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「論理で人をだます法」 とその関連商品
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論理で人をだます法
ASIN:4022500840朝日新聞社(2006-02-07) 翻訳:山形 浩生/ロバート・A・グーラ 売上順位:40623 ¥ 1,470(中古:¥ 779) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:136
発売日が3/7みたいだったのでようやく手元に届きました。
山形氏の翻訳本は一通り目を通すのですが、タイトルにあるような「人をだます法」ではないですよ(当たり前ですが、、)。ここのレビューに書かれている方が発売日よりもずいぶん早くレビューされていますが、きっとタイトルと出版社に対する勝手な思い込みでしょう。 論理で人をだます方法を知る事で(悪質ロジカルな相手から)自己を守るという趣旨の元書かれた内容です。 噛み砕いた表現でけっこう消化しやすく構成されています。 (nikomaru/2006-03-07) 勝ち負けこそが総てという風潮の中、議論の意義を喪失し、単にディベート技術でもって世の中が動かされているのではないかお嘆きのあなたにお勧め。
これ一冊で日常レベルでの真偽の判別は即座にできるようになり、少なくともペテンに引っかかることはなくなる優れものです。論理学、統計、社会心理、マーケティング、ディベート技術などから実践的な知識を分かりやすい例文とともに収録してあって、1400円という値段も考えるとこれだけリーズナブルな「辞書」はないと思います。 ただあまりにも実用的であるがゆえに読者にはそれをあくまで他者の言説の真偽の判別にこそ使う、もしくは日常生活においてそのような言動をとっていないかという自省に使うに留めるといった謙抑的態度が求められると思いますが。 (遊鬱/2006-03-08) 論理的に説得されてしまうことがある。
でもなんだか感情的に納得できない。 なぜだろう? そんな時に出会った1冊です。 論理とは正しく使った場合は効果的ですが、間違って使うと騙すことにつながります。 しかも騙していることに気づいていないで騙していることも多い。 自分で自分を騙しているのだ。 間違った論理展開を知り、素直なコミュニケーションをしたい方にオススメな1冊です。 (まぁちゃん/2007-12-07)
弁護士や検察官が使うテクニック |||
この本を読んでいて、思い出すのが、映画やテレビの裁判物に出てくる弁護士や検察官が使う論理のテクニックだ。彼らの論理はちゃんと筋が通っていて、グーの根も出ないけど、その論理には何処か無理があるように感じていたのだが、何処に無理があるのか、間違っているのかよくわからなかった。この本は沢山の例を具体的に挙げて、何処がおかしいのかちゃんと解説してくれる。これまでは相手の論理がおかしいなあと思いながら、相手に反論できるだけの力がなかったが、この本を読んでかなり力が付いたように感じた。YESかNOかという単純な論理は危ないということがよくわかった。数字を使う論理も危ない。問題を単純化しすぎるのも危ない。
「環境問題」の本を数冊読んだが、その中での論理もちょっとおかしいなあと感じながら読んだ。もう一度読み直せば、今なら何処がおかしいのか、指摘できそうだ。 (カッツ2007/2008-05-10)
見抜ける技術 |||
TVの番組で政治家、評論家、知識人と言われる人達が、この本に載っている手法を、いかに多く使っているかが読んだ後、面白い様に分かる本です。ごまかそうとした時、分からない時、不確かな時、話したくない時など、不利な場合に使われている事が多い様なので、話し手の心理状況が分かるようで、面白く、対談番組、デイベイト番組が見れるようになります。もちろん、会社での会議でも…。
(自然で遊ぶ/2007-12-31)
気軽に読めます |||
訳者あとがきに「本書の著者は、本書の著者だという以外にこれといって特筆すべき人物ではない。
また、本書に書かれた内容も、著者の独創はまったくないと言っていい。本書の特徴は、網羅性が高いことだ。」 とあるように、似たような例文もありますが、155項の詭弁が紹介されており、 この本を読み進める途中、何度も「あぁ、こういう人いるなぁ」と考えさせられました。(自分も含めて) 特に気になったのは、ポイズンウェル(井戸に毒を盛る)とストローマン(わら人形)と呼ばれる方法です。 ポイズンウェルの例を挙げると A「私は善人だ」 B「悪人は常に自分は善人だと言う」 このようにAに反論の余地を与えない方法です。 もしAが黙っていれば「黙契の虚偽」―黙っているということは認めることとなり、逆に自分が善人だと主張すれば相手の思う壺…。 (もし誰かがBに「お前、悪人だろ」と横槍を入れれば、Bは自分が善人だとは言えずに、自分で盛った毒を飲むハメになるかもしれませんね。) ストローマンはウィキペディアに記載されているので省略します。 本書は平易な文章で書かれ、他の論理本によくある数学的思考を必要とする箇所も少ないので、入門に適していると思います。 類書では、野崎 昭弘『詭弁論理学』も良い本だと思います。 特に、『論理で人をだます法』では触れられていない(はず)、詭弁ですらなく、 自分の主張を繰り返すだけの「強弁」を扱っている点が評価できます。(著者は小児型強弁と呼んでいる) 「詭弁論理学 小児型強弁」で検索すれば、詳しく紹介しているサイトが見つかると思います。 (Jack/2007-11-09) ありがちで初歩的な詭弁を広く浅く紹介・解説している本.心理面や政治面ではなく論理面の説明が中心となっている.なかなか面白い.けっして高度な内容じゃないんだけど網羅性がピカイチ.挿絵も秀逸.
