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w:12 h:18 224page
論理で人をだます法
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ASIN:4022500840
朝日新聞社(2006-02-07)
翻訳:山形 浩生ロバート・A・グーラ
売上順位:15292
¥ 1,470(中古:¥ 989)

レビュー総評点:170
あはは |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売日が3/7みたいだったのでようやく手元に届きました。
山形氏の翻訳本は一通り目を通すのですが、タイトルにあるような「人をだます法」ではないですよ(当たり前ですが、、)。ここのレビューに書かれている方が発売日よりもずいぶん早くレビューされていますが、きっとタイトルと出版社に対する勝手な思い込みでしょう。
論理で人をだます方法を知る事で(悪質ロジカルな相手から)自己を守るという趣旨の元書かれた内容です。
噛み砕いた表現でけっこう消化しやすく構成されています。 (nikomaru/2006-03-07)
本書は平易な文章で書かれ、他の論理本によくある、
数学的思考力を必要とする箇所も少ないので、入門に適していると思います。
また、訳者あとがきに、「本書の著者は、本書の著者だという以外にこれといって特筆すべき人物ではない。
また、本書に書かれた内容も、著者の独創はまったくないと言っていい。本書の特徴は、網羅性が高いことだ。」
とあるように、どこかで見たような例文もありますが、155項の詭弁が紹介されており、
この本を読み進める途中、何度も「あぁ、こういう人いるなぁ」と考えさせられました。(自分も含めて)

特に気になったのは、ポイズンウェル(井戸に毒を盛る)とストローマン(わら人形)と呼ばれる方法です。
ポイズンウェルの例を挙げると
A「私は善人だ」
B「悪人は常に自分は善人だと言う」
このようにAに反論の余地を与えない方法です。
もしAが黙っていれば「黙契の虚偽」―黙っているということは認めることとなり、逆に自分が善人だと主張すれば相手の思う壺…。
ストローマンはウィキペディアに記載されているので省略します。

類書では、野崎 昭弘『詭弁論理学』も良書だと思います。
特に、『論理で人をだます法』では触れられていない(はず)、詭弁ですらなく、
自分の主張を繰り返すだけの「強弁」を扱っている点が評価できます。(著者は小児型強弁と呼んでいる)
「詭弁論理学 小児型強弁」で検索すれば、詳しく紹介しているサイトが見つかると思います。 (Jack/2007-11-09)
実用性満点、騙されない為の必携の一冊! ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
勝ち負けこそが総てという風潮の中、議論の意義を喪失し、単にディベート技術でもって世の中が動かされているのではないかお嘆きのあなたにお勧め。

これ一冊で日常レベルでの真偽の判別は即座にできるようになり、少なくともペテンに引っかかることはなくなる優れものです。論理学、統計、社会心理、マーケティング、ディベート技術などから実践的な知識を分かりやすい例文とともに収録してあって、1400円という値段も考えるとこれだけリーズナブルな「辞書」はないと思います。

ただあまりにも実用的であるがゆえに読者にはそれをあくまで他者の言説の真偽の判別にこそ使う、もしくは日常生活においてそのような言動をとっていないかという自省に使うに留めるといった謙抑的態度が求められると思いますが。 (遊鬱/2006-03-08)
ありがちで初歩的な詭弁を広く浅く紹介・解説している本.心理面や政治面ではなく論理面の説明が中心となっている.なかなか面白い.けっして高度な内容じゃないんだけど網羅性がピカイチ.挿絵も秀逸.

この本で最も大切なのは第13章の<番外編>だと思う.ここで述べられていることは,論理の一貫性を大切にするにしてもダブルスタンダードを問題視するにしても大前提となる.要は「そもそも何のための議論か」を忘れるなと.このことを考えていれば,相手の発言の問題点を明解に把握できなくても,安易にだまされたり思考停止に陥ったりすることはほとんどなくなると思う.本書をざっと読んだ後でマスコミや政治家の言動を思い浮かべると色々と思うことがあるだろう.本書の個々の記述はそんなに丁寧なわけではなくって,説明の間違いや訳者に突っ込みを入れられていたりする部分が目立つ.だけど,本の立場が教科書的なものではなく「読んで自分で考えてね」的なものなので,このことは大きな問題ではない.

あと,いくら論理面を学んでも,嫌がらせや保身や気晴らしや世論操作が目的で議論の形をとる人を説得するときには全く効果はありません.話をしている本人に指摘しても逆ギレされるぐらいでしょう.誰の詭弁を分析するのか.分析内容を誰に説明するのか.対象となる人物は一般には一致しないのです.せっかく網羅性に優れているんだから、一章ぐらいはこの手の話(とくに対処法)に費してほしかった。 (ま2007/2008-05-20)
TVの番組で政治家、評論家、知識人と言われる人達が、この本に載っている手法を、いかに多く使っているかが読んだ後、面白い様に分かる本です。ごまかそうとした時、分からない時、不確かな時、話したくない時など、不利な場合に使われている事が多い様なので、話し手の心理状況が分かるようで、面白く、対談番組、デイベイト番組が見れるようになります。もちろん、会社での会議でも…。
(自然で遊ぶ/2007-12-31)
論理的に説得されてしまうことがある。

でもなんだか感情的に納得できない。

なぜだろう?

そんな時に出会った1冊です。

論理とは正しく使った場合は効果的ですが、間違って使うと騙すことにつながります。

しかも騙していることに気づいていないで騙していることも多い。

自分で自分を騙しているのだ。

間違った論理展開を知り、素直なコミュニケーションをしたい方にオススメな1冊です。
(まぁちゃん/2007-12-07)
読んでいると日常にこういう論理展開をする人たちが目に浮かんできました。
また、自分も問題をこねくり回すだけの不毛な思考をしていることも理解できました。
論理的思考とはどういうものかを気付けるという意味で有用な本だと思います。

ただ、悪質に自分の正当性・主張を仕掛けてくる人に対して、
「それは間違っているよ」と指摘したところで
開き直ってごねて話が通じない場合が多いだろうと思われる。

結局、その人たちを説き伏せるには自分で経験をこなして、
冷静さを保ちつつ粘り強く立ち向かっていくしかない気もする。

また、「訳者あとがき」にあるようになんでもかんでも
論理的間違いを指摘することもないし、流すほうがいい場合もあります。
バランス感覚を保つのに時々は読み返して、原点に立ち戻ることもいいかも・・・。


