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w:13 h:18 279page
危険学のすすめ
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ASIN:4062135299
講談社(2006-07-26)
畑村 洋太郎
売上順位:197053
¥ 1,470(中古:¥ 237)

レビュー総評点:3
NHKで放映されていた内容と同じだったので非常に読みやすく、一気に読了しました。
過去に畑村先生の「失敗学のすすめ」では概念的な部分が多く、途中で挫折しましたが
本書は実際にドアプロジェクトにより検証したことが記述されており、本当に参考になりました。
そういう意味で前半が面白いです。
後半はやや、成果の強調の繰り返しの感あり。
でも、技術者には是非読んで欲しい本ですね。 (English learner/2007-03-31)
子どもの誘拐,いまは流水プールでの事故,この本の冒頭にあるエレベータの事故。世の中には危険が潜んでいるが,いったん死亡事故が起こると,その原因を掘り下げて,「再発しないように」という根本対策ではなくスケープゴートを見つけて「誰かを処分する」ことで対処した体裁を取り繕うことしか行われていない。
 それは,「事故調査委員会」がいかに原因を究明しようとしても,その報告が刑事訴追の資料とされる法制度の仕組みである以上仕方が無い。それを何とかしようとして「勝手連事故調」である「ドアプロジェクト」の成果と,その意義と,そしてこの方法であるがゆえにできた成果の生かされ方に非常に感銘をうける。
 「自動回転ドア」での死亡事故をきっかけにしているが「ドア」という視点に広げた点など,コンピュータや,通信や,会社の事務処理手続きなど「ミス」が発生する原因調査全般の分析方法にも応用できる教科書です。 (落伍弟子/2006-08-03)
「ドアプロジェクト」の名のもと、ありとあらゆるドアには目に見えない危険が潜んでいる、というのは分かった。で、結局何がいいたいのかというと、「このようなドアを作ったメーカー側にも非はあるが、どのようなものにも危険は潜んでいるのだから、個々人がもっと危険に対する意識をもって物事にあたってほしい」というたったそれだけ。それを言いたいがために、このプロジェクトはどういうもので、誰が参加して、誰の支援を受けて、どのような実験を行った、というのが冗長すぎる。 (yumayuma/2008-03-02)
失敗学も様々な事故や失敗事例を基に、成熟度がより増してきている。
しかし、学問として体系化が進み、抽象的な学問として発展してしまっては駄目である。
この分野に携わっている研究者の人達は、実務に根付いて取り組んでいるようなので、
現場での仕事に携わる私としても色々と参考にさせて頂いている。

この本は、ドアプロジェクトでの活動を中心としてお堅い内容にせず、かなり読みやすい
文章でかかれており、危険学(失敗学)に対する取り組みのプロセスを知ることができる。
何よりも、これだけ横の連携がしっかりとしたプロジェクトは、日本では画期的だと思う。
失敗はとかく隠したがるのが心情であり、これだけの貴重な情報を書物として読むことが
できるのは嬉しい限りである。

不謹慎な言い方かもしれないが、失敗は実体験がなによりも大事ではある。でも、誰もが
大事故などを経験する訳ではないので、シミュレーションとして読む価値は十分にある。
この本をきっかけとして、類書を読んだり、実務に積極的に取り入れたりするのもよいだ
ろう。 (Fantasy Engineer/2008-01-21)
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w:13 h:18 191page
失敗学 (図解雑学)
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ASIN:4816341870
ナツメ社(2006-07)
畑村 洋太郎
売上順位:19728
¥ 1,418(中古:¥ 848)

レビュー総評点:-45
失敗はなぜ起こるか?原因→分析→有効利用
までなら他の本でも良く見受けられるが、社会の構造や技術の進歩
組織の人間構成学まで考慮に入れた如何に「失敗を情報資源として
利用するか?」にこだわった内容に共感します。
失敗は特別なものではなく誰にでもごく普通に起こり得るものなのですから (I/2007-01-25)
→気が短い人に最適な本の形式
 半分文章 半分図解 これは確かにgood idea!

→最新の事例が抱負なので 講師にとって 助かります!
→新しいツールを使うことの危険性、
 2004年3月 森ビル 回転ドア
 2004年10月 新潟中越地震による 新幹線脱線
 2005年4月 福知山線脱線

→もちろん著者の定番事例である つり橋、戦艦大和、山登りもあります!

→べからず集も 操作マニュアルも 不完全だ
 これからは 「こんな説明書」が必要だ
 という言葉に うなづくこと 間違いなし!

→3時間もあれば読めます
 この本を足が掛かりに さらに深い「失敗学」の世界へ・・・ (よこはま こうたろう/2007-04-08)
 失敗学の概念を図解雑学シリーズのコンセプトでわかり易く纏めた一冊。
図解雑学シリーズは、図や表が豊富で概念が視覚的に捉えやすいので好きなシリーズです。(と言っても当然
興味のあるテーマしか読まないので、その読んだ数冊の所感ですが・・・・、)
 失敗学の概念を、失敗とは何かの定義から始まり、失敗の要因分析、如何に情報として活用できる様に知識化し共
有化していくか、また、失敗から如何に学んで新たな創造に繋げて行くべきか、新しい事に挑戦するときに失敗を回
避して成功率を如何に上げるか、失敗に対するリーダ論まで幅広く論じられていて、とても参考になります。
 また、失敗事例の検証からマスコミの事故に対するセンセーショナルな取り上げ方が、逆に問題の本質を見えなく
させている面があることも分かってきました。
 僕の場合、失敗を恐れる気持ちが強いのですが、逆に失敗と向き合うことの大切さ、如何に小さな失敗(失敗の予
兆)のうちに大きな失敗を回避する感性の大切さ等が認識できて参考になりました。
 昨今、重大事故が頻発している時に読んでおいて良い本だと言えます。 (本が好き/2007-03-25)
 うーーむ
成功者になる本はかずかずあるが。
失敗を学ぶ本はたぶん畑村氏がはじめてではないか。
とくに車を捨てたわたくしは事故や人をひかない車が
発売されたら運転してもいいとおもっている。

東京なんかに住んでいるとなんであんなに車がうごめいているのか不思議だ。
わたしはここ数年自転車歩くバス電車タクシー
それですべてをやっている。
 たしかに地方はお店にいくにも何にも車が必要なことはわかっている。

それでは全員がもっているかというとーーーーーながくなるのでこれで終わる。
 とにかく一読推薦いたします。 (flora/2007-01-15)
(;'Д`)ハアハア  古今東西 ありとあらゆるパターンの失敗が・・描かれており・・・それに対する 『対応』・・・その『結果』などが考察されており・・非常に興味深い書物でした・・・?!