この本で最も大切なのは第13章の<番外編>だと思う.ここで述べられていることは,論理の一貫性を大切にするにしてもダブルスタンダードを問題視するにしても大前提となる.要は「そもそも何のための議論か」を忘れるなと.このことを考えていれば,相手の発言の問題点を明解に把握できなくても,安易にだまされたり思考停止に陥ったりすることはほとんどなくなると思う.本書をざっと読んだ後でマスコミや政治家の言動を思い浮かべると色々と思うことがあるだろう.本書の個々の記述はそんなに丁寧なわけではなくって,説明の間違いや訳者に突っ込みを入れられていたりする部分が目立つ.だけど,本の立場が教科書的なものではなく「読んで自分で考えてね」的なものなので,このことは大きな問題ではない. あと,いくら論理面を学んでも,嫌がらせや保身や気晴らしや世論操作が目的で議論の形をとる人を説得するときには全く効果はありません.話をしている本人に指摘しても逆ギレされるぐらいでしょう.誰の詭弁を分析するのか.分析内容を誰に説明するのか.対象となる人物は一般には一致しないのです.せっかく網羅性に優れているんだから、一章ぐらいはこの手の話(とくに対処法)に費してほしかった。 (ま2007/2008-05-20) 騙しの論理は理解しておく要素の一つだと思います。
ただ、そういった条件を知っていても自分がその環境で飲み込まれずに済むのか? みんな騙されないで過ごしたいはずですが、実際は騙され続けている確率が高い。 そういった部分でこの本は我にかえるために読むといいのかもしれません。 (snowwild/2007-06-08) ●まず読み終えるまでにほとんどつっかえずに進めました。翻訳者も内容をかなり心得ているようで何の苦もなく伝わってきます。読みやすいです。●刺激的なタイトルですがだます方法の伝授ではなくおかしな論法・主張の見破り方です。声のでかい奴ってよく喩えられますがその類の人が使う手を予測しうる限り列挙したような感じです。●声のでかい人がどうしていつも集団の針路を決定できるのか社会心理学的に分析した本はありますがこのように奴らの打つ手自体をこと細かに例示・分析している本は珍しいでしょう。●議論や意見のやり取りを内容や文言そのものよりもっと広い視点から分析しているのが新鮮です。●具体的に指摘してもらわなければつい見過ごして無意識に流してしまうようなトラップが多く紹介されています。論法というよりシチュエーション造り、空気に近いようなことまで非を暴くので実用性があります。本書の泥臭い具体性には親近感が湧きました。●具体的なのですがあまりにも挙げられるケースが多すぎるので応用力というか抽象的なエッセンスが身に付きづらい構成になっています。著者か訳者がまとめのような注釈を各章で挿入してもよかったのでないでしょうか。●論理が書名に入っておりますが主役とは程遠いです。議論がなされる状況作りのようなことまで上のように幅広く遡上に乗せているので全体としてインパクトが薄くなっているだけです。決して軽んじているわけではありません。●命題自体の正しさと論理的正しさの区別はもう少し懇切丁寧にしつこいくらい記述しても良かったような気がします。●章を分かつ必要のない個所がいくつかありました。内容が重複しているのに飛び飛びになっています。特に4と15章は形式論理学についてですからまとめてよろしいでしょう。●例文のないトピックがほんのいくつかありました。●対生身の人間よりも読書に応用するのが一番良い使い方です。
(それゆけ!!残飯マン/2006-11-20)
「論理を学び、交渉力を磨けば、仕事も生活もうまくいく」。こんな本がちまたにあふれています。
という売り文句だが、これは日本だからこそ、そうだと言えるでしょう。 仕事上、上司を相手にしろ、顧客を相手にしろ、論理をもって知らしめても上手くいく ことなどほとんどありません(笑) これは経験上ほとんどの人が理解していることではないでしょうか。本書は その点を さらにくわしく理解するために役立ちます。 (きんぐ研究会一同/2006-08-18) 論理的に人を騙す方法か?と思う題名ですが
論理的に聞こえてもこんなに非論理的ですよといった例を挙げています まぁ前半は「そんなの分かるよw」 みたいなのが多いいですが、わりとおもしろいかも? 私的には、一気に熟読するよりは、たまに開いてちょくちょく読みすすめるような本です (Belial/2006-04-15) この本で役に立つ部分は、番外編の「何のための議論か考えよう」という項目だけでした。他ははっきり言って、わざわざ体系的にまとめて本にするような大層なものではありません。何しろ訳者が「ここに述べられている説得技法は、多かれ少なかれ誰でも使っている」と言っています。
訳者の言葉がすべてを語っています。 「ここで述べられた説得技法にまどわされちゃいけないけれど、警戒しすぎても、何もできなくなってしまう」 (沖田君/2008-11-27)
バカが読めば良いと思う ||||||
へ理屈を論理立てて
全13件のレビューを表示しています。「へ理屈である」ことを ひたすら立証する本。 なんか人の悪口ばかりを読んでいるというか いかに人がバカであるかというのが 項目別に纏められてしまうと なんか疲れてしまう。 得る物も特に無く 読み切るのが面倒くさかった。 (momingo/2008-07-18) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.5 はてブコレクション数: |
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ウンコな議論
ASIN:4480842705筑摩書房(2006-01-11) 翻訳:山形 浩生/ハリー・G・フランクファート 売上順位:98119 ¥ 1,365(中古:¥ 271) |
レビュー総評点:23
真面目な本 ||||||||
奇抜なタイトルとは正反対に、至って真面目な本。
bullshit(牛の糞、へりくつ)という単語の概念を規定することに全てのページが費やされている。 例もまた至って真面目、言葉遣いも難解なので、浮ついた気持ちで手にとると痛い目にあう。 世間が、あるいは自分でも時々使っているウンコな議論が、嘘や騙しとどう違うのか、その根拠と特徴を知りたい、思考の冒険をしようという人には面白い本。 (ushinabe1980/2006-07-16) 民主党のニセメール問題やそのあおりでポシャった4点セットの国会論議、あるいは企業不祥事のお詫び会見、それを取り上げるマスコミ言説...どれもこれもがウンコ議論で、この本非常にタイムリーである。いや、この文章が執筆されたのは30年前らしいし、世事だけではなく職場周りにも犬の糞のごとく転がっているところをみると、著者の言うようにウンコ議論は“現代文化の顕著な特徴”なのだろう。