類書として「訳者あとがき」にも紹介されている
「影響力の武器[第二版]」を併読されると
さらに詳しく知識を得られることでしょう。 (TAKO-ami8/2009-02-20)
 私が読んだ感じでは、だますというより、だまされないようにする法だと思った。まあ、論理の使い方は人それぞれですけど。あくまで、自分はそう思った。
 先日、私のアパートに訪問販売員がきた。何かゴチャゴチャと、五月蠅く喋っている。私は帰ってほしかったので、単純に拒否の意思を表す。しかし、しつこく言い寄ってくるので、さっきから変な繋がりを見せる、所謂論理的に破綻した部分を突いてやった。奴は諦めて帰った。
 この時に、論理的破綻部分を発見できたのは本書を読んだ後だからと、今、私は思う。
 日常生活において、何事にもクールに対応したい方に向いた本である。積極的に論理的思考を使う方にはあまりお勧めしない。本書は所謂、守りの論理について記してあると思うから。強弁使いには本書は必要ないであろうが。
 あぁ、それから、あくまでも私の生活スタイル(所謂普通の暇人)を基にしてますので、悪しからず。 (いの字/2009-01-20)
●まず読み終えるまでにほとんどつっかえずに進めました。翻訳者も内容をかなり心得ているようで何の苦もなく伝わってきます。読みやすいです。●刺激的なタイトルですがだます方法の伝授ではなくおかしな論法・主張の見破り方です。声のでかい奴ってよく喩えられますがその類の人が使う手を予測しうる限り列挙したような感じです。●声のでかい人がどうしていつも集団の針路を決定できるのか社会心理学的に分析した本はありますがこのように奴らの打つ手自体をこと細かに例示・分析している本は珍しいでしょう。●議論や意見のやり取りを内容や文言そのものよりもっと広い視点から分析しているのが新鮮です。●具体的に指摘してもらわなければつい見過ごして無意識に流してしまうようなトラップが多く紹介されています。論法というよりシチュエーション造り、空気に近いようなことまで非を暴くので実用性があります。本書の泥臭い具体性には親近感が湧きました。●具体的なのですがあまりにも挙げられるケースが多すぎるので応用力というか抽象的なエッセンスが身に付きづらい構成になっています。著者か訳者がまとめのような注釈を各章で挿入してもよかったのでないでしょうか。●論理が書名に入っておりますが主役とは程遠いです。議論がなされる状況作りのようなことまで上のように幅広く遡上に乗せているので全体としてインパクトが薄くなっているだけです。決して軽んじているわけではありません。●命題自体の正しさと論理的正しさの区別はもう少し懇切丁寧にしつこいくらい記述しても良かったような気がします。●章を分かつ必要のない個所がいくつかありました。内容が重複しているのに飛び飛びになっています。特に4と15章は形式論理学についてですからまとめてよろしいでしょう。●例文のないトピックがほんのいくつかありました。●対生身の人間よりも読書に応用するのが一番良い使い方です。 (それゆけ!!残飯マン/2006-11-20)
騙しの論理は理解しておく要素の一つだと思います。
ただ、そういった条件を知っていても自分がその環境で飲み込まれずに済むのか?
みんな騙されないで過ごしたいはずですが、実際は騙され続けている確率が高い。
そういった部分でこの本は我にかえるために読むといいのかもしれません。 (snowwild/2007-06-08)
この本を読んでいて、思い出すのが、映画やテレビの裁判物に出てくる弁護士や検察官が使う論理のテクニックだ。彼らの論理はちゃんと筋が通っていて、グーの根も出ないけど、その論理には何処か無理があるように感じていたのだが、何処に無理があるのか、間違っているのかよくわからなかった。この本は沢山の例を具体的に挙げて、何処がおかしいのかちゃんと解説してくれる。これまでは相手の論理がおかしいなあと思いながら、相手に反論できるだけの力がなかったが、この本を読んでかなり力が付いたように感じた。YESかNOかという単純な論理は危ないということがよくわかった。数字を使う論理も危ない。問題を単純化しすぎるのも危ない。
「環境問題」の本を数冊読んだが、その中での論理もちょっとおかしいなあと感じながら読んだ。もう一度読み直せば、今なら何処がおかしいのか、指摘できそうだ。
(カッツ2007/2008-05-10)
論理 ||||||||||||||
 「論理を学び、交渉力を磨けば、仕事も生活もうまくいく」。こんな本がちまたにあふれています。
という売り文句だが、これは日本だからこそ、そうだと言えるでしょう。
 仕事上、上司を相手にしろ、顧客を相手にしろ、論理をもって知らしめても上手くいく
ことなどほとんどありません(笑)
 これは経験上ほとんどの人が理解していることではないでしょうか。本書は
その点を
さらにくわしく理解するために役立ちます。
  (きんぐ研究会/2006-08-18)
騙されない為に? ||||||||||||||||||||||||||||||||
論理的に人を騙す方法か?と思う題名ですが
論理的に聞こえてもこんなに非論理的ですよといった例を挙げています
まぁ前半は「そんなの分かるよw」
みたいなのが多いいですが、わりとおもしろいかも?
私的には、一気に熟読するよりは、たまに開いてちょくちょく読みすすめるような本です (Belial/2006-04-15)
おそらく、英文の原文で読めればもっとよくわかるのかもしれない。いかんせん、英語独特の言い回しをいかに日本語で表現するか、という苦労が読み取れる。原作者の意図がきちんと伝わっているかは疑問。
また、後半は数学的なロジックで系統的に説明されているが、日常生活の中で瞬時に読み取るには訓練が必要のようだ。

常に世の中では騙す側の人間は騙される側より1枚上手なわけなので、騙される人は結局騙されてしまうということか。

騙されないように常に疑心暗鬼、警戒しながら生きるよりも、そんなことは気にせず「別に騙されてもいいじゃん」くらいの広い心で生きていたい。

(QUAZISM/2009-06-09)
へ理屈を論理立てて
「へ理屈である」ことを
ひたすら立証する本。

なんか人の悪口ばかりを読んでいるというか
いかに人がバカであるかというのが
項目別に纏められてしまうと
なんか疲れてしまう。

得る物も特に無く
読み切るのが面倒くさかった。 (momingo/2008-07-18)
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w:13 h:19 112page
ウンコな議論
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ASIN:4480842705
筑摩書房(2006-01-11)
翻訳:山形 浩生ハリー・G・フランクファート
売上順位:93178
¥ 1,365(中古:¥ 388)

レビュー総評点:24
真面目な本 |||||||||
奇抜なタイトルとは正反対に、至って真面目な本。
bullshit(牛の糞、へりくつ)という単語の概念を規定することに全てのページが費やされている。
例もまた至って真面目、言葉遣いも難解なので、浮ついた気持ちで手にとると痛い目にあう。
世間が、あるいは自分でも時々使っているウンコな議論が、嘘や騙しとどう違うのか、その根拠と特徴を知りたい、思考の冒険をしようという人には面白い本。 (ushinabe1980/2006-07-16)
 民主党のニセメール問題やそのあおりでポシャった4点セットの国会論議、あるいは企業不祥事のお詫び会見、それを取り上げるマスコミ言説...どれもこれもがウンコ議論で、この本非常にタイムリーである。いや、この文章が執筆されたのは30年前らしいし、世事だけではなく職場周りにも犬の糞のごとく転がっているところをみると、著者の言うようにウンコ議論は“現代文化の顕著な特徴”なのだろう。
 山形浩生が(ほぼ本文と同じボリュームの)訳者解説で触れている通り、著者のウンコ議論についての評価は“一応留保されている”。まぁ悪いっちゃ悪いけど必要悪ってとこも無きにしも非ずだし、場合によっては“使いよう”もある、ってことだろう。但し、明らかに問題なのは、ウンコがウンコだとわからなくなることだ。ウンコ議論は、個人が組織の一員としての立場を持ったときに芽生えるものだと思うんだけど、国会やスタジオや会議室や飲み屋でしゃべってる奴らの言葉がウンコかどうか、自分が今しゃべってることがウンコかどうか、それがわからなくなったら終わりである。ウンコをウンコだとわかってさえいれば、まだ“使いよう”はある。
 この本、訳の上手さもあるのだろうが、「道徳哲学」って難解さはまったく無く、センスのある文章で、読み物としてなかなか楽しい。お奨めの読み方は通勤電車でカバーをかけずに読むこと。周りのギョッとした反応が楽しめるし、ウンコ議論の存在を啓蒙する手っ取り早い手段でもある。 (盥アットマーク/2006-04-03)
本文よりも訳者解説 ||||||||||||||||||
おそらく元は今で言うところのブログに書き込む感覚で書いたのだと思う。「嘘をつくこと」と、「議論の揚げ足取り」あるいは「屁理屈」と一緒にするなということを言いたかったのか。
実際のところは、訳者がストレスをためまくって、たまたま同じ主張をする人に出会って、彼を隠れ蓑にし、訳者解説をしたかったのだろう。訳者解説が半分以上を占める本なんて普通じゃ考えられないからね。読むべきところは、本文よりも訳者解説!
(nobu2002/2006-09-19)
 小さな薄い本で文字も大きいのですぐ読める。ウンコな議論風に書かれた、ウンコな議論批判の書。30年前に書かれたこの論文を今読んでも面白いのは、様々な場面で繰り広げられている空虚なPolitically Correctな議論(例えば、「美しい国」云々)に対する批判になっているからではないだろうか。

