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レビュー総評点:
-16
口コミに関する本だと思うと、中盤以降は経営戦略の入門書のような内容の本だ。最終章に関しては、本論とのつながりも希薄に感じる。結局何が言いたかったのか掴みづらい本である。 新書サイズにもかかわらず、内容を欲張りすぎたのが原因ではないだろうか。 「新時代の」と冠する割には、サウスウエスト航空などをケースとして登場させたりと目新しい感じは特に無い。(yoshi / 2007-01-06)
同じことをやってもだめだし、ひねりすぎてもだめだし、求められているけど提供されていない隙間。そこを思いついてIT化できれば成功する。それはそうだが。 ではどうやって、というと、自由度と情報公開、としている。それがうまくいくかは、やり手の問題だな。 (osm10 / 2007-03-14)
「ナンバー1になるためのビジネススタイル」が副題だが、素人にはわかりやすい事例を出してみたっていうことだけ。「だからどうすれば…」と特効薬を視点を示すことができないのは仕方がないが、最後に何処へ行くかというと「経営品質」だってさ。 あまりに古くさい説教で、「何をこの人はいまさら…」と言わざるを得ない。「共進化」なんていうキーワードを出してたいそうに解説しているけど、こんなことは「経営品質」で既にすべて語られていること。Web1.0だろうが2.0だろうが、ビジネスの根幹に変わるところはなく、パラダイムシフトの転換はもうとっくの昔にガラガラ変わっているのではないでしょうか。(樹 直水 / 2007-02-12)
新時代と銘打っておきながら ページを開くごとに年代をさかのぼっていくという後進性 序盤に体系的に論理を固めると思いきや、 ステレオタイプの内容と新聞を見れば乗ってるようなことの寄せ集め そして取り扱っている企業は何らかのデファクトスタンダード を有している企業が多いのも気に掛かる 本書の内容から副題としての 「ナンバー1になるためのビジネスモデル」 は適切ではなく 「ナンバー1企業に送るWEB2.0っぽい話」 の方が適当だろう。 中古本で買ったため★一つのところ★二つにしました。(ニコラス / 2007-02-10)
「Web2.0」時代の口コミマーケティングの魅力と怖さ、 伝統的なAIDMAからネット時代のAISASへの変化など、 類書を読んで概要を理解しているものの、 人に説明しようとすると、どうも上手くない。 本書はそれを見事に説明してくれているので、 のどにつかえていた鰺の小骨が取れたときのような、 爽快感を得ることができた。 小説風のモデルケースも分かりやすい。 テレビCMに代表されるようなマス・マーケティングが 最近効かなくなってきた、と肌で感じるているような 現場担当者にはぜひ読んでいただきたい。 また、会社の舵取りをする経営陣にとっても、 いったい巷はどういうことになっとるのかを理解するに好適。 「多くの人にとって、テレビCMは番組のあいだに入ってくる 邪魔な存在でしかなく、何か面白いCMがあったとしても、 それはCMそのものの面白さであって、企業ブランドや 商品が気に入ったわけではないことに気づくだろう」 と著者はいうが、まったくその通りである。 最終章で、これからの会社経営のスタイルについて 「共進化」述べているが、これは別の書としてこの テーマを中心に書いてもよいのでは。(けぽー / 2007-01-05)
「口コミとは何か、企業にどのような影響を与えるものか、企業に求められる変化は何なのか、全体像をわかりやすくまとめた概説書」これが、著者が前書きでいう本書の内容です。 タイトルをみても、WEB2.0時代の「口コミ」の影響力を企業としていかに成功に結びつけるか、といった「マーケティング」の本と思いますよね。 …ところが、内容としては、「口コミ」に関する記述は序盤にあるのみ。ビジネス小説風のモデルケースもかなり「ベタ」な内容で、リアリティは感じられません。さらに実在する企業の成功事例も触れ方が浅く、何のために引用しているのかよく分かりません。 最終章に至ってはほとんど「経営組織論」というべき内容で、著者自身も書いているうちに本書の論旨が分からなくなってしまったのでは?と思ってしまう内容です。 内容にそぐわないタイトル付け、明快なコンセプトがなく論旨がブレてしまったことは、著者よりもむしろ出版社(編集者)に責任があるのでしょう。(おがよし@CSS / 2007-10-06)
