レビュー総評点:
335

「私はデザイナーじゃありません!」といくら主張しても、デザインやレイアウトを依頼(命令)されることがある。企画書やプレゼン資料だったらまだましな方で、ちょっとしたチラシ、会社案内、さらにはホームページのデザインまで。頼む方としては、「パソコンが使えるんだから、簡単にできるだろう」くらいの心づもりなのだろうが、頼まれた方は、場合によっては徹夜の作業を覚悟しなくてはならない。素人のデザイン作業とは、明け方に力尽きるまで文字やら画像やらをいじくりまわすことと等しい。 そんな「非デザイナー」の心強い味方が、この「ノンデザイナーズ・デザインブック」である。本書は、デザインに不可欠である4つの基礎原則を詳しく説明している。関連する項目をまとめる「近接」、項目を意識的に配置する「整列」、決まりごとを繰り返す「反復」、異なる要素の間で作り出す「コントラスト」。良い例と悪い例が豊富に示されているので、理解しやすい。後半部分では、書体の種類や効果的な選び方を学ぶことができる。 本書は、基本的に印刷物のデザインを前提として書かれているが、ホームページをデザインする際に役立つ部分も多い。また、これからデザインを本格的に学ぼうと考えている人の良い手引きにもなると思う。( / )
こういう系統の本はちょっといいと思うとかなり値がはり、 「あれもこれも」と思っていると真っ青になる事多々あり。 でもこれは意外と安いのでそういうところもうれしいです。 カラーじゃないので安いのかもしれませんが・・・。 内容的にカラーである必要はないので、その辺も気に入りました。 カラーで、上質紙を使えばいいってもんじゃないですしね。 内容は濃い。大切な事が沢山書かれています。 Web製作するにしろ、レポートを製作するにしろ、何かしら「人に見せる」前 提で作成する前に一読すると、作品がずいぶん変わってくるはずです。(ほにょろも堂 / 2003-07-22)
タイトル通り、デザイナーではない人が読む、デザインの本です。 文章のレイアウト【本の前半】と、文字フォント【本の後半】を利用して、強い印象を与えるにはどうすれば良いか?ヤミクモに 文字を貼り付けてゆくのではなく、全体のバランスをとりながら部分を強調するための方法を、論理的に考えることが出来るようになります。 安易にセンタリングをかけないで、レイアウトを組む事。フォントをむやみに変えないでバランスをとる事・・・など デザインを勉強した人なら、なにげなくやっている事なのかも知れませんが、私にとっては、ワープロからHTML、PowerPointを使うときまで、「これで良いのかな?」と悩んだときには、今でも頼りになるバイブルの一冊です。(joltech / 2002-05-03)
タイトルどおりに明快なデザインのHowTo本。 あまりにシンプルな内容・構成、そしてモノクロの紙面なので 煌びやかに飾られたデザイン本を横目に不安に思う人も多いかもしれない。 でも、デザイナーとしてはっきり断言できる。 煌びやかなデザイン本のほとんどはあなたに何も残してくれない。 この本から学び取った単純な事は、きっと多くの素晴らしい物を生み出す。 いまだ、デザインを装飾や見てくれを弄るものと勘違いしている人が多い。 デザイナー自信ですら誤解を与える事を多くしている。 この本はデザインの基本・本質だけをきちんと抽出して シンプルに、わかりやすく伝えている(たった4つのルールなのだ!)。 そして、あなたが今、何のためにデザインしなければならないのか、<!BR!>その目的こそが最大のルールなのだと気付かせてくれるだろう。 私は常にこの本をストックしておいて デザインに困った人がいたらいつもプレゼントする事にしている。 もちろんよい感想しか聞いた事がない。( / )
カッコいいホームページ作ろうとして、あるいは人の目を惹きつけるプレゼン資料を作りたくて、思いつくままにいろいろと工夫をしているつもりが、気づくとゴテゴテでダサく感じられる、そんなことってありますね。 この本は、「近接」や「反復」といったデザインの基本中の基本を、豊富なサンプルでビジュアルから納得させてくれると思います。そして、自分の作った文書がなぜゴテゴテになったのか、目から納得させてくれます。サンプルは原典のままで日本語訳されていないようですが、日本語のドキュメントを使ってサンプルを作ってくれていたら、なおよかったかな(私のように主として日本語で文書を書く者には)、と思います。(まちゃ / 2002-06-03)