 思ったとおり笑える本だったのだが、あともう一歩という印象。本書が扱っているのは「ウンコな議論の本質は何か」であって、「何故人はウンコな議論をするのか」ではない。だからここがスタート地点なのだと思う。本当に面白いのはここから先。

 訳者による(本文と同じくらいの長さの)解説も面白い(むしろ解説の方が面白い…)。このタイトルと訳者の名前を見てニヤリとできる方向け。訳者のおふざけモードが全開なので、真面目な人は怒っちゃうかもしれない。 (萩原 湖太郎/2007-01-29)
本文と訳者解説の重みがほぼ同等。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後書きで山形氏が見透かしているように「ウンコな議論」というあまりにもあまりなタイトルに魅かれてしまう人多数ではないでしょうか。

しかし、中身はタイトルとは裏腹にとっても真面目。まあ、要は無意味な言葉遊戯を止めよということなんですけれど、無意味な言葉遊戯を丁寧に定義していくさまは哲学とはまさに使う言葉の定義が総てということを端的に教えてくれます。おそらく真面目な論考の体裁はとっていますが主眼はポモに対する痛烈な皮肉なので定義したからそれが何?という以降の発展性はない(この点も後書きで処方箋ではないと記されている)。

皮肉を哲学に昇華する筋道を辿る(結論よりも思考の過程)ことに面白さがあります。まあ、本当に短いのでまさに暇なときのお供にという一冊の範疇は超えていないと思いますが。あーこれまた後書きでそれこそ無意味な寄り道をぐだぐだつけて分量膨らまして体裁を整える無意味さを指摘されていますが。 (遊鬱/2006-01-23)
ウンコな議論が嘘よりましとかそうじゃないとか、一応まな板にはのっかっているのですが、私はやっぱすごく意味があるのではないかと思っています。
解説では、おそらくわざとウンコな議論満載の解説を長く載せてあり、読み終わって虚しくなりました。なぜならやっぱりウンコな議論の中をウンコな議論でもってやりきっていくしかない感じがしたからです。
ウンコな議論の効用をまともに書く方が今後、すぐに出てくれればいいのですが、おそらく出ないでしょう。残念です。 (尻顔足太郎/2007-10-21)
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w:10 h:17 208page
詭弁論理学 (中公新書 (448))
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ASIN:4121004485
中央公論新社(1976-01)
野崎 昭弘
売上順位:5099
¥ 693(中古:¥ 49)

レビュー総評点:131
論理的とは |||||||||||||
強弁、詭弁ってこういう事なのね、ということからそれに対しての論理的な対処、論理学の入門をわかりやすく説いてくれる本。でも強弁者の人柄によって論理が通じたり、論理なんて関係無く話しが進んでしまうのが現実、ということも書いてあり「論理学」が人をねじ伏せるためのものでもなく、自分を高めるためのものというのも論理学自体に興味がひかれた。論理流行の昨今、入門篇としては最適だと思います。 (itgaki/2003-07-07)
1976年に出た本で、いまだに売れて読まれている超ロングセラー本です。
詭弁というと、人を騙すようなイメージがあり、論理学というと、帰納法とかややこしいイメージか、流行りのロジカルシンキングのようなイメージがあると思います。
が、この本は、もっと、実践的なコミュニケーションをテーマにしている、といったほうが近いでしょう。世の中の「いいくるめる」とは、どういうパターンが多いか、それに対処するには、どうしたらいいか、議論の渦に巻き込まれるのではなく、一歩身をひいて考える視点を提供してくれます。
読み物としても、非常に面白いです。分かりやすい会話例をたくさん使っていて、「学問くささ」は、全然感じません。 (アマゾン太郎/2004-05-15)
タイトルはなんだか難しそうですが、内容はわりと読みやすい。
明らかな詭弁や強弁、有名な論理パズルなど多数扱っていて、読んでいて面白い。

特にいわゆる「抜き打ちテストのパラドクス」についての説明はとてもわかりやすく、これまでの中で一番の説明だと思った。その部分だけでも十分読む価値はある。 (θ/2007-02-21)
詭弁+論理 |||||||||||||||||
「どうにも腑に落ちない」「いつも言い負かされてしまう」こんなことを思ったことはないだろうか?
 本書は論理学を学ぶことによって、詭弁や強弁に対処し、むしろそれらの理不尽さ、破綻ぶりを楽しもうという趣旨の本である。
 よく使われる詭弁術の論理から、数学の世界で有名なパズル(パラドックス)などが紹介されており、どれも平易に書かれているため、初心者にとっても難しくない。問題(例)の数はさほど多くないが、簡単な問題から順番に紹介されていくので、すっと入り込めるだろう。
 
 ただ、本書を読んだだけで、詭弁術が身に付いたり、詭弁に対処できたりするわけではない。繰り返すが、あくまで、論理学の面から詭弁を解き明かし、それを楽しもうという趣旨の本である。 (the_world/2005-06-13)
十三人の客を十二しかない部屋に、ひとりづつ全員泊める方法があるか?こうしたクイズを取り上げ、これが可能なロジック(=詭弁)を紹介しつつ、厳密な正しい論理とは何か、それを展開するためにはどうすれば良いかにアプローチしていく、これがこの本のスタイルです。
強弁・詭弁の類は身の回りを見渡しても多いこと。著者はいかんともしがたい感情論などの強弁は結局は人柄の問題だと述べ、鷹揚に構えることを推奨しています。
詭弁については、①部分だけをみて全体を言ってしまう「部分より全体に及ぼす誤り」であるとか、例えば「AはB。BはC。ゆえにAはC」という当たり前の論理の中で「B」の言葉の定義をはっきりさせておかないと誤った結論を導いてしまうこと、数字には注意することなどの留意点を述べた上で、
②その対抗策として、無理やり説得しようとしない、議論に時間を惜しまない、結論の吟味を忘れない、「わからない」ことを恥じないなどの正しい議論のための原則をリコメンドしています。特に結論の吟味を忘れない、は心しておくことでしょう。ロジックが一見正しそうに見えても、何か結論に違和感を感じるときはもう一度冷静に議論に戻る、ということは詭弁(=誤ったロジック)を防ぐために基本的なことと思われます。 (omr/2004-11-23)
よくよく考えてみると理屈に合わないのだけど、筋道を立ててうまく反論できず、やり込められてしまう…そんな「詭弁」「強弁」のパターンをわかりやすく説明してくれる作品です。
完全に騙されてしまうのではなくて、「何となくおかしい」のはわかるのだけど、どこに論理の破綻やすり替えがあるのか、順を追って整理していくことで明らかにしていきます。

寅さんの相手を煙に巻くセリフや、どう抗弁しても行き着くところは火あぶりという魔女狩りの理屈など出てくる例が面白く、問題も頭の体操になるものが多く紹介されています。

後半はパラドックスを中心とした論理遊びに充てられています。同じ著者の『逆説論理学』とやや重複する内容です。
王様から「囚人を1週間のうちに処刑しろ、しかし恐怖を与えるためにいつ処刑されるかわからせないようにしろ」と命じられ、「最終日になると処刑がその日であることがわかってしまう。しかしその前の日も新しい最終日でしかなく、結局処刑はできない?」という問題。
どこがどう間違って、そんな理屈になってしまうのか…回答は本書の中で。 (Tack/2007-06-17)
いわゆる「口の上手い人」が言っている事には詭弁が多いことが分かりました。この本を読むことによって「なんとなく理解させられた」という場面が少し減少した気がします。

ビジネスの場面では、相手を説得しなければならないことが多々ありますが、そのような時にこの「詭弁」についての知識が少しでもあれば、その後の話を有利に展開させることが出来るのではないでしょうか?

