リスト:読書をしたくなる本 を表示しています。(全 25 件)

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No.1-1
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本を読む本 (講談社学術文庫) / レビュー総評点:463
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ASIN:4061592998 / 売上順位:908
講談社(1997-10-09)
翻訳:槇 未知子/J・モ-ティマ-・アドラ-/著:V・チャ-ルズ・ド-レン/翻訳:外山 滋比吉
¥ 945(中古:¥ 440)
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レビュー総評点:
463

本質を読む・・欧米式読書技術
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欧米には、学校教育の中で読書技術を指導する伝統がある。物語を語り聞かせて自分の言葉で語らせるところから始め、要約、分析、解釈、批判の技術などが段階的に指導され、高校生ともなれば、全ての技術を駆使して難解な哲学論文や言語学関係の論文、高度な内容の文学作品を本当の意味で「読める」ようにカリキュラムが組まれている。さらには、歴史、社会学、経済学、政治学などあらゆる教科で必要な情報分析の技術にも応用される。芸術分野ですら読書技術教育の中で培われた技術が適用されるのである。欧米各国で名称は異なるが、読書のための技術はほぼ同じである。さらに欧米の読書技術教育では、ただ「読む」だけでなく、読後に必ず作文(小論文)を科せられ、最終的に自分自身で本に向き合い、自分の考えをまとめ上げることを要求される。アドラーの「本を読む本」は、日本の国語教育の中で実施されていない欧米式の読書技術教育の本質を、非常に分かりやすく説明している。本書は、教養人の必読書にとどめるべきではなく、日本の国語教育をどのような方向へ持って行くべきかについての、有効な資料として活用すべき本である。 ( / )
意欲的な読書のために
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この本は、読むに値する良い本を知的かつ積極的に読むためのの心得を述べたものです。 読書には段階があり、それは初級読書、点検読書、分析読書、シントピカル読書とだんだんと高度な読み方になるということです。 この本を読んで、納得したのは以下の部分です。 意欲的な読書のためには「読んでいるあいだに質問すること。その質問にはさらに読書を続けているあいだに、自分自身で回答するように努力すること。」という約束事を守らなければなりません。そしてその質問とは、全体として何に関する本か、何がどのように詳しく述べられているか、その本は全体として真実か、あるいはどの部分が真実か、それにはどんな意義があるのか、という4つの質問です。 最後に、この本にこの4つの質問を適用してレビューを終わりたいと思います。 この本は教養書や解説書をどのように読んだらいいかという本です。 読書には段階があり、ひとつひとつの段階の読み方について、どのようにして読んだらいいのかという実際の方法が述べられています。 この本にかかれていることは全体として真実です。(と思いました。) この本を読めば、今までよりも有意義な読書をする方法がわかります。(佐藤円裕 / 2003-07-25)
「速読」関連の書籍では、主に本をいかに速く読めるかという方法に着目した内容がほとんどだと思いますが、本書では方法ではなくて、「読書」をシステマチックに技術論として述べています。「読書とは本を読むことで、それは誰かに習うものではない」という私の先入観を大きく覆してくれました。これがひとつの学問の教科書で、中学、高校くらいで習っていたら読書に対する考えが変わり、読書離れを防げるんじゃないでしょうか。 書くことが積極的で、読むことは消極的と考えがちですが、読むことも積極的であるという説明には納得させられました。最後の外山氏の「日本人の読書」というあとがきで「新しい知的読書へ向かうためにこの読書技術が必要」とあり、さらに共感させられる内容でした。(多ぁ望@新習慣クリエイター / 2008-11-18)
大変参考になる技術論
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読書の「技術論」です。こんな本が1960年代に書かれてたこと が純粋な驚きでした。 「楽しいからする」読書は、読み方も自由だ。しかし、効率的に書か れていることを読み取ったり、いろいろな意見や主張を比較しながら読 み進める読書というのはそれなりに「技術論」を押さえておくというの は重要。 本書は、そんなニーズをお持ちの方に一読をお薦めします。この通り にやる必要は必ずしも必要ありませんが、本というのはすべからく1ページ から順に読んでいくという読み方に何の疑問を持たずにきた人もぜひ 一読を。 「フォトリーディング」の講座を受講した人は、講座の中で聞いたと 思いますが、この本は何を隠そう「フォトリーディングホールマインド システム」のネタ本なのです。 (ny / 2004-11-14)
この本は「読む」ことによって知識を得、理解を深め、すぐれた読書家になりたい と思う人のために書かれた本である。 積極性の高い読書ほど、良い読書だということをとくに指摘し、 読書にはらう努力が大きいほど良い読み手であり、読み手自身が浅い読み から深い理解へと読み手自身を引き上げていく方法を解説している。 「高度な読者を相手に書かれた難解な本こそ、積極的な読みかたが必要 であり、また、そのような読み方に値する。」と本書に述べている通り 本書自体、部分的に積極的な読みを必要としている。 構成は読書レベルを段階に分けて、そのレベルごとに解説されている。 第一レベルは初級(小学校レベル)「その文は何を述べているのか」 第二レベルは点検読書「その本は何について書いたものであるのか」 短時間内に出来るだけ内容をしっかり把握する。「拾い読み」「下読み」 などの解説。 第三レベルは分析読書「理解を深めるためのもの」 徹底的に読むことについての解説。 第四レベルはシントピカル読書「一つの主題について複数の本を相互に関連 づけて読むこと」について解説されている。 全般的に実用書であるにも関わらず哲学書的な硬さに違和感を感じた。 そして翻訳本であるためか文体にぎこちなさを感じ、和訳に不信感を持つ 箇所もあった。ので、少し辛口になってしまうが星3つ。(コンシステンシー / 2007-03-15)
レビュー数 88
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平均点:4.5
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No.1-2
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読書術 (岩波現代文庫) / レビュー総評点:243
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ASIN:400603024X / 売上順位:10225
岩波書店(2000-11)
加藤 周一
¥ 945(中古:¥ 371)
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レビュー総評点:
243
読書の愉しみ方
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我々が持っている人生の時間は無限ではありません。したがって、一生の内に読むことのできる書物の数は限られています。本書では、限られた時間を有効に使う読書術、愉しむための読書術を説いています。 「遅く読む精読術」「本を読まない読書術」「難しい本を読む読破術」など、一見、論点から外れた読書術のように受け取れますが、全て一理ある読書術でした。 自分が必要とする書物を選び、書物ごとの特性を知り、その書物に合った読み方をすることが著者の勧める読書術です。 本書のおかげで時間を有効活用する手段は速読だけでないことに気が付きました。この味のある読書術は、今後の読書を愉しくしてくれそうです。(イッパン人 / 2006-02-13)
本書は、膨大な数の文献を読破してきた「知の巨人」加藤周一氏が「読書術」というテーマの下に読書の楽しみ方を語るものである。「おそく読む「精読術」」、「はやく読む「速読術」」、「本を読まない「読書術」」、「外国語の本を読む「解読術」」、「新聞・雑誌を読む「看破術」」、「むずかしい本を読む「読破術」」などなど、読む対象の種類や必要性に応じて読むコツやスタンスを教えてくれる。現代にあっては「読書術」というと安易な「速読」ばかりがもてはやされる風潮があるが、本書は、まさに「急がば回れ」であり、正統派の知の体系を築き上げることが実はもっとも着実な「速読術」なのであることを改めて教えてくれる。 多数の文献を読んできた者にとっては決して目新しいことは書かれていない。しかし、著者のこれまでの読書人生の回顧を交えて、こうして系統立てて語られると、「ほう」とか「ああそうだよなあ。」とか、読書のスタンスについて色々と諭されるところがある。読書も数をこなしていくと、ある意味「垢がたまってくる」ものだが、本書は、そんな「垢」を洗い落としてくれるような本だと感じた。 (小僧 / 2007-09-16)
今から25年ほど前、学生時代に出ていた同著者の『読書術―頭の回転をよくする (カッパ・ブックス)』を手にしたことを良く覚えています。先ごろの著者の訃報に接して、久しぶりに同書を手にしたいと探したところ、現在はこの岩波現代文庫版として出されていることを知りました。 思うにこのおよそ25年というもの、私はこの本の教えに導かれるように読書を続けてきた気がします。 開巻一番、著者は「どこで読むか」と題して、かつて理想とされた端座書見を否定して、寝転がって読書をすることを推奨しています。 「正座の姿勢が、不便・不自然であることはあきらかです。人間の身体の整理・解剖学的な条件によって、この姿勢では当然疲れやすい。」 こんな風に医師でもあった著者が説く言葉を、私も実践してきました。 また著者がかつて1日1冊を実践してみたくだりを読んで、学生時代に私も少し目標値をさげて、一年に100冊を目指して真似をしてみたことがあります。 実際には80冊あまり読んだところで挫折してしまいましたが、それでもそれ以前は読書らしい読書をしたことがなかった私が読書好きに変わるきっかけになったのは事実です。 さらには、難しい本を無理して読む必要はない、難しいと思うのは「私にとって少なくとも、いまは、その本は必要でないという点に帰着する」という言葉にも励まされた気がします。 事実、手にした本をすべて欠かさず読了することはなくなりました。私が今求めているという、確かな心の声が聞こえないときには書を途中で閉じる勇気をもつことも大切だと思う自分がいます。 そしてもうひとつ、「およそ本を読むときには、だれでもその本のなかに自分を読むものだ」(52頁)という言葉は、25年前の私のように、読書の喜びをまだ知らない今の若い読者には贈り物といえるものでしょう。 高校生にはぜひ一度手にしてもらいたい一冊です。 (yukkiebeer / 2008-12-28)
かなり一押し!