この本ではまず「近接」「整列」「反復」「コントラスト」という基本的な4つのルールを学び、そのルールを使った活字のデザインを考えるという内容です。デザイン初心者にとても分かりやすくできています。もともと洋書だったので本文に出てくる例は全て英語ですが、巻末に和文のための補足があります。私はデザイナーではありませんが、理解しやすく、楽しく読むことができました。そう、この本を読んでいるととても楽しくデザインについて学ぶことができるのです。 ただし、配色についてはほとんど触れられていません。でも、この本はその方がいいと思います。この本は「活字のデザインの基本」を理解するために書かれた本だと思うからです。この本で「活字のデザインの基本」を理解してから、配色について勉強すると本を読む前よりもかっこいいデザインができると思います。( / 2004-04-06)
某広告代理店でデザイナーをやっておりますが、これはデザイナーとしても読む価値はあるように思います。 デザインに関する書籍には、良い悪いをストレートに語らないものが多いと感じておりますが、これはそれを信じる信じないは別として、ひとつのデザインのルールが極めてわかりやすく書いてある。 そのため、学生の頃に出会っていたら、まずこれを柱とし、より良いと思うやり方を見つけたら修正していく事で、自分なりのデザイン論を早く築けただろうと考えます。 また今の自分には、新卒デザイナーへ広告のノウハウを伝える時の参考になりましたし、レベルが低いと思われるでしょうが、改めて言われるとなるほど、と感心する箇所もいくつかありました。 他のレビューにもあるように日本語にはややあてはまらない事もありますが、それを含めても星5つに十分値する書籍ではないかと考えます。 タイトルからはデザイナー以外の人間を対象にしているかのように感じますが、本文(特に後半)からは、デザイナーを相手にしているかのような言い回しに感じたのは自分だけでしょうか‥(manray / 2006-01-09)
デザインが苦手な人ほどこの本を読むことでかなりの上達が期待できると思います。 著者が主張するデザインの規則は「近接」、「整列」、「反復」、「コントラスト」の4つだけであるが、これらの規則はデザインするものの種類によらず力を発揮するものです。 私自身デザインは大の苦手で「自分にはセンスがない」とあきらめていましたが、この本を読んでその「センス」を「理論」で補うということを学びました。 たった4つの規則を学ぶだけであなたの文書は目に見えて良くなることでしょうし、街中で見かけるポスターや看板を見る眼が明らかに変化することでしょう。デザインの基礎を学ぶと共に、デザインへの興味もかきたててくれる絶好の入門書だと思います。 「デザインは苦手」とあきらめてしまう前に一度読んでみることを強くお薦めします。(aleksei / 2004-11-06)
この「ノンデザイナーズ・デザインブック Second Edition」は高級でない紙に白黒の印刷で一見デザインとは関係のなさそうな本に見えます。 しかしデザインに関わらなくとも、情報を伝える仕事の人すべてに読んでもらいたいすばらしい本です。 情報を整理し相手にうまく伝える事が、良いデザインに直結することを再認識させられます。 内容は最も重要な4つのポイントにしぼって書かれており、デザイナーなら誰でも知らず知らず行っている当たり前の事が非常に丁寧に書かれています。 各ステップを追ってゆっくり読んでも1〜2日あれば十分読めるボリュームにまとめられ、難しい言葉を一切使わず非常に読みやすくなっています。 また、わかりやすく書かれていますが、「視線誘導」などデザイナーでも十分理解できていない事もいつの間にか身に付くところなどは、秀逸としかいえません。 中でも私のお気に入りは序文の「ジョシュアツリー」の話です。このエピソードはデザインに限らず、情報を人に伝える事の難しさを語っていて心に残る話です。 ちなみに私の会社では、新入社員や一緒に仕事する人に必ず購入して渡しています。(バカルディ810 / 2008-05-14)
私はデザイナではないが、Webプロデューサーという 「デザインを扱う仕事」をしている。 そんな関係で、先輩から「これを読んでおけ」と薦められたのがこの本だ。 結論から言うと、なんで今まで読んでいなかったのか、 これを読まずにデザインについて分かっている顔をしていたのが恥ずかしくなる、 そんな内容だった。 タイトルにあるとおり、デザイナではない人でも 本書を読めば一通りの基礎知識は身につく。 デザイナとの共通言語を身に付けたい人にはうってつけだと思う。(Webマーケター / 2008-02-02)