しかしながら、仮に相手の詭弁を指摘する事が出来たとしても、今度は感情論に発展する恐れもあるので、やはり人とのつきあいに関しては多面的に学ぶ必要があると思います。 (みつば/2006-07-20)
「何かおかしい、だけどどこがおかしいのかわからない」という感覚は
誰もが日常おぼえるものでしょう。もしかするとその「おかしさ」の正体は
詭弁というものかもしれない……。その「詭弁」を論理学の側面から克明に
解説していく本です。
わかりやすい例をひきながら解説しているため、人を選びません。
かといってビジネス書などにしばしば書かれる「説得の仕方」を観念的に
しるしたものでもありません。本物の「論理学」を、初心者にもわかりやすく
解説しています。
ところどころに挟まれたクイズも程よい頭の体操になり、理解を助けてくれます。
詭弁とはまた違った「強弁」の類に関する記述もうなずかせるものです。
文句なしの星五つ。 (doberman-pinscher/2005-05-11)
もう30年も前の本なのに、まったく古さが感じられません。論理学の「最初の一冊」には最適の楽しい書です。
学者先生がわかる人にしかわからない言葉で、難解なことをより難解に翻訳してしまう新書も多いなかで、この本は思わず目じりを下げつつも、実はハードなテーマを吸収できてしまう良書と言えるのではないでしょうか。 (sisterdisco/2004-09-05)
論理的思考について興味があって,何冊か読んでみました.詭弁を弄して議論に勝ちたいというわけではありませんが,議論の後になって何となくしっくり来ない事がよくあります.そして「あの時にああ言っておけばよかった」という経験があるのではないでしょうか.本書は,このようなしっくり来ない理由を理解するのに非常に参考になるでしょう.

強弁と詭弁との違いはともかく,詭弁にだまされないテクニックは役に立ちそうです.しかしながら,本書の読みどころは,詭弁術やパラドクスを応用したパズルにあるのではないかと思います.死刑囚のパラドクスなどは「お見事」としか言いようがありません.また,強弁の例として挙げられている寅さんの話などは,さすがにここまでくると手がつけられないと感心するばかりです.

論理思考を勉強したいと思っている方にもよいですが,思考パズルとしても楽しめますので,是非どうぞ.
(wave115/2008-09-21)
書名を見ると物々しいが、話上手になることで会話に「ゆとり」を持ち、それを楽しもうという積極的な一冊。詭弁を持って相手をねじ伏せようという本ではない。解説半分、あそび(具体的な例やパズル)半分で気楽に読める。

健全な常識、健全な判断力を養い、できれば健全な知人と大いに論理あそびを楽しみたいものだ。

(マサミチ/2006-11-21)
 ある書籍に論理学を楽しく学ぶなら本書がオススメと掲載されていました。私は、論理学的思考等の知識が問われる試験を受験する為、論理学を学ぼうと思いこの機会に購入しました。
 最初は詭弁ってなんだ?と疑問を持ちつつ読みました。読み進める内に詭弁誕生、詭弁の存在等が解りました。また、あまり見た事も聞いた事も無いような論法も具体的な例えを挙げて掲載されている為、理解しやすい内容です。詭弁以外に似たような言葉として強弁という言葉も掲載されており、詭弁とは又違う言葉と知りました。
 本書中で論理のあそびというコーナーで問題が掲載されています。テレビのクイズ番組等に出題されそうな問題が多く、面白可笑しく楽しめます。 (タン×2麺/2005-09-08)
強弁や詭弁にいいくるめられないためには?といった視点で書かれている本書は,わかりやすい問答の例が多く掲載されており,直感的にわかりやすくなっている.言いくるめられないためにどうしたらよいのか,という謳い文句の割に論理パズルとその解答しか載せていないような類似本の多い中,論理の基本と応用例(?)がふんだんにあり,楽しく最後まで読みきれる. (tatsu1547/2006-03-13)
強い口調でまくしたてられたり、よくわからない論理で言いくるめられたりして悔しい思いをすることがある。
よくわからない論理がよくわからないのはあなたが馬鹿なのではなく相手の言っていることが論理的でないからである。
強い口調でまくしたてることしかできないのは精神年齢が低いからである。
この本を読めば精神衛生を良好に保つことができるようになるかもしれない。 (kbs-constant/2005-10-21)
面白い本 ||||||
 詭弁について論理的に考えている本。詭弁への対処法も書かれているが、これを読んで他人の詭弁に対抗できるはよく分からない感じだ。
 論理のパズルもいろいろ載っていて、ひとつの問題について深く掘り下げているところがいい。別に問題を解こうと思わなくても楽しめる。
 また、ホント、ウソの問題を論理方程式というものを使い、数式で表しているところも面白いと思った。 (aprico/2006-03-16)
22件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。
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w:12 h:18 275page
カリスマ手品師(マジシャン)に学ぶ 超一流の心理術
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ASIN:4887595239
ディスカヴァー・トゥエンティワン(2007-02-05)
スティーブ・コーエン
売上順位:73154
¥ 1,575(中古:¥ 246)

レビュー総評点:46
この本は、書名のとおり、マジシャンとしてのショーマンシップをビジネスに応用するテクニックが紹介されています。
マジックというのは、お互いの信頼関係がはじめて成り立つもので、そのことはビジネスにも通じるものがあるでしょう。
本著のメイントピックは、この信頼関係をいかに醸成するのかという話題なのですが、経験に裏打ちされた著者の主張はなかなか面白かったです。
アイコンタクトや歩き方から呼吸の仕方まで、なるほどそうだったのかと感じるテクニックが満載でした。
日頃人前で話す機会が多い人はもちろん、面接などでの自分の振る舞いにいまいち自信がもてない人に良きアドバイスを与えてくれる良書だと思います。 (アルフの狼/2007-02-28)
これはビジネス書以上に凄いビジネス書かもしれない。
現場の生々しい体験をしている本人の華麗なショーが実はセールスとは
観客の誰一人感じないはずだ。それだけシンプルに見せるまでの挑戦が必要なんでしょう。
エンターテイメントってよく考えると凄いことしてるんですね。 (snowwild/2007-05-02)
英語の原題から考えると、大勢の前でいかに良い

パフォーマンスをするかについて書かれている本です。

確かに、ステージへの登場の仕方は、どちらの脚から

踏み込んでいくか?ということなど、細かいテクニックが

紹介されています。

しかし、特に後半では、一対一の営業などでも使える

心理的なテクニックの紹介がされています。

また、序文をリッツカールトンの取締役が書いています。

そこで、この本で紹介されるテクニックは、

客が求めない、必要としない商品を売りつける

ためのものではなくて、お客を満足させ、

そのお客との長年に渡る関係を構築するための

ものであると述べられています。 (マストロヤンニ/2008-06-07)
「NYのセレブを煙にまいた魔法の心理テクニック、話し方、プレゼンスキル」の言葉の通りです。

