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No.1-1
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ことばの歴史―アリのことばからインターネットのことばまで / レビュー総評点:14
No.1-2
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銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 / レビュー総評点:310
『銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』で画像検索
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ASIN:4794210051 / 売上順位:1687
草思社(2000-09)
原著:Jared Diamond/翻訳:倉骨 彰/ジャレド ダイアモンド
¥ 1,995(中古:¥ 667)
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レビュー総評点:
310

もっと早く読めばよかった・・・
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アステカやインカ帝国がヨーロッパ人に征服されたという歴史的な事実は有名だけれども、なぜその逆では無かったのか、と考えた人はあんまりいないと思う。 つまり、なぜインカ帝国の方がヨーロッパを征服することにならなかったのか、ということ。 人種間に生物学的な差異があるから(ヨーロッパ人の方が優れていたから)、ヨーロッパ人の方が征服できたのだという考え方は、簡単の答えが出るのかもしれないが、やはりどう考えても愚かでしかないし、もちろんこの本の著者ジャレド・ダイアモンドもそんなことは言わない。著者自身が本書を次のように要約している。 「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。」 また、タイトルである「銃・病原菌・鉄」はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したものであるが、著者の考察はそれだけではなく、なぜそれらを持つ者と持たざる者に分かれたのか(なぜ大陸間でこれほど不均衡があるのか)まで示し、そのことが直接的な要因である「銃・病原菌・鉄」とどのような関係にあるのか、までも示している。 扱う内容が歴史なので、著者も歴史家とかなのかというとそうではなく、理系も理系。 歴史と科学が結びつくと、こんなにも面白いのかと思わせられる。どこを読んでも面白いことばーーーーーっかり書いてある。ライオンの肉はおいしいらしい・・・ いきなりアステカやインカの話から始まるのではなく、1万3000年前の話から詳しくしてくれるので、学校の歴史の時間に習ったことを忘れている人でも大丈夫(笑) と、言うよりも、学校の歴史の時間をつまらないと感じた人ほど読んでみて欲しいなあと思う。 人種間に知的能力の差異があると信じていたり、IQが高ければ頭が良いんだと思い込んでいたりする人は、是非一度読んで欲しい。 ☆200個つけても足りない・・・(哲学する河童 / 2007-04-16)
圧倒される知の冒険
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高校時代に学んだ世界史の教科書の冒頭には必ず「四大文明は全て大河のそばで発展した。これは治水灌漑が大規模な土木工事を必要とし、それには複雑な政治形態を持つ大集団がなければならなかったから」といった説明がなされていたように思う。またヨーロッパ人がなぜ他の世界を支配するようになったか?という問いには「科学技術の進歩、特に銃火器の大量生産」が挙げられていた。その裏には「だから日本人は他のアジア人に先駆けて豊かな社会を築きあげることができた」という優越感と、西欧崇拝主義が見え隠れしていたように思う。 本書は生理学・生物学をベースとしながらも文化人類学のフィールドワークを豊富に行う、正に学際的な知の巨人といえる、ダイアモンド博士の手による「理科系の理論で再構築した人類史」である。先の四大文明の起源についても、別の観点から説き起こし、野生種の植物を栽培でき、大型哺乳類を家畜化できる環境にあった地域で人口の稠密(ちゅうみつ)化が起こり、人口爆発が起こったゆえ社会集団が複雑な政治制度を持つにいたったという見方を示す。また南北のアメリカ先住民はヨーロッパ人の持つ銃によって滅ぼされたとか、白人を神と勘違いしたという説が今まで素朴に信じられてきたが、実は武器よりも(ヨーロッパ人が抗体を持っていた)病原菌によって亡くなった先住民の方が多かったという例も挙げている。 アジアの中でいち早く西洋文明を取り入れた日本人は、今まで「白人優越主義」に捕らわれがちだった。しかし、本書冒頭で博士は、「平均的ニューギニア人は、平均的白人より優秀」と言う。なぜなら厳しい環境の中で生きのびていく知恵を身につけているから。そして「人種的優越」の愚かさを証明していく。西欧の優勢は長い人類史の中ではわずかな割合でしかない。 本書の説もまたひとつの仮説ではあるが、圧倒的な実例に基づく理論は非常に説得力を持つ。上下巻の大著だが知的興奮を約束する良書。 (blackstar / 2006-08-18)
インカ皇帝は何故ピサロ率いるたった168人のスペイン部隊に敗れてしまったのか。また、そもそも何故、アメリカ大陸を征服したのは旧大陸(ユーラシア大陸)のヨーロッパ人で、その逆ではなかったのか。オーストラリア原住民のアボリジニは何故石器時代から抜け出せなかったのか。アフリカは人類発祥の地であるにも関わらず何故暗黒大陸に陥ってしまったのか。 これらは歴史を勉強した人は誰でも感じたことがある疑問だろう。そして一般的な結論は白色人種がその他の人種より優秀だからといった人種間の優位性に落ち着くことが多い。正直言って自分の中にもモンゴロイドは手先が器用で頭もいいといった先入観があるのは事実だ。 しかしながら本書では文明発展の決定要素は人種ではなく環境だと結論付ける。文明が最も発展したユーラシア大陸とその他の3大陸における、人間の食料となる植物、家畜となる大型動物の分布状況の差と、東西に広がるユーラシア大陸と南北に広がるアフリカ・アメリカ大陸の地相が、文明の発展にいかに決定的な影響を与えたのかを、豊富な事例を用いて判りやすく説明してくれる。 約400頁の本書には人類の歴史に関して、中学・高校の教科書では習った記憶ことがない情報がこれでもかと詰め込まれている。例えばタイトルのGERMS(病原菌)とは何を意味するのかと疑問であったが、文明の発展と病原菌が密接に関係していると知って驚いた。 普段はこの手のアカデミックな本は滅多に読まないが、本書に関しては読後に知識欲が満たされた充実感があり、大ヒットな一冊であった。 (スイート・サイエンス / 2006-10-15)
なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しなかったのか。 本書ではその理由を大胆な仮説で爽快に示している。 その理由はいわれてみればたしかにそうだなとうなずけるものであるし、実際、なんとなく その理由を感じ取っていた人も少なくないと思う。ではなぜこの本が魅力的なのか。 著者は専門分野にとらわれない幅広い教養を持っている。その学際的な知識が絶妙に 絡み合い、人類の長い歴史を描いていく様子がとてもエキサイティングなのだ。 これからの学問は学際的な知識が必要とされていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。(アブラ / 2008-04-20)
