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転職は1億円損をする (角川oneテーマ21)
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ASIN:4047101559
角川グループパブリッシング(2008-10-10)
石渡 嶺司
売上順位:3149
¥ 740(中古:¥ 246)

レビュー総評点:-110
記述に誤りがあります |||||||||||||||||||||||||||
自分自身、著者と同年齢で、就職氷河期世代、転職経験があるため、興味深く読ませていただきました。

最後の方の「シュガー社員」等に関する記述は分かりやすく、的を射ていると感じました。

しかし、決定的な誤りを発見し、著者の知識不足、勉強不足を感じさせられました。

それが、「健康保険」に関する記述です。

組合健保(健康保険組合の健保)と国保(市町村の国民健康保険)について書かれており、組合健保については、自己負担割合が「2割」と書かれていましたが、5年前の平成15年より「3割」です。
この部分は、正社員としての社会人経験が5年を超えている人は、すぐに間違いだと気付くと思います。

また、組合健保や協会健保(以前の政管健保)にいえることですが、会社を休職した人が給料が受け取れない代わりに支給される「傷病手当金」があることは、国保加入者と比べると大きなメリットです。しかしながら、それに関する記述がないことが物足りない気がしました。辛辣な意見かもしれませんが、著者にはその知識がないように思えました。やはり社会人経験が殆どないからなのでしょうか。新幹線通勤に関する記述にしても、上場企業でも交通費が月10万円超の部分はなかなか認めないと思いますし…。

最後に、転職はなるべくしない方がいいという考えには同意します。全体的に読みやすかったのですが、誤った記述があったため、星2つとさせていただきました。 (カスタマー/2008-11-01)
早期転職を望む若年層の行動に「待った!」をかける本です。
他の方が指摘するとおり、安易な転職によるデメリットを書くこと自体はとても良いと思います。しかし、極論・強引過ぎる点が多々あります。
確かに退職金の面では転職した方が一般的に損しますが、退職金制度が無い会社から退職金制度がある会社に転職した場合は得なのでは?と言いたくなる。それと時間外手当が全く付かない会社から制限無く時間外手当がつく会社に転職した場合も得をする。
また、なぜ転職した場合には国保になって、転職しなかった場合には組合健保が計算根拠になるのか意味不明。しかも負担額の計算も間違っている。
住宅補助、社宅、交通費についても会社の制度次第だから新卒入社した会社が充実した制度を持っているとは限らない。
結局、1億円損をするという結論を導く為にかなり強引に理論付けています。
今の50代以上が経験した昔ながらの「会社が倒産しない」、「年功序列」、「終身雇用」、「定期昇給」「自動昇進」が維持され続けることを前提に著者は持論を展開しており、さすが社会人経験が無い方だと感じさせます。
今の50代と20代では状況が全く違うのだから、転職だけで損得を論じること自体不可能だと思います。(当たり前ですが、転職に関係なく20代が損)
組合健保が赤字財政で危険なことも、大手各社が属人手当を廃止させる方向で動いていることも著者は知らないのかもしれません。
「転職は損をしますよ」という切り口自体はいいのですが、残念。 (信虎/2008-12-02)
 三田氏の著作である「エンゼルバンク」、「銀のアンカー」(ともに良書と思う)が紹介されるが、これは実は私の愛読書でもあるので、本書の論旨(「ほとんどの転職者は実は成功していない」、「日本にはキャリアアップという階段はない」)は違和感なく受け入れられる。 
 
 社会人として言えば、多様な職場体験や職務体験は必要と思う。
 実際、経験の幅の狭い人は経験から発言できる幅が結果として狭く説得力が薄くなるのはやむを得ないだろう。
 しかし、ある程度の大企業であれば、通常の人事異動や出向経験で問題なくクリアされると思う。
 従って、大幅な人事異動がない大企業や分野の狭い中小企業の人にとっては、転職はキャリアップ上、選択肢として考えてもいいのだろう。
 
 ただ、指摘したいのは、新卒市場は、企業が個人のポテンシャル(潜在能力)に期待して採用する唯一の機会であり、そこで採用されれば、まとまった能力開発投資を受けるチャンスが生じる。
 しかし、第2新卒を含めた転職者は既に能力を有していることを前提に採用されるので、転職者に能力開発投資をする企業は希であるということだ。
 
 また、「ヒューマン2.0」(渡辺千賀著)でも指摘されているが、アメリカのベンチャー企業が高い報酬で採用をするのは「時間を金で買う」ためである。
 金で時間を買えないのなら、いったい誰が高給を約束するのだろうかという点が正直疑問である。

 転職による給与アップも、10月13日の「プレジデント(「学歴と10大格差」)」の記事(P.72)によると、大手コンサルティングカンパニーに転職した人でも身分の不安定化(up or outの世界)というリスクに対して増加額は思ったほどの額ではない(最高700万円(都市銀、京大経卒)、最低200万円(大手ゼネコン、慶応経卒))。
 福利厚生(高額療養費制度とかを含む格差)、年金、退職金まで含めて本当にペイしている人はどれだけいるのだろうかと感じた(転職による生涯所得減少率は同じデータ(賃金事情等総合調査)ですね) 。

 見ると、やはり、転職で成功するのは、「ジョウゲン型」(転職しなくてもうまくいくタイプ。城繁幸氏と山崎元氏の名前の一部から命名したというのはちょっと無理がないか?)のみ。
 「自己成長タイプ」(自己成長を謳うが、周囲と衝突し、実はさして実力がないタイプ)、「衝動タイプ」(社内に相談相手がいなくやむなく飛び出すタイプ)の将来はなかなか難しいようだ。

 つまるところ、本書が示すのは、安易なジョブ・ホッピングに対する警鐘であろう。
 一方で思ったのは、実は、女性の結婚退職は「転職」の始まりであるとすると、退職による家計の逸失利益は相当大きいという見方もできるだろう。

 幸せの追求は個人の権利であるが、その選択(特に若者の)が誤られることのないよう、重要な基本データを提供するさらなる実証的な研究が行われることを望みたい(自分がやってみたいぐらい)。 (lexusboy/2008-10-29)
勇気は称えるが… |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
早期転職のデメリットをお金に換算した点
(論拠が正しいかどうかは別ですが)や
転職をあおる人材ビジネスのカラクリを白日のもとに曝した点に関しては、
その勇気を称えられるべきだと思います。

が、著者の考え方に偏りがあるのは否めません。
金勘定だけを見れば、一社に長く勤めた方が得なのは自明のことですが、
人が転職しようとする理由はお金だけではありません。
何より、自社を相対化できず世間知らずになりやすい、という
一社に居続けることのデメリットがすっぽり見落とされています。

人材ビジネスが巨大産業化することには功罪あると思います。
この本も賛否両論を呼ぶことでしょう。
その意味で、穿った見方をすれば、この本自体が、
人材ビジネスの活況に便乗したものと言えなくもありません。 (Cat in Yebisu/2008-10-12)
私は紹介業をしているけど、この著者は偏ってるね。
毎日辞めたい、辞めた人の面接で本音の退職理由を聞いているけど、
ほとんどの方が精神的肉体的にかなり追い込まれて退職決意しています。
転職業者にそそのかされて気軽に転職決意した人なんていませんよ。
例を挙げるとミートホープや、船場吉兆の社長の下で使われて我慢できる?

