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レビュー総評点:
-15
参考になるかと思って読んでみたが、30代の私にとっては知っていることばかりで退屈でした。 簡単に言えば、終身雇用的に会社に忠誠を尽くす考え方に基づいた内容です。 この本の著者の社会経験は日立中央研究所という研究機関におけるものであることに留意する必要があります。 一般的に言われるエンジニア(技術者)とは設計・開発のことです。しかし、著者の経験は明らかに研究であり、仕事の過程で博士号も取得しています(著者は開発のつもりらしい)。 ですから、著者の社会経験はまだまだ甘いと思っておいた方が良いです。 著者は研究所と言うある程度保護された環境にいますから企業の汚いところをあまり知らないのではないかと思われます。 著者は「パワーポイントで仕事をしているふりをしている中味のない人になるな」と言うが、実際にはそのような人が会社で横行し出世して行くのも事実です。 それ以外にも、部下に具体的な方針を示さないくせに部下が成果を上げるとそれを横取りする上司、イエスマンだけを重用する上司など著者の言うような方法ではとても対処できないことが多いのが実際の企業です。 さらに著者の私見としか言えない部分(体育会系の方が全体を見て状況を把握できる能力が高いなど)もありますので鵜呑みにしないようにして下さい。 この本の通りに真面目に働いても失望することもありえますので、学生や20代の方は注意して下さい。 私的には「理系思考 エンジニアだからできること」の方がお勧めです。(もなりえる / 2007-11-04)
これから社会に出ようという若者にとって有用な内容が書かれています。軽く読み進められますが、社会に出てから内容が的を射ていることに気づくでしょう。 蛸壺にこもりがちな理科系の人には、コミュニケーションの重要性についての教えは有用でしょう。 大企業に入社すれば安泰と思っている人(いまどきそんな人は少なくなっているでしょうけど)にとっては「就社ではなく就職」「自分のキャリアは自分でマネージしろ」という教えにはハッとさせられるでしょう。(冬の暖かな鎌倉の海岸で / 2005-12-29)
うさんくさいタイトルだが、書いてあることはタメになることが多い。 理工系向けの本なのだがなにもいえなくなった上司レベルの方々にも 読んでもらいたいことが書かれてあります。 社会経験がある方なのでなんか説得力もある。 エンジニアいえどもただ知識がほうふなだけでは生き残れない、 大学の常識では仕事はできない、 じゃぁ、エンジニアはなにが必要なのか?? この本はそんなことを語っています。 でも、やっぱりこれを鵜呑みにすると危ない。 努力すると報われることを批判しているが初めて読むときはしっくりこないだろうから 何回か読んで、じっくり考えるのがいいだろう・・・。(西野祭蔵 / 2006-02-18)
筆者はメーカーのエンジニア出身の大学教授である。エンジニアもこれからは専門領域に蛸壺的に閉じこもっていては技術者としても成長がなくなると警告する。多くのプロジェクトに関わっているだけあって、一言一言が実感がこもっている。また研究者とエンジニアの相違点の指摘は両方を経験しているだけあってとても興味深かった。 技術者も視野を広げ、社会に積極的に関わっていかないと他者に使われるだけの人間になってしまうという指摘は納得させられる。 私は現在研究機関に勤める技術系の職員であるが、自分の専門領域に固執し、他に関心を示さない人ほど専門分野における能力も高くないように思える。私は30代であるが、30代の技術者でも十分読み応えのある一冊である。(ludwigrs55 / 2005-11-29)
自分は高専生でありますが、今の高専教育に多くの疑問を持っていました。テストだけできてれば、とりあえず卒業できる、といった風に、教育の意義がずれていると感じることが多いのです。しかし、日々自分で思っていたことが、本になって出てきて、ものすごく共感しています。 今の学生に足りないもの、これから社会に出て必要なことがわかりやすく、熱がこもって書いてあります。自分の学習態度を一変させた本です。是非、多くの工学系の人たちに読んでもらいたいと思います。(Y' / 2005-11-30)
私もエンジニアにて既に40歳を迎えたが、もっと早くこの本に出合えたら良かった。内容は決して独りよがりではなく、様々の業種のエンジニアにとって普遍的に必要なことをわかりやすく述べている。今にしては当たり前の内容だが、学生はもちろん、30歳になってもなかなかここまでの意識に到達できないと思う。製造業の開発職についたエンジニアの諸君に是非読んでもらいたい良書である。(bistro / 2008-02-24)
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平均点:4.0
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