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進化しすぎた脳 (ブルーバックス)
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ASIN:4062575388
講談社(2007-01-19)
池谷 裕二
売上順位:289
¥ 1,050(中古:¥ 428)

レビュー総評点:314総評点300以上の注目商品
世界観を変える本 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大脳生理学者が、「脳の組成はどうなっているのか」「どのように機能しているのか」といった解剖学的な視点から、「脳とコンピュータの違いはなにか」「心とは何か、心がどこから生まれるか」「心がそもそも存在する意味は何なのか」といった、心理学や哲学の領域に至るまで、現在の脳研究の最新の成果を、高校生(理科系)レベルでも分かるように平易に解説する。

普段、あまり脳関連の書籍は読まないのですが、本書は本当に刺激的でした。しかも、専門的になりすぎず、「ロボットネズミ」の話や「視覚の偏見」の話など、専門外の人でも興味をかき立てられるお話がつまっています。お話の展開がうまいです。好奇心旺盛な高校生ならずとも、大人の自分でも知的興奮を覚えます。

僕が印象に残ったのは以下のような点です。(特に最後の点は非常に好感がもてました)
・脳は体をコントロールしているが、体も脳をコントロールしている。
・「悲しい」といった感情は単に脳の副産物、脳の活動の結果にすぎない。
・「見る」とはものを歪める行為である。
・ヒトの脳は柔軟性を生むために発達した。
・部分と全体は互いに不可分で、相互に影響を与えている。脳も複雑系。
・人間の脳がそんな簡単にわかってたまるか

脳という器官についての知的好奇心をかき立てられると同時に、世界の見方を変える本。大脳生理学の入門として、また、認知心理学や哲学にも繋がる本として、高校生には是非読んでもらいたい。大人も今からでも遅くないですよ。 (ぷりうす/2007-03-04)
テンポよく語られる脳 |||||||||||||||||||||||||||||||||
脳に関する本をちゃんと読んだのは本書が初めてです。
高校生向けのレクチャーということで、
殆ど予備知識なしに読めました。
テンポの良い語りは、読むものを飽きさせません。
内容的には、理系の人には少々物足りなさを
感じさせるかもしれません。

本書の内容そのものも、もちろん面白かったのですが、
あとがきに記されているこのレクチャーを行った当時を
振り返ったコメントが、同年代の者として、
共感をおぼえました。

しかし、ブルーバックスも高くなったものですね。
石浦「遺伝子が明かす脳と心のからくり」と
似たような価格ですから、買う前に見比べて
合う方を選ばれたほうが良いと思います。
神経細胞については本書の方が深く、脳機能
としては、「遺伝子…」の方が深いようです。 (kaz-p/2007-02-10)
『記憶力を強くする』『海馬』の著者で脳科学者である池谷裕二氏の著作。中高生を対象とした数回の授業での話をそのままの言葉で活字にしている。最新の脳科学の研究成果をもとに、記憶とは何か、思考とは何かを論じ、個性や心とは何かといった究極のテーマについての考察を述べている。平易な言葉を用いており、少なくとも理系の高校生以上の知識があれば誰もが理解可能と思われる。

本書は、『高校生レベルに話して理解させられなければ、その人は科学を理解していることにはならない(ファインマン)』という理念にたいする著者自身の挑戦である。本書のすばらしさを列挙すると、最先端の脳科学が網羅的に述べられ、かつそれぞれの情報が相互に結びつけられているため、一貫性と整合性が保たれていること。多数の引用文献はすべて権威ある国際誌に掲載された論文であり、著者自身の研究データも含まれていること。話が面白く、読み出したら次が気になってやめられなくなること。学生と対話形式で授業を行っていること。これによって学生のレベルを量りながら、次の言葉のレベルを考えていたり、途中で発生する疑問に即座に答えることで、理解力を向上させることが可能となっている。このような形式で授業を行うことによって学生の能力を最大限引き出していると思われる。これらによって著者の知識量、機転などのほかに、教育者としての能力の高さが読者に伝わってくる。

最近、数名の学者と称する著者の書を集中的に読んだが、すばらしい書からとんでも本まで千差万別であった。思考や教育姿勢においては、菊池聡氏や安斎育郎氏もすばらしいが、池谷氏の能力の高さも際立っているように感じた。他の低レベルな書において『論旨は矛盾しているが著者の心意気を買う』という理由のみで高い評価をするレビューが散見され、たいていそれらの著者はマスコミによく登場する者であったりする。しかし、真に買うべき心意気というのは、池谷氏や菊池氏のような真摯な挑戦をする学者に見いだされるものだと実感する。池谷氏の著書は3冊読んだが、どれもすばらしく、世界の最先端をリードしているのは、間違いなく本著者のような科学者である。星5つ、万人に勧められる良書。 (MM/2008-01-09)
本書の面白さ、読みやすさについては、これまでのレビューに書きつくされて
いると思うので、別の観点から本書の価値を紹介する。

工学系に進むものの多くは、高校理科として物理と化学を早い時期に選択し、
生物を学ぶ機会はほとんどない。書評者もその一人である。
ただ、世の中を深く理解し、(大げさに言えば)人生を豊かにするためには、
生物学に対する基本的な知識は不可欠である。なぜなら、進化論やDNAの
理解なくして、人間の本質に迫る思考が出来ないと考えるからである。

本書は、脳科学分野における、そのような基本的な概念や知識を、
最先端の成果を踏まえながら、再整理してくれる本である。

私のように生物学について、十分な知識がないものでも理解できるまで、
内容が噛み砕かれて説明されていた。ここまでわかりやすいのは、
筆者のこの分野における理解力・知識が図抜けており、文章力が
優れてるからであろう。

今後、自分が思考する際、「現在私がこのような理不尽な欲求をするのは、
脳のこのような特性に支配されているのかもしれない..」、
などときっと考えるはずである。

本書を読み、自分の思考を形成する脳について、ますます知りたくなり
ました。私のように、脳や自分の思考に興味をもつ人に強く勧めます。

(錆びたろう/2008-05-25)
 ブルーバックスです。
 大脳生理学の最新成果を中高生を相手に講義するというコンセプトの本なんですが、これが文句なく面白い。
 何かを知るわくわくどきどき、興奮、そして知的好奇心が満たされる満足感。どれをとってもひさびさに学術系で大ヒットの本でした。これは、著者の軽快な語り口調と話の展開の上手さによるところがかなりあると思いますが、内容そのものも、ただ単純に「脳とは何か」「脳の機能」といったものではなく、「無意識と意識の違いに脳はどう関わっているのか」とか「脳と精神の関係は」などの哲学的なテーマにまで踏み込んでいて興味深いです。
 どれもこれも興味深い記事なので、例を一つ挙げるのが難しいですが例えばこんな話が出て来ます。猿の実験ですが、猿にテレビゲームを覚えさせます。テレビゲームの中でロボットアームを操ると、実際にバナナがご褒美に与えられるようにする。そうすると猿は結構器用にコントローラーを使ってゲームをします。その猿の指の神経に電極をさして、コントローラーではなく直接ゲーム画面の中をコントロールできるようにする。猿は気付いてないかも知れないけれど、コントローラーは全く機能させないでおいても、猿はゲームをコントロールできます。次に、コントローラーをコントロールする指の神経を使う腕の神経に電極を指して、実物の猿の手は動かなくする。それでも、猿は自分の手やコントローラーが機能していると思い込んで、ゲームをする。実際には腕の電極から直接コントロールしているのにも関わらず、そうできる。つまりは、電極をあるべきところに仕込んでおけば現実にはそこにないものをあるようにコントロールしている感覚で動かせる。これを更に進めて行くと、本当にやった実験なんですが、脳に電極をさして手が動かないようにしていても、猿はあたかも自分の手がそこにあるようにゲームをできるのだそうです。つまり何がいいたいかというと、この猿は(というかすべての動物は)脳でイメージして身体を動かしているということの完全な証明ができたのと、脳からの電気信号を拾う装置があれば(電極でもいい)、神経を直接つながなくても義手や義足を動かせるように出来るということです。このような事がいろいろ書いてあります。
 文才がないので、書くと面白さの万分の一も伝わってないのが残念ですが、このような感じで脳について色々な話がなされていて本当に面白かったです。 (樽井/2008-01-11)
面白すぎ! |||||||||
面白い!

自分も持っていながら、神秘の器官である脳。
正確をきして専門的に説明しようとすれば、いくらでも難しく説明できるのでしょうが
高校生相手ということもあって、とってもわかりやすく書かれています。
とは言いながら、よく考えると「レセプター」や「神経伝達物質」あたりの所とか
結構専門的に解説してたりする気がしますが、不思議とすんなり頭に入る。
説明がうまいんだろーなー、きっと。

この本の著者池谷さんと、糸井重里さんとの対話形式で書かれている「海馬〜脳は
疲れない」もオススメですよ。 (ファイヤーマン/2007-08-01)
脳科学の最前線にいらっしゃる研究者が、中高生を相手に講義をするという形式で、最新の話題を盛り込み、脳科学の面白さを紹介している。そのため、つい難解になってしまう最新の研究成果の説明も、わかりやすくなっている。
講義中にフューチャーされた研究報告については、巻末で文献紹介もされているので、原著論文を辿れるのは、理系の読者にとってはありがたい配慮といえるだろう。
こうした書籍製作の手法は、難解になりがちな最先端科学の話題を一般にわかりやすく紹介するのに適しているわけで、本書が取り扱う脳科学に限らず、他の研究分野でもトライしていただきたい(頼みますよ。ブルーバックスさん)。 (理科系読者/2007-06-07)
科学者の著者が高校生に向けて行った講義を文字化したものです。
講義の形式はアメリカ式の所謂「双方向授業」であって、一方的な授業がまだまだ一般的な日本の教壇に、一つの理想的な授業の仕方を提示するものでもあります。
内容に関しては、最初から最後まで知的好奇心を刺激せずにはいられないような驚きの内容の連続であって、読んでいて全く飽きがきません。
この本を読んだ方はきっと、その後何度も読み返すことになるでしょうし、そのたびに新しい発見が得られるはずだと私は信じてやみません。
(読書くん/2007-06-10)
最新の脳科学について平易に解かれた本.

どの話も面白かったのだが,動物は感情によって行動するわけではない,という話が面白かった.たとえば,(人間も含め)動物はあることをして身に危険が及ぶような経験をすると「こわい」と感じ,それからその行動を避けるようにするわけだるが,実は「こわい」と思うことと,その行動を避けようとすることは別の脳の部位による活動なのである.

危険な行動を避けるのは「扁桃体」と呼ばれる部位でそこが活動すると,その情報が大脳皮質に送られてそこではじめて「こわい」と感じる.だから,怖いから○○しない,のではないという.