山形浩生が(ほぼ本文と同じボリュームの)訳者解説で触れている通り、著者のウンコ議論についての評価は“一応留保されている”。まぁ悪いっちゃ悪いけど必要悪ってとこも無きにしも非ずだし、場合によっては“使いよう”もある、ってことだろう。但し、明らかに問題なのは、ウンコがウンコだとわからなくなることだ。ウンコ議論は、個人が組織の一員としての立場を持ったときに芽生えるものだと思うんだけど、国会やスタジオや会議室や飲み屋でしゃべってる奴らの言葉がウンコかどうか、自分が今しゃべってることがウンコかどうか、それがわからなくなったら終わりである。ウンコをウンコだとわかってさえいれば、まだ“使いよう”はある。 この本、訳の上手さもあるのだろうが、「道徳哲学」って難解さはまったく無く、センスのある文章で、読み物としてなかなか楽しい。お奨めの読み方は通勤電車でカバーをかけずに読むこと。周りのギョッとした反応が楽しめるし、ウンコ議論の存在を啓蒙する手っ取り早い手段でもある。 (盥アットマーク/2006-04-03) おそらく元は今で言うところのブログに書き込む感覚で書いたのだと思う。「嘘をつくこと」と、「議論の揚げ足取り」あるいは「屁理屈」と一緒にするなということを言いたかったのか。
実際のところは、訳者がストレスをためまくって、たまたま同じ主張をする人に出会って、彼を隠れ蓑にし、訳者解説をしたかったのだろう。訳者解説が半分以上を占める本なんて普通じゃ考えられないからね。読むべきところは、本文よりも訳者解説! (nobu2002/2006-09-19) 小さな薄い本で文字も大きいのですぐ読める。ウンコな議論風に書かれた、ウンコな議論批判の書。30年前に書かれたこの論文を今読んでも面白いのは、様々な場面で繰り広げられている空虚なPolitically Correctな議論(例えば、「美しい国」云々)に対する批判になっているからではないだろうか。
思ったとおり笑える本だったのだが、あともう一歩という印象。本書が扱っているのは「ウンコな議論の本質は何か」であって、「何故人はウンコな議論をするのか」ではない。だからここがスタート地点なのだと思う。本当に面白いのはここから先。 訳者による(本文と同じくらいの長さの)解説も面白い(むしろ解説の方が面白い…)。このタイトルと訳者の名前を見てニヤリとできる方向け。訳者のおふざけモードが全開なので、真面目な人は怒っちゃうかもしれない。 (萩原 湖太郎/2007-01-29) 後書きで山形氏が見透かしているように「ウンコな議論」というあまりにもあまりなタイトルに魅かれてしまう人多数ではないでしょうか。
しかし、中身はタイトルとは裏腹にとっても真面目。まあ、要は無意味な言葉遊戯を止めよということなんですけれど、無意味な言葉遊戯を丁寧に定義していくさまは哲学とはまさに使う言葉の定義が総てということを端的に教えてくれます。おそらく真面目な論考の体裁はとっていますが主眼はポモに対する痛烈な皮肉なので定義したからそれが何?という以降の発展性はない(この点も後書きで処方箋ではないと記されている)。 皮肉を哲学に昇華する筋道を辿る(結論よりも思考の過程)ことに面白さがあります。まあ、本当に短いのでまさに暇なときのお供にという一冊の範疇は超えていないと思いますが。あーこれまた後書きでそれこそ無意味な寄り道をぐだぐだつけて分量膨らまして体裁を整える無意味さを指摘されていますが。 (遊鬱/2006-01-23) ウンコな議論が嘘よりましとかそうじゃないとか、一応まな板にはのっかっているのですが、私はやっぱすごく意味があるのではないかと思っています。
全6件のレビューを表示しています。解説では、おそらくわざとウンコな議論満載の解説を長く載せてあり、読み終わって虚しくなりました。なぜならやっぱりウンコな議論の中をウンコな議論でもってやりきっていくしかない感じがしたからです。 ウンコな議論の効用をまともに書く方が今後、すぐに出てくれればいいのですが、おそらく出ないでしょう。残念です。 (尻顔足太郎/2007-10-21) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.5 はてブコレクション数: |
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カリスマ手品師(マジシャン)に学ぶ 超一流の心理術
ASIN:4887595239ディスカヴァー・トゥエンティワン(2007-02-05) スティーブ・コーエン 売上順位:8079 ¥ 1,575(中古:¥ 435) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:40
この本は、書名のとおり、マジシャンとしてのショーマンシップをビジネスに応用するテクニックが紹介されています。
マジックというのは、お互いの信頼関係がはじめて成り立つもので、そのことはビジネスにも通じるものがあるでしょう。 本著のメイントピックは、この信頼関係をいかに醸成するのかという話題なのですが、経験に裏打ちされた著者の主張はなかなか面白かったです。 アイコンタクトや歩き方から呼吸の仕方まで、なるほどそうだったのかと感じるテクニックが満載でした。 日頃人前で話す機会が多い人はもちろん、面接などでの自分の振る舞いにいまいち自信がもてない人に良きアドバイスを与えてくれる良書だと思います。 (アルフの狼/2007-02-28)
エンターテイメントの裏側 ||||
これはビジネス書以上に凄いビジネス書かもしれない。
現場の生々しい体験をしている本人の華麗なショーが実はセールスとは 観客の誰一人感じないはずだ。それだけシンプルに見せるまでの挑戦が必要なんでしょう。 エンターテイメントってよく考えると凄いことしてるんですね。 (snowwild/2007-05-02) 「NYのセレブを煙にまいた魔法の心理テクニック、話し方、プレゼンスキル」の言葉の通りです。
マジシャンが使うテクニックをビジネスに応用することがすぐにできるノウハウが満載です。 テンターテナーであるためには観客の心理をグッとつかむことが大事なのですね。 紹介されている15個のエクササイズを練習すると自分の中で何かが確実に変わりました。 本書のテクニックは、周りの人たちを魅了し喜ばせるために使います。 マジシャンの使う心理術は深い。種も仕掛けもあるんです! (まぁちゃん/2007-12-08) 英語の原題から考えると、大勢の前でいかに良い
