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人を動かす 新装版 / レビュー総評点:408
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ASIN:4422100513 / 売上順位:67
創元社(1999-10-31)
デール カーネギー/著:山口 博/著:Dale Carnegie
¥ 1,575(中古:¥ 926)
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レビュー総評点:
408

不朽の名著
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数十年前に書かれた内容であるが、今現在でも通用する大事なことが書かれています。 笑顔を忘れない、心からほめる、おだやかに話す、人の身になる、顔をつぶさない、 あら探しをしない、といった当たり前のことがわかりやすい事例で説明されています。 カーネーギーの人に対する深い愛情と慈悲の心から発せたれた言葉には重みがあり、 自分の心もあたたかくなり、心から感動することができます。 ビジネスだけでなく日常生活においても、あらゆる人との接し方を改めて考え直す すばらしい機会を与えられたと思っています。 このギスギスした世の中で、できるだけ多くの人に読んでもらいたい名著です。(まりも / 2008-08-20)
そうだったのか!
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人を動かすには、その人に"気に入られる"か、その人にとって"重要な人物になる"と思わせるかのどちらかではないでしょうか。私はこの4月で入社5年目を迎える社会人で、周囲には自分より入社年次の高い人がまだまだおられます。仕事を成し遂げるためにはそういった人々を当に"動かす"ことが必要になるのですが、本書を読んで以来、人間は感情の生き物であるということを強く意識するようになり、そのおかげで社内外の調整局面において非常に良い結果を得ることができるようになりました。 私のように入社年次がまだ比較的若く、役職も持たない人間にとって特に効果が高いのは、以下のことであると思われます。 ■気に入られるために ・その人の良いところを見つけ、本心で褒める ・心からの誠実な感心を寄せる(犬がかわいくてたまらないのは、彼等が人間に大して誠実な感心を寄せしっぽを振ってなついてくるから) ■重要な人物になるために ・業務知識に精通する(特に、"これだけは誰にも負けない!"という分野を作る) ・利己的にならず、周囲の人をよくサポートする その他にも、本書には実にためになることがぎっしりと書かれています。書店には自己啓発系の本があふれていますが、本書のエッセンス薄めて流用しているものも少なくないです。良書というのは、いつの時代にでも通じるものだということがよく分かっていただけると思います。(らきすけ / 2006-05-13)
ロングセラーには訳がある
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おなじみ「道は開ける」と共に超ロングセラーの本です。 頭ごなしに注意しても人は動かない事や、徒に他人を非難しない事。 あるいは、相手に対して重要性を持たせる事の大切さ。注意するときは自分の失敗談をまず話せ・・・などなど。 「おお〜!納得!!」と思わず頷く箇所は数かぎりなし。日々生きる上での教訓としても非常に貴重。 この本に限らず、カーネギーの本は、読む者の人格を大きくする。 読者をひきつける魅力は今もって全く色あせてはいない。(カーネギー2世 / 2006-07-20)
僕たちを取り巻く人間関係はとても複雑ですね。 男と女、親と子、先輩と後輩、上司と部下など、普段からどれだけ 多くの役割を演じていることか。 そこで良いコミュニケーションをとろうと思えば、相手の立場に立って 物事を考えなければいけない。でも、それは言うほど簡単じゃない。 僕は男ですが、なったこともない女性の気持ちなんて、どんなに想像してみても リアルじゃありません。 ですから、相手との温度差により思わぬアクシデントが起こることもあります。 そんなとき、この本は複雑な問題をシンプルにする力を与えてくれます。 人間関係の迷路に迷い込んでしまったとき、本書は「いつでも帰れる場所」として 役立ってくれると思います。(チクタクぴあの / 2008-01-15)
D・カーネギーが書いた大変有名な人間関係円滑術&処世術の本。 『人を動かす原則』『人に好かれる法』『人を説得する法』『人を矯正する法』『家庭を幸福にする法』など...。 日本版の初版出版は約50年前だが、今日でもしっかり通用する内容であり、具体的な例も交えて、複雑な問題の解決法も率直に話している。 (快適生活 / 2008-01-02)
レビュー数 241
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平均点:5.0
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EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方 / レビュー総評点:120
『EQリーダーシップ 成功する人の「こころの知能指数」の活かし方』で画像検索
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ASIN:4532149754 / 売上順位:2078
日本経済新聞社(2002-06-25)
著:アニー マッキー/翻訳:土屋 京子/ダニエル ゴールマン/著:リチャード ボヤツィス
¥ 2,100(中古:¥ 853)
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レビュー総評点:
