本書の 力点は、数学を駆使するところにこそあるわけですが)。駆使される当の数式を計算する ために必要不可欠な変数は、地道なFBI捜査官の足や他の捜査機関に蓄積されていた 過去の履歴から得られます。あるいは、数学の指し示す範囲を限定するための追加的な 情報や数式から有意な解を導出するために挿入される決定的な定数は、FBI捜査官の非 数学的(かどうか微妙ながら)な専門知からもたらされます。 数学が様々な場面で実務に応用されて、すばらしい威力を発揮している、というのがこの 本の眼目であり主たる内容でありますが、読了して印象に残っているのは、その伏流として の、数学的ならざる専門知や、現場の当事者の前向きさといった、いかにも従来的な努力・ 営為と十分にタッグを組んでこそ、数学の威力が現実で活きる、ということだったりします。 (kogonil_35 / 2008-04-27)
『NUMB3RS』は数学応用して犯罪解決に利用する米国刑事ドラマである。本書は、ドラマでは簡素な説明に留まっている数学的論理について紹介し、実際の犯罪捜査や社会における位置づけを述べている書の邦訳版。DNA鑑定と統計学的な手法で真犯人確率を推定したり、確率的に犯人を絞り込んでいくベイズ推定や、テロリストとの交渉術としての囚人のジレンマなどを紹介している。やや難解な部分は読み飛ばしても論旨は理解でき、数日で読破可能。
現代社会は数学による理論で成り立っていると行っても過言ではない。GPSや信号の制御、携帯電話など全てが数学を元に合理的に構築されているが、一般市民にとってはそれがどのように利用されているかはわかっていても、具体的な理論についてはほとんど知られていない。犯罪捜査においても、実際の証拠から合理的に容疑者を犯人と示すには数学が必要であるが、これも一般市民にはイメージしづらいことと予想される。そう言った意味で、本書はその意外性を紹介する目的を十分に果たしている。とくに、ジョン・ナッシュらによって構築されたゲーム理論などが犯罪捜査に応用できることや、目撃証言の信憑性についての検証を、ベイズ推定を用いると印象とは異なった数値となることなども非常に面白い。 一方、難点として、著者の一名は数学者ではあるが、統計学を専門としているために、ニューラルネットワークなどでは具体性がない説明となっていたり、指紋捜査やDNA鑑定については単純な統計手法を冗長に説明したりと、著者の得手不得手がばれるような、一貫性のない紹介となっていることが挙げられる。同様に訳者も数学の専門家ではないため、説明があやしくなっている部分も見られる。したがって、数学に詳しい者には物足りなく、知らない者にとってはわかりづらい部分ありと、やや中途半端な内容に感じた。 数学の意外性を紹介するだけであれば面白いが、前期問題点から原著を直訳しただけであれば星3つだった可能性もある。しかし、最終章はドラマの各エピソードや訳者が推奨する関連図書について、原著にはない捕捉を独自に行っている。文章は雑ながらも、面白い内容を広い読者に紹介しようとする良心的な努力が表れており、訳者の努力によって総合的に星4つの評価。(MM / 2008-05-07)
数学の効用を説明する本は多数あるが,評者が読んだ中では本書が最も面白い本だ.主に書かれているのは,説明のためにわざわざ作った例題ではなく,現実.高校までに習う数学ではなく,大学で習う数学や専門家が使う数学.思考の訓練や科学技術の言語としての側面ではなく,数学(応用数学とか情報科学とか工学とか呼ばれるものも含む)をストレートに使う話.幅広いトピックス.概念の定義が面倒な話題では説明が表面的であるなどトピックスによって温度差はあるものの,総合すると非常にわかりやすい説明.
