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レビュー総評点:
115
この本は海外の環境活動家の思想背景や過激で極端な言動、資金面の問題などを紹介した本です。 思想背景を簡単に説明すれば、ダーウィンの「進化論」から「優生学」、「優生学」から「産児制限」、「産児制限」から「環境活動」という流れです。 カトリック側の主張に納得できるかは別にして、この本は日本では理解しにくい、海外の環境活動家の思想背景などが理解でき興味深い本だと思います。(屈折する星くずと木星から来た羊の群 / 2009-03-20)
武田邦彦教授の「環境問題はなぜ嘘がまかり通るのか」とは別の切り口で、人間が過去から受けている洗脳(俗に言う環境問題)を暴く。 武田教授は科学・政治的に環境問題対策の不合理さを訴えたが、こちらは歴史・社会的に作り上げられた環境問題の概念を、豊富な文献をもとに否定する。 これを読むと、これまで私達がマスコミや政府からの一面的な恐怖報道によって、「環境問題がある」と思わされてきた情報が、マスコミらも気付いていないと思わせるほど、歴史的・組織的な力に牽引されている可能性に思いを寄せることが出来る。 そして、マスコミらが私たちに植え付けている情報の根拠と、本書や武田教授著作に示された根拠のどちらが論理的か、どちらが説得性に足るのかを考えてしまう。 私は自分で調査も研究もしていないので真偽は分からないとしか言えませんが、より包括的に、巨視的に人間の幻想を指摘する本著は、読み物としても非常に面白いです。(太郎!太郎! / 2008-08-17)
環境破壊って本当?
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世の中には環境保護や環境破壊に関する著作が溢れています。だけど、それに疑問を呈する著作物は、あまりお目にかかりません。 今、声高に叫ばれているエコ。二酸化炭素による温暖化、深刻な森林伐採、絶滅していく動植物、遺伝子組み替え食品の危険性、大気汚染、人口過剰による食糧危機。巷には、未来が不安になるような情報が溢れています。 またニュースを騒がせる環境保護団体が主張する意見や、彼等の過激な行動。 それらって本当なのか?実際に地球は破滅に向かっているのか? 一つ一つの環境問題に対して、数的なデータを上げ、科学的根拠に基づいた分析で、環境に関する一般論を論破した著作です。 もちろん、全てを鵜呑みには出来ませんが、もしこの本に書かれた事が事実なのだ、とすれば、 地球はそれほど悲観的状況ではなく、マスコミが騒ぐ内容が真実ではない事になります。 エコに対して真摯に向かい合うとするなら、こうした批判的な著作からも学ぶ事があるような気がします。 エコを押し付けてくるような知り合いが周りにいて、うんざりの方。 地球が置かれた状況を冷静に考えてみたい方。 子供達の未来に不安を抱いている方。 エコに対して真剣な思いや行動を取られている方。 ぜひ一度読んでみて下さい。真実が何か?は皆さんがそれぞれ判断して下さい。 熱狂的なエコの盛り上げりに一石を投じる、良作だと個人的には感じました。(いぬ / 2008-08-15)
外国のエコロジストは何故あのような過激な行動に出るのか。その点について理解を 深めてくれるのが本書です。そもそもマスメディアの影響力が強すぎる日本では知る ことができない多くの情報があります。優生学による産児制限から環境保護へ至る プロセスはもっと知られてよいと思います。 更に海外のエコロジーがいつどのような経緯で生まれたかを知るともっと環境問題の 複雑な現状を知ることができると思います。小著ではありますがデータも多く おすすめできる1冊です。 (7,978(10,519) / 2009-11-23)
私たち日本人がTV等で環境問題に触れる場合、「私たち日本人は自然とともに生き〜」などと、自然を大切にする文化や伝統的な側面から述べ始められることが多いと思います。 しかし本書では「優生学」に基づく人口問題・産児制限への批判から現在の環境政策へ批判を進めていきます。 ここに日本人と欧米人の環境問題に対するスタンスの違いが現れていると思います。 日本人は自然との共生として考えるのに対し、欧米人は(肯定的・否定的の違いはあっても)イデオロギー的な捉え方をする。実際、本書中で環境活動家を批判している筆者も自身のイデオロギーに従った論説を展開している部分が見受けられます。 今後の環境問題について国際的に議論される中で、両者のスタンスの違いが何らかの影響を及ぼすかもしれません。 このようなスタンスの違いに気づくためにも本書は役立つと思います。(帰宅部 / 2008-08-28)
武田 邦彦をはじめ,数人の日本人が環境問題に関する主流の議論に異をとなえる本を書いているが,この本はバチカンの大学教授が書いたものだという.そのため「正しいエコロジーとは何か」などの点でキリスト教の影響がつよく,日本人にはうけいれがたい部分もあるとおもわれる.また,論旨に疑問の点も多々ある. しかし,人口増加や優生学と環境保護運動とくにグリーンピースや WWF との関係など,日本人が書いた本とはちがう視点を提供してくれる.地球温暖化の問題はもちろんとりあげられているが,ほかに森林破壊,種の消滅,遺伝子くみかえ,大気汚染などの問題もとりあげられている.環境問題をひろくとらえるためには,参考になる 1 冊である. (Kana / 2008-12-01)
著者は、現在の環境活動家たちが、人間よりも他の動物や自然環境を優先しており、 その結果、環境論がバースコントロールにつながっていることを指摘しています。 そしてその上で、環境活動家達の理論の誤りを一つずつ論証していく形式となっています。 この本は日本の環境論批判本と表向きは非常に似ていますが、その反論の根拠にはカトリック の影響が色濃く見られ、全く違った価値観に上に成り立っているように思います。 「産めよ増やせよ地に満ちよ。そしてその地を支配せよ。」 これは旧約聖書の中に記された、神がその創造物である人間に対し命じた言葉です。 著者の根本思想は「他の生物や自然を優先するあまり、人間の尊厳を損なってはならない」 だと思います。 日本の環境論批判本との違いを鋭く読み取ってお楽しみください。(至高の豚 / 2008-09-01)
巷間に言われる環境問題に対して独善的な胡散臭さを感じる、という人は大勢います。実際、環境問題関連で売れる上位の本はそういう傾向のものが多いです。しかしその内容を見てみると、著者の対案のほうがよっぽど酷い場合もあり、閉口することがあります。 この本も多数の資料引用で説得力があるように一見思えますが、実際は非常に強引な結論づけをしている例が多々見られます(これはこの本を推薦している武田邦彦氏の著作にもある傾向です)。 「欧米の環境論」というものが一つにまとまっているわけではなく、人口抑制政策や信教も含んだ対立があること。著者達の所属するバチカン・カトリック側から見た環境問題への見解を知ることが出来ること。この点では意味のある本です。(Darius / 2009-07-18)
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平均点:4.0
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