120
本書は、話題を巻き起こした新たな知性観念「EQ」を提唱したダニエル・ゴールドマン氏によるリーダーシップ論である。多くの方が既に読まれたであろうこの一冊は、おおよそ、個々の従業員を重視していかざるを得ない今後の企業リーダーにとって新しい視座や知見を提供するものだ。ティーチング、コーチング、コンサルティングなど、普及しつつあるコミュニケーションスキルの整理にも有用な視座を与えるものとなる。 本書では、組織行動論の立場はもとより、感情と知覚を持つ生物としての人間に立ち返り、大脳生理学、認知心理学にまで立ち入って論を進める。コッターに代表されるリーダーシップ論のグルの多くが提唱する組織行動論的な行動様式も、実際には自らの生理的な側面や内面を深く見詰め直してみないと、自身の問題点、課題を認識するには至れない。この点、本書は生理的な側面まで立ち入り、個人の行動の根源を深く探求されており、自己を振るかえる知見を提供する。 また、その行動特性についても、リーダーシップを6つに類型化し、フレームワークを提供するので、自らの行動を振り返る契機を提供する。すなわち、「ビジョン型」、「コーチ型」、「関係重視型」、「民主型」、「ペースセッター型」、「強制型」の6つである。それぞれについて、短所・長所、機能する場面等を明示しているので、自身のスタイルを振り返りながら、どんなスタイルを獲得していくべきかを再考するに足る。 加えて、本書では、自己省察、学習を非常に重視している。自己の感情、自分の長所や限界、自分の価値観や動機について、自分自身が深い理解を得るために、自己省察を勧める。 人間の内面に深く立ち入って論を展開する氏のリーダーシップ論は、実際、その理想として提示される領域に届くためには相当の努力と時間を要するだろう。しかし、人間の行動がその内面に端を発して採られる以上、この領域を再考しない限り根源的な対処策は得られない。そんな気づきを与えてくれる。(ダチョウ平雅作 / 2005-06-07)
最近邦訳も出て話題になった'Emotional Intelligence'の著者によるリーダーシップ論が本書である。最近の同ジャンルの本の多くががそうであるように、リーダーシップにおいては、知性、専門知識よりも、人心を掌握し、部下の共鳴を得ることのほうが重要で、共鳴と共感をベースに一致団結して目標に向かうようにすることが組織としての成功の秘訣という。こうしたLeaderを’Emotional Intelligence’に優れていると著者は定義する。 さて、ここまでは、きわめてありきたりのHow toものであるが、この本のユニークさはその方法論にある。リーダーとしていかに’Emotional Intelligence’を磨くか。著者によれば、まず、リーダーたるもの、人が、組織がと自分を取り巻く環境に思いをはせる前に、自分の理想像を思い描けという(自分はどういう人間になりたいのか?)、ついで、自分の現在の姿を客観的に観察せよという(いまの自分がどうなのか、強みと理想からのギャップは?)。第三には、自分にとって、向上するために学ばなければならない課題は何かを考えよという(どうしたら今よりよくなれるのか?)。第四には、自らの、学習の成果を実際の組織のなかで、はじめは実験的にさらには本格的に実践してゆけという。そうすれば、最終的に、組織の中で信頼とそれをベースにした協力関係が構築できるという。 このアプローチは聞けば別に新しいものでもないが、重要なポイントは、自分の改造から始めることを前提としていることである。部下を管理する立場にある人は、自分を管理しなければならない。自分の理想像と現実を冷静に見据え、自分自身をよくして行くために努力を惜しむべきではない。そうした真摯な生きざまが人の共感を生み、大きなうねりとなって組織そのものを動かして行く。当たり前のように言い古された過去の偉人の教訓を思い出させる一冊として手にとってみたい。(jay / 2002-05-10)
EQ(心の知能指数)が人生における成功を決める、ということを明らかにし、「EQ」の一大ブームを世界中に巻き起こした著者が、EQとリーダーシップの関係について解き明かした本である。前書では、新しい概念/価値観である「EQ」の働きに科学的な根拠を与えるための説明がくどく、内容が整理されていない感があったが、本書では、 ・6つのリーダーシップのスタイル(有効なのは4つ) ・EQの四領域と関連コンピテンシー ・リーダーシップスタイルとコンピテンシーの関係 ・集団のEQの高め方、EQの高い組織の育て方 という観点で、豊富な事例をまじえて分かりやすく整理して説明されている。 今、テクノロジーの世界において21世紀型のリーダーの要件として、「EQ」が重要な特性として求められている。実際、講演会、講習会、などの色々な場で、大企業の経営者、講師の方などの色々な立場の人によって語られている。日本の科学技術の将来を支える人財として、単なる専門技術者ではなく、多様性のなかから新しい「知」を生み出す役割を担う人材が求められているからである。 また、リーダーにEQが求められることはテクノロジーの世界の事だけではない。集団の規模、種類は問わず、集団の中でリーダーとなる人達には、ぜひ読んで欲しい内容である。(私撰 綜(市川聡:さとる) / 2004-08-09)
