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レビュー総評点:
72
「電通 vs Google」という図式ではないことに気づいた著者が、書きかけの膨大な原稿をボツにしてまで、書き直した渾身の一冊。マーケティングプラットフォームの複数のプレイヤー達が共存共栄で生き抜く時代になりつつあることを、自らの米国取材を基に解説している。デジタルサイネージやモバイルが新たなプレイヤーになることも示唆している。 本の内容は米国の話が中心であるが、果たしてこの内容が日本の関係者に理解されるのかと不安になる。「分かっているけど、変われない」という広告にまつわる人たちの心に響けばいいがと願いたくなる。「読んで面白かった」だけでなく、「じゃあどうする」と考えるきっかけとなる良書である。(hiroyoshi / 2008-10-12)
・まとめるなら、遅れてやってきたOneToOne、ということでしょうか。 概念は相当以前からありますが、技術が追いつかず、2009年やっと 機が熟してきたのかもしれません。 ・既に独占に近いGoogleにしても、彼らが開拓できているのは まだ巨大な広告市場の一部であると。 これから広告市場はまだまだ拡大している途上なので、 Googleと言えども1社で独占しよう何て土台無理だと。 クライアントはチープOneToOneを実現する為にクラウドソーシングを 活用すべきと! ・Amazonにせよ、Omunitureにせよ、 −戦略はない! −戦略は顧客の要望に応えること だと。 →顧客の要望を上手く引き出すことが戦略的に非常に重要 例えば、その組織を経営直下に置いて、全体最適を志向できる ミッションを与えること (既存のリサーチ部、マーケ、広報などは どれも帯に短したすきに長し になると。) →そして、 そうなると 肝は コミュニティーをどう形成するかだと 日本の大手のB2C企業は カスタマーサイトを自前で運営している のがその兆候だと。 中小企業は、コミュニティーサイト運営のSassを活用すれば良い、と。 →直近必要とされるのは、クラウドソーシングをクライアントに 最適化するコンサルタント (Pt / 2009-03-21)
ある『結論』を持って、現場に乗り込む記者が 愕然として『現実と未来』に気づく。 この「はじめに」からの導入が非常に面白くて、一気に引き込まれる。 ビジネス書を読んでいるという事実を忘れてしまうようなライブ感。 事例が多く、説得力もある。 今すぐ、直ちに読まれる事を強くお薦めするとともに 結論と未来予想については、読者自らもトライしてみる事をお薦めしたい。(RINDA / 2008-10-21)
湯川さんの最近のお話を聞いていて、何となく想像していましたが、 広告コミュニケーションの新しいカタチが見えてきました。 20世紀に果たした広告の役割が、テクノロジーによって遂に新しいステップに進むことがはっきりとしました。 広告主と生活者にとって、「広告コミュニケーション」がより有意義であること。 この流れにそって広告を生業にする者は、進化しなくてはいけません。 名著。(Bakukatsuno / 2008-09-29)
次のオンラインマーケティングの潮流を改めて確認でき参考になった。 日本での事例が少ないのは残念。これからに期待か。 プラットフォームの意味と位置づけを明確にすればマーケティングの次元も 上がるのではないだろうか。(DARO / 2008-09-29)
通信社の記者が書いた次世代広告論。ネット広告業界ではちょと話題になっている本でもある。 ありがちな、googleが勝つか電通が勝つか、などという二元論を廃し、マス広告でもネットでもどちらでもないマージナルゾーンが今後広がっていくだろう、と予想している。そして、そこを制するのは、優れたクリエイティビティではなく、筆者が”三河屋さん的な”と形容する、優れた1to1マーケティングのインフラとして機能するマーケティング・プラットフォームであると。 本書で語られるマーケティング・プラットフォームとは、例えばクラウドコンピューティング上で機能するオンライン上のBtoBサービスシステムやデジタルサイネージなど。この面に関して、クリエイティブの面を廃し、純技術的に語る本は珍しい。広告・マーケティング畑の人間が書くと、広告とはやはりクリエイティブ、という結論に帰結することが多いのだ。本書はそれとはまったく逆にプラットフォームビジネスの優位さ、またクリエイティビティの限界を謳っている。このあたり、いかにも通信社の人が書いた本らしい。 技術的な側面から今後の広告業界を占う本として貴重な一冊。必ずしもそのスタンスには同調はしないが、読んで損はなかったと思う。4点献上。(一市民 / 2008-12-21)
インターネットの普及でメディアはどう変わっていくのか、という長期的テーマを追いかけている著者が、今回はマスメディアを資金的に支える広告業界とインターネットの関係をひもといた本です。 著者が広告業界の関係者を取材していると、マス広告の影響力が低下してきていることを理解している人は、思ったよりたくさんいました。 しかし、業界人の関心は、既存プレーヤーとしていかに google の脅威に立ち向かうか、ということであり、今の予兆が示す広告の未来に気づいていません。 取材を通じて著者の湯川さんに見えてきたのは、広告業界そのものがなくなってしまうかもしれない、という恐ろしい未来でした。
湯川さんは、まず究極の未来、多くの人が望んでいる方向性とは何か、を考察します。 それは、「人は広告に何を望むだろう」と問うことです。 究極の理想をいえば、消費者が何か困っているとき、何か欲しいものがあるときだけ、タイムリーな解決方法、この商品が最適ですよという情報を伝えてほしい。 湯川さんは、この究極の広告の姿を、サザエさんに出てくる三河屋さんに譬えました。