また確信犯的に必要人数の2倍以上の新卒大量採用する会社があるけど、これらは退職を見込んでの採用だし、又いつまでもいてもらっては困る業態で、給料は途中からほとんど上がらない。若い間だけ働いてもらえばいいというスタンス。外食業界がそうでしょ。

ずーと働ける会社って大企業だけですよ。中小ではひどい会社はゴマンとある。
必要に駆られての転職です。この本は現在の会社のピンキリを無視して論を進めています。またこの著者って経歴読むと普通の会社に正社員で勤めたことがない
よね。会社勤め経験ないとピントはずれるなあ、、、。 (/)
転職にかかわる負の部分について書かれた本。
巷には転職で成功した側の人の話しかないのに対し,本書では失敗した側の人の話を具体的に取り上げている。
また,一人の人間が転職することによって,どのようにお金が回るのか説明することによって,なぜ転職ブームが起きているのか
ということを説明している。

本書によれば,転職ブームは,仲介業者が起こしたとのことである。
しかしあまりにあおりすぎたため転職希望者が多くなり,いきおい転職者の質がおちたとか。
そのため,仲介業者は衝動的な転職希望者を制止するために様々な試みを展開している。
リクルートが三田紀房氏の漫画「エンゼルバンク」を協賛しているのもその一例である。

一億円の試算はかなり大雑把(適当と呼んでもよいかもしれない)であるので信用しないほうがいい。
タイトルに派手な数字をつけたほうが売れ行きが良くなるという単なる信書のテクニックであろう。

また,転職がブームになったのはここ10数年の話である。
よって転職した人はまだ定年を迎えておらず,きちんとした統計データを取ることは不可能なはずである。
転職を考えてる方には一読の価値があるが,やはり判断はあくまでも自分ですることが求められる。 (tigerbird/2008-11-02)
著者から類推できることですが、一言で表すと、『最高学府はバカだらけ』の転職版。
とは言え、『最高学府〜』ほど批判的な論調ではなく、「転職業界だってビジネスだから」と
やや温和な書き方もしているため、こちらも私見が入り込まず納得しながら読むことが出来る。

転職がもたらすデメリットを豊富なケースと共にデータに基づいて書き出し、
就職・転職業界の収益構造や問題点などを切れ味鋭く記している点は非常に興味深く、読む価値は高い。
特に「リストラ対象者を、ヘッドハンターを利用して追い出す企業が存在する」との記述には衝撃を受けた。

しかし、やはり前著と同様偏った見方をしすぎている点が気になった。
『最高学府〜』にも共通することだが、フォーカスしている想定対象が低レベルすぎるのだ。

例えば著者は「就職会社が開く無料セミナーを見学した後学生に話を聞いたら
<無料でやってくれるなんて親身な会社だ。こんな会社に入りたい>と語る学生が少なからずいた」と言う。
だが、私は最近数百人の学生と中長期的に接する立場におり就職の話しもするが、そんな単純な学生には出会ったことが無い。
21歳にもなって「無料セミナー=なんて良心的なんだ!」なんて考えるバカ学生は、どこに「少なからず」いるのだろうか。
他にも、「そりゃ転職失敗するだろう」というような極端な立場(大手企業→派遣、など)がかなり多い。

内容としては興味深い話し、意外な話し、価値のある話しが豊富に書かれている。
上記したような偏りを差し置けば、転職したくなった時、ヘッドハンターから接触を受けた時など、
読む価値は十分ある貴重な作品であり、評価出来ると思います。 (belle_epoque0903/2008-10-16)
1億円の算出方法がめちゃくちゃです!

注目されるタイトルにしたかっただけじゃん!! (ゆう/2008-11-06)
転職することのリスクを具体例や統計等を
踏まえて分かりやすく説いています。
特に人材業界のからくりと
最近の就職周辺情報との関係については
知っておく価値があると思いました。 (かけふ/2008-10-19)
あまり語られることの無かった転職の負の側面に触れた本です。
良い内容だと思いますが、筆者の文体が癖があるので、合わない人も多いかも。
ただし、新書なので、それほど苦痛を感じることなく読み終えることができると思います。
安易に転職を使用と考える人に「ちょっとまてよ。よく考えろ。」と言うための本かと思います。
この本の反対の主張をしているのが、「会社は2年で辞めていい (幻冬舎新書 (や-3-1))」ですね。金だけじゃない、やりがいや他に大事な物があるという主張の本です。
どちらも正しいことが書いてます。ので、そのバランスをどう取るのかを自分で判断することが大事、ってことだと思います。 (おにぎり侍/2008-10-28)
事実をこんな風に書くだけでベストセラーが出せたらとほんとにいいのですが。でもたしかに人目は引きますね。だってその証拠に、もはやここで取り上げられるような「夢」のある転職にはおよそ関係がない私までこの本を買ってしまったのですから。転職が金銭的に損をするのは昔から言われていた話であり真実です。ただそれは退職金の面でのデメリットが大きな要因をしめていたはずです。しかし一生で一億円も損するものかどうかそこが疑問でした。著者が前提としたそのからくりはちょっと無理があるものでしたね。まず退職金を転職者の場合はゼロと算定、そして新幹線通勤を想定した上での交通費の算定、どちらもちょっと極端な前提ですね。住宅補助が入っているのは納得がいきますが、社員食堂設置のメリットが入っていないのはどうしてでしょう。これも大きいいぞ。一食500円の差として、年で10万円、35年で350万だ。私のようなものには、これが一番気になる点でしたが。どっちにせよ現在を前提にして未来の将来価値を算定する作業はあやふやなものです。転職なるものはしょせんmight have been, could have beenの世界の話です。しょせん、してもしなくても後悔することになるのは人間の運命です。そしてサラリーマンの90%以上は転職をしてまで通用するほどの技能も能力もないという厳然たる事実です。しかし、著者も指摘するように、このような真実の前で、30%以上も新入社員が退社するというのは異様な現象であり、会社と社員のどちらにも相当大きな認識上の問題があるということです。そしてそれに乗じているのが焼畑農業ともいうべきビジネスモデルの転職関連産業というわけです。 (recluse/2008-10-19)
大学専門のライターをしている著者が人材ビジネスの闇に果敢にアタック。

確かに転職をあおる風潮にはウンザリしていたが、そうゆう社会の流れと
気にもとめていなかったが、本を読んでそのカラクリに気づく。

転職にも上と下がある。
どこへ就職しても通用するジョウゲンタイプと
逃避の転職を繰り返すシュガー社員タイプなどが挙げられている。

ブラック企業に入社してしまった場合にも触れ
甘えた精神構造では何度転職しても「なりたい自分」にはなれないのだ。

転職グセがついている方、転職を迷っている方におすすめ。
自分が働く会社は人任せにせず、自分の力で探すことが
何よりのスキルアップということを教えてくれる。 (ピュアハート/2008-10-15)
転職で得をする人というのは本当に限られている。本書にも出ているが、本当にどこでもやっていけるずば抜けた才能の持ち主か、ブラック企業で心身ぼろぼろにさせられた人たち。両極端がほとんど。それ以外の人は、給料が目減りしてしまう。「やりがい」とかもっともらしい理由は付けるが、結局は「隣の芝生は青い」式の夢に過ぎない。著者はドライに「金のこと考えろよ」と現実を突きつける。