(ホッカルさん(改)/2006-09-26)
これは必読の逸品です  |||||||||||||||||||||||
逆説的に、「成功哲学」が溢れる中でこのタイプのテーマを取り上げているのはすばらしい。
実は失敗は敬遠されがちだけどいろいろなヒントや法則が隠されており、これは図や絵も満載で楽しく学べる!図解雑学でも白眉のいっさつでした! (怪人!キモオタ・ニートヴィッチ/2007-02-20)
畑村さんが提唱する失敗学について、
絵図を利用して書かれている著書。

この絵図がこの著書の特徴であり、
失敗学の論理の理解の助けになっている。

中身はというと、「失敗を失敗だけで終わらせない」
「失敗が起きた事象を一つ上の段階の大きな視点で
 調べることにより、失敗の本質を知ることができる」
「日本はでは、(失敗の)原因追求と責任追及が同一視され
(失敗の)原因が特定しずらい」などの事象を畑村さんの
失敗研究の具体例をもって説明されている。

失敗の原因調査・分析は、決して易しいことではないし、
理論とすることは、より難しいことであると思うが、
それを分かりやすく表現されていることは大変すばらしいこと
であると思ったと同時に、社会の失敗・事故を根絶させたいと願う
畑村さんの熱い信念に共感を覚えた。




(HJ/2007-05-25)
7件のレビューを表示しています。
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平均点:4.5
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「失敗学」の本
人生と経営の基礎を学ぶ教科書
 
w:12 h:18 255page
失敗学実践講義 だから失敗は繰り返される
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ASIN:4062135930
講談社(2006-09-29)
畑村 洋太郎
売上順位:113988
¥ 1,680(中古:¥ 564)

レビュー総評点:34
 本書は、過去のさまざまな失敗事例から「失敗学」を提唱している畑村洋太郎教授の最新作である。
 ここ最近世間をゆるがせた大きな事故について、9つの事例を取り上げ、「原因」「行動」「結果」の3つの面から、著者なりの分析をしている。
 現場に出かけて、直接失敗にかかわりのあった人から話を聞き、一般に報道されている原因とは全く異なる切り口から、事件の核心に迫っている。

 最近の組織では、マニュアルを作成して、組織のノウハウの伝承をしようと取り組んでいるところが多いが、著者は、「考えることをやめる」という弊害があり、チェックリストは「ペケペケペケ」と呼んで、形骸化から必ず漏れが発生するとしている。自分自身の体験から、まったくそのとおりであると改めて思った。
 また、「安全を最優先と考えるならば顧客は神様ではない、今はサービスを提供する側も受ける側もなにがもっとも大切かを見失っている。」という著者の主張は、最近の時代の風潮に対する大きな警鐘であり、顧客第一主義を履き違えてはならないと思った。
 著者の思想には、「ゼロから見る目を養う」という考えが何度も出てくる。どのような場面に遭遇しても、ゼロベースで物事を見つめれば、絶対に大きなミスは起きないのではないかと確信をもった次第である。 (takokakuta/2007-02-03)
ベストセラーの「失敗学のすすめ」の続編です。前作同様で、失敗を前向きに扱っていました。

ただし、前作が総論的かつ抽象的な話で展開しているのに対して、こちらは「実践講義」というだけあってかなり具体的な内容でした。
実際の失敗事例を題材にして学ぶべきポイントを整理しているので、読みやすくもあり、内容的にもかなりわかりやすくなっています。
とくに前作を読んで「興味はあるけど難しい」と感じた人にお勧めです。

内容が内容なので、やはり管理職の人や技術者向けの本といえます。
でも考え方のエッセンスは非常に興味深く魅力的で、この部分はだれにでも使えると思います。

まあ、「このトラブルにはこんな見方があるのか」という感じで、いろいろと新しい発見をさせてくれる本であることは間違いありません。 (フィルさん/2006-11-28)
畑村洋太郎氏の提案する「失敗学」の2冊目になります.
前作「失敗学のすすめ」で構築した理論をベースに,近年実際に起こってしまった大事故を題材に説明しているため,より身近に感じられるのではないでしょうか?


信用を築きあげるのには多くの時間と労力が必要ですが,壊すのは簡単.
企業の不祥事が続く今だからこそ失敗から学ぶべきことは多いと思います.

本書には現代社会への警告というべき内容が多く詰め込まれています.
人が学ぶということは,数多くの失敗を積み重ねていくことが重要です.
企業にとっても同じことが言えます.
常に前に進むためには失敗を恐れず,だけど同じ失敗を繰り返さないよう学習を怠らずにいきましょう.
というのが本シリーズのコンセプトです.