あと,付録にある行列を使った記憶のモデルもおもしろかった.
(御猫大明神/2007-02-06)
→久しぶりに出会いました 
 読みすすめていくうちに「怖い」と思った本に..

→その「怖さ」は、
 脳が少々グロテスクであるというような「外見上の怖さ」ではありません
 人間が最初に、そして最後に信じる「自分=脳が認識している自分」が 
 ひどく不安定で、信じられなくなってしまうような「怖さ」です

→脳とコンピュータの比較、イルカと人間の脳の大きさとシワの数の違い、
 ミツバチの8の字ダンスの限界、あいまいな記憶がもたらす功罪・・
 誰でも思う「なぜ」に対し、簡易な言葉と豊富な事例で語ってくれています
 膨大な知識と深い見識とともに..

→知的好奇心をこれだけ揺さぶられ、喚起させられたのは
 本当に久しぶりです!
 (特に第1章〜第3章は 何回も読みなおしました) (よこはま こうたろう/2007-04-17)
「進化しすぎた脳」は、ベストセラー「海馬」の著者と高校生が対話式の講義を行った記録です。

「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとはいえない」とは物理学者ファインマンの言葉です。
一方的に専門用語を駆使して行う授業ではなくて、生徒からの意見を聞いて、常にフィードバックを行っているため、文系の私にも確かにわかりやすい内容でした。

受験勉強の範囲を超えて、こうした勉強ができることは、ひいては学習意欲につながるのではないかと思います。 (yukaricoffee/2007-04-03)
純粋にすごくわかりやすく、最新の脳科学研究に関するトピックがてんこ盛りで非常におもしろかった。

興味深い話ばっかりであったが、特に印象的なトピックとしては、

・意識に反応する神経の特定(ねずみやさるなどに関して、意識に反応する神経が特定され初めていて、それを利用して(それらの動物が)意識によって考えるだけでロボットアームを動かせるという装置が作られているという話)
・脳による認知の埋め合わせ(視覚による二次元情報などは脳によって、三次元に補い、解釈されなおされているという話)
・体による脳の発展(脳は体によって、支配されていて、脳の力はもてあまされているという話。いるかは人間以上に高度な可能性を持った脳をもちながら持てあましている!)
・言語による抽象的概念操作性の獲得(言語があるからこそ、概念といった抽象的なものを扱うことができるようになったという話)
・他の動物とは違い、人間は自らを進化させるのではなく、自らの「環境」を進化させている話

などがあげられる。まさに目から鱗だった。

また、最後に追加されている少し高度な内容を取り扱った章も嬉しかったし、各章の始めや、最終章(第四章)など、たびたびそれまでの内容のレビューを行っていてくれるので、内容の整理もすごく行いやすい。
理系向けの狭いものではなく、まさに一般向けの良著であると思う。

このような最新研究動向について、わかりやすく説明してくれている本がもっと他の様々な研究分野でもあったらいいのにと思った。
(misty/2007-09-20)
理系専門書というととっつき難いイメージがあります。
が、これはとてもやさしく書かれていてサクサク読み進められました。
自分で支配していると思っていた脳が、実は全然そうではないみたいですね。
今までよりもずっと、脳のことがわかったようでわからない不思議な気分になりました。 (mocheesecake/2007-03-19)
脳、神経、医学、記憶のメカニズムといったものを、これだけ平易に、イメージをわかせやすく説いた書はない。まるで、立体的に、断面的に、脳を見るがごとく、脳の命令系統の手順の動きが色や形であらわれるがごとく、想像力をかきたてさせられる。 (ベンジャミン/2007-02-03)
ニューヨーク留学中の中高生8人を相手に、脳科学界の若き精鋭が4回にわたって行った特別講義を書籍化したもの。冒頭に「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」という物理学者ファインマンの言葉を引用しているが、まさにその自負通り、最先端の脳科学の知見や実績、研究成果を実に判りやすく、親しみやすくレクチャーしている。糸井サンとの対談書「海馬」もかなり面白く読めたが、今回は次代を担う中高生相手ということもあって、最新の成果を“伝えたい・判らせたい”という思いと情熱が、手書きの資料等からもより強く伝わってきた。
著者自身あとがきで、今回(2007年1月)のブルーバックスでの増補刊行(初版は04年10月朝日出版社)を前に再読して「なにかこう、よい講義を受けたような、そんな得した気分になりました」と自画自賛しているが、その言葉が嫌みにならないほど知的刺激に満ちた本。 (酒本舗/2008-05-01)
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海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
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ASIN:4101183147
新潮社(2005-06)
池谷 裕二
売上順位:740
¥ 620(中古:¥ 129)

レビュー総評点:280
凄い本だなぁ、これ! |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
専門家の言葉をフツーの言葉に翻訳する名手、糸井重里が東大首席卒業の新進気鋭
の脳研究家池谷祐二に「脳」について聞く対談です。

本書で明かされる脳の知識は知らないことばっかりで、それをここに書いたら「本」になってしまうくらいのもの。

池谷氏は、小さい頃、九九もできず、漢字も覚えられなかったというのがおもしろい。

脳には、単なる暗記(WHAT記憶)と方法暗記(HOW記憶)があるらしい。
「頭がいい」とか「独創的である」あるいは「名人の極意」「センス」というのが、
この方法暗記(HOWの記憶;経験メモリー)の組み合わせでできているということで、
そういうものもテクノロジーであって「学べる」ものだということには驚いた。

発想力や想像力も方法記憶の話になるわけで、新しい記憶のネットワークを
つくることが、クリエイティビティということ、と言うくだりには唸ってしまった。

大事なことは、幾つになっても「自分にとって何が快適なのか」
「しあわせとはどういうものか」ということを考えないと
「何が面白いのか」もわからない。
そう考えていくとボディと世界観が初めてジョイントするという。

すごく元気と希望のでる話だ。
すごいな〜、人間のポテンシャルって!!! (涌太郎/2007-01-22)
糸井ファン向け |||||||||||||||||||||||||||||
感想はとにかく「糸井さん、しゃべり過ぎ。」ってことに尽きます。
池谷氏が興味深い脳の話をして盛り上がってきたときに、糸井さんの
「俺って感性鋭いでしょ」的な例え(脳ってハリウッドに似てますよね、みたいな・・)
で、話の腰を折るってパターンが延々つづく。
池谷氏も本心からか気を使ってるのかイチイチそれに感心してみせて、読むほうは
シラけてしまいました。
途中から池谷氏の部分のみ読むようにしたら、そこそこ楽しめました。

難しい脳の最先端の研究を聞き上手な聞き手が噛み砕いて聞き出す、みたいな対談パターンを
期待してる人は、無理にこの本を読まなくても池谷氏の他の著作をお勧めします。
(ちなみに対談中に糸井氏は、その手の対談本にするつもりはなかったと自己弁護?してます)
その方が中身も濃いし、池谷氏は上手な聞き手なしでも分かりやすい説明が天才的にうまい人ですから。
池谷氏も自身のそういう稀有な才能を、中身の薄い対談本やら監修本やらで使い回して
才能の無駄遣いをしないよう期待したいですね。
(ジェネシス/2008-05-18)
やる気を生み出す方法 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 本書を読んで、ああそうだったのかと納得しました。何も行動を起こしていない状態では、やる気が起こらないのは当然の事だったのです。

<従来の誤解>
従来、私は「やる気と行動」に関して以下のように考えていました。
・当初はやる気が無い状態。
   ↓
・積極的な考え方をして意識的にやる気を出すように努力する。
   ↓
・次第に行動的になる。

<今回分かったこと>
やる気を出すには以下の流れになるようです。
・当初はやる気が無い状態。
   ↓
・何かを手始めにやってみる。
   ↓
・やっているうちに興味が湧いたり興奮したりして側座核(そくざかく)の神経細胞が刺激を受け、次第にやる気が出てくる。
   ↓
・行動的になる。

つまり、何も行動していない状態では「やる気」が起きないのは当然であり、何かをやる前にやる気が出ないと悩むことはあまり意味が無いことになります。

やる気が出ないからといって、自分は駄目な人間かも知れない、などと悩む必要は無いのです。

従って何かに手を付けてみる、取りあえず少しやってみるということが、今後の生活を行動的にするのに役立つということです。

消極的に生きるのも人生。積極的に生きるのも人生。回り道をしてしまった方がいるかも知れませんが、一歩前に踏み出してみませんか。 (個人投資家生活研究所 管理人やすまろ/2008-01-20)
 英語のやり直し学習をはじめてしばらくたちますが、35過ぎてから、「あ〜、物覚えが悪い」
「さっぱり定着しない」などと、自虐的に追なっていた時に買った本です。
糸井さんと池谷さんのホワーンとしたやりとりがなんともいい感じで、内容的にも易しく噛み砕いて
わかりやすかったです。「年を取ってからのほうが賢くなる!」というコトバに何度勇気を貰ったことか。
 池谷さんの語り口が、夢があるというかとてもキラキラしててステキだなーと思いまして、ファンにな
りました。対談形式なので読みやすいです。勉強なんか嫌だ、と思っているひとは読んでみてください☆ (ぴこ/2008-04-11)
こんなに読みやすくてためになる本はそうそうないと思います。
一つ一つの対談にまとめが設けられているくらいですから。

かなり目からウロコな脳の情報を得ることが出来ました。
旅が脳によい、とか、累乗で能力は上がる、とか、30から頭はよくなる、とか...
読んでよかったです。
とりあえず旅をしようと思います(笑) (marpsjournal/2007-08-24)
対談は難しい ||||||||||||||
人文学的な糸井重里と科学を考える池谷祐二の対話はかみ合わないのは当然。
科学的な厳密な例を糸井が適当に解釈に話を濁すのが多かった。
それが素人だから仕方ないということになるのかもしれないが、
どこまでが科学的に正しいのか話を聞いているうちに分からなくなってきた。
へんな例えに持ち込むのはやめてください。
もっとインタビュアーが科学を知った人だったら的確に伝えられたかもしれませんね。 (脳細胞/2008-04-29)
池谷さんの切り口も面白いけれど、
それを引き出す糸井さんが最高!
この二人のハーモニーでこんな素敵な本が
生まれたのです。
というのも。
池谷さんのほかの著書を読んだら、正直言って
この本ほどは面白くなかったので・・・。

寄藤さんのイラストも含め、とてもいい本でした。
そして、10代を過ぎれば脳の細胞はどんどん死んでいく、とか
年をとってるから覚えが悪くて、などとよく言いますが、
それは迷信みたいなものに過ぎず、
脳は使えば使うほど磨かれていく、
鍛えがいのあるところだと知り、とても勇気がもてました。

