リスト:読煽(どくせん)まんが〜読んでみたい心をかきたてる漫画〜 を表示しています。(全 12 件)

読み込み中・・・
No.1-1
▼
愛人-AI・REN- 上 特別愛蔵版 (ジェッツコミックス) / レビュー総評点:68
『愛人-AI・REN- 上 特別愛蔵版 』で画像検索
|
ASIN:4592142985 / 売上順位:-
白泉社(2009-01-29)
田中 ユタカ
¥ 1,575(中古:¥ 719)
|
レビュー総評点:
68
漫画が少しでも好きな人なら、誰でも必ず「人生に影響を与えた」作品があると思う。 私個人にとってこの作品はそういう作品です。「あいれん」、と読みます。 まず装丁。美しい青い空の画像が表紙に使われています。手触りも良い。 全5巻の漫画を上下巻にまとめたので基本的にぶ厚い。その割りにはページがめくりやすいのが良かった。が、ぶ厚い本が苦手な方は少々注意。 帯には単行本5巻におけるAmazonのレビュアーさんのレビューがそのまま使われている。 これは感動した。 そして巻末にはインタビューが付いている。それも長文。当時の連載の裏話や2年間のブランク、作品にかけた思い。感慨深い。 さて内容。驚くほど純粋な物語です。まるで天然記念物のように。 タイトルで誤解されそうですが作中で書かれてるのはまごうことなき純愛です。 主人公のイクルは幼い頃遭遇した「ある事象」によって永くは生きれない。 そんな彼は施設を抜け、最後に一人で生きていくことを決意する。 しかし、彼は途中で志半ばで挫折し、 終身を迎える人の寂しさを紛らわす為に創られた人工生命体の「あい」を望み、契約をする。 その二人の生き様を、真正面から包み隠さず、一つ一つ丁寧に描きあげていくというこの上がないんじゃないか?と思うほどのラブストーリー。 個人的に印象に残るのは喜びと悲しみの対比の上手さ。 主人公の二人はいつも仲良しで、最初はぎこちないものの暮らしを続けていくうちにどんどんお互いのことが好きになっていく。 ここからが田中ユタカの真骨頂!些細なことを逃さずに綿密に描かれるラブラブ描写である。 この描写は作中に凄まじい回数で出てくる。一緒にお買い物、海水浴、映画、お料理、ピアノ、お祭り、なぐさめ、そして「お帰り」を言うという事。 いってしまえばどれも当たり前のこと。しかしその「当たり前」のことを特別に描くのが非常に上手い。見ているこっちまで楽しくなってくる。 かと、思えばそれと同じくらい苦しみや悲しみ、そして圧倒的な孤独感が描かれている。 わずかしか残されていない余命。衰退し愛し合うことを忘れた多くの人類、世界中で渦巻いている戦争、テロ、未知の人類。終末の空気感。 不幸なのは主役の二人だけじゃない。世界中を多い尽くす負の感情。ここまでやるか?と思うくらい誰もが絶望の胸中を漂っているのである。 だからこそ、些細な喜びや気持ちが活きてくる。これが醍醐味だと思います。この作品の。 専門用語とかも結構出てくるけど、それは単なる装飾であって物語の本質は違う。本質はあくまで「人を愛する」という基本的な自然欲求なのだと思う。 一生忘れることが出来ない愛の記録。 (西京BOY / 2009-01-30)
この作品のレビューを書こうと思い、こうやってパソコンの前に向かっているのですが。 なぜでしょう、ね…… 胸いっぱいなこの気持ちを、うまく言葉に出来ません。
死を目前に控えた主人公の男の子。 そんな男の子の前にやってきた、死期を近付いた人を癒すために造られた人造人間ともいうべき"愛人(アイレン)"。 そんな二人が織りなす最初で最後の生活。
という流れで物語は進んでいきます。 この作品を読んで、言葉に出来ない何かを受け取りました。 「人がこの世に生を受けるということは、どういうことなのか」 「人はなぜ自分以外の他人を愛するのか」 「そして、人はいつか死ぬ」 作者のあとがきで書いていた「生があって、愛があって、死がある」という言葉が印象的でした。 まさに、その通りだと思います。 そして、自分は生きることも、愛することも、死ぬことさえも何も知らないんだと。 頭で分かっていても、何も分かっていない。
生きること 愛すること 死ぬこと どれも、ドラマや漫画、小説で描かれてきたテーマだと思います。 この作品でも描かれています。 ただ、この作品はその本当の姿をありのままに描いているような気がしてならないのです。 醜い部分も、目をそらしたくなるような場面も、そして、幸せな時間さえも。 この作品を読み終えたとき、自分の気持ちがあふれ涙となりました。
「明日、死んでも悔いの無いような生き方」
それは何かを成し遂げるような有意義な日じゃなくて、愛する人と一緒に居られる普通の幸せな日なんだと思いました。
偶然だろうと何だろうと、この本を手に取れたことに感謝しています。 (nocchi_amazon / 2009-03-12)
メジャーな潮流には乗らず、普通の読者が気がつかないうちに いつのまにか出現していた傑作。 ありえないほどの完成度を誇り、 マンガの表現力はここでひとつの限界を超えたと思う。 「ヒロインのもともとの人格が何であったか」とか「他者とは何であったか」 といった謎に対する答えが作品中で明示されないため謎解きが中途半端であるとの 印象を持つ人もいるかもしれないが、少なくともこの二つの謎の解答については 作品中で十二分に示唆されている(これは文学においては古典的な技法である)。 むしろこれをあえて明示しなかったにもかかわらず作品世界をしっかりとまとめ上げることに 成功した作者の力量こそ賞賛に値するといえるだろう。
この作品が10年後、20年後にも読み継がれていくことを願う。 (はげ / 2009-10-23)
何が恥ずかしいって、題名が恥ずかしいし、表紙が恥ずかしい(この新装版で解決!)。臆面もなく愛を声高に主張する内容が恥ずかしいし、そしてなにより、そんな漫画を読み返して、気がつけばボロボロと涙を流している自分が恥ずかしい。ひとさまにプレゼントするような漫画ではありません。きっと「大丈夫か、あいつ?」と思われるでしょう。であるからこそ、自分が見つけた、自分だけの年に一度(僕の場合)の心の浄化装置として、無くてはならない存在の漫画として、僕の本棚に君臨しています。この作品が持つ、暴力的なピュアネスに一度、衝撃を受けてみてはいかがでしょうか。(アマゾン吾郎 / 2009-08-14)