数式入りの縦書きのために読みにくい部分があるとか,最後の1/5ぐらい(元ネタ紹介と訳者補遺)がヌルいとか,数式に誤植があるとか,細かな文句はつけることもできるが総合すると素晴らしい本.高校生からセミプロまで,広い範囲の人に勧めることができる.暗号の説明なんて短い中に証明以外の主要なものが詰め込まれているし,カジノやテロの話なんて読みながら色んなことを思いついて計算を始めたくなってしまう.裁判がらみの話は必須の教養と表現しても言い過ぎではないだろう.「自分は数学はわかんないけど立派に生きている」では済まされない.また,プログラミングができる人ならば読みながら自分でコードを書いてみたくなるのではなかろうか. 知的欲求を満たすための読み物としてはもちろん,大学の参考書,中学や高校の数学教師に要求される教養本としても価値が高い.ドラマ「NUMB3RS」を見ている必要はない(評者は見ていない).(ま2007 / 2008-05-04)
アメリカのテレビドラマ『NUMB3RS:天才数学者の事件ファイル』に題材をとり
数学がいかに、犯罪捜査、テロ対策などに応用されているかを説明していく。 モリアーティ教授の出す犯罪という難問に対し、現代のホームズ達はどのような数学で 立ち向かっていくのか。といったところか。 地理的プロファイリング、データマイニング、ニューラルネット、ベイズ確率、ゲーム理論 指紋とDNA鑑定等々が、意外な観点から、奔放に語られている。 これだけ面白い数学本は滅多におめにかかれるものではない。 山形浩生氏(訳者)がまたよい本を堀り出してくれた。感謝。(至高の豚 / 2008-04-16)
キースデブリン氏のファンなので、同氏の本は全てチェックしています。
今までは「数学:パターンの科学―宇宙・生命・心の秩序の探求」が最も面白いと思っていましたが、これで記録更新です。 そういう事で私はドラマの事は何も知りませんでしたが、非常に楽しんで読んでます。 (むしろ、キース・デブリン氏がこういう筋を狙って書いたとは到底思えませんし...) 各項目の数学の内容には理系人間にとってはやや突っ込みが浅いような気もするのですが、これが著者の試みなのでしょう! ん?と思って読書が突っ込んで、数学の世界に入ってこようとするのを虎視眈々と狙っているのです(笑)。 そんな思惑に是非とも、「はまって」みてください。 近作の「数学する本能―イセエビや、鳥やネコや犬と並んで、あなたが数学の天才である理由」 「数学する遺伝子―あなたが数を使いこなし、論理的に考えられるわけ」も同様の試み(テーマ?)の様ですが、この本が最も成功していると思います。 訳者がオペレーションズ・リサーチの事を少々誤解している様な記述が見られるのは残念ですが...(まげ店長 / 2008-04-26)
読み物として内容は面白い。「その数学が戦略を〜」では、絶対計算者なる人々が既存の専門家達の鼻っ柱を折る痛快モノを装ってはいたが、タネあかしをすれば基本的に重回帰分析だけだったのに対して、本作は多様な手法を紹介しており、またそうした手法を何故その例で用いているのかについてもそれなりに説明していて、なかなかに面白い。共感できたのは、理論を現実に応用する時の困難についても言及している点である。
(コンタナトス / 2008-05-15)
日本でも科学捜査物のテレビドラマは良くありますが,アメリカでは数学をネタにした犯罪捜査のドラマ「NUMB3RS」がヒットしているとのこと.本書は,そのドラマで犯罪捜査に応用されている数学に焦点を当てて解説したものです.
ドラマそのものを見ていなくても読めるようになっていますし,あらすじもついていますので読み物としても楽しめます. 公開鍵暗号があるおかげでインターネットで楽しく買い物ができたり,データマイニングでお勧め商品を表示してもらったりしているわけですが,そんなことは知らなくてもインターネットは使えます.しかし,その裏でどのような技術や数学が使われているのかというのは理系としては非常に気にかかるところです.とても勉強になりました.理系人間でなくてもお勧めですので,是非どうぞ. (wave115 / 2009-10-24)
海外ドラマ「NUMBERS」での事件をネタに、
※まさしく数学で犯罪を解決するドラマです それが実際に、犯罪捜査等において使用されている事について書かれてます。 最近は、こういった「オモシロ数学」本が横行してますが、中でも目のつけどころがシャープです。 様々な事例をもとに、解説が加えられ非常に楽しく読めました(スケダチ / 2009-06-26)
本書は、犯罪捜査・テロ対策などに数学がどのように活用されているかを概観した本である。連続犯罪の場所の分布から犯人の居場所を絞り込む、統計学を使って看護師の犯罪の可能性を推定する、等豊富な事例が平易に解説されている。
特に公開鍵暗号の原理の説明はわかりやすかった。 著者の一人ゲーリー・ローデンはカリフォルニア工科大学教授で米国のテレビドラマ「ナンバーズ」(日本ではスカパーのFOXテレビで放映)の数学コンサルタントでもある。本書には「ナンバーズ」のシーズン3までに使われた数学とそれに対する評価も書かれている。 数学を適用するまでのデータ整理の大変さについても触れてある。 オペレーションズ・リサーチを典型として、数学はもともと問題解決の学問としての性格があり、本書を読むことにより実学としての数学の面白さを味わうことが出来る。(もうすぐ年金がもらえるおじさん / 2009-04-04)
観たことは無いのだが、調べると『探偵ガリレオ』の数学版のような
米TVドラマに出てくる数学理論が解説されている一冊。 正直文系代表として、ここに出ている数式そのものは理解できないものの、 その背後の考え方については懇切丁寧に記されている点はお得。 特に数学理論の実社会への応用とその限界について きちんと触れられている点もいい。(アジアの息吹 / 2009-04-03)
面白く読み進めながらも、実践応用可能な数学知識が身についていくところがすぐれものの本です!
