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レビュー総評点:
211
それって能力なの?と思った「リアクション力」や「愛嬌力」、「楽天力」ですが、読めばなるほど!と納得。キャリアを支えている意外な基礎的能力とは、こういうものなのねと気づかされました。 それぞれの能力を身に付ける「開発年齢」が併記してあるので、今の自分に照らし合わせて、これはまぁまぁ、これはまだまだ・・・とチェックしながら一気に読んでしまいました。 ちなみに私は40歳ですが、「私のキャリア」への漠然とした不安がどこから来ているのかを教えられ、ここを開発すれば「まだ間に合うよ」と背中を押された気分になりました。( / )
あー、確かにこれは足りない。しかもあったほうがよい。 という感覚をたくさんうけられる。 年代別に必要な能力が明記されていて、 なぜ必要か、どのように身につけられるかがわかりやすく書いてある。 たとえば、下記のようなポイント。 ■反応力 うなずきという技術を活用しよう。 あいさつの省略はマイナス(電話応対、接客の方法、出退時の挨拶) ■楽天力 若者の弱みでは 「忍耐力」「問題解決能力」「市民としての自覚」が あがっている。 ■目標発見力 貪欲さが目標を作る。 ■文脈理解力 相手の発言の背景を想像する。 →営業としてむちゃくちゃ大事。 ■専門構築力 企業経営のプロに求められる能力要件一覧あり。 ■相談力(マネージャーに必要な能力!) わすれてはいけないポイント ①信頼関係を醸成する ②目標を共有する ③専門知識に基づいてきちんと説明する ④最終的には相手に決めさせる カイシャの中ではなく、市場の中での価値を意識させられる本。(てつじん / 2004-06-12)
「キャリアアップ」とか「スキルアップ」と一般に言ったとき、我々はすぐに何か資格を得る事や、MBAなどの学歴を重ねる事を連想しがちである。が、著者はそんなものよりも身に付けなければならない、人間の地力とも言うべき基礎的な力があると説く。それが表題にもなっている「12の基礎力」である。 言われてみれば確かにこれは納得できる事であって、周りを見渡しても、別段飛び抜けた資格を持っているわけでもないのに、どこに放り出されても引っ張りだこにされそうな人もいれば、立派な学歴や資格を持っていても宝の持ち腐れとなっている人物もいる。これまではそうした違いは人間力とか基礎力とかいった曖昧模糊とした表現でしか表されていなかったのだが、本書ではそれを12に分類し、しかもそれを取得すべき年代順に並べ、さらには具体例を挙げながら体得法を教授していくという、手腕鮮やかな仕事振りを見せてくれている。愛嬌や楽天といったメンタルな暗黙知的分野が確固たる説明とともに実体化し形式知化して行くさまには脱帽であり、これがあまたある他の能力開発を促すビジネス本と本書とを分かつ要諦である。 しかし、基礎力を歌い上げているからと言って、キャリアやスキルを磨く事が簡単になるわけではない。著者は最後の「終わりに」で本書の内容は「一生を通じて学習し続けましょう」ということだと述べている。また、「12の基礎力」以外として、必要な条件として「情報収集技術」「数字読解技術」をあげ、これが無いと大いに苦労する事になるだろうと釘を刺している。基礎力には、冒頭に上げた資格や学歴のように明確な免許や終了証があるわけではない。周囲から認められて初めて実る能力だとも言える。畢竟ハードに自らを律して生活して行くしかないのであり、この点では他のビジネス書と同様、キャリアアップ・スキルアップに王道なく、努力したものが勝利をつかむという事なのである。(シノビー / 2005-05-17)
転職は今や珍しいことではない。 誰だって職を失い、転職をよぎなくされる可能性はある。 そんな時、今もっている『スキル』が次の職場でどれだけ評価され、役にたつだろうか。 著者は、どこの企業にいても少なからず持つ『スキル』。 「企業特殊的技能」は、他社では評価されないと言及している。 そして、どこの企業でも評価される『スキル』として、『12の基礎力』を紹介している。 私が一番共感した考えは『学習視点でものをみる習慣をつける』ということ。 例えば、愚痴を言いたくなるような嫌な仕事を押し付けられたとする。 そこで学習視点を持って、「これをやれば、こんなことが学べる」と捉える。 何事もそうな風に「学ぶ姿勢」があれば、愚痴をいっている人より発見がある、という考えだ。 この『楽天力』を極めれば、(仕事に限らず)大抵のことは乗り切れると思う。 『楽天家』という言葉を『物事を身勝手に都合よく考える人』に言う事が多いが、 本当の『楽天家』は、『良い捉え方をする人』なのだと学んだ。(方向音痴 / 2004-10-30)