すごい本
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世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか? 支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか? そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。 かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。 タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。 ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか? その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。 この問いに対する著者の答えを要約すると 「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」 というもの。 これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。 この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。 ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。 まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。 「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」 みたいな錯覚(?)が味わえます(笑) おすすめです。(つぼすけ / 2006-04-12)
レビュー数 66
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平均点:4.5
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No.1-3
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銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 / レビュー総評点:310
『銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎』で画像検索
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ASIN:479421006X / 売上順位:3837
草思社(2000-09)
原著:Jared Diamond/翻訳:倉骨 彰/ジャレド ダイアモンド
¥ 1,995(中古:¥ 825)
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レビュー総評点:
310

もっと早く読めばよかった・・・
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アステカやインカ帝国がヨーロッパ人に征服されたという歴史的な事実は有名だけれども、なぜその逆では無かったのか、と考えた人はあんまりいないと思う。 つまり、なぜインカ帝国の方がヨーロッパを征服することにならなかったのか、ということ。 人種間に生物学的な差異があるから(ヨーロッパ人の方が優れていたから)、ヨーロッパ人の方が征服できたのだという考え方は、簡単の答えが出るのかもしれないが、やはりどう考えても愚かでしかないし、もちろんこの本の著者ジャレド・ダイアモンドもそんなことは言わない。著者自身が本書を次のように要約している。 「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない。」 また、タイトルである「銃・病原菌・鉄」はヨーロッパ人が他の大陸を征服できた直接の要因を凝縮して表現したものであるが、著者の考察はそれだけではなく、なぜそれらを持つ者と持たざる者に分かれたのか(なぜ大陸間でこれほど不均衡があるのか)まで示し、そのことが直接的な要因である「銃・病原菌・鉄」とどのような関係にあるのか、までも示している。 扱う内容が歴史なので、著者も歴史家とかなのかというとそうではなく、理系も理系。 歴史と科学が結びつくと、こんなにも面白いのかと思わせられる。どこを読んでも面白いことばーーーーーっかり書いてある。ライオンの肉はおいしいらしい・・・ いきなりアステカやインカの話から始まるのではなく、1万3000年前の話から詳しくしてくれるので、学校の歴史の時間に習ったことを忘れている人でも大丈夫(笑) と、言うよりも、学校の歴史の時間をつまらないと感じた人ほど読んでみて欲しいなあと思う。 人種間に知的能力の差異があると信じていたり、IQが高ければ頭が良いんだと思い込んでいたりする人は、是非一度読んで欲しい。 ☆200個つけても足りない・・・(哲学する河童 / 2007-04-16)
圧倒される知の冒険
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高校時代に学んだ世界史の教科書の冒頭には必ず「四大文明は全て大河のそばで発展した。これは治水灌漑が大規模な土木工事を必要とし、それには複雑な政治形態を持つ大集団がなければならなかったから」といった説明がなされていたように思う。またヨーロッパ人がなぜ他の世界を支配するようになったか?という問いには「科学技術の進歩、特に銃火器の大量生産」が挙げられていた。その裏には「だから日本人は他のアジア人に先駆けて豊かな社会を築きあげることができた」という優越感と、西欧崇拝主義が見え隠れしていたように思う。 本書は生理学・生物学をベースとしながらも文化人類学のフィールドワークを豊富に行う、正に学際的な知の巨人といえる、ダイアモンド博士の手による「理科系の理論で再構築した人類史」である。先の四大文明の起源についても、別の観点から説き起こし、野生種の植物を栽培でき、大型哺乳類を家畜化できる環境にあった地域で人口の稠密(ちゅうみつ)化が起こり、人口爆発が起こったゆえ社会集団が複雑な政治制度を持つにいたったという見方を示す。また南北のアメリカ先住民はヨーロッパ人の持つ銃によって滅ぼされたとか、白人を神と勘違いしたという説が今まで素朴に信じられてきたが、実は武器よりも(ヨーロッパ人が抗体を持っていた)病原菌によって亡くなった先住民の方が多かったという例も挙げている。 アジアの中でいち早く西洋文明を取り入れた日本人は、今まで「白人優越主義」に捕らわれがちだった。しかし、本書冒頭で博士は、「平均的ニューギニア人は、平均的白人より優秀」と言う。なぜなら厳しい環境の中で生きのびていく知恵を身につけているから。そして「人種的優越」の愚かさを証明していく。西欧の優勢は長い人類史の中ではわずかな割合でしかない。 本書の説もまたひとつの仮説ではあるが、圧倒的な実例に基づく理論は非常に説得力を持つ。上下巻の大著だが知的興奮を約束する良書。 (blackstar / 2006-08-18)