データは豊富で、手間は結構かけているように感じる。週刊ダイヤモンドの200回以上の連載を全部調べた結果を惜しげもなく、数頁で披露したり、就職・転職本を2頁ごとに短評付きで紹介したり、と努力の見せ方が露骨ではあるが、努力していることは分かる。「1億円の算出方法が甘い」というような批判はあるけれど、そんなもの端から確たる物ではなく、可能性を示しただけだし、転職したら退職金が激減りするのは普通に考えれば分かるはず。出来る人はともかく、それすら分からないから転職してしまう人が意外と多いということではないだろうか。前著「最高学府…」のときも感じたが、結構な上から目線というか、過度に主観的、感情的という点もあって、もう少し角が取れると…という感じもするのだけど、それもこの著者の持ち味かな?という気もする。 (革命人士/2008-11-08)
昨今の転職礼賛の意見が多い中、「転職は本当に成功のステップとなりうるのか?」
ということを、改めて自分で問い直すきっかけにはなると思う。

また転職する際は、当然のことながら
自分が転職先にどのようにプラスの効果をもたらすことができるか、
またどのような利益を得られるのか、ということを
突き詰めて考える必要があるということを、再確認できた。


もちろん実際に転職先で働くと、ギャップはあると思うが、
何も考えず現状を変えたいだけで転職するのは、
やはり危険なことなのだろう。

また転職を成功させる確率を高めるためにも、
自らのスキルを計画的に高めなければならないという
危機感を心から持つことができたことは、プラスになったと思う。

ただ損得勘定の基準が金銭に寄り過ぎであり(タイトル通りと言えばタイトル通りなのかもしれないが)、
その算出方法が短絡的過ぎる嫌いはあると思う。

また、取り上げられている転職失敗事例も、
「転職=過ち」
という論調を裏付けやすいケースに偏っている。
しかしそこが従来の転職本との差別化を図った点であると思われるので、
他の本などと比較検討するという意識を持って読めば、
読んで損をするということはないと思う。
(TAKOCHU/2008-10-20)
著者は、転職をすると退職金、給与、福利厚生の面で、1億円損をすると言っているが、
したくもない仕事を我慢してまで、そのお金を手に入れてどうするのか?
だったら、そんなお金は捨ててでもやりたいこと、楽しいことを仕事にしたほうが
幸せじゃないだろうか?
ただ、何も考えずに転職するのは、自分もバカだと思うが・・・ (まめぞう/2009-01-01)
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「シュガー社員」から会社を守れ! (PHPビジネス新書)
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ASIN:4569704441
PHP研究所(2008-10-18)
田北 百樹子
売上順位:3208
¥ 840(中古:¥ 698)

レビュー総評点:25
前回の『シュガー社員が会社を溶かす』は、問題社員カタログの読み物。今回のは、採用前に「履歴書」「職務経歴書」「面接」でシュガー社員を見抜く方法などが載っている。採用に携わる人事とか管理職は読んでおいた方がいいかも。だって「おい、誰がこんなヤツ採ったんだよ!」ってあとあと言われたくないし。面倒な話だけど。結局は「法律の規制」と「ゆとりの性格」を押さえなければ、人を使って会社経営なんてできないという話。 (バブル入社/2008-10-21)
ベテラン社員が、
「いまどきの新人社員は・・・」
と嘆いて鬱憤を晴らす本、と言ってしまえばそれまで。

でも、実際こういうやっかいな社員はいるし、確かに増えてきているような気がする。
笑い事では済まされない内容ではあります。

本書が「単なるストレス解消本」と一線を画しているのは、そういった社員にどう対処すべきかの処方箋がちゃんと書かれていること。

ちょっと専門的な内容であったりもするが、
「言いっぱなしの本にはせず、ちゃんと対処法も書いておく」
という著者の誠意みたいなものが垣間見える。

気軽に読む分にも、今、シュガー社員的な人に悩んでいる人にも、お勧めです。 (チャックモール/2008-10-31)
 期待していた『シュガー社員』の続編。
 本作は、シュガー社員の視線からなぜ、シュガー社員化するのか、そしてシュガー社員を見抜く方法、効果的な対応方法などを明記。
 前作同様、具体例が豊富で読みやすい。決して、単なる俗流若者論でないことは請け負える。
 俗流若者論であれば、いまどきの若い者はどうしようもない、というところで話が終わってしまう。その点では、前作は俗流若者論、と非難されてもおかしくはなかっただろう。
 本書は、シュガー社員を見抜く方法、対応方法などを明記している。この点が俗流若者論とは明らかに違う。
 30代以降の会社員や上司世代は、会社防衛論として読むことをお勧めしたい。企業買収やヤクザ対策だけが会社防衛方法ではない。内部から瓦解することだってありえる。そうならないためにも是非。
 さらに20代以下の若手社会人、大学生にもお勧めしたい。上の世代はこう見ている、こうなってはならない、というサンプル集として読んで欲しい。

(namio7/2008-11-01)
著者が名づけた「シュガー社員」という
現代的な困った人たちへの
対処法を具体的に記しています。

モンスター××等、
困った人たちが増えている世相下の
採用活動も当然、対策が必要な訳で
大変参考になりました。

特に仮性シュガー社員を
真性に変身させないという部分は
大切だと思いました。 (かけふ/2008-11-22)
シュガー社員が会社を溶かす

前作は、『シュガー社員』という実態の詳細。
今回は、その増殖するシュガー社員に対処する方法が書かれていました。

対『シュガー社員』ではなくても、仕事をする上での部下への接し方、仕事のベストな指示方法がわかり、とても勉強になりました。 (ピーコ☆/2008-11-01)
この本に書かれているような社員に、かつて悩まされていましたし、現在もシュガーに近い部下がいます。非常に参考になります。 (にゃろめ/2008-12-14)
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一流の人は空気を読まない (角川oneテーマ21)
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ASIN:4047101605
角川グループパブリッシング(2008-10-10)
堀 紘一
売上順位:818
¥ 740(中古:¥ 600)

レビュー総評点:19
周囲の考え、雰囲気にあわせ皆と同じであることを強いる空気。
そのような空気を読むことを否定しているのではなく、
とらわれ過ぎる愚かさ、そして空気を突き抜けていくことの
重要さについて自分の経験を交えながら述べられている。

この本からは空気を読むことだけが特に重要視される日本の
行く末を著者が本気で案じているのがわかる。
空気を読むことだけを訓練し、考える力も行動力もチャレンジ
精神も失ってしまい安定だけを考えている日本人にもどかしさ
を感じ、その安定をも失い底辺に落ちていく前に自分を磨けと
いうメッセージが伝わってくる。

ビジネスパーソンにとって普段の生活を見直すきっかけになる
1冊だと思う。
(naheo/2008-10-11)
すこし論理が乱暴で視点が偏ってるところもあるが、世相や経済や経営を分かりやすく教えてくれる堀さんの著作には、常に気づきがある。本書のメッセージは、個人が新しいステージに立つ時は、勝負時を間違えるなということと、人と違うことを恐れず進めということだ。空気とは組織のムードのようなもので、その空気に流されてはいけないと説く。要するに個人としての自立をすすめているのだ。本書は、特に金融危機もあって意気消沈しているわれわれの心に響く内容だろう。行間から喝をいれる堀さんの姿が浮かび上がってくるような気がする。勇気をもらえた。個人的には新しい視点が感じられなかったので★3としたが、時間があれば、一読を薦めたい。

第1章 職場を縛る「空気」を読むな
第2章 空気を読んでいるだけでは生きていけない時代
第3章 社会で生き残るための「自分の磨き方」
第4章 チャレンジから掴みとる成功
第5章 「同じであること」をやめる! (Solange/2008-10-26)
 いかに日本のぬるま湯が人材を腐らせているか、そしてそのぬるま湯の中でまどろむうちに、新興国と差が縮まっているかを説く。堀さんのこの手の本は基本的に同じ調子なので、特に斬新な視点は無い。それでも同氏の著作は初めてという人には、良い啓発の書となるだろう。 (毒ギョウザ/2008-10-23)
 堀氏の自伝と思って読んだ方がよさそう。