「もと子先生の恋人」に感銘を受け、そのあとがきで「長く厳しかった」と語られたこの重い作品を読みました。実はかつて第一巻を斜め読みし、その時点では冒頭での設定を陳腐なものと断じて、最後まで読まなかった記憶があり、己が不明を深く恥じ入るものです。 この作品は多くの作品と対比して語られる事でしょう。 私は新井英樹氏の「ザ・ワールド・イズ・マイン」を挙げておきたいと思います。 TWIMが描き、幻視した私たちのタナトスに対して、どうやってアンサーを返してゆくのか?どう抵抗するのか?この「愛人」はそういう作品だと思います。(タナトスに対してエロス、というのも陳腐な対比と謗られましょうが、この作家が最終的に2年もかかった最終巻改訂を乗り切った要因の一つは、エロ漫画出身者である事を誇りとする誠実さにある様に思われます) 滅ぶ世界に抗い、「誇り」「矜持」と呼ばれる心性を取り戻そうと苦闘する人々の物語です。 私が軽率にも陳腐だと判断した、旧単行本第一巻時点で提示される要素としては、終末論SF、難病モノ、生体ダッチワイフ、といった、商業マンガで使い古されている類型的なものが多く登場します。同じく冒頭で登場する伏線は、主人公の出自と恋人達の関係性という、これも類型的な謎の様に思われます。 そして実は終盤で示される「世界に抗う方法」も、それだけを取り出したら陳腐と言われてしまうものかもしれません。 しかしこの作品の製作者達は、登場人物たちと併走するように、作品に入り込み、執念と言うか妄執と言うべき執拗さで、陳腐になりそうな要素を一つずつ探り出し、ひねり潰して行った様です。製作者達に感情移入すると息苦しくなります。 文字通り一歩間違えば死んでいたかもしれない(結果、作品は未完の傑作と化したかもしれない)努力の結果として、この作品の後半はコミック版「風の谷のナウシカ」第7巻に匹敵する力を得た、と思います。 作者は「安易な成長物語はやりたくない」といった趣旨の発言をしている様ですが、結果としてこの作品はビルドゥイングス・ロマンになっていると思います。 主人公は、己一人の世界から、己が刻んだはずの(文字通りの)偶像に人間として認められる二人の世界、更に外の世界と脱皮し、最終的には未来に対して果たすべき責任を果たして死んでゆきます。 そしてこの作品の世界観も主人公とともに成長してゆきます。 その結果、上記の「伏線」は回収されません。中盤から終盤に掛けて、ある種の答えは示されますが、謎の解決を求める見地からすれば不満もあるかもしれません。 けれども、「そんな事よりも遥かに大切な事はある」と、力強く作者達は語りかけてきます。 謎の替わりに提示される、当たり前すぎる結論は、現実逃避に留まらない虚構の力、マンガの力を再認識させてくれるのです。(めたろう / 2009-03-16)
レビュー数 10
[amazonでレビューを書く]
平均点:5.0
|
No.1-2
▼
ももんち (ビッグコミックススペシャル) / レビュー総評点:76
『ももんち 』で画像検索
|
ASIN:4091825508 / 売上順位:-
小学館(2009-04-30)
冬目 景
¥ 780(中古:¥ 1)
|
レビュー総評点:
76
一浪して、美術系の予備校に通う女の子が主人公の淡い恋物語。 服装に気を使わず、寝癖がついたまま予備校に出てきちゃうような女の子と聞いて、いいなと思えるなら「買い」です。 1巻で完結しているので、なかなか新刊が出ない! と身悶える必要がないのもよいところかも(笑)。 今の華やかだったり、積極的だったりする恋愛ではなく、あくまでマイペースな女の子が、マイペースに恋をしていく話です。 冬目景ファンじゃなくても、読んで損はないと思います。 そして、冬目景ファンはカラーがたくさんあるので、ちょっと値段が高いけど、買う価値はあります。(ruku / 2009-05-02)
「イエスタディをうたって」にでてくる関東美術予備校が舞台の番外編です.ちょっとおっとりした奥手の女の子、桃寧の予備校生活、家族、友達、恋愛を淡々と描いています.「イエスタデイ」ででてきた夏樹(高校生だったのが、予備校生)が友達役で出ています.イエスタディファンにはたまりませんんね。冬目景サンの筆が遅いのは有名ですが、この作品が完結するまで4年かかっています.とにかく耐えて待つしかないのですね。はやく「イエスタディをうたって」のつづきがよみたい!!(kirin70 / 2009-05-09)
所謂80年代の「少女漫画」の世界といっても過言ではないでしょう。それに冬目女史のテイストがばっちりと入っていて、どことなく日常的な匂いが漂っています。 主人公は、今までの冬目キャラとちがい、自己主張が少なくどこか弱々しくて好きな人であるにも関わらず告白ができない。「イエスタデイをうたって vol.6 (6) (ヤングジャンプコミックス)」のハルとは全く正反対のキャラクターというのも珍しいです。彼女のアパートもどことなく70〜80年代の空間を思えてしいます。 又、ファンとしては「イエスタデイ〜」から予備校講師の斉藤らが出ていたのは嬉しかったです。 値段が高いのは難点ですが、カラーページを増やしたと言う事で見逃します(苦笑(夜華 / 2009-05-06)
あとがきには「昔の少女漫画を目指した」と書いてあります。 ぼ〜っとした感じの愛らしい美大を希望する予備校生の女の子「ももね」がヒロイン。 心優しい友人達と大切にしてくれる姉と兄、穏やかな日常のなかで生まれる同級生へのほのかな恋心・・・。 読んでいて心温かくなるマンガです。 (TEPPEI 800 / 2009-05-04)
冬目景先生の少女漫画。私は「イエスタデイ〜」を読んでいないので、先生の少女漫画は初めて読むかもしれません。 主人公のももちゃんにすごく癒されます。表情、しぐさ、マイペース、奥手な所…。 殺伐とした今の世の中、こういうものを読むとすごく癒されます。 他の方も書いていますが、先生は遅筆で有名です。しかしこれは一巻で完結!(笑) なおかつカラーページが多かったので、オススメです。 これを読んで「イエスタデイ〜」も読んでみようと思いました。(犬好薫子 / 2009-07-16)
レビュー数 10
[amazonでレビューを書く]
平均点:5.0
|
No.1-3
▼
星守る犬 / レビュー総評点:489
『星守る犬』で画像検索
|
ASIN:4575301434 / 売上順位:999
双葉社(2009-07)
村上 たかし
¥ 800(中古:¥ 158)
|
レビュー総評点:
489

犬好きにはきつい本だけど
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この本を読み終わったあとすぐに寝ている愛犬の近くに行って頭を撫でました。 無防備に私を信頼して撫でられている姿を見ながら、 いつか必ず来る別れの瞬間を考えてました。 犬を飼い生活が豊かに楽しくなったのはいいけれど たくさんの楽しい時間をもらっているけれど 逆に別れが怖くなってしまいました。 冗談半分で愛犬に対して「おれより長生きしろよ」と言ったら それを聞いていた嫁さんに「だめだよ誰が面倒みるの?」といわれてしまいました。 その時ああ「犬を飼う」ことの責任を分かってたようで 今まで軽く考えていたなとはっと気づかされました。 かけがえのない、愛犬との時間を、いつかくる別れの時間まで大切に。 そんなことを考えさせられた本です。 (あき / 2009-09-10)
犬の温かさ・まっすぐさに号泣
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