パフォーマンスをするかについて書かれている本です。 確かに、ステージへの登場の仕方は、どちらの脚から 踏み込んでいくか?ということなど、細かいテクニックが 紹介されています。 しかし、特に後半では、一対一の営業などでも使える 心理的なテクニックの紹介がされています。 また、序文をリッツカールトンの取締役が書いています。 そこで、この本で紹介されるテクニックは、 客が求めない、必要としない商品を売りつける ためのものではなくて、お客を満足させ、 そのお客との長年に渡る関係を構築するための ものであると述べられています。 (マストロヤンニ/2008-06-07) 著者はアメリカで数々の賞を受賞しているカリスママジシャンで、コーネル大学で心理学の学位を取得し、早稲田大学にも留学し、日本語も堪能とのこと。最高の心理状態でショウに望むには、相手に好印象を与える話し方とは、アイコンタクトの方法は、相手の心に入り込む為のテクニックとは、などなど、単なる心理術の本ではなく、営業やプレゼンテーションにすぐに活用できる実践的な話が満載だ。へたなプレゼン入門の本を買うより、よっぽどこの本の方がお勧め。最新の心理学の考え方をベースに、アメリカのショウビジネスで鍛えられた、大事なゲストとのコミュニケーションノウハウがよくまとまっている。
(潮詠嵩/2007-05-31)
私はコーネル大学に留学中、Language Exchange(お互い母国語を教え合う)プログラムで著者のコーエン氏と半年ほど親しく付き合わせてもらった。当時はまだ学部生だったから20歳そこそこなのに、大人の落ち着き、他者に対する思いやりと絶妙のユーモア精神を持ち、そして何といってもその巧みなマジックを会う度に披露してくれ、その魅力にすっかり魅了されたのを今でも覚えている。
全6件のレビューを表示しています。本書は彼のそうした人間的な魅力に触れられる良書だ。しかも、専攻だった心理学をたくみに利用した人付き合いの仕方やプレゼンテーションの運び方を具体的に説いてくれており、役に立つ実践的な本に仕立てあがっている。 (benkeiu/2008-10-19) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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要するに (河出文庫)
ASIN:4309408834河出書房新社(2008-02-04) 山形 浩生 売上順位:133203 ¥ 798(中古:¥ 513) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:15
大手シンクタンク社員で執筆・翻訳活動も行っている山形浩生氏の著書。2000年前後に様々な雑誌やサイトに掲載されたエッセイ(雑文と表現されている)を収載した物。口語による文体で、話題ごとに2〜10ページ程度で持論を述べている。320ページ程度の分量で、所々にややわかりづらい部分もあるが、数時間で読破可能な内容で、広い読者が対象。
全1件のレビューを表示しています。東大卒で多くの書を読んでいる著者が、次から次へと頭に浮かんだ表現をことをそのまま文章にしたようなエッセイで、頭の回転が速い人のマシンガントークを聞くような印象を受ける。述べている内容は、数年前に記載されたものであるが、時代を先取りする内容であったため、当時はあまり受け入れられていない反面、今読むと意外と予測が当たっているものもあって面白い。検索エンジンについてや電力供給の裏側、個人情報についてなどジャンルを問わず述べられているが、IT関係の情報が多い。コミュニティーの存在意義など、著者の主張はもっともな部分が多い。しかし、思いつきをそのまま記述された文体が、時に喧嘩腰に見えたり、日本語として意味が不明であったりする部分が目につくので、この点では本著者は非常に損をしていると思う。また、冗談なのか本気なのかが判別しづらく、的を射ていない部分の評価が困難である。敢えてこの文体で記述している点を同氏が開き直って述べていて、確かに一気に読めるという点では読者のハードルは下げられているかもしれないが、逆にせっかくのいい意見を受け容れがたくさせる表現でもあるように感じる。同氏の翻訳本でも表現の稚拙さが多く指摘されている。 個人的には同氏の意見の多くには賛成である。もう少し文章を工夫すれば、もっと面白く、いい書になると思う。星4つの評価。 (MM/2008-04-30) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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詭弁論理学 (中公新書 (448))
ASIN:4121004485中央公論新社(1976-01) 野崎 昭弘 売上順位:19944 ¥ 693(中古:¥ 32) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:124
論理的とは |||||||||||
強弁、詭弁ってこういう事なのね、ということからそれに対しての論理的な対処、論理学の入門をわかりやすく説いてくれる本。でも強弁者の人柄によって論理が通じたり、論理なんて関係無く話しが進んでしまうのが現実、ということも書いてあり「論理学」が人をねじ伏せるためのものでもなく、自分を高めるためのものというのも論理学自体に興味がひかれた。論理流行の昨今、入門篇としては最適だと思います。
(itgaki/2003-07-07)
1976年に出た本で、いまだに売れて読まれている超ロングセラー本です。
詭弁というと、人を騙すようなイメージがあり、論理学というと、帰納法とかややこしいイメージか、流行りのロジカルシンキングのようなイメージがあると思います。 が、この本は、もっと、実践的なコミュニケーションをテーマにしている、といったほうが近いでしょう。世の中の「いいくるめる」とは、どういうパターンが多いか、それに対処するには、どうしたらいいか、議論の渦に巻き込まれるのではなく、一歩身をひいて考える視点を提供してくれます。 読み物としても、非常に面白いです。分かりやすい会話例をたくさん使っていて、「学問くささ」は、全然感じません。 (アマゾン太郎/2004-05-15)
わりとお遊びみたいな面の強い本 |||||
タイトルはなんだか難しそうですが、内容はわりと読みやすい。
明らかな詭弁や強弁、有名な論理パズルなど多数扱っていて、読んでいて面白い。 特にいわゆる「抜き打ちテストのパラドクス」についての説明はとてもわかりやすく、これまでの中で一番の説明だと思った。その部分だけでも十分読む価値はある。 (θ/2007-02-21) 「どうにも腑に落ちない」「いつも言い負かされてしまう」こんなことを思ったことはないだろうか?