マジシャンが使うテクニックをビジネスに応用することがすぐにできるノウハウが満載です。

テンターテナーであるためには観客の心理をグッとつかむことが大事なのですね。

紹介されている15個のエクササイズを練習すると自分の中で何かが確実に変わりました。

本書のテクニックは、周りの人たちを魅了し喜ばせるために使います。

マジシャンの使う心理術は深い。種も仕掛けもあるんです! (まぁちゃん/2007-12-08)
著者はアメリカで数々の賞を受賞しているカリスママジシャンで、コーネル大学で心理学の学位を取得し、早稲田大学にも留学し、日本語も堪能とのこと。最高の心理状態でショウに望むには、相手に好印象を与える話し方とは、アイコンタクトの方法は、相手の心に入り込む為のテクニックとは、などなど、単なる心理術の本ではなく、営業やプレゼンテーションにすぐに活用できる実践的な話が満載だ。へたなプレゼン入門の本を買うより、よっぽどこの本の方がお勧め。最新の心理学の考え方をベースに、アメリカのショウビジネスで鍛えられた、大事なゲストとのコミュニケーションノウハウがよくまとまっている。 (潮詠嵩/2007-05-31)
私はコーネル大学に留学中、Language Exchange(お互い母国語を教え合う)プログラムで著者のコーエン氏と半年ほど親しく付き合わせてもらった。当時はまだ学部生だったから20歳そこそこなのに、大人の落ち着き、他者に対する思いやりと絶妙のユーモア精神を持ち、そして何といってもその巧みなマジックを会う度に披露してくれ、その魅力にすっかり魅了されたのを今でも覚えている。

本書は彼のそうした人間的な魅力に触れられる良書だ。しかも、専攻だった心理学をたくみに利用した人付き合いの仕方やプレゼンテーションの運び方を具体的に説いてくれており、役に立つ実践的な本に仕立てあがっている。 (benkeiu/2008-10-19)
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論争と「詭弁」―レトリックのための弁明 (丸善ライブラリー)
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丸善(1999-07)
香西 秀信
売上順位:138078
¥ 756(中古:¥ 479)

レビュー総評点:0
快刀乱麻とはこのこと。絶対読んで損なし! ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
とにかくこの人の本はその全てを読まなければならない。ハズレというものが全く無く、どれを読んでも深い知的満足を味わわせてくれる。
まず文章のテンポが良い。ズバっと本質に切り込んでくる。ユーモアのセンスも半端じゃない。読書における「笑い」と知的快感の関係性について考えさせられる。
いきなり「前書き」で、あの、あの佐藤信夫の仕事(棋界ではバイブルのように読まれている)を、「偽善的レトリック観」の名の下に一刀両断!なんたる偶像破壊!!
タフで遊び心に溢れた知性が生み出した、強烈に面白い一冊。 (60-70s洋ロック好きのb-boy/2004-01-15)
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I Know What You're Thinking: Using the Four Codes of Reading People to Improve Your Life
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Wiley(2003-05-02)
Lillian Glass
売上順位:171057
¥ 1,579(中古:¥ 2,180)

レビュー総評点:0
人がなぜそのように振る舞うのかということについての理由が説明してあります。
コミュニケーション能力は人間観察することによって高まります。
他の人の言ったことや行動に腹を立てたり、悶々としたりする理由が見つけ易くなります。
人間観察能力はいい人生を歩むための必須アイテムです。
しかし他の本と大差は無いので少し高めのような気も… (/2004-05-03)
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議論のレッスン (生活人新書)
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日本放送出版協会(2002-04)
福澤 一吉
売上順位:6425
¥ 714(中古:¥ 204)

レビュー総評点:157
議論にもスポーツと同じようにルールがある。そのルールの主役は「主張」「根拠」「論拠」。特に普段耳慣れない「論拠」についての説明は、なるほど、と感心した。そして面白かったのが「やはり」とは何だの分析。著者は次のように述べる。

「議論における論拠について自分自身も気がついていないし、論拠を形成している過程についてもよく分からないときに、自分と相手がともに、『論証の必要性がない』と認め合える基本原理を暗黙の了解のうちに用意し、自分の主張と根拠の組み合わせの整合性はその暗黙に了解された原理(諸仮定を含む)に立脚すれば了解可能であろう」と発話者が考える場合に「やはり」が用いられるという解釈です。