初めてこの本を店頭で目にした時は、似たようなタイトルの本が並んでいたのでそれほど気にならなかった。しかし、1ヶ月経過しても平積みになっているので気になってしまい、思わず手に取ってしまった。すると、既に知っていると思っていたことが体系的に書かれており、意外と知らなかったこともあった。 私も、blogやオンライン書店を開設している1人なので、口コミの重要性は重々承知している。そのため、仕事やblog等の運営の参考になるのではないかという直感が働いたので、購入することにした。 AIDMAからAISASに行動プロセスが変化したことは、どこかのサイトの記事等で目にしたことがある。実際、私も購入するまでのプロセスは完全にAIDMAからAISASに変化した。またWeb2.0時代についても知っていたが、いかに口コミを有効活用して熱烈なファンを増やすかについての戦略はぼんやりとしか知らず、クレーム等の対応方法については恥ずかしながら知らなかった。さらに、購入後の流れも追いかけることの大切さも知った。 組織は完全にピラミッド&トップダウン型からフラット&ボトムアップ型へと変化しており、集合知、共進化、カスタマー・エクスペリエンスを実現できるか否かが組織の勝敗を決するという。ただ、このような組織を構築するには権限委譲、情報のオープン化、責任の明確化の3点が必要である。そして、上記の事柄を満たすためには人材が一番大切であるという。 本書で書かれていることは、当たり前といえば当たり前である。しかし、なかなかできないのが現実である。しかも、個人が経営者感覚で物事を考えなければならないのだ。改めて、教育と人材の育成がいかに大切であるかを痛感した。(mocobaka / 2007-02-03)
ウェブはどんどん新しいものが出てくる。 よって、ウェブについて過去に記述されたものは、 どんどん古くなっているように感じる。 でも、きっとコミュニケーションする上で、 根幹となるものは変わっていないんだろうな。 だって、人間だもの。(shigekey / 2010-01-25)
専門家の世界だったITが、操作が平易化してきて誰もが使えるようになってきました。Web2.0とかSNSやブログとかいわれるNet利用の新しい流れが始まっています。この新たな潮流がビジネス界に与える影響で何が本当に新しいことなのか。企業はどう対応するのがいいのか。著者は、この問題を一般購買者が自由に使いこなし始めた新たなコミュニケーション法、ITを利用した「口コミ」という切り口から考えています。この「口コミ」の普及から派生する様々な問題、それに対処するための今後のマーケッテイングで大事な点、対応に必要な新ビジネスモデル、望ましい会社の経営スタイルにまで言及しています。 世の中の動きのスピードと情報伝達の速さに対抗するには、企業行動に今まで以上にスピードと新たな事を開発できるパワーが絶対必要なこと。スピードを実現させるには組織内で費やされる時間のロスを避けるために従業員が決定できるシステムが必要だそうです。また従業員が経営者の気持ちでイノベーションをすることが大事とのこと。そのためには従業員と企業が互いに信頼し合い、共に進化する共進化でしか実現できないこと。従業員の力を十二分に生かせる新たな会社システムが必要不可欠だそうです。 しかし従業員の位置づけを変えて成功している会社の事例などは、あまりに先進的過ぎて普通の会社員の読者には話しだけだなという感じを持たれそうです。また残念ながら自社の社員による開発よりは、外注型に傾く企業が多いのが現実ではないでしょうか。しかしITが、もっと普及すれば著者が言うようにオンリーワンでナンバーワンの商品しか売れない傾向がもっと支配的になり、企業が生き残こるためには著者が示したような企業形態が当たり前の時代が来るかもしれないなとも思いました。 (ビブリオン / 2006-12-27)
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