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世の中は不景気。人も増えないし、マーケットシェアを一気に逆転できるような新技術・新製品の開発も望めない・・・。ビジネスの現場でそんな"手詰まり"感を感じている人は多いのではないだろうか。 そんな状況の下で、さらなる売上げ増加・生産性向上を目指すためには、従業員(チームメンバー)のモチベーションを向上させ、やる気を引き出すことが必要になってくる。 この本は、いかにして「従業員(チームメンバー)のやる気を引き出せるようなリーダーシップを身に付けるか」を書いたもので、まさに「"現有戦力"でいかに戦うか?」という問題に直面しているビジネスリーダーにうってつけの内容だろう。 「やる気」などという定量化できないものをビジネスに持ち込んでも意味がないと思う人は多いかもしれないが、マネージメントにおいて「昔はみんなついてきてくれたのに、それと同じやり方が現在の職場(チーム、会社)では通用しない」という経験を一度でもすれば、重要なのは部下の持つ「スキル」ではなく、それを生かすための部下の「やる気」なのだということに気づくはずである。 もちろん、この本を読めばすべて解決する、というほど単純な問題ではないのだが、少なくとも、ただやみくもに自分流で突っ走ってきた人や、通りいっぺんのリーダーシップトレーニングしか受けてこなかった人にとっては、「自分に何が欠けているのか」「自分の考え方のどこがいけなかったのか」そして「今後どこに気をつけていけばいいのか」がわかる内容になっている。 もしこの本がバブルの頃に発売されていたとしたら・・・、ひょっとすると多くの人に読まれることはなかったのかもしれない。悩めるビジネスリーダー達にお薦めしたい、まさにこんな時代だからこそ、の1冊。( / 2002-10-04)
レビュー数 26
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平均点:4.0
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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) / レビュー総評点:-215
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ASIN:4061498916 / 売上順位:698
講談社(2007-05-18)
福岡 伸一
¥ 777(中古:¥ 35)
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レビュー総評点:
-215

「生物と無生物のあいだ」についての深い考察は無い
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著者は分子生物学者です。分子生物学の視点から述べているということを念頭に置いておく必要があります。 一言で言うなら、著者は、「生命とは動的平衡である」と定義しています。 それを、「生命とは自己複製を行うシステムである」という著者とは別のひとつの定義に対抗するものとして、提示しています。 よって、「ウィルスは自己複製を行うが、生物ではない」と本書の最初の方で言っています。 ここで言う「動的平衡」とは、生物も当然分子レベルでのパーツの構成物ですが、その分子レベルでみれば、絶えず分子は入れ替わっている(食べたものが吸収されて生物の構成物となり、排泄等により生物の対外へ出て行く)という意味で「動的」であり、同時に「動的」でありながら、常にある個体としての生物を形作り、その中でその個体を生かすために協働している秩序のある状態という意味で「平衡(均衡)」ということです。 (著者は分子生物学の方ですから、分子的に動的平衡という事ですね) 簡単に言えば、帯に書いてある「生命とはなにか?」という問いに合う部分はこれだけです。 また、この主張自体は大昔にされているものです。 本書の他の部分は、 3分の1くらいは著者の叙情的な追想といったものです。 残りの3分の2は、著者の研究に関連してくる部分での分子生物学の歴史、といったものです。 DNAの話など、高校の生物レベルの内容+裏話で本書のかなりの部分が割かれてしまっています。本書を手に取る多くの人が既知の内容だと思うので、寧ろなかなか本題(生命とは何か?)に入らない感じでイライラすることでしょう。 周囲の風景描写や著者の知人などについての記述も、本書を手に取る人の目的に合わず、読み飛ばしたくなると思います。 著者自身に興味があるか、または、分子生物学にまつわるエピソードを読みたい方には良いと思います。 しかし、生物・無生物についての理系的な深い分析を期待される方には物足りないでしょう。(名前はまだ無い。 / 2007-07-31)
話が中途半端
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螺旋形をしているDNAの構造発見過程の人間関係等の紆余曲折辺りまでは、面白かったが、章を追うごとにそれぞれの論点が生物・無生物とどういう係わりを持ってくるのか、生物と無生物の差はどこにあるのか、だんだんずれてきている。 プロットの進め方はサイモン・シンの手法によく似ている、というより彼をパクっている。しかし、完全にパクりきれていないから、話がすべて中途半端なままに終わってしまっている。 一応最後まで読んだが、読後感が悪く、いっこうに内容が残っていないのだ。「科学者にしては文章が旨い」「余りにも面白くて、ページを繰る手がもどかしい」云々の賛辞が腰巻を飾るが、茂木、ばなな、最相、みんな最後まで読んでいるんだろうか。(ヒデボン / 2007-11-22)
タイトルが間違ってる