おとうさんは、さえないダメダメ中年男性。しかも病気で無職。 家族にも見捨てられ、ひとりぼっちになったとき、傍らに犬がいた。 犬とふたり、旅に出るおとうさん。 車に自分の人生の全てを詰め込んで、サングラスをかけてみたおとうさんは、 「くーる」で、自由で、はじめて自分の人生を生きているかのようでした。 ハッピーとふたり。行けるとこまでサバイバル。大変だけど楽しい日々でした。 だんだん病気は重くなり、とうとう所持金は底をつくけれど、 福祉に駆け込めば即入院。ハッピーとはおそらく別れ別れになってしまうでしょう。 キャンプ場近くの草むらで、おとうさんは最後まで、犬とともに頑張った。 どうしても犬だけは手放したくなかった。失いたくなかった。 この、決して裏切らない、まっすぐな瞳、そして、温かなぬくもりだけは。 「ありがとう」「すまん」おとうさんの気持ちを思うと、胸が詰まります。 そして、おとうさんを慕う犬がけなげすぎて、可愛いすぎて、たまらない気持ちになります。 読み終わると思わず、自分ちの犬を泣きながら抱きしめてしまう、そんな本でした。(まつぼっくり / 2009-08-11)
とても切ない…けど、
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
心を優しくさせてくれる作品でした。 表紙カバーの犬の笑顔と、聞き慣れないタイトルの単語に思わず手に取った次第です。…出会えてよかった。 自分は犬を飼った事がないですが、もし飼う時がくるならば、こんな風に精一杯愛し愛される関係になりたい。そして、自分を愛してくれる人、自分が愛する人にもいつも精一杯の愛情を注ごう。そんな気持ちにさせてくれました。ありがとう。 読み終わった後、もう一度沢山のひまわりに囲まれてる表紙カバーの「ハッピー」を見てください。きっとまた涙が溢れてきます。(ヒロ / 2009-07-06)
不覚にも涙
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お父さんと愛犬ハッピーの旅「星守る犬」本編と、遺体として発見された彼らの事後処理を担当する事になったケースワーカーの奥津による後日談「日輪草」の二部構成。 周囲の変化に合わせられず仕事・家族・家を失い、傍に居るのは愛犬だけという状況で最期を迎えたお父さん。ドライな仕事者として有能ながらも、祖父母の残した家で本を慰めに静かだが孤独な生活を送る奥津。奥津は十全に愛してやれなかったかつての飼犬への悔恨の念から、"飼主の為に憐れに死んだ犬を弔ってやりたい"と身元を明らかにするため奔走する。そして知る事実と、想起される1人と1匹の間に築かれた絆。それはきっと奥津が作れなかったものだった。 誰からも顧みられず共感も得られないだろう"無責任"なお父さんの死が、犬を媒介として、孤独に生きて来た人間のそれからの人生に灯を灯す。そんな予感を残して終わる後日談は、都合良い自分勝手な話と取られかねない本編の純粋な核を輝かせ、お父さんとハッピーへの優しい鎮魂歌となった。 お涙頂戴モノは一歩引いて接するんだけど、駄目。まっすぐで衒いの無い犬の情感を以って描かれると、やっぱり犬を飼ってた自分には抗いようが無い。そして、とても充実した読後感だった。(トム兵士長 / 2009-09-20)
タイトルの二作品で泣いた人なら間違いなく泣きます。 ストーリーは違えども、泣き所の傾向が同じだからです。 リアリティー、泣かせのあざとさ、犬好き狙い、 そんなことに口を出すのは野暮ってものです。 この方のマンガは初めて読みましたが、犬の描き方が非常にうまい。 信じて見つめる眼とでもいうのでしょうか、ただのかわいらしい絵ではなく、 眼力をもった犬を描きます。普段のほんわかした癒し系の絵に油断していたら、 痛い時、苦しい時の絵の修羅っぷりに度肝をぬかれます。 ああ、、かわいいなあ、、、せつないなあ、、、もうこの表現の仕方あざといんだから★ とほんわかしていると、いきなり「痛いよ痛いよお父さん」の絵に心臓持ってかれますから。 このギャップがまたいい味をだしているのですが。 この本読了後、寝たきりの犬に犬用の車いすを注文してしまいました。 それだけの犬好き人間の心に訴えるものがある話ってことです。(guiskal / 2009-09-13)
レビュー数 111
[残りも全部見る][amazonでレビューを書く]
平均点:4.0
|
No.1-4
▼
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) / レビュー総評点:286
『この世界の片隅に 上 』で画像検索
|
ASIN:4575941468 / 売上順位:-
双葉社(2008-01-12)
こうの 史代
¥ 680(中古:¥ 320)
|
レビュー総評点:
286
舞台は戦中の広島。 昭和19年2月、昭和19年3月――というふうに ほぼ月単位で、こうの史代さんのあたたかなタッチで淡々と日常が描かれる。 スクリーントーンを使わず、ペンだけで描いていくこうのさんの絵柄は どこまでもあたたかい。 絵が好きな「すず」は軍都・呉に嫁いでいき、 そして少しずつ状況は重苦しくなっていく……。 とくに反戦を強調するでもない。説教臭くも押しつけがましくもない。 極端な政治的バイアスがかかっているわけでもない。 ヒステリックに反戦平和を叫ぶでもない。 登場人物はおおむねみんな大らかで明るい。 しかし、今から60数年前にこういう時代があったことを 私たちはきちんと認識しなければならないと思う。 明るく健気に生きる主人公たちだが、おそらくこれから下巻にはいると 空襲や原爆なども描かれるのだろうと思う。 「夕凪の街 桜の国」で高く評価されたこうのさんのタッチが いま平和に生きる私たちに「戦争」というものの意味を語りかける。 著者はそこまで意識してないかもしれないが、 やはり戦争は避けるべきものだし、起こってはならないものだと私は思う。 もちろん、戦争論はそういう情緒的なひと言で片づけられるものではないと わかっている。だがしかし、果たして戦争の是非を論じることに意味はあるのだろうか。 戦争は、この本で描かれているような、貧しくとも平和な日常を破壊するものなのだ。 世界では各地で戦争が起こっている。虐げられて立ち上がった戦争もあるが、 大国がバックについている戦争もある。 それらをここで論じようとは思わない。 ただ、世界の片隅で起こっていることでも、その痛みを私たちは自分のものとして 感じる努力をしなければならない――と、この本を読んで改めて思う。(辰巳 / 2008-02-23)
戦前戦中、広島から呉に嫁いだ主人公の日常の物語。 1話につき半月ないし1ヶ月程度の時間経過で物語は静かに進んで行き(その出来事が あった月が「19年2月」「19年3月」とサブタイトルになっている)、幸せも苦労もある 普通の暮らしの中に戦争がゆっくりと溶け込んで来てしまう様を丁寧に描く。 けして明るいものでないだろう結末の想像を常に頭の片隅に置きながら、 世界のあちこちのわたしたちは物語を楽しむ。 第9話「19年5月」の話の中で嫁ぎ先の義母が昭和6年に義父が失業したときのことを 「大ごとじゃったよ 大ごとじゃ思うとったあの頃は 大ごとじゃ思えたころがなつかしいわ」 と振り返るシーンがある。 その19年5月もすぐに過去になるのだろう。 「20年8月」がゆっくりと近づいてきている。 今に続く悲劇と警告。 「夕凪の街 桜の国」から「さんさん録」をへて新たに挑む新境地。(yom_sky / 2008-02-02)
