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No.1-1 ▼
思考の整理学 (ちくま文庫) / レビュー総評点:450
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ASIN:4480020470 / 売上順位:138
筑摩書房(1986-04-24)外山 滋比古 ¥ 546(中古:¥ 32)
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思考を育てる本
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入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。
よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。(めぐ / 2004-08-20)
忘却のススメ。
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考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。
最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、 ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っている ので、驚きました。 1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなど いささか古い面もありますが、 それでもなお今でも通用する部分が多々あります。 目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。 これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、 新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。 そして、思考の整理という観点から眺めると、 倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。 工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。 つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。 目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、 知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、 「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。 また、著者はこんなことも言っています。 「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。 そして、大切なことはノートに書くな。」 どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。 詳しくは、本文を読んでみてください。 「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。(Think! / 2004-02-08)
著者が一番書きたいことは、情報や思考を整理する方法ではなく、考えるとはどういうことなのかということのようです。本書の出版は1986年。本格的なコンピューター社会を迎える前兆が感じられつつあった20年前にあって、コンピューターにまかせられることはまかせ、自ら考える主体的なアタマをとなる必要性を問いています。
「とにかく書いてみる」という章には深く頷いてしまいました。 《書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである》 「自分が何を話すか自分で分かっていない」と言ったのは内田樹氏。「思考の整理法」とかその手の類書とは一線を画しているようにも思え、氏の考え方は充分に現代でも通用するのだと思います。 (yukimaru / 2007-07-07)
最近、
本屋には、考えること、論理的思考、問題解決力、 そんな類の本が賑わい、 さすがに、もう考えることが、とても重要なことだというのは分かっている。 仕事だって、もっと深く考えなさい!みたいなことを 言う上司が増えているはずだ。 でも、考えるって、なんだろう!? 深く考えてるつもりだし、本だってけっこう読んでるほうだ・・・。 と、思っている方には、読んでほしい本です。 筆者・外山滋比古氏の言葉を流用させて頂きながら、 自分なりに本書を表現すると、、、、 限りなく皆が知っているであろう周知の機知情報をベースに、 一部未知の情報を付加し、 そして、考える、という行為そのものに自覚を与える 未知への世界へと誘ってくれる。 夜書いた手紙は、朝読むと、愕然とするひどい内容だ。 朝になると天使が降りて、難題を解決している。 ギリギリと机に向かっていても思いつかなかったことが、 ふとトイレにたった瞬間にひらめきがある。 たくさんの関連本を濫読していると、何か本質が見えてくる。 考えてみる、声に出して読んでみる、そして、人に話してみる過程で、 徐々に鮮麗された考えになる。 あぁ、あるよなぁ・・と思う体験こそが 考えること、思考の整理学には必要なんだと問われておられる。 というわけで、 私も、ここら辺で切り上げて、 睡眠時の脳による自発的な思考の整理へと委ねたいと思います。(サクラネコ / 2008-03-16)
この本の言いたいことを一言で表すなら「自分でよく考えろ」ということ。この本を読んで「感動した」とか言うような人は自分でものを考えたことがない人だと思う。普通に人生送っていれば、この本に書いてあるほとんどのことには気づくはずだと思う。 (善三 / 2009-11-22)
大学院時代の助手に,発破をかけるつもりで言われたのを思いだし,読んでみました.
タイトルはたいそうご立派な学問風の名前です. でも,子供だましです.内容は大したことは書いていません.至ってフツーです. 「人間の頭の働き・動きは●●●らしい. それに対して◎◎◎なやり方で整理できるんじゃない? まあ,経験則だけどね.」 著者を含めたあらゆる人の経験則をつらつらと並び重ねたものなので, 得てして純粋な論理なんてありません.いずれ読み進めればわかります. 「そうそう,こんなこと,あるよね.」 自分の生活の中で理解できることが少なくないと思います.真新しいことは,何もありません. 高評価な本らしいですが, 今までの生活をうまくプラスにしてきた人にとっては,手法の差こそあれ,ごく普通の内容だと思います. 本の中に書いてあるやり方をすれば,思考が整理されると思ったら大間違い. 本書をどこまで真に受けるかで,±0にも,マイナスにも転じます. 最悪の場合,思考は完全に止まります. かといって,何かプラスになることは,強いていえば,人々の経験則を文字にしたことくらいです. 読む人の力の入れ具合を非常に選びます.この本は. 必死に読むべきではなく,気楽に読むべきですね.(k-38gawa / 2009-08-22)