実際にありそうな、招待状、web、名刺、ニュースペーパーなどの題材を元にデザイン上の指針を説明しているので、すぐにでも使えそうな題材が多く、一からデザインを習得しなくてもそれなりのものが作れるようになります。 問題点は、元が英語の本なので、例に挙げられているものが英語であり、日本語の印刷物を作る際に少し変換が必要であるということです。 巻末に日本語向けの付録が付いているので、そちらを参考にするとよいでしょう。 非常によい本です。ただし、デザインを体系的に学習するには少し向かないでしょう。 筆者自身そう記しています。 英語をメインに使用するのであれば星5つですが、日本語をメインに使用するのが私たちなので、その分星1つ引いて星4つです。 ですが、限りなく星5つに近いと思います。(結柳 / 2004-12-08)
文字数が少ないこともあるが、興味深く半日で一気に読み終えた。 デザイナーがこの本を読んで役立つかどうかは分からないが、タイトル通りデザイナーではない人が読めば、普通のビジネスマンがデザインとはイメージの結びつきにくい日常の書類(報告書、プレゼン資料、FAX用紙等)を作成する際にも威力を発揮するだろう。本書の内容をマスターすれば、内容はともかく少なくとも一見見栄えのする書類が出来上がることは間違いない。センスのある人間だと思われる。報告書やプレゼン資料などを作成する場合、内容の充実を図るためにロジカルシンキング関係の本も併せて読めば、何も恐れることはない。内容と見栄えを兼ね備えたすばらしい書類が出来上がるはずである(無論ワープロソフトやプレゼンテーションソフトをある程度使いこなせることが前提だが)。 いわゆるデザイン作業にかかわる人だけではなく、書類作成のセンスがいまひとつのビジネスマンにも是非読んでもらいたい。値段も高くない。 本書はそういう本である。(SYN / 2003-10-11)
初歩的(名刺サイズ)なところから教えてくれるので、初心者にはかなり有効な一冊になると思います。 自分のホームページが何故かショボく見える。文章が旨くまとまらない。作った広告が、ゴチャゴチャしていて見憎い… などと言った活字のレイアウトに困ってる人は買って損はありません。 僕の解釈でこの本を見ると「活字も一枚の絵である」と言った感じでしょうか? 目の動きを計算し、正しく活字、イラストを配置することで目線をコントロール。まさに美術の世界です。 英文中心で考えてあるので、星をひとつ下げました。(八之助 / 2003-10-14)
この本は前半がレイアウト、後半がフォントについて書かれている。 レイアウトに関しては「ページに空白が存在することを怖がるな」というデザインの常識が勇気を与えてくれた。 フォントについてはその分類に始まり組み合わせの応用まで、無駄なくかつ充分な解説がある。唯一駄々をこねるとしたら、日本語のフォントについても解説があったらよかったのに、ということだけである。日本語のフォントを解説している本は存在するのであろうか? もともとは英語の原本がほしかったのだが、あやまって日本語版を注文してしまい、本が届けられたときには失敗したと思った。が、日本語版には「解説」として日本語に関するレイアウトもほんのさわりだけ紹介されているので、この付録の部分だけ日本語版のほうがお得である。 最後に翻訳も自然で読みやすいことも付け加えておく。( / 2001-02-08)
ブロードバンドやハード/ソフトウェアの機能向上で、今日ではやたらと「動く」「ハデな」WEBデザインが注目されがちです。(クリエーターの実験的サイトなら別ですが)読んだ後は、その情報に沿った方向で、より実直にデザインしていないサイトの多いことがわかります。WEBやDTPはもとより、書類作成にかかわる人たちにとって、まずはフォントやレイアウトなどのデザインの基礎知識を「学問」としてはっきり認識するために最適な一冊でしょう。内容は決して難しいものではないのですが、今まで漠然としていたデザイン手法の「イメージ」が、このようなテキストで指摘されることで「認識」に変わることでしょう。(tayki / 2002-11-15)
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平均点:4.5
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