技術者・管理職以外の方にも一読してほしい本だと思いました.
実学から入るか理論から入るかは自由だと思いますが,「失敗学のすすめ」と「失敗学実践講義」併せて読まれることをオススメします. (tama/2008-01-26)


 失敗から学ぶ、言葉では良く言われます。JR東日本の1962年に発生した
大事故、常磐線の三河島事故では事故が起きたときにすべての電車を止め
る事を行わなかったために、大事故になってしまいました。JR西日本は福知
山線の事故のときにすべての電車を事故発生時すぐに止める事はなかった
と、現地で確認した畑村さんは語っています。

 確かにインターネット、テレビ情報などで情報を集める事ができますが、自分
の足を使わない行動を畑村さんは三ない呼んでいます。見ない、考えない、歩
かないの三ないです。
 失敗から本当に学ぶためには、自分の目で見て、真剣に考えて、真剣に考え
られれば思い付く失敗を予想することが、大切な事を教えてくれる一冊です。

 本当にお勧めの一冊です。 (河岸宏和/2008-01-22)
4件のレビューを表示しています。
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平均点:5.0
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w:16 h:22ページ数不明
失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する
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ASIN:4627664710
森北出版株式会社(2005-11-02)
中尾 政之
売上順位:86165
¥ 3,780(中古:¥ 3,406)

レビュー総評点:140
「失敗は生きている」、失敗を活かしましょう |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
古今東西の失敗経験から得られた教訓から、
二度と起こさないように知識化することを目的とし、
41の原因に分類し、これを「失敗百選」として体系化した書です。
私が2005年に読んだビジネス書(ビジネス書と読んで良いのか?)の、
ベスト3に上げられる良書でした。
「ジュースの空き缶で転んだ事故」から、
「地下鉄サリン」「タイタニック号の沈没」のような大きな事故まで、
一つ一つが実に詳細に解説されています。
事故分析として難しい理論もあるのですが、
図解が多用されているので、原因をイメージで捉えやすく、
誤解されないような配慮もみられます。
(ここにも「失敗学」が活かされています)
また、私は良く参考文献を見て書籍を購入することがあるのですが、
誤って別の書を購入したり、書店で探すのに手こずることがあります。
本書でも、巻末に参考文献として書籍を紹介しているのですが、
一冊ずつコメントと書籍の写真が添えられています。
なるほど、これなら誤って購入しないし、書店で探しやすいです。
(ここにも「失敗学」が活かされています)
それにしても・・・・・
よもや、「ジュースの缶で転んだ事故」と「コンコルドの墜落」が、
同じ原因から引き起こされた事故だとは・・・
この詳細は、本書をご覧あれ!
  (手帳の達人/2005-11-14)
内容は、工学部教授が書いただけあってかなり専門的です。
だから、一つ一つの失敗事例を読みこなすにはかなりの時間を要します。
いや、私のような文系人間には理解不可能。
ただ、世間を驚かせた有名事故を取り上げたり、ユーモアある説明により、とても読みやすくもなっております。
自分の読みたい箇所だけ読むというのが適していると思います。
大変高い本ですが、今後ビジネスや生きていく上で役立つ辞書的な役割をしてくれる有益な本だと信じております。 (caferics/2006-08-17)
サイエンスにはいくつかの普遍的なアプローチの方法論があってその一つは膨大なサンプルの収集→分類→構造化というアプローチになるわけですが、これはその好例の一つだと思う。

古今東西の事故を集めてきてその事故が起こった原因、未然に防げなかった要因をいくつかのカテゴリーに分類して整理・解説している本である。

まず知的に面白いということが一つ。例えばスペースシャトルの前回の爆発事故や青函連絡船の沈没事故が構造的にどういう原因で起こったのか、ということがコンサイスに理解できるので単純に知的に楽しい。

それと自分の身を守るために役に立つというのがもう1つの良い点で、要は過去からのいろいろな事故を俯瞰することで「あ、ここはヤバイ」という適用警戒を自分でしやすくなるのである。

冠水した道路を歩いていてマンホールに落ちて死んだ人が戦後こんなに沢山居たなんてビックリデス。なめちゃいかん。 (アマゾン太郎/2006-04-07)
数々の失敗事例が載っていてとても興味深い。しかし、この本を読むにあたって、一番重要なのは、第I部の失敗百選を利用するに当たっての筆者の考え方。
「あの失敗事例と自分の状況とは違う」と考えるのではなく、「あの失敗事例は自分の状況とこういうところが似ている」と常に認識しながら失敗事例を調べる必要がある。そうしないと失敗事例を学ぶ意味がない、と筆者は説いている。
それをもとに、第II部では失敗事例を淡々と記述している。
第I部を読むことにこの本を買う意味があると思う。失敗事例をみたいのなら、ウェブサイトにすべて載っている。 (うま/2006-05-11)
世の中で起きた失敗事例をその1つ上、もしくはもっと上位概念に上って分類した良書です。
これまで読んだ本の中では、上位概念でまとめてあった本は無かったので、わかりやすいです。
一応41件の概念を理解することで、すべての失敗原因がわかるということになっています。
1つだけ残念なことは、著者の専門が機械系であるため機械系の失敗事例が主で、
電気関係の失敗・事故事例が少ないことでしょうか。
今後、電気系でも同様な書籍が出版されることが望ましいですね。 (English learner/2007-04-15)
良書である。
ただし本書における失敗は工学や設計上のものが中心。
専門的になりすぎないよう工夫されているとは言え
そちら方面の関心がないと少々つらいか。
帯には「全国民必読の書」by立花隆 とあるがそれは流石に言いすぎ。
(柏返し/2007-01-28)
我々がついやってしまう身近な事故と、大惨事の根本の原因は、ほぼ同じで
いくつかに分類が出来る。