途中、まどろっこしいと感じる部分もあったが、実践編での新聞記事の分析では、入門・初級・中級編で学んだことが一気に役立つ快感を味わえて面白かった。
(東京りりぃ/2006-04-30)
アメリカにMBA留学する直前の一年間、アメリカ人講師に論証型レポートの書き方を徹底的に鍛えてもらいました。事実(facts)と解釈(interpretation)は区別する、主張(claim)には必ず根拠(supporting data)を述べる、パラグラフの筆頭の文章でそのパラグラフの要約となるメッセージを伝える、など、ごく基本でしたが非常に役立つことばかりでした。
最近「ロジカル」「論理」がタイトルについている本が売れていますが、大学を含む日本の学校教育の中でロジカルに書いたり話したりすることが教えられていないことのツケでしょう。
本のタイトルを見ると口頭での議論のハウツー本に見えますが、トゥールミンの論証モデルやパラグラフの書き方についてはライティングの基本を押さえています。
いまは講師業の中で社会人が書いたレポートを添削する仕事もしていますが、レポートを書かせる前にこの本を薦めようと思います。 (白牡丹/2002-04-26)
議論にルールがある。
そのことをこんなにもわかりやすく、語りかけるような文章で解説してくれた本はなかったように思います。この本は、堅苦しい、ルールの説明書ではありません。かといって、難しい問題集のようなものでもありません。社会で行われているような議論や日常でありそうな議論を例に、なぜわかりやすい議論とそうでない議論があるのか、議論のためのスキルとはどのようなものかについて、自然と理解できてしまう本です。本書で詳述されている「議論のルール」は、より実りある議論を行うためのものですが、読者は、「議論」という枠をこえて、さまざまな場面で応用できることに気づかされることと思います。例えば、私たちがよりわかりやすい文章を書こうとするとき、あるいは論文の構成を工夫したいと思うとき、などなど、きっと本書で著者が明らかにしてくれた「ルール」が役に立つと思います。
こんな本って、「ありそうでなかった」ですよね? (K_/2002-04-21)
「議論とはそもそもなんであり、その議論をわかりやすくするためにはどんな予備知識が必要なのか」を解説することを直接的な目的、議論の構造を知り、世の中で行われている議論のまずい点が指摘できるようになること、自分のものの考え方に気付くと言う体験をすることが間接的な目的としている一冊。
「仮定の質問には答えられません」など、タイトルからして興味を持つようなトピックが満載。練習問題やコラムによって知識吸収を助けている。付録には、「わかりやすい議論のためのチェック・ポイント」や「私がおすすめする本」がある。
読んで損はない、安心しておすすめできる一冊。 (/2006-04-20)
議論は、シンプルで、言われてみれば当たり前のような構造と前提にたっておこなわれることを知りました。これは実は衝撃的なことで、議論なんて全く未経験の私でも、社説や政治家の話を「自分で」分析できるのです。実際、しばらく前にこの本を読み、紹介されている議論のモデルを念頭において本を読んだり人の話を聞いてみました。物の見方というのは何もお金になるわけではありませんが、なぜそう主張できるのか、その論拠は?と考えながら接することで、周囲に対して意識的に関わることができ、生き方が少し豊かになります。 (/)
本書は,豊富な実例を通して、議論に関する知識、スキル、態度を学ぶことができる貴重な本である。
私たちは,仕事や日常生活で,議論したり,あるいは他の人の議論を聞いたり読んだりるときに,議論の難しさを感じることは多い。しかし,議論がうまくいかない原因を漠然と考えてはいるものの,その改善方法はわからないまま過ごしている。
そこで,本書は,6章に分かれ,読者が議論のレッスンに参加する形になっている。序章では,政治家やマスコミの議論を取り上げて,議論のどこに問題があるのかを取り上げ,入門編,初級編では議論のルールについて説明があり,中級編では,論拠の発見によって議論の構造を掴む方法について,例題を通して解説している。さらに,実践編では,新聞記事の分析,終章で時と場合による議論の使い分けの重要性が提案されている。
本書は,不毛な会議に悩むビジネスマンから,つぎの世代を育てている教師や親,そして,つまらない授業に不満の学生や生徒,さらに,議論を職業としている政治家やマスコミ人など,多くの人にとって,有益な本であると思う。 (mayaya/2005-03-24)
「議論とは何か」についてトゥールミンの議論モデルを基に,豊富な事例を用いて極めて丁寧に解説されている。
特に「隠された論拠を明らかにしていく」方法論は,他者との議論にだけでなく,アイデアプロセッシングの技法として,企画・立案,さらにそのプレゼンにも有効なものだと感じた。
意見を持ち,主張し,交渉し,新しい情報を創出する技能を高めてくれる,多くの人におすすめできる一冊。 (/2002-05-10)
議論について書かれた本としては、入門書的位置付け。ただ、ビジネスシーンを含む日常生活に置き換えると、特に自分(及び相手)の主張がどのような成り立ちをしているのか、という議論の第一ステップを理解するには、この一冊の中身をマスターすれば十分では?
内容も議論に関するいろいろな知見をバランスよく取り入れていて、しかもそれらを分かりやすくまとめています。事例も親近感のあるものが数多く載せられている点からも、まず手にとってみる一冊としては最適なんじゃないでしょうか。星五つ。 (/2002-06-12)
話し合いの場で議論(のようなもの)をしているとき、何か噛み合っていないな?といつも思っていました。しかし自分にはどこが噛み合っていないかわからなかったため、それ以上話ができませんでした。この本ではどうして噛み合わない議論になってしまうのかを「論拠」という「暗黙の仮定」に光をあててひもといてくれています。具体例が現実的で分かりやすく、議論をする上での考え方が段階的に理解できました。最終章にまとめとしてプロの社説を分析する場面では、プロの人文章でも議論の余地が沢山あり、自分たちにも分析できることを知り、驚きを感じました。あとは、この本をもとに実践あるのみです。 (/)
「相手に自分の伝えたいことを,うまく伝える事ができない」、「うまく伝えたつもりでも、相手が理解してくれない」という人は、一度この本を読んでみるとべきだと思います。この本を読めば、「なぜうまく伝わらないのか?」、「うまく伝えるにはどうすればよいか」を理解する事ができます。
また、この本は就職活動中の学生にもおすすめです。就職試験は面接重視の企業がほとんどです。このため,なかなか就職の決まらない学生のほとんどは、面接に問題があるといっても過言ではないでしょう。面接においては、「自分がわかるからといって,相手までわかった気にならない」ことが大切です。よりうまく、自分の考えを相手に伝えるために、この本を手にとりましょう。 (/)
日々、私たちが何気なくしている会話、何気なく書く文章、耳にする他人の会話、目にする文章…。全てに「議論の構造」が存在していることを念頭に置けば、世界が違って見えてくる。そういうことを教えてくれる本です。「主張」、「根拠」、「論拠」という議論の構造における3大要因を中心に、議論の本質に関する分析を行っていきます。そして、自分たちにも議論の分析ができるのだ、ということを教えてくれます。これを読めば、少なからず日々の生活の中で出会う”議論”や、自分自身の”議論”に注意深くなり、世界の見方が変わると思います。 (コミー/2005-06-25)
気付けば長い間サラリーマンをやっているが、会議の場で気の利いた発言が出来た試しがない。元々用意していた内容を説明するくらいなら、まぁなんとかなる。でも議論がいよいよ白熱してくると、もう居場所がない。自分の頭の回転が鈍いから話についていけないのか、そもそも周りの話のほうが噛み合っていないのか、釈然としないまま、言葉を奪われた地蔵のようになってしまう。無能の烙印を押されたような気分だ。ああ、議論が上手くなりたい。

・・という切実な事情から、すがるような想いで手に取った一冊。で、果たして読後に何かしらの光明は得られたかというと、正直なところ、微妙だ。

そう感じたのは、本書が新聞の社説といった「書き言葉」を題材として、その論理の構造や論理の不備を分析する、というアプローチを取っているという点に尽きる。その分析の仕方は非常に明解かつ要を得たもので、異論はない。ただ、それってあくまで「書き言葉」の世界の話でしょ?という感が拭えない。「書き言葉」の論理の分析がいくらキレイに出来ても、「話し言葉」で議論が上手に出来るとは思えない。

著者はその辺りはかなりナイーブであり、「書き言葉」の論理を分析する訓練を積むことで、口頭の議論のスキルも向上すると述べている。そうかもしれないが、口頭の議論にはそれにふさわしい戦術やテクニックがあるはずで、私の知りたかったのはそこなのだ。

しかし、口頭で行う議論のスキルを、書物から学ぼうというという発想自体が端から違うのかもしれない。英会話の書物をいくら読んでも英語が話せない、というのと似ている気がする。こればかりは場数を踏むしかない、ということか。 (かる/2009-02-09)
「議論とはなにか」、「議論を分かりやすくするための予備知識とはなにか」を、一般読者に解説するのが本書の直接の目的だという。先ず、議論とは「根拠(証拠)に基づいてなんらかの主張(結論)を導くような、論証を伴う言語行動」であり、必要な予備知識が「Toulminの議論モデル」であることを明らかにしている。次に、この議論モデルの主要素である「主張」「根拠」「論拠」を手掛かりに、実例に即しながら議論の構造を解明していく。そうして、世の中にはびこる議論のまずい点、自分自身の考え方の中にある隠された曖昧な点が判断でき、時と場合に応じた議論のレベルを選択できるようになろうという構成になっている。
先ず、「Toulminの議論モデル」の解説が実例に即し、過不足なく整理されており初心者の私にも理解しやすい。次に「Toulminの議論モデル」の6要素うち、理解の鍵が「論拠」にあることが強調される。「根拠は論拠依存性に出現し、いわば主観的に意味付けされたもので、それ自体には内在的意味合いは無い」という記述が印象的である。さらに、「やはり」という言葉が議論の終焉を意味するキワードであることが心に深く残った。
読後には、日常的に行われている会話や、活字や電波を通して伝えられる識者の言動などを、また違った視点から眺めることができる気がする。私のような、一般レベルの読者に推奨できる。
(フクロウ探検隊/2008-02-12)
良書! ||||||||||
説明がこまやかな良書で、スタンスは小野田博一氏の『論理的に話す方法』に似ています。
「やはり」の問題点を指摘している点がユニークです。
ディベート系の用語と、アメリカの高校生がスピーチの授業で学ぶ議論系の用語とを、いっしょくたに使っている点には改良の余地がありそうですが、福澤氏はあえてそれをしているふしがあり、改良の余地がありそうだと書かれるのは氏には不本意でしょう。 (しんのすけ/2002-12-10)
本著で示されている「議論モデル」を身に付けると、物事をヨリ深く、ヨリ多面的に理解することができると思います。これまで見えなかったものが見えるようになると思います。「議論モデル」は多くの社会人に必須の“ツール”ではないでしょうか。お薦めの一冊です。 (/)
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w:13 h:18 198page
正論なのに説得力のない人ムチャクチャなのに絶対に議論に勝つ人 正々堂々の詭弁術
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ASIN:4534038127
日本実業出版社(2004-09-30)
小野田 博一
売上順位:103460
¥ 1,365(中古:¥ 407)