読んで損のない本です。
単行本で買いましたが、文庫ならなおよし。
いつもかばんの中に入れて、
時々読み返すのにいい本だと思います。
何度も読みたいいい本です。 (vega/2008-02-18)
1)脳の研究者の池谷さんと、何にでも興味を示すコピーライターの糸井氏という異例のペアが「脳」について語りあったもの。2002年に糸井氏が運営するインターネット・サイトで連載され、出版されたものの文庫版であるが、文庫版出版にあわせて、1章追加された。この章が、この3年間に内容が陳腐化していないことを保証する役目をして、この本を前にも増して生き生きさせた。この3年で、「脳」の研究があまり進展していないという状況を物語るとも言えるであろう。2)副題の「脳は疲れない」もそうだが、我々が常識と思ってきたことと反対の「エッ!ウッソー」という事実が多く語られる。疲れた時にはよく睡眠をとって、頭を休めるのが常識と思っていたのが、「脳は疲れない」なんて本当だろうか。「30歳を過ぎてから頭がよくなる」というのもある。大体、脳細胞は20歳を過ぎるとどんどん死んで減少するので、30歳を過ぎれば、もの忘れが始まり、歳とともに「頭は悪くなる」と信じてきたがそうではないと言う。他にも眼から鱗的な話が随所に出てくるので、一気に読んでしまった。3)この対談は、研究者である池谷さんは、「脳」について深いところまで研究していろいろな事実を知っている。一方、糸井氏は、「脳」を研究している訳ではないので殆ど知識はないが、人を見る中で「脳」の働きには、大いに関心があるので、二人の対談が進むと、池谷さんが気づいていないようなところまで、「脳」の機能、事実が統合されてくることに、この本の面白みを感じた。4)読み物としては、秀逸である。 (よわたり/2005-09-29)
『「年を取ったからもの忘れをする」というのは、科学的に間違いなんです。』
この本は出だしから、今までの考えをくつがえすような内容で始まります。つまりこの本のテーマは「脳の使い方がわかると、もっと素敵に生きられるんじゃないか?」ということ。
実際、私も“『年を取ったからもの忘れをする』わけではない”という上の一文を読みながら、「自分の年齢に関係なく、新しいことを始めてみればいいじゃん」と、勇気づけられたのを覚えています。
高度な内容なのに気軽に読めて、しかもちょっぴり勇気づけられたりする一冊。今回文庫化されて、さらに気軽に読める、おトク感の高い一冊になりました。 (MM/2005-07-03)
本書でいう海馬(かいば)とは、脳内の記憶を制御する部位を指す。この海馬について、脳科学者の池谷裕二氏と作家の糸井重里氏が行った対談を収載した書。平易な言葉でまとめられており、広い読者層が対象。人の思考を決定している因子で重要なものが、記憶情報であるという観点から、これを司る海馬研究の立場から述べ、それをわかりやすく他の言葉に置き換えて解説している。各章ごとに要約を記載している。

第一感はとにかくわかりやすい、次に内容が厚い、にもかかわらず数時間あれば読破できるという良書である。著名人と科学者の対談の組み合わせとしては、最近では羽生善治氏と金出武雄氏の対談を収録した『簡単に、単純に考える』が知られているが、本書の糸井氏は言葉のプロであることで、池谷氏の説明する科学データを一般の出来事に喩えて確認する作業が抜群にうまいため、この2人の組み合わせは絶妙である。逆に、糸井氏が日常の出来事を話し、池谷氏がそれを科学的に解説する部分も多い。ただし池谷氏の言葉もきわめて平易でわかりやすく、一般の読者(と糸井氏)が理解できるよう配慮されている。さらには、読者が実際に誤認や錯視を体現しながら説明される部分も多く、いやが上にも納得させられる仕掛けになっている。内容の一部を紹介すると、30歳程度を境に頭脳の発達する部分がかわるため、30歳以降でも十分に能力を伸ばすことが可能な点や、刺激によって海馬の細胞が増殖することなど。ほぼ全てに科学的根拠となる研究データ、または引用文献が紹介されていて、一般的な学習法を紹介する書と比較しても群を抜く完成度であり、本書の中にこそ望ましい勉強法のヒントが満載されている。当然一貫性も保たれている。敢えて減点材料を挙げるとすれば、糸井氏がしゃべりすぎかなと思える部分や少し脱線している部分、喩え話が的をはずしている部分がある点か。ただし、話が意外な方向にそれることも、池谷氏は新たな視点が生まれるとして容認している点がすばらしい。驚くことに、池谷氏は小学校での成績がビリだったとのこと。科学的にも経験則でも他の学習法本を圧倒している秘密がここにある。

わずかに減点材料があるものの、他人へのお勧め度は星5つ。文庫分では後日談も掲載されており、単行本ではなくこちらを買うこと。海馬についてさらに詳細に学びたければ、重複は多いが池谷氏の『記憶力を強くする』がお勧め。 (/2008-01-06)
本書は、池谷氏と糸井氏の対談を書籍にまとめたものである。対談のテーマは、脳についての学術的な話というより、脳の有効的な使い方ないしは、生きかたについての話が多かったように思います。

これからは、私が重要だなと思ったところを列挙します。
・ネットワークを作る(物事の関係性・関連性を見つかる)ことは、年をとってもできることだ。
・「海馬」の神経細胞は、成人になっても増える。
→記憶力がアップすることができる。
・やる気が出ないときでも、何とかやり続ければ、やる気が起こる。
・複雑な問題を解かなければならないときは、まず問題を列挙して、一つ一つ問題を解いていこう。
・言ってしまったことが未来を決める。
→できると思えばできるし、できないと思えばできない。
→言葉は暗示になる。
(itchy1976/2005-12-04)
脳の話というと難しそうな気がするけれど、
著者の二人の対談形式で文章が進んでいくので、
とても分かりやすく、面白いです。

記憶とか脳とか人の心のメカニズムについて
解説していますが、ぜんぜん難しくないし、夢を壊さない。
ちょっとロマンチックですらあります。

脳って不思議の塊だなぁ。 (RLeaders/2008-01-17)
脳科学についての対談です。
高度な内容についても、池谷さんが専門外の糸井さんに分かるように説明しているので、
同時に読者にも理解しやすいというのが、本書の特徴だと思います。
オジサンには心強い内容もあり、勇気づけられました。

・30歳を超えてから、つながりを発見する能力が非常に伸びる
・脳細胞は死んでゆくが、一生かけても使い切れない程、残っている
・側坐核の神経細胞が活動することでやる気が出る。ここは、やり始めると刺激されるので、結局やる気がなくてもやり始めるしかない。
・海馬が大きいとストレスに強くなる。

頭脳の衰えに対する不安が消え、むしろ可能性は無限大だと思いました。 (シュー/2007-08-24)
いい本だと思います。
なるほどな〜などと思いながら読み進んでいくうちにわくわくしてきます。
感心したり感動したり感激しました。
読んでいるうちに元気になってくるような本です。



(田舎の賢者/2008-06-14)
勉強なんて嫌いとか、自分は記憶力ないからとか、そんなこと言ってる人はいませんか?

何かを学びたい、または何かを学んでいる最中である、あるいは単に頭をよくしたい、利口になりたいという人には大変有意義な1冊です。

脳や神経細胞の癖がわかるので、あとは彼らの性質を活かして「やってみる」だけです。

実は、本書の重要なメッセージのひとつが、この「実際にやってみる」なんですね。

覚悟を決めてとか、準備ができてからとか、そんなことはどうでもいいです。

モチベーションとか必要ないです。

ただ機械的に作業(勉強、旅行、仕事など)を始めるだけです。

やる気はやっている最中に生まれます。

他にも、大事なこと忘れたくないことを寝る前に勉強すると、寝ている最中に脳が勝手に情報を整理してくれたり。

他にもシンプルで効果抜群の知見が満載です。

かのドラッカー先生がいう「知識社会」が実現して久しい現在、本書のようなわかりやすく実効性のある本は、各自自己責任で発掘し独学する必要があります。

誰も他人の脳の面倒は見てくれませんから。

「かわいい子(脳)には旅(体験)をさせろ」。

至言です。

頭を良くするのに、年齢なんて何の障害にもなりません。

むしろ年齢を重ねれば重ねただけ得です。

理由は読めばわかります。
(amazon★マニア/2008-02-27)
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単純な脳、複雑な「私」
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ASIN:4255004323
朝日出版社(2009-05-08)
池谷裕二
売上順位:73
¥ 1,785(中古:¥ 1,770)

レビュー総評点:51

この本の要約は「20年前に卒業した母校で、著者が後輩の高校生たちに語る、脳科学の「最前線」。切れば血の吹き出る新鮮な情報を手に、脳のダイナミズムに挑む。かつてないほどの知的興奮が沸きあがる、4つの講義を収録。 」ということに尽きると思います。

最近、脳科学に関する本は多く、面白い本は少なくありませんが、著者がこれ以上に幸せそうな本は見たことがありません。自分が興味を持った部分を後輩に語れるということ、自分が行っている研究を情熱をもって語れるということは本当に幸せなことだと思います。特に、一番ダイナミックに動いている学問分野を、感性の鋭い後輩に語れるということは素晴らしいことでしょう。

本書は、最近の脳科学関連の多様な実験結果を示しつつ、「"心"がどの様に生まれるのか? 脳内だけで決まる話なのかどうか?」などについて議論したり、「創発」「自己組織化」などの話題にまで言及します。ここで述べられている実験結果は、知らなかったことが多く非常に興味深いですね。解釈についてはちょっと違うのではと思う話もありましたがそれも含めて刺激的でした。

今脳科学は祝福された学問といってよいでしょう。ただ、話を聞いた学生が研究をするころにどうなっているかはわからないのですが。

いずれにしても学生だけでなく一般人にもお勧めの本です。
(佐々木良一/2009-06-04)
最高に面白かった!