こうの史代さんの作品を最近読み出したのですが、ジワジワ来ます。 派手さはないけれど時間が空いたとき、ペラペラとめくってしまいます。 この作品は戦時下の広島県呉市にお嫁に行った、すずさんが主人公です。 のんびりした彼女とやさしい夫、そのほか優しい人たちに囲まれている生活漫画です。 …でも直接的な描写はありませんが、やはり戦時下という空気を描いています。 説教くささなど微塵もない作品です。 そのぶん読み終えた後に、楽しさに満足した気持ちと寂しさが混じる良い作品です。(俺は何もかも失ったんじゃない、やっと自由になれたんだ / 2008-01-23)
淡々とすばらしい
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
わたしはこうの史代さんを「夕凪の街 桜の国」で知りました。 こうのさんの漫画はトーンをつかわず淡々と話が進みます。 まるで日本昔話のような感じ、と言えばいいのか。 説明しにくい独特ですばらしい空気感を醸し出しています。 ゆったりと時間をかけて読むのが合う漫画でしょう。 (焦茶丸 / 2008-01-14)
『夕凪の街 桜の国』こんな決定的な一冊を書いたひとに次はあるのか?その常識を見事に覆してくれた素晴らしい作品。 何ともただ呆れるばかりです 詰まらないレビューは要らない この時代この時にやっと出逢えた【奇跡】に感謝したい。 1945.8/7 母江口秀子29才 東京から天草の実家に戻る途中 原爆投下翌日 地獄のヒロシマを通過 姉5才兄3才 私は胎内でした 翌年2/18天草で出生。 時たまに お袋のその時の話を聞いて育った者にとって すずさんの〈明るさ〉は たくましく面白かったお袋の思い出に繋がり 何だか嬉しい気分になりました 江口淳(63)(江口淳 / 2009-09-02)
レビュー数 22
[残りも全部見る][amazonでレビューを書く]
平均点:5.0
|
No.1-5
▼
羣青 上 (IKKI COMIX) / レビュー総評点:32
『羣青 上 』で画像検索
|
ASIN:4091885098 / 売上順位:-
小学館(2010-02-25)
中村 珍
¥ 880(中古:¥ 879)
|
レビュー総評点:
32
家庭内暴力を振るう夫の殺人を学生時代の友人に依頼し、実現してしまった所から物語は始まります。 馬鹿な話で理屈に合わない事は登場人物も我々も重々承知なのですが、その後の辛いながらも豊穣な逃避行を主人公二人の生い立ちを回想しながら実に気に掛かる筆致で描いています。 あざとさも感じますがそれでもこれだけの漫画を描ける作者が若干22歳だったとはやはり驚きを隠せません。
(£±± / 2010-02-27)
まさか商業ベースで出るとは思わなかった単行本です。小学館さんに敬礼!これが出るだけで、そして続きがIKKIで読めるだけで、胸がいっぱいです。あらためて小学館さんに礼! 誰からも愛されなかった女性と、たくさんの人から愛されている女性2人の逃避行の物語です。 物語はじめは、逃避行の中で出会うさまざまな人々とのエピソードが中心です。やがて、女性ふたりの過去が明かされ、愛したいのに愛せない、愛されない女性の孤独が浮き上がります。 ただ差し伸べられた手を取ればいいのに。それはとても簡単なことだろうに。誰からも愛されなかった女性は、ただひとりだけ愛していると確信できる人間がいるのだから。DVダンナなんかさっさと捨てて、どこにでも行けばよかったのに。愛していようがいまいが、道具のように使って。彼女はそれができる人間だし、実際そうした。 それができない。どうしてもできない。何故できないのか。いつかできるようになるのか。どうすればできるようになるのか。 その結論が見えてくるとき、この物語も幕を閉じることになるのでしょう。 (ぱの / 2010-02-26)
掲載誌とのトラブルを赤裸々に語ったブログで、存在を知った作家・作品。 ある種「窃視「的興味から作品を購読しました。 しかし激情を迸らせながらも、丁寧に回収されていく伏線と 計算された客観的な絵柄に、我知らず魅了されていきます。 かなりムリ筋の設定を、違和感なく読ませる力技は若さゆえか? ゴシップ・スキャンダルの話題抜きで、ここ何年かこれほど 続きを期待したいマンガはめずらしいのでは。
(ITS / 2010-03-14)
レビュー数 3
[amazonでレビューを書く]
平均点:5.0
|
No.1-6
▼
ソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス) / レビュー総評点:95
『ソラニン 1 』で画像検索
|
ASIN:4091533213 / 売上順位:-
小学館(2005-12-05)
浅野 いにお
¥ 530(中古:¥ 728)
|
レビュー総評点:
95
痛いせつなさ
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なんだろう・・・冒頭のリアリティのある日常描写に惹かれて、ページをめくる手がとまらなくなった。 現代の若者は25才くらいまでモラトリアム期間が続くのだという。もちろん私もその一人。 日々、当たり前のように仕事に出かけているが、一方で歌手や役者や、そういう夢を追いかけ続けている友達もいる。仕事が辛いときや投げ出したいときは、そう、芽衣子のように、ふとしたきっかけでそちら側へドロップ・アウトしたくなる時だってある。そんなことは珍しくもなんとも無く、きっと、ありふれた出来事。 「そちら側」という言葉を使ったけど、きっと本質は同じなんだと思う。不満を持ちながら社会に出て仕事をする、不安に押しつぶされそうになりながら夢を追いかける・・・どちらも、同じくらい苦しいし、こわい。 愛しい人が居たならそれはなおさらだろう。 芽衣子と種田はモラトリアムな若者の等身大の姿だ。だって、すごく共感するもの。 種田が言ってほしい言葉を言ってくれたとき。私も芽衣子と同じように涙が出そうになった。 長く付き合った二人のぬるま湯のような依存や猜疑心や微妙なズレさえ、朝倉にいおさんは丹念に、まるで映画に撮るみたいに、忠実に描き出していく。同じような状況を経験したことがある人なら、共感しないわけはない。
このまんがには、20歳以上の、社会にほっぽり出されたくせに、いまだに自らの位置を見出せず、進むべき方向も見つからず、ただ愛している人やものはある、そんな世代の心を決定的につかむものがある。 読めばきっと、「痛いくらいのせつなさ」を感じて、しばらくボーっとなってしまう。 本当にステキなまんがでした。ありがとう。(pommier_pomme / 2007-07-15)
わかってたまるか!!