正直、疑念が沸き続けるので、全て読み通すことができなかったのですが、それでレビューすることを許してください。
内容は抽象的というより曖昧。そしてひたすら主観的です。 例えば冒頭の「グライダー」という項。 教育機関ではグライダーのような、自分で考え、思いつくことのできない人間ができる、という要旨のようです。 ですが、そういう人間がいる、というのみで、 ・グライダー人間の正確な定義は何か? ・グライダー人間でない人間はどのようなものか? ・グライダー人間にならないようにするにはどうすればいいか? という論証に必要な内容が全て抜け落ちています。 そして恐ろしいことに全編その調子です。 正直なところ、著者こそ「グライダー人間」なのではないかと思います。 文の中にちょくちょく見える、無用な著名人の言行の引用や、テーマに対する論考が非常に浅く、というより 論考ができていないところなどに、著者の実証、論述能力の低さしか伺えないからです。 それと「思考の論理学」と書いてありますが、他の批判的な人も言っている通り、 これは単なるエッセイに過ぎません。各項の内部を貫く統一的な論理がないため、これを読んでも 内容は頭に残らず、具体的に行動を変化させるきっかけにもなりえません。(okurus / 2010-02-13)
ものを考えるとは何かを示した名著
各篇がまるで入試の読解問題のようなわかりやすい展開になっているため 本当にすぐによめます.220ページあまりに36篇が詰まっていますので ちょっとした時間のスキマに読むには丁度良いように思えました. さすがに1986年の本という古さから来ているのか,エッセイとして 読みやすい文章の集まりとして構成されてあるせいか,本全体として 「整理」されていなく,目次を見ても何が書いてあるのか不明で どのように論が展開されているか皆目検討が付かないのが残念です. 83年の筑摩セミナーのあとがき,そして86年の文庫本化の際の あとがきでも同じことが繰り返し書かれているが,考えることと 思うことの違いを思い出させてくれる名著だと考えます.(親カッパ / 2008-02-15)
私にとっては所謂「考え方のヒント」を与えてくれた本。
思考を寝かせるとは心理学的風?に言えば潜在意識に思考を任せる期間とでも言うべきか? 捨てることの効用、忘れたいことはメモに取れ。中心的関心よりも周辺的関心の方が活発 に働いてしまう事から起るセレンディビティ現象など多くの示唆に富む。 ひじょうに読みやすく逆に噛み応えを感じない文章ですが、エッセイとはこのようなもの なのでしょう。暇な時にパラパラとめくって新たな気づきの得られる本です。(モト松田 / 2009-12-25)
「思考の整理学」、「知的創造のヒント」は元々が別の出版社でしたから良かったのでしょうが、「ちくま文庫」、「ちくま学芸文庫」とはいえ、90%以上同じ記述の本を同じ出版社から出す著者の神経及び出版社に対して理解に苦しみます。
また、情報や資料を使って『理論的』に思考する方法ではなく、「アイディア・ひらめき」のための個人的体験談です。分野が異なれば使えない点は注意すべきです。(こうちゃん / 2009-06-08)
さすがに昔に出版されていた本なので
特に目新しいことはありませんでした。 ただ、よくまわりから 「若い人たちの考える力がなくなっている」 と聞くのですが、本書は「考えるキッカケや意欲」 を与えてくれる本だと思います。 (sumi / 2009-10-26)
「整理学」というタイトルから連想されるようなクリティカル・シンキング系の内容ではなく、モノを考えることについてのエッセイ集のような内容でした。
各章の構成も、著者が思いついたことをつらつらと述べているので、結論がぼんやりしていて、現代のビジネス書の文章に慣れた身には、スピード感に欠け、どうにももどかしく感じました。(shinwtnb / 2009-09-29)
昔の本が今頃になって、なんで急に売れるのか?不思議に思っていたら、TV「王様のブランチ」で紹介されたからとか。なるほど!でも、TVで取り上げられたら売れるという構図が哀しいなあ。それに、紹介者は筑摩書房の人間だから、自社の刊行物の宣伝をされただけのような気もするし。もちろん悪い本ではないけれど、さすがに内容は古くなっているという印象を持った。(ダブルクロス / 2009-09-19)
受動的に知識を得たり、模倣することはできても、
独力で知識を得たり、新しいものを発見することの苦手な人間を「グライダー」に、 一方、 自分でものごとを発明・発見していくことのできる人間を「飛行機」にたとえ、 「グライダー」にエンジンを搭載するにはどうすればよいかを思索しようという良書。 読書ひとつとっても、 ただ量を読むのではなく、 「解釈」が必要なものを読む。 洋書を読むことも、ここにあたるそうだ。 さらにその「解釈」をもこばむものを、想像力・直観力を駆使して読む。 それが「思考的読書」だ。 要は「思考する」ということにある。 そのためには、 頭の中を整理し、「価値観」に基づいて処分・忘却することも必要だ。 「情報」を寝かせ、発酵させることによって「知」は深まる。 そうして残った知識こそが「力」となりえる。 部屋に閉じこもって思索に没頭していても 創造的な発見はなされない。 「飛行機」になるためには、 仕事をし、汗を流し、普通の生活をしながら、 自ら思考し、その思考を整理しなければならない。 How Toものではなく、 「思考を整理する上でのヒント」として読みすすめることができるエッセイ集である。 (Lotus / 2009-07-31)
ためになる部分もなくはないが、貴重な読書時間は別の本に充てたほうがよいでしょう。
疑わしいと思う箇所は読み飛ばしたほうがよいです。 良い点 前半1/3くらいは面白い 文章は分かり易い 小学校の国語の教科書を読んでいるよう 悪い点 後半2/3は随所ストレスが溜まる 主観を並べているだけで説得性に欠ける 独善を諫めながら自ら独善に走っている 思考を温める(寝かす)発想は時代にそぐわない コンピュータとの距離感も筋が悪い 自明のことを繰り返し書いている 然程問題ではないことに執拗に拘っている 付け足し付け足しで文章量を稼いでいる 整理学と題するのは些かおこがましい (ALEX / 2009-12-29) レビュー数 125 [残りも全部見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 |
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