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加藤周一氏による読書の解説本です。 具体的には ①どこで読むか ②どう読むか(精読術、速読術、本を読まない読書術、海外書の読み方、新聞雑誌の読み方、難読書の読み方) という構成になっています。 私は以前、斎藤孝氏の「読書力」を読んだのですが、読書力の方は読書の重要性と具体的な方法が約半々という印象を持ちましたが、本書はべったり方法論という感じです。 本を読むのは苦でないけどなんだかうまく知識が積みあがっていかない、無駄な時間が多い気がすると感じる方にはぜひ。読書の効率化が図れると思います。 (fuji君 / 2004-10-10)
「なにを読んだらよいかは、一般論としては成りたたない」けれども、「どう読んだらよいかは、一般論としても成りた」つ、ということから書かれた、読書の方法論を記した、優れた一冊。 元々は、口述筆記を基にして高校生向けに書かれたものであるので、誰もが困難なく読むことができるだろう。もっとも、加藤周一氏の文章は読みやすく、且つ、わかりやすいのであるが・・・。 話は古典から現代の書物、教科書、新聞・雑誌、外国語の書物と、非常に多岐にわたる。それぞれについて、加藤氏の考える「読書術」が述べられているので、それらを忠実に実行するかどうかは別としても、大いに参考になるはずである。 余談だが、読書の技術を述べる本書の中にあって、第8章(むずかしい本を読む「読破術」)は、裏側から「書き方」も示唆していると私には思える。論文やレポートを書かなくてはならない学生などにも得るものは多いだろう。(超高速粒子 / 2005-10-09)
レビュー数 16
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平均点:4.0
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No.1-3
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読書について 他二篇 (岩波文庫) / レビュー総評点:238
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ASIN:4003363221 / 売上順位:23149
岩波書店(1983-01)
翻訳:斎藤 忍随/ショウペンハウエル/原著:Arthur Schopenhauer
¥ 525(中古:¥ 149)
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レビュー総評点:
238
「読書」という行為に対して深い思索を喚起させられます。 速読や多読が注目を浴びる最近の傾向とは、一線を画しています。 生きること、考えることに対する読書の位置づけを改めて考えさせてくれる一冊です。 (watanabe8760 / 2007-07-07)
多くの本を読んで楽しい、感動する時間を過ごすことは至福の時間と思っていた。それゆえ、多読をすることに意義を感じていたが本書を読んで自分の浅はかな考えに気づかされた。 表題「読書について」は一読すると辛口な語りであるものの真実を突いている事柄、現象に思い当たりはっとされた。表紙には「読書とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」と紹介され、それは自分が多読することに単に憧れ、自負さえしいてることをこなごなに砕いてくれた。 また他の文中に「・・・読まずにすます技術が非常に重要である。」ともある。この一見、不可解な文章はその後、その技術の具体的な内容、良書の説明と続き、「人生は短く、時間と力に限りがあるからである。」と結ばれる。つい書籍の新刊を目にすると購買意欲をそそられ読まないて置かれている本が増えていく自分を戒める内容であった。また、とても1850年代に書かれた内容とは思えない古さを感じさせない鋭さが随所に散りばめられているようだった。 本書は他に「思索」、「著作と文体」について書かれていて、興味深く読めた。 今後も読書は楽しみたい。多くの面白い、感動する、または思索を豊かにする本に巡り会いたいとは願うが、多読にこだわらず良い本は繰り返し読みたい。本書は自分のこれからの読書人生に参考にしていきたい考えに多く触れることが出来た良書でした。(すみん / 2004-10-31)
私の魂の一冊
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大学に入学したての頃、生協で何気なく手に取り、そのタイトルに惹かれるものがあって購入し、その内容が私自身ずっと考えてきたことに酷似していることに驚き、貪るように読んだものでした…。 読書家で博識な人ほど頭が良いのか、なぜいわゆる「知識人」であるにも関らずおかしなことを言う人が存外多いのか、<読書>と<思索>の決定的な違いは何か…。ショーペンハウエルが持ち前の毒舌(?)で読書の弊害を指摘し、思索の何たるかを説き、当時のドイツ語の過剰なまでの修飾表現・大言壮語、文法の乱れ、出版界の体たらくなどを一刀両断します。 解説者も指摘している通り、ショーペンハウエルには確かに天才主義的な所もありますが、彼の指摘している所はかなり鋭いと思います。 単なる博識ではない知を求める人、読書家を自負する人、現代の情報・出版の洪水の中で喘いでいる人に是非おすすめします。(モリブンドゥス / 2004-09-11)
今から200年ほど前のドイツに生きた思想家、ショウペンハウエルが、読書や執筆について記した小編です。 新刊書の洪水に流される民衆を憂い、母国語(ドイツ語)の乱れを叱り、日銭を稼ぐために書く「非良心的な三文文筆家」を批判するというオヤジっぽい内容ですが、簡潔でインパクトのある文章や巧みな比喩表現は、さすがに他人を喝破するだけのことはあり、ぐっと引き込まれます。 思索に関しては、「読書は思索の代用品にすぎない」。著作に関しては、「考えぬいた明瞭な思想」を過不足のない「平明な言葉」で精緻に書け。そして、読書に関しては、「悪書は精神の毒薬」、「あらゆる時代、あらゆる民族の生んだ天才の作品だけを熟読すべき」、「重要な書物はいかなるものでも、続けて二度読むべき」など、至極真っ当な主張。 文筆や出版を生業としている方は必読かもしれませんが、そうでなくとも、“たまには大御所に気持ちよく叱られて背筋を伸ばしたい”という方にはオススメです。 近年日本では、年間7万点の新刊書が発行されるという。一日あたり約200冊。ショウペンハウエルの言うように、悪書を読んでいる時間などない。(お散歩職人 / 2008-02-03)
本屋で何気なく買った本だが、翻訳も読みやすく100年以上前に書かれたものとは思えないほど現代にも当てはまる。 「思索」、「著作と文体」、「読書について」の3部作で構成されている。 「思索」、では、多読が精神から弾力性をことごとく奪い去り、自ら思考することを抑制することを述べ、真に物事をながめること(例えば旅をすること)は思索する多くの機会を与えることを指摘している。かと言って普通の時間は読書に宛てるべきと決して読書を否定はしていない。何時も思索できるとは限らない。思索したことを書き留めておくことも少しそれとなく書かれている。要は読書で他人の知識・力を頼るだけでなく、自らの頭で物事を考えよということである。 「著作と文体」では、国語(ドイツ語)の乱れを指摘すると共に、最近の発言であれば、常により正しく、後から書かれたものならば、いかなるものでも前に書かれたものを改善していると思い込み新刊をむさぼり読む民衆の愚かさを憂いている。。。まるで今の日本と状況は似ているのではと思わせるもの。生き残っている古書はそれだけ世の人に認められた内容であり、読む価値はあると指摘している。ブームとなって飛びついた本がどれほど本屋の棚に残っているか。。。見れば納得する。 「読書について」では「思索」の裏表であり、自分で思索する仕事をやめて読書に移る時、ほっとした気持ちになるのは、読書はものを考える苦労がないからである。読書の後にさらに考えることの大切さ、二度読みの効用も記載されている。 あくまでも自分が主役となって主体的に良書を選択し、読書と思索をバランスよく行うことが大切だと気づく。(薄く!)読みやく、ためになる、一読の価値はある。(ロバート_レッド_カード / 2006-05-07)
レビュー数 31
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平均点:4.5
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No.1-4
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古典の読み方―現代人のためのスタミナ読書 (PHP文庫) / レビュー総評点:0
No.1-5
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面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本 / レビュー総評点:72
『面白いぞ人間学―人生の糧になる101冊の本』で画像検索
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ASIN:4884747917 / 売上順位:41687
致知出版社(2007-10)
一条 真也
¥ 1,470
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レビュー総評点:
72
良書の紹介
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書評というか、著者の視点から、 101冊がとてもわかりやすく紹介されてます。 人間学や哲学に興味はあるけど、 どれから読んでいいかわからないときに参考になります。 また紹介されている本には良書が多いので、 いろんな人に読んでもらいたいと思います。(むぅ / 2007-12-13)
人間学雑誌「致知」を愛読している者ですが、「致知」から生まれた名著の数々が素敵なブックガイドになりました。中江藤樹、二宮尊徳、佐藤一斎、吉田松陰、西郷南洲らの偉人から、苛酷な人生を乗り越えた無名の人々まで・・・とにかく、「人間」を知るためのすべてがここには揃っています。特に、私が尊敬する安岡正篤先生の主要著書がわかりやすく紹介されているので、これから安岡先生を学ぼうと思っている人には、格好の入門書となるでしょう。それにしても、『いかに生くべきか〜東洋倫理概論』のコピーを「八十年前に書かれた『国家の品格』であり『女性の品格』」だなんて、実にうまいこと言うものです!その本のポイントを見出して、それを魅力的に伝える、著者・一条真也氏の才能はただごとではありません。心から本を愛しているのでしょうね。まるで、本のソムリエです!(ダブルクロス / 2007-10-02)
どの本を読んでいいのか悩んでいたら、まず面白いぞ人間学を読んでみてください。あなたの人生の道しるべとなる101冊がここにはあります。本書は101冊の本を読むきっかけとなる手引書です。分かりやすく解説してあり、今まで読まなかった新たなるジャンルへと間口が広がります。迷っているなら、まずは手にとって読んでみてください!(マヒナ / 2007-10-15)
新しい本を発見できる一冊でした。「これ読んでみたい」、「この本おもしろそう」と思いながら読み終えました。 今年の秋は、『読書の秋』でいこうかな〜と考えています。 この本を片手に本屋を放浪してみようと思います!(ひだまりもっこり / 2007-10-03)
人間って心の持ちようひとつでどんなにも変われるんだな・・・と考えさせられました。 本書は101冊の紹介はもちろん、「読んでみようかな」と思わせてくれる内容が盛り沢山です。 本屋さんに寄った際、色々物色してみようと思います!(ブルースカイ / 2007-10-02)
レビュー数 11
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平均点:5.0
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No.1-6
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ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論 / レビュー総評点:31
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ASIN:416351080X / 売上順位:124182
文藝春秋(1995-12)
立花 隆
-(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
31
一体何万冊の本を読んできたのだろうと言いたくなる程本を読んできた立花隆さん。恐らく日本でも5本の指に入るぐらいの量は読んだであろう。そんな著者の読書遍歴がうかがえる本書。厚い本だが、おもしろく引き込まれる。 又、本書には多くの優れた著作を生み出してきた立花氏の勉強の仕方が紹介されている。これから本当の勉強を始める大学生にもぜひおすすめしたい本だ! 私は本書を読んで、すっかり立花氏のファンになってしまった。そして、改めて勉強しようという気持ちになった。(ちまちゃん / 2008-01-17)
立花氏のデビューは田中元首相の金脈問題というまさにジャーナリストの仕事であったが、立花氏の真骨頂は好奇心旺盛さにある。宇宙から、革マル、臨死体験、利根川氏の分子生物学、インターネットからサル学まで。並の文筆家の得意分野を軽々と飛び越える。 ただ、好奇心という点で博覧強記の荒俣氏と比較すると、荒俣氏の仕事には世の中で知られていない、評価されていないものを原点から調べ上げるという私的好奇心の発露から、俗論をひっくり返す創造活動であるのに対して、立花氏の好奇心はすでに確立した学問、研究を勉強するという所に多きな違いがある。 その意において立花氏は学校を卒業しない永遠の優等生という感がある。 本書は、連載エッセイの集めたもののため、書き下ろしの読書論にもなっておらず、迫力に欠ける点が残念だ。タイトルに期待する読者には物足りないと思われる。(kaz0775 / 2005-01-19)
本を読む。いわばこれは知識活動の基礎となるもの。本・雑誌・論文など言葉で書かれているものを理解するには、読むしかないということを強く訴えている。 そして、彼がいかに本を読んできたのか。仕事の中でどのように読んでいるのか。本にはどのように触れているのか。そんなところが垣間見れる。 そのような本と筆者の関係がメインであり、いわゆる書評や書籍紹介はあまり期待しないほうがよい。(おぎはら / 2004-09-03)
立花さんの著書を読みつづけると、知の最前線、時代の論点に連れて行ってもらうことが出来る。これは、立花さん自身の嗜好によるもののようで、一つをやると次にはあっちが見てみたい、こっちが見てみたい、と興味ある分野と仕事をマッチングさせているためである。そういう立花さんの原点は、やはり「文学」にあったのだ、と私は感じた。この本に、小学校から中学にかけて読まれた本が記載されているが、これが凄い量で世界的な名作ばかりである。これが立花さんのノンフィクション作品の魅力になっている。文学の体験が十分にある上に「ノンフィクション」が形成されているように思った。ノンフィクションという文学である。ロッキード事件の時の立花さんも脳死を扱う立花さんも確かに文学である。それらに、初期の文学体験がベースにあったことが、推し量られる。(街道を行く / 2002-07-12)