 「一流(時代を切り開く人)は空気を読まない」という点については、人に追随する人が新しいフロンティアを拓くとはそもそも誰も思っていないだろうという意味で素直に同意できる。
 その意味で、ある場合には、KYもポジティブな意味合いを持たせるべきだと自分も思う。

 堀氏のキャリアもそれはすばらしいものであると同意できる。
 ただ、どこかキャリア自慢というか自己肯定的な言辞がいささか鼻につき、それが気にならないという人なら本書に高い評価を与えていいだろう。
 見方によっては、空気は読むけど迎合しない俺、自己主張を貫いても人が寄ってくる俺ってスゴイと自己陶酔しているように見える。

 やや勘違いもあるのではないかと思うのだが、どんな会社であれ、ここ10年の間に、空気を読んでいるだけで務まるようなポストは既に絶滅していて、堀氏ほどではないにしろ、孤立も恐れない人しか今や組織では管理職として生き残れないであろう。

 結論的に言えば、40過ぎの人間から見ると、ほとんど読み飛ばして読み終わる(読む部分がない)という印象で、あまりお勧めしない。
 一方、若い人であれば、人生の指針として、様々な形での活用の余地があるだろう。 (lexusboy/2008-11-18)


 「みんなと同じ事をしていても自分の好きなことは出来ません」と当たり前な
事を書いて有りますが、読むともっともと思える本です。
 「日本の国民性は、流れ作業の末端に立つ作業員になることや中堅幹部に
なることには向いていても、トップに立つには不向きな部分が大きい」としてい
ますが日産のゴーンさんを見ているとなるほどと思ってしまいます。
 ジャーナリストも所属する会社名よりも自分の名前を全面に出せる方は言わ
れるように少ないかもしれません。
 空気を読めない人間が会社に対して浮いてしまったら、会社を変わって社会
に還元出来るような仕事をしてほしいと著者は訴えています。
(河岸宏和/2008-11-01)
この本(堀さん)は「空気を読む」ことを否定している訳ではない。
また「空気は読めた方が良い」のであって
「空気が読めないのではお話にならない」こともきちんと記してある。

「悪い面での日本人気質」というものを、「空気」という言葉を使って説明しているのが本書。
朝まで生テレビで堀さんがアピールしてたので、まあ苦笑しながら買ったのだが。
買ったときは「何じゃこのタイトル」っていうのが素直な感想だった。

しかし、まさにこの「空気」なるものが昨今の日本を作っている・・・・。
小さな交友関係から、組織、そして世論といってよいものまですべて・・・・。
そして日本人というのは、まさに空気に左右され、しばられやすい民族であることは、歴史が証明している。

大勢を占めた、しかも「悪しき空気」に逆らって生きるのは大変なこと。
しかしその悪しき空気に流される人生も・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

思った以上に、「自分の生き方」を考えさせられる本でした。
ぜひ多くの人に読んで欲しいと思います。 (エリア88/2008-10-28)
KYな人が集団から異端視される、いかにも日本的な現在において空気ばかり読んでいるだけでは、大きな成長も成功ないよと今の若者のお尻を叩く本。

著者は世の中には3種類の人間(空気が読めないで行動する人、空気が読めて空気に合わせて行動する人、空気が読めるがそれに囚われずに自らの道を切り開く人)がおり、一流の人はもちろん最後の種類の人たちだと説く。
堀さん自らの人生経験(大学入学から現在まで)については堀さんの著書が初めてだったせいか面白く読ませていただいた。
今の10〜30代が十分参考に出来る生き方をしているからこそ、堀さんが語る言葉には説得力があり、若年層に向けたこのような本が書けるのだと思った。
人生の岐路に立って迷っている人の背中を「おりゃー!」という感じで突き飛ばしてくれて、勇気を与えてくれます。
ただ、自分の能力や可能性、将来に対して前向きな方にはお薦めの本ですが、中流でよい、一般大衆の中の一人でよい、小さなリスクでも避けて生きていたいという人には全く向かない本でもあります。 (信虎/2008-12-09)
空気を読む文化が生み出した、
横並び主義、事なかれ主義とも言われた日本と、
その日本の昨今言われるリーダー不在論と、
なるほど面白い相関関係だなぁと思う。

空気が読める、読めないというよりも、
それを変えようとする、変えられるのがリーダーの素質なのだろう。

挑戦しない、他人と同じことを良しとする若者にいらだつ堀氏の気持ちが伝わってきて、
自身も改めてマインドセットしなおさないと、という気にさせてくれる本。
(RANDY/2008-12-04)
本書の序盤は一流の人は空気を読んで周囲に迎合することなく行動する、といった当たり前のようなことが書かれている。あまり興味をそそられるような新書でなかったため、中断しようとも思った。しかしながら、中盤以降は、堀氏の若い頃の苦労話などを中心に非常に面白くなり一気に読み終えた感じであった。

本書は著者の若い頃の話が盛り込まれているため若者が読んでも参考になるほか、年齢を重ねてもチャレンジする精神を忘れない著者の想いも盛り込まれているため、会社の中堅層、またはベテラン層も読めば必ずモチベーションの向上に繋がる良書である。

今一つやる気が起きないとか、何かに挑戦したいといった希望を持ちつつも現状の安定を捨てきれず悩んでいる人に特にお薦めしたい。 (たか/2008-10-31)
朝ま●生テレビのなかで堀紘一氏がポツリと宣伝したので早速読んでみた。
なるほど、面白い。
さまざまな社会的、経済的な問題を切りながら自身の哲学を語るのだが、
その中に織り交ぜられた彼自身の苦労の体験などが面白く読める。

正直な感想として、「あら?TVで面白い切り口で語る人だけど、それなり
に苦労しているからなのね。なるほど」という感じ。数年たっても読み返せ
るような本だと思う。 (tokki/2008-10-30)
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w:13 h:18 237page
即戦力の人心術―部下を持つすべての人に役立つ
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ASIN:4837956939
三笠書房(2008-09)
原著:Michael Abrashoff翻訳:吉越 浩一郎マイケル アブラショフ
売上順位:2028
¥ 1,575(中古:¥ 960)

レビュー総評点:91
自立した部下を育てる感動が! ||||||||||||||||||||||||||||||
古い硬直した組織の中で、伝統や規律が重んじられ人々は窮屈な思いを強いられる。そこへきて、近年、高度かしたシステムのみが発達し、使いこなす事が困難な道具の前に人は翻弄される。

どこかの大企業で聞くような話しですが、ここはアメリカ海軍、ある最新鋭設備の戦艦を初めて指揮した艦長の物語。


人心術とタイトルにありますが、これは人が人を尊重し、相手の能力を最大限に引き出す努力をし、その喜びに勝利した記録。読んでいて、実に心が晴れ晴れしてきます。

「部下の身になって、何が一番大事かを考えてみる」
このシンプルな方針を元に、著者は「きみがしている仕事で もっとよいやり方はないか?」
と常に聞いて回り、良い提案は艦内放送ですぐさま全員へ伝達。
時には頭の固い上司や、無難に済まそうとする同僚へも懸命に抗議をする。
そこにあるのは、思いやりを持ち、部下を成功させようと奮闘する熱いリーダーの姿。