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「生物と無生物の間」という題名にひかれて読みましたが、全くの期待はずれでした。我々が明らかに無生物と判断できるものと、明らかに生物と判断できるものの間には、当然の事ながらあらゆる段階が見出されるわけですが、その境界を一意的に決めるという事はあくまでも定義の問題でしかありません。要は人それぞれに何とでも言えます。 掲げたような題名に適う内容とするならば、少なくとも、生命に関する哲学的な考察について、今までに無い科学的な論拠を与えてゆくような発見が必要です。「動的平衡」云々は、全く目新しい内容でもないし、ただ事実をその通りに言っているだけで、なんら哲学的問題に訴えるものがありません。 人によってはこういう内容の本を楽しめる方もいらっしゃると思いますが、とにかく題名が決定的に間違っています。 文学的表現、詩的表現に優れているという評もあるようですが、そちらも全く理解が出来ない。 優れた文学というものは、一つの言葉、一つの文章が、その全体に対して切り離せない関係を結び、一つの生きた世界として提示されるものです。そのような文学は、有限な文字数の中に様々な関係を発見できるような、とてもリアルなものです。 それに対してこの本で披露されている文学とは、局所的な技巧の足し算に過ぎず、そもそもが浅はかなカッコつけか、或いはレベルの低い通俗的読み物でしかない。テーマとも関係がないし、裏テーマがあるんじゃないかなんていう深読みさえできない。 これが文学として評価されるのであれば、理系の教育レベルだけでなく、文学的感性もかなり危機的状況にあるのかもしれません。 (こばやし / 2008-12-09)
科学者という生き方
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この本の賛否が分かれているのはわかる気がする。 帯に大書きされている「極上の科学ミステリー」という内容を期待すると、「そうかな」と思う読者が多いに違いない。私はこの本の科学的精度を論じる知識を持たないが、批判的な方々のレビューを読むと、なるほど、科学者にしては不用意な記述もあるのかなと思う。 しかし、結論から言えば、私はこの本を好ましく読んだ。 以前に読んだ立花隆・利根川進著『精神と物質 分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』に印象が似ている。この本も「科学ミステリー」というより、「科学者という生き方」に興味をそそられたが、『生物と無生物の間』もそうだ。 分子生物学者の目に映る都市と自然、日常生活のすぐ隣にあるDNAの世界。また、野口英世やオズワルド・エイブリーといった「偉大なる先駆者」たちの功績と人柄も、この本からうかがい知ることができる。 科学者が書いたエッセイとして、読んで損はない本ではないだろうか。(heartland / 2007-09-07)
結局、何も書いていないのと同じ
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この本のタイトルについて何らかの示唆が得られると思ったら大間違いである。プロローグにおいて著者は、大学に入り立ての頃の生物学の講義で、生命とは何か皆さんは定義できますか?という教師の問いかけに期待したが、結局は生命がもついくつかの特徴を列挙するうちに講義日程が終わってしまったと述べているが、著者はこの本においてその教師とほとんど同じことを繰り返している。著者はただ単に、生命がもつ特徴を列挙することに加え、それらをいかにして科学者たち(および自分自身)が記述してきたかも述べているに過ぎない。 しかも、出だしからマンハッタンがどうのこうのと余計な記述で始まり、ずっとそのまま終わりまで余計な記述にページを割いているものだから、この小さな文庫本で述べられている内容は非常に中途半端なものである。中途半端な記述の例はたくさん挙げることができるが、ここでは一つだけ、これで本書の内容がいかに中途半端か分かるだろうものを挙げよう。著者はウイルスについての記述にたったの7ページを使い、ウイルス発見の経緯と一般的な性質を述べ、たったのそれだけで「私は、ウイルスを生物であるとは定義しない」と断じてしまっている。この本のタイトルは『生物と無生物のあいだ』であり、それを探るために非常に重要な位置づけとなるはずのウイルスをなぜそこまでぞんざいに扱えるのか、私には理解できない。余計なことは省いてタイトルに沿った肝心なことをきちんと述べるか、もしくはタイトルを内容に沿ったものに変更するか、どちらかにしていただきたかった。 この本で主張されている内容を端的に知りたければ、プロローグを読めばそれで良い。本文を読めば、科学的な研究の裏側について何らかの事を知ることができるかもしれないが、それだけである。生物がもつ特徴についてもDNA研究史についてもこれまでさんざん言われ続けてきたことが述べられているだけで、何ら目新しいことはない。プロローグの全文をここに掲載してしまって、これ以上の内容は何もないですよと言ってしまいたい衝動に駆られるが、それはできないので、ここでプロローグ中の一文を紹介しよう。「分子生物学的な生命観に立つと、生命体とはミクロなパーツからなる精巧なプラモデル、すなわち分子機械に過ぎないと言える」さて、この文が唯物論的だと反感を覚えるのではなく、きちんと論理的にこの文の誤りを指摘できる人は、この本から得られるものは本当に全く何もないと考えて良いだろう。そうでない人は、生物というものを考えるための入門書として読んでみるのもよいかもしれない。害になるほどの誤った解釈や記述は少ない(多くはないという意味)。一応、著者の名誉のために添えておくと、先の文は一つの仮定として記されているものであり、そのすぐ後に著者自身によって否定されている。(たこのすけ / 2007-08-07)
レビュー数 262
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平均点:4.0
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No.1-4
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海馬―脳は疲れない (新潮文庫) / レビュー総評点:194
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ASIN:4101183147 / 売上順位:9056
新潮社(2005-06)
著:糸井 重里/池谷 裕二
¥ 620(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
194
凄い本だなぁ、これ!