数年前、立花に耽溺した時期以来、彼の著書から遠ざかっていたが、久しぶりに立ち返ってみて改めて彼の偉大さに気付いた。まったき読書術に限定して述べると、多読を自己目的化すること、一冊の内隅々まで読了しようと固執すること、購入した書籍は全て読むこと、など自分の方法の悪習に気付かされた。いや、と言うよりも薄々自分で気付きながらも変えられないその癖が、大量読書のためにはむしろ害のあることを自覚できたと言う方が正確だろう。本書は、加藤周一「読書術」とともに、節目節目で幾度も立ち返るべきものであると、痛感した。(ヨーゼフ・K / 2004-11-23)
レビュー数 22
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平均点:4.0
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No.1-7
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人生後半に読むべき本 / レビュー総評点:13
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ASIN:4569656307 / 売上順位:374416
PHP研究所(2006-08-26)
著:渡部 昇一/谷沢 永一
-(中古:¥ 646)
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レビュー総評点:
13
谷沢氏は昭和4年生まれの77歳、渡部氏は昭和5年生まれの76歳。 老いてますます物事がわかるようになってきた、という。 「漱石の『道草』というのは、今の私の年になってから読み返すと バカらしいの一言」 「漱石は49歳でなくなっています。 それより25年もながく生きてみると、 やはり50歳で死んだ人の人生観察というのは どうということはない」 「若いときは裾の方から見て山の姿かたちがわかったつもりになっているが、 5合目、7合目にくると、まったく別の眺望になる」 なるほど。そういうものなのかもしれない。 推薦されている本にはあまり脈絡がないので、 あらかじめ考えて選んだものか、対談の流れで思いつくままあげたものか そこはちょっと判然としない。 が、難しそうな思想書などは一切取り上げておらず、 読書に対していたずらに教養主義的でないのがよい。 いくつか選んで読んでみようかな、という気にさせられる読書案内である。(丁三 / 2006-10-14)
本書には、なるほどという含蓄が多くあります。人間経験を 重ねると視野や自分の感受性の幅や奥行きが広がっていく、 自分が完成したと思ったらお終い、人間関係の味わいは苦い 目に逢うと分かる、などなど。49歳で無くなった漱石「道草」を 74歳の著者が読んだら幼稚に見えたというのは、何とも重み のある言葉でした。(according to the conservative / 2007-04-08)
レビュー数 2
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平均点:4.0
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No.1-8
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「読み」の整理学 (ちくま文庫) / レビュー総評点:-6
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ASIN:448042380X / 売上順位:42202
筑摩書房(2007-10)
外山 滋比古
¥ 588(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
-6
近年、若者の活字離れが甚だしいと言われているが、インターネット・メールの普及 によってむしろ彼らにとって活字はより身近なものになった。 というのが現在通説ではないでしょうか。 また、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」より刊行された『日本人の思い』のなか で各世代・男女総合して八割の日本人が自分は読書(何を読書としているかは不明)を する方だと答えているとありました。日本は大変な読書家国家です。 ところがそんな読書の九割九分が本書で言う「既知の読書(アルファ読み)」であるよ うに思われます。 文学青年が取扱説明書の無味乾燥な文をのみ込めない理由はそれが「未知の読書 (ベータ読み)」であるからで、わからないから読まない。わかりにくい文章が悪い。 あるいは、この文章は間違いだ。と断念・早合点してしまうことはよくあります。 いくら活字慣れしていると自負していても、文字が理解できる限り誰にとっても容易い アルファ読みばかりでは知的進化はありえないということは大いに納得しました。 本書自体はエッセイ風の平易な文章でアルファ読みできるものですが、読書を自己探求 の拠り所にする人であればかなり刺激になる内容です。 (アヒル / 2008-03-16)
同じ著者の『思考の整理学 』にある「既知・未知」の項(6ページ)を文庫本1冊にふくらましたかのような内容です。オリジナル作品の順番はどちらが先なのかわかりませんが・・・。 こうした類の作品をよく読まれる読書好きの方なら、『思考の整理学 』6ページ分で十分な内容だと思います。(slan_magic / 2007-10-30)
「思考の整理学」を読んで心に響くものがあったので同様の体験をしたくて購入し通読。 内容としては、読書、言葉を理解という側面から見た、著者の分析、考え方が記載されている。「アルファ読み、ベータ読み」「ベータ読みのすすめ」「教科書の役目」「離乳語」「テレビの罪悪」「新しいものの学習におけるベータ読み」など面白い話が多々あります。特にベータ読みの修練方法の教科書として、古典、英語を進めてくれていますが、ここに私だったら「数学」「技術書」を追加したいなぁ。数学は原典としては自然がベースだし、技術書はいままで培ってきた文化が原典になっているので、自分は上記2つの教科書でベータ読みを鍛えていきたいと思います。未知と既知との関係を乳児、教育、大人に対してそれぞれのケースを充てているのは面白い。 難しい本を読むことに対して抵抗がある人、なぜだか面白さを感じている人はその理由がわかるかもしれません。(sickboy / 2008-04-19)
内容は「思考の整理学」を膨らませたような感じです。古典を繰り返し(たとえ意味がわからなくても)読めば、得るものがあるという主張ですが、ビジネスの世界では無理だと思います。「教養」としての読書をしたい方にはおすすめです。(ヨミビト / 2007-11-15)
本書は読書法について書かれている。 ただし、すぐに何かを得たいがために本を読む人には向かない。 渡部昇一「知的生活の方法」(ハマトン「知的生活」でもよい) に刺激を受けた人ならば、この本は読書の本質を問う内容なのでおすすめだ。 著者は読むという行為を2種類に分け、 既にわかっていることを確認するような読書と 未知を知るための読書があると定義する。 未知を知る読書とはどういうことか。それは考える読書と言ってもいい。 これこそが本書の主要なテーマである。 前述の渡部著を読んだ人なら、知的生活との関連を色濃く感じるだろう。 本書では古典についてこう述べている。 >昔のことは古い。だからと言って古くさいとはかぎらない。 >新しいことはおもしろそうだが、時の試練をくぐり抜けていない。 >新しいものごとは古くなるが、古いものはもう古くならない。 なかなかにすぐれた言葉ではなかろうか。(dejima2001 / 2008-03-12)
レビュー数 8
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平均点:3.5
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No.1-9
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人間力を高める読書案内 (ディスカヴァー携書) / レビュー総評点:13
『人間力を高める読書案内 』で画像検索
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ASIN:4887596081 / 売上順位:137544
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2007-12-15)
三輪 裕範
¥ 1,050(中古:¥ 446)
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レビュー総評点:
13
読書案内を面白く読むには二種類あると思う。 一つは 論者が論じている本を自分も既に読んだ経験がある場合だ。この場合には 自分が持ったその本の感想、その本への意見と 論者のそれとの差異を楽しむことになる。同じ本に対して 色々な読み方が出来るという事実は 大変勉強になる。また 自分の「本の読み方」を いささか相対化できる点でも 価値がある。 もう一つは 論者が論じている本を自分が知らない場合だ。この場合には 自分の知らない本への論であるだけに 論者の論の是非が判断できない一方 その対象とされた本に興味が出る点が楽しみだ。 本書の著者は 総合商社の勤務の傍ら 幾つかの本を上梓されている方である。同じサラリーマンとして 大変な勉強家なのだろうなと思う次第だ。 僕にとって本書は上記2種類のうち 完全に後者の部類だ。とり上げられている34冊中 読んだことがある本は3冊だけである。そんなわけで僕の楽しみ方としては まだ見知らぬ本の紹介を受けている点にある。 これは本書を教えてくれた会社の同僚の意見でもあるが この34冊の中で米国のピーナッツを上げている点には 正直感心した。そういう本を 著者の年代で読む機会を得て かつ そこに価値を見出すという作業は 中々やれることではない。それがやれる著者の闊達な「知」を感じさせる選択である。 ということで 教えて頂いたいくつかの本は是非読もうと思っているところだ。これが読書の醍醐味なのである。(くにたち蟄居日記 / 2008-01-05)
私達の人生は、良い書物や恩師や友人から刺激を受ける事で実り多いものになるであろう。 「どんな本を読めば人生が豊かになるのであろうか?」と考えた人もいるかと思われる。 本著は現役商社マンの三輪氏が自身の読まれた2万冊の書物の中から「自信を持って薦めれる良書34冊」をガイドしてくれる大変親切な書物である。 本著は「自分の能力をどう生かすか」「人間関係をどう築くか」「どう学ぶか」「どう考えるか,どう表現するか」「どう生きるか」の5章に分けて名著を厳選紹介している。 「努力論」(幸田露伴)「人を動かす」(カーネギー)「修身教授録」(森信三)など古典的名著も推薦されているが、三輪氏の解説を読むと「なぜこの著書は名著で今も読まれているのか?」という事がよくわかる。 三輪氏は各書物についてオーソドックスに解説されているので、見方は冷静で曇りがない。 解説を読んで興味のあった書物があれば原著を読まれればより有益であろう。 人生を深く考えて生きたい人にお奨めしたいが、本著を読んだ人は相当な読書家になるのではないだろうか。
(ミスターKK / 2009-08-31)
古今東西たくさんの良書のエッセンスまとめており、多くの気に入った文章を発見しメモすることができました。例えば、「職業の道楽化」「毎日1時間仕事と直接関係ないことに頭を使う」「散歩と読書と思索の日々を送る」など。 いくつか読んでみたいと思う本も発見することができました。 この本は「仕事はほどほどにしてはやく家に帰って好きな本を読むのを楽しみとする(本文中より引用)」すべての人にオススメでしょう。(だん / 2009-08-01)
こーゆー、リスト的な書籍は良いですねー レビュー込みで、あらすじもまとめてあって いつも時間に追われている、アリスの白ウサギなビジネスパーソンにオススメ(ウェブ担当 / 2009-04-19)
三輪氏によると、自己啓発書には生き方を教えるものと、勉強法を教えるものが あるそうだ。そして、氏の言うとおり、自らの人間力を高める名著が34冊紹介されて いる。 読書法のスキルの一つに「多読」がある。本田直之氏が推奨する方法で読むと1冊の本から 得られる情報量は多くなくなる。しかし、情報の質はとても高くなりやすくなる。本質を 突き、しかも重要である場合が多い。こういった名著の紹介本を多く読んでいく事も、 「レバレッジ」をかける有効な戦術である可能性がある。 第1章 自分の能力をどう活かすか 努力論 知的人生に贈る わが息子よ、君はどう生きるか 自分を生かす人生 その他大勢から抜け出す仕事術 自分の時間 五〇歳からの定年準備 第2章 人間関係をどう築くか 人間通 人を動かす 人間学 人と付き合う法 活眼活学 第3章 どう学ぶか ケーベル博士随筆集 現代読書法 悪の読書術 独学のすすめ 発想法 クオリティ・ライフの発想法 知的熟年ライフの作り方 第4章 どう考えるか、どう表現するか ダメな議論 知的複眼思考法 巨人軍論 質問力 「分かりやすい文章」の技術 あなたの話はなぜ「通じない」のか 第5章 どう生きるか ヘンリ・ライクロフトの私記 出世を急がぬ男たち スヌーピーたちのアメリカ 「閑」のある生き方 孤独の研究 人生の短さについて 自省録 修養 修身教授録(塾長小室 / 2008-12-28)
レビュー数 7
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平均点:4.5
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No.1-10
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ヘッセの読書術 / レビュー総評点:15
『ヘッセの読書術』で画像検索
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ASIN:4794213468 / 売上順位:41717
草思社(2004-10)
編集:フォルカー ミヒェルス/ヘルマン ヘッセ/翻訳:岡田 朝雄/原著:Hermann Hesse/原著:Volker Michels
¥ 1,890(中古:¥ 620)
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レビュー総評点:
15