インカ皇帝は何故ピサロ率いるたった168人のスペイン部隊に敗れてしまったのか。また、そもそも何故、アメリカ大陸を征服したのは旧大陸(ユーラシア大陸)のヨーロッパ人で、その逆ではなかったのか。オーストラリア原住民のアボリジニは何故石器時代から抜け出せなかったのか。アフリカは人類発祥の地であるにも関わらず何故暗黒大陸に陥ってしまったのか。 これらは歴史を勉強した人は誰でも感じたことがある疑問だろう。そして一般的な結論は白色人種がその他の人種より優秀だからといった人種間の優位性に落ち着くことが多い。正直言って自分の中にもモンゴロイドは手先が器用で頭もいいといった先入観があるのは事実だ。 しかしながら本書では文明発展の決定要素は人種ではなく環境だと結論付ける。文明が最も発展したユーラシア大陸とその他の3大陸における、人間の食料となる植物、家畜となる大型動物の分布状況の差と、東西に広がるユーラシア大陸と南北に広がるアフリカ・アメリカ大陸の地相が、文明の発展にいかに決定的な影響を与えたのかを、豊富な事例を用いて判りやすく説明してくれる。 約400頁の本書には人類の歴史に関して、中学・高校の教科書では習った記憶ことがない情報がこれでもかと詰め込まれている。例えばタイトルのGERMS(病原菌)とは何を意味するのかと疑問であったが、文明の発展と病原菌が密接に関係していると知って驚いた。 普段はこの手のアカデミックな本は滅多に読まないが、本書に関しては読後に知識欲が満たされた充実感があり、大ヒットな一冊であった。 (スイート・サイエンス / 2006-10-15)
なぜユーラシア大陸の文明が栄え、アメリカ大陸(ネイティブアメリカン)の文明を滅ぼしたのか。 そのキーワードとなるのが銃・病原菌・鉄である。 ではなぜユーラシア大陸でそれらが発展し、アメリカ大陸では独自に発展しなかったのか。 本書ではその理由を大胆な仮説で爽快に示している。 その理由はいわれてみればたしかにそうだなとうなずけるものであるし、実際、なんとなく その理由を感じ取っていた人も少なくないと思う。ではなぜこの本が魅力的なのか。 著者は専門分野にとらわれない幅広い教養を持っている。その学際的な知識が絶妙に 絡み合い、人類の長い歴史を描いていく様子がとてもエキサイティングなのだ。 これからの学問は学際的な知識が必要とされていると言われている。 この本こそまさにそれであり、新しい時代を切り開く良書である。(アブラ / 2008-04-20)
すごい本
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世界の富が今のように偏って存在するようになったのはなぜか? 支配する人と支配される人にわかれてしまった原因はなんなのか? そのような壮大な問いに答えを提供しようとしている、すごい本だ。 かといって小難しい話ばかりが続くのではなく、豊富な実例や統計を元にした、一般の読者にもわかりやすくてなるほどと思わせるような語り口なんである。 タイトルの3つは、スペイン人がインカ帝国を征服できた直接の原因を凝縮してあらわしたものだ。 ヨーロッパ人がインカ帝国を征服できた直接の要因は銃や病原菌や鉄ということになっているが、ではなぜヨーロッパの人間が他の大陸の人間より先にそれらを手に入れられたのか? その究極の要因を、ミステリーの謎解きをするように、丹念に解き明かしていく様にはかなり興奮させられます。 この問いに対する著者の答えを要約すると 「人種的・生物学的な違いが要因なのではなく、気候や、栽培化・家畜化可能な動植物の分布や、大陸の広がる方向などによる、環境の違いがもたらしたものである。」 というもの。 これを読んだからといって、現実の地域格差をなくすヒントが得られるわけではないかもしれない。 この本の主張も著者による仮説であって、非常に説得力はあるけど丸呑みして信じてしまうのもどうかとは思う。 ただ、人種差別的な考え方を知らずのうちにしてしまっている時にこの本の主張を思い出せるのは、精神衛生上非常によいことのような気がする。 まあそういうことを抜きにしても、とにかくこの本を読んでいると楽しい。 「おれはすごいことを知ってしまった・・・!」 みたいな錯覚(?)が味わえます(笑) おすすめです。(つぼすけ / 2006-04-12)
レビュー数 66
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平均点:4.5
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No.1-4
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暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで / レビュー総評点:107
『暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで』で画像検索
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ASIN:4105393022 / 売上順位:34869
新潮社(2001-07-31)
原著:Simon Singh/サイモン シン/翻訳:青木 薫
¥ 2,730(中古:¥ 1,000)
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レビュー総評点:
107
もともとは、暗号の勉強をしなくちゃならない状況になって仕方なく買っただけの本だったんだけれど、あまりにおもしろくてたちまち夢中になってしまった。おすすめです。 構成としては、暗号の発展の歴史を段階的に追っていくなかで、暗号の理論が自然に学べてしまうように書かれている。古い暗号がいかにして破られ、それに対抗してどのように新しい暗号がつくられてきたのか。そういう、暗号に関わる歴史上の事件の話とか偉人列伝みたいなのをわくわくしながら読み進めるうちに、はじめは原始的な文字置き換え式の暗号とかの話だったのが、終わりには、現状では最強である量子暗号の理論にまで辿りついてしまう。ぼくなんかは、頭のいい奴が新たな暗号方式を考え出すたびに「こんなすごい暗号、絶対に破られっこないぞ!」と毎回(愚かにも)思ってしまうんだけど、でもそのたびにもっと賢い(あるいは執念深い)奴がでてきて、そいつをやすやすと(あるいは苦労に苦労を重ねて)破ってしまうので、ああ世の中には何と恐ろしい連中がいることよ、それにひきかえ……とため息をついてしまうのだった。でもそのため息は、とても爽快なため息なのだ。 盛り込まれているエピソード自体も、もうめちゃくちゃにおもしろい。古代文字の執念の解読。ドイツによる驚異の暗号機械エニグマと、それに挑戦した(せざるを得なかった)弱小国ポーランドの涙ぐましい努力。大発見をしても、安全保障上の要請からそれを発表することができなかった数学者たち(暗号理論は数学理論なのだ)の悲哀と誇り。今度公開される映画「ウィンドトーカーズ」(ジョン・ウー監督)のネタになっているナヴァホ語暗号の話もでてくる。理系文系かかわりなく、好奇心さえあれば誰でも読める。50過ぎのうちの母も大喜びで本書にかじりついておりました。売れ行きがよいのも当然です。 訳者あとがきによると、著者シンの前作「フェルマーの最終定理」のほうも異常におもしろいらしい。こっちも読まなくては。(ryoma komiyama / 2002-08-04)