難解なトピックをかみくだいて話すだけに止まらず、
・思わず引き込まれ、唸ってしまうような例示(動かそうと思ってから動作までの順序やプロゴルファーの失敗)
・仕組みを実感できる例示(パラパラやプログラムでの表示)
等、なんてすばらしい教育者なんだろうと思います。
私だけでなく、生徒も他の読者も、脳科学のことが大好きになったはず。

池谷さんの語り口調、特に生徒からのコメントを「なるほど」「いいことを言う」とやさしく受け止めるポジティブさが、大好きです。 (きょん/2009-06-28)
高校生を聞き手にした講義ということで、自然科学にまったく通じていない私も楽しく読めました(たぶん、著者はおそろしく話がうまいんじゃないかな、とも思いました)。まず、データというものについて相関関係は因果関係ではないといった釘をさす話から始まり、脳と意志と行動の関係について、たとえば「手を上げる」と意図したときには、脳はすでに準備を始めていて、脳から「動かす」という指令が出た時には、人はすでに「動いた」と感じているなどという、考えようによっては恐ろしい話が次々に紹介されていく。だとすれば人間の意志は脳に支配された自由のないものなのだろうか。そのあたりぎりぎりまで話しておいて、まあ、脳も自分ですからって、慰められたような、いたわられたような。
また、脳の、未来を予測しようとする性格は、このまま実験、知見を積み重ねていけば、時間とは何かという哲学の難問をあっさり超えてしまう可能性も感じさせられます。恐るべし。読者としての理解度でいえば星4つですが、何度も読め、読むたびにこちらの世界を広げてくれそうな可能性を感じるので星5つです。 (unknown poet/2009-06-15)
これぞ驚きの連続 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
何か本を読みたいけど何読んで良いか...って人には真っ先に薦めたい本。

思えば僕が最初にレビューを書いたのも池谷裕二さんの「進化しすぎた脳」でした。

ともかく最近の脳科学の進歩は怖いくらい著しいのではないでしょうか。本著ではページをめくる度に驚きがやってきます。

例えば「脳には幽体離脱を起こす部位がある」だとか、「愛情測定や嘘の発見ができてしまう部位がある」とか、「自分がいつアルファ波を出しているか把握することでミスを防ぐことができる」とか...

とりあえず、1章だけでも手に取ってみてみることをお薦めします。

著者の母校の高校でひらいた講演の模様を文書に書き下ろしたものですので、読みやすくできているところも素晴らしいです。

私っていったいなんだろうかとか、人間ってなに?とかそういった問いに、哲学書以上の発見をもたらしてくれることと思います。 (tom/2009-05-13)
脳科学についての認識が世間に浸透してきましたが、
一過性のブームで終わるのか?実際に理解はなされているのか?
この本は高校生に、
つまりある程度の知識は身に付けてきているけれども、
実社会での経験はまだ浅いため、
物事を表面的に受け止めている可能性の高い人たちに
向けての講義をまとめた内容です。
小学生・中学生ともなると知識も少ないのため、内容が浅はかになる。
しかし、高校生であれば、ある程度の高度な内容も教え方次第できちんと理解できる。
そのため、あまり勉強をしてこなかった大人でも理解しやすく、
内容に充実感を感じることができるでしょう。
子どもたちが分かるように説明できるということは、
人の脳の仕組みを熟知している著者だからこそ、
「いかに分かり易く人に伝えることができるか?」を
知っているのでしょう。
「記憶はあいまい」とおっしゃっているように、
きちんと勉強してきたと自負していたとしても、
案外忘れていること、当たり前だけど心に響きました。
また、脳=心・・・読めば読むほど、自分についてを考えさせられます!








(君に会いに行くよ/2009-07-01)
興味ある部分を取り上げる。
記憶とは連続性の保証であり、言い換えれば自我の持続である。
心とは身体と脳、無意識と意識(自我)の相互作用であり無意識部分がその大部分を占める。
また、自己言及(言語によって可能となった)によって成り立っている。それ故に心は環境に散在するとも言える。(体あっての脳、環境あっての脳)
判断とは無意識が判断したものを意識(自我)が時間を遡って、あたかも自分が判断したかのように思い込む。それを、自由意志と言っている。(脳は時間も創る)
しかし、事実は、自由とは未来に向かってではなく過去に向かっている。即ち、自分の採った行動を見て、その行動が思い通りだったら遡って自由意志と感じる。正確に言えば自由意志ではなく、自由否定でありそれが人間の自由である。(アイデアは頑張って捻り出すものではなく、自動的に創発してきたアイデアを自由否定するかどうかだけ)

この解釈に、ヨーロッパ人はどう感じるだろうか。
近代的自我とペアである資本主義の行方を暗示しているのであろうか。 (海/2009-06-22)
 亡くなった米原万里さんが『進化しすぎた脳』の書評で、もし若ければ大脳生理学の研究者になりたい、と書いていました。文系のぼくがそう感じるのは"知覚の現象学"が、哲学的な言葉だけでなく脳の動きが高速の顕微鏡で動画としてみられるようになってきているからです。今まで哲学的に不思議だったことが、リアルな細胞の動きで説明されてしまう凄さといいましょうか。

 池谷さんは、一連の自著をアウトリーチ活動と定義しています。『進化しすぎた脳』も『単純な脳、複雑な「私」』も高校生向けの講義をまとめた本ですが、レクチャーする相手というのが熱心な高校生というのは、ちょうどいい感じですよね。講義する方も、聴く側の真剣な眼差しと新鮮な質問にノッてくる感じがしますし。池谷さんはその後も単著や共著を出し続けますが、基本データは『進化しすぎた脳』だったように思います。それが今回の『単純な脳、複雑な「私」』で刷新されたといいますか、日々進化を続ける研究の成果がライブ感たっぷりに語られていて「ここまで科学はいってるんだ!」と驚くような内容にページをめくるのももどかしい、という感じを久々に受けました。

 まず驚いたのが「核基底」の話(p.79-)。勘に従って決断している時の脳の活動をMRIで測定すると、核基底が活動していたそうです。実は核基底は「手続き記憶」「方法の記憶」をつかさどる座。自転車に乗ったり、箸を動かしたりするときに無意識に使われる筋肉の動きなどを正確無比な高度な記憶で操ります。将棋でもプロは一番難しい盤面を見ただけで次の一手がわかるといいますが、こうした経験に基づいた勘は《無意識の脳が膨大な計算を瞬時に行って》いるからだというんですね(p.84)。なるほどな、と。こんな驚きが一杯の本です。 (ib_pata/2009-06-06)
「進化しすぎた脳」のような高校生向け脳講義録です。個人的には「進化しすぎた脳」以上に楽しみました!

本書の前半では「"心"がどの様に生まれるのか? 脳内だけで決まる話なのか、決まらない話なのか?」というような話題を中心に話が進みます。本書を読み進めると、心は"mind"(自分でコントロールできる心の働き)というより寧ろ"heart"(自分でコントロールできない感情的な心)なんだなぁ、と納得させられました。heartには"心臓"という意味がありますが、まさに"心=胸の内"なわけで、身体と心は切っても切れない訳ですね (例:心臓の鼓動 → ドキドキ感)。確かに"I change my mind."とは言えますが、"I change my heart."とは言いませんし。この他、「ひらめき≠直観」の話は「決断力」(羽生善治)と通じる処があります。

本書の後半では「創発」「自己組織化」「複雑系」の話題が中心で、単純な仕組みで如何に複雑なことが出来るのかについて、かなり突っ込んだ議論が出てきます。以前「SYNC」「ゆらぐ脳」を読んだ際に「(脳のモデルとして)複雑ネットワーク上での同期現象が分かれば面白いだろうなぁ」という感想を持ちましたが、実際にそのような試みがあるのを知って嬉しくなりました。ノイズ入力に応答する人工ネットワークにおいて、ネットワーク構造を少しいじると"ベキ分布"→"ポアソン分布"に応答の様子が変化するというシミュレーションが凄いです!つまり、単にニューロン細胞を集めるだけでは不十分で、各細胞をどう繋げるかが本質的、という訳ですね。こうして「構造="集合"+"相互関係"」という認識を更に深めることが出来ました。

その他、脳科学の最先端の話題も満載ですし(参考文献 多数)、パラパラ漫画やサンプル動画(朝日出版社のサイトで視聴可能)など、色々と楽しめます。文句なしに★5つ、超オススメ!(^o^)v (ゴルゴ十三/2009-05-15)
先月裁判員制度が始まりましたが、この本を読むと「いかに人間の記憶が当てにならないか」がわかります。

記憶は思い出す度に再構築され、新たな記憶となってしまう。また、確信の度合いと記憶の正確さは一致しない。
「確かにこの人を見ました」がいかに当てにならないかを、この本を読んで理解しました。

裁判員になられた方は読まれる事をおすすめします。

進化しすぎた脳も読みましたが、更に上をいく面白さです。 (がくせい/2009-06-11)
で,2回目読み終わって3回目読んでいます。
思えば「進化しすぎた脳」も,何度も読み返したなぁ…。
それは内容が理解しにくかったからではありません。
この本を丸ごと暗記してしまいたいほどほれ込んでしまったからです。

著者は脳についての思いを,その柔軟で論理的な話し方で語ります。
科学のスタンス,「自由」のとらえ方,何が「意識」か。
それまでの私の認識を変えてしまう仕掛けのなんと多かったことか。

読みにくいことは全くありません。
むしろ読みやすすぎて,すぐに読み終わってしまったことが不満。
今後は研究に時間を割きたいというようなことをおっしゃっています。
身勝手な一読者は,満足のいく研究をしていただきたいという思いも抱きつつ,
ぜひ次回作(高校生向け講義形式の3作目)をと期待してしまうのでした。 (inokichi/2009-06-21)
本業の研究や、論文を書く時間を確保する為に、休憩時間や睡眠時間をこの本にかけたのでしょう。
簡単な言葉で語りかける口調は、本になっても、とても読みやすいものでした。
脳科学の知識を得たい方、私ってなんだろう?と思う方にはオススメの一冊です。
読み物としても、知識を得る本としても、クオリティは高いです。
それは、今までの本を通して、ずっと言える事です。

・・・この本の価値はそれだけか?
本を読んでいて、私には著者の悲鳴が聞こえました。
「研究者が一般書を書くべきでない」と考える人も多いのだそうです。
専門用語を使った、専門家しか知らない脳科学・・・それは、すごく閉じられた排他的な世界ではないでしょうか。
最先端の脳科学は、研究者だけのものではない。私はそう思います。そうであってほしい。

幸い、著者の周りには協力してくれるメンバーがおり、環境がある。
この環境が壊されないと良いな、と思います。
次作にも、期待しています♪ (るんるん系マインドマッパー/2009-05-14)
最近、脳科学の話題が一般化しつつある中で、木村拓哉主演のMr.Brain、そして本書と、更に脳科学の認知度向上が図られているように感じます。

私は脳科学系の本をまともに読むのは初めてで、そういう意味で本書は入門書として秀逸で、しかも中身が濃い。
高校生向けの講義録ということもあり、科学のことをよく知らない人でも理解しやすく解説されているし、だからと言って安易な置き換えで喩えているわけでもない。
じっくり読んで、読み応えのある1冊。

でも、これ以上の平易な脳科学の本は出してほしくない。これを最易レベルとして欲しい。
科学をショーにすることは、裾野を拡げるために少しはあってもいいことだと思うが、脳科学がブラックでんじろう化してほしくない。
ましてや倫理感に関わるデリケートな分野であることからも、お手軽な流行に乗せないような配慮を関係者に期待したい。