もう40年も前に亡くなったノーベル賞作家なのに、新刊が出ました。 本書には、ヘッセが読書について折に触れて書いたエッセイが集められています。 彼は「私は数万冊の本を読みました」という読書家で、ドイツ語に翻訳されている世界中の本を読んで、インドや東洋思想にも思いを馳せた人です。 表紙にはスーツ姿で本を開いたヘッセが眼鏡の奥からジロッとこちらを睨んでいる写真が載せられており、なんだか近寄り難い印象を与えます。 世界文学を自分の書棚に並べるとしたらどのようなものが良いか、ということを述べた「世界文学文庫」という一文には、短い選定理由の文章をはさんで、延々と知らない本の名前が書き連ねてあります。いやはや、本当に近寄り難いです。 本はたくさん読みますが、ヘッセは新聞を読みません。なぜ読まないかといえば、感受性が豊かすぎて、一つひとつのニュースの背景や当事者の心情を考えてしまうからです。 たとえば、銃の暴発で母を死なせた若者が過失致死罪で百フランの罰金刑を受けた、という記事を読んだ時のこと。もし故意だったら殺人者として裁かれて監獄に長いこと閉じ込められるだろう、未開人の国なら頭を切り落とされるだろう、と彼は考えます。また、裁判官はどうやって命の値段を計算したのだろう。自分の理性と法律の間で深刻な葛藤に陥ったであろう、と考えてしまうのです。ふつうの人ならば読み飛ばしてしまうような記事に対して、こんなにたくさんの想像をめぐらしていたのでは、きっと疲れてしまうに違いありません。 ヘッセが書いた小説は、思春期の少年が悩みながら成長していくというストーリーが多く、私も学生時代に夢中になって読みました。主人公の成長過程を自分の将来に重ね合わせて考えるような読書は、中年になってしまうとなかなかできませんねぇ。 やはりヘッセは巨人だった、ということを改めて知った一書でした。(くろやぎ / 2005-01-20)
ヘッセの読書に対する思いをつづったエッセイ。読書のことだけでも こんなにもたくさんのことに思いがあふれているうえに、彼は書く人でも あります。 彼の半端でない読書の量。本を愛する気持ち。ただただ感服してしまい ます。 読書が大好きな人ならば、もちろんこれだけの量の本を読んでみたいと 思う。彼が書店員や出版社に勤めていたことも彼にとっては、好条件 だったのでしょう。 そんな彼だからこそ、数々の作品を生み出すことができたのだと、改めて 彼の名作誕生の底にあるものを知ることができます。(mitsugi / 2005-08-09)
少なからず、「彼だからこそ」薦める本(中国の孔子など)というのもあります。 唯、濫読への批判(…の割には彼は2、3万冊もの本を読まれたそうですが…)や、 新聞への批判(現代社会において、少なくとも大学生以上であれば、新聞を読まないのは致命的) に関しては納得出来なかったので残念でした。 (後者に対しては時代の所為かも知れませんけども。) けれども、ヘッセのファンにとっては、ヘッセがどのように本と付き合ってきたのか、どんな本を皆に読んで欲しいと願うのか、を知る事が出来て喜びを見出せるかもしれません。 ヘッセのファンの方や、ヘッセの作品を読んで気に入った方にはお薦めできると思います。( / )
あまたあるエッセイから読書に関する内容をピックアップして編集した本。 著者の読書論でもあります。 圧巻は古典文学の推奨リスト。 岩波や新潮文庫等で題名をみかけますが、怖気付いてしまいました。 名著ばかり挙げてる点は見習わなくてはなりません。 ヘッセは私にとっての指標です。 「車輪の下」を読んだ時の鮮烈さは忘れられません。 (アーリーバード / 2009-01-05)
レビュー数 4
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平均点:4.0
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No.1-11
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人間通になる読書術 (PHP新書) / レビュー総評点:0
『人間通になる読書術 』で画像検索
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ASIN:4569553389 / 売上順位:355419
PHP研究所(1996-10)
谷沢 永一
-(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
0
巻末の対談から読むのが面白い。 人間通になるには、ひとつは本にたくさんふれること。さらには機会を活かすこと。 400字詰め3枚目安の原稿。評論や作文の教材としても良し。 当時の入手可能な書籍を題材に評論としたもの。現在(2009)では、この新書も絶版中。 このくらい幅広い読書がしたい、深く読みたい、と思わせてくれる良書。 機会があったらぜひお読みください。(AURON / 2009-10-18)
レビュー数 1
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平均点:5.0
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No.1-12
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本の中の世界 (岩波新書) / レビュー総評点:48
『本の中の世界 』で画像検索
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ASIN:4004150906 / 売上順位:135482
岩波書店(1963-07)
湯川 秀樹
¥ 735(中古:¥ 373)
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レビュー総評点:
48
本書は、我が国において初のノーベル賞受賞者の湯川秀樹教授が、本にまつわる様々な思い出を自らの人生に重ね、時に世界的な学者との交流などを振り返り書き綴った書物である。 教授は物理学の素粒子の分野でノーベル物理学賞を受賞されたが、意外なことに幼少の頃から手ほどきを受けた漢学、「老荘」の哲学の影響を強く受けていたことが分かり、驚いた。 他にも『源氏物語』やドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』などの古今東西の様々な文学作品や哲学にも影響を受けていたことが分かり、教授の教養の広く豊かな裾野が、独創的な科学的な思索を支えていたことを知った。 特に20世紀最大の天才と謳われた、友人であるアインシュタイン博士との交流や思い出話はとても興味深く心に残るものであった。 巻末にある、短い自叙伝-ある物理学者の宿命-と題する文章にも、思わず微笑が。教授は自己表現が非常に苦手で、「多分ほかの人ならば悩まなくてもすむような事を、終始自分で悩み続けている。」といった文章からも教授の意外な人間くさい一面が垣間見られた。 私にとっては忘れがたい書物である。 (s.ペガサス / 2004-04-24)
ノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士が、自分の読んだ本に対して、それぞれに感じたこと、思ったことを述べています。 本の内容は、中国の古典「荘子」「墨子」漢詩集「唐詩選」日本の古典「山家集」「伊勢物語」「源氏物語」などからドストエフスキー、ラッセル、アインシュタインにまで非常に多岐に渡り、湯川博士の教養の広さ、深さにあらためて驚きました。 それぞれの本を読んで語られることは、自分が最初に読んだ当時の心持であったり、専門の量子力学との関連であったりと、これも色々な角度から述べられているのに驚きますし、読んでいる方も飽きないと思います。 読んだ本によっては小学生のころ、中学生のころのことを語っており、湯川博士の自伝である「旅人」を補完するような所もあります。 個人的には、専門は違えど同じ物理学者であったアインシュタイン、ラッセル・アインシュタイン宣言に関わったことから、思い入れのあるバートランド・ラッセルについて語られている章が一番面白かった。 文章も非常に綺麗で、整然と語られる文章は、秀でた人間と言うのは人間的にも深みがあることを感じさせます。 一読をお奨めします。(itgaki / 2008-03-02)
日本で初めてのノーベル賞。凄い!でも何をして、どんな人で??とあんまり勉強した と言う思い出のない私。 でも興味はある。え〜い、「クリック!」買ってしまえ。 人はたまには学びたいと思うのである。(笑) でもこの人天才なんだろうけど、言葉が優しい。難しい本のタイトルがついていて、そのタイトル(湯川さんが感銘をうけた本のタイトル) の内容を 湯川さんの言葉で、昔話と織り交ぜながら、 「なんか頭のいい人って、言葉がインテリで嫌い」とへそを曲げる私に、 物理学者っぽくない、 (すいません。勝手なイメージです) 優しさで包んでくれる。 そしてその湯川セレクト本を「読んでみたい」と思わせてくれた。 理数、文系の方もそして「昔、古典って授業あったよね〜」みたいな私のような 方も読んでいただきたい。 私は辞書で漢字調べたりしましたが、それが勉強になったか(笑) 因みに図に乗って買った、「物理講義」とか他の本はやはり私にはちんぷんかんぷんであった。 (つるえ / 2007-07-09)
レビュー数 3
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平均点:5.0
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No.1-13
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齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる! / レビュー総評点:165
『齋藤孝の速読塾―これで頭がグングンよくなる!』で画像検索
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ASIN:4480816518 / 売上順位:4126
筑摩書房(2006-10)
斎藤 孝
¥ 1,260(中古:¥ 787)
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レビュー総評点:
165
斎藤孝先生の他の本と同じく、この本も非常に読み易いです。さすが国語の先生だなという感じがします。 速読の効果は、第1に理解力(速度と深さ)が高められること、第2に多読を可能とすることです。 本を読んだとは『「結局どういうこと?」と聞かれたら「こういうことです。」と即座に答えられたり、「なぜ、そう言えるの?」と言われたら、「こうだからです。」と明快に返せること』です。最初から最後まで一字一句に目を通すことではありません。要するにその本の言いたいことを理解することです。速読をマスターすれば、短時間でその本の言いたい事が理解できるようになります。 また、少数の本を精読することよりも多数の本を読むことの方が重要です。その方が多角的に物事を見れるようになるし、柔軟な考え方が出来るようになるからです。そのための手段として速読は欠かせません。 この本には、速読のテクニックが紹介されていますが、「目を上下に速く動かす」とか、「ページを映像として見る」といったものではありません。上で述べた読書の目的(本を読んだとは…)を強く意識することで読むべき部分がわかるようになるといったものです。また、速読の障害となる「最初から最後まで読まなければならない」「本を汚したくない」などの考えを捨てるといった意識改革も必要だと書かれています。 速読だけでなく、今後の読書の仕方を変えてくれそうな1冊でした。 (tomomanakun / 2006-11-03)
速読というと、ついテクニックのほうに目が行ってしまう。 しかし、本書は、いわゆるテクニックに頼ることなく、 オーソドックスに頭を鍛えることによって、 総合的な読書力を高め、本を読むスピードを高めていくことを説いた本である。 たとえば、速読術では、眼球の動かし方がどうのという話題が中心になるが、 本書では、筆者お得意の3色ボールペンで線を引いて、 などの五感に訴えるアナログな手法が中心である。 結局のところ、長く使えるのは、アナログの方であったりする。 というのも、アナログは、習得するまではそれなりに修練を要するが、 一度身に付けたら、なかなか離れていかない性質のものが多いからだ。 筆者のアドバイスにしたがって、本書の中で気に入ったフレーズを引用すると、 評論の読み方は、対比、対立を見抜き、何を発見したと言いたいのかを探すこと、 というのがあった。これは非常に腑に落ちた表現であった。 これを見つけただけでも、この本を読んだ甲斐があった。(教育学者 / 2006-10-30)
本を読みたくなる本
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数年前、速読塾に通い速読法を習った事がある。しかし、速読術は身に付かなかった。やはりそんなに簡単な事ではないな、としみじみ思った次第である。 この本では、左手めくり・目のたすきトレーニング・呼吸法等のいわゆる速読塾で習ったような技術的なことも取り上げているが、どちらかというと読書の効用・活用等に力点を置いているので、読んでいるうちに本が読みたくなってくる本かもしれない。 「読んだあと、書評を人に言うのだ!」と思って読む・・・に納得して初めてこの書評を書いてみた。(はははは / 2006-12-25)
齋藤孝氏が読書について、本の内容把握をし、新たな価値を付与してオリジナルな見方が出せるAレベルの理解力を得るために、4回に分けた塾の形式をとった本です。著者ならではの具体的な方法について解説してあります。 著者は5・6冊を30分で読むそうですが、そこまでの境地に至るにはやはり量をこなさなければならないでしょう。道は険しいなぁ・・・ 巻末には本を選ぶためのブックリストがついており、お得です。(ちまちゃん / 2007-12-10)
はじめて読んだ斉藤孝さんの本が「斉藤孝の速読術」というのは、もしかして珍しいですかね? 今までの読書のやり方に限界を感じたので読んだのですが、自分の中にある本の概念がひっくり返りました。 「本を汚しながら読む」ものなんですね!! 早速、本を汚して実践していますが、三色ボールペンを使う方法は頭を使いながら線を引いていくので面白いですね。 パッと見たときに、重要なところがわかりやすいというのも良いなと思いました。(ゆう / 2007-10-20)
レビュー数 26
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平均点:4.5
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No.1-14
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読書の腕前 (光文社新書) / レビュー総評点:17
『読書の腕前 』で画像検索
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ASIN:4334033946 / 売上順位:68570
光文社(2007-03)
岡崎 武志
¥ 819(中古:¥ 112)
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レビュー総評点:
17
読書という行為の魅力を余すところ無く語った一冊。 かなりおもしろいです。 本が好きな人はぜひ読んでみてください。 個人的に読書についての考え方が似てるだけなのかもしれませんが、「そうそう、そうなんだよね〜」と共感できるところがたくさんありました。 本好き同士で読書の楽しさを語り合っている感じ、というのでしょうか。 特に何かを主張したり提案したりする本ではないのですが、ひとつひとつのエピソードや発想が本好きの心をくすぐります。 一番素敵だったのは 「読書に費やしたこれまでの膨大な時間を、もっと別の有意義なものに置き換えられなかったのか。そんなふうに悔やんだことは一度もない。一度もない、といま気づいたことに驚いている。ほんとうに、一度もないのだ。そうして生きてきたのだ。だから、明日からも同じように生きていく。」 という”悟り”の部分。 すばらしい。 読書人の鑑です☆(のいのい / 2007-04-26)