著者は、ケンブリッジ大学で物理学博士号を取得した後、BBC放送の番組プロデューサーの経験がある人です。本書は、スコットランドの女王メアリの悲劇から、現在最も注目を浴びている量子暗号に至るまで、暗号のくわしい解説・社会に及ぼす影響だけではなく、暗号作成とその解読にまつわる人間ドラマまで生き生きと描いて、非常によくまとまっているという印象を受けました。 とりわけ、第2次世界大戦時ドイツ軍が使用した暗号機械エニグマのメカニズムについて説明した第3章と、その解読に貢献した数学者アラン・チューリングの業績について説明した第4章が圧巻です。この2章だけでも読む価値があるといえます。 第5章では、インターネット時代の電子商取引のバックボーンとなる「公開鍵暗号技術」についてわかりやすく簡潔に説明しており、著者のサイエンスライターとしての力量を感じました。 最終章での量子暗号の叙述については、若干さらっとしすぎていて物足りないところもありますが、巻末に"Further Reading"として文献、関連サイトも紹介されているのでそれを読めということでしょう。 結論からいうと、科学書読解の楽しみ(暗号の仕組みについての理解)と歴史書読解の楽しみ(暗号にまつわる人間ドラマの鑑賞)の両方が味わえるため、読んでよかったという気持ちが強かったです。(カエターノファン / 2002-05-19)
文明発祥の古代から現代まで。通信情報の秘匿=暗号化の重要性を史実に基づく悲喜劇こもごもの痛快エピソードで紹介。またそれは同時に暗号開発者と解読者が繰り広げた逆転に次ぐ逆転の、壮烈な戦いの歴史でもあったのだ。 ”たぬき”レベルの古代暗号から最新コンピュータ暗号まで。豊富な取材と著者/訳者の優れた筆致によって、暗号技術の成り立ちや仕組み、その破られ方など、歴史に沿ってわかりやすく理解できる。数々の暗号システムの巧妙さに知的好奇心は満腹。次々と現れる天才暗号技術者たちの閃きと英知に感嘆。そして暗号に翻弄される人々の人生と歴史ドラマに感動。 史上最強!解読不可能としか思えないドイツ・エニグマ暗号の解読に挑む英国数学者たちの知られざる偉業。埋蔵財宝暗号にまつわる数奇な物語。現代数学者たちの苦闘と勝利。豊富なエピソードはどれも本当に面白くドキドキして読み進められる。 JPホーガンのSF小説が好きな方には特にオススメ。科学者数学者考古学者の探求心と不屈の闘志はやはり素晴らしい。元気が出る。(実況人 / 2002-02-19)
暗号について扱った本をそんなに読んだわけではありませんが,この本は絶対にお薦めの本です。著者のサイモン・シンは自身物理学者で非常に明晰な頭脳を持った方のようですが,知識をひけらかすような所はみじんもなく,とにかく読んでいて全く飽きないのが驚きです。それは,単に「この暗号はこういう仕組みである」と述べるのではなく,「なぜその暗号が生まれたのか,それに関わった人達の人生ドラマはどうだったのか,そしてその結末は!?」ということを,深く掘り下げているからです。まるで小説を読んでいるかのように,暗号の歴史がよく分かります。暗号にロマンを感じる人,ぜひともご一読下さい。(nobptl / 2006-03-28)
サイモン・シンが『フェルマーの最終定理』に続いてまたもやってくれた...とはいっても,原書の出たのはもう2年前だが. 食いすぎにげっぷの出そうな,最新科学の解説書はいくらでもある.しかし,最先端の発見をした人々の知的興奮を伝えること,発見の中の本質的部分を読者が共同作業できること,しかも重要な点を明確にわかりやすく伝えること,これらを同時に成し遂げた解説・読み物を仕上げた作家は,サイモン・シン以外にわたしは知らない. この本では暗号解読に携わる人たちの精神的価値と科学的価値とを同時に伝えている.挑戦することの素晴らしさをこの本を通じて体験してほしい. 最後に訳者の青木薫さんに感謝したい.科学書に対するこの人の翻訳は読んでストレスを感じない.専門用語を多く含んだ文章を自然に読める文章に書くこと,これは日本人が書いた科学書の半数近くで実現されていないことである.しかし,この方の翻訳で快適に読めない文章には出会ったことがない.(じろう / 2001-08-09)
レビュー数 60
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平均点:4.5
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No.1-5
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フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで / レビュー総評点:162
『フェルマーの最終定理―ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで』で画像検索
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ASIN:4105393014 / 売上順位:21346
新潮社(2000-01)
原著:Simon Singh/サイモン シン/翻訳:青木 薫
¥ 2,415(中古:¥ 661)
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レビュー総評点:
162
面白い!
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とにかく面白いの一言!高校時代、数学ができず進級すら危ぶまれた私が一晩で読み上げてしまいました。数学者の情熱に刺激され、なぜか高校時代の教科書(・・・と言っても解答つきの虎の巻の方だけど)を引っ張りだし、解き始めて周囲を驚かすことに(笑)それでも興奮が冷めやまず、高校時の数学の先生(担任でもあった)にこの本を薦めたところ、すでに担任クラスの生徒に読ませており、なんと読後はテストの平均点が著しくアップしたとのこと!素晴らしい!!「あなたが五年前に読むことができれば、私もあんなに苦労しなかったのに・・・」と恩師にため息をつかれたのはせつなっかたけど。( / )
すごい。絶対のおすすめ。同著者の「暗号解読」を最近読んだが、それと並ぶ名著。フェルマーの最終定理の証明については以前も読んだことがあるが、難解で楽しめなかった。この本はそんな純粋数学の歴史をドラマチックにしかも正確に啓蒙的に描くというほとんど不可能とも思えることを成し遂げている。面倒な証明などは巻末の補遺に回してあるのだが、普通この手の本であれば敬遠するような補遺の部分も読みふけった。中学校卒程度の数学力で理解できるよう巧妙にかみ砕いた説明。 純粋数学から離れて、川の全長が直線距離の円周率倍に近づくこと(43ページ)、セミの幼虫が地下で過ごす年数が素数になる理由(137ページ)など、幅広い分野でのエピソードも満載。 なぜこのようにおもしろく読めるのか(so / 2001-11-07)
Andrew Wilesが1994年に証明したフェルマーの最終定理を題材に、ピュタゴラス、エウクレイデス(ユークリッド)、ディオファントスなどのギリシャ数学者に始まり、フェルマー、オイラー、ガウス、ガロア、ヒルベルト、ゲーデル、等の巨星が次々に登場し、読者に息つく暇を与えない。様々な逸話が登場するが、それが主題と直接・間接に関連し、著者の博識と筆力に脱帽せざるを得ない。 Wilesの8年間に渡る努力の描写は素晴らしい。特に1993年母校ケンブリッジで証明を公表した後、それに欠陥があると判明してから1994年遂に修正を終えるまでの一年間は、シナリオとしても出来すぎである。 Aczelの本でもそうだったが、谷山・志村両氏の貢献を正当に評価している。ちなみに本書では、Aczelほどヴェイユを悪く捉えてはいない。 !フェルマーの最終定理を扱った書物は数多く存在するが、こと一般向けに書かれたものでは、本書を凌駕するものは全く考えられない出来栄えである。(加納 裕 / 2003-10-12)