さて、少し中身について触れておく。

本書を読んでイメージしたのは、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子」である。
本書の3章の「僕らは本当に自由なんだろうか」という項目以降でそれを強く感じる。
何か動作しようと意識する3秒以上前から脳はすでにその動作の準備に入っているという現象から、人間の心は脳に制御された結果を追認しているだけではないかという疑問を投げかけている。

我々が意思と感じているものは、実は意志ではなく操られた結果だとしたら―同じような疑問が利己的な遺伝子でも投げかけられている。生物は遺伝子の繁栄のための入れ物なのではないかという疑問。

生物の根源に関わる研究は、自己に対する不信感へ導く危険性がある。

本書が貴重なのは、そこまできちんと解説していること。
そして、リカージョンという脳科学という学問の持つ性質を示したうえで、探究の面白さを示している。

だからこそ、入門書として秀逸。
これ以上平易にしてしまったら、そこが欠落することで誤った認識やいらぬ疑問を読んだ人に抱かせるかもしれない。
このパラドックスを知った上でなお脳科学に興味のある人がより専門性の高い本を読む。
更にはその分野に身を置くことを決意する。

それが科学の裾野の正しい拡げ方だと思う。

やはりこれ以上、平易な本は出してほしくないと思う。 (Takahiro/2009-06-06)
内容は★5ですが、再読の可能性が低いので★4の評価にしました。
しかし、決して内容がツマラナイわけではありません。
是非、続編を出して欲しいと願うほど、愉しく読むことができました。

池谷裕二さんの講義録 (相手は高校生)
自分の脳と、自分自身の相違点が話の核

脳や、人間の身体についての最新論文と学説から、
幽体離脱の仕組みまで、難しい話を短く分かりやすく解説。

分厚い書籍で文字がビッシリ (翻訳本などに多い)だったら、
きっと読む気も失せていただろう。
本書のページ数は多いものの、スッーっと読める。

脳や生物学に興味がある人ならば、嬉々として読み進められ、
また、それらに関心がなくても、

* 直感を鍛える
* モテる

というようなコトに活用できる話が・・・
↓続きはコチラ
http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/archives/2009/05/tanjyun-na-nou.php

「忙しい人のための楽習塾」 利益を上げる読書術とは?
http://johnjohn.jp/blog/jb/mkt/
(ウェブ担当/2009-05-23)
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平均点:5.0
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中くらいのカルチャーショック!
先の見えない時代
 
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記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
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講談社(2001-01)
池谷 裕二
売上順位:461
¥ 1,029(中古:¥ 83)

レビュー総評点:536総評点300以上の注目商品
驚きと納得、オヤジが変わった ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【この本との出合い】
長女が進学する高校の入学前課題で「理科の読書感想文」に指定されていた本の1冊でした。
従って中学生にも充分に理解できる内容と言うことです。
それを「文系オヤジ」が娘から取り上げて読んでみました。
【オヤジが変わった】
中高年になると、とかく
「脳細胞がどんどん死んでいるんだから、新しいことが覚えられないのは仕方がない」
と言い訳をしがちです。
実は、脳の記憶を司る神経細胞は、使うことで年齢には関係なく増え続けると言うのです。
年をとると若い頃のように勉強しなくなり、覚える努力をしないだけ、と言うのが著者の指摘で、
中高年が「新しいことを覚えられない」原因なのです。
脳と体の健康を保つ、と言う意味でも「ものを覚えよう」という意欲を掻き立ててくれました。
【英語学習に活かす】
40才を過ぎてから英語学習を始め、毎日勉強しても中々話せない、TOEICスコアもそこそこあがったけど、それ以上伸びない。
「こんなに勉強しているのに俺ってバカじゃねぇか?」
とも思っていたそんな私の学習に唯一抜けていたのが英文の暗記、暗唱です。
「この年で覚えられる筈がない」と、やろうともしていなかった。
でも年齢に応じた脳の使い方がある、記憶に必要な脳の神経細胞は使えば増える、
それに勇気付けられ英文の暗記、暗唱にチャレンジすると、ちゃんと暗記できるじゃん。
英語の通信教育の月例課題のスコアも、やや右下がりの高原状態から脱却し、点数面では短期間にブレークスルーしました。
次回のTOEICが楽しみ。。
【オヤジの共感】
人間は気合と根性、と言っているオヤジですが、この本でも、脳の働きを活発にするには「意欲」と「努力」が必要と言っています。
最先端の脳科学でも、「意欲」「努力」が尊い、とする結論は大変共感が持てました。
いやぁ~、文系オヤジにもこの「脳科学」の本は面白かったし、随分得をしました。本書の著者の若き研究者に多謝。 (ショーン/2004-02-14)
だいたい記憶力について、関心をもつきっかけは、自分が「もの覚え」が悪くなったなとか、どうして、あの人は色々と覚えているんだろうとか、そういったことがきっかけになって、「手っ取り早く覚える方法は無いかな?」と考えて、まず、「記憶術」や「記憶法」に関連する書籍を読み始める。そして、記憶術などの書籍を読んで、実践してみても、なかなかうまく活用できず、今度は、「記憶の本質って何だ?」と記憶自体に疑問を持ち始め、記憶に関係する書籍を読み始める場合が多いと思う。
かく言う自分も、このステップを経て、「記憶力を強くする」にたどり着いた。この本は、どのような経過で脳がものごとを記憶していくかということに焦点を絞って、脳が記憶していく仕組みを書いているので、私みたいな経過をたどってから、読む者にとっては、役に立つ。
この本を読んでから、あらためて「記憶法」や「勉強法」の本を読み返すと最初に読んだ時よりも内容の理解が促進される。

「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」は、「記憶力を強くする」をやさしく書いているので、勉強法に役立てる目的なら、「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」を、記憶の仕組みをさらに詳しく理解したいなら、「記憶力を強くする」を読めば良いと思う。 (トッコ/2006-09-19)
良書だが・・・ |||||||||||||||||||||||||
この本を読んだあとに「進化しすぎた脳」「海馬」も併せて読んだのですが、そちらがあまりにも素晴らしい内容だったので本書の価値が下がってしまいました。
“記憶力を強くする”というタイトルのわりにはそのことに特化されていないので、専門知識のない人が気軽に読むならあとの二冊の方がいいと思います。
というのも、本書の中身の半分くらいは脳が記憶をするメカニズムについての話で、専門用語が多くあまり興味をそそられない箇所も幾分あったからです。
それでも内容は充実していますし、興味のあるところだけとっても充分楽しめるので、記憶のメカニズムについて科学的なところからしっかり勉強したい人には文句ない内容だと思います。
(N.K/2007-02-28)
本の帯に、「やめられないおもしろさ」と紹介されてるように、読み出したらとまらない。東大出身で、数々の発見をし、人をひきつけられる文章を書け、しかも氷川きよし似と、著者に若干のジェラシーを感じる部分もあるが、ページをめくるたびベートーベンの「運命」のように驚きと興奮が湧き上がる。(人が記憶する際に、脳の海馬という部分から出すθ(シータ)波のリズムは、この「運命」の「ジャジャジャジャーン」と同じらしい。)この本の素晴らしいところは、「学習はまず大局をつかみ手順を分解して覚えるほうがよい」とか「忘却曲線から考える一番よい復習スケジュール」など科学的根拠に裏づけされた実用的なヒントがあること。これがあるために、「人間のもつファジーな記憶こそ、環境に適応するために生み出された産物」とか、「旨み成分のグルタミン酸は脳内に多く存在する神経伝達物質のひとつ」など、学術的な内容にも抵抗なく入っていける。老若男女問わずにお薦めできる本です。 (新谷/2002-02-19)
効きそうだ |||||||||||||||
記憶のメカニズムから、どうすれば記憶力を高められるかということが説明された本。
わかりやすいし、読んでいると脳科学という学問分野は面白そうだな、と、思えてくる。

記憶力を高める、もしくは効率的に記憶するためには、

覚えようとする物事に興味を持つこと、
関連したことを同時に覚えること、
覚えた知識を友達や家族などに説明してみること、
眠ること、
一ヶ月に一回以上のペースで復習すること、
基礎を身につけってから少しずつ難易度を上げるような学習を心がけること、
学習を継続すること、
などがあることがわかった。

あと、年をとって忘れっぽくなるのは、脳の自体の問題というよりも、
学習に対する本人の意欲の問題であるというようなことには、
希望があるなと思った。 (もり/2006-05-05)
近頃、歳のせいか記憶力が落ちたなぁと感じていましたので、題名に惹かれて気軽に購入してみました。しかし、この本は題名とはウラハラに、安易な記憶の指南書ではなく、「記憶」全般についてもっと深く論じられていました。脳はどのようにして物を記憶するのか、そもそも人はなぜ記憶するのか、などなど、記憶について普段から疑問に思っていたことについて明解に答えてくれました。しかも、ここ数年間の最新脳科学の研究成果も、ふんだんに紹介されていてまさにエキサイティングです(いやはや現代の科学は既にこんなにも脳を解明しているのですね)。そして科学的視点から脳の機能を詳しく説明したあとに、この脳の機能をいかにうまく利用して、記憶力を強くするのかを解説しています。説得力100%で!す!そして何より素晴らしいのは、私のような素人でも十分に読めるように、多くの例をあげながら具体的にかつ丁寧に説明してくれていることです。最新の脳科学を理解できる(理解したつもりにさせてくれる)絶品だと思います。受験を控えた学生さんや、私のように記憶力の低下に悩む年輩の方だけでなく、「脳」に興味のある全ての皆さんにお勧めしたいです。これを読まなければ損ですよ! (自由通りのフリードマン/2001-01-21)
著者に拍手! |||||||||||||
難解な脳の科学が一般人にもとても分かり易く書かれており、章立ても明解でとてもリズム良く読むことができました。一般人にとっては第6章の記憶増強に関するノウハウの部分が最も大事なのでしょうが、これを理解するための科学的知識が前の5章でコンパクトにかつ良心的にまとめられています。
この手の書物を読んで楽しかった経験は余りないのですが、本書は例外で確かに「読み始めたらとまらない面白さ」(週刊文春)でした。著者の筆力は相当なものとお見受けします。 (MM/2002-06-15)
海馬は働き者 ||||||||||||||||||||||||||||||||
評価が高い本の共通する特徴とも思うが、まず平易な言葉でかかれているためわかりやすく、頭に入りやすい。
「記憶力を強くする」という本の題名から、記憶力をよくするノウハウを教えてくれるものと期待する向きは他の本を買ったほうがいい。
この本は、海馬の働きを最新の研究成果を踏まえながら、わかりやすく説明してくれる内容であり、受験勉強にやくだつノウハウ本ではない。
一読して小宇宙たる脳の働き、海馬の仕組みには驚嘆するばかり。
改めて人間とはよくできたつくりになっているものだなと考えさせられる。
この本を通じて、今後の脳に対する研究に興味がもてたことは、自分にとって大変有益な一冊であったと思う。
皆様も小宇宙たる脳の探求の旅にお出かけください。旅行代金は驚くほどお安いものです。 (neurologistsk/2002-08-27)
過去に行われた記憶や学習に対する実験を紹介すると同時に、脳の解剖学的・発生学的研究から、記憶のメカニズムを記した教養本。最新の情報についても、可能な限り要約して説明しており、広い読者をターゲットとしている。