レビュー総評点:20
 冒頭、著者はちょこっと「論理」の解説をしています。いわく、「論理が正しい」ということと「説得力がある」は違う、とのこと。
 「彼女は魅力的だ。だから彼女は魅力的」というのは純然たる演繹で、論理は正しい。でも説得力はない。
 かたや「彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ」には説得力があるように聞こえます。これは、説得力の秘密が「ほんの少しの論理の飛躍」だからです。三段論法で書くと、次のようになります。
   (1)彼女にはほかの女性にない独特な魅力がある。
   (2)独特なものがあれば、他のどれよりもすぐれている。
   (3)だから彼女はだれよりもずっと魅力的だ。
 この三段論法の(2)を省略するとなんとなく説得力があるように聞こえますが、よく考えると、(2)は正しくありません。
 説得力のある言葉は、実は論理的に正しくないことがある。だから開き直って「詭弁」術と呼ぼう、というのが本書のスタートです。

 「詭弁」というと悪い印象がありますから、本のタイトルとしては一風変わっています。でも書いていることは、発言に説得力を持たせる方法ですので、とてもオーソドックスな内容ですね。

 ちょっとおもしろかったのが、日本人はレトリックの名人、ということ。
 日本人は問答法というレトリックをよく使います。「現代の女性が○○なのはなぜであろうか。それは**だからである」という書き方です。
 ところが英語圏では小論文を書くときには「現代の女性が○○なのは、**だからである」と書け、と教育されるそうなのです。「自分で答えるための疑問文を書くな」という教えが徹底しているとのこと。

「論理」って西洋のものなんですねー。 (くろやぎ/2005-12-26)
上手な議論のために |||||||||||||||||
 詭弁が体系的に扱われていて、教科書のような平易な学術書といった雰囲気がある面白い本です。
 詭弁に聞こえる発言は下手な詭弁、という立場で書かれています。上手に論ずるとはどんなことか。それが見えてくる本で、この本を読んだ人は歴然とした詭弁を使わなくなるでしょう。新聞や雑誌にあふれている議論が下手な議論ばかりであることがわかるようになる本です。 (たけぞう/2006-11-02)
「欠陥があることがわかりやすいように、挙げる例には説得力のほとんどない変な発言・記述を多く使います」
このような姿勢で書かれた例文は、たしかにナンセンス以外の何ものでもありません。
一見正論に見えるが実は詭弁。そういう類の例文でなければ、
「詭弁」を読み解く術は磨かれないと思います。
「変な発言・記述」をわざわざ「詭弁」と解釈する必要はありません。 (SC/2009-02-13)
本書はタイトルだけを一見するとまるで詭弁指南書のような印象を受けますが、
中身はしっかりと「詭弁を見破る方法」になっています。

108種類の詭弁や強弁が紹介されており、文体も例もわかりやすかったです。
論理学の知識は必要ありません。詭弁の本では野崎昭弘氏の『詭弁論理学』が
有名ですが、こちらの方がわかりやすかったです。

本書を読んでからは、テレビや掲示板を見ているときも「あっ、これはあの詭弁
だ」、とすぐにわかるようになりました。実際に議論をする人なら、知っている
のと知らないのとでは大分差があると思います。

小野田先生のほかの著作も非常に役に立ちました。 (/)
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自己啓発ビジネス
理屈っぽくなる本
 
w:13 h:18 184page
反論の技術―その意義と訓練方法 (オピニオン叢書)
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明治図書出版(1995-08)
香西 秀信
売上順位:28394
¥ 1,848(中古:¥ 1,240)

レビュー総評点:121
題名だけ見ると、相手の意見にケチをつけ、言いくるめるためのテクニック本のように見えますが、そんなことはありません。本書では反論を「ある意見を通じて自分の意見を作りあげるプロセス」と捉え、そのための考え方を紹介しています。
この重要でありながらなかなか本にすることのできなかった考え方を、本書は見事に解明し、分かりやすい形で私たちに示しています。特に後半の実例を通じた反論の仕方は、単に相手の意見に反論するだけではなく、自分の意見をよりよいものにしていくのに格好の題材となるはずです。
教育書なので実例が社会問題に偏ったり、筆者の専門であるレトリック臭が人によっては鼻につくかもしれませんが、読んで得られるものは絶大なはず。
自分の考えをより説得力あるものにしたい、相手との会話をより有益なものに変えたいと考えている方なら誰でもお勧めです。星五つ。
星は5つですが、10点満点です。 (mayaya/2005-03-25)
少ない知見で恐縮ですが、ディベート関連の本を開きますと(入門書は特にそうですが)ディベートとは何か(定義)、その進め方は(方法)・・・という表面的内容のものが多いように思います。
「ディベートをいかに充実させ得るか」「いかに相反する立場の中から止揚した結論を引き出すか」など、議論の中身を濃いものとする具体的な提言をしている書物は少ないように思います。具体例を取り上げつつ、そのような提言をしようとすると、書籍が大冊になってしまうということも多分にあるのでしょうが・・・。
この本は、焦点が明瞭です。ズバリ「議論の本質は反論である」とブチアゲています。実例は豊富で簡潔です。反論の自修法も示されています。ギリシャの古典修辞学についての説明などは少々まわりくどいようにも感じられますが、それはそれで反論の技術を養成するための良い動機付けを与えるものとなっています。
この大きさの本の中に、これだけの「中身」をよく納めたものだと感心いたします。「議論の本質」を知り、その「技術」を磨く上でたいへん良い書物であると思います。お勧めいたします。 (閑居堂/2005-03-13)
議論について、とくに私などにはやりにくく、つい感情的にブッてしまう反論について、よく説明されています。大変わかりやすく、なめらかに読めました。なかには筆者の文体の個性が鼻につくという人もいるかもしれませんが、私のように修辞学ドシロウトにはそのあたりわからずに読んでしまうので、逆に気にならないかも知れません。とにかく、内容について本当は難しい内容でしょうが平易に勉強できるので、進学前また就職前の高校生にもおすすめします。加えて、小学校の意見文指導の在り方と出来上がった作品についての考えは、私も同感です。 (オースケラッパ/2005-04-15)
思考術の基礎 ||||||||||||||
最近は、思考術に関する書籍が多数出版され、その中のいくつかはベストセラーにもなっていますが、自分の思考法を確立したいと考えている人の大部分は、そもそも「何かおかしい」と感じながらも「それが何かわからない」という漠然とした疑問を持つものです。この本は、まずはそのモヤモヤを明らかにする(問題を顕在化させる)ための質問のやり方を、『反論』というロジカルな方法を通じて説明しており、単なるノウハウ書以上に広い分野に応用可能な思考ノウハウをマスターできる内容になっています。 (shinhisa/2003-04-20)
毒の効いた良書です |||||||||||||||||
学校の先生を対象とした本です。きれいごとを一切言わない著者の姿勢には共感を覚えます。
反論の訓練方法は実際的であり、会社員の私としても非常にためになりました。事例も豊富で頭に入りやすいです。良書です。 (しんのすけ/2005-12-30)
数学のように答えが1つしかないような場合を除いて、ほとんどの主張には反論可能な問題点が存在する。ある主張が誤っているにもかかわらず、反論が全くない場合、謝った結論が導かれることになる。それに対し、どのような発想で訓練することで、適切に反論できるようになるかを説いた書。