全編を通じて膨大な人数の数学者が登場し、普通だったら投げ出し てしまいたくなりそうな冗長な歴史書になるところだが、ひとつの数 式を巡る人間模様の絡み合いが実に面白い。特に前半は文句無し。 フェルマーの最終定理だけではなく数学にまつわる種々のエピソード がちりばめられ知的好奇心を満足できるだけでなく、人間ドラマも近 代以前の激動の時代だっただけに、戦争あり、策謀あり、男装の麗人? あり、決闘あり、とスケールが大きいのだ。 残念なのは「谷山=志村予想」が出てくる後半部分からは普通の伝 記とあまり変わらなくなってしまうところ。これは筆者サイモン・シンの 責任ではなく、あまりにその数学の内容が高度なため証明の詳細に (というより概念すらもほとんど)立ち入ることが不可能なため。したが って知的好奇心を満たす、という面からは歯痒さが残る。 (子犬のころすけ / 2004-11-23)
ピュタゴラス、オイラー、ガウス、パスカル、コーシー、フーリエ、 ガロア、ダランベール、ラグランジュ、ヒルベルト、ディリクレ、 ルジャンドル、リュービル、ポアンカレ、ゲーデル、チューリング。 フェルマー。ワイルズ。 全てこの物語の登場人物である。数多くの偉大な学者たちが ほんのひとときこの本に登場し、自分の役割を演じる。 それぞれにドラマがあり、苦悩がある。一種のオムニバスであろうか。 彼らを繋いでいるのはフェルマーの最終定理である。 もちろんこの物語は作り話ではない。実話である。しかし とても実話とは思えない楽しさ、面白さ、壮大さ、そして悲しさ。 フェルマーの最終定理を軸に、これほどの物語を作りあげた 著者にはまさに脱帽である。 物語の前半は数学の成り立ちからフェルマーの最終定理が 作られたいきさつ、それに対する様々の数学者の 必死の挑戦、苦悩が書き綴られている。 さらにゲーデルによる物語を根本から覆すような 示唆。 そして二人の日本人が登場する。彼らがフェルマーの最終定理に、 そして数学界に与えた影響は計り知れない。 彼らの登場により物語は一気にクライマックスへと進み出す。 ワイルズそして彼を取り巻く人間たちのドラマは この物語の一番の見せ場だと個人的には思う。 ワイルズの努力と挫折、あきらめ、そして・・・ ワイルズが得たもの、失ったもの。ワイルズの「大切なもの」。 ワイルズの心情については共感できると感じる方は少なくないだろう。 是非この実に起伏に富んだ物語を体験してみてほしい。 あくまで主役はフェルマーの最終定理ではなく それを取り巻く人間達である。 個人的には、訳者あとがきにもあるが、日本人を非常に良く (というか公平に)書かれていると感じた。一瞬「著者は日本人か?」 と思ったほどである。 記述も実に読みやすく、判りやすい。 数学の専門家でも、全く知識がない人でも読めると思う。 掛け値無しにお薦めの一冊である。(tote / 2004-03-21)
レビュー数 69
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平均点:5.0
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No.1-6
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脳の右側で描け / レビュー総評点:260
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ASIN:4871990656 / 売上順位:7323
エルテ出版(2002-02)
原著:Betty Edwards/翻訳:北村 孝一/ベティ エドワーズ
¥ 2,310(中古:¥ 1,548)
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レビュー総評点:
260
この本は「絵を描く能力を向上させる」ことだけをテーマにしたものではないことにご注意いただきたいと思います。 絵を子供並(以下?)にしか描けず、しかも、別に絵を描く必要がない人にも読む価値があります。それは、絵を描く能力を養成することで右脳を活性化させることが可能であり、その恩恵は、ビジネスマン、科学技術者、スポーツ選手その他、あらゆる立場の人にもたらされるからで、実際に著者は美術と関わりのないこれらの人々にも絵を描く指導を行い、成果を上げています。 右脳開発といえば、巷には怪しげなレッスンが沸いては消えの繰り返しです。しかし、この本の著者はノーベル賞を受賞した大脳生理学者スペンサーの研究を元にして、大学講師をしながら博士課程で学び、学位取得後、大学で実地に美術を指導しながら3年をかけてこの本の初版を作成しました。その成果が素晴らしいことは、教育関係を中心とするあらゆる分野の優れた書籍で、かなり以前から現在にいたるまで、この本が引用されているのを頻繁に見ることからもうかがい知ることができます。 ただ、この本を純粋に美術の教本、特に、素人画家や、または前衛芸術を志す方が読むには退屈(興味の無い部分が多いかもしれない)ではと思います。(silvermoon / 2005-09-01)
絵画の技法書の中では、全てのジャンルを含めて、これ以上の入門書は無いと思います。 「俺の絵の描き方って正しいのだろうか。」「どうやって見ればいいんだろ・・・」 こういうような、割りと根本的な疑問に、科学的に答えてくれます(絵の描き方というよりも、トレースの仕方で、決してこれだけで良いわけじゃありませんが)。
しかしながら、物凄く文章もダラダラと長く、分厚いです。削ろうと思えば削れる文章もありそうです。 確かに、文章のお陰で理屈を知って、それで自信をつけて課題に取り組めるのですが、 読むのにも理解するのにも時間がかかりますし、 課題自体も、後半なんか特に、かなり集中度を要します(一日一課題で集中したほうがいいですし、失敗しても気にしないで進んだほうがいいです)。 僕みたいに理屈を知りたい人は、この理論書を持っていても損はありませんが、 そこまでガツガツやるべき内容とは違くて、むしろワークショップを受けている感覚でやった方がいいと思いますので、 僕としては『脳の右側で描けワークブック』をオススメします。(storehouse-hill / 2009-04-23)
感無量
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本書に書いてある指示通りに進めていくと、自分の絵が上達していくのが分かります。 最低限必要な用意があるのですが、基本的に鉛筆と消しゴムだけでも大丈夫でした。 そうして読み終えてみて、直線すら満足に描けなかった自分がまさかここまで描けるようになるとは思いませんでした。 おまけに世界観が変わりました。左脳人間だったようです。はい。 頭の中でイメージしたものやマンガなどについては、 本書に書かれていることを代用するのが難しいかもしれません。 それすらも上手くなるためには地道な努力が必要なんだと本書が教えてくれている気がします。(どこまで行けるか / 2005-11-15)
意外と知られていない絵の描き方
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知り合いから「どうすれば絵がうまくなるか」と聞かれ、わたしはこの本を思いだした。 10年近く前、この本に出会ったときは凄まじい衝撃を受けた。それまであまりにも漠然としていた「絵の描き方」というものが、この本によって恐ろしいほど具体的なものとなったからだ。もちろん、それは絵を専門的に勉強した人なら既知のことだったかもしれないが、わたしのような当時まったく普通の人間、ど素人に正しい道を指し示したという意味が大きい。 今でもこの本はバイブルである。(finrei / 2003-04-15)
入門の前段階の本?