国籍を問わず、人としての素晴らしさ、
そして、リーダーとしての素晴らしさに、胸が熱くなります。

ビジネス書を一万冊読んだ著名な方が、(思わず涙がこぼれた本)と紹介していましたが、それもうなずけます。
前例に拘らず、自分の理想を実現する為に、時には不安を抱えながら、真剣にそして熱く戦う、
普段知る事のない戦艦の中での出来事を元に、臨場感あふれる描写で紹介されるエピソードも面白く、すらすら読むことができます。


元トリンプ社長の吉越さんが訳をして、巻末にはこの話を活かす為の「3つのポイント」まで紹介されています。

これは是非、読んで欲しいですね。 (街の園芸屋さん 片桐健二/2008-09-21)
こんな上司の下で働きたい! |||||||||||||||||||||||
軍隊は巨大な官僚組織だ。特に現場の戦闘集団である軍艦の中は、一糸乱れぬ「上意下達」のピラミッド型組織である。しかし最近の米軍では「自律分散型」のフレキシブルな組織を志向し始めているそうだ。(苫米地英人著 心の操縦術 参照) おそらくこの著者が艦長として誘導ミサイル駆逐艦ベンフォルドを指揮した2年間の多くの成功体験が、米軍という大組織の変革に一役買っているに違いない。

内容もさることながら、まず訳がとても良い。自然な日本語でぐいぐいと読ませる。
さて、内容だが、「組織の効率化」という美名のもと、軍隊でもビジネスでも組織の中に人間が埋没してしまい、一人ひとりの人間性が顧みられることは少ない。いや、現場の指揮官は矛盾を目の当たりにするのだが「これまでもそうだった」「俺も我慢してきた」「そうはいっても仕方が無い」と問題に目をつぶってきたのが実情だ。しかし、このアブラショフ艦長は違う。彼は部下一人ひとりを大切な人間として扱った。
「我々の部下たちは、みな誰かの息子か娘だ。我々はその子どもたちにきちんと接する義務を背負っている。」
「部下の潜在能力には限界はない。部下にレッテルを貼ることをやめ、彼らを機械のように扱うのをやめれば、彼らの業績は向上する。誰もが生まれつき才能を持っているのだ。」
その上で、つねに部下に「君がしている仕事で、もっとよいやり方はな無いか?」と、自発的に自分の仕事に向き合うことを要求し、仕事を「楽しんで」行うための提案を促した。そして上手くいった場合は、すぐに褒めた。良いやり方は艦内でどんどん共有し、他の艦でも共有できるよう上層部に提案した。その際、アイデアを出した部下の功績をアピールすることを忘れない。本書でも、「褒める」「相手の身になる」など自己啓発本でおなじみの項目がたくさん出てくるが、表面的な取組みでなく、まさに300人の乗り組み員一人ひとりに情熱を傾ける著者の人間性には心を打たれる。決して部下を甘やかすわけでなく、軍人として、プロとしてのパフォーマンスをきちんと要求する。しかしその目は慈愛にあふれている。
最後に著者がベンフォルドに艦長として着任した時の自分自身への3つの誓いを紹介しておこう。
食事の質を良くすること、訓練の質をよくすること、毎年できるだけ多くの人間を昇進させること。

ビジネス本、自己啓発本の枠を超え、読了後に「人間っていいな」という気持ちにさせてくれる本である。お奨めします。 (はなこんだ/2008-09-22)
海軍ということで思い出したのは、山本五十六の
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば人は動かじ」
を思い出しました。

軍隊のような構成員の能力が均一化していない組織では、
具体的な目標を掲げ、自発的に行動するよう促すことが
重要なのだということがわかりました。

であるなら、構成員の能力が最低限保証されているような
企業という組織では、もっと有効にこうした考え方や手法を
活用できるのではないかと思いました。

リーダーになったら必読です。文句なく、★5つ! (joyjoy-manman/2008-11-06)
 軍隊という規則と慣例が大事にされるところで、個々の能力を最大限に発揮することができる、理想的な職場を作り上げたプロセスが書かれている。この本の舞台となっている戦艦は、だれもがこんな職場で働きたいと思うような職場に仕上がっている。

 著者は「リーダーの仕事は部下を育てることである」というポリシーのもと、部下の自発性を促進させ、すばらしい業績を収めることに成功した。また、著者が部下のがんばりが報いられるよう努力しているので、部下からの信頼をがっちり掴むことにも成功している。

 本書から読み取れるこのような職場を作り上げるコツは、部下のことをよく知り、部下を尊重することである。部下の望みを理解し、積極的に意見を聞き、時には難しい仕事にも挑戦させ、個々のパフォーマンスを最大限に引き上げている。リーダーの職にある人は、この本を読んで、リーダーが目指すべきゴールの青写真を得るべきだ、と思いました。 (牛太郎/2008-10-26)
読後、しらけた気分になるビジネス書は最近多い。

『何を今さら』
『本気で言ってる?』
とか思ってしまう事もある。


こう言う事を知りたかったし、
真実というのは、物語であり、学びであり、哲学だ。



涙が溢れるのを止めることができなかった。
(RINDA/2008-12-06)
片やアメリカ海軍の艦長、片やプロサッカーコーチ。だが、2人には意外にも共通項があります。管理職に昇格する以前に、管理職補佐としてトップの視点からの組織運営のノウハウを習得した/部下に過酷な鍛錬を課さず、その自主性を尊重する/より大きな組織の中での中間管理職として、上層部もうまく利用しながらチームを固い絆で結ぶ/など・・・。ジョゼ・モウリーニョの輝かしい成功の秘密が、意外のもこの本から分かるかもしれません。そして、インテルでなかなかモウリーニョらしさがチームに浸透しない理由も、上のようなチーム重視の管理術が、個の力重視の戦い方でそこそこの結果を出してしまうインテルでは機能しにくいからなのでは?
もちろん、モウリーニョに興味はなくとも、組織をまとめる立場にあって悩める全ての方に、強くお勧めいたします! (くろやぎ/2008-12-01)
 本書の著者アブラショフ氏は、アメリカ海軍で艦長を2年間つとめました。
 著者が着任した船は「海軍で一番下のダメ軍艦」とレッテルをはられていたのですが、同じスタッフのまま短期間で「全米一」と評価される優秀な軍艦に生まれ変わりました。

 どうやって組織風土を変え、成果をあげることができたのか。本書には、感動さえ覚える著者の工夫の数々が披露されています。

 著者が着任したときに決めた方針はシンプルでした。

 部下を大切にしよう。積極的な行動をうながし、じっくり意見を聞くようにしよう。

 部下から意見をきき、優れたアイデアを集めるために著者が行ったのは、300人の名前と顔を一致させることでした。
 話を聞いてみてわかったのは、大学へいく経済的余裕がなかったために入隊した乗組員の多いことです。
 自分のような幹部候補生と立場は違いますが、みな善良で、正直で、勤勉な若者であることを知ったとき、アブラショフ氏は乗組員たちを尊敬するようになりました。

  彼らは尊敬と称賛を受けるに値する者たちなのだ。

 部下への深い思いやりを持つ上司の下ではたらくと、こんなに組織全体が生き生きと動きだし、一体感のある職場になるのか、と驚かされます。
 旧態依然とした組織風土のなかで、著者が打ち出す方針は常識をくつがえすものばかりでした。