リクルート関係者の書く本は、ほんとんど「はずれ」がないように思う。 この本も然り、要点が簡単な言葉と平易な文章でうまくまとまっていて理解しやすい。 第1章を読むだけでキャリアに関する認識をしっかり持つことができる。 第2章では、キャリアと能力を育てる為に必要な能力を「12の基礎力」にまとめ、一つひとつの能力の定義、標準開発年齢、この能力がない場合に降り懸かる不具合が簡単にまとめている。著者によれば、能力によっては、40代以降がもっとも適した開発年齢である能力もあると言う。40代も後半になればもうおしまい・・・そんな気分を払拭してくれるのも嬉しい限り。 12の基礎力の一つである「継続学習力」の記述などは、自分が実感していても上手く表現できないでいたポイントだったので非常に参考になった。キャリア関連の本に馴染んでいる人であれば周知の事実も多いが、「企業特殊的技能」を自分の能力だと勘違いしている人に是非読んで欲しい一冊。 この著書の真髄は、データマイニングの力、分析力、伝えることを意識した要約力であり、それらが凝縮されてこと。まさにリクルートの「知」・・・そう感じるのは私だけではないと思う。(コビ / 2004-06-24)
著者は、目指すべきキャリアの「階段の上にある世界」を以下のように描いている。 その場に立ったならば「『他人より多い収入』とか『同期よりも早い出世』とか(略)『あふれるほどの資格の数々』とか、そのようなものは大したことではないと感じていると思います」。それは本質的なことでも、大切なことでもなく、重要なのは、自らの「自己概念に照らし合わせた基準でのフィット感」であると。この考えにとても共感を覚える。そうでない人は、永遠に百メートル競走をしているように他人を意識し続けねばならないだろうから。 人生の大きな部分を占める仕事こそ、たった一人のマラソンのように、自己基準のやりがいと充実を求めるものであるべきなのだ。(紋次郎 / 2005-03-25)
長年、探してきた本にようやく出会えたような気がしました。ノウハウや資格を超えた、より本質的な能力を身に着けたいとずっと思っていたのですが、この本ではそこに焦点を当てているからです。 全部で12の能力がとりあげられていますが、反応力(リアクション)、愛嬌力(柔和な表情や茶目っ気のある表情で人を引き付ける力)、楽天力の3つは、若いうちに身に着けるべき能力として記述されています。12の能力の中でもより本質的な能力であり、性格に左右されることも多いのですが、これらの能力を習得する具体的なメソッドも書かれています。 仕事について書かれた本で、ベストに近い本でした。(XP / 2004-07-19)
仕事をする上で何かを学ぶ必要があると考えた時に読む本です。 実際多くの人が「何をしたらいいのかわからない!」という人が多いのではないでしょうか。 学校で教わったこと以外のスキルが社会人には必要になってきます。 今の自分には何が必要で、何を伸ばし、何をすればいいのかのヒントがいっぱいです。 社会人の一般教養ですね。 会社員、自営業、起業家。 どの位置にいてもとても役立つ情報がいっぱいです。 統計データもたくさんあり、説得力もあります。 増刷が望まれる1冊ですね。(まぁちゃん / 2007-09-24)
仕事に必要な基礎力を分類整理してあり、何も先のことが見えない人にはよい参考書。著者は万人に読みやすいように分かりやすい表現で本書を書いたといっているが、少し文章が簡潔すぎて感動に欠ける。(たこたこ屋 / 2007-01-24)
大切なのは、スキルやキャリア、経験よりも、人間の「底力」「潜在能力」だってことを教えてくれる一冊。ただ、もう少し実践的な情報が欲しかった。 出世術、転職術みたいな。 もう一冊、私が購入したのが「転職で目指せ1000万円プレーヤー」(ダイヤモンド社)。これも、スキルやキャリアより、人間力。ソリューション力の重要性を説いてて、かつ、実際に、人間力やソリューション力で1000万円プレーヤーになってった成功実例を紹介し、かなり実用的。 2冊とも、サラリーマンに勇気を与えてくれるし、サラリーマンに新しい生き方を示してくれる本だ。(いちろー / 2004-10-20)