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この本はいままで絵を描いてこなかった人に、「絵描き」の物の捉え方を習得させてくれる本だと思います。逆に言えば今まで右脳で絵を描いていた人間にとっては、結構当たり前の事が書いてあるだけなので役に立つかどうかは微妙です。 さらに言えば、基本的にこの本は「目の前にあるものを何も考えないで描く事」を前提としています。「頭の中のイメージを、あれこれ考えながら描く事」についてはあまり学べません。 したがって、これから絵を描くことを始めようと思っている人に勧めたい一冊です。(萌えるんば / 2006-06-23)
レビュー数 27
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平均点:4.0
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No.1-7
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DESIGN BASICS~デザインを基礎から学ぶ~ / レビュー総評点:76
No.1-8
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UNIXという考え方―その設計思想と哲学 / レビュー総評点:70
『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』で画像検索
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ASIN:4274064069 / 売上順位:50089
オーム社(2001-02)
翻訳:芳尾 桂/Mike Gancarz
¥ 1,680(中古:¥ 580)
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レビュー総評点:
70
Small is beautiful これがUNIXの設計思想だ。これはフォルクスワーゲンが世界に売り出したときのコピーだそうだが、なかなかおもしろい考えだ。基本的にこのOSは小さなプログラムをいくつか組み合わせることで素早くアプリケーションを走らせる、合理的なOSだ。シンプルだからこそ早く作れる。小さいからこそ素早く未来に対応できる。いくつかのプログラムに分割できるから、悪いところをすぐに直せる。多機能主義の弊害は確かにうなずける。「一つのプログラムには一つのことをうまくやらせる」とは魅力的な言葉だ。( / 2002-01-13)
白状しよう。私はUNIXがキライだ。 あの判りにくくて覚えにくいコマンド体系はなんだ? やれBSD系だの、V7系だの、大同につけず、小異に拘るUNIXファン達が理解できない。 いざ使おうととすると、「それをやるならツールは自分で作ってね」と言う感じで ユーザーに高いスキルを求める文化も、とっつき難さを感じさせる。 昔私が使っていたDECのVMSは、実に素晴らしかった。 実に見事に統一されたコマンド体系、判りやすいヘルプ、充実したツール類、などなど。 UNIXなんて、「みんなが使っている」こと以外に いったい何が良いんだろう???? などと思っていたUNIX嫌いの私にも、この本は実に興味深く読めた。 なるほど。これだけ普及したのにはそれなりの理由があったわけだ。 まずはこの本のタイトルに注目。 日本語訳は「・・の考え方」などと言う無味乾燥な訳になっているが、 原題は「The Unix Philosophy」、つまり「UNIXの思想/哲学」なのだ。 この「思想/哲学」と言うタイトルが表すとおり、 多くのユーザーをUnixに惹き付けたのは、 UNIX自体の造り(実体)ではなく、その背後にある「思想/哲学」だった。 つまり、その思想/哲学に共感すれば、部品を継ぎ足すもよし、 改変するもよし、さあ皆で一緒に使いましょう、作りましょう、 と言った感じで実はハードルが低い。 さらに、Unixが生まれて普及するまでの上記の「思想/哲学」は、 現代の情報システムで使われるUnixには全く当てはまらないことも興味深い。 今ではUnixはハイエンドシステムで使われるために、 一部企業の管理下に置かれ、一般のユーザーは手出しできない。 正確な定義からするとUnixとは言えない「Linux」が、 初期のUnixの思想/哲学の一番の継承者になっているのも皮肉なことだ。(山田晃嗣 / 2007-04-24)
小さい機能のコマンドを、パイプでつないで複雑な処理をする。 AWK,SEDのような小さな処理系で、複雑な処理をこなす。 UNIXの提案は、画期的でした。 1つの関数が1つのコマンドのような設計思想は、試験可能性と、プログラムの成熟という視点で有効だと感じている。 それに対して、重くなっていったUNIX,重くなりつつあるLinux。 KNOPPIX、組込みLinuxをはじめとする軽いLinuxの努力もある。 システム全体の堅牢性は、コマンドをパイプでつなぐより、全部をひとつにコンパイルするほうがよい場合もあるかもしれない。 自分ではUNIXのカーネルそのものの設計構造、コンパイルでくみ上げていくMAKE設計方法についての選択方法がこれでいいかどうかの指針までたどりつけていない。 シェルとカーネルという構造は成功し、Macintoshですら、UNIXの思想下にあるのは、隔世の感がある。 Windows2000も、かなりの部分はUNIXの思想を取り入れている気がする。 ps. OSEKのように、UNIXとはまったく異なる単純化を目指したOSの位置づけが、設計思想と哲学という点で比較した書籍がでることを期待している。(kaizen / 2008-11-20)
UNIXユーザーへ向けた本書ですが私は、知的生産のための指南書としても読み換えられる濃い内容と思います。 プログラムという単語を、ヒトや組織に置き換えて考えるだけで、この本は優秀なビジネス書となりえます。 第三章の人間による3つのシステムのくだりは、まさに創造的組織の成長過程を描いており組織改変の糸口を指し示しています。 UNIXについての知識がなくとも、仕事でPCを使用する方なら読んでわからない内容でもないです。 効率的な仕事をするという意味ではプログラムも組織も同じ、そして会社のベースになる理念といったものがOSに相当すると思え、理念無き組織もまたありえないことを教えてくれます。 コンピュータ技術書のレビューになっていないかもしれませんが、購入を大変お勧めしたい本です(マーマレードスカイ / 2008-05-13)
Unixにどっぷりつかっている人向けの本だと思う。実用書ではないので、すぐ役に立つノウハウを欲している人にはあまり役に立たないだろう。薄い本なので手軽に読めるが、その内容は、書籍としては他に類がないものだ。ひとつ残念なのは、「実際にUnix環境でプログラミングをしてみないと、この本が本当に伝えたいところはわからないかもしれない」ということだ。( / )
レビュー数 14
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平均点:4.0
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No.1-9
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CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー / レビュー総評点:96
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ASIN:4881359932 / 売上順位:145559
翔泳社(2001-03-27)
翻訳:山形 浩生/翻訳:柏木 亮二/ローレンス レッシグ
-(中古:¥ 2,000)
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レビュー総評点:
96