 信頼しあう上司と部下。
 最優秀の成果をあげるエピソードの数々。

 ビジネス書なのに、まるで、学園ドラマを見ているような感動を覚えます。

 部下を持つ人にお勧めなのはもちろんですが、学園ドラマの主人公が先生だけではないように、本書を読んでもらいたい人は、部下を持つ上司だけではありません。

 単に生活費を稼ぐだけの職場から、通うのが楽しくなる職場に変えるにはどうすればいいのか。

 部下の立場で読んでも、多くの気づきを与えてくれる一冊です。 (かけふ/2008-11-22)
米国海軍の艦長の
部下の管理術が記させています。
普段のビジネスでも
充分使えるものだと思います。

色々聞いた前評判ほどの「凄い」本と言うほど
ではありませんでした。
ビジネスで成功した人の人事術として
普通に読める内容です。 (あみ太/2008-11-14)
久々に、ドキッとする内容の本でした。
自分のリーダーとしての立ち振る舞いを点検するチェック項目が手に入った感じです。ドックイヤーをバンバンしてしまうほどでした。何回も読み直してみる価値のある本でした。 (常夏/2008-10-01)
本当のリーダーシップとは? |||||||||||||||||||||||||||
軍隊においても、ビジネスの場においても、
リーダーシップの理想像は変わることはない。

本書は実際の軍隊の場面で、自身の戦艦を
「史上最強チーム」に仕上げた体験談が綴られている。

本書では、主に、自分の部下たちの成功体験が数多く語られている。
もちろん、その背景には、著者のさまざまな計らいがあってこそのものだ。

本当にリーダーとしても、人間としてもすばらしいと思う。

この本を読むと、理想のリーダーシップ像が見えてくる。
常に部下の意見に耳を傾け、時には上司とも激しく戦う、
勇ましい様子に胸を打たれた。

部下がいる人でなくても、人間関係を築く上でも、
大いに学ぶことができる1冊である。 (/)
||||
 頭に登場した「訳者のことば」で期待度が増して読み始めたが、内容は並でした。具体例を出しているのだろうが、具体例に思えない。流行の言葉を羅列しただけのようです。あまり伝わってきませんでした。 (ヒュー/2008-11-12)
著書でいつも勉強させてもらっている吉越さんが訳者と言う事で購入

結果は大正解!!

軍隊と言うと一見特殊な環境かと思ってしまうが、この本を読んでみると決してそんな事は無く、我々が日常を過ごしている企業となんら変わらない事が良く分かる

つまりそこで有効だった人心術も当然有効、即戦力の人心術なのである

数々の分かり易い事例をもとに、上司と部下の間に立つ中間管理職のとるべき行動が具体的に書いてあり、いちいち納得できる

早速日々の生活に取り入れ、自分が属しているチームの活性化に役立て、自分自身も成長していきたいと思わせる本だ
(ボウイ/2008-12-07)
「それはあなたの船です!」という英語タイトルの方がしっくりきます。
私も仕事で小さなチームのリーダーをやらせてもらってますが、筆者の経験と重なる部分が多く、読んでいて楽しかったです(もちろん軍事的なことではありませんが)。
「それはあなたのチームです!」だから「あなた次第なんです」と言われているような気がしました。
ただ、各章名と文書の内容が合っていないような気がするのは、ちょっと無理がある日本語タイトルにしたことが影響しているのかも・・・。
それはさておき規模の大小は関係なく現在リーダーを務めている人にはお勧めの本だと思います。
〆 (たんま/2008-12-06)
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知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
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筑摩書房(2008-10-08)
外山 滋比古
売上順位:65638
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所属カテゴリ:
哲学 人文・思想 哲学・思想
レビュー総評点:15
【主要目次】1.忘却のさまざま、2.自力と他力、3.着想、4.比喩、5.すばらしきかな雑談、6.出家的、7.あえて読みさす、8.書くスタイル、9.酒をつくる、10.メモ、11.ノート、12.頭の中の料理法

「思考の整理学 (ちくま文庫)」を通読された読者の方には既にお馴染みの話題(アイディアの作り方、発想を生むための習慣、常に心構えを柔軟にしておくコツ、忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方、など)が、知的センスあふれる文章で綴られています。(「思考の整理学」を読んでいない方/読み切れなかった方にオススメできそうです) アイディアの作り方を"酒造"で例えたり、編集を"カクテル作り"で例えたりする【比喩(アナロジー)のセンス】は見習いたい処です。(その意味では、書評は"カクテル"ですね(^_^);;)
本書の内容は「アイデアのつくり方」・「アイデアのヒント」と内容的に共通する処が多いので、これらの本も併せて読むと自分の"創造力"を高めるヒントが得られることでしょう。(併せて「思考のレッスン (文春文庫)」・「「知」のソフトウェア (講談社現代新書)」も面白いです)
ここで列挙した本は"元祖Lifehack本"とも言えるでしょう。あとは現代風/自己流にアレンジすれば良いでしょう。私の場合、紙のメモをテキストファイル化し、Google desktop/デスクトップ検索/Spotlight(or grep)を活用して「ネタを思い出せる準備」を整えています。ネタとネタの繋がり(ストーリー)が頭に残っていれば検索で芋づる的にネタを思い出せます。 (ゴルゴ十三/2008-10-15)
 読みはじめてすぐに感嘆したのは、「ちっとも古くない」ということです。

 本書が発売された1977年を和暦になおすと昭和52年です。当時、ケイタイもインターネットも無いのはもちろん、ワープロもパソコンもまだ発売されていませんでした。紙媒体で手に入れた情報を保存、整理しようと思えばスクラップブックを使うのが当たり前で、やっとコピー機が普及してきたころです。

 この本が古さを感じさせない理由は、最近読んだ本と共通する内容をいくつも見つけたからです。

たとえば、外山氏は睡眠の効用を次のように述べています。
  眠りは肉体の疲れを休めるのはもちろんだが、頭の中の整理をする
  時間でもある。目をさましている間に入ってきたおびただしい情報、
  刺戟が仕分けされて、当面不要なものは忘れるルートへ載せられる。

 茂木健一郎さんの本で同じことを知ったのはつい最近でしたが、脳科学が注目を集めていない30年前に、サラッと教えてくれていたのです。

 茂木健一郎さんつながりでいうと、「セレンディピティー」という、茂木さんがよく使う言葉も出ていました。当時から科学者には親しまれている日常語のひとつだとか。

次は、散歩の効用について。
  散歩という言葉はぶらりぶらりのそぞろ歩きを連想させるが、それ
  ではカタルシスはおこりにくい。相当早足に歩く。はじめのうち頭
  はさっぱりしていないが、20分、30分と歩きつづけていると、霧が
  はれるように、頭をとりまいていたモヤモヤが消えていく。

 おお! 『脳が悦ぶと人は必ず成功する』で佐藤富雄さんが言ってたことと同じじゃありませんか。

 2年前に出した同じ外山氏の復刻版『思考の整理学』は50万部のベストセラーになったそうです。

 いろんな気づきを与えてくれる今度の『知的創造のヒント』も、きっと多くの人に支持されるでしょう。 (くろやぎ/2008-11-02)
「コンピュータがあらわれて、知識の記憶や蓄積が人間の独占ではなくなった」

人間らしい活動の核である「考える」ということを考える本である。英文学者らしく、平易だが論理的な文章に加え、ところどころ含蓄のある比喩をちりばめながら、「知的創造のヒント」について語っている。

たとえば、創造を行うということは新しい酒を作ること、創造のためのヒントはその酵母にあたる、カクテルを作るということは創造のバリエーションを生むこと、としている。また、大樹は遠目から見るにはいいけれど、その下は影になっていて他の植物が育ちにくい、という例えは、いろいろなところで使えそうだ。