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
バンド青年の種田は、繊細で鋭敏な感受性の持ち主。 同棲しているOLの芽居子は、フリーターである種田に将来への不安を 感じつつも、生活を支えている。 大学時代から続いてきた平凡でゆるやかな二人の日常は、会社生活に 耐えきれなくなった芽衣子が「自由」を求めて退職したところで変化を迎える。 芽衣子の貯金がつきるまでが、東京生活のタイムリミットになったのだ。 好きなことだけやって生きていきたい。だけど現実は甘くない。 アタリマエだった平凡な日常はタダじゃなかった。 種田はバンドで生きたい、夢がかなわなかったら、すっぱり諦めると覚悟を決める。 輝かしい夢へのチケットが手渡されそうになるが、それは二人が理想としていた夢ではなかった。 私は、種田や芽衣子のように「大人社会への違和感」を覚えない子供だった。 一日も早く大人になって、身を切るような修羅場で戦うことで生き抜きたいと思っていた。 そうして誰よりもシビアでしたたかな大人になった。 それなのに、浅野いにおの作品を読むと不安になる。私が知らなかった、見えなかった世界がここにある。 生きることに不器用だった旧い友人たちを思い出す。 平気で大人をやれてるお前らには、大事なものなんて何も見えちゃいねえよ、と突きつけられた気がした。 私のように、人それぞれが全部違う、というアタリマエのことを理解しないで大人になってしまったアホの皆さんへ。 「浅野いにおって何度読んでも全然わからねえ〜!」と声にならない叫びを上げましょう。 それでいいのです。そう簡単にわかられてたまるか、ってのがロックの魂。(karyawan / 2007-03-11)
浅野 いにおファンでない方は注意を。
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ブーイング覚悟で書くけれど、私はまるで共感できなかった。 本当にどこにでもいるような、苦しんでいるフリをして自分では何も動かず 他人に依存する可哀相な主人公だな、と思う。 そういう人たちが狭いコミュニティ内で互いに許しあうモラトリアム というのは確かにあるからリアルといえばリアルですけどね。 彼氏の夢を支えるでも自分の生き方を探すでも何でもいいけど、 必要ってわかってるなら働けよめんどくせえなw と私は思ってしまいました。 真剣に、真剣に生きている人には必要のない作品なのかもしれないですね。(inuf / 2008-11-07)
好きな作家の一人です。出版社が「注目の次世代作家」と一押しするだけあって、若い人に支持されそうな若者の人間ドラマが描かれています。 以前から、この作家の漫画は持っていたのですが、ここまで唸らされたのは初めてだったので勢いを借りて文章にしてみます。 さて、作品のタイトルの「ソラニン」ですが、ご存知の方も多いと思いますが、ジャガイモの緑の部分や芽の部分に含まれる毒性物質ですね。 神経性の毒だとかで、けっこう当たり前に存在している恐ろしい毒です。 古くなったジャガイモはもったいないとか思わないで捨てた方が無難なんだとか。余計な拘りは捨てた方が生きやすい、そんなことと重ねてみますね。 現代に生きる若者の夢と現実と未来。大人になるにつれて何かに折り合いをつけて生きていかなければならない私たち。 音楽に生きることと、食べなければ生きていけない現実。 好きな男の子を応援したい気持ちと、ほんとうに?、と問う自身の声。 現実ってこんなもんか? 自分の力を信じてどこまでも行けたらいいのに。 そんな事を考えながら読み進んで、 「―俺は、幸せだ。 ホントに? 本当さ。 ホントに? (声無き叫び)」 …このシーンで、私の中に主人公のやるせなさが怒涛のように押し寄せました。 1巻の終わり方が気になる!!先が読めてきたような、それを裏切って欲しい、幸せになってほしい。感情が渦巻いて、読後思わず「わあー!」と叫んでしまいました。 日常的な、神経性の、毒だ。(笑) (ume / 2006-03-24)
セリフのすべてが、自分の想いと丸カブりだった。 等身大というか、そのまんま。 不安も、期待も、恋人や友達に対する気持ちとか。 初めて読んだときは、芽衣子たちよりも年下だったのに 同じ年齢になって ついに年上になってしまった。 でもまだ、私は抜け出せていない。 (ロジクル / 2009-06-16)
レビュー数 44
[残りも全部見る][amazonでレビューを書く]
平均点:4.0
|
No.1-7
▼
魔女 1 (IKKI COMICS) / レビュー総評点:72
『魔女 1 』で画像検索
|
ASIN:409188461X / 売上順位:-
小学館(2004-04-30)
五十嵐 大介
¥ 660(中古:¥ 300)
|
レビュー総評点:
72
...舞台設定については細かいつっこみはあるんですよ。 でも、そんなことどーでも良いと思っています。 まだ買って3日目なのに、何回読み返したでしょう。 極めて映画的な作りをしながら、漫画でなければ表現できないことを さらりとやってしまう作者の力量には、ただ感嘆するしかありません。 最初にこの作品を読まれたら、他の作品も読みたくなること請け合いです。 最近の漫画が持っていない「ざらり」とした感触を味わえます。 絵も、洗練された緻密さの中に土着的な香りがふんだんに漂い、 読む者を魅了します。アナトリアの大地、そしてイスタンブール。 南米アマゾン、黄土高原。次はどこが舞台になるのでしょう。 しびれさせてくれます。(あんのん / 2004-05-14)
リトルフォレストの作者とのことで、ためしに買ってみました。 期待通りの作品、・・・いえ期待以上です。 絵の書き込みっぷりは文句なしですばらしく、3回・4回と読んではじめて気がつくイラストやキャラクターもあるのは、さすがです。これだけの作品がたった¥660で読めることに感謝 絵の特徴を二つあげるとすれば、眼の強調と、風景・生き物が丁寧に描かれていることでしょうか。 場面に応じて書き分けられる瞳の効果で、五十嵐さんの描き出す漫画の世界の中にすんなりと引き込まれていきます。そして人物よりむしろ丁寧に描かれた風景や生き物たち。 ぜひ読んでみてください。そして魔女の世界に浸ってください。 おすすめです。(レビュア / 2005-05-04)
表紙を見て一目ぼれしました。そして買いました。 絵が素敵で思わず購入しましたが、話の内容も良いです。 たまに、「絵がきれいで話しの内容は・・・」と言う作品がありますが、この漫画はそういうことがありません。松本太洋氏も絶賛の一冊なのもわかります。 迫力があり、よく出来た話です。中には私達が考えていかなければならない問題を訴えかけるような話もありました。この本に出てくる魔女とは何者なのか。鋭い視点で描かれた作品だと思います。 この本の世界観は読まないとわかりません。是非購読を!(an021 / 2005-02-05)
五十嵐氏は、非常に評価の高い漫画家さんです。その実、私はいつも感想に苦しむのです。何となくオーガニックで、アートで、哲学的なことを表現しているっぽいのですが、よくよく考えてみると全く中身がないのではないか。「っぽい」雰囲気をつくることに関しては、一流だと思います。(アマゾン吾郎 / 2009-02-09)