ロケットの打上失敗から雪印・同時多発テロ・原発・脱線・工事現場まで、
豊富な例が載っていて良い。、
ああ、ちょっと昔そんな事故があったなあと、皆さんの記憶にある大きな事故を、図解で本当に分かりやすく書いてくれている。
特に工場に勤務している役職者の方、工事現場の監督さん、研究者、
いやいや、常にリスクと隣り合わせの仕事をされている方すべてにオススメ
します。
安全教育の一環として本書を使うと、楽しく出来ると思う。
どうしても、安全教育は堅苦しくなりがちですが、これはピッタリだと
思いますよ。 (竹本淳一/2006-05-07)
失敗学の導入編は、畑村先生を中心に多数ある。
いちばん身近に感じられる失敗の事例集を沢山あつめたのがこの本。
興味をもって、一部でも全部でも見通すことができる。
一覧するには紙の本が一番。書き込みもできるので便利。
さらに最新の失敗百選はWebでアップデートされ、見る事ができる。
進化、充実し続ける失敗学の基本図書。
畑村洋太郎先生とともに失敗学を研究される中尾先生の本。
成功を目指し、失敗を軽微に済ませる為に、必要な参考文献です。 (AURON/2007-11-21)


 あなたの家でぼやが起きました。布団を少しだけ焦がしただけなので
消防に届けることをしませんでした。布団の中の火が完全に消えて無くて
また布団から出火し、結局家を全焼してしまった。こんな事故はたくさんあ
ります。
 もし、消防を呼んでいれば、消防署の方は、過去の経験から「布団だけは
外に出して置いた方がいいですよ。」と注意してくれたと思います。

 先人の失敗から学ぶためには非常にいい本です。
 機械関係の事例が多いですが、失敗から学びたい、危機管理を行いたい
方にお薦めの本です。
(河岸宏和/2008-02-29)
9件のレビューを表示しています。
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w:10 h:15 301page
失敗学のすすめ (講談社文庫)
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ASIN:4062747596
講談社(2005-04)
畑村 洋太郎
売上順位:1210
¥ 560(中古:¥ 189)

レビュー総評点:102
失敗とは何か、、、
失敗の種類と特徴
失敗を起こす原因は、、、
致命的な失敗とは、、、
について書かれた本当に示唆深い1冊。

実際の事故(タコマ橋の崩壊、雪印問題、自らの研究室での実験、等々)を事例に、何がおき、何が原因で、それについてどう対応したかを紹介した上で、それをどう利用していけばいいかについて書かれています。
こんな本が、講談社文庫から出ているとは露とも知らず、驚きつつ感動してしまいました。

特に失敗情報の伝わり方・伝え方は、本人が大学の講義で学生に伝えていく苦労も含めて書かれていますので、すごく参考になります。
著者は、意図的に失敗するように講義や研究を行っており、小さな失敗、訓練での失敗なくしては、本当の技術や知識の習得はないと言っており、
確かに、過去に失敗したことって、よく覚えているし、二度と同じ失敗はしないように気をつけるよなあ・・・などと感心してしまいました。

また、失敗には「よい失敗」と「わるい失敗」があり、
未知の事象に突き当たり、それによって失敗することで、技術が進歩するのは「よい失敗」だが、
不注意や、未熟さでおきる失敗は「わるい失敗」だとしています。

さらに興味深いのは、失敗の原因には階層があり、
個人の技術の未熟さから発生するものと、
指導の悪さから、マニュアルの不完全で起きるものと、
会社や組織の構造上の欠陥から起きるもの
果ては、社会や文化を原因にして起きるものがあると説明しています。

まさしく「失敗学」と呼ぶに相応しい名著です。 (蒼海苔天祐/2007-01-27)
 普通の感覚で言うと「失敗=恥」みたいなものがある。しかし、この本で述べられていることは失敗を知識化してどう生かすかについて語られている。
 そのためには、失敗と向き合わなくてはならない。会社などでこの本に書かれているような取り組みを行おうとするのは正直言って難しい。しかしその取り組みも、失敗を重ねていけば、いつか上手くいくのだろうか。
 やはり失敗と向き合い、失敗を知識化するための文化には相当の労力を要する。ただし、そのための価値はあることは確かだ。人は必ず失敗するし、これまでも人は失敗から学んで成長してきたからだ。
 色々なハウツー本が出版されていて、それらを沢山読んでいる人もいるだろう。たまには「こうすれば上手くいく」ではなくて「失敗」について学ぶ価値もある。なぜなら、何も行動せねば失敗しないから。行動するためにハウツー本読んでいるのに、行動しないのは勿体ない。行動した結果、失敗したらこれをもとに失敗から学ぼう。
(arlo/2006-08-23)
失敗から学ぶことは大事だと思っていましたが、ここまで真剣に考えたことはありませんでした。
失敗の定義から始まり種類・特徴、そして創造にいたるまでの流れはまさに圧巻です。
今現在もさまざまな失敗が表面に出てきていますが、そのほとんどは事前に予測し対処可能なものがほとんどです。
今の日本に求められているのは、失敗を隠すことではなく生かすことではないでしょうか。
一人でも多くの方に読んでもらって失敗に関するイメージを変えて欲しいと思います。 (好奇心のかたまり/2006-02-06)
いい本だけど。。。 ||||||||||||||||||||
失敗学というタイトルをつけた出版社の勝利ですね。
この本は失敗学という考えを広めるのに貢献しましたが、
内容的には、抽象的な概論論がメインです。

(この研究そのものは畑村先生だけでなく、同じ様に
 複数の人で研究していたようです。)

同じように研究されていた中尾 政之さんの失敗百選の方が
具体的で体系化されていて面白いです。
(この方も畑村先生と一緒に活動されていたようです。)

学校の先生らしく、抽象的な概念や学問化することには長けていますが、
私にはいま一つ迫力を感じませんでした。
畑村先生の本では「危険学のすすめ」の方が実践的で
格段に面白いです。
こっちの方が、真剣味、迫力みたいなものがあります。
(English learner/2007-05-07)
「失敗は成功の母」
そんなことは知っているよ!という人がほとんどだろう。
でも、それをしっかりと理解し、実際に実践している人はどれだけいるのだろうか。
失敗「学」と堅苦しい名前がついているものの、本書で著者が言いたいことは
 「失敗は成功の母」
という、ただそれだけである。
その格言を、実例を交えながらいろいろな角度から分析し、著者の考えを盛り込ませながら、説得力をもたせたのが本書である。
失敗とは何か?
失敗とどのようにつきあえばいいのか?
失敗をなくすにはどうすればよいのか?
失敗を忌み嫌うのではなく、失敗と真正面から向き合う。
社会としても、組織としても、そして個人としても、失敗に対する肯定的な態度を形成していくことを著者は望んでいる。
失敗は必ず起きるものである。 (the_world/2005-10-01)
何事にも失敗はつきもの。
失敗は次の成功の糧になる。