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専門家の言葉をフツーの言葉に翻訳する名手、糸井重里が東大首席卒業の新進気鋭 の脳研究家池谷祐二に「脳」について聞く対談です。 本書で明かされる脳の知識は知らないことばっかりで、それをここに書いたら「本」になってしまうくらいのもの。 池谷氏は、小さい頃、九九もできず、漢字も覚えられなかったというのがおもしろい。 脳には、単なる暗記(WHAT記憶)と方法暗記(HOW記憶)があるらしい。 「頭がいい」とか「独創的である」あるいは「名人の極意」「センス」というのが、 この方法暗記(HOWの記憶;経験メモリー)の組み合わせでできているということで、 そういうものもテクノロジーであって「学べる」ものだということには驚いた。 発想力や想像力も方法記憶の話になるわけで、新しい記憶のネットワークを つくることが、クリエイティビティということ、と言うくだりには唸ってしまった。 大事なことは、幾つになっても「自分にとって何が快適なのか」 「しあわせとはどういうものか」ということを考えないと 「何が面白いのか」もわからない。 そう考えていくとボディと世界観が初めてジョイントするという。 すごく元気と希望のでる話だ。 すごいな〜、人間のポテンシャルって!!!(涌太郎 / 2007-01-22)
糸井ファン向け
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感想はとにかく「糸井さん、しゃべり過ぎ。」ってことに尽きます。 池谷氏が興味深い脳の話をして盛り上がってきたときに、糸井さんの 「俺って感性鋭いでしょ」的な例え(脳ってハリウッドに似てますよね、みたいな・・) で、話の腰を折るってパターンが延々つづく。 池谷氏も本心からか気を使ってるのかイチイチそれに感心してみせて、読むほうは シラけてしまいました。 途中から池谷氏の部分のみ読むようにしたら、そこそこ楽しめました。 難しい脳の最先端の研究を聞き上手な聞き手が噛み砕いて聞き出す、みたいな対談パターンを 期待してる人は、無理にこの本を読まなくても池谷氏の他の著作をお勧めします。 (ちなみに対談中に糸井氏は、その手の対談本にするつもりはなかったと自己弁護?してます) その方が中身も濃いし、池谷氏は上手な聞き手なしでも分かりやすい説明が天才的にうまい人ですから。 池谷氏も自身のそういう稀有な才能を、中身の薄い対談本やら監修本やらで使い回して 才能の無駄遣いをしないよう期待したいですね。 (ジェネシス / 2008-05-18)
やる気を生み出す方法が分かりました
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本書を読んで、やる気を生み出す方法に関して、自分が誤解していたことが分かりました。何も行動を起こしていない状態では、やる気が起こらないのは当然の事だったのです。 <従来の誤解> 従来、私は「やる気と行動」に関して以下のように考えていました。 ・当初はやる気が無い状態。 ↓ ・積極的な考え方をして意識的にやる気を出すように努力する。 ↓ ・次第に行動的になる。 <今回分かったこと> やる気を出すには以下の流れになるようです。 ・当初はやる気が無い状態。 ↓ ・何かを手始めにやってみる。 ↓ ・やっているうちに興味が湧いたり興奮したりして側座核(そくざかく)の神経細胞が刺激を受け、次第にやる気が出てくる。 ↓ ・行動的になる。 つまり、何も行動していない状態では「やる気」が起きないのは当然であり、何かをやる前にやる気が出ないと悩むことはあまり意味が無いことになります。 やる気が出ないからといって、自分は駄目な人間かも知れない、などと悩む必要は無いのです。 従って何かに手を付けてみる、取りあえず少しやってみるということが、今後の生活を行動的にするのに役立つということです。 消極的に生きるのも人生。積極的に生きるのも人生。回り道をしてしまった方がいるかも知れませんが、一歩前に踏み出してみませんか。(個人投資家生活研究所 管理人やすまろ / 2008-01-20)
人文学的な糸井重里と科学を考える池谷祐二の対話はかみ合わないのは当然。 科学的な厳密な例を糸井が適当に解釈に話を濁すのが多かった。 それが素人だから仕方ないということになるのかもしれないが、 どこまでが科学的に正しいのか話を聞いているうちに分からなくなってきた。 へんな例えに持ち込むのはやめてください。 もっとインタビュアーが科学を知った人だったら的確に伝えられたかもしれませんね。(脳細胞 / 2008-04-29)
英語のやり直し学習をはじめてしばらくたちますが、35過ぎてから、「あ〜、物覚えが悪い」 「さっぱり定着しない」などと、自虐的に追なっていた時に買った本です。 糸井さんと池谷さんのホワーンとしたやりとりがなんともいい感じで、内容的にも易しく噛み砕いて わかりやすかったです。「年を取ってからのほうが賢くなる!」というコトバに何度勇気を貰ったことか。 池谷さんの語り口が、夢があるというかとてもキラキラしててステキだなーと思いまして、ファンにな りました。対談形式なので読みやすいです。勉強なんか嫌だ、と思っているひとは読んでみてください☆(ぴこ / 2008-04-11)
レビュー数 63