岡崎氏の著書を初めて読んだが、中々良かった。このため、結構なボリュームながら、軽快な語り口のような文章で一気に完読させられた。 特に面白かったのは、ベストセラーについて、とブックオフの攻略法の章である。岡崎氏によると、ベストセラーは話題を買う意味はあるが、本当に楽しむのであれば10〜20年後に読むことだそうだ。なるほど確かに最近のベストセラーは読むに値しないものも多いので時代考察という意味でベストセラーを読むのは面白いかもしれないと思った次第。 ブックオフについては、「ブ」と略して語られるが、この攻略法等(店員にたいした知識がなくジャンル分けが頼りない等)についても、ブックオフ巡りを「パトロール」と称するほどの古本通の著者の考えだけに面白い。 巻末には他の「読書本」同様にお薦めの本が並んでいるが、詩集のお薦め作品も書いているのは珍しい。 読書が好きな方はかなりの部分に共感できる名書。ただ、ほんの少しであるが誤字が気になった。(たか / 2007-04-07)
作者が、もうとにかく読書好きであることがよくわかります。 様々な、著書を引用して、その言葉の紡ぎかたのすばらしさを解説して くれます。自分には、解説されても、まだすばらしさが理解できない部分もなり 自分は全然、底の浅い読書なのだと思い知らされます。 本を読むために、旅に出るという、通常、本末転倒と思われる作者の発想も 読書好きには、強く共感できるのではないでしょうか? 私は共感しました。 著者の読書傾向は圧倒的に文学作品なので、「読書」という二文字が表わす言葉が 常に文学作品の読書だけではないことを考えると、この本がマッチしない人も いるかもしれません。 自分は、実用書が好きなので、深くマッチはしないのですが、こういう世界も あるんだ。読書は幅の広い奥深い世界だと知れて、とても感慨深いものがありました。 (よろよろ / 2007-05-26)
本の中でも若干触れられているが、 著者は本を読むという好意を誇りを持って取り組んでいるのだろう。 本が好きである。テキストを読むのが好きである。 読書という行為を本当に生き甲斐にしている。 そんな著者の姿勢が見えてくるようで、 そして本を読むという行為の楽しさを改めて教えられる一冊だ。(ニャンゴロ / 2007-04-14)
「読書の腕前」という題名から読書法をメインに書かれたものかと思い読みましたが、筆者の読書法、読書論は書かれていますが、他作品についての書評、紹介のほうが多く載っています(私の日頃手にしない本などについても知ることができ、それなりに有益ではあります)。 作者は、根っからの読書好きだといのは伝わりますし、そのような本の好きな人が書いた本であるから、本を読みたい欲求を喚起されます。ただ、腕前というからには読書の腕前を上げる方法を詳細にされたほうが、もっと評価が騰がるのではないでしょうか。(李克 / 2007-06-30)
レビュー数 9
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平均点:4.5
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No.1-15
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人間通 (新潮選書) / レビュー総評点:77
『人間通 』で画像検索
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ASIN:4106004895 / 売上順位:263633
新潮社(1995-12)
谷沢 永一
-(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
77
ありきたりな人生論、いい人論を述べるのではなく、 人間の悪徳やずる賢さもそれはそれで理解すべき、 というように現実論で書かれている。 短い項目ごとに分かれているので、読みやすい。 出版が古いがため本屋には売っていないだろうが、図書館で借りるなり、 一度読まれることをお勧めする。(清水直樹 / 2003-11-30)
現実的
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実に現実的な処世論であり人間観察の集大成.あなたはこうあるべきだ,こう振舞うべきだ,という類の訓示を垂れているのではなく,人間とは現実的にはこういう生き物で,明の部分と暗の部分を理解した上で,あなたにはこういう選択肢があるのでは?と問いかけてくれる.私にはこのスタイルがとても説得力があり,納得のいく箇所が多かった.少なくともあと数回は読み直したいと思わせる本.(鈴木純一 / 2005-05-30)
人間四十、五十にもなれば、ある程度の事が見えてくる……そんな感じの本です。 今の自分はまだ二十代に過ぎず、未熟な面がまだまだ目立ちます。 一生直せないのは、「臆病」と「ケチ」だそうです。ああ〜なるほど、と納得させられるような説得力があります。 これを読んだからといって、分かるわけでもないので、これから二十年、じっくりと時間を掛けて理解していきたいな、と思いました。 それが、人間通ではないか、と思います。 読んだからといって、理解出来るものではないのです。あくまでも生きてきた結果、こういうことが分かったのですよ、と谷沢さんはおっしゃりたいのでしょう。 万人が四十、五十になって、これらがすべて悟れるとは限りませんから。(キタムラ / 2007-10-25)
巻末に著者お勧めの本百冊がある。そのバラエティ(金ピカ本は一冊もなし)と著者のコメントが面白い。本文で著者は言う、「考えるといっても結局は言葉を操ることだから、それに努めてきた先例に我が身をぶちあてる格闘である。相撲界で謂うところの、強い力士の胸を借りるぶつかり稽古である」。だからといって、万古不変の真理があるわけでなく、その時そのときにどう考えるかが大切であるとの信念のもとに、著者の人生体験を吐露したのが本書である。最初からページを繰って読むのもよいが、枕頭に置いて開いたところを拾い読みするのも良いものである。(阿蘇ボーイ / 2005-02-22)
(著者)谷沢永一 関西大学名誉教授であり、多くの著作を持つ著者が、自分の人生を通して少しずつ観察した、人間と人生、世間の道理を集めたものです。著者が当時66歳にして大ヒットした作品です。 (分野)人生論 (内容) ―人間は世に尽くす誠意と情熱があれば、平凡でよい。人生に必要な条件は、他人のこころがわかること。他人の気持ちを的確に理解できることが人間通である。 ―人間の本性は自己愛である。人が生涯かけて追い求めるものは、世間での評価である。私を認めてくれ、認めてくれと叫び続ける生き物である。 ―他人の自尊心を多少でも傷つけることは禁物。うぬぼれから、相手を実際より低く見積もり勝ちである。相手を水増しして、おもむろに礼を尽くすしかない。 ―人生の真理:人間は生を終えるまで、常にこころを新たにして、世の姿と人の心を、よく見て良く調べて、よく考えるという地道な努力を続けるしかない。 ―学歴とは、日本人が一生を通じて人が人物を判断する名刺みたいなものである。 ―日本の権力のシステムは、官僚制であること。そして、これは科挙にも匹敵する試験制度に基づく制度で本来、民主主義の原理と相反するものである。 など 人と人、組織と人、言葉と人、本と人、国家と人、の各章の下に96の知恵と100冊のおすすめの本が紹介されている。 (私の感想) この本は、著者が長年にわたって人間と人生を観察してきて獲得した人間と人生の原理を、表わしたものです。著者の深い人間観察に教えられます。 この本は読了した次の日から、対人関係のどこに注意をしたら良いかがわかります。つまり、自分の自尊心を抑えて、他人の自尊心を尊重すること、自分の本分である仕事に精進することです。著者の言うように、人生は競争社会であり、弱肉強食の世界です。しかし、その仕組みをしっかりと把握しておけば、摩擦が少なくて済みます。こうした世にも貴重な教訓を安価に獲得できることが、読書の醍醐味です。 私も3度目の読了ですが、もっと早く読んでおくべきだった本です。 (おすすめ度)***** (読む効用) 1人間関係を摩擦を少なくやって行ける 2読書の方法がわかる 3仕事の意義がわかる 4会社の組織、権力の構造がわかる (PHWORLD / 2008-07-10)
レビュー数 16
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平均点:4.0
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No.1-16
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打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書) / レビュー総評点:-10
『打たれ強くなるための読書術 』で画像検索
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ASIN:4480064109 / 売上順位:124672
筑摩書房(2008-02)
東郷 雄二
¥ 714(中古:¥ 1)
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レビュー総評点:
-10
文学や古典を重視する旧来の読書論を否定的に捉えている点には共感を覚える。また、単に読書と言っても初級読書、分析読書、比較読書、批判読書と様々な段階があると言うこと、読書から得た情報の管理はパソコンで行うことを推奨している点などにも納得する次第である。 ただ、ここにカスタマーレビューを書いたり、それを読んだりしている人たちは、無意識のうちに批判読書のレベルに到達しているのではないだろうか。また、読んだ本の管理は言われるまでもなく、必要ならすでにパソコンで行っているのではないだろうか。 ここのレビューを読んでいる人たちにとっては、目新しい内容に欠ける著作だと思う。(江口哲学 / 2008-09-07)
読書テクニックについての記述は参考になる面もあるが、 時折はさまれる実例や具体的に本のタイトルを挙げて要約紹介している箇所に、 それぞれの本の主題を誤読・誤解しているのではないかと思える部分があり、 読んでいて大変気になった。 これが東郷氏の読書術の結果ということであれば、 そのテクニックの根底に疑問符が生じるのではないか。 (冬野紫 / 2008-08-16)
学校では正解のある問題ばかりでしたが、社会に出ると正解のない世界に 耐える必要があります。問題も定義されていません。 だからこそ、思考の枠組みを作り、自分で判断できるようにしましょう。 これを読書を通じて行うのであれば、本書で紹介されている方法、つまり 能動的に本に問いかける方法がお薦めです。 初級読書(前提知識などを知る) 分析読書(著者の思考の枠組みを把握する) 比較読書(自分の思考の枠組みを作る) 批判読書(自分の思考の枠組みを試す)(なか / 2009-05-25)
例えばテレビを見ているときに 「そんなわけないだろ」 「支離滅裂」 「根拠は?」 などと画面に向かってツッコミすることはないだろうか? 読書のときも同じですよね? でも世の中には信者が聖書を読むかのごとく著者の言うことを無批判に受け入れてしまう人がいるらしい。 いや、それ以前に著者が言っていることを字義通りにきちんと理解するところまで行ってなかったりするようだ。 などど偉そうに書いてしまったが、実は私もそんなに自信があるわけではない。 批判的に読んでいるという自負はあるが、著者が言おうとしていることを正確に理解できているかというと心許ない。 自分勝手に我流に理解してそれで批判するって、一番性質が悪い。 この本では読書のレベルとして 初級読書−書いてあることを字義通りに理解する 分析読書−事実、推論、主張を切り分けて読む 比較読書−他と比べてみて本を位置づける 批判読書−本の価値を自分なりに判断する という4段階にわけて提示している。で、私は、 上から下に高度化していくように見えるが、私の例にもあるように、初級読書が実は結構難易度が高いのではないかと思う。 分析読書については「事実」はほとんどが括弧書きで判断を保留しなければならなくなるだろう。(学術論文でもない限り) 比較読書は、よほど記憶力の良い人でない限り、読書メモのようなものをつける必要があって、ちょっと面倒だ。面倒がいやで本を読まなくなってしまったら本末転倒である。 ・・・などということを考えながら読みました。 時間のない人は4段階の読み方を説明している第八章だけでも目を通すと良いと思います。 また、私は未読ですが、著者が段階読書の発想の下敷きにしているというM・J・アドラー、C・V・ドーレンによる「本を読む本」(講談社学術文庫)にも目を通すべきでしょう。 著者自身が第六章で「選ぶことが可能なら、できるだけ一次本を読むほうがよいことは言うまでもない」と書いていますので。 あ、もちろんこの本は著者なりの付加価値を付け加えていると思うので、この本は読まなくて良いという意味ではありません。念のため。(冬の暖かな鎌倉の海岸で / 2008-03-30)
教養としての読書ではなく、本に書いてあることを疑い、自分で解答を、読書を進めるにしたがって発見していく“能動的読書”の方法論。 「8章 本の読み方」に独自性が出ているが、他は線を引いたり、ポストイットの利用呼びかけ、読後のまとめの記録、本の探し方など他書にも書かれている。 “大人の読書”をすすめる本であるから、おすすめ本(つまり解答)が多数列挙されてはおらず、読書にある程度精通した人でないと不満が残るやも知れぬし、精通し過ぎた人(そんな人がこの類の新書を読むのか疑問だが)にとっては、参考となりにくいかも知れぬ。 著者があげる『アメリカ式読書法』、『本を読む本』の2冊を読めば、本書の理解を補足するだろう。(ぽるじはど / 2008-03-19)
レビュー数 9
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平均点:4.0
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No.1-17
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読書力 (岩波新書) / レビュー総評点:88
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ASIN:4004308011 / 売上順位:2371
岩波書店(2002-09)
斎藤 孝
¥ 735(中古:¥ 93)
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レビュー総評点:
88
読書礼賛
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「私は日本の地盤沈下を食い止める最良の手だては、読書力の復活にあると考えている」 とまで言い、とにかく読書が全ての人間性形成の根幹であることを主張しています。 特に日本には聖書のような「唯一絶対の本」が無いので、大量の本を読むことで価値観や倫理観を養うことが重要であると説いています。 やや極端な意見ではありますが、個人的には本質を突いた非常に面白い考え方だと思いました。 今後の「本」のあり方について、考えさせられる本でもあると思います。 これだけ強烈な主張をしている本書ですが、実際には読書を様々な視点から捉えて論じているため、主張の押しつけにはなっていません。 また読書に関する具体的な方法論やアイデアもたくさん盛り込んであるので、机上の空論ではなく実践的な力として「読書力」を定義でき、無理なく彼の主張を受け入れることができると思います。 齋藤氏は読書の最終的な意義として「コミュニケーション力」が付くことを挙げていますが、リアルな人間関係が希薄になっている現代社会の中で読書を通じて人間理解力を伸ばしていくことは、確かに非常に重要なことなのかもしれません。(のいのい / 2006-09-14)