誰もが頭の中では解っている(つもりになっている)ことだが、実際には失敗自体が経済的損失やイメージ悪化に直結するので、組織の雰囲気として許されないことが多い。そのため、失敗隠しが無意識か故意かによらず行われて、思いもつかないような事件に発展することがある。

本書では「失敗」を如何に分析・知識化して次に活かすかということを提案している。また、「失敗」が表面に出にくい特徴を指摘して、大きな失敗を起こさないためにはどのような点に注意すべきかを明らかにしている。

全体的に読みやすく、解りやすい。そのうえ様々な角度から「失敗」を分析しているので、自分や周囲で起きている失敗と関連付けることが容易で、より生々しく感じることができた。
技術者には特にお勧めする。読むことで目に見える技術の向上を得られるわけではないが、本書のような考え方を持つことで、技術レベルの底上げと安定化を図れると思う。 (Takahiro/2005-11-22)
失敗は成功のもと |||||||||||||||
一言で言えば、「失敗は成功のもと」ということが述べられている本。具体例や、実践する上での注意点が盛り込まれており、説得力を増している。
全体最適の重要性やら、TQCや論理的思考の落とし穴やら、とても興味深く読ませていただいた。
どのような分野であれ、仕事を進めていく上での参考となる、示唆にとんだ本である。 (冬の暖かな鎌倉の海岸で/2006-05-10)
失敗学というタイトルは面白いですね。失敗も煮詰めれば学問体系になるもの。
とはいえ、内容はそれほど堅苦しいものではないので多くの人に勧められます。
人生経験の大半は失敗、恐れるに足りないと思いました。 (ミッシー/2007-05-03)
 僕の場合、失敗を恐れる気持ちが強いですが、失敗に対して真摯に向き合う事の大切さを知らされた本です。
 「失敗は成功のもと」といわれる格言を生かすためには、失敗と向き合い失敗の法則性を理解し、要因を知り、
失敗が成長して致命的なものになる前に未然に防止する術を覚えること。
 失敗から学び、失敗のマイナス面ばかりを強調するのではなく。 失敗のプラス面に着目し次の技術の進歩に
つなげるか、また失敗を如何に知識化して組織・社会で共有化していくべきかの方法論、新しい事にチャレンジし
て創造性を発揮するために失敗学から学ぶ方法論等参考になります。
 昨今の、事故が多発する日本社会において、より多くの方・世代を越えて読み継がれて欲しい本です。 (本が好き/2007-04-17)
 しかしねどれもこれも失敗は成功のもとと
昔からいうように読んでいてたのしい。

成功するより失敗するほうが断然多いわけで
わたくしなどは安心してしまう。
しかも、失敗のあとしまつがすばらしい。
そーすると失敗学というよりしっぱいした時の
こころのありようを説いているのではないだろうかる

おもしろい、是非一読推奨!! (flora/2007-03-26)
失敗学は重要な学問です。が、この本はそれをとりいれる「すすめ」を書いたものであって、失敗学自体を書いてはいません。
もし失敗学そのものを具体的に知りたい、大枠でも知りたいと思っても、これでは不十分。現在の様々な技術やビジネスの開発に、「失敗を活かす事自体思いつかなかった」、という方は是非読むといいです。興味深いエピソードをわかりやすく書いています。
しかしその先、失敗学そのものについては、また別の本を探す必要があるでしょう。 (ペリエ/2008-02-22)
「どれでもいいから畑村さんの失敗学の本を読んどくといいよ」と教官にすすめられてこれを選びました。なるほど、人はこうやって失敗をするんだということがよくわかりました。自分が失敗するときのことはつい棚にあげてしまい、失敗を客観的に見て判断する、ということをときに自分が失敗した際は打撃が大きければ大きいほど、見たくないものですが。教官のいわれることはやはり聞いておくものだとこのときばかりは感心しました。 (picabo/2007-03-08)
「失敗学」と聞くと、一見ネガティブで、あんまり手にとって見たくないなぁと感じますが、読んだらビックリ、とっても為になる失敗が網羅されています。
この本が優れているのは、失敗を繰り返さない為に、どうやって「知識化」をするかと言う視点が、全編に貫かれているところでしょう。

そこで目鱗だったのは、「報告は主観的に書く」と言う点でした。
今までは、誰にでもわかるように、感情を排除して、極力客観的に書くのが正しいと思っていたんですが、「知識化」を有効に行う為には、「主観的」に書いて、読み手の印象を強めた方が効果的だと言う解説はとっても為になりました。 (jiateng4/2008-04-24)
「失敗」は痛いです、本当に。
大きなプロジェクトを失敗した後で反省するために読みました。
目から鱗です!
そのときに何を感じたかが重要、なんて思いもしませんでした。
これまでは原因分析して客観的に客観的にしようとしていただけですから。
失敗を前向きに捉えることの大切さを学びました。
同じ過ちを繰り返さないために。
自分も後輩も他の部門の人も… (lazybee/2008-03-29)
いい本です。久しぶりに読んでそんな印象を受けました。

昔からよく「失敗は成功の母」ということがいわれていますが、どこか精神論のよ
うなイメージがあります。それをきちんとした分析と論理の積み上げによって、だ
れもが納得できる形にまとめているのが本書です。