業種や職種に関係なく、普遍的に社会人として成長・自立していくために 必要な能力を説明している。 平易な言葉・表現が使われており、とても分かりやすい。この「分かり やすい」というのが、実際に社会人として生活していく中で、常に意識 しながら実行に移せる活動を助けるので、本質的かつ実践的な著書である と感じる。朝出かける前とか気づいた時に本をぱらっとめくって、 「今日は○○力を実践するよう心がけよう」などというように、手軽に 使ったりしていて、常日頃から本で書かれたことを忘れぬよう実践して おり、そういう意味では「何かと役に立つ」。 ただ、惜しむらくは、「○○力の定義や必要性は分かった。では、どの ように日々を過ごせば身につくか?」という問いには、最後まで踏み込めて いなかったり、中途半端に終っているのが、少し残念である。 でも、それは、「その解は、一人一人の仕事の内容や目指すものによって 違ってくるもの。自分で探していきましょう」という、それこそ本書にも 記されている目標発見力などに通じるもの、ひいてはそれらを身に付ける ために必要な努力、ということなのか、と思うと、それはそれで確か、と も思ってしまう。 社会人になって、2~5年目位の人、特に30代に入ってからのキャリア像を 描くのに日々苦労している人にとっては一すじの光を灯してくれるのでは ないだろうか。(さび焼き / 2004-08-30)
本書では、より良いキャリアを構築するために筆者が重要と考える12の基礎力について、それぞれの意義や開発適齢期等を、平易な文章で解説している。 キャリアにとって大事なのは、学歴や資格ではなく、反応力や人脈開拓力といった、より基礎的な能力であるという筆者の主張は、大変説得的。社会の荒波に多少とももまれたことのある、特に高学歴の人は、「やっぱそうだよな」との感想を持つのではないか。 自分には、汎業界的に通用する「できる人材」になるための要因の何かが欠けていると感じていたところに本書を読んだところ、自分の鍛えるべき能力が何であるのかが明確になり、自己啓発の方向性を見出すことができた。このように、「できる人材」を目指して思い悩む多くの社会人にとって、本書は何らかのヒントを与えてくれるはずだと思う。(ジョンコ / 2004-08-18)
文章が専門的な用語を使用しておらず、理解しやすい。仕事というものに対して冷静な分析と長年の経験から導き出されたノウハウがかかれています。章立てで整理されているので、精神論ばかりを長々と書きつづったものと違い、気軽に読めます。僕は二十代後半ですが、若い人が読んだら驚異的な本かもしれない。少なくともライバルには教えたくない。(師走鍋 / 2004-08-15)
松永真理さん『シゴトのココロ』、藤原和博さん『人生の教科書』、大久保幸夫さんなど、あげればきりがないトヨタと並ぶ日本ビジネス会の人材の宝庫リクルート。リクルートブランドに魅かれて購入しました。リクルート出身者の本は、編集のシゴトで鍛えられているせいもあり、わかりやすく、読みやすく、中身が軽い(実は背景は濃いのだが)という、さらっと読むには非常にユーザーフレンドリーな本が多い。 リクルートという会社(もちろんファウンダーであった江副さん)が、モチベーションを重視する社風であり、かつビジネス領域を新卒転職などの人事であることから、彼らのヒューマンリソースの視点は、スキル的なものよりもマインド・モチヴェーションなど心の姿勢的な視点が多い。「はじめに」で『技術とか、資格ではなく、もっと「本質的にいい仕事を楽しくやる」ための「対人」「対課題」「対自己」の能力に書きました』とあることからもそれがよくわかる。ある意味、心理学的な視点なんですよね。「自分探し」の視点です。そういう意味で、日本社会にはめずらしい、自分自身で独立して立つ横に世界を広げていく考え方ですね。決して、立身出世的上昇志向ではない。世界や社会よりも、自分自身の充実が最優先。そこは、興味深いです。 最も面白かった点は、高橋俊介さんの『キャリアショック』で初めて知った概念で、キャリアに対する「計画された偶発性」という概念。心理学者でスタンフォード大学教授のジョン・クルンボルツさんによるものだつたんですねぇ。キャリアは、目に前に差し出された偶然に『どのように対処していくか』という普段の心構えで、差が出てくるというもの。未来はまだ決まっていない、という発想ですね。(ペトロニウス / 2004-06-13)
専門用語はひとつもありません。明日からでもやれることばかりが書いてあります。けれど「幼稚」だとか「初級者むけ」だとかではありません。もしかしたら仕事において役に立つだけでなく、生き方そのものを再構築できるヒントになるかもしれません。(モリコロ / 2004-05-27)
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平均点:4.0
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