個人的には、本書で一番勉強になり印象に残ったのはコールド・ヒット調査ですね。 (容疑者(ホット)ではない「コールド」な状態のデータからヒットするものを探すからこう名付けられてる) 例えば、犯行現場から採取したDNA(指紋でも同様でしょう)と一致するものが、データベースを検索して見つかったら、そいつが犯人で決まり!と思っていたのですが、さにあらず。(えっ??) ところが、すでに容疑者である人物のDNA(指紋でも同様)が、犯行現場のものと一致したならば、これは多くのことを教えてくれるものであり、犯人であることの決定的な証拠になるのだそうです。 数学的センスがないと、チンプンカンプンですね〜 これからの時代、世の中を正しく認識するためのツールとして数学の知識が重要になってきているなーと感じさせられますね。 (nonsense / 2008-12-12)
数学技法を使用しながら、犯罪を解決する手助けをするアメリカの人気ドラマ「NUMB3RS」
そのドラマで事件解決に使用される数学を私のような文系人間にもわかりやすく そして興味深く説明してくれる数学技法の解説本です。 数学を本格的に学んだ方には物足りない内容かもしれませんが、 そうでない人にとっては、真実のみを映し出す数学の世界の虜になる恐れがあるような 魅力的な本です。 データマイニングや囚人のジレンマ、ベイズ理論、暗号化等、概念をここで押さえて、 興味が出た概念に関しては、別の本で更に掘り下げてみる為のきっかけにもなると思います。 また、数学による犯罪解決を通して、目に見えている論理や真理と思われるものが 本当に正しいのか、一度別の方向から見る事も重要なのではと気付かせてくれる本でもあります。 (nori@amazon / 2008-08-14)
お得な一冊
||
様々な犯罪に対して、数学的なアプローチで解決の糸口を示す。例えば、連続強盗がある地域で起こっているとき、解決に対して数学者はどのような助けができるか。警察は、次に犯行が起きそうな場所に勘を働かせて張り込みをするかもしれない。数学者は、それとは逆に、過去の犯行場所の地理的分布を数学的に解析して犯人の居住地を推理する。これは地理的プロファイリングといい、実際に操作現場で使用されている手法である。
また、ある看護婦の当直日に心臓疾患が「異常な程度」頻発しているとする。それがどのくらい異常なことか、初歩的な統計の知識を用いれば、検証ができる。数学者が行なったこういった解析が証拠のひとつとして採用されて有罪になった看護婦がいたそうだ。 その他、データマイニング、ニューラルネットワーク、暗号、などなど、ホットな話題でいっぱい。訳者解説によれば、データマイニングとかニューラルネットワークについてはあまりよい概説書がまだないので、この本かなりいけてるらしい。確かにそうかも。お得な一冊です。 ちなみに著者の一人は、数学者がFBI捜査官の兄と難事件を解決していくというアメリカのTVドラマシリーズ「NUMB3RS」の監修者。すごくおもしろそう。まだDVDが出ていないらしいが、見てみたい。(唐沢 大 / 2008-05-26) レビュー数 13 [amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 |
同時購入商品を以下に表示します


これを買った人はこれも買ったよ![