著者が実際に、学生に教育している初歩的な訓練法、手順を例に解説しており、非常に読みやすい点で好感。

正しい主張であっても、それに反論する姿勢を持つことは、その主張に内在する問題点を明らかにし、修正できる可能性がある点で重要である。すべての意見に対して、常に考察し、よりよい結論を導くための議論を著者は望んでいると思われる。しかし、読む側にとってはこの書によって、正しい意見を誤った方向に導くための『屁理屈』を生み出す技術として悪用することも可能である。したがって、読む者の倫理観や客観的思考能力を同時に養う書を読んだ上で、本書を読むことを勧める。 (MM/2007-09-27)
反論を理解するために ||||||||||||||||||||||
 「反è«-」が議è«-においてどのような意義ã‚'持つのか、その反è«-の技è¡"ã‚'どのようにè¨"ç·'ã-ていくか、という点についての本である。読み手とã-ては、議è«-指導や意見æ-‡ä½œæˆæŒ‡å°Žã«å½"る教師ã‚'想定ã-ているようである(もっとも、教師でなくても議è«-にé-¢å¿ƒãŒã‚る人が読めば有益なã"とはé-"違いない)。
 è'-è€...は、反è«-が議è«-において不可欠であるã"と、さらに言えば意見とはそもそも反è«-であるã"と(何らかの対立するあるいは対立ã-そうな問題ã‚'めぐって意見ã‚'戦わすã"とが議è«-であるから)、反è«-ã‚'考えるã"とが自らの立è«-ã‚'構成する際に有益であるã"と、反è«-に耐え抜いてきた意見ã"そがわれわれにとっての「真理」であるã"と等ã‚'指æ'˜ã-、反è«-の意義ã‚'強調ã-ている。多様なレベルの議è«-例ã‚'å-り上ã'たり、アリスã!ƒˆãƒ†ãƒ¬ã‚¹ã‚„J・S・ミルなどの指æ'˜ã‚'引ç"¨ã-たりと説å¾-的で、面白い構成だ。なるほどと感じå...¥ã£ã¦ã-まう。
 反è«-のè¨"ç·'の仕æ-¹ã‚‚å...·ä½"的で実践的だ。å-り上ã'ている議è«-例のç' æãŒã€Œã‚ˆã„」ので、反è«-にも熱がはいる。特に「相手の大前提ã‚'æ'ƒã¤ã€ã¨ã„う箇所は、議è«-にé-¢å¿ƒã®ã‚る人はよく読ã‚"でおくべきだろう。相手ã‚'一æ'ƒã§çµ¶å¥ã•せられる可能性があるからだ。というのも相手にとってはその大前提は自らの信念のようなものとã-て心に深く根付いているから、その信念がé-"違っている可能性ã‚'あまり意識ã-ない人も多いからである。そのような人にとっては、その大前提の合理性にç-'問ã‚'突きつã'ると、思いがã'ない伏å...µã«ãã‚Šã¤ã'られたような衝æ'ƒã‚'å-ã'るのだ。
 è'-è€...のæ-‡ä½"は歯切れがよくきびきびとã-ており、高度!なå†...容も分かりやすい。また、現行の意見æ-‡æŒ‡å°ŽãŒä¸é©åˆ‡ã§ã‚ã‚‹ã"とã‚'厳ã-く批判ã-ておられるが、妥å½"な指æ'˜ã¨æ€ã†ã€‚è­°è«-にé-¢å¿ƒã®ã‚る人は一読あれ。  (自在(じざい)/2003-08-06)
文章指南の本にしても、議論術の本にしても、
よく見かけるのは、実践に役立たない理論書の類です。
客観的な視点を持て。根拠を伴わない意見には説得力がない。
そんなことは言われなくてもわかります。
ダメな話し方を例に取り上げ、どこが悪かったかを指摘する。
これだって、注意深い人間だったなら、
言われなくたってすぐに気づきます。お金を払って
わざわざ教えてもらうほどのことではありません。

そうです、読者は単なる理論を求めているのでも、
かつてなされた芸術的とも言うべき説得の実例を見たいのでもありません。
どうすれば自分の議論術を高められるのかを具体的に説き、
かつ読了後にそれ以前にはなかった能力が身についたことを実感させ、
実際に活用できる自学自習・実践の書なのです。

この意味で、本書は類書とは一線を画す好著であると言えるでしょう。
著者はこれでもかとばかりに具体例を挙げ、一見よくまとまっているか
に見える論議を、自ら鮮やかに論破して見せます。
著者はわざと偽悪者を装い、毒舌を展開しておられますが、
それも上品なブラックユーモアとして、大いに楽しめました。
怠慢な現職国語科教員(私自身、その一人なのですが)に対する警鐘という意味でも、
これは自省を促す大変刺激的な本です。

本書に散見される名言をいくつかご紹介しましょう。
「反論は議論の本質である」
「意見を述べるとは、反論すること」
「反論の手本は教師が示せ」

いかがでしょう? なんだか読みたくなってきませんか? (ガーニャ/2008-10-06)
自分の意見なのにあたかも事実であるかのように語る人がいる。その一方で誰も反対しそうにない理念理想をあたかも自分の意見のように述べている人もいる。どちらもインチキであるということがこの本でよくわかった。そして、「事実のようにみせかけている単なる意見」は必ず反論の余地があるのだということもよくわかった。更に反論の応酬が実は弁証法的発展だということも納得した。
更に著者によれば適切な反論とは相手の立論の根拠を突き崩すか、あるいは論証過程の不備を突くかの2通りあるということになる。前者は、「敵の錦の御旗としている大前提」を否定するような具体的事例を挙げて「相手の錦の御旗」を無効化すると同時に「理念としても崇高な別のタイプの錦の御旗」を提示してみせるということでこれが最も相手にとって痛手になるという。ここで私はふと思った。これって感度と特異度というアナロジーで考え直せないものだろうかと。感度が高い検査で否定できれば、疑いは消える。例えば、アリバイが証明されればその人は犯人ではない、というようにである。疑いを否定するためには感度の高い検査を施行しそれが否定されればよい。討論という場で高い感度の検査方法で相手の立論を否定する方法があるとすると、まさにこの、"「敵の錦の御旗としている大前提」を否定するような具体的事例を挙げて「相手の錦の御旗」を無効化すると同時に「理念としても崇高な別のタイプの錦の御旗」を提示してみせるということ"になるのではなかろうか。 (地方の精神科医/2007-10-13)
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要するに (河出文庫)
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ASIN:4309408834
河出書房新社(2008-02-04)
山形 浩生
売上順位:30078
¥ 798(中古:¥ 269)

レビュー総評点:26
大手シンクタンク社員で執筆・翻訳活動も行っている山形浩生氏の著書。2000年前後に様々な雑誌やサイトに掲載されたエッセイ(雑文と表現されている)を収載した物。口語による文体で、話題ごとに2〜10ページ程度で持論を述べている。320ページ程度の分量で、所々にややわかりづらい部分もあるが、数時間で読破可能な内容で、広い読者が対象。

東大卒で多くの書を読んでいる著者が、次から次へと頭に浮かんだ表現をことをそのまま文章にしたようなエッセイで、頭の回転が速い人のマシンガントークを聞くような印象を受ける。述べている内容は、数年前に記載されたものであるが、時代を先取りする内容であったため、当時はあまり受け入れられていない反面、今読むと意外と予測が当たっているものもあって面白い。検索エンジンについてや電力供給の裏側、個人情報についてなどジャンルを問わず述べられているが、IT関係の情報が多い。コミュニティーの存在意義など、著者の主張はもっともな部分が多い。しかし、思いつきをそのまま記述された文体が、時に喧嘩腰に見えたり、日本語として意味が不明であったりする部分が目につくので、この点では本著者は非常に損をしていると思う。また、冗談なのか本気なのかが判別しづらく、的を射ていない部分の評価が困難である。敢えてこの文体で記述している点を同氏が開き直って述べていて、確かに一気に読めるという点では読者のハードルは下げられているかもしれないが、逆にせっかくのいい意見を受け容れがたくさせる表現でもあるように感じる。同氏の翻訳本でも表現の稚拙さが多く指摘されている。

個人的には同氏の意見の多くには賛成である。もう少し文章を工夫すれば、もっと面白く、いい書になると思う。星4つの評価。 (MM/2008-04-30)
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