知識を詰め込まれただけの人間は誰かに引っ張ってもらえないと飛べず、やがて落ちてくるグライダーのようなもの。我々はエンジン付き飛行機、つまり自分で飛べるようにならなくてはらないという主張も、わかりやすくて面白い。

考えるタイミングと時間、多少拘束のある環境の方がよい理由、メモの取り方やまとめ方、何かを書くときの工夫、本との付き合い方、他の人との交わり方とそこからのヒントの取り出し方などについて語っている。思考論として読むとちょっと物足りないが、半分エッセイとして読めば楽しく読める一冊である。

以前新書でベストセラーになったものを新しく文庫で出版し直したもの。あとがきによると、文庫化に際して、ほとんど手直しはしなかったとのことだ。実際、このままでも全体的に特に古くは感じない。ただ、「英語の"レコード"」というのは、せめてMP3ファイルとかCDに修正しておいた方がよかったと思う。あと、「朝飯前」の理論は、個人的には大いにうなずける考えではあるけれど、これを実践することはお勧めしない。

尚、この著者の本は内容に重複が多く見られる場合がある。すでにどれか1冊を読んだ方は、一度中身を確認してから、購入された方が良いと思われる。 (FreshAir/2008-11-10)
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一研究者として、人生の幅を広げる読書11
 
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就活のバカヤロー (光文社新書)
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光文社(2008-11-14)
大沢仁
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¥ 861(中古:¥ 440)

レビュー総評点:38
「就職活動の産業化」は、もはや「就職活動業界」であり、長期化すればするほど学生も企業も大学も疲弊していくが、就職活動の経済効果はバカにできなくなっていて、誰も気づかない(言わない?)。

そういった現代の「作られた就職活動」の主体者をなかなかよく解説していると思う。
「茶番劇」となっている就職活動については同感だが、最後は予定調和的で良い子なまとめになっているのが残念。前段が面白かっただけに、もうちょっとトゲのあるオチを期待したかった。

細かいところには荒っぽい私見も多いのもちょっと残念。就職活動はそれぞれの立場での視点があって回答は無数だから致し方ないことだが。
(例えば、「何か質問ありますか?」と聞かれたら面接の感想を応えると良い、というのはかなり採用担当者で意見の分かれるところだし、この本の評価に影響するだろう。) (yosuzuki/2008-11-30)
就活の実態を知るために |||||||||||||||||||||
今年の春に就職活動を終えた私の本書に対する感想は、「就職活動生もうすうす気付いている事をはっきりと書いている」ということである。今日の「就活」の実態が学生や企業、大学の各側からまとめてあり、広く浅く理解するために良い本であると思われる。これまで本書のように中立な立場で書かれた「就活」本はなかったため、その点でも評価できるだろう。

しかし、内容は著者独自の視点によるものではない。本書で述べられている学生・企業の実態は各メディア(雑誌、書籍、ネットなど)ですでに報道されているものであり、それ以上の取材がなされているようにも思えない。また、本書では述べられていないことも多い。例えば、就活サークルや就職偏差値、リクルータ制度、年齢差別、学歴による逆差別、就職情報会社以外の就活ビジネスなどである。これらの問題も論じるべきであった。なぜなら、著者の言う「就活の気持ち悪さ」は、包括的な視点によってのみその原因が明らかにされるからである。著者独自の取材と視点を盛り込んだ、本書第2弾を待ちたい。

結論としては、本書は就活の実態をまとめた本であり、次のような方に読むことを勧めたい:これから就職活動をする学生、就職活動を行っている子息をお持ちの方、企業や大学の採用担当に最近なられた方、など。逆に、今日の就職活動に関わっている方には本書は必要ないであろう。 (SWitten/2008-11-30)
ここに書かれていることは、
「知っている人は知っている」し、
「知らない人は知らない」ことだと思います。

自分は就職活動に関して、
「知らない人」だと自覚している方にはお勧めです。

学生、大学(のキャリアセンター)、企業、就職情報会社を概観するには、
たいへん便利にまとまった新書です。
就職活動の現状が平易かつ現実的に書かれていると思います。

内容を細かく見ると、
賛同できない部分もあります。
一つは学生に厳しすぎる点。
もう一つは就職活動全般を社会的な茶番だと断じている点です。
それらは著者の視点、主張であるので、
一概に否定はしませんが、
それ自体が就職活動の硬直的な部分を反映した、
一方的な意見かなあと。。。
就活には幸福な出会いや人間的な成長も確かに存在します。
またそれらを望む関係者の善意も同様に存在します。
それらが抜け落ちていたことに気づきます。

とは言え、
就活の実態、構造を明らかにしている点は素晴らしいと思います。
就活の抱える欺まん性も含めて書いているので、
学生が本書を読めば、
就活本を無条件に信じ込むというようなことも、
自己分析に傾倒することもなくなるはずです。

親御さんにもお勧めします。 (いせむし/2009-01-04)
 大学生の就職活動が、卒業年度になってから開始されていると思っているような、
古き企業人の私のような世代が読むと、昨今の“就活”事情が飲み込め、面白いです。

 例年春になると“新卒”の新人がやってくるという、十年一日の採用形態が、
かくも長く日本に生き残っているということ自体、不思議な気がするのですが、
学生,企業,大学,そして就職情報会社のおりなす“茶番”を指摘する本書の存在も、
この“就活”あればこそかもしれません。

 本書の“おわり”にこんな一文がありました。
“・・・この誰も幸せにしない茶番について、「やっぱりおかしい」と問題提起する必要がある・・・”
誰も幸せにしない“茶番”を終わらせることのできない我々古き企業人の責任も、
読後にふと感じてしまいます。
世代によって、あるいは仕事に対する姿勢によって、随分と異なる読後感になりそうな本です。
(きょうパパ/2008-12-29)
わりと周りで読んでる人が多かったので、読んでみました。就職活動(企業の採用活動)の変な点が客観的に分かって良かったです。これを読んで具体的にどうこうするという解決策はないですが、ちょっとだけ肩の力を抜いて就活ができると思います。 (Kuromame/2008-12-25)
就職協定以前、1ヶ月以内で終わってた「就職活動」と、今の大学生が1年近く取り組む「就活」とは、もはや別物と言って良い。その意味で本書の名前は的確である。「就職活動」時のように、大学名、成績である程度決まるものではなくなり、受験テクニックにも似た「面接で輝く人に見せる」テクニックが高度に発達してきた。「自己分析」とか「エントリーシート」なんて、「就活」した人でなければ分かるまい。そんな現代就活事情を具体的なエピソードを豊富に盛り込みつつ、学生、大学、企業の三者の視点からぶっちゃけた感じで紹介する。確かに元は「面接で話題のネタの引き出しを探す」というものだった自己分析が、哲学的な「自分探し」に陥ったり、変な方向に行っている。

ただ、就活を控えた学生が読んで真に受けるのはなあ。本書は結論として「イタい茶番劇はやめよう」「マニュアルは駄目」というけど、そうかな?出来る学生は、茶番劇であることを承知で「乗ったふり」をしているし、マニュアル本を参考にしても光る人は光るし、そこら辺を楽しんで演技できる、というのも才能なんだと思う。マニュアル本にある常識的な受け答えは欲しいし、マニュアル本に徹頭徹尾囚われるなら、それまでの器でしかない。就活を控えた学生が「面接の準備なんていらないんだ」と考えてしまったら、それはそれで怖い(「こんな学生は落ちる」っていうネタもある本書も、マニュアル的な要素はあるけど)