『はなしっぱなし』で、自然への畏怖の感情を表現した詩人マンガ家。今度は、女性という謎に挑戦しています。同じ、まなざしを向けています。繊細な神経の戦(おのの)きを定着する絵。美しい女性という存在の恐怖と魅惑。静かに物語られていきます。世界の秘密さえもが、見え隠れしているような深い作品世界。イスラム教や熱帯の精霊信仰に寄せる理解と優しさ。人間の精神の光と影の揺らぎをとらえて、当代、最高の幻想マンガ家がここにいます。(楽古堂 / 2004-05-03)
レビュー数 13
[amazonでレビューを書く]
平均点:4.0
|
No.1-8
▼
ビリーバーズ 1 (ビッグコミックススペシャル) / レビュー総評点:39
『ビリーバーズ 1 』で画像検索
|
ASIN:4091857752 / 売上順位:-
小学館(2000-02)
山本 直樹
-(中古:¥ 848)
|
レビュー総評点:
39
個人的には山本作品でも、最高の部類に入ると思っています。 このエンディングは、一度読んだ時は理解できず「あれー?」と思ったのですが、再読したときにやっとわかりました。 1巻の中の、副議長さんの何気ない一言にエンディングへの伏線が張られています。 最後に主人公は副議長さんの願いを実行しようとしています。 それを知ったときに、非常にやるせない気持ちになりました。 この作品は、山本作品の中でもあまり評価されてないと思いますが、それがエンディングの不可解な点にあるのなら、ぜひもう一度読み直して欲しいです。 これから読まれる方は、その辺に注意して読んでみてください。(副委員長さん / 2003-07-03)
した作品です。2巻完結ストーリーなので、山本直樹作品のなかでは、 やや長めかもしれませんが、構成はちゃんと盛り上がりもあって 面白く読めます。これはラストシーンが美しく素晴らしいので お勧めしたいです。本当に悟りを開いた彼だけが、彼岸までいくわけ。(佐々木かなえ / 2003-09-02)
オペレータの最後の台詞が印象に残りました。 「僕に今、必要なのは自由ではなく不自由であり、出発ではなくとどまることなのだと思います。」 鈴木俊隆さん(禅僧)の 「あなたが今いる場所に自由を見つけられないのなら、いったいどこにいけば自由があるというのでしょう?」 という言葉を思い出しました。 あとこのマンガ、SEXまでの過程がイイです。プロですね〜。(マーチン欲しい / 2008-10-24)
やってくれました。批判ありなんだけれど、読ませてしまうのがやっぱり山本直樹。(kanamour / 2002-04-27)
は、ちゃんと出てきます。というか、第二巻ではかなり加速してきます。 それでも、内容はシビア、かつロマンティック。 宗教団体をテーマにしているけど、純愛物として読めます。 若い人たちには、理屈より、思想より、 生身のSEXを楽しんで、 本気で人を愛するという事の価値を感じてほしいと思います。 読み返す機会のある方、亀に注目してみてください。 考えてみると、幻覚はかなり早く 現われていたのですよね。 (くまちゃん / 2009-09-06)
レビュー数 5
[amazonでレビューを書く]
平均点:4.5
|
No.1-9
▼
period (1) (Ikki comix) / レビュー総評点:16
『period 』で画像検索
|
ASIN:4091884911 / 売上順位:-
小学館(2004-05-28)
吉野 朔実
¥ 1,050(中古:¥ 1)
|
レビュー総評点:
16
まだ、1巻しか出ていませんが... 出だしから、お葬式のシーン。何やら、意味深ですね。 吉野作品は「???」な台詞や場面を 時間をかけて意味を考えるのが、自分流の楽しみでもあります。 ある日突然、雷に打たれるように 意味が分かったりするんですよね。 「なんだか、よくわからないけど、スゴイことを言ってる気がする」 っていう場面、今回も、ありますよ。 例えば、1巻1話目で お父さんに「廻おまえは、嘘つきだ」 と言われるシーンはヤバいです。 どんなに暴力を振るわれても平気な廻も、 この時ばかりは泣きます。(自分も泣きました...) 「暴力」と「嘘」はセットだと思っていた愚かな自分を 気づかせてくれた廻のお父さんに感謝。(fineweather / 2004-06-25)
またもや、作者がよく扱う兄弟ものですが、今度は兄と弟。いつもは、 異性の兄弟が主なので、はじめから期待しておりました。まだ、1話目なので、これからなにかありますよ-、って感じで、結論まででてないにしろ、思ったより、家庭内暴力、母親が家をでた所とか、生々しいです。親を憎む事と、肉親である親に本能的な愛情を抱く両極端の感情が主人公を模索させるストーリーと、それとは、逆に憎しみよりも、鋭い感情で動く弟の掛け合いがひどく興味深いです。(今溝ゆうき / 2004-06-20)
父親のDVに耐えかねて母親が出て行ったしまい、残された幼い兄弟、廻か(はるか)と能(ヨキ)の物語。大学で哲学を教える父は家庭では暴力によってこの家族を支配し続けている。はためには理不尽に見える暴力だが、兄廻か(はるか)は父の暴力はすでに哀しくもひとつのこの家の形であるという想いがあった。彼の関心は「父の暴力から逃げる」というところよりも、「弟を守る」ことだけに向かっていた… 最後に病に倒れて、兄弟は二人で生きていくことになるのだが、別れ際に父親が廻か(はるか)と能(ヨキ)に残したものは、「教育を受けるためのお金」と「自分の蔵書」そして「きっと必要な時が来る それまでお前は学ぶことを怠るな。一日一冊は本をよみなさい なんでもいい。自由に教育を受けられるーそれは何にも代えがたい幸運と知れ。」ということばです。 ふーん、このおとうさんのこと、こいつら許してるわけかな~。それも、ちょっとだけど、最後にこんな金八っつぁんみたいな立派な言葉をのこしていく価値のある男なのか?みたいな疑問だらけでした。(oldbookend / 2004-10-28)
吉野ワールド満載の不思議な作品でした ただ、内容がちょっと暗くて悲惨なうえに、そんな簡単なことで心の病気がなおるんだろうか?と、思ったので星三つです まだ1巻なので、これからどう話が進むのかに期待しています(inumimi / 2004-06-02)
レビュー数 4
[amazonでレビューを書く]
平均点:4.0
|
No.1-10
▼
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 / レビュー総評点:284
『海街diary 1 蝉時雨のやむ頃』で画像検索
|
ASIN:4091670253 / 売上順位:-
小学館(2007-04-26)
吉田 秋生
¥ 530(中古:¥ 93)
|
レビュー総評点:
284
オムニバスの名手
