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レビュー総評点:
137
最近「はじめて読むドラッカー」というシリーズが売れているようですが、むしろ本書のほうがドラッカーを「はじめて読む」のにはふさわしいような感じがします。変化の激しい時代といわれていますが、その変化とは?ではその変化にどのように対応したらいいのか?チェンジ・リーダーとは?変化の激しい時代といわれる今の時代、ドラッカーは「乱気流の時代」と著していますが、その乱気流の中で私たちは何をすれば良いのでしょうか?ドラッカーはこう述べています。「21世紀の現実を検討することなくして、経営戦略をもつことは不可能である。」(浅川隆之 / 2001-01-18)
ドラッカーには以前から興味があって、「未来企業」その他いくつかの邦訳を紐解いたことがありますが、いつも途中で挫折していました。理由のひとつは、訳がまずくて、日本語として何を言っているのか分からない文章が多かったことです。もうひとつは、ドラッカーが時代より先に進みすぎて、そのときの一般的常識ではついていけなかったことがあります。いきなり「利益は未来の費用である」なんて言われても、きょとんとしてしまうのが普通でしょう。ドラッカー節と言われる所以かもしれませんが、とにかく私にとって消化しきれないのがドラッカーでした。ところが、この本はこれまでのドラッカー本に比べると、邦訳がしっかりしているのか、結構平易で読みやすく、また、内容もスーッと頭に入ってきました!。「やっと時代がドラッカーに追いついてきたのかな」と思うと、感慨深いものがあります。これを読んで、過去のドラッカー本に再挑戦する意欲が湧いてきました。初めてドラッカーを読む人には「初めてのドラッカー」シリーズより、この本がお勧めです。(おやちん / 2000-12-16)
24歳の時に買って、実家に埋もれていた。 出版されてからもう6年を経過しているが、いまだに新鮮な感覚を持って読める名著です。 面白いと思ったところは以下の2点 (1)テイラーの肉体労働を管理する手法が20世紀的マネージメント手法だとすると21世紀は知識労働のマネージメント手法へ <ポイント> ・仕事の目的を考える ・生産性の向上に責任を持つ ・継続的なイノベーション ・継続して学び、人に教える ・生産性は量より質が大事 ・知識労働はコストではなく資本財 (2)21世紀のリーダーは自分をマネージする必要がある <ポイント> ・自分は何か。強みは何か。 ・自分は所をえているか ・果たすべき貢献は何か ・他との関係において責任は何か ・第二の人生は何か (ろぼ / 2006-06-06)
どこを読んでも示唆的であるが、第6章に、「自らをマネジメントする―明日の生き方」が載っており、われわれ個人に語りかけるものだ。企業をはじめ組織の寿命は30年そこそこである。たとえ存続しえたとしても、構造、活動、知識、要員は変わらざるを得ない。こらからは多くの人たち、とくに知識労働者(『断絶の時代』で始めて使った造語。p.232)は、組織よりも、長生きする。 従って、何を考えなければならないのか。知識労働者は、仕事を変えることができなければならなくなる、ということだ。キャリアの選択であり、自らのマネジメントが必要になる。どういうことか。とりわけ、自らのうるべき所(Where Do I Belong?)を知るには、強み、仕事の仕方、価値観の3点セットを問わねばならない。 価値観について。強みと仕事の仕方があわないということはあまりない。人生を割くに値しないと思えることがあれば、それは強みと価値観が合わないということだ。第二の人生を考えるに当たっては、思いつきだけではだめだ。条件がある。助走しておかねばならない。銀行で資産管理しかしていなかった者が、60歳から急に経営コンサル活動はできない。組織が変わるということは、社会が変わるということである。自らをマネジメントできる者が増えてくれば、社会は変わらざるを得なくなる。 ドラッカーは、TQMの基本は、誤差内はデータであり、例外が情報と呼ぶものであって、情報の目的は知識ではなく、正しい行動であると述べている。TQMの果たしてきたこれまでの、品質面での生産性の役割から、何を前提としてどのような成果を導くかという知識の質への転換が求められている、という側面を読み取った次第である。 目次、章節。索引、なし。参考文献、なし。ひもあり。上田さんのわかる訳者あとがき、あり。(空也 苦惑子 / 2006-10-20)
これまでにドラッカーの著書を数冊読んできましたが、私にとって本書は確実にこれから何度も読み返すであろう一冊です。 今後訪れるであろう荒波の時代に、「これからは普通の人たちが、自らをマネジメントしなければならない」として、 具体的な方法(自らの仕事に対する根源的な問い方)を教えてくれます。 (いわゆるハウツーものとは全く違うと思われます) また、「イノベーションは価値を生む。新奇さは面白いだけである」、「イノベーションとは、天才のひらめきではない。仕事である。」 等々、金言の宝庫です。 流行の自己啓発のハウツー本を買い漁ったり、高いお金を払ってコンサルの当たり障りのない話を聞くぐらいなら、ドラッカーを一冊読むほうがはるかに価値があるでしょう。