まさに「失敗学」という名前にふさわしい内容だと思います。

著者はその後も失敗についての分析を続けているようで、その進化版として「危険
学」なるものを発表したりもしています。そんな新しい主張も頭に入れつつ本書を
読み直してみると、失敗との正しい付き合い方がより立体的になって見えてくる感
じがしています。 (フィルさん/2008-02-07)
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失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)
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ASIN:4061495968
講談社(2002-03)
畑村 洋太郎
売上順位:19358
¥ 756(中古:¥ 93)

レビュー総評点:33
簡潔かつ明瞭 ||||||||||||||||||||||||||||||||||
 「失敗学」といえば畑村さんというほどこの分野を確立された
著者のこれまでの主張をコンパクトにまとめられた一冊です。
 「失敗学」からすれば主張も、文章もこなれてきてわかりやすい。
畑村氏入門という1冊です。 (ny/2004-09-11)
「失敗学のススメ」を新書版にした感じで、
目新しい内容はほぼナシといえる。
面白いけど、どちらか読めば良いと思う。 (蒼海苔天祐/2007-01-27)
同じ著者の「失敗学」をさらに具体的に仕事に生かす方法について書かれた本で、失敗に関わらず、情報、知識、経験を如何に仕事に生かすかについて書かれています。
こちらも具体例がいくつも挙がっていますので、分かりやすいですし、すごく納得します。

思わず笑ってしまったのは(いい意味で、ですよ)、
著書の中で「思考展開図」と呼んでいる、課題を自ら発見し、その課題を解決するために具体的にどうすればいいかを発見していく手法の図が、
データ構造化の際のサービス定義、データ定義、システムの要求機能の整理の図にそっくりで、こちらの方がより素人に分かりやすいということです。

また、失敗は隠れたがる傾向があるが、隠れさせてはいけない
失敗や事故が起きたときには、「原因追求」は徹底して行うべきだが「責任追及」は起こってならない、
アメリカには、事故が起きた際に、「原因追求のためにすべての情報を開示する代わりに責任は一切追及しない」という司法取引が実在する言う話は、とても参考、勉強になりました。

  失敗、失敗経験、失敗情報こそが、技術の習得を確実にし、技術の発展・進展にも大きく寄与する
  失敗こそ、創造の源である

著者が、失敗の権威であると同時に、創造学の権威であるのも頷けます。 (yutakaeb/2005-01-10)
図が秀逸 ||||||||
初めて畑村氏の失敗学の本を読んだ。書かれていることはあくまでも理想であり、この本を読んだら即失敗をしなくなる、失敗の可能性が少なくなることはないが、大いに今後の行動の指針になる。また、挿入されている図は簡潔でいてかつポイントを的確に表現している。自分もこのような図をかけるようになりたいと感じた。 (kentmild/2005-04-03)
人生を生きていくうえで、失敗を糧にしている人であるならば、
みなそれぞれの失敗学を持っているはずである。
本書の素晴らしいことは、それを簡潔明瞭に一般化して
万人にわかりやすく提示しているところである。
私も実は個人的な失敗学を持っているんだということに、
この本を読んで初めて気づかされた。
潜在的な思いを顕在化させ、実生活に役立たせてくれる本であると言えよう。
ただし、失敗を糧にしていない人が読んでも何もならないと思います。
悪しからず。 (/)
後に役立つ良い失敗と、回避できたはずなのに起こってしまった
悪い失敗があるという記述には少しドキッとさせられました。
また失敗を生かすための方法論を知っておかないと、失敗から学ぶことは
できないという文章には説得力があります。
失敗を防ぐ、失敗から多くを学びたい人にはうってつけだと思います。
個人的にはもう少し具体的な事例、手順が書いてあればと思いましたが、
新書サイズでこの内容は満足がいきます。 (スノーベル/2002-05-11)
いつもチャレンジして、失敗している、おばけのQちゃんは偉い!けど、一回一回の失敗が、次に生かされているのであろうか?あるいは、失敗を防ぐための、訓練、組織等は?と考えさせられる本です。
読みやすいうえ、以下の点で楽しめました。
①「図」が楽しい。仕事の上でも使えそうだ。
②良く言えば、実例、悪く言えば、話がどんどん発展していって出てくる逸話が、楽しい。飲み屋で、話がどんどん盛り上がって、あらぬ方向に行ってしまうみたいだ。
楽しいだけでなく、「なんとなく」仕事をしていてはいかんなぁ、と少し気が引き締まりました。
あと、できれば、上司に読ませたい・・。(プレゼントにどうぞ) (lemonerika/2002-05-08)
成功には学びようがない。が失敗には多々学べる。
斯界の碩学がいかにして、このような考え方にたって、この「失敗学」を進めているかという動機や基本的な考え方を把握できた。
この考え方大事だと思う。忙しい人ほど大事だと思う。そういう人に、これ読んでみてください。
と薦められる一冊である。 (nakagawa/2003-02-24)
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創造学のすすめ
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ASIN:4062121581
講談社(2003-12-16)
畑村 洋太郎
売上順位:145992
¥ 1,575(中古:¥ 313)

レビュー総評点:7
根気がある、物作りをしたい人にお勧めです。
この本ではゼロからの創造ではなく、機能->構造->要素と分割していって、それらを条件に合わせて再構成することで新しい機能を持つものを創造する方法について解説されています。順を追って行けば誰にでも理解出来る様、文章や方法は熟考されています。
当り前ですが、この本を読んだだけですぐに、効率的な創造が出来るわけではありません。順序立てて考える方法や考え方の整理・探索方法を元に実際に繰返し考えて実行する必要が有ります。 (yey/2004-04-20)
如何にして新しいものを”創造”するのか。
その手順を一般化しようと研究してできたのが「創造学」である。
新しいものができるまでの手順は一見、多種多様であるが、その中にも類似の道筋を辿ることが多いということで、エッセンスを抽出して分析している。
その分、適用範囲が拡がっているのかもしれないが、抽象的過ぎてイメージしにくく、なんとなくうなずけた「失敗学」と比べてしまうためでもあるが、難しく感じてしまう。
KJ法を取り入れた創造スキームの提案も行っているが、著者自身も最後に現段階での研究の成果と述べているが、あくまで”創造”のいち過程のような印象で、参考にはなるが確立されているともいえない。
それでも多くのエッセンスがちりばめられている本書は貴重だと思う。 (Takahiro/2005-12-01)
微妙 |
書き方がまどろっこしい。
定義するならきっちり定義を述べてほしい。定義等に使われてる言葉がどういう意図で使われているのかよくわからない。
そんな状態で具体例を出しても具体的過ぎてわからない。