本書は論理学を学ぶことによって、詭弁や強弁に対処し、むしろそれらの理不尽さ、破綻ぶりを楽しもうという趣旨の本である。 よく使われる詭弁術の論理から、数学の世界で有名なパズル(パラドックス)などが紹介されており、どれも平易に書かれているため、初心者にとっても難しくない。問題(例)の数はさほど多くないが、簡単な問題から順番に紹介されていくので、すっと入り込めるだろう。 ただ、本書を読んだだけで、詭弁術が身に付いたり、詭弁に対処できたりするわけではない。繰り返すが、あくまで、論理学の面から詭弁を解き明かし、それを楽しもうという趣旨の本である。 (the_world/2005-06-13) 十三人の客を十二しかない部屋に、ひとりづつ全員泊める方法があるか?こうしたクイズを取り上げ、これが可能なロジック(=詭弁)を紹介しつつ、厳密な正しい論理とは何か、それを展開するためにはどうすれば良いかにアプローチしていく、これがこの本のスタイルです。
強弁・詭弁の類は身の回りを見渡しても多いこと。著者はいかんともしがたい感情論などの強弁は結局は人柄の問題だと述べ、鷹揚に構えることを推奨しています。 詭弁については、①部分だけをみて全体を言ってしまう「部分より全体に及ぼす誤り」であるとか、例えば「AはB。BはC。ゆえにAはC」という当たり前の論理の中で「B」の言葉の定義をはっきりさせておかないと誤った結論を導いてしまうこと、数字には注意することなどの留意点を述べた上で、 ②その対抗策として、無理やり説得しようとしない、議論に時間を惜しまない、結論の吟味を忘れない、「わからない」ことを恥じないなどの正しい議論のための原則をリコメンドしています。特に結論の吟味を忘れない、は心しておくことでしょう。ロジックが一見正しそうに見えても、何か結論に違和感を感じるときはもう一度冷静に議論に戻る、ということは詭弁(=誤ったロジック)を防ぐために基本的なことと思われます。 (omr/2004-11-23)
「詭弁」の論理のすり替えを見破るには!? ||||
よくよく考えてみると理屈に合わないのだけど、筋道を立ててうまく反論できず、やり込められてしまう…そんな「詭弁」「強弁」のパターンをわかりやすく説明してくれる作品です。
完全に騙されてしまうのではなくて、「何となくおかしい」のはわかるのだけど、どこに論理の破綻やすり替えがあるのか、順を追って整理していくことで明らかにしていきます。 寅さんの相手を煙に巻くセリフや、どう抗弁しても行き着くところは火あぶりという魔女狩りの理屈など出てくる例が面白く、問題も頭の体操になるものが多く紹介されています。 後半はパラドックスを中心とした論理遊びに充てられています。同じ著者の『逆説論理学』とやや重複する内容です。 王様から「囚人を1週間のうちに処刑しろ、しかし恐怖を与えるためにいつ処刑されるかわからせないようにしろ」と命じられ、「最終日になると処刑がその日であることがわかってしまう。しかしその前の日も新しい最終日でしかなく、結局処刑はできない?」という問題。 どこがどう間違って、そんな理屈になってしまうのか…回答は本書の中で。 (Tack/2007-06-17)
詭弁ってものが理解できます。 ||||
いわゆる「口の上手い人」が言っている事には詭弁が多いことが分かりました。この本を読むことによって「なんとなく理解させられた」という場面が少し減少した気がします。
ビジネスの場面では、相手を説得しなければならないことが多々ありますが、そのような時にこの「詭弁」についての知識が少しでもあれば、その後の話を有利に展開させることが出来るのではないでしょうか? しかしながら、仮に相手の詭弁を指摘する事が出来たとしても、今度は感情論に発展する恐れもあるので、やはり人とのつきあいに関しては多面的に学ぶ必要があると思います。 (みつば/2006-07-20) 「何かおかしい、だけどどこがおかしいのかわからない」という感覚は
誰もが日常おぼえるものでしょう。もしかするとその「おかしさ」の正体は 詭弁というものかもしれない……。その「詭弁」を論理学の側面から克明に 解説していく本です。 わかりやすい例をひきながら解説しているため、人を選びません。 かといってビジネス書などにしばしば書かれる「説得の仕方」を観念的に しるしたものでもありません。本物の「論理学」を、初心者にもわかりやすく 解説しています。 ところどころに挟まれたクイズも程よい頭の体操になり、理解を助けてくれます。 詭弁とはまた違った「強弁」の類に関する記述もうなずかせるものです。 文句なしの星五つ。 (doberman-pinscher/2005-05-11) もう30年も前の本なのに、まったく古さが感じられません。論理学の「最初の一冊」には最適の楽しい書です。
学者先生がわかる人にしかわからない言葉で、難解なことをより難解に翻訳してしまう新書も多いなかで、この本は思わず目じりを下げつつも、実はハードなテーマを吸収できてしまう良書と言えるのではないでしょうか。 (sisterdisco/2004-09-05)
論理あそびの本 ||
書名を見ると物々しいが、話上手になることで会話に「ゆとり」を持ち、それを楽しもうという積極的な一冊。詭弁を持って相手をねじ伏せようという本ではない。解説半分、あそび(具体的な例やパズル)半分で気楽に読める。
健全な常識、健全な判断力を養い、できれば健全な知人と大いに論理あそびを楽しみたいものだ。 (マサミチ/2006-11-21) 強い口調でまくしたてられたり、よくわからない論理で言いくるめられたりして悔しい思いをすることがある。
よくわからない論理がよくわからないのはあなたが馬鹿なのではなく相手の言っていることが論理的でないからである。 強い口調でまくしたてることしかできないのは精神年齢が低いからである。 この本を読めば精神衛生を良好に保つことができるようになるかもしれない。 (kbs-constant/2005-10-21) ある書籍に論理学を楽しく学ぶなら本書がオススメと掲載されていました。私は、論理学的思考等の知識が問われる試験を受験する為、論理学を学ぼうと思いこの機会に購入しました。
最初は詭弁ってなんだ?と疑問を持ちつつ読みました。読み進める内に詭弁誕生、詭弁の存在等が解りました。また、あまり見た事も聞いた事も無いような論法も具体的な例えを挙げて掲載されている為、理解しやすい内容です。詭弁以外に似たような言葉として強弁という言葉も掲載されており、詭弁とは又違う言葉と知りました。 本書中で論理のあそびというコーナーで問題が掲載されています。テレビのクイズ番組等に出題されそうな問題が多く、面白可笑しく楽しめます。 (タン×2麺/2005-09-08) 強弁や詭弁にいいくるめられないためには?といった視点で書かれている本書は,わかりやすい問答の例が多く掲載されており,直感的にわかりやすくなっている.言いくるめられないためにどうしたらよいのか,という謳い文句の割に論理パズルとその解答しか載せていないような類似本の多い中,論理の基本と応用例(?)がふんだんにあり,楽しく最後まで読みきれる.
(tatsu1547/2006-03-13)
詭弁について論理的に考えている本。詭弁への対処法も書かれているが、これを読んで他人の詭弁に対抗できるはよく分からない感じだ。
論理のパズルもいろいろ載っていて、ひとつの問題について深く掘り下げているところがいい。別に問題を解こうと思わなくても楽しめる。 また、ホント、ウソの問題を論理方程式というものを使い、数式で表しているところも面白いと思った。 (aprico/2006-03-16) 論理的思考について興味があって,何冊か読んでみました.詭弁を弄して議論に勝ちたいというわけではありませんが,議論の後になって何となくしっくり来ない事がよくあります.そして「あの時にああ言っておけばよかった」という経験があるのではないでしょうか.本書は,このようなしっくり来ない理由を理解するのに非常に参考になるでしょう.