(mini1 / 2008-06-28)
作者自身が、一章ごと読んで欲しいと 言っているように、シンプルな文章ですが 内容は示唆に富んでいます。 99年に書かれている本ですが、 今読んでも違和感がありません。 噛みしめて読みたい本です。(あにも / 2007-12-02)
21世紀を目前に控えた、1999年に世界同時出版されたP.F.ドラッガーの意欲作です。 私は20世紀のうちに買ったのですが、読んだのは21世紀になってからになってしまいました。 もっと早く読んでおけば良かったと後悔してしまうような、示唆に富む内容のものです。 ”本書は行動への呼びかけである”と冒頭に書かれているように、単に知識を整理してまとめただけの本とは違い、あえて刺激的な問題提起やディスカッションを促すような主張が展開されています。 その守備範囲は広く、社会の変革から仕事のやり方、位置づけの変化、キャリア、そして個人の変革に関してまでをカバーしています。 第6章となる「自らをマネジメントする」では、”明日の生き方”についてを取り上げ 具体的な(耳の痛い)問いかけなどもあり、より深く自分自身を考える機会を提供しています。 ちなみに、US版のアマゾンでの読者評価でも90%以上が”星5つ”を獲得しておりました。 (平尾清 / 2007-09-25)
21世紀において、何がどう変化しているのか。 著者が「乱気流の時代」と呼ぶその現状を整理・把握し、新たに生まれた問題を明らかにする。 変化をうけて社会は、企業は、個人はどう変わっていかなければならないのか。 主にマネジメントについて、これまでの前提とこれからの前提を説く。 「現状の整理→新たな問題の提起→対策とこれからの前提」 と流れがはっきりしているので、説得力がありわかりやすい。 たいていの本では問題の提起から始める。ドラッカーはその背景から始める。だから説得力がある。 この本はこの特徴がよく表れている。一章読み終わるたびに目次を見ると、話の流れがよくわかる。 そして驚くべきはこれらの内容を1999年、20世紀に書いたということである。 すごすぎる…。(あう / 2009-03-29)
昨今の日本企業のグローバル化は旧来型パラダイムの転換を迫っている。今の日本の景気が好調な原因は、輸出関連の大企業によるものだされている。この現象をドラッカー流に解釈すると、これら企業のグローバル化は、来るべき「日本国内の空洞化」を示唆している。なぜならドラッカーも「付録」で指摘しているように、「先送り」を得意とする日本の官僚組織のやり方では、有力な企業や資産家に「社会契約を破棄」させて、海外移住を招きかねないからである。さらに、このような空洞化現象は、税収不足を生み、国の莫大な借金を穴埋めするためにさらなる「大増税」を予想させる。 本書は年に数回は読み直すべき日本に対する「警告書」でもある。(佐々木賢太郎 / 2006-09-07)
読んですぐ、役に立つといった類の本ではないので忙しい人にはお奨めできません。でも、もしかしたらその忙しさの本当の理由が見えてくる本かもしれません。はっきりいって、この手の本を読んだことがない人は、難しいと思います。ですが、分かる章、興味あるタイトルの小節からでよいので、読み進めていただきたい本です。 人口問題、組織のマネイジメント問題、情報化問題、自己成長を続けるための方法など、現状に対する問題意識に満ちています。 言い過ぎかもしれませんが、禅的な問いかけに対して、読者は実践で答えをつかむしかないかもしれません。ドラッカー自身、答えはまだないと言い切っているのですから。(ハット / 2005-05-08)
著者は人口構造の変化を今後の重要な問題としています。しかし、なぜそれが重要なのかについての決定的な理由はなく、博学な著者の感性によるものなのかな?と感じました。しかし、断絶の時代においてもあの当時から数十年後の世界の問題を洞察した実績があるだけに人口構造の問題は深刻に考えてしまいます。また、巻末の「日本の官僚制を理解するならば」は世界の政治史、歴史、経済の知識を基盤として議論しているだけに並の政治学者では書けない内容となっています。(t-tatsumi / 2002-05-31)
ある人に進められて購入してから半年。やっと読む事が出来ました。 最初は難しくて内容が理解できなかった。半年たった今立場や仕事内容なども変わり、とても解りやすかった。 特に過去のモデルケースなどはどれも理解しやすく、また他社をかいまみることが出来た。 きっととっつきにくい人が多いと思うが是非読んで頂きたい1冊です。(孔明 / 2001-10-08)
日本語訳には現れにくい作者のユーモアがにじむ。アメリカ人講師が講義の中におり込む緊張感のなかのほっとするようなユーモア、あれです。 内容は相変わらず明快で対策も具体的。 漠然と「こうじゃないかなー」と思っていた事があっさりとクリアになります。(Doors / 2001-01-31)
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