一般的に発売されている、○○式記憶術や記憶力訓練法などの書は、読者が実践してもうまくいかない場合が多い。これらの書は、うまくいった経験則を根拠に、理論を後付けしているものが多いため、その理論の信憑性に乏しい。これらと本書との決定的な違いは、先に客観性の高い研究結果や実験結果があり、それに基づいて記憶のメカニズムが紹介されていることであり、これによって忘却についてのメカニズムも調べている点にある。記憶と忘却のメカニズムが解明されれば、記憶力を増大させ、忘却を減少させる効率の良い方法が研究できる。しかも、これは多少の個人差はあれ、同じ仕組みを有する全ての人(生物)に共通して有効となる。

詳細は本書を読まれたし。最新の脳医学であるために、どうしても記述がわかりづらい所があるかもしれないが、これ以上の簡略化は無理と思う。多くの読者に勧められる良書で、当然星5つ。 (/2007-11-18)
多くの読者は記憶力を強くしたいという動機でこの本を手に取られると思うが、記憶の脳科学について分かりやすく記載したまじめな本である。多分、本の題名としてはこうするしかなかったのであろうが、記憶の鍛え方に関しては現時点ではこの本を読んで読者が考えるべき問題としかいえず、記憶力を強くしたいと購入した人には当てが外れるかもしれない。
しかし、記憶に関して思索することがこんなに楽しいことであるとは、期待せず読んだせいかかなり特をした気分になりました。お勧めです。 (/2006-12-13)
勇気が出てくる |||||||||||||||||
おすすめです。

まず、減る一方と思っていた脳の神経細胞が、
増殖して数が増えることもありうる(たとえ七十歳でも)、
それが記憶と深い関係のある「海馬」だ
という点が衝撃でした。

タイトルから受ける印象とは裏腹に、
記憶の仕組みが、最新の脳科学の分野から、
説得力をもって説明されています。

私は、歳をとるほど、自分の記憶力がさえてきているように感じていたのですが、
その理由がわかりました。
歳をとると、「エピソード記憶」が発達し、
論理だった記憶能力がよく発達するとのこと。
記憶にはさまざまな種類があり、
それが人の成長と密接に関係しているそうです。
(ついでに生物の進化の過程も表している)

その他、今まで何となく感じていたことの科学的根拠がわかったと感じたこと多々ありました。

結論は、記憶力を増強するには
「好奇心」と「努力」と「忍耐力」と、ちょっとした「コツ」
ということなのでしょう。
(なぜかが本に書かれています)

私としましては、
脳は使いこなすほど、より使えるものになる
という点が勇気が出てきましたし、
また、記憶力をコントロールできる気になれました。
(nonsense/2006-10-09)
記憶の仕組みについて、記憶の概念から脳のç"Ÿç‰©åŒ-学的な反応まで分かりやすく書いてあって、とても読みやすい本でã-た。本来は結構複é›'な基礎知識が要る話だとは思ったのですが、まさに本書のお勧めの記憶法「大きくつかまえる」ã‚'地で行くような把握の仕æ-¹ãŒã§ãã¾ã™ã€‚å°‚é-€å®¶ã§ã¯ãªãã¦ã‚‚、頭の使いæ-¹ã€è¨˜æ†¶ã®ã¤ãã‚Šã«ã¤ã„ては誰ã-も自己分析ã-ているものでã-ょうから、「あ、なるほど」というとã"ろが一再ならずあるはず。一般教養とã-ての「脳の仕組み」の最å...ˆç«¯ã‚‰ã-いとã"ろã‚'知るã"とができて、とてもためになりまã-た。
とã"ろで、「記憶力ã‚'強くする」の章については、それまでの章の知識のまとめであって、そã"自ä½"に付加価値はあまりないはずなã‚"ですが、タイトルのせいか、なã‚"となくã"の章だã!'微妙に精神è¨"話っぽいにおいã‚'漂わせつつ一人歩きã-ているæ°-がするのは私だã'でã-ょうか? (さつまいものニョッキ/2003-08-03)
確かに面白いけど... ||||||||||||||||
評判の通り、確かに分かりやすく面白かったです。
難点としては、著者の(一般受けするような)
いささか偏った主観的意見が
あたかも科学的根拠に基づいているように
述べられていたことです。 (KT/2002-05-06)
タイトルから想像されるような、いわゆる「記憶術」の本ではなく、記憶の仕組みについての本。
 内容は、まず脳科学の概要を説明し、海馬、LTP、それに関連するニューロンやシナプスの話、神経回路における電気的・化学的な情報の伝達のしかたなどの話で進んでいき、後半では効率的な記憶の方法やその性質、そこから「天才」の定義、記憶力を強化する薬の開発や、これらの研究に対する著者の考えが述べられている。
特に注意を引いたのが下記の3つの点。
 「記憶力を強くする」とは、脳のしくみを理解することにより効率的学習方法が身に付くということであり、これはMind Mapの開発者のTony Buzan氏の言うMental Literacyという言葉を思い出させるものだった。
 また、記憶とは、ニューロンのシナプス結合により神経回路が構築されていくという構造を持っており、この「関連付け」こそが人間の記憶とコンピューターとの違いであり、このような、まったく関係の無いもの同士を結び付られることにより「創造」することができるというくだりが印象的だった。
 そして、何より著者自身の科学者としての熱意というか熱狂のようなものが感じられるのが何より心強く思った。最近読んだ何冊かの本の中で、科学者であろう人が、研究の中で何か神秘的なものを見出しそれをまるで言い訳の様に使っているように感じさせるものがあった。それ自体はロマンティックで惹かれるものがあるが、それで考えるの止めてしまうのではなく、突き進んでいこうとする姿勢は尊敬に値すると思う。著者自身、説明の簡略化のために端折った部分が多々あると書いるとおり、素人の私にもそういう部分が感じられるところがあったが、それらも含めて上記の様な著者の情熱を感じられる部分だと思う。
 どこに興味を持つかは人それぞれだと思うが、この情熱こそが多くの人に、この本が面白い、と言わせている核の部分なのではないだろうか。 (ハナミズキ/2006-07-19)
記憶のメカニズムについてミクロのレベルから科学的に解説されている。
効果的なたとえ話を随所に交え、「記憶」全般について非常に分かりやすくまとめてある。
記憶力を強くする実践的な方法についても、その根拠と共に述べられており、非常にバランスのとれた本である。

個人的には、脳とコンピュータの違いについて書かれた箇所が興味深かった。
人間の脳の「あいまいさ」、それこそが人間の創造力の源となっているというのは逆説的で面白かった。 (/)
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脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
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祥伝社(2006-09)
池谷 裕二
売上順位:4099
¥ 1,680(中古:¥ 549)

レビュー総評点:339総評点300以上の注目商品
それも脳の働き?! ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
海馬の研究をしている薬学者による、最新の脳研究を分かりやすく解説した本。著者が『プレジデントファミリー』で「頭がよくなる玩具」特集に登場していたことから、どのように頭がよくなるのか知りたくて読んだ。

動物実験などのデータに基づいた人間の行動の傾向を、脳機能から説明していくと妙に説得力がある。それはあくまで傾向であって全ての人間に当てはまることではないのかもしれないけれど、ある程度までは普遍的だと知ることは有意義である。

「重要なのはストレス解消ではなく、解消する方法を知っていること」の項は深く共感。実験では、ストレスホルモンを増やす薬を点滴するのだが、注射量を調節できるボタンを用意しておくだけで、実際にボタンを押さなくてもホルモンが上昇しないという報告が紹介されている。「つらくなっても、オレにはこれがある」という思いが大事なのだ。趣味をもつことの大切さ。

そのほか、
・最初に言った意見をすぐに曲げないという行動は自己維持の本能に由来する
・仕事のできる能力は好奇心や注意力と関連する
・サルもギャンブル好き
・人が痛がっているのをみるだけで反応する「同情ニューロン」が見知らぬ他人の場合は反応しない
・意思が生まれる前に脳が活動を始めるので人間に自由意志はない(でも行動を思いとどまることは自由にできる)
・歳をとっても知的好奇心や注意力があれば記憶は衰えない
など、興味深いトピックがいっぱい。

また脳とコンピュータをつなぐ神経補綴学、遺伝子を解析してその人にぴったり合った薬を出せるようになる薬学など、最先端の研究も楽しい。

脳を活性化させるべく、さまざまなものに好奇心をもっていきたいなと思った。 (おの/2007-01-23)
最新の科学論文と著者の意見の融合 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
池谷氏のこの著作はnature,scienceなどの最新論文からネタを引用してきて、
そこから彼自身の意見や今後のその事項に対する予測をしています。
トピックスとしては興味深いものばかり集められて楽しめます。
しかし彼自身のそのトピックスに対する意見、予測にはやはり注意!何か彼の意見は
そうなって欲しいという願望めいた話、こうだろうという偏見、先入観を読んでいて
感じました。
1つ1つのトピックスはのめり込めるので、ここは満点、彼の偏見、先入観を
割り引いて☆4つにしました。
(フジキセキ/2006-12-13)
最新科学と科学的な妄想 |||||||||||||||||||||
最新鋭の脳科学者である池谷裕二先生によるエッセイ集。

今作は海馬や記憶のみならず,脳とその現象全体について,
最新の論文を身近なテーマと結びつける形での「語り」となっている。
例えばタイトルにもある「脳はなにかと言い訳する」という章では,
変化に気づかない現象(変化盲)について,2005年10月の
「サイエンス」誌の論文を元にしてわかりやすく解説している。
われわれがいかに「上っ面」に流されやすいかを。

かといって今作は「100%科学的」な本というわけでもない。
科学者というのはよく「妄想」にふけるものだが,池谷先生とてその例外ではない。
その妄想を「思い切って」「仮説のまま」述べているところに,
ただの科学書ではない,本書の魅力というのもあるのではないか。 (エチルブロマイド/2006-09-17)
「進化しすぎた脳」「海馬」「記憶力を強くする」などの
著者で知られる脳科学の研究者による著作.