20件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。強弁と詭弁との違いはともかく,詭弁にだまされないテクニックは役に立ちそうです.しかしながら,本書の読みどころは,詭弁術やパラドクスを応用したパズルにあるのではないかと思います.死刑囚のパラドクスなどは「お見事」としか言いようがありません.また,強弁の例として挙げられている寅さんの話などは,さすがにここまでくると手がつけられないと感心するばかりです. 論理思考を勉強したいと思っている方にもよいですが,思考パズルとしても楽しめますので,是非どうぞ. (wave115/2008-09-21) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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I Know What You're Thinking: Using the Four Codes of Reading People to Improve Your Life
ASIN:0471430293John Wiley & Sons Inc(2003-05-02) Lillian Glass 売上順位:167095 ¥ 1,220(中古:¥ 1,523) |
レビュー総評点:0
人がなぜそのように振る舞うのかということについての理由が説明してあります。
全1件のレビューを表示しています。コミュニケーション能力は人間観察することによって高まります。 他の人の言ったことや行動に腹を立てたり、悶々としたりする理由が見つけ易くなります。 人間観察能力はいい人生を歩むための必須アイテムです。 しかし他の本と大差は無いので少し高めのような気も… (/2004-05-03) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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論争と「詭弁」―レトリックのための弁明 (丸善ライブラリー)
ASIN:4621052977丸善(1999-07) 香西 秀信 売上順位:12872 ¥ 756(中古:¥ 200) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:0
とにかくこの人の本はその全てを読まなければならない。ハズレというものが全く無く、どれを読んでも深い知的満足を味わわせてくれる。
全1件のレビューを表示しています。まず文章のテンポが良い。ズバっと本質に切り込んでくる。ユーモアのセンスも半端じゃない。読書における「笑い」と知的快感の関係性について考えさせられる。 いきなり「前書き」で、あの、あの佐藤信夫の仕事(棋界ではバイブルのように読まれている)を、「偽善的レトリック観」の名の下に一刀両断!なんたる偶像破壊!! タフで遊び心に溢れた知性が生み出した、強烈に面白い一冊。 (60-70s洋ロック好きのb-boy/2004-01-15) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:5.0 はてブコレクション数: |
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マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
ASIN:4101181063新潮社(1992-11) 塩野 七生 売上順位:13598 ¥ 420(中古:¥ 195) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:252
恥ずかしながら15年来の座右の書。
誤解を恐れずに一言で言えば「リーダーシップと群集心理」について書かれた本です。現実を冷徹な視線で直視した上で淡々と書かれています。 マキアヴェッリの名前をご存知ない方でも「目的のためには手段を選ばず」という言葉は知ってるでしょう。本当の意味は違っていて「祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」というのが彼の言葉なのですが、権謀術数を容認したりラジカルでストレートな表現が多いからなのか、数々の誤解を受けてしまったようです。そういう事から彼の著作はキリスト教圏で禁書になった歴史もあります。マキアヴェッリの著作「君主論」や「政略論」「戦争論」は大著でどうも読むのメンドクサイ・・という方でも、日本が誇る才媛、塩野七生がそれらから普遍的なエッセンスを抜粋した平易で薄い本なのでお奨めです。16世紀のフィレンツェに生きた一外交官の言葉ですが未だに生生しい。特にリーダーシップを発揮しなくてはならない立場にいらっしゃる方などはマスト本だと思います。噂で聞いたのですが、世界一孤独な職業であるアメリカの大統領、ホワイトハウスの本棚にはマキアヴェッリの全著作があるそうです。読めばきっとその理由もわかると思います。 (Tomo A/2005-09-29) 先哲の知恵の中から、レビューア自身の理解と解釈により再構成したものを、一つご紹介いたします。本書に出会うための一つのきっかけにしていただけたらと思います。
【「良い人」だと思われること。しかし、場合によっては実力行使できるだけの力を持て。】 あなたは、他の人から「良い人」であると思われたいことであろう。そのためには良い性格で、思いやりに満ちており、信義を重んじて公明正大であると評価されていることが大切である。 ただし、勘違いしないこと。実際にそうであるかどうかは別として、そう思われているという事実が必要なのだ。そして、もしこのような徳を捨てなければならない場合には、まったく反対のこともできるような能力を備えていなければならない。どうしてか。 あなたが、どんなに良いことを行おうと、どんなに理想に燃えていようとも、現実には善い人ばかりとは限らないからだ。悪賢い人もいれば、力で強引にやろうとする人もいる。 このような現実の中で、あなたが自分の理想を実現しようと思えば、それに対抗できるだけの実力を、あなた自身も持たなければならない。悪賢い人の罠を見抜くにはキツネでなくてはならず、オオカミを追い散らすにはライオンにもなれなければならないのだ。 現実をありのまま見て、その本当の姿を知ること。そして、必要なら実力行使すること。 (ニッコロ・マキアヴェッリ(1469-1527)) (未来のための哲学講座・主宰者/2006-06-14) あの「君主論」を読んで挫折したことのある方、本の名前だけ聞いたことがあるものの読むには至っていない方、塩野七生さんのファンの方は必読と言える本だと思います。当時の中世西洋やマキアヴェッリの置かれた状況など、背景をきちんと説明しながら彼の行動や発言、著作を紐解いていきます。よほど思い入れがなければ、こんな本は書けないだろうと思ってしまう。ほんの安さが申し訳なくなるほど。ちなみに、私はこの本を読んだ後に「君主論」を読み直し、何とか読了できました。またしばらくしたら読み返したい本のひとつ。