読書好きの私にとって、自分の読書に対する姿勢を、見つめ直すきっかけとなった書です。 読書力とは著者の経験から「文庫百冊・新書五十冊を読める」、しかも「4年以内に文庫百冊を読める」力と断定されています。まず反省させられたのは、恥ずかしながら、この基準に達していないことです。中学生になった頃から、読書の習慣がなくなってしまい、再び本を読むようになったのは、大学に入ってからですが、最近は新書ばかりです。よって、今から頑張って、この基準に到達し、読書力なるものを築き上げようと心に誓いました。 ともすれば、自分の好きな著者の本や、読みやすい本を選んで読んでしまいがちです。しかし、著者は「精神の緊張を伴う読書」を薦め、「好きな著者の本を読むだけでは、著者に同一化して舞い上がる」自分を作り上げてしまう危険性を指摘しています。確かに、自分のレベル以上の本というのは、読もうという気持ちに持っていくのが大変ですが、読み終えると、成長したような気持ちになり満足感も大です。また、限られた著者の本を読んで、その主張を絶対化すれば、幅の広い自分を形成していくことはできないし、自分に合わない主張を聞く耳を持たず排除する可能性もあると思いました。 読書をなぜするのかというのは、漠然とは分かっていても、なかなか明確に言葉に出来ないものです。著者は、読書をする理由を、「自己形成、自分を鍛える、コミュニケーションの基礎」という三つのキーワードで説明されています。なんとなく感じていたことなのですが、こうやって三つのキーワードで説明されると、なぞが解けたような感覚に陥りました。 この本が他の同種の本と違うのは、著者の経験と実践を基に書いてあり、よくある学者の役に立たない本ではなく、実践的で読書力をつけようという意欲を引き出してくれる点です。(健ニィ / 2004-10-11)
時代の寵児、齋藤孝さんの新書。誰しも本を読まないよりも読んだ方が人生が充実するのは分かりますが、丁寧に読書の大切さを伝えています。齋藤さんのベストセラー本よりも、齋藤さんの本に対する愛情が感じられる良書です。 割合本を読む方ですので、確認作業の気持ちで読み進めましたが、「読書を通じたキャパの広げ方」が理解できます。 新書は敬遠されがちですが、苦もなく読めますよ。 ★最後に分野ごとの斎藤氏のお薦めする本が挙げられており、良書を選択する上で大きな参考になります。数冊読みましたが、素晴らしい本ばかりです。 大学時代に利用していた古本屋に「テレビは文明の敵だ」と書いてありましたが、より多くの方が良書に出会い成長されることを念じてやみません。本書は本好きになるキッカケになりうる本です。(0084230 / 2004-02-06)
数多くの著書を出版されている著者の著作の中でも、 迫力と説得力に満ちている本だと感じた。 読書の重要性、意義をこれでもかと強調し、現在の日本の 読書離れの現実を嘆く。さらに、本の読み方を、 「本を読んだということは、その本の要約を言えるという ことだ」という主張のもと、数多く示している。 本書を読むことで、本を読んでみたい、本を読むことは 視野や知識や柔軟性を高めることなんだということを 再認識させてくれる良書である。 これだけの「熱」を文中に帯びている背景には著者自身の 圧倒的な読書量があることも見逃してはならない。(ミヤコ / 2008-07-14)
衝撃的な本でした。 そもそもこの本は、大学の教授が薦めた本でした。大学の教授が薦める位の本ですので、悪い本ではないと思い日頃小説等の文字ばかりの本を読まない私にとって、いい機会だったので読みました。読み終わると読書の大切が解り、今まで何故読書を行わなかったのかと自分自身を問い詰めたくなりました。また、読書を始めるに当たって衝撃的でした。もし日頃読書をしない人や読書嫌いの人に読ませたら、本を読むという価値観が変わって仕舞うかも知れません。一度は読んで措きたい一冊です。 斎藤氏のオススメ文庫100冊は必見です。(タン×2麺 / 2005-08-30)
レビュー数 115
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平均点:4.0
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No.1-18
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多読術 (ちくまプリマー新書) / レビュー総評点:69
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ASIN:4480688072 / 売上順位:42916
筑摩書房(2009-04-08)
松岡 正剛
¥ 840(中古:¥ 304)
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レビュー総評点:
69
"活字中毒"(酒豪ならぬ"本豪")を自認する松岡正剛氏が自身の"読書論"を語っています。対話形式なので、かなり読み易いです。松岡氏のことが好きな人も嫌いな人も、"活字好き"を自認する人であれば氏の発言に「あぁ、そうそう!」と思いを同じくする処もあるんじゃないかな、と思います。(「読書の醍醐味は?」という問いに「『無知』から『未知』へ」という答えには感心しました。「『無知』から『既知』へ」でない処にご注意!) "多読術"というより、寧ろ"多読道"と呼びたいです。 多読の効能は、沢山の本を読みこなすほど、本と本の間に"知識の複雑ネットワーク"が形成され、見えてくる心的景色が変わってくるという処にあるわけですね。(⇒ これは、特に本に限る話ではないでしょう。音楽であれば、同じアーティストの曲を沢山聴けば、"アーティスト像"が頭の中に形成されますし、同じジャンルのアーティストを聴くと、その"ジャンル"の音がイメージできるようになります。そして違うジャンルを色々と試すと、意外な共通点が見つかったりします。外国語学習においても同じような例え方が出来そうです:英語 → ロマンス語系/ゲルマン語系 …)単なる情報入手ではなく、情報と情報の間の情報("メタ情報")の形成過程ですね。("点"ならぬ"線"のイメージ)この辺りの事情を物理屋っぽく表現すれば「多は異なり(More is different)」といったところでしょうか。システムが少粒子系から多粒子系に変わると各粒子間の相互作用が効いてきてシステム自身の"秩序"が決定する、つまり「量が増えると質が変わる」わけですが(「相転移」はその一例)、頭の中の"知識の総体"においても同じような話が展開出来そうな感じかな? そんなことを思ったりすると愉快でした。(^-^)(ゴルゴ十三 / 2009-04-11)
本書で著者がいちばん言いたかったことという<読書は編集である>については、残念ながら、私にはぴんときませんでした。また、私は著者のように<本をノートとみなす>ことはできないので、「マーキング読書法」といった読書の仕方にも興味が湧きませんでした。 読書の方法とか編集工学とかいったことはよくわからなかったんだけれども、著者の幼少期の読書体験や読書の原点、本のどういうところに関心があり、読書のどの辺に効用を感じているのかという話が印象に残りましたね。 母からプレゼントされた石井桃子の『ノンちゃん雲に乗る』が、読書人生で最初に心に刻み込まれた本であったこと。高校生の時、親友に影響されてドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を読み、その途方もない「世界観」に呆然としてしまったこと。<この三十年間、ほぼ毎晩、午前三時以前に寝たことはないですね。読書というもの、夜に根っこをのばすんです>(p.130)と、著者の膨大な読書量の秘密(?)の一端が垣間見えるところ。そういう話がとても面白かった。 なかでも、読書の効用、面白味について語った次の件りに、「なるほど」と頷かされました。ハッとしました。その箇所を、ちょっと引いておきますね。 <本は「わかったつもり」で読まないほうがゼッタイにいい。ぼくもほとんどわからないからこそ、その本を読みたいのです。読んできたのです。旅と同じですよ。「無知から未知へ」の旅。効用もそこにあるんじゃないでしょうか> p.138 筑摩書房の編集担当者、高田俊哉さんの質問に答える形で、著者の読書体験談や読書法を語っていく一冊。著者がおすすめしていることでもあるのですが、本書の目次を読み、そのキーワードからおおざっぱでもいいから内容を想像した後に、本文の中に入っていってください。これがすなわち、著者おすすめの読書法のひとつである「目次読書法」というやつであります。(東の風 / 2009-06-19)
「あとがき」でセイゴオさんが述べているように、一昔前に刊行され、最近再評価されてまた読まれだした書物に「本を読む本」というのがある。この本はシントピカル・リーディングなる読書法、つまり多読術を提唱しているが、若干、敷居の高い読書を要求するものであった。セイゴオさんの多読術は、肩肘張らず、誰でもやろうと思えばできる読書法である。 そうはいっても、自宅に2万冊、事務所に5〜6万冊の蔵書を有するセイゴオさんほどにはとてもや読めやしないが、この新書を読んでいると、少しは彼の領域に近づけるのではないかという気にはなってくる。 文豪、酒豪、性豪、世に「豪の者」は多くいるが、本書の中でセイゴオさんは自らを「本豪」と称しているくらいだから凄い。またネットで評判の「千夜千冊」で紹介した本はほとんど二度読みしているという事にも驚き。 さらに年間300日くらいは午前3時前に寝るようなことはなくその間本を読んでいるという発言にも、絶句! ここでは詳しく紹介できないが、セイゴオさんは目次読書法、マーキング法等の種々の読書方法、読書ツール等々を我々に紹介してくれている。これらを生かさない手はない。 セイゴオさんは、幼い頃から自宅に多くの本があり、自然と本を読む環境があったこともあり、また、小学校の頃から担任の先生等から良書を紹介されたり、友人・知人等々から様々な本を進められたというよい環境を経験しているのだ。 カネのない時代、若い頃の彼の書物の入手方法には笑ってしまうが、この際、まあ、いいか。(ヒデボン / 2009-04-09)
すでにお二人のレビューで詳しく書かれているので、簡単に補足を。 タイトルの『多読術』だけを見ると、「どうしたら、本がたくさん読めるのか」といった 内容かと思われるかもしれないが、もちろん、そういうわけではない。 (もちろん、速読術のたぐいでもない) セイゴオさんが、初めて出会った絵本から、どのようにして、このような人が できあがったのかという歴史があり、セイゴオさんの「本の読み方」 (読前・読中・読後に何をしているか)があり、 もちろん、「編集工学とは」といった話も入っている。 セイゴオさんの「本の読み方」を、そのまま真似することは、 かなり厳しいと思うけど、でも、自分でできるレベルだけでも、 ほんとうに、いろんなことが参考になる。 そして、この本ほど、読書熱を高めてくれるものは、なかなかないと思う。 ほんとうに、オススメの本。 (迷亭 / 2009-04-11)
本読みのプロ中のプロ、松岡正剛が語る読書本。 世の中に氾濫する「読書術」は、いかに効率的に(それこそフォトやレバレッジに)知識を抽出・吸収して、 読み捨てて、自分への投資活動を行おうという形で語られる。 それはそれで良いし、その方向の読書に価値をおいて、 僕自身もその読書方法をいま勉強中で、覚えようとしている。 しかし、それはそれとして、この本−松岡正剛の語る読書術−は 少年時代からの「本好き」としての自分の血を騒がせてくれた。 この本は、「術」というよりは、セイゴオが考える「読書とは?」というものであり、 読書「道」を語っているイメージに近い。そう、ビジネスライクな本の読み方ではなく、 趣味やライフスタイルのひとつである「読書という行為」、「読書への思い」、それを語ってくれています。 (語りおろしのインタビュー形式) 少しセイゴオさんの言葉を拾い、抜き書きしていきます。 例えば本はいろいろな読み方をするべきだと熟語の造語を羅列する。セイゴオの語彙力と想像力とユーモアには圧巻! <これらはメタフォリカル(比喩的)な言い方なので、なんとなくわかったような気になってもらうためのヒントなのですが、以上のことをわざとちょっと熟語っぽく言うとすると、たとえば次のようにななりますね。「感読」「耽読」「惜読」「愛読」「敢読」「氾読」「食読」「録読」「味読」「雑読」「狭読」とか、また、「乱読」「吟読」「攻読」「系読」「引読」「広読」とか、それから「精読」「閑読」「蛮読」「散読」「粗読」「筋読」「熟読」「逆読」といったふうにね。それぞれがどういう読み方か、想像してみてください。> これを読むだけで、凝り固まった自分の読書への想像力を広げてくれる気がします。 同時に、読書はメンタルなだけではなく、フィジカル(肉体的)な存在とも述べています。 例えば、「食」はどのような状況で食べるかによって美味しさも変わるし、食べる量も変わる。 読書もそういったものであり、もっといい加減に(かしこまらずに)体験すればいいと言っています。 そして、これが非常に面白い。 <これはおそらく、ぼくがワイルの味蕾を使って読んだからです。> 書き手の思想や書き方や言葉づかいは、われわれには持っている受容能力では処理できないものがある、 プラトンが読めなかったんだけど、ワイルを読んだ後に再読してみると、プラトンが読めた、と。 つまり食でいうところの「味蕾(みらい)」と同じように、読書にも「感読レセプター」というのがあり、 色んな自分のレセプターを対応させていく、成長させていく、開発していくことに喜びがあると言っているんです。 これは音楽でも映画でも絵画でもそうですよね。レセプター、非常に面白い概念です。 さて、こういった読書との関わり合いには自分の知識・経験が関係するし、 本と本がもっている「つながり」がある、と。 <ですから、世界の本は総じて「書物の海」や「テキストの森」を脈々と形成しているわけですが、ということは、そのあいだのどんなものも本にもテキストにもなりうるということです。逆にどんな出来事にもいくつかのテキストがありうる。(中略) で、ぼく自身のことを捉え返してみると、ぼくは何かのおもしろい本に出会うと、その本の中から別の本につながっていくことに夢中になってきたわけです。まあ、タコ足配線みたいなものですが、いいかえればインターテキストに入っていくことが好きだったわけです。> 例えば松岡正剛の「千夜千冊」には、膨大な内部リンクが貼り付けられています。 それは、例えばあるキーワードは辞書的な意味ではない、 それこそ読書の歩みによって蓄積された知識・経験としての言葉を明示するためなんです。 そう、言葉や文章の定義づけは文脈や知識や経験で変わる。 それらは読書を通して豊かにしていける。 それを体現しているのが、松岡正剛の生き方であるし、松岡正剛が表現した「千夜千冊」であるし、 今回語った「多読術」なのだ。 でも、何よりも <これは、いわば「本に攫(さら)われたい」ということなんです。「異人さんに連れ去られたい」ということなんですよ。そういうことがないと、読書は平坦なものになりすぎる。このことはいくら強調しても強調しすぎることはありません。> このフレーズにピンとくる人、あなたはこの本を読んで絶対に損することがないと思います。 あなたは既に読書の魅力に気付いているんだから。そしてもっともっと読書が好きになるから。(fahrenheitize / 2009-09-29)