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前作の『YASHA』と『イブの眠り』は個人的に微妙だったのですが、これはとても良い作品だと思います。 舞台は鎌倉、祖母の残した大きな家に住む三姉妹。 姉妹の父親は15年前に家付き娘だった母親と離婚し、母親は13年前に男と出奔し、以降は没交渉。 そんなある日、遠く山形から父親の訃報が届く。 実感も湧かないままに父親の葬儀に出かけた姉妹は、腹違いの妹・すずと出会い、父との思い出を鮮やかに甦らせてゆく。 葬儀の混乱や父親の新しい妻の情けなさ、しっかり者の長女・さちとすずの描き方が秀逸で、葬儀の場面なのに笑ってしまいました。 この場面の後、葬儀を離れた三姉妹がすずと共に父親を偲んで涙を流す場面が描かれ、見事なコントラストになっています。 吉田秋生さんといえば『櫻の園』『ラヴァーズ・キス』というオムニバス集を描いたオムニバスの名手であり、 この作品も、その手腕が発揮された素晴らしい作品だと思います。 続編が楽しみです。(鳥さん / 2007-04-30)
やはり吉田作品
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
稀代のストーリーテラーだと思います。 あの BANANA FISH のあと、これを超える作品は難しいのではないかと、 そしてその後続いた YASHA (科学的にみてストーリーに無理があったので私としては☆3つ)などで 「クールな容貌でかっこいい男の子が主人公の作品がウリ」になってしまってはさみしいと思っていましたが この新作品では見事マイナスの予感を裏切ってくれました。 BANNA FISH もそうでしたが、絆というものを上手に描く作家なのだと思い知らされました。 久々に読んでいて胸が高鳴りました。次巻が楽しみです。 そして、ある程度年齢を重ねた方にこそ読んでみてほしいお勧めの作品です。(mayumayu_35 / 2007-05-11)
舞台は古都・鎌倉。家庭は複雑だが明るい香田家の三姉妹。 母と離婚後、再々婚相手と余所で暮らしていた父が亡くなり、姉妹は葬儀に参列する事に。 そこで異母妹のすずと初めて対面するのだが―。 『家族』をテーマにした優しく暖かい物語です。 絵も作風に合わせてか可愛くポップな感じ。姉妹の揺れ動く心情や人間関係も嫌味なくシンプルに描かれています。 プロローグの葬儀の話では、(ダメダメな義母の代わりに)子供なのに大人でいる事を強いられているすずの孤独と、 それを目の当たりにした異母姉達のさり気ない優しさがジーンときます。 幸姉がカッコいい。慈愛と厳しさを合わせ持った大人の女性ですね。 2話目からは、すずが鎌倉に来て四姉妹の生活がスタート。 次女・佳乃の恋愛話やすずの学校生活が中心に描かれてます。 姉妹のやりとりが軽妙で楽しい。賑やかな姉達に囲まれて、すずが子供らしさを取り戻している様に見えます。 内容はちょっとシュールですが読後感は爽やか。まだ序盤ですが続きが楽しみです。 吉田秋生さんはハードボイルドも秀逸ですが、恋愛や家族モノを描かせても上手だなぁと思う。 『ラヴァーズ・キス』と合わせて読むと面白いです。こちらもお薦めです。(水蓮 / 2007-05-04)
嬉しいのは「ラバーズ・キス」にリンクしている所。登場人物の思いが複雑に絡まる様々な視点から、重い内容を描いてみせた、あの画期的・記念的な名作から、もう10年以上経ったなんて信じられない。 で、今までハードに男性中心に描いていた反動か、ちょっとコミカルに女性を描きすぎて描線が荒いのが残念。きれいに描くべきところはきれいに描いて欲しい。例え子供、中学生だとしても。だから星4つにしてしまったのですが。 家族の中の微妙な心理、やりきれなさ、女性としてのどうしようもない部分、様々な葛藤、押さえどころがしっかりしていて、本当に読んでいて様々な所で考えさせられる。特に、長女の看護師が難病に苦しむ子供について、がん患者の家族について言及する所はリアルでどきりとさせられた。もちろん、サッカー少年の腫瘍についても、同世代の目から見た「病」に対する視点が痛々しいほどだった。 生きていく上で、幼い時から子供の部分を切り売りしなければならない、精神的にも肉体的にも虐待とまでは行かなくても、家族関係の中でそぎ落とされていく部分が、大なり小なり誰にでもある。そういう部分に目配り気配りして、サラリと描き出す力は脱帽。 とにかくこれからどう展開していくかが楽しみ。(寧夢 / 2007-05-01)
久しぶり
||||||||||||||||||||||||||||||||||
なんか20年前の秋生さんに戻ったような? 彼女のバナナフィシュシリーズも好きですが、 この手の情緒系は、とにかくすばらしい。 読み終えたあとは、 汚れちゃった自分が少しだけ洗い流されたような気分です。(しーちゃんミ,,゚Д゚彡y━‾‾ / 2007-06-11)
レビュー数 36
[残りも全部見る][amazonでレビューを書く]
平均点:4.5
|
No.1-11
▼
ヘルタースケルター (Feelコミックス) / レビュー総評点:132
『ヘルタースケルター 』で画像検索
|
ASIN:4396762976 / 売上順位:-
祥伝社(2003-04-08)
岡崎 京子
¥ 1,260(中古:¥ 159)
|
レビュー総評点:
132
このような「出るか」「出ないか」の素晴らしい作品をどう評価すればよいか。 通常連載漫画はある程度テンションとボルテージを調整 しながら次第にクライマックスへ到達するが、本作は最初から ボルテージはMAXで、読者を縛り付け、離さない。 女性漫画特有に、時折雑な背景やコマが見受けられるが それを差し引いても、観せるところでは気合が入っていて 読者を疲れさせない。後半の主人公と検事が同じシンパシーを 感じあう場面も秀逸。あそこまで踏み込んだシーンを描ける漫画家は そういないだろう。コトバ、絵、構図、ストーリー、どれを取っても 「狂気」と「天才」を感じさせる。 多くの人に読んでもらいたいし、そして読了後の感想・議論が楽しみだ。(かたやまみちお / 2004-01-06)
漫画にしては値段が高いけど、その価値は十分あった。 普通の整形ストーリーはブスな子が整形をして美人になる過程が描かれるが、ここでは主人公はすでに美しく、人気の絶頂にある。(ブスだった頃の顔が一コマも出てこないのには感心した)確かに、美人になってめでたしめでたし、というおとぎ話には私たちは何の説得力も感じない。そこからどう生きるか、により関心がある。 主人公のりりこは美しくなるために体に極限まで負担をかけているため、精神と肉体がゆっくりと、しまいには加速をつけて崩壊していく。しかし、私は他の人が言うように、彼女は精神的に空っぽの存在ではないと思う。りりこは恐ろしいほどに本当のことがわかっている。自分の栄華が長続きしないこと、自分を欲する大衆が飽きっぽいことなどを十分に認識している。その恐怖に対して死に物狂いで挑む様に私は惹きつけられた。 敵役の検事が評するように、りりこほどタフな女はいないだろう。彼女の生き方は鮮やかな花火のようだ。そして、自分の欲望に忠実で、しかし本当に欲しいものは得られない悲惨な存在でもある。彼女は自分が孤独な存在であることもよくわきまえてそれで弱さも見せるが、絶対に屈服しない。「びしょぬれの同情なんかいらないだとしたら無視されるか笑いものになった方がまし」という言葉はほんとうにすごい。(クルート / 2003-10-15)