この実世界では、我々は法を破ることも、倫理に反することも(逮捕されたり村八分になるかもしれないが)、究極的には可能である。 しかし、オンライン上では違う。オンラインでの我々は、コンピュータやネットワークの構成・設計、それらについての思想である「アーキテクチャ」が許す範囲でしか、そもそも行動することができない。「アーキテクチャ」が認証を求めるなら認証をクリアせねばならない。「アーキテクチャ」が匿名を認めないのなら従わねばならない。そうしなければ、オンラインでは何もできないのだ。 法は、特に憲法という「コード」は、暴走するICT市場が勝手に引きずっていく「アーキテクチャ」、そしてそれらを構成する「コード」に対して何ができるのだろうか。経営学、経済学、哲学、法学の学位を持つ新シカゴ学派の憲法学者、ローレンス・レッシグ会心の一冊であろう。 これを読まずして情報社会を語るなかれ。(未識魚 / 2004-11-30)
本書は、サイバー空間の生成が「自由」あるいは自由の裏返しである「規制」にどのようなインパクトを与えるか、という点に関する考察の書です。 著者の主張を端的にまとめると次のようになるでしょうか(ちょっと荒っぽいですが)。 1. サイバー空間において自由を確保するということは政府の関与を排除することだという定説めいた主張があるが、それはまったくの間違いだ。 2. サイバー空間において自由の広狭・内容を規定するのは「コード」だ。どのようなコードを採用するかによって私たちの自由は守られもするし、危険にさらされもする。採用を行う際、私たちはどのようなものを自由と考えているか、という価値判断が行われる。 3. つまり、私たちはどのようなコードを採用するか決断を迫られる。もしくは、誰かが決断し、誰かが決断したということを知らずに決められたコードの下で生活する。あるいは知って生活する。望ましいのはもちろん私たち自身が決断することだ。 4. ではどのように決断するか。理性が導く議論の説得力によって私たちが合意を形成していくことによってだ。その方法がもっとも望ましい。 著者はこうした議論を、ネット社会の技術やアメリカ合衆国憲法の理念・条項、さまざまなエピソードを交えながら幅広い視点から展開しています。サイバー空間で起こっている明確に捉えがたい事象を、巧みに整理して説明しているので、なるほどと思わせるところが多々あります。また、冷静な議論の下で静かに流れる著者の熱い理念に共感を覚えます。お薦めできる一冊です。(自在(じざい) / 2003-03-18)
インターネットは、古くて新しい、法律の根本にかかわる問題を提起する。それをどう考えればよいか。我々はどのような岐路に立たされており、何が考慮すべき要素なのか。レッシグは、自らの思考過程を詳細に明らかにしてくれる。 日本では、どうしてこのような法律書が生まれないのだろう。どう考えるかというプロセスよりも、結論を暗記することを重視する日本の教育事情と無関係とはいえないだろう。現在の状況が、どのような岐路においてどのような選択がなされた結果なのかも分からないままにこれを丸暗記しているとしたら、不幸なことだ。岐路に立っていること自体に気付かないままに未来へと流されるとしたら、さらに不幸なことだ。多くの法学部生に、本書を熟読していただけたらと思う。 ワールド・トレード・センターが崩壊し、6,000人以上の死者、行方不明者を出すという衝撃的テロが発生し、犯人達はインターネットを使って連絡を取り合っていたという報道もある中で、インターネットのプライバシーは生き残れるだろうか? もちろん、テロ以前に発行された本書はテロを前提にはしていないが、本書が提示する思考のプロセスは、テロ後の世界に生きる我々が問題を考える上でも、重要なヒントを与えてくれる。 本文の翻訳はずいぶん柔らかく、もう少し生硬な文章の方が読みやすく感じるほどだが、おそらく、訳者は、原文のニュアンスもこれくらい柔らかいと感じ取ったのだろう。 脚注の翻訳に誤訳(判決の「少数意見」を「異議」と訳す等)、誤記、誤変換などが多く、脚注漏れまであるのが残念。(桐原 / 2001-10-09)
合州国憲法の精神がとてもよくわかります。 一流の憲法学者の講義をうけているような気分になれます。 ネットに関する鋭い考察も多数。 ただ、あくまで合州国憲法をベースにした本なので、日本国憲法の現状にあてはめたとき、ちょっと哀しくなるくらいのギャップを感じてしまうことも事実です。(auvi / 2002-02-12)
ある意味、反面教師
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インターネット時代の情報の共有に関心があるので買った。 偏差値秀才が良書を直訳するとこうなる、という、見本のような訳。名誉毀損関連以外の法律用語には詳しくないのか、自己流の用語が満載であることが特色。随所に訳がわかりずらく、結局、原書を読んではじめて内容が理解できた。買って損。本当は☆マイナス3。(つるかめ / 2004-11-10)
レビュー数 8
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平均点:4.0
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No.1-10
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コモンズ / レビュー総評点:17
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ASIN:4798102040 / 売上順位:187060
翔泳社(2002-11-30)
翻訳:山形 浩生/ローレンス・レッシグ
¥ 2,940(中古:¥ 1,725)
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レビュー総評点:
17
著者が前著『CODE』で展開した「素朴なリバータリアニズムに対する批判」と基本的に同じ観点から、社会全体のイノベーションを促進するためには、法律とコマースによる制約に意識的に介入する必要があると論じる。著者は、インターネットの成長とそれに伴うイノベーションを可能にしたのはインターネットが持っていた共有地としての本質的な自由さであり、これを法律とコマースが壊しつつあるという危機感を抱いている。 Napsterやオープン・ソースなど、インターネットと知的所有権の衝突に関わる昨今のさまざまなトピックを、テクノロジーに強い法学者の視点から明快に解説している。これらのトピックを細かく追っていない人にはハンディな情報源となるだろう。 著者は本書で、インターネットの自由さを守るべき理由として、社会全体のイノベーションの量の最大化という概念を持ってきたわけだが、私は「イノベーションをつねに最大化することが必ずしも望ましいわけではない」という反論がありうると思った。特に著者が例として示すコンテンツ・レベルでのイノベーションはあまり魅力的ではないので、いまひとつ説得力がない。 しかしいずれにせよ、インターネットの自由を守るためには意識的な介入が必要なのだという「規制による自由」論者の理論武装に役立つ刺激的な本である。テクノロジーにそれほど詳しくない人には、日頃深く考えずに使っているインターネットの意義を考えるきっかけとしてお勧めする。(wad / 2002-05-04)
米国ではミッキーマウス法が制定され、日本ではWinny製作者が逮捕される JASRAQは著作権期間の延長を求めて、IT企業は著作者人格権まで放棄しろと利用規約で謳う 法律家は著作権が相対的な排他的独占権であることの説明も無しに依頼者に証拠が必要だと勧誘する 複製手段の独占がPC・インターネットの爆発的普及によって崩れ 既存の工業的な商業手法が通用しなくなっている 日本が国家生命を賭けるギャンブルである知的財産戦略 しかし国家も企業も知的財産であるものは何かそれを侵すものは何か それらを峻別できる素養を有してはいない blogなどの商品は、より早く輸入されることになった しかし、著作権という社会的問題に関する社会の盛り上がりはそうでもない 幾年か後に本著書のような議論は大々的になされるものと思われる より多くの既得権益者・商業主義に陥ったアーティストや 自己の心服する著作物を作成する作者自身に金銭を支払いたいと思うパトロン 彼らに対してこの著書および前著を読むことを強くお勧めしたい(nuck / 2005-01-20)
産業は進化を求めている。
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技術革新の可能性の必要性。所有権強化の声があがっている日本にとって重要なこと。オープソースのOSなどが注目され続ける理由がここにある。(蝉時雨 / 2002-12-07)