レビュー数 43
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平均点:4.0
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No.1-19
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ぼくらの頭脳の鍛え方 (文春新書) / レビュー総評点:110
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ASIN:4166607197 / 売上順位:1941
文藝春秋(2009-10-17)
立花 隆・佐藤 優
¥ 987(中古:¥ 650)
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レビュー総評点:
110
これも“読書本”という分野に属する本である。つまりどんな本を読んだら良いのかという、読書の薦めである。いつも思うのであるが、そうしたたぐいのものを読むと、他の読書の大家たちが、自分と如何に異なった分野の本を読んでいるかがわかる。そして、“そうか、そういう世界もあったのか”という驚きを与えてくれるのである。立花、佐藤という60代と40代の二人の読書の巨人の対談形式によるこの本も、またそうした刺激を与えてくれる本である。 今回の本の特徴は、特に彼らが日本の現実の政治や行政の世界に関する本をたくさん読んでいることである。また更にはそうした現実を読み解くための基本的な能力を養う本も推薦している。つまり教養のための本がおすすめとして取り上げられている。 私ももっと若かったら、そうした本を立て続けに読んだろうと思える。 二人に共通していることは、教養というものの大切さであろう。つまり人類の知的遺産の財産目録を前にして、世界の全体像をいかにとらえるか、という視点から考えることが重要だと考える。 皆さんには、この本を座右に置いて、世の中の全体像を得べく、長期的に努力してもらいたいと考える。 @印象に残ったところ ―日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字が複雑になっていて、脳はこれに対応して高次の発達をとげる。だから、日本人の脳はすごくいい脳になった(17ページ)。 ―音の世界、声の世界に騙されないようにする、読書による知的トレーニングは現代でも必要(19)。 ―戦争中の日本を支配していた思想が、いかなるものだったかは、ぜひ教養として知ってほしい(27)。 ―それ以前は小説が8割だったが、上司に言われて小説以外の本を買い込んで読み始めたんです。そしていかに自分がモノを知らなかったか痛感しました(48)。 ―読書にせよネットにせよ、学ぼうとする人たちの、知へのモチベーションは益々上がってきている気がします。日本人よ、世界同時不況だから大いに本を読もう、と私は言いたいですね(56)。 ―アメリカは、現代の教養の最重要アイテムの一つだと思います(120)。 ―読書による疑似体験の力はものすごく強い(130)。 ―復活させないといけないのは読書人階級ですね(135)。 ―日本人に欠けている最大の教養アイテムはゲオポリテイクス(地政学)だと思います(143) ―国際的な外交戦において日本外務省は負け続けています(161)。 ―実際にはずーっと官僚が国家運営を切り回していた(163)。 ―今の官僚の一番の問題は能力低下の問題です(164)。 ―人間の暗部に関する情報が、現代の教養教育に決定的に欠けていますね(167)。 ―我々がこれまで観測によって知っていた物質は、全宇宙のたった4%でしかなかったということです(182)。 ―各人のゲノムは99.9%同じだけど、ほんのちょっとずつちがう。そのちがいが、個々人の個性のちがいとなってあらわれる(184)。 ―私は虚学と実学のバランスが取れてはじめて総合知が生まれると思うんです(229)。 ―金を惜しまずに本を買え、類書を何冊か求めよ、速読術を身に付けよ、情報の根拠を考えよ(246)。 (PHWORLD / 2009-11-30)
(本の)読みすぎ、(ワインの)飲みすぎ、(CDの)聞きすぎの御仁にはたまらない本です。この手の本は、他人の本棚を盗みみるようなワクワク感があるのですが、立花・佐藤両者の対談形式が、心地よい緊張感を読者に与えます。読みながら「ほ〜そうきたか」と唸りながら読み進めました。特に佐藤氏の40-50台の後輩を指導する立場からの本のリストは大いに参考になりました。知的活動の基礎体力としての古典的図書へ新年から再チャレンジです。(gehararigo / 2009-12-26)
ブックリストだけで十分に価値のある一冊。対談はさらーっと読み流して、そこで触れられている本に魅力を感じたら買ってみる。ブックガイドとしてこれほど素晴らしい企画はないと思う。個人的に立花氏より佐藤氏の推薦・コメントに誠意を感じた。 「教養はやはり本からですね。また情報をインプットするという意味でも、私は紙媒体のほうがいいと思います。・・・私の場合、インターネットだったら紙から吸収する情報量の二十分の一くらいしか入ってきませんね。(佐藤)」 「読書による疑似体験の力はものすごく強い。あの檻の中で耐えられたのはソ連崩壊のときにいろんな人間模様を見た経験と読書による疑似体験、その二つがあったおかげです。(佐藤)」 「トートロジーに対する耐性がヨーロッパやアメリカにはあるから、もし政治家や占い師がトートロジーを唱えると、『ふざけるな、おまえ』という話になります。・・・トートロジーという絶対に勝つ論理を使ってもいいんだという、ほかの世界とは違うゲームのルールが、この国にはあるからなんです。(佐藤)」 「<外国語上達法について> 外国語から自国語へ翻訳する過程で、自分たちの文化になじむように文章を咀嚼するから、思想的な深みが増す。(佐藤)」 「<受験勉強について> 一定の時間、机に座って、記憶したことを一定の時間に紙の上に再現する、記憶と条件反射しか使いません。それを一つの分野でやりすぎると頭が悪くなる。(佐藤)」 「現代は知識がタコツボ化しているから、全体像をつかむことはすごく大事ですね。教養は全体像をつかむための強力は武器です。(佐藤)」(A-san / 2010-01-04)
「必読の教養書400冊」と副題がついているが、いわゆる初心者をていねいに導くガイドブックの類ではない。二人の「知の巨人」がいかに思想を形成してきたか、おびただしい書物を列挙しつつ、その軌跡を語っている。リストアップされた本はそのところどころに立つ道標のようなものだ。しかし、この道標をていねいに辿っていけば二人の達した峰に導かれるわけでもない。無謀な登り方をすれば、崖下に落ちるのが関の山だ。要は二人の辿り方をいかに学びとるか腐心し、あとは自分のルートを探りながら登る以外にないだろう。 二人の膨大な読書量にも圧倒されるが、むしろ独特な読み解き方にハッとさせられることが多かった。まさに時代を書物で読み解いている。かつて小林秀雄は、山鹿素行や伊藤仁斎ら江戸の学者を「読書の達人」と呼んだ。学ぶべき書が限られ、読み方にさえ定石がある学問的鎖国の中で「勝負は文字通り、ただ読みの深さという事で決まった」と指摘していた。 立花隆は「結局は、人生の残り時間を確認しながら、最大の成果を得られるように計画を作るしかない」と本書を締めくくっている。残り時間といえば、ぼくもボケッとしてはいられない。今、この時代に自分には何が必要なのか、これを契機に頭を冷やしてよく考えてみよう。そして本当に読みたい本、読むべき本を厳選しよう。ショーペンハウエルもたしかこう言っていた。「良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである」(ジロー / 2009-10-26)
無学なある人が「教養」なる言葉を知り、それを得んとするときなにまずなにを欲するのか。 恐らく、本をたくさん読み、自身の頭脳や肉体として再生している人のもとへはなしに聞きにいきたいと思うだろう。 そしてこの本はそれを見事に可能にしている。 まずなにを読むべきなのか、本を読んで得た知識でどのようなことが行われるのか、教養が行う最終的な目標にまで触れている。 もちろんそれぞれの思考に違いがあり、同じ本を読んでも彼らと同じ理解にはならない。 そしてその違いのあらわれもこの本の中で見せてくれている。 こういった話を聞ける場はそうそうないし、あえて新書という形で登場しているこのありようも素晴らしい。 彼らの考え方の違い、スタンス、そしてバックグラウンドに至るまでを本を題材に最後まで刺激的に対談しているこの本は凄い。 恐らく、一言一句余さずに載せられている訳ではない。だがそれがまた想像力を刺激する。 どのようなことに腐心されて編集されたのか、担当者のはなしが聞きたい。 ここに紹介されている本を読むこと以外にも、賢者と呼ぶにふさわしいこの会話に触れられることが私はうれしかった。 まずは手にとり、読んでみることをおすすめする。 智は力だ。 皮肉も交えて、そう確信できる本だ。 (しろりあん / 2009-12-16)
レビュー数 24
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平均点:4.5
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No.1-20
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知的生活の方法 (講談社現代新書) / レビュー総評点:228
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ASIN:4061158368 / 売上順位:23424
講談社(1976-04-23)
渡部 昇一
¥ 756(中古:¥ 158)
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レビュー総評点:
228
本書を初めて読んだのが大学生の頃。かれこれ十数年が経過したが、今でもときどき読み返している。これまで10回以上読んでいるが、その都度啓発される。 著者は出羽の出身で、あまり裕福ではなかったものの、家にある沢山の講談本や雑誌を何度も繰り返し繰り返し読み、後年の学者としての知的生活の基礎を築いた。大学時代も育英会の奨学金だけで生活するために極度に切りつめながら、勉学に励み、かつ読書し、そして欲しい本は高価でも購入し、自分自身のライブラリの充実を図った。貧乏学生時代、外食券食堂でご飯とみそ汁に香の物だけのミニマムな食事で空腹をしのいだり、入学式のときにはいた靴下を4年後の卒業式でもはいた等、知的生活を志し、それを実現するために現実から逃げずに真摯に夢を希求した著者の姿に心を打たれる。 繰り返し読むことで読書の質が高まること、自分が欲する知的空間をいつかは手にすることを夢見て関心を抱き続ければ、最終的にそれを入手する公算が高いこと、伊藤整の小説「氾濫」に出てくる、町工場の技師が自宅の3畳の部屋で、接着剤のデータをコツコツカードにとることを長年続けた結果、低コストで性能の良い接着剤の開発に成功し、町工場が一躍大企業になる話、静かなる持続と見切ることを知ることが、知的生産の要諦であることなど、とにかく示唆に富むエピソードが満載である。知的生活とは一部の学者だけの高尚なものでは決してなく、自分が興味ある分野に静かに向き合う時間を生活の中に取り込むことであると著者は語っているように思われる。そうすれば、刹那的な快楽よりもずっと深い知的感興を我がものにできる、と。本書は見事に、一つの充実したライフスタイルの提案に成功している。(shin681010 / 2005-04-15)
下の方も書いておられるが、本書が書かれたのはもう随分と以前のことである。私は高校生時代に、父の書棚にあった本書を読んで、「知的に生きる」とはこういうことなのだな‥と高校生なりに夢を膨らませたものだ。 本書が上梓されてから現在までの変化、特に情報の蓄積と伝達にかかる変化はただただ驚くばかりだが、しかし、本書に書かれている内容の本質的部分は現在でも十分に通用すると思う。 しかし、私が今日思うのは、この本に書かれている事は、ひとつの願望であり、けっして「こうでなくては」や「こうあるべき」というようなものではない、ということ。本書にあるような立派な書斎がなくても、乳飲み子が騒ぐ四畳半であっても、知的な作業は可能であると、今の私は経験を通して断言できる。 とはいえ、研究者として身を立てるという夢を持つ若者が、高い基準点(生活の)を設定出来るという意味で、是非読んでもらいたい一冊。(コンタナトス / 2006-10-25)
◎わからないのにわかったふりをしない ◎「わからない」に耐えることで、「本当にわかる」ということを重んずる ◎繰り返し読むことで、本物の読書家の仲間入り など、僕自身が納得でき、刺激を受ける考えが沢山ありました。 また、 ◎時間を金で手に入れる考え ◎最適な知的空間を作り出すことの有用性 ◎知的生活のための時間の有効活用 ◎知的生活のための生活リズムや食生活 など、将来実践したいことや今から実践すべきアイディアが満載でした。
『ゲーテ』や『カント』などのかつての知的生活体現者や、著者や著者の身近にいる 知的生活者を例にとって記してあり、僕は【知的生活】の魅力に身震いしています。 本書は1976年発行ですが、時代は変わっても【知的生活】は変わらないと思いました!!(いいいい / 2007-07-26)
この本を読んでから、わたしも渡部先生がおっしゃる通り、 「自分だけのライブラリ」を作ろうと、興味ある本を、内容が わかろうがわかるまいが、ひとまず「身銭を切って」手元に置 いています。(読まれる方は必ず同じ気持ちになると思います) この本では、古今東西、多くの知的生活実践者(漱石、ゲー テ、・・など)のおはなしが語られています。それに渡部先生 ご自身の体験も加えて、多くの考察を経て、知的生活とはどう いうことを言うのか、どうすれば実現できそれを維持できるか、 ということについて、渡部先生流の、かなりわかりやすい表現 で説明してあります。 読んでいるだけで、精神が安定してきて、「ああ、いいなぁ。 わたしもこうなりたいなぁ」と思うようになり!、最後にヤル気 が出るところまでいける本です。( / 2003-05-26)
予備校生の時に読んで以来なので、十数年ぶりに読んだ。この中に出てきた本が読みたくなり、名前がどうしても思い出せなかったのだ。まずは、その本の名前と作者が思い出せてすっきりした。 この本はやはり僕の人生を決めた本だった。自分の先生に再会した懐かしい気分を十分に味わった。そして熱中して読んだ。 この本の中に書いてあることは、今では「自分の考え」になっていることがなんと多いことか。 子どもだった自分は、この中の考えや、様々な知的生活の実践方法、思考回路、その穏やかなムードに多大な影響を受けて、ぱくり、いつのまにやら「自分の考え」という間違った刷り込み?を行うに至っていた。 それほどの影響力を持つ本は、なかなか無い。読み返すことになったのも何かの縁だろう。自宅に絶対もう一冊あるので、二冊目の購入だが、それも仕方あるまい。今僕が本をそれなりに沢山読んでいるのも、ついつい本を買ってしまうのも、もしかしたら書評を書いてしまうのも、この本があったればこそだ。 本がお好きな人は、ぜひ読んでみてください。うなずいてしまう事が沢山ある気持ちいい読書ができると思います。 ちなみに気になった本はギッシングの「ヘンリ・ライクラフトの私記」だった。(久保田夏彦 / 2006-10-27)