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平均点:4.0
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No.1-5
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よつばと! (1) (電撃コミックス) / レビュー総評点:212
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ASIN:4840224668 / 売上順位:-
メディアワークス(2003-08-27)
あずま きよひこ
¥ 630(中古:¥ 17)
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レビュー総評点:
212
『あずまんが大王』で「萌え」というジャンルに 新たな地平を拓いた著者の入魂作。 幼女、よつばが可愛い。この「可愛い!」という 心の叫びを「萌える!」と言い換えることはできるだろうか? と僕が、こんなトンチンカンな自問を何故、今したかと言えば それこそ本作の狙いのひとつなのではと勘繰っているからです。 昨今『こどものじかん』等を筆頭に、幼年の少女を 明らかに「萌え」対象にした作品は枚挙に暇がない。 しかし本来、かなり嗜好に偏りがある者でない限り そうそう「こども」に萌えたりはしない。 また、2次元ではそういうのに萌えるが現実ではアリエナイ! という人も多いだろう…というかほとんどだろう(と僕は思ってます)。 しかしそうした幼女萌えというお遊び…言うなれば一種の文化に 耽溺する余り、その文化で形成された価値観の奇特性を無自覚なまま 現実に導入してしまった場合、現実でも「こども」に萌えてしまう という後付けされた性的偏向が起こってしまう。 (偏ることが悪くはないが、実際、男性がこどもに萌えた所で 少なくとも生物学的見地からすれば歓迎できることは無いだろう) そんな、(無意味なものに意味を見出すという意味で)ごく文化的な遊びにより 後付けで植えつけられた偏向としての幼女萌えが 微々たるものではあれど蔓延しつつある中、 本作の「よつば可愛い!」という純粋な子への愛は 本来僕らが子供へと向けるごく自然な優しい思いを 取り戻させてくれるものなのではないか。 かつて萌えの新境地を見せた著者は、本作では全く対角から 逆説的に「萌え」という言葉の可能性を再開拓したのではないか。 よつばは「萌える」。それは、微笑ましい、可愛いということで それは現実の子らにも僕らが堂々と言える自然な感情なのです。 皆、ごくごく純粋に、子供が好きなのです。もともと。(ヴァルマンウェ / 2009-10-07)
「天衣無縫」 この言葉が、これほど似合う主人公も居ないだろう。 大人がイメージする「純真な子供」のイメージをそのまま具現化した ような主人公、よつば。この少女と、少女を取り巻く人々の日常。 ジャンル分けすれば「ギャグマンガ」というカテゴリに入ってしまう のかもしれない。しかし、この作品にはそれだけでない何かがある。 大人となった今では、ただの気持ち悪い存在である「虫」に興味を 抱いていた子供時代。親の田舎に連れて行って貰った時や、よその町へ 出かけた時の、全てが新しく目に映る感覚。 蘇ってくるそんな感情を、ノスタルジーという言葉で呼びたくはない。 僕らが忘れてしまった、大人になるにつれて脱ぎ捨ててきた純粋さ、 それらを思い出すだけじゃない。取り戻すこともできる。 少なくともこの本を読んでいる間は、僕らはそんな視点に戻ることが できる。世界は、日常は、こんなにも楽しいのだということを、 気づかせてくれた、そんな一冊です。(機動紳士 / 2003-09-02)
☆5つ
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好奇心旺盛、行動力抜群な女の子・よつばの日常。 「初めて」のことばかり起こる刺激的な日々。 自分にもあったはずだが遠い昔に忘れてしまった世界。 失くしたはずの記憶だが、「失くしてしまった」ということだけはハッキリと思い出させてくれる。 とーちゃんやジャンボ、お隣さん一家の優しい目に見守られながら、よつばは思う存分笑って怒って遊んで寝ます。 「どこかで見た、どこにもない場所」。 そんな場所が確かに在る「よつばと!」の世界。 全年齢推奨の良作です。 (ふるむーん / 2007-11-26)
「よつば」という少女を中心に広がる、ほのぼのとしたストーリーのマンガです。 その話のほとんどは普段の何気ない生活を切り取ったもので、私たちの近くにもころがっていそうな日常をよつばを中心におもしろく描いています。 世界の物すべてが不思議で面白くて、何でも知りたいとお思い、どんなことでも感動できたあの子供時代を思い出させてくれる、そんなマンガです。 昔は持っていたのにいつの間にか無くしてしまったものが、いっぱい詰まっている作品だと思います。 年齢男女関係なく楽しめる内容だと思います。 (K本 / 2007-05-07)