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付け焼き刃的な法律知識で訳すな
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法律を一夜漬けで勉強したのが丸見えの訳。原書の内容が間違って読者に伝わりかねない言い回しが散見される。読みにくい。(Legally Correct / 2003-12-09)
レビュー数 18
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平均点:4.0
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No.1-11
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Free Culture / レビュー総評点:48
『Free Culture』で画像検索
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ASIN:4798106801 / 売上順位:185319
翔泳社(2004-07-23)
著:守岡 桜/著:山形 浩生/ローレンス・レッシグ
¥ 2,940(中古:¥ 2,080)
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レビュー総評点:
48
アメリカの憲法学者で、サイバー法の第一人者であるレッシグ教授が アメリカの著作権をめぐる状況に警鐘を鳴らし 新しい制度設計を提示している著作です。 (前2作と重なる部分も多くあります。) 著者は法学者ですが、制度自体を大きな視点で再検討しており 法学の知識を前提とするわけではないので 著作権の問題に興味がある人ならば誰でも読める著作です。 レッシグ教授の主張の核心は、Free Cultureの擁護であり その目的はイノベーション・創作活動の擁護であると思いますが イノベーション・創作活動の擁護という大鉈の射程については もう少し詳細に検討してみる必要があるように思われます。 また、著作権の財産権としての側面があまりにも重要視されすぎていて 人格権的な側面からの議論がほとんどないのは気になりました。 (アメリカでは著作人格権は制限的なようですが。) レッシグ教授が提示している制度設計に不整合なわけではないと思われますが 財産権的側面一辺倒の議論は受け入れられにくいように感じました。 また訴訟の状況もアメリカとはかなり異なります。 日本は日本で再検討してみる必要はあるかもしれません。 本作では、著者がソニー・ボノ著作権延長法が合衆国憲法に反するとして 提訴したエルドレッド訴訟についても詳しく書かれています。 連邦最高裁での口頭弁論のやりとりをレビューした件が なかなか興味深いです。 翻訳はかなりクセがあり、気になる人も多いのではないかと思います。 原文は公開されているようなので、対照してみる手はあります。(poox3 / 2004-08-10)
レッシグの日本での三冊目。現在のネット社会が我々の生活にどういうインパクトを与えるのかを考えるのには最適の一冊です。このように、まさに今起きている現象に対して納得のいく回答をあっさりと与えるのは、アメリカの学者ならではでないでしょうか。将来、この日本語版出版と同時期に発生した京都でのある逮捕が、多くの自虐的気質を持つ日本人にとって彼我の差を感じさせてくれる最高のブラックジョークとなるでしょう。なーんて遅れた議論しかしていないんだ俺たちは、といった具合に。しかしこれを読んだ後に日本の報道のコメントを見ても本当に萎えますね。というか、まだ日本のマスコミに期待を抱いていた自分というのに腹がたちます。このような本を原著とほぼ同じタイミングで訳出した点も評価対象となるでしょう。なお、他の方がオリジナルに大して訳が良くないと苦言を呈されていましたが、そんなに原文もアカデミックとは思えないのは私だけなんでしょうか?他のリーガル系の論文なんて哲学書なみのものがざらなんですが。(genzou / 2004-10-22)
いいじゃん、面白いから。と私は思いました。 そもそも、英語で読めないか、読むのが面倒だから日本語で読む わけです。これが論文調だったら、私は途中でやめていたと思い ます。 こういう主張を、専門外の多くの読者に伝えるという意味では、 この訳は充分な役割を果たしています。(元フェミ / 2004-12-16)
現状における、知的財産権に関する問題点の概説書。原則を踏み越えて肥大化し、文化や社会の発展を押しつぶしていく知的財産権の「保護」と「海賊」狩りの諸相と、それに対する様々な異議申し立てや別のアプローチの紹介がなされる。 一見何の問題もない(そして当然とみなされる)知的財産権の強化が、社会に一体何をもたらし、どんなコストを支払わせて居るのかが解りやすく説明され、興味のある方は勿論、殆ど興味の無い方にも格好の入門書としても機能する。また、所謂ミッキーマウス法を巡る裁判の敗因分析は、我が国で起こっている問題に接するに当たり、色々な示唆を与えてくれる。 全体として、良くまとまった良書である。 だが、点数がこの程度に留まっているのは、訳が余りに酷すぎるためである。体裁が論文形式に準拠しているにも関わらず、文体が砕けすぎている。急いで翻訳した影響か、助詞の選択ミスや誤字脱字も非常に多い。(恐らく編集者の責任だろうが、プロの仕事とは思えない)原文を引き写しただけの注と比較すれば、本文の酷さは一目で分かる。 しかも、出版形態の選択を誤っている。無駄に豪華なハードカバー、そのくせ文字は大きく行間はスカスカ。必然性が感じられない判型である。そもそも、原文がWEBで無料公開され、広く読んで貰いたいと作者が望んでいたことをどう思っているのか?せめて、文庫か新書、高くても1500円以内に抑えなくては意味がない。これは、日本においては「保存専用」の商品ではありえないのだから。 まとめると、商品としては値段に見合っていない。読むこと自体は強く勧めたいのだが、読み終わった後転売して資金を回収するか、レンタルで済ませなければ損をする。(sw / 2004-10-15)
素早い日本語版出版に多謝。訳者、監訳者、関係者の日本の状況に関する問題意識のなせる技。忘れ去られて久しい知識人たる者の務めを果たすことは、こういう取り組みのことを言うのであろうかと思う。 秀逸、簡潔明瞭かつ日本の状況に引き付けた訳者解説に敬服。ここから読み始めてよいのであろうが、一通り読んでみて、すかっと、洞察付き、日本の状況との比較付き。もう一度理解を深めるために読むのが良かろうかと思う。その時の鳥瞰になる。 レッシグが理論の人から、運動の人、実践の人に変化したことを実感させる一冊。そして、それを時宜逃さず、日本語化した訳者たちは、まさに連帯行動を行ったのであろうかと思う。 訳者解説の最後に、クリエイティブ・コモンズに属する著作であることを明示するべしとの行動提起がある。動いてわかることが確かにある。尤もと思う。(nakagawa / 2004-08-13)
レビュー数 8
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平均点:4.0
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No.1-12
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広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (現代社会学選書) / レビュー総評点:12
『広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 』で画像検索
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ASIN:4000265113 / 売上順位:494763
岩波書店(2000-03)
北田 暁大
-(中古:¥ 587)
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レビュー総評点:
12
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平均点:4.0
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