本作は,今までの著作のスタイルと変わり,章ごとに1つのテーマを挙げ,
それに対する最新の脳科学の研究成果を紹介,著者による解説というスタイルを取っている.
最新の論文を引用し,それに対して著者がわかりやすく具体例を交えて紹介する,
というスタイルは非常に読みやすいし,理解しやすかった.

本文で紹介された論文には,インターネット上に公開されているものもあるので,
興味を持った研究があれば原著論文を読める.現役の研究者が読んでいる論文と
いうものはどんなものなのだろうと,眺めることができる..

これだけのサーベイ(先行研究の調査)を行い,一般人が理解できる文章にした
ということが素晴らしい.まさに一般向けのサーベイ論文.
読み終わる頃には本が付箋だらけになってしまった.

話のネタにもなるが,普段当たり前に行っている自分の行動について,
深く考え直すきっかけにもなる一冊. (sleepy_yoshi/2006-10-03)
兆しが聞けるか ||||||||||||||||||
脳のささやきに耳を傾けることが、いかに本質的なあるべき行動を示唆しているか、考えさせられる。そのささやきがなかなか聞こえない。それを聞けることこそが、幸せになるための秘訣だということに納得させられる。なるほど、生理的な体や意識から来る兆しが、いかに大事かということを示している。 (ベンジャミン/2006-11-02)
脳科学者である池谷裕二氏のエッセイ集。脳科学の研究結果を基に、思考のすばらしさや問題点について解説している。平易な言葉で記載されているが、専門用語もあって、高校生以上が対象と思われる。理系であれば全く問題なく理解可能。

本書の素晴らしい点は、書きっぱなしのエッセイをただ収載しただけではなく、詳細な捕捉を行っていることである。雑誌などに連載されるエッセイやコラムなどは、字数制限があるために著者の言いたいことが十分に述べられずに誤解を招いたり、主張にたいする信憑性を担保することが困難であるが、本書はそれを十分に補っている。さらに、他者による多くのエッセイでは、自身の主張に沿ったデータであれば信憑性の怪しいものを根拠にするものも多いのに対し、本書では権威のある科学雑誌の(信憑性の高い)データが先にあって、それについて著者が解説し主張を行っているため、確証バイアスにならないよう配慮されていることがわかる。そういった意味で、同氏は科学者としての責任を全うしていると思う。ただし、同氏の解説の中にはやや的をはずしているような部分もある。例えば、人間は進化の過程で体毛がなくなったために服が必要になったように考えているようだが、熱帯で誕生した体毛のない人類が服を必要としたのは短期間でより寒い環境に居住地を求めたからである。また、うつ病の人とアホさ加減についての記載は不適切と思う。他にもいくつかあるが、主観的な想像については著者自身が『妄想と思って下さい』などと注意喚起しているため、きちんと読む必要がある。本書の具体的な内容としては、アルコールはストレス発散になるかや、効率よく記憶される状況はどんなときか、などが述べられており、日常生活や勉強法の参考になることばかりである。

主観的な考察でやや的をはずしている点で評価を迷ったが、それ以上に学び得る情報が多く、従来のエッセイ集の問題点を克服しようとする著者の工夫や挑戦、真摯な姿勢は特筆すべきと思うので、星5つとした。同氏の著書を読むと、いかに著者自身が勉強しているかがわかるし、他の著作も読んでみたくなる、そういう読者を想う努力が伝わってくる。 (MM/2008-01-26)
池谷先生と言えば「海馬」。しかし本書は海馬に限らず、脳科学全般に関する最新論文について池谷先生が「面白い」と思った内容を一般読者向けに易しく解説しています。口述筆記スタイルであることが、本書の読みやすさに繋がっていますね。「脳の振舞いを知ることは楽しい!」と思わせる【科楽】な一冊です。脳がいとしくなりますね。また、この本には「モチベーションの高め方」「アイディアのひらめき方」等のヒントがあります。「創造力を高めるにはどういう環境作りをすれば良いのかな?」と考えている人は、本書で述べられている脳科学を知ってる/知らないでは大違いだと思いますょ。本書を読んだことを活用して、刺激的な日々を楽しく過ごしていきたいですね。(^-^)
脳科学の現場に居る人だからこそ、伝えられるメッセージ(本音)が本書にはあります。巷ではその道の専門家でもない人が「科学コミュニケーター」気取りに科学情報を紹介する本があったりしますが、そういう本より遥かに読み応えがあります。池谷先生には脳科学分野にシッカリ足をつけて頂いて、今後も「科学の現場と一般社会の架け橋」を架けて頂きたいなぁ、と期待しています。 (ゴルゴ十三/2006-10-07)
子供用教材の中にある、著者の勉強方について記述に興味をもち、この本を購入しました。
科学的用語や専門語がありながら、読み易い。ハギレの良い語り口調と簡潔な文章は、主婦であり、科学とはなじみのない生活をしている私でも1・2日で読める内容でした。この本で脳のしくみ、効率の良い記憶の仕方が理解できたので、子供の勉強の仕方に取り入れてみようと思います。また、年をとっても記憶力が衰えないという記述は納得できる内容でしたし、はげみになりました。使える本だと思います。 (BEANS/2006-11-07)
いつも使っている脳なのに、その働きについては知らないことがたくさんあります。
論文で読めば難しいようなことも、身近な事例を使って解説されているので、わかりやすくておもしろかったです。
特に「虹が7色」などの文化背景による思い込みについての話は、以前から音に関して「なんで同じ犬の鳴き声でもことばによって表現が違うんだろう」と不思議に思っていたので興味深かったです。
言われてみれば、「思い出す」という行為も確かに矛盾していて不思議です。答えが出てこないのに、実はそれを知っているのですから…
今後は脳の特性を活かすことによって、より健康的・生産的な生活を送りたいものです。 (夢ふうりん/2006-11-05)
普段の生活では、病気ではない限り、脳について意識することはあまりないと思います。
それが、本書を読むと、日常生活でよくある行動や現象について、脳がどのような作用をしているのかを解明しています。
健康、ダイエットやメタボリックシンドロームなどといった本が多く出版されていますが、著者の持論による依存性が高く、偏った知識になりがちです。
本書は、脳に関する最先端論文や文献に基づいています。
そういった医学的に解明されているところをわかりやすく噛み砕いて説明し、脳という高度な科学分野を身近なものにしています。
納得できる的を得た説明で内容がよく理解できます。
本のタイトルの付け方が巧妙で面白くフレンドリーに感じますが、その中身はすごく濃いです。
本書は、そういった難しさを意識させず、実に読みやすいものに仕上げており、一読の価値があります。 (happybear0823/2007-03-04)
人を好きになるとき、「こうしよう」と考えて何か行動するとき、意識より前に、すでに脳の中ではやることが決定しているそうです。
ということを読んだとき、つまり頭の中に『デスノート』みたいなものがあるのだなと思いました。
ある程度、脳の中で、つぎにすることが決定されて、そしてそれが行動になるという文を読んで、自分の意識は自発的ではないのか、何かに動かされているのか、脳は何を指示しているのか、よくわからなくなってきました。
でも、だから、脳について考えることは楽しいし、この本は脳についての興味をさらに高めてくれました。
(tyrol/2006-10-20)
池谷さんの脳の本は本書の他に海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
進化しすぎた脳 (ブル-バックス)を読みましたが、やっぱり
面白いですね〜。

この本の大きな特徴のひとつは、科学的・客観的な知見をベースにしながらも、
著者自身が「妄想」と言っている主観や解釈を多く取り入れている点。
著者個人の主観や解釈なので、そこには願望・偏見・先入観なんかも事実上
入り込んでくるでしょう。
他のレビューには、これについてネガティブな意見もありますが、私はむしろ
その妄想(主観や解釈)を評価します。

主観や解釈にはその人の考え方や場合によっては人間性みたいなところが
透けて見えて、池谷さんの人柄が感じられます。
また、著者の主観に対し「いや、それはどうかなー」とか「俺ならこう思うぞ」
などと、解釈の違いを楽しむのもいい。

どの部分が著者の主観や解釈なのかは読んでいればわかります。
どこからどこまでが事実で、どこからが解釈なのかわからないのは困りますが、
それがはっきりしているのなら、著者と読者の思考の応酬が可能となり、より
クリエイティブな読書となる気がします。
そもそも、そうした「解釈」こそが、コンピュータにはできない人間の脳の
素晴らしいクリエイティブな部分だと思いますし。

他の脳関係の本も含め、以下のAからDの順番に読むのがおすすめです。

A.進化しすぎた脳 (ブル-バックス)
 →非常にわかりやすい解説で、脳の機能や仕組みを押さえる
B.脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
 →問題のある脳を健全な状態にする方法(マイナスからゼロに)を学ぶ
C.ひらめき脳 (新潮新書)
 →脳をよりクリエイティブな状態にする方法(ゼロからプラスに)を学ぶ
D.脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
 →科学的・客観的な知見をベースにした著者の妄想(主観や解釈)を楽しむ (ファイヤーマン/2008-07-26)
睡眠に対する誤解
 私は従来、睡眠の役割は、疲労を回復するもの、体内細胞の成長や再生を促進するものと考えていました。生きる為に睡眠は必要なものと分かっていましたが、記憶に関してはネガティブに考えていました。つまり睡眠を取ると勉強したことや覚えたことをある程度忘れてしまうと考えていました。しかし実際は逆で、睡眠は記憶の定着を促進する役目があったのです。

また、研究者が夢の中で発明のヒントを得たとか、作家が夢の中で創作のアイデアを得たというような話を何かで読んだり聞いたりしたことがあります。これも池谷さんの本を読んだ後なら納得がいきます。夢は記憶の断片を繋ぎ合わせて新しいストーリーを作るので、普段の生活では考え付かないような奇抜な組み合わせやアイデアを生み出す可能性があるということです。

本書を読んで、睡眠は学習したことを効率的に記憶したり、独創的なアイデアを発想するために役立つものであり、睡眠をもっと積極的・肯定的に考えて取ろうと思うようになりました。

学習効果を高めるポイント
1.睡眠を取る前に自分の興味がある研究分野や学習対象の本を読んだり、CDを聞いたりして情報をインプットすると、夢に影響を与え易い。
2.睡眠中に夢を見ることによって記憶の断片が再構成され、必要な情報が記憶として定着化する。
3.夢の副次的な作用として、記憶断片の再構成の際に、通常では有り得ないようなパターンの組み合わせが生じることで、独創的な発想やアイデアが得られる可能性がある。