特別に不思議な事が起こるわけではなく、元気な女の子・よつばの過ごすごく普通の「日常」が描かれている、そんな漫画です その「日常」を楽しく愉快に、見ている方が和むような描写をしています 作者には子供がいるらしく、子供がとるような行動、言動も忠実に表れています キャラクターの個性もあずまんがとはまた違ったもので描かれています とーちゃんやジャンボはいい大人だなぁ、と思わされます あずまんがとは違い面白可笑しく笑うのではなく、「日常」をのんびり見て和む楽しみ方が最適かと お下品さをちょっと取り除いた女の子版クレヨンしんちゃんのような感じです まぁパンツマーンで腹筋よじれる程笑わせて頂きましたが 是非アニメ化して欲しい作品ですね NHK辺りでも出来ると思うんですが(こっぺりあん2 / 2007-04-23)
レビュー数 119
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平均点:5.0
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No.1-6
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ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス) / レビュー総評点:124
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ASIN:4088511263 / 売上順位:-
集英社(1987-08)
荒木 飛呂彦
¥ 410(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
124
冒険の原点を知る
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ジョースター家の奇妙なお話が幕開けする記念の物語です。 この巻ではまだ石仮面が動き出しておらず、 ジョナサンとディオの関係が深く描かれています。 この巻でぜひ注目して欲しいのは、後に闇の帝王となるディオの はっきり言って小者くさい嫌がらせやちょっと殴られただけで流す涙・・・ではなく、 ジョナサン・ジョースターの人間性です。 後のジョジョは、紳士とはほど遠い人柄だったり不良だったり ヘンな髪型のあぶねーやつだったりギャングだったり脱獄犯だったりですが、 彼、彼女らに根付いている正義の意思は、間違いなくこの紳士 ジョナサン・ジョースターから受け継がれたものです。 不気味で爽やかな最初のジョジョの青春を、映画のように描いた第一部。 5巻程度とジョジョにしては短いので、ぜひ読んでみてください。(ふにとめ16世 / 2006-11-06)
壮大な”JOJO”という物語の幕開けとなる第一巻です。 荒木先生ご本人がどこかで書いてましたが、当時外国人が主人公のマンガというのはほとんどなかったそうで、それだけでも異色な作品だったとのこと。とはいえ、それ以上に、そのストーリー、発想、キャラクター、セリフ、擬音(これをなくしてJOJOは語れないですね)・・・すべてがぶっ飛んだ作品です。 連載当初をリアルタイムで知っているわけではないのですが、相当に衝撃的なマンガだったのではないかと思います。 絵柄は後期とはだいぶ異なり、結構エゲツない描写も多いので苦手な人は苦手かもしれませんが、歴史的なマンガであることは間違いないと思います。 文庫版が出てますので、初めて読んで気に入ったという方はそちらを購入した方がよいかもしれませんね。(caffeinebomb_0723 / 2006-05-08)
最近になってふと読み直したら大ハマリ中。 二十年も昔の漫画なのに、まったく古さを感じさせない、それどころかとてつもなく新しい。絵もキャラもストーリーも何もかもがカッコイイ、の極みです。膨大なキャラクターも主役サイドはもちろん悪役に至るまで(それどころか通行人や動物に至るまで!)全員とんでもなく魅力的で、何度読み返しても飽きません。こんな物凄い漫画を長年に渡って描き続けてる荒木先生は本当に人間なのか?とさえ思います。 文庫版も出ていますが、やはり表紙絵が美しいコミックス版を推します。 アーティスティックでありながら大衆娯楽的、いい意味で分かりやすいのがジョジョの最大の魅力だと思うので、コミックスという形態はそれに相応しいように思います。背表紙も楽しい。(いぬら / 2007-08-26)
「ジョジョの絵は気持ち悪い」とか、「見にくい」とか、よく聞くけど、だまされたと思って1巻から読んでみて!!!あの絵のカッコ良さ、奇妙なキャラ達の面白さがきっと分かります!!!絶対はまりますよ!!(空q / 2001-10-06)
日本漫画界における最高のダークヒーロー。 ディオ・ブランドーの誕生です。 同時にそれは、少年漫画界の傑作『ジョジョの奇妙な冒険』の始まりでもあります。
ジョジョと言えば、誰でしょう? ジョナサン・ジョースターですか? 空条承太郎ですか? 或いはもっとマニアックに、セッコだったりしますか? いいえ、大丈夫です。みんなそれぞれ、自分の中のジョジョを持っているのです。 誰も貴方の好みにケチを付けません。それどころか、賞賛することでしょう。
この日本には、一体何人のジョジョ好きがいて、一体何人のキャラが それぞれの中で主役級の輝きを放っていることでしょう? そんなもん分かりっこないのですが、僕には一つだけ言えることがあります。
ディオ・ブランドーこそは、ジョジョの真の主役であり、 そして全ての漫画の悪役の中で、その頂きに君臨するに相応しいキャラクターである。