ついに幻の連載『ヘルター・スケルター』が単行本化。圧倒的な画力と想像力、そしてストーリーテリングで、一度読み始めたら止まらないジェットコースター並みの速力でグイグイ物語へ引き釣り込んでいく。美の権化「りりこ」を中心として、周りともども巻き込んで行くどろどろの展開は、もう目を見張るばかり。キャッチコピーでもある「最初に一言 笑いと叫びはよく似ている」と言うのが秀逸。一気に読んでしまうこと請け合い。鳥肌と涙が出ました。(クロ猫 / 2003-04-09)
ブスな女の子が全身整形して幸せを手に入れる漫画は他にもありますが、これはそんな明るく甘ったるい物語ではありません。 全身整形モデルのりりこが歌手や女優としても成功し、人気の絶頂から徐々に転落していく様をリアルに表現しています。 骨と目ん玉と髪と耳とアソコ以外すべて作り物のモデルりりこには自分というものが無い。大衆が望むこと喜ぶことだけを話し、徹底的に りりこという「キャラクター」を作り上げようとする。しかし本当の彼女はその栄光が長く続かない事も、作り上げた美が永遠でないことも 分かっている。それでも必死にしがみつき、美に対する恐ろしいまでの執着を見せる様は狂気といってもいいでしょう。ここまでタフな女性はなかなかいません。 そんなりりこの体と精神が徐々に崩壊していく過程は最後まで目が離せない。 整形に関わる事件と平行して進んでいく物語は衝撃的な結末で終わりますが、読んだ後に何とも言えない後味の悪さがありながら是非 続きが読みたいと思わせる魅力があります。 単に『漫画』と言ってしまうにはもったいない。男女問わず読んで欲しい傑作です。 (pri / 2006-07-02)
手塚治虫賞を受賞した本作は、岡崎京子の最高傑作であると評してよい。本作は『リバーズ・エッジ』と世界が地続きになっており、両作品を併せて読むことにより、初めて岡崎の視点の冷徹さが浮かび上がる仕組みになっている。 岡崎の作品の主人公は何かを欲望している。ただ、その「何か」が判らない。本作の主人公、りりこと最も深い地点で結びついているのは『東京ガールズ・ブラボー』の主人公、金田サカエである。サカエには「陽」のイメージがあり、一見して「陰」の位置に存するりりことは無縁に思えるが、彼女たちは自己の「欲望」に果てしなく衝き動かされる点で共通している。 ただ、りりこがサカエと異なるのは、りりこの欲望が事務所の社長の「反復」であるということに、りりこ自身が気付いているという点だ。それだけでなく、りりこは自己の欲望がつねにすでに他者の欲望であることを知っている(インタビューでの受答のシーンなどは象徴的である)。岡崎は、その事実を知ることにより訪れる「絶望」を、極めて冷徹な視線の下に描きだした。 しかし、最後のシーンでりりこは奇妙な形での復活を遂げる。私はここに岡崎自身の「希望」を読み取る。また、吉川こずえというキャラクターも、岡崎の一縷の「希望」を託された存在であるといえる。 「みんな何でもどんどん忘れてゆき ただ欲望だけが変わらずあり、そこを通り過ぎる名前だけが変わっていった」という台詞が本作にはある。岡崎は、この「絶望」のなかに潜む「希望」を微かに示している。だが、それが果たして「希望」なのかという疑問は、未だわたしたちに残されたままである。私にはシリーズの完結を望むことしかできない。(neverfly / 2004-08-08)
レビュー数 59
[残りも全部見る][amazonでレビューを書く]
平均点:4.5
|
No.1-12
▼
ハピネス (IKKI COMICS) / レビュー総評点:11
『ハピネス 』で画像検索
|
ASIN:4091883109 / 売上順位:-
小学館(2006-01-30)
古屋 兎丸
¥ 750(中古:¥ 2)
|
レビュー総評点:
11
古屋兎丸作品は、やはり『Garden』や『マリーの奏でる音楽』などの 初期の方がパワーがあるなと思うのですが、本書に収録されている 『雲のへや』はなかなか良かったです。 空が割れていくコマなど、表現が素晴らしいです。 ただ、物語に関しては奇妙に屈折された 性的潔癖さを出しすぎな感もあり、微妙なところ。 これは裏返すと、自分の欲望を抑圧してることで生じるストレスへの せめてもの慰みでしかないのだろうと思う。 冨樫義博が自身の欲望を切り売りして作っている悪役を 主人公にボロクソにさせる動機と、非常に近いものなのではないか。 そうすることで、なんとかストレスを抑圧させていることに 意義と正当性を持たせ、救われていくのかなと。 遠回りではあるけれど、それも自己防衛のひとつの手段だと言えば そうであるし、それは決して間違ってはいない。 しかし、その潔癖性が抑圧の肯定である以上の何ものか、 例えば倫理や聖性というように過剰に讃えられるようなものでは ないということも確認しておきたい。(ヴァルマンウェ / 2009-10-03)
古屋兎丸といえば超現実的な笑いの最先端を描き続ける漫画家として有名です。ですが、今回の短編集「ハピネス」には笑いの要素はかなり低い様相になっています。購入を検討されている方はぜひ帯に注目してください。 はじめて知った強い想いは、触れた途端ににじんでしまう― あやうく、もろく、儚い青い季節の物語・8篇を収録。 ・・・と、このように記されています。 共通するのは「痛みという名の幸福」だと私は読み解きました。さまざまな女子高生たちと社会。コメディを廃した、紛いのない古屋兎丸作品です。 私がお気に入りなのは「インディゴエレジイ」です。主人公は男子高校生。不思議な感覚を持つ親友と、一人の女の子をめぐって・・・。 この先はあなたの感覚で読んでみてください!(ume / 2006-02-16)
表題の漫画の切れ味が最高にいい 激情の花が咲くまでを描いたトップバッターの短編は、 まさしくタイトルどおり激情の花が咲くまでを描いている。 痛みの中にある幸福感や、苦しみの中に見つける至福の瞬間を描いたこの短編集は 人とは何のためにあるのかを表現していると思う。 見つけたならば、十分読む価値がある短編集だと思う(高見さん / 2007-02-18)
兎丸さんの漫画は全部読んでいるけど 今までにない感覚になりました。 この短編集を読んで残酷に描ききることは作家の優しさなんだと思いました。 私は「雲の部屋」に出てくる山ちゃんみたいな子が嫌いです。 でも私の中にも同じ不器用な部分があり嫌なのに共感してしまうし 「ここまで描かなくても」と思いつつでも描いてくれたことに感謝する 自分がいるんです。 上手くまとめられないけど、単純にストーリーも面白いし、でも考えたり、泣いたりと とてもいい短編集です。 (金貨 / 2007-03-18)
表紙と裏表紙の素敵な表紙になにかを引かれて衝動買いしましました。そんな古屋兎丸さんという漫画家を全く知らない状態で読み進めていると、読み終わった頃には涙が溢れていました。 こういう漫画を読む度に漫画も立派な書籍の一部だなと思います。 女の子が共通点の各短編は本当に繊細。 日常であり日常でない確かな日常が、読み終わったあとにものすごい余韻を与える…。 とても良い作品に偶然出会えたことに感謝したいです。(はる / 2009-02-11)
レビュー数 7
[amazonでレビューを書く]
平均点:4.5
|