インターネット時代を迎えて、次々と新しい広告技術が生まれる時代になりました。 湯川さんの視点から見ると、Yahoo や google も、単に一歩先を行っているに過ぎない企業で、まだまだ新しい収益のしくみを持つIT企業が登場してくるかもしれません。 本書には、湯川さんの見た究極の理想形に近づくための、近未来の技術、新しい可能性を持つ企業の事例が多数登場します。 広告業界人にも、商品やサービスを提供する業界人にも、興味ある最新技術情報のかたまりといっていいでしょう。(くろやぎ / 2008-12-01)
爆発するソーシャルメディア セカンドライフからモバゲータウンまで グーグルを超えるウェブの新潮流 [ソフトバンク新書] この本も面白かったが、今回の本は湯川さんの書きたかったあろう神髄が書かれている。 TV・広告業に携わる人は、必ず読むべき一品。 マスメディア?って本当に必要か??と問いかけられる著書であることは間違えない。 私は、メディアでお金を貰って働いている・・・と言う人には、必読書。 これを読めば、10年先が見えるかもしれない。(小林信一郎 / 2008-10-20)
仮説を立てて、それを自らの足で取材し(文字通り自腹出張)自分の頭で考えたことを自らの手でまとめる。さすが通信社の編集委員の仕事だ。あらかじめ結論があって、取材もせずに、webからの情報をコピー&ペーストして一丁上がり、の凡白の類書との差がここにある。 特に、デジタルサイネージ(「電子看板」じゃないからねby著者)とモバイルウェブ最新事情に肉薄したレポートは必読。メディアの未来は、どうなるのか? ではなくて「メディアの未来を、どう創っていくのか!」をどれだけ真摯に、真剣に考える時代が、今なのだ。本書の結論に賛同する人も、そうでない人も、この渾身のレポートを先ず読んで考え始めないと。(tom-kuri / 2008-10-15)
Omnitureスゲーsalesfoerceスゲーって本。日本ではあまり実例がないアメリカのマーケティング事例集。 「広く告知する を意味する20世紀型の広告はいずれ消滅するということだった」 とか帯に書いてるけど、何で消滅するのかはよくわからなかった。 最近はどんな技術に注目されてるのかなーって見る分には良い本。(ロドリゴ / 2009-01-10)
次世代の広告がテレビ,新聞,雑誌,ラジオから,インターネット広告へと変化するその過程を,著者自身の取材を踏まえて,客観的に述べられている。今まで以上にインターネットにより顧客情報の詳細情報が取得できるようになれば,サザエさんに出てくる三河屋さん的なアプローチが,インターネットで可能になる。そうなれば,大衆に広く伝えるマス広告というものは,今ほど意味をなさなくなる。そういう未来を著者は予見している。そして,その変化の仕方は,急激なものではなく,今までの広告媒体の周縁から徐々に浸食しはじめ,最終的に今までの4マスはコア部分のクリエイティブなものだけが生き残り,それ以外は淘汰されていくと述べている。著者自身の取材により得られた結論なのでとても説得力がある。 また,個人情報をインターネットというクラウドな世界に預けてしまって不安はないのかという疑問に対して,著者は「お金を銀行に預けることと同じ」と述べている。これはとても納得した。銀行が信用に足る企業だからこそ,お金を預けられている。同様に,Googleなどが信用できるからこそ,Gmailを使えるのだ。もし,Googleが無断で個人情報を利用しようものなら,あっという間に倒産してしまうだろう。Googleのような企業はその重要性を十分に認識している。だからこそ,Gmailは普及していると言える。Gmailに限らず,私たちが「信用できる」と判断すれば,個人情報を顧客に預けることは,そこまで危険なことではない。むしろ,それにより利便性を享受できるのだから,メリットの方が大きい。 この本で著者が述べている未来は,あながち間違いではないだろう。そして,その来るべき未来に対して,私達も対策を講じなければならない。(長谷川 純一 / 2008-11-08)
世の中こうなってしまうのか〜!という感じ。 もっと先の未来の話だと思っていたことが、アメリカではすでに始まっているという事実。 世の中がこれだけ急激に変わって行くとなると、そこには大きなビジネスチャンスがあるだろう。もちろん裏を返せば既存のビジネスにとっては危機にもなりうるのだけど。 ともかく早くこれを読んで、将来に向けて動き始めた方がいい。 (アマゾン太郎 / 2008-11-02)
まさに今、この本の内容が起こっています。 という、意味では、今を知りたい人にはすごくおすすめです。次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの(ぽこんち / 2010-02-05)
リアルとネットを融合した、未来のコミュニケーションの在り方や、 次世代のWebコミュニケーションシステムを学べる本。 「へぇ〜、今はこんなことができるんだ」と、 関心を抱きました 将来、本書で紹介されているマーケティングが、 流行るかどうかは別として、 広告業界関係者は知っておくべき内容でしょう。 しかし、「書籍代1600円の価値があるか?」と問われると、 正直微妙です。 書籍化するより、CNETのようなサイトで公開するのに 適してる内容だと思います。(Uzy / 2009-09-12)
この本を読むことで、 ようやくこれからのマーケティングのあるべき姿が見えてくるような書だと思う。 ただし、視点と考察は良いのだが、 今後の方向性として挙げられるもの(特に後半)が、 あまりにも海外技術至上主義的で、 実際には、日本市場で受け入れられるのかという疑問は多々ある。 日本のほうが進んでいる部分もたくさんあるという印象も受ける。 とはいえ、少なくとも旧態依然としたマーケティングを行っている企業担当者や 広告代理店の人間は、良く読んでおいたほうが良い書だと思う。(BullShooter / 2009-09-09)
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平均点:4.0
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