ディオ様が御生誕召された、この第一巻。 是非御一読を。(宿り木 / 2007-04-16)
レビュー数 30
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平均点:5.0
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No.1-7
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アド・バード (集英社文庫) / レビュー総評点:80
『アド・バード 』で画像検索
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ASIN:4087485927 / 売上順位:198242
集英社(1997-03)
椎名 誠
¥ 950(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
80
椎名SFワールドの原点。椎名誠の本で、一番売れてるのはおそらくエッセイ・旅行記なのだと思うけど、(amazonの「売れてる順番」でもそうみたい) ぜひともこの「アド・バード」、「水域」、「武装島田倉庫」のSF3部作は読んでほしい。 SFは科学半可通のカタカナ連呼小説ではない。知識によるものではなく、発想のトビかたで勝負するものだと思う。自分にとってのSFの魅力は、「まるで映画みたいに別のおかしな世界を構築して、新しい世界の中を旅することで、今自分がいる世界のおかしさを再発見できること」だと思っているのだけど、この「アド・バード」はSFの魅力が満載だ。 近未来の、赤茶けた鉄錆の世界と、そこで生きる人々。酸性雨が降る中の奇怪な生物。 その中の人々はどれも人間くさく、奇妙な生活を営んでいる。 多くのSFが、世界の描写を際立たせるためにストーリーはかなりシンプルなものにしているとおり、「アド・バード」の筋立てもシンプルだ。知識から造った世界でもない。 ここにあるのは椎名誠の発想から生まれた奇妙な世界と、筆力によってぐいぐい展開するストーリー、読み終わってから、周りの世界が急に奇妙なものに見える読後感だ。(nankurunaisa / 2005-04-02)
この世界、とてつもなく寂しい。寂しくて暗くて埃っぽくて、水も食べ物も十分な量がない。貪欲にして醜い虫たちが蝕む果てしない自然は危険に満ち、またそれを覆い尽くさんばかりの、無遠慮で馴れ馴れしい“広告”の洪水は心を蝕んでいくよう。そんな変わり果ててしまったアド・バードの世界がなぜかたまらなく懐かしいのは、一歩間違えば我々の世界もこういう未来を迎えていたかも知れないからだろう。 この本は小説や漫画といった日本のインドアな文化が「物心」つく少し以前の、まだ文化的な退廃が始まっていない頃の健全なSF小説である。またSFを書くなんてほとんど知られていない椎名誠が作者である。故に読者に媚びるような陳腐なお約束や、現代のアニメやゲームに見られるやや鼻につく嘘っぽい世界とは全くの別物。そこにあるのは健康指向の小奇麗な分明ではなく、古臭く泥臭くうさん臭いひたすら怪しい未来分明。その怪しさが意外なほど新鮮に、かつ現実味を帯びて迫ってくるので、古い和製SFだからといって我に返る暇は一切ない。現実を忘れて旅立つつもりで読める名作。(nmd / 2006-07-06)
僕がはじめに椎名氏の本と出会ったのは、旅行エッセイものであった。いやおもしろいなーと他の作品も読みはじめた。すると武装島田倉庫というけったいな文庫本が目に入る。読んでみた。あっけにとられた。はじめはそれが大好きなSFだとはなかなか気がつかなかった。実はその時点では椎名氏がSFも書くとは知らなかったのだ。はまった。抜けだせなくなった。他のものも捜す。そしてSFデビューにして日本SF大賞をとってしまったという本作品の存在を知る。その時はまだ文庫化していなっかった。手に入らない。あせる。文庫がでる。期待以上のものだった。古本屋でハードカバーも買う。こんなに凄い物は今後出てくるのだろうか?水域も交えた3部作は僕のつぼをがっしりえぐって行ったような衝撃を与えて行った。(長谷川 和彦 / 2001-11-27)
椎名さんはいつも旅をしてビールを飲んでばかりいる人ではない。 本来はこういうSFを書く人だったのだ、と思い知る一冊。 奇怪な名前の生物が多々登場する未来社会。 気色悪いのとかもいて、ひぇぇと読み進み、最後のシーンでほっとした後に心に残る不思議な感覚。これがたまらない。 椎名さん、この頃SFの新作が出ないのですが、読みたいなぁ。(みちぞう / 2001-11-15)
椎名誠のSFは、周りの世界を良く知らない若者が主人公であることが多いですね。 旅の途中で出会う人々から多くのものを得る、という点では紀行文みたいなものだと思って読んでいます。 私たちは彼の紀行文を読んでモンゴルや沖縄を旅するように、彼の頭の中を旅してるんでしょう。 この世界にはまったら「武装島田倉庫」や「みるなの木」も楽しいです。(なみの / 2005-08-07)
レビュー数 10
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平均点:4.5
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