本書もそうだが、著者・石渡氏は必ず新書本の下欄外部分に、2行の関連情報を入れている。各頁毎に縦組みの本文を読んだ後、いちいち読書の流れを止めて横書きの欄外を読み、また本文に戻るという煩わしい読み方を要求される。いや、一回本文を読んだ後、ひたすら2行情報を読む?どちらにしろ、面倒じゃない? (革命人士/2008-11-30)
以下、なにかと上からな物言い的で恐縮ですが。

冒頭で、就職を望む学生と採用しようとする企業と学生を教育し社会に送りだす大学が、三者とも望んで
いないのに三者とも互いの思惑を忖度して三すくみ的な状況に陥っているとの指摘に、「おおっ」と思います。
しかし、そう思ったのも一瞬。
全編を通じて、ツッコミの浅さが一貫しています。

総じて、どこかのパンフ程度の内容を超えてはいません。本書でも一部批判的に言及されている世の就職
支援サイトのコンテンツのほうが、はるかに充実しています。各章の欄外のミニ知識も、特に有用ではありま
せん。この分野についての知識のない人にとっては、概略を一望するのに有益かも知れませんが、それなりに
就職や転職といったトピックに関心や利害を持っている人(思うに本書のターゲット)にとっては、新しく知り得る
ことは、驚くほど少ない。
真剣に就職を希望している学生にも、学生と社会の要望とどう折り合いをつけていくか苦慮している大学にも
生き残りを賭けて人材確保に懸命な企業にも、それらのニーズを媒介している就職支援を業務としている企
業にも、ましてやある程度の展望に立って転職を模索している社会人にも、誰にとっても“役に立つ”情報や視
点は、皆無です。

マニュアル通りの受け答えをする学生がイタい、どこかに答えがあるわけではないのだ、といった趣旨の段もあり
ますが、一方で、特にセミナーなどを受講したわけでもないのに就職戦線で抜群の結果を残す者に共通の
特徴みたいなものが示唆されています。
それは学生としての活動であれ何であれ、異なる集団と接する機会を多く持つことによる自然なコミュニケー
ションと自己提示のスキルの涵養なんだそうで。別の段などの趣旨と総合して、他人の動向を忖度したりマニ
ュアルに従ったりする態度と対比させて、そうではない別様のあり方を探っているかのようでありながら、実際に
は既存のものと類比的な(つまり「どうすれば良いのか」的な)話しの落としどころに向かっているのは残念で、
致命的なのは、著者たちが、そうであることに気がついていないというところ。

せっかくの興味深い素材を、通り一遍な取材と浅いツッコミと分析の放棄によって台無しにしてしまった一冊。 (kogonil_35/2008-12-10)
取材に基づいた詳細な記述と解説は評価できるが、提言はわずかであり、あくまで問題提起本(『高学歴ワーキングプア』に近い)。あえて提言らしいものを挙げるとすれば、結局は学生も大学も企業も自分の頭で考えて踊らされずに行動しろということぐらいか。

ただ、こういう「茶番就活打破!」みたいな話は結局マクロに考えれば「鶏と卵」の関係とも言え、べき論を提言してもそう簡単には変わらないのが実情。だからこそこんな茶番が何年も続き、ひどくなってきたわけだし。

また、そもそも本書にも書いていたように、現在でも茶番にほとんど踊らされていない人もいるのではないか(例:ナビサイトに最低限の投資しかしない大手企業や就職活動基礎力の高いK大生など)。だから結局企業も学生も、茶番に踊らされるかは2:6:2の法則的な話が当てはまってしまうのではないか。 (四季報/2008-11-15)
就活における不条理や問題点について語っています。
すでに、知っている話もありましたが、なかには「ほう」と目を引く物もありました。
ただし、分析が総じて浅い気がしました。
もう少し落ち着いた文体のほうが、受け入れやすいのではとも思いました。
著者の個性だとは思いますが。 (Enough is a feast/2008-12-17)
 就活本と言えば「面接の達人」や「絶対内定」などが有名である。そこに書かれていることは「必死で就活を勝ち抜け!」とか「就活はキミの人生を豊かにする!」などといった紋きり型の肯定メッセージばかりだった。しかし、多くの人々も薄々感じている通り、それらの発想自体、就活利権に便乗した滅茶苦茶な洗脳であると、本書で石渡は喝破する。

 石渡の本は、かなりいい題材に取り組むものの、文章が幾分粗かったり、感覚的にものを書いているという印象があり、この本でもそれは否めない。だけれど、これまで誰も切り込まなかった就活利権に真っ向から対峙した著者の功績は高く評価したい。

 さらに! この本の素晴らしいのは表紙の帯イラストが最近大ブレーク中の漫画家「福満しげゆき」氏なのだ。帯の絵の、リクスーを着て面接をしているあの暗い感じの男は、まさに福満しけゆき氏本人なのだ(笑)。あのイラストに共感した、「コミュニケーション能力」(と呼ばれるわけのわからない能力)に自信のない学生も多いことだろう。 (古都/2008-11-21)
大学生の就職活動の裏話です

 大学生の就職活動はかの昔は、解禁日が有ったのですが、ここ数年は
三年生の冬には就職活動を初めています。
 昔と違ってインターシップ制度も始まり、学生にとってはかなり大変な時代
のようです。
 騙し合い、憎しみ合いのような就職活動の詳しい内容が描かれています。
 企業の、採用担当の方も、学生が考えていることが良く解りますので、
是非、読んで見てください。 (河岸宏和/2008-11-15)
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サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66) (PHPビジネス新書)
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PHP研究所(2008-08-19)
斎藤 広達
売上順位:9298
¥ 840(中古:¥ 400)

レビュー総評点:68
○読み始めたきっかけ

 大学時代に経済学の授業で機会費用「opportunity cost」を勉強して、
非常にためになったと記憶しています。

 何かを選ぶということは、選ばれなかった全ての可能性分の費用がか
かっていると。

 たとえば、会社を辞めて留学することの費用は、実際に渡航にかかる
費用だけでなく、会社に勤めていれば得られたであろう給与などのコス
トもかかっているということです。非常に目から鱗が落ちる概念でした。
確か、サンクコストも大学時代に聞いたことがありました。久しぶりに、
この単語を見て、興味があって購入しました。

○心に残る言葉

1.Situation 状況判断・・・何がゴールなのかを明確に。

2.Time left 残り時間・・・締め切りのない仕事は達成できない。

3.Best Answer 最善の答え・・・その時点で最善と思えることを導き出す。

4.Action 行動・・・方針が決まったらまずは、一歩踏み出すこと。
悩んでも仕方がない。間違っていたら、また引き返すだけ。ただ、最初に
引き返すポイントを決めておくことが大切。撤退の戦略があれば、自信を
持って踏み出せる。

 また、成功のイメージ写真を壁に貼っていつも見たり、自分の頭の中
でシミュレーションすることも大切。私も旅行に行くときは紙にスケジ
ュールを書きながら、現地に行った時の風景を想像しながら行程を決め
ます。そうすると、ほとんどの場合いいスケジュールが見つかったり、
当日は非常にスムーズで楽しい旅行になります。これもイメージを頭の
中で準備しており、その流れが実際の行動に影響を与えるのかもしれません。

p.84 MBAの学生が叩き込まれるフレームワーク

・将来のキャリアゴールは何か(最後はどんなビジネスマンになりたいか)
・それを達成するための、5年後、10年後