レビュー数 33
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平均点:4.5
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No.1-21
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悪の読書術 (講談社現代新書) / レビュー総評点:31
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ASIN:4061496840 / 売上順位:154804
講談社(2003-10-20)
福田 和也
¥ 735(中古:¥ 40)
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レビュー総評点:
31
「とんでもない!」読み始めたとき、他人の目にどう写るかを気にして、読む本を選ぶなんて絶対に間違っていると思い、途中で読むのを止めようと思いました。 しかし、我慢して読み続けると、作家の評価(「司馬遼太郎死して以降、日本のパワーエリートに影響を与えられる作家は塩野さんぐらいのものでしょう」など)、日本人の知性の変容に関する指摘(これからはライトなひきこもりが主流になるのではないか など)、興味深い話(おそらく野口悠紀夫と思われる大経済学者がダニエル・キイスのファンであることを筆者がからかって激怒された など)に引きつられ、最後まで読んでしまいました。 要は、自分が楽しみのために読む本はこっそり読み、自分が読んでいることを他人に知られる本はよく選べということのようです。これなら分かります。外見もそうですが、自分のイメージアップを図るというのは、結構面倒くさいもののようです。(XP / 2004-04-18)
もう最初から最後まで大爆笑です。 読書術とは言っても、読書の方法についてはほとんど書いてありません。 この本の目指すところは、「社交的な」読書についてです。 これはすなわち、どのような本を読んでいることが自分にふさわしいのか、もっと言えばどのような本を持ち歩いていることが自分にふさわしいのかを考えよう、というものです。 そして、服やカバンなどのファッションには気を遣うくせに、なぜ持ち歩く本に気を遣わないのか、と読者に語りかけます。 こうした著者の主張は、どんな本を読んでいるのかということがそのままその人の内面を明らかに表してしまう、という考えに基づいています。 だから、外見を着飾るのと同じように内面も着飾っちゃおう、というわけです。 この発想は面白い。 外見に惑わされずに内面を見ろ、なんてことをよく言いますが、その内面も意識的に作り上げようというのです。 まさに「悪の」読書術ですね。 なお、この新書は女性誌に連載した記事をもとに編集したものなので、基本的に女性を相手に語りかけるような文章になっていますが、男女を問わず非常に楽しめる本だと思います。(のいのい / 2006-09-17)
作家は誰々が好き、と発言するなら、相手が自分に対してどういう反応を返してくるか計算してから言いなさい。ということがメイン・テーマです。これに沿って、この本を読む人はこんな風に思われる、とさまざまな本を紹介しています。 確かに福田氏の言うとおりで「××を読んでいる、聴いている、××が好き」という発言一つで学校や職場での評価が変わってしまいます。そう考えると、自分の趣味を明らかにすることはなかなか怖いことでもあります。この本に書かれてあるようなしたたかな視点は自分の身を守ります。 とはいえ、例えば白洲正子を読んでも、いまどきの日本でその価値が分かる人などほとんどいないのではないでしょうか。誰でも知っている本やマンガを読んだ上で、こういうものも読んでおくと、得点が高くなると思います。教養人になるのはけっこうですが、一般社会から浮いているのは単なる「悪い」オタクです。 小説については、宮部みゆきを読んでもあまり知識人としては評価されない(というか福田氏自身が評価しない)ようです。自分は単純に宮部作品が好きなので、これは少し残念でした。まあでもエンターテインメントなので知識人うんぬんとはあまり関係ないと思いますが。 この本はブックガイドとしても使えます。例えば江国香織などこれまで読もうとも思いませんでしたし、グリシャムよりできるらしいスコット・トゥローなどはこの本で知りました。 ただ、この本に書いてあることをそのまま振りかざすのは単なる鼻持ちならないイヤミ野郎で、それこそスマートであるべき「社交」の精神に反します。 それだけは気をつけようと思います。(オバサンジョ / 2006-12-21)
みたいな。自分が読んでいる本に少しは関心を持て、と福田和也は言っています。へんな服着てたら恥ずかしいと思う。でも、へんな本を読んでいる人はそれを恥に思わない。それは恥ずかしいことなんだよ、と。つまり、電車の中で堂々と「天国の本屋」とか「セカチュー」とか「ハリポタ」とか読むことははっきりいって恥ずかしいことなんだ、と。 しかし、この本の対象者を福田和也はそれなりに高く見積もっているんだろうか。そんな本を読んでいる人たちがいきなりローマ帝国のなんたらを読んで楽しめるのだろうか、と僕なんかは思ってしまう。(するめいか / 2006-07-15)
女性誌に連載されていたものを単行本化したもので、基本的には女性向けに書かれており、難しい言葉もほとんど使っておらず、読み易い。 タイトルの「悪」とは、道徳的な悪という意味ではなく、「戦略的に、あえてそうする」という意味で用いられている。 つまり、周りから知的に思われたいのであれば、好きな本だけを読むのではなく、知的に思わせるためにあえて本書の中に挙げられているような本を読め、ということだ。
著者は、服装や髪型については周りの評価を得るためにとても気を遣うのに、普段読む本については全く気を遣わない人が多いことを驚いていると書いている。 確かに、服装等からその人の趣味嗜好、性格、考え方等を(実際にそうかどうかは別として)自然に受け取ってしまうのと同じで、「どんな本を読んでいるか」というのも、その人の考え方等を判断する上で重要な要素になっていると言える(もちろん全く本を読まない、というのもその一つだと思う)。 そういう意味で、「どんな本を読んでいるか」は、ファッションと似ているという著者の考え方は正にその通りだろう。 「ダサい」本を読みたくないのであれば、一度こういう本に目を通しておくのは有意義だと思うし、「周りの目なんか関係ない、好きな本だけ読むんだ」という人は、こんな本を読む必要は全く無い。 ただ、この本を読むこと自体が知的に見えるかどうかは個人的には疑問符がつく・・・(哲学する河童 / 2007-06-07)
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No.1-22
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贅沢な読書 (ちくま文庫) / レビュー総評点:28
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ASIN:4480422617 / 売上順位:12122
筑摩書房(2006-09)
福田 和也
¥ 777(中古:¥ 373)
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レビュー総評点:
28
待望の文庫化ですね。 ヘミングウエイの「移動祝祭日」が再販されたのは、この本のおかげでしょう。 「成熟への名作案内」を未読の方は、そちらも共に読まれることをお勧めします。(ゆりさ信介 / 2007-01-23)
へミングウェイの『移動祝祭日』が掲載されていたので 購入しましたが、この著者の読書幅の広さに驚かされます。 自分もこんな風にいろんな作品を読みたいものです。 特に自分の興味の範囲外である日本文学にも これから親しんでいきたいと思います。 ここに掲載されている作品を全部読んでみたくなりました。 読書好きにはたまらない一冊だと思います。 何を読もうかと悩んでいる方にもオススメです。(mitsugi / 2008-11-13)
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No.1-23
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ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書) / レビュー総評点:-17
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ディスカヴァー・トゥエンティワン(2008-09-15)
小宮 一慶
¥ 1,050(中古:¥ 639)
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レビュー総評点:
-17
オススメ図書
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を紹介している本。 肝心の養成のほうは、自らの感想を書き流している印象。 観念としては体系だっているが抽象的表現に終始し、実技面のフォローが無い。 他のレビューでも書かれていたが「本を読む本」以上の内容は無い。 冗長になるが、 ・「すごく」等比較対象が必要な修飾表現が見られる ・「違うと思います」「考えさせられます」等目的が曖昧な動詞表現が見られる といった点があり、読んでいて混乱する。 (KYO / 2009-01-04)
本のタイトル通り、読書力の養成には最適な本だと思います。 内容としては、読書の仕方について著者なりのレベル分けが5段階あり、 読書は速さや量がポイントではなくて、その目的によって使い分けること が重要であるということです。 特に私自身速読で大量に本を読むということには憧れていたのですが (実際に過去講座を受けたこともあります)、本書を読んで、 今一速読が身につかずしっくりこなかった原因がわかった気がします。 速読はあくまでも情報を早く取るということが目的であり、その情報も自分の アンテナの感度が弱いと目に飛び込んではこない、従って、自分の感度を 上げるために興味の引き出しをたくさん作ってあげる必要があるし、 興味の無いことはいくら速読しようとしても自分の中には落ちてこないんですね。 速読は速読で、自分の思考力を上げる為の読書は時間をかけていいんだ、 考えながら読んで良いんだと、読書への取り組み方が整理できました。 本書には、経済・会計・経営など著者のお勧め本が多く紹介されていますので これから読書に取り組んで行きたいと決意している方や、新社会人の方々には うってつけの一冊だと思います。(SASAP / 2009-04-29)
本の読み方には色々と種類があると言われています。 フォトリーディングとかフォーカスリーディング 速読、熟読、耽読、通読、つんどく、とっとく。 氏は5種類の読み方で分けているそうです。 その読み方はわざわざスキルを身に着けたというよりも たくさんの本を読んでいく中で必要に応じて 自然に身についたものなのではないかと推察しました。 つまりある程度の読書の基盤がないと 自分から情報を取りにいく積極的な読書ができない ということです。 やはり本を読むことで 何を得たいのかを明確にしておかないと そこにある情報にも気付きませんからね。 論理的思考が行き届くことが 頭を良くするのだそうです。 (リッキー / 2008-10-20)
その本を読む「目的」によって、読書法を変えるべきと説く、本の読み方に関する一冊。 本はどのように読むべきかに加えて、読書はどうあるべきかの著者の読書観も語られている。 しかし、どちらかと言えば、著者のおすすめ本の紹介がメインの本。 会計、経済、経営などの各分野ごとに、簡単に読める本から、繰り返して読むべき本までレベル別に紹介している。 この紹介もかなり主観が入り込んでいて、失礼ながらただの読書感想文に近い。 かつての私のように、これからビジネス書に手を出してみようと思っている人が読むと、かなり役に立つと思う。 それ以外の人にはあまりおすすめしない。(あう / 2009-04-19)
私は速読ができない。数冊の速読本を読み、実践したが身につかなかった。そんな中、この本に出会い、『速読』の本当の読み方を知る事ができた。 読書法とは速さではなく、目的である。速読は様々な読書法の1つである。 本書ではその様々な読書法を5つに分類している。 1.速読 2.通読レベル1 3.通読レベル2 4.熟読 5.重読 上記5つの読書法について、目的別に読み方が体系立てて書かれているため、とても理解しやすかった。 また、読書は情報を得る事だけが目的ではなく、論理的思考力のアップにもつながる。つまり、読んでいる本が難しいと感じているうちは、その本に見合う論理的思考力が足りないという事になる。 読書に対するモチベーションが一層高まった。 (高橋徹子 / 2008-11-30)
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No.1-24
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「反」読書法 (講談社現代新書) / レビュー総評点:0
No.1-25
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大人の読書 / レビュー総評点:20
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PHP研究所(2009-02-26)
谷沢 永一 渡部 昇一
¥ 998
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レビュー総評点:
20
この二人の読書談議を読むのも、もう片手では足りないくらいだろうか。でも、全然読み飽きないし、毎回新ネタがある。 今回の最大の収獲は、渡部氏の「漱石が幼稚に思えるという大変な体験」、と川端康成の小説が「全部読むに耐えなくなった」発言だ。こんな事、普通思っていても誰も発言しないだろう。そこをズバッと言い切ってしまうのが、この二人の良い所。つまり、本書はどの本を読むべきかの情報以上に、どの本が読む価値がないかの情報が、面白く且つ文字通り「有り難い」。 またこれも新ネタとして、渡部氏がかつての論敵=立花隆氏の『日本共産党の研究』を評価している。いくら仇の著書といえ「良いモノは良い」と潔く認める所にも、信頼が置ける。 ただ、普通の読書案内や名作選には挙げられてない本が殆んどであるので、ある程度の読書体験を積んでないと、著者名や作品名が知らないものだらけになるかもしれない。(ビン・ラーディン / 2009-06-27)
おなじみの御両所の対談。 娯楽の本から、歴史、古典、社会など幅広いカテゴリーから歳をとってからでも膝を叩いて感 心できるような本を紹介している、というところでしょうか? 漱石が幼稚に思えるなどというのは、多くの読書体験をして年輪を重ねなければ言い切れない 境地でしょう。 歴史に関しては明治から昭和、特に大東亜戦争前後の日本の正統的な歴史を後世にきちんと 伝えられる本がまだまだ少ないと感じました。 ある程度読書体験の豊富な大人向けにお勧めの本と思います。
(モト松田 / 2009-03-09)
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平均点:4.5
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