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アスペルガーの偉人たち / レビュー総評点:361
『アスペルガーの偉人たち』で画像検索
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ASIN:4902082071 / 売上順位:102619
スペクトラム出版社(2007-07-03)
翻訳:草薙ゆり/イアン ジェイムズ
¥ 1,890(中古:¥ 1,350)
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レビュー総評点:
361

特別な偉人伝
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この本は私が生まれて初めて読んだ「アスペルガー症候群」についての本です。 何かの事件で犯人が「アスペルガー症候群」だったらしいと聞き、直ぐにネットで調べてみましたが、納得のいく説明を見つけることは出来ませんでした。 なんとなく「自閉症の一種らしい」「あぶない人っぽい」「困った人っぽい」…そんなネガティブなイメージだけが残ったものです。 ですから、当然の如く、わざわざ本を買ってまで知りたいとは思いませんでした。 しかし或る方に薦められてこの本のことを知り、私も知る有名人の名前が何人も挙げられているのに興味を持って買ってみました。 子どもの頃から偉人伝などは大好きだったのですが、ここには聖人化された彼等ではなく、アスペルガー症候群らしき性格、行動、長点、欠点、特技などを伴って、とても生き生きとした人物像が描かれていました。 そんなちょっと変わった彼等に魅了されて、途中からは自分がこの愛すべき天才達の物語を読んでいるのか、それともアスペルガー症候群に関する本を読んでいるのかわからなくなったくらいです。 しかし、あとがきで訳者の方も書いていらっしゃったのですが、彼等はアスペルガー症候群を克服して偉人となったというよりも、アスペルガー症候群と共に生きたからこそ後の世まで伝えられるようになったのだ、と感じました。 本を一冊読んだだけで何かを理解するのは不可能でしょうし、私もアスペルガー症候群についてわかったとは思いません。 でも、100冊の理論書を読むよりも、20人のケース・スタディ(となるのかな?)を読む方が明らかにわかりやすい。 簡単な理解ではありますが、この愛すべき天才たちの特徴やものの考え方の傾向を知ることは、自分も含めた世界に対して少し柔らかくなるには素晴らしいツールだと思います。 私がアスペルガー症候群なら、理由のわからない袋小路から顔を出せます。 周囲にアスペルガー症候群らしき人がいるなら、もっと理解して接する助けになるでしょう。 というわけで、書評など殆ど書いた事のない私ですが、偶然読む事の出来た余りに素敵な本だったので、嬉しさの余り推薦します。(タンブリッジ・ウェルズの猫 / 2007-07-24)
近年、幾つかの事件で「アスペルガー」という耳慣れない言葉 を聞いた人も多いと思います。 私もそのような人間の一人で、インターネットを回って情報を 眺めてみました。 しかし、どこもいまひとつ理解し難く、従ってそれ以上の興味 も持ち辛く、 残念ながらうやむやに「なにか自閉症の一種だろう」ぐらいの 感想で、 全く実感のないままに終わってしまいました。 そんな事ですから、友人にこの本を紹介されるまでは、 このジャンルの本を読もうという気にもなれなかったのが本当 です。 正直な所、ネットで懲りていたので、恐る恐る読み始めたので すが、 直ぐにそんな不安はなくなりました。 私達の誰もが一度は耳にしたことのある歴史的な偉人たちは本 の中で、 本人達も大いにてこずったであろう自らの「アスペルガー症候 群」による エピソードによって息吹を吹き込まれています。 偉人伝としても面白いものですが、著者が「アスペルガー症候 群」という光を あてて解説していることで、実際に生きていた人間の話となっ ています。 いくつものサイトを巡ってみてもわからなかったこの症候群に ついても 実際の例を通じて、浸透するように理解されました。 アスペルガー症候群に関心のある方、 政治や歴史に興味がある方、 美術や哲学、文学に興味のある方、 皆が楽しめて、周囲に少しだけ柔らかくなれる本だと思います 。 (Mercury Red / 2007-08-02)
私には
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単に「昔の偉い人」という捉え方でこの本を読むことはできませんでした。なぜなら、あたしもアスペルガーだからです。 そして単純にこの本のなかのミスを言わせていただきますと、初めにの部分の13ページの中ほどの 「アスペルガー症候群とされるほとんどの人は他社との交流したい、社会の一員になりたいっていう要求ありますが、高機能自閉症者の場合はしばしば孤独である方がはるかに満足でき、「自分だけの世界」に住んでいます。」 という部分に違和感を感じ、主治医に聞いたところ「これは間違っていますね〜」と返事が返ってきました。 さらに、あたしが違うと思うところは、 「外観には頓着せず、時と場所にかかわらず同じ服装をする傾向があります。」 とありますが、私は学生の頃は服飾を学んでいたし、おしゃれには興味があります。 逆に、 「時間には厳密で恐ろしいほど正確」 とありますが、あたしはわりとルーズです。
でもまあ、この本に関してはそういう間違いも許すことができます。なぜなら著者もアスペルガー症候群だからです。少しでもこの症候群のことを知ってもらいたいとのことで書いたそうです。そういう気持ちはあたしもアスペルカーですから本当によく分かります。 アインシュタインの 「非常に早い時期に、人からできるだけ影響を受けず、他者と分離した存在として自己を確立することを自らに課していました。」 と言うのは当事者としては尊敬するところです。賢いと言うか、アスペルガーとしてはそうしていたほうが楽だから… (いつもれもん / 2008-02-12)
アスペルガーの持つ特性がどのような方面に発揮されうるのか?という問いに答えられる本。あくまで可能性や傾向や程度問題であるのは,普通の人の自己啓発本や伝記からえられる情報と同じである。アスペルガーの人は普通の人より有力な指針を得られているというべきか。あるいは,ある種の得手不得手の傾向をアスペルガーと名づけているだけか。アスペルガーが社会的成功といったものと無関係であるのは良くわかる。だが,社会的でない成功などありうるのだろうか。 心を打つのは,「偉人」と呼ばれる人たちの孤独である。自己実現と幸福は無関係でありうるのか,というような一見関係の無いことを考えさせられる。(とみすけ / 2009-01-05)
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