私だけかもしれないが、本書は具体的で逆にわかりづらくなっていると感じる。 (Rago/2007-11-29)
「創造」という言葉には、オリジナル、ユニークというニュアンスがあると思います。モノを作成するときに、ハードでもソフトでもオリジナリティが求められますが、なかなかオリジナリティ、ユニークなものを作るのは難しい!というのが日々の実感です。

この本は、そのような創造活動を進めるに当たり、創造活動を構造的に捉え、それらの要素やプロセスを仮定することにより、ある程度の法則性を導きだしています。それは思考平面図から思考括り図、思考関連図、思考展開図と順を追って進めることで、誰でも無理なく創造することができる、ということ。
これらのプロセスを経ることで、自分の頭の中に思考回路ができ、他の人に自分の考えていることを説明できるようになる。そして、そのことが創造のスペードを更に上げていき、効率も高まっていくということです。

確かにあらゆる事柄から抽象概念を抽出して、あらためて具体物に収斂していくという作業は日々の業務で無意識的に行っているように思えますので、それらの行動を効率的かつ質を高く行うことができれば、業務を行う上では非常に素晴らしい武器になると思います。
ただ、本書にあるとおりにすればオリジナリティ溢れるものがいつでもどこでも創造できるということではありません。ちょっと残念ですが、まぁそういうものですよねぇ・・・。

プロセスや手法には参考になることが多かったです。ただ、これらのことは実践を通して身に付けることなので、読んだだけでは身に付かないのは巷のマーケティング関連の本と同様ですね。

モノづくりに関わる方には参考になることが多いと思いますので、一度読んでみることをお勧めします。

(itgaki/2007-08-31)

 会社で働いていると、しかも学校を出てから何十年も同じ会社で働いてい
ると、いつの間にか考える範囲が会社の中の考え方になってしまいます。
 何か会社で事故が起きたときに、自分の仕事が世の中とどんな関係を
持っているか、起きてしまった事故から何を学ぶか、自分は何をしなければ
いけないかを考える必要があると畑村さんは問いかけて来ています。
 偽装事件を犯した会社の方に是非読んで、世間に対して自分がどんな
立場でいるか考えてもらいたい物です。
 失敗から新しい物が必ず産まれます。
 創造するためには自分の頭で考えることが本当に大切と思える一冊です。 (河岸宏和/2008-06-07)
物を作る仕事をしていて、これからも続けたいと思っている。形あるものからないものまで様々だけど、最適な手順を学びたくて「創造学」という響きに惹かれ、なおかつ、畑村洋太郎さんの著書は数冊読んでいるので、同じようなことが書いてあるのかなとも思いつつ、読みやすかった印象も手伝い購入。通読してみて、物事を創造する上での手順というのはしっかりあり、その手順手順で定義されている、ツールを利用することで創造的な活動は容易になると思いました。「アウトプット型創造」と題して、手順を実例込みで紹介してくれている。「生成物としての要素・構造・機能」「想念源」「水平法」「わかるパターン・テンプレートの構築」「アイデア生成技術」「具体化」「抽象化」など頭にためておきたい場所は多々ある。思考展開図の詳細が記載されているのが大きかった、創造のための思考活動の生成物として思考展開図は利用していきたいと思う。また、高め方での値の引出で棚を3つぐらい準備というのも頭に記憶を落とし込むときに有用な手段と思えた。体系的にもの、事象を作る作業を行いたい方は一読してみてはいかがでしょうか、きっと役に立つシーンに出会えると思います。 (sickboy/2008-03-31)
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畑村式「知的創造」の本
モノづくりのための一冊
 
w:13 h:18 224page
「失敗学」事件簿 あの失敗から何を学ぶか
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ASIN:4093876312
小学館(2006-03-15)
畑村 洋太郎
売上順位:65279
¥ 1,365(中古:¥ 1)

レビュー総評点:1
失敗学の創始者、畑村洋太郎氏による事例分析である。

JR西日本福知山線の脱線事故、みずほ証券の誤発注、三菱自動車のリコール隠し、
雪印乳業の食中毒事件、六本木ヒルズの回転ドア事故などなど、
耳目に新しい事件、事故を多数取り上げていて、そこがまず大変興味深い。

畑村氏は、失敗の原因は3つに大別できる、という。

 ・不注意や判断ミスなど、個人に責任があるもの
 ・経営トップの戦略ミスや組織運営不良に起因するもの
 ・行政、政治の怠慢や価値観の変化など社会システムとの不適合によるもの

しかしほとんどの場合、原因は複合的である。
個人がミスを繰り返す場合、その背景には組織運営上の問題が必ず潜んでいる、という。
だから大切なのは失敗の原因をとことんまで究明すること、
失敗から学び二度と繰り返さないこと、そして過去の失敗を忘れないこと、である。

また失敗を未然に防ぐ有効な手立てとして「逆演算思考」を提唱している。

 「うまくゆく方法を精緻に作り上げる順方向の考えでは、必ず抜けがでる。
  失敗を防ぐためには、まず具体的な失敗を仮定し、それに至る道筋を逆
  にたどる逆方向の考えをする以外に方法はない。」p121

非常に示唆に富む考え方である。
失敗学は全ての企業が真剣に取り組むべき課題であろう。
座右において戒めとしたい一冊である。 (丁三/2007-01-28)
産業界を始めとした、いろいろな技術的失敗を中心に事例の紹介と分析を行い、失敗からどう学ぶか、失敗を起こさないためにはどうすべきか、自論を展開。