(鈴木純一/2002-06-12)
書物には三種類あると思います。役に立つ書物、毒のある書物、あってもなくてもいい書物の三種類です。
このマキアヴェッリ語録は、毒のある書物の一つだと思います。ただ、毒は用い方次第で薬にもなれば、劇薬となることもあります。僕は、毒のある書物の中でもこの本は、最も使い勝手が良いと思っています。 著者の塩野七生さん自身がそのように仰っていますが、余計なというか日本人にはピンと来ない、歴史的背景や人物を排除し、マキアヴェッリの思想のエッセンスを箴言化したものですから、非常に分かりやすいです。 東洋の古典に「韓非子」という優れた書物が存在しますが、岩波文庫版四冊を読み通すだけでも大難事です。自分の身を守り、厳しい社会を生き抜くための知恵袋として、簡便なこの書を座右の書とされることをオススメいたします。 (ポリ銀/2007-02-15) 誰しも聞いたことのある、「君主論」を書き上げることで近代政治学の礎を築いたマキャヴェッリ。実のところ、その君主論を読むには西洋史の知識も必要でちょっと面倒くさい。しかし、塩野七生流のエッセンスを加え、西洋史の知識に乏しい日本人にもわかりやすく君主論の真髄を伝えてくれるのがこの本である。また、塩野さんに最も影響を与えた政治思想家がマキャヴェッリであり、彼女の源流がここにあるため、塩野七生さんの他の本を読むにあたっても必読と言える。
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マキアヴェッリの思想に触れる |||||
本書は、昭和六十三年に単行本として刊行されたものを文庫化したものです。塩野七生氏が著した本なので読もうと思い購入しました。訳文は読みやすい。
マキアヴェッリの著作の主要なものから「抜粋」を選んで紹介しています。そうすることによってマキアヴェッリの思想に触れるきっかけになるというのが狙いです。 その意図は十分に達成されています。興味を持った読者はさらにマキアヴェッリの著書を読めばいいのです。 (san-GI7/2007-06-05) 言わずと知れたリアリズム政治学の古典名作「君主論」。
希薄な道徳倫理を廃し、ひたすら現実的に対処。 自国を自前の軍隊で守らずに政治することの危険さを説くマキャヴェッリの思想がそこには強く現れている。 中世期には良しとされていなかった「敵を欺くことの正当性」、「不当な条約を破棄する正当性」、「徴兵制の優位性」を主張するなど、そこにはマキャヴェッリ独特の政治センスがあった。 その「君主論」と彼のもう一つの名著である「政略論」から重要と思われる文章群をカテゴリごとに分けて著者の塩野が抜粋。 わかりやすくまとめられておりマキャヴェッリの思想を簡単に垣間見ることができる。 著者の塩野はマキャヴェッリに相当入れ込んでいるらしく他に「わが友マキャヴェッリ」とい!う著作もある。 (安楽直樹/2003-05-18) 本を読むときは先ずは原書に帰れと言うのが基本です。しかし外国の本や古典の場合なかなかそうはいきません。ましてマキャベリはその両方の条件が重なっています。
そうなると一番いいのは全訳と言うことになるのでしょう。 そう思って私も最初は全訳にトライしたのですが、これがなかなか難解、しかも脚注も含めると相当な量になります。 マキャベリの書物は「君主論」であれ「政略」であれ、読むほうは何らかの教訓になる部分を求めて読むわけですが、全訳と言うのはどこが重要で、どこがはしょってもいいところなのかは、よほど何度も読み返さない限りはなかなか見えてきません。 とはいえ、難解で量が多いものを何度も読むのはよほど気に入っていなければなかなかできないものです。 そういう意味で本書は、塩野七生と言うローマに半生をかけた専門家が必要と思うエッセンスを抽出してくれているわけですから、初めてマキャベリに向かう人には打って付けの本と言えるのではないでしょうか。 この本をたとえて言えば、素人には扱いにくい材料をプロの料理人(しかも鉄人クラスの)に任せて出来上がった料理だけをおいしくいただく。と言うようなものだと思います。 しかも序文で塩野氏自身がなるだけマキャベリの原文の雰囲気を壊さないように心がけて翻訳に努めたといわれていますので、いわば素材の味を十分生かした料理ということになるわけです。 プロの料理人の腕前を十分堪能してから、ああこれなら自分にも扱えるかも、という自信がわいてきたら全訳にトライするのもいいでしょう。 (海人/2007-07-03) ビジネス誌の新刊広告か何かで、クラウゼビッツの戦争論が「読むべき本」と取り上げられているのに惹かれ、本屋に向かったものの、あまりの重さ(と感じた)にあきらめてしまったのですが、
ふとこの本が目にとまり、値段も手伝い手にとってしまいました。 これまでマキアベッリに一面しか知ることがなかったのですが(これも学校でならった範囲)その生きた時代背景とともに、存在を垣間見られたように思います。 また、語録そのものがイタリア史実を指し示しており、知らずしらずのうちに、マキアベッリにとどまらない世界を体験。 (makoto_imada/2002-12-04)
絶妙なエッセンス ||
私のバイブル、座右の書のうちの1冊。
たかだか420円で、下手なビジネス書数十冊の価値がありますよ。 君主論は読めなくてもこれなら読めるはず。塩野さんありがとう! (heita/2008-08-20)
西洋の孫子 ||
まずマキアヴェッリの考えを知りたければ本書を読むのが一番手っ取り早い。
なぜか。それは本書が君主論のみならず政略論やフィレンツェ史その他知人 に宛てた手紙などから広く抜粋されているからである。 また孫子の兵法を読んだことがある人ならばマキアヴェッリが孫子とほぼ同様の 考え方を持っていたことが分かるはずである。事実この本で書かれているいくつ ものことが孫子の兵法にも書かれているのである。 たとえば、『中くらいの勝利で満足する者は、常に勝者であり続けるだろう。 反対に圧勝することしか考えない者はしばしば落とし穴にはまってしまうことに なる』などはまさに孫子のいうところの「百戦百勝は善の善にあらず」や孫子の 戦略を基にした武田信玄の「凡そ軍勝は五分をもって上となし、七分をもって中 となし、十分をもって下となす」ということばとその意味は共通している。また 民衆に関しては「群集心理」の著者ギュスターヴ・ル・ボンと驚くほど似ている。 その他にも友人に関して(意外にも対極の)論語とその意味は同様のことを言ってい る箇所もあるのである。 ところで、なぜこの二人が共通した認識をもっていたのか? それは二人とも冷徹な現実主義者であったらだと思う。やはり時代が変わろうとも人 間の性質というものは冷静に見ればさほど変わらないということであろうか。 とにかく、マキアヴェッリの本どれがよいかと問われたら本書を一番に薦める。 まさにマキアヴェッリのエッセンスを凝縮した本だと思う。 (UZAKI/2008-03-07) マキアヴェッリの著書の中から、私たちが学ぶべき有用な箇所だけを短く抜粋した箇条書き形式です。
もちろん著者のバイアスがかかっている抜粋になるわけですが、 彼の思想を自分の人生に生かしたいというモチベーションで マキアヴェッリを読もうとする方には十分な内容だと思います。 エッセンスをうまく読み取りたいという方に、とてもお勧めです。 (渡邉輝/2007-04-22) この本を初めて読んだのは、高校生の時だった。
読みすすめているうちに マキアヴェッリズムは単なる汚い権謀術数のことではなく 個人の道徳観念とは違う次元で考えるべきことの存在を明言し、 混乱の時代に国家を滅亡させないということを考えた 冷静な提言のことなのだと分かり、 驚いた記憶がある。 これを書いた「塩野七生」という著者もよく知らず 男性だと思いこんでいたくらいだが、 後に氏のルネサンス時代を扱った作品を片端から読んだ。 君主論他のマキアヴェッリの入門としても、 ルネサンスの歴史を考える足がかりとしても 塩野七生氏の思想に触れるきっかけとしても 良書だと思う。 これを読んだだけで「君主論」を読んだつもりになってもいけないが 最も重要な部分だけを読めるのは嬉しい。 (ルクレツィアの娘/2004-07-25) 著者は現在刊行中の「ローマ人の物語」を初めとする緒作で有名なローマ史研究の第1人者。本書はマキアヴェッリの「君主論」、「国家論」を紹介するものだが、次の2つの特徴を持っている。
(1) 後世に加えられた膨大な註を省いていること。これは、この膨大な註が読み手を遠ざけていると判断したから。 (2) 全訳ではなく、要約でもなく、抜粋としたこと。これも、読みやすさを考えてと、マキアヴェッリの真意をより的確に伝えるため。勿論、どこを抜粋するかは著者の力量による。 マキアベッリというと今では"謀略の大家"というイメージが強く、"目的のためには手段を選ばない"という文脈で登場することが多い。実際、次のような文章が君主論の中にある。 「結果させよければ、手段は常に常に正当化される」 しかし、国家論の中には次のような意外な一文もあるのだ。 「国家が秩序を保ち、国民一人一人が自由を享受するには、清貧が最も有効だ」 即ち、大部の論文の中から一つの文だけを取り出して云々しても、全体像は掴めないという証左であろう。マキアヴェッリはこれらの論を、机上の論として書いた訳ではなく、当時衰退していたフィレンツェの地位向上のために、政界上層部に上奏するために書いたのだという(受け入れられなかったようだが)。 マキアヴェッリの論文は5世紀程前に書かれたものだが、政治の本質はそう変るものではない。「君主論」に次のような言葉がある。今の日本の政治に対する辛辣な批評のように聞こえる。 「人間というものは、自分を守ってくれなかったり、誤りを質す力もない者に対して、忠誠であることはできない。」 (紫陽花/2006-10-11) 約500年前の論考なので、記されている戦争論には技術進歩があるので、必ずしも現代には当てはまらない。しかし、指導者論や集団統率論、苦境に陥ったときの対処方法論には目を見張るものがある。
28件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。著者の主旨も素晴らしい。注釈を出来るだけ省いて、先入観なく読者自身のフィルターにかけながら読むことが出来る構成に、こんな新しい古典解釈本があったのかとうなずかされる。 一見すると、一文一文がとてもわかりやすいので読み飛ばしがちになってしまうが、一字一句じっくりと吟味しつつ、かつ読者自身の現在状況と照らし合わせて読み進めてゆくと、こんな素晴らしい指南書はないと気付くであろう。 これから組織を束ねなければならない人、組織の弊害に悩める人、統率力に自信を失った人には最適の本である。 マキャヴェッリ自信は『退屈な天国よりもむしろ、地獄を選んだ』人であるが、『天国への道は地獄への道を知ることである』に拍手喝采だ。 (JONNY/2006-10-11) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか
ASIN:4757160119NTT出版(2006-08-30) 翻訳:山形 浩生/ジョージ・エインズリー 売上順位:3156 ¥ 2,940(中古:¥ 2,200) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:80
人がなぜ矛盾をはらんだ行動をしてしまうかを双曲割引の理論でもって説明している。理論は完璧のような気がするが、その著者の言っている双曲割引の信憑性を裏付けるデータがほしかった。というのも、矛盾した存在である人間の愚行は特にこれだけのページを読むまでもなく一般人にも周知の事実すぎて、あまりにもあたりまえのこと読まされすぎた感があったからだ。しかし、この理論から、さまざまな可能性を予見させる考え方は大変おもしろく、一般的な読み物として結構おもしろいと思う。それから、訳者の山形氏は訳者としてすごいのかでネットの自由は進化するを読んでも感じたが、文章が大変ポップな感じがして、こういう分野の本を読むのに肩がこらずによめる感じもとてもいい。本論を読む前に、訳者の解説を読んでから読むこともお勧めする。
(kidd/2006-10-05)
ヒトのもつ限定的合理性に関し、友野典男は「行動経済学」の中で、網羅的、横断的に
様々な議論を紹介している。その中で双曲割引は少々批判的な紹介に留まる。しかしエ インズリーはまったく逆に、双曲割引ひとつでどこまで行けるか、やってみようじゃな いのというアプローチをとっている。その辺は、学問の領域に目配せしなきゃいけない 経済学者と臨床的に使えるものは使っちまえという精神科医との差なのかもしれない。 エインズリーは驚くべきことに、意志の発生すら双曲割引との関連から説明してしまう のだ。さらに意志の持つデメリット(満足度を減らす場合等)まで検討している。 しかし、本書はプロットも一本槍で筋が通って読みやすいのかといえば、さにあらず。 訳者も述べるように、枝葉が伸びすぎ(枝葉も面白い話が多いのだが)、いったい自分 は何を読んでいるのか、著者に置いてけぼりにされるような箇所が少なくない。 また最初に訳者解説を読むべきかどうか判断に迷う(私は最初に読んでしまった)。な ぜなら第10章にあるように、それは報酬消費のピークにはやく到達しようとする「い けてない」拙速な行為だからである。(逆にいえば、本書の読みにくさは、読者の満足 を最大化するために最適化されたプロットなんだろうか。なんて考えたが、多分それは 考え過ぎ。)しかし普通の読者であれば問題は無さそうである。双曲割引という概念に 初めて触れる場合や、本書の押さえるべき主脈は何かについて水先案内を受けたい場合 は、むしろ先に読んでおいた方が、適当だろう。 (ori_pupa/2007-02-17) 著者は、未来の報酬の心理的な割引は、
合理的な指数関数ではなく、双曲線型であるという、 ハーバードにいた心理学者ハーンスタインの 仮説を研究してき |


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