よみやすいです。
(あきらくん/2006-10-28)
企業でも個人でも失敗から学ぶことは大事→わかっちゃいるけど同じ失敗を繰り返す・・・が世のならい。

そうです、著者が言うようにいったん起こってしまった事故は社会の財産、なのだ。失敗を動態保存すること。

JALの御巣鷹山墜落事故、信楽高原鉄道事故などその流れは具体化しつつある。

著者が定義する「失敗の法則」は参考になる。 (driven/2006-07-22)
失敗学 ||||||||
具体例を挙げて、失敗の本質に迫ります。

失敗とは成功の大切なプロセスだったりもして、おろそかにするものではないことは誰でも知ってると思う。
いろんな角度から、特に「時間」を追えるようになっている本書はとても面白い。

ただ、一回読んで?と思ったこと。
作者の「失敗」に対する定義や考えが、本編ではなく「はじめに」に書かれていて、読み逃していました。
私のように飛ばしてしまう人も多いのでは?と思うので、星を減らさせてもらいました。 (伊蔵/2006-04-23)


 踏切で車がエンストして止まってしまったときは、あなたはどうしますか?
踏切に設置してある、非常ボタンを押すだけでなく、発煙筒を焚いて、大きな
声を出しながら、電車に向かって走り、ぐるぐる手を回して「止まれ、止まれ」
と叫ばなければならないのです。
 もし、非常ボタンが壊れていたときは、電車が止まらないので、発煙筒まで
焚く必要があるのです。
万が一安全装置が働かなかった時の事を考えて日頃活動する必要がある
のです。
 危機管理を学ぶときに必ず読んだ方がいい一冊です。 (河岸宏和/2008-05-31)
本書の大半は、マスコミで大きく取り上げられた様々なインシデントについて、どういう失敗だったのか、どこに原因があったのか、そして、そこから学ぶべきことは何か、を、マスコミのセンセーショナリズムを廃して、また、個人に責任をとらせて解決とみなす安直な態度を断固拒否して、冷静に分析していく。
たとえば、新潟県中越地震によるJR上越新幹線の脱線を「新幹線の死傷者ゼロという神話が崩れた」と煽るのではなく、「JR東日本が優先順位をつけて地震対策ををしてきたおかけで大惨事にならずにすんだ」と誉め称えている。その後の福知山線の大事故については、「危機意識は徐々に高まってきていたが間に合わなかった」として、他の要因も挙げて分析している。

分析事例は著者の出身母体である工学の分野にとどまらず、金融機関のコンピュータシステムの問題や、一時期騒がれたSARS騒ぎなど健康情報の分野にも及んでいく。そして、失敗とは何か、ハインリッヒの法則とは、と言った話で本を締め括っている。

すでに著者の哲学に触れてきている人にとっては前半は特に目新しいところはないだろうが、巻末には、2002年に設立された「失敗学会」についての記事が載っているので、参考になるといいだろう。 (delmonta/2007-07-29)
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w:10 h:14 288page
「変わる!」思考術 (PHP文庫)
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ASIN:4569668623
PHP研究所(2007-05-02)
畑村 洋太郎
売上順位:173073
¥ 560(中古:¥ 148)

レビュー総評点:9
この本は時代の変化をどう捉え、それに合わせて自分はどう変わるべきなのかというのが主題になっています。でもそれ以外に失敗学、創造学、決定学という、畑村先生の主な主題がバランス良く盛り込まれ、まさしく畑村式総合編といった趣きです。なかには貴方の考えとは違う部分もあるかもしれません。ですが、自分の考えをハッキリさせる叩き台には必ずなります。畑村先生の本には当たり外れがありますが、この本は良質で値段も安価です。この本から読み始めてはいかがでしょう。 (ジブラルタルの風/2007-08-09)
以前出た本の文庫化です。
当時は、どこの企業もバブル期までの従来型のやり方から抜けられず、
社会全体が非常に苦しんでいたような時代でした。
そういう人たちに警鐘を鳴らし、「変わるとはどういうことか」「なぜ変わらなければいけないか」
「どうすれば変わることができるか」などを示したのが本書でした。

文庫化を機にあらためて読み直すことになりましたが、
社会現象を分析するときの畑村氏の独特の視点はあいかわらず面白いと思いました。
また、本の中で言っている中身は普遍的なもので、
いつの時代にも通用するものだというのがよくわりました。
(フィルさん/2007-07-15)
東大工学部〜失敗学のキャリアから、予想したより、かなり抽象的な内容でした。

終身雇用が崩れ、流動性の高い社会への変化することが前提です。
企業に属しながらも、集団を牽引・改新する思考を持つことを強く勧めています。
その結果、場所を問わず活躍できる人間になることを目指します。

それとともに、従来の収入や豊かさを主とする価値観から脱却し、自分の価値観を確立することも勧めています。 (atom/2008-09-18)
変わるというキーワードは興味をひかれるキーワード、その上、著者が畑村さんってことで、変わることに対して失敗学の知恵をどのようにつかえるのかなど学びたく購入、通読。読みやすい本でした。焦点は変わる必要性、変わるには「逆転の視点」「三割の冷静さ」「課題設定能力」が必要、組織を変える上での具体的な手法なども面白かった。他にも詳しい本はいっぱいあるけども多読の中の1読としては十分な価値を持っている。ハインリッヒの法則は今の仕事にあてはめてみて、ひやりがどの程度あるのかを見直す価値はありそうだ。組織を考える上で、2:6:2の法則は必ず頭に残しておく必要があると感じた。
(sickboy/2008-02-24)
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w:10 h:15 258page
決定版 失敗学の法則 (文春文庫)
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文藝春秋(2005-06-10)
畑村 洋太郎
売上順位:161753
¥ 490(中古:¥ 40)