脳の研究の話は難しくてとっつきにくいイメージがありましたが、本書は読みやすくて日常生活に応用出来そうな話が載っています。 (個人投資家生活研究所 管理人やすまろ/2008-03-05)
考える脳 |||||||||||||||||
あれもこれもというわたくしの趣味のおおさはこれだつたのかとか、
あんな男なんかとすぐ喧嘩してしまうわけ。
なんどもおちこんでもどんなふうでも、いずれ幸せになれると、
そーいわれるとこちらも悪い気はしない。
 そんななんとなく簡単で、安心のできる読み物として
ぜひお薦め!! (flora/2007-01-21)
脳を研究する学者のエッセイというのが正しいところだろうか。
脳の研究とあわせて著者の日常の気づきや興味が記されている。
たとえ入門でも脳科学は専門用語が出てくると素人では挫折しがちだが、
ほとんど専門的なことを理解せずとも楽しく脳科学を垣間見ることができる。

話題も身近なところからスタートしつつ、きちんと脳についての解説がなされて
いるので、一気に読み進めることができる。
楽しみながら脳について勉強できる良書である。 (ふとあご/2008-08-26)
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ゆらぐ脳
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文藝春秋(2008-08-07)
池谷 裕二
売上順位:16612
¥ 1,300(中古:¥ 700)

レビュー総評点:38
脳についての本ではなく、その研究を通じて著者が得た、サイエンスに対するアプローチについて語っている本です。

これまでの常識的な考え方が覆され、軽い衝撃を受けました。
たとえば:
 ・因果律は人の妄想である。実験科学で証明できるのは因果ではなく相関のみ。
 ・仮説を立てない研究をする。
 ・分解しないで理解し、はじめてわかるものがある。
 ・脳研究ではブラックボックス理論は通用しない。つまり再現性がない。
 等々です。

自分は職業上、会社組織の分析等を行うのですが、そのアプローチはこれまでのサイエンスのアプローチ−つまり「分ける」「因果関係を明確にする」−が中心でした。しかし、上記したような、この著者の考え方も当てはまるのではないか、そして、これまでのサイエンティフィックアプローチでは見えていない問題や事象も沢山あったのではないか、、、と考えさせられる部分が非常に多かったです。

これからの仕事に活かしていきたい内容の本でした。 (ubmba04jp1/2008-09-21)
インタビュー形式で最近の池谷先生の研究内容(※)や研究に対する思いを綴った本となっています。時折、最新脳科学のミニ質問(トリビアっぽい小ネタ)が挿入されます(全23本)。ただ、ご本人が「あとがき」で認めているように「仕事上のボヤキ」が並びます。(その意味で「海馬」「進化しすぎた脳」を読んだ時のような高揚感はあまり感じられません)まぁこの"ボヤキ"も読む人が読めば、野村監督の"ボヤキ"のように、単なるボヤキではなく意味のあるボヤキだと気付きますが。
さて最近のご研究内容(※)とは、脳の一神経細胞(部分)ではなく全体(システム)を評価する為の実験科学的方法論を構築中なのだそうです。タミフルを投与すると同期現象の様子が変わる、とか面白い記述もあります。読んでいると複雑系、特に同期現象に関する本("SYNC")の内容を思い出したりしました。ただ池谷先生自身、蓄積されたデータをどのように解析したら良いか分からず、色々と試行錯誤中だそうで、話としてはスッキリとはしません。(フラクタルという概念なしにフラクタルな事象を定量的に表現できなかったことと同様、新しい概念が必要とされているということなのでしょう) そういう訳で「教科書的にスッキリした話が読みたい」という読者は本書を余り楽しめないかもしれません。教科書になる前の"事実(データ)の山"に対し科学者はどの様に立ち向かうものなのか、ということが知りたい読者は本書から得るものがあることでしょう。(「仮説を立てる・立てない」に関しては意見が分かれる処があるでしょう。私は「仮説を立てる」派ですが、それは脳科学より訳が分り易い分野に居るからなのかな? いずれにせよ「科学はエラーの自己修正過程」(Carl Sagan)を肝に銘じることは肝要です)
"研究の現場"を知りたいという学生さんは読んでみると面白いかもしれません。 (ゴルゴ十三/2008-08-11)
 これは「あのイケガヤは、今、何を考えているのか?」って本ですね。面白く読みましたが、やっぱりちょっとビックリしました。池谷さんって、スターなんだ……
 この中で池谷さんは、科学にはプレゼン能力が必要って話をしてて、池谷さんがわりと頻繁に一般向けの「脳」本を出すのも、その一環かなと思ったりします。研究資金や、求める人材を引き寄せるための広報活動という位置づけじゃないしょうか、下司の勘ぐりかもしれませんが。
 本書で池谷さんは仮説を立てず、いわば好奇心の赴くままに研究を進めたいって言ってて、自分の研究室の院生たちが焦ったり苛立ったりするのを嗜める話もしてますが、そりゃ院生たちの言い分も分かるな。池谷さんだって院生時代は仮説-検証型の研究に邁進したって言ってるじゃない。それでポストも社会的認知も得た後で、「あの頃の自分は視野が狭かった、ヤな奴だった」って言われてもナ〜。
 本書でも触れられてるけど、橋本総理の「科学技術創造立国を目指し、(中略)創造性に富む人材の育成、産学官の連携協力の推進、脳科学や遺伝子研究の充実など、科学技術の振興にも努力いたします」という施政方針演説が97年1月。またこの年、行革会議の最終報告で国立大学の独立行政法人化案が打ち出され、大きな議論となった。70年生の池谷さんが海馬研究で博士号を取得したのが翌98年。一般向けに旺盛な著作活動をスタートさせるのが01年。で、この頃の東大総長は蓮實重彦(97‐01)で、98年からは国大協会長にも就任するが、いかにも「学者のプレゼン能力」を重視しそうな人だよね。
 つまり池谷さんが本格的に研究者としての道を歩み始めた時期、「脳科学」がブレイクし始めていた。しかも大学は、まさにその研究状況の「プレゼン能力」向上を迫られていた。池谷さんという研究者は、そういう幾重もの要因による歴史的産物だってことも、一応確認しておきたいと思った次第。 (モワノンプリュ/2008-12-14)
その分野の専門書でもない限り、一般に入手可能な書籍で得られる情報は、最新のものからどう
したって遅れがち。また、発見の先取権競争の最前線にいる一部の研究者をのぞいて、たいてい
の分野については、そんなに最新の情報は必要ないって事情もあるかも。高度な専門家じゃなけ
ればその重要性がわからない、いわばトリビアルな最新情報が大半だろうし、一般の読者にとっては
その最新情報がなんで最新なのかを理解するための、その分野の定番的な基礎すらないことが
あたりまえなので、一般的な啓蒙書の場合は、アップトゥデートな最新情報への目配りって、実は
重要じゃないことすら多いかと。

しかしここに、最新の研究動向が文字通り日進月歩に昨日の定説を塗り替え続け、一般の関心
も高い研究領域があり、そして、分野の大雑把な全体像と最新の研究動向とその意味するところ
を、大変に高い伝達度でもって文章化できる有能で希有な専門家がいたりします。
もちろん著者である池谷氏のことを言っています。

過去の著述も非常にエキサイティングで面白かったし、偶然から参加した著者の講演でその高い
プレゼン能力を目の当たりにもしていたので、新著は楽しみにしていましたよ。
著者は「あとがき」で、若干これまでの類書と毛色が違うことに言及していますが、読者としては、期
待以上のものでした。

内容は大きく、3つ。
研究範囲(個別の細胞や、ずっとマクロな組織レベルではなく、「回路」レベルの対象)・研究態度
(仮説はたてない方針とか分子生物学への疑問とか)・研究実態(けっこうドロくさいし、政治的な
振る舞いも必要だったりするよ)。
その三つの軸(研究範囲・研究態度・研究実態)が述べられる中で、「ゆらぎ」が一貫したテーマと
なっているのは、これは著者の作戦か、それとも編集者の構成の妙か。脳の「ゆらぎ」が重要なト
ピックとして紹介されるだけではなく、研究範囲・態度・実態のそれぞれに、そして、ひいては人間活
動、生命全般に「ゆらぎ」が言及されます。頭の良い人は違うな〜、と。

もちろん、大枠のお話しから個別のトピックまで、あちこちで、ふんだんに最新の脳研究の動向が紹
介されます(驚くべきことに、過去の著作からのネタの使い回しがありません)。
活動依存的に自分で自分を書き換える脳とか(あまりに我田引水にすぎるかと思いつつ、やはり
ルーマンっスよ!)、幽体離脱は社会性を獲得するための脳の機能ではないかとか(!)、記憶
は未来のためにあるとか、仰天中ですよ(しかもちゃんとトップジャーナルの参考文献付き)。

もー賞賛の言葉もありません。超お奨めですよ。

【蛇足】
還元主義的ではなくホーリスティックにとか、近代合理主義の限界とか、複雑性だとか、形相的
な同一性だとか、個別の分子の振る舞いではなく分子相互の相対的付置状態だとか、いろいろ
言われる中、本書もそうした動向と軌を一にした近代科学方法論懐疑派と見えるかも知れませ
ん。しかし、著者の認識はどうあれ、私は、本書とその著者は、耳触りの良い上述のようなお題
目とは一線を画すものだと思っています。
耳触りの良いお題目の特徴は、文字通りお題目に終わっており、そこから具体的に問題を展開
することがない、という点です。本書および著者は、科学者共同体に十分に承認される形で(←こ
れが重要)、問題提起のその先へと進む方策を案出し、実際に歩を進めているところが、大違い。
抽象的なお題目に安住して自分が思考停止していることにも気がつかない、あるいは、実は単な
る無知だったりする近代科学方法論懐疑派と、よく似た話柄に言及しつつ、本書と著者は、その
問題点を具体的に設定しようとし、それを探求するためにはどうすればよいかを(繰り返しながら、
具体的に)考え続けます。つーか、これが科学者のまっとうな姿かと。
ユースケ・サンタマリアではありませんが、「刮目せよ!」って叫びたくなります。

とっちらかったレビューでごめんなさい。 (kogonil_35/2008-08-11)
著者である、現役最前線の脳研究者が心を許せる仲間と酒を飲みながら
語り明かした内容をまとめたような本。

はやりの脳というキーワードで読み始める違和感を覚えるかもしれないが、
聞き耳を立てるような感覚で読んでいくのであれば、とてもおもしろい。

秀逸だったのが脳科学的トレーニングの科学的根拠に関する記述だ。
相関と因果の原理を理解した人だけに、
エンターテインメントとして楽しむ自由が与えられるとし、
そこには最低限のリテラシーとたしなみが必要だとして、
その理由を素人がわかるよう解説している。

脳を鍛えるという言葉に興味を覚えがちな人に一読をお勧めする。



(aki/2009-02-25)
1970年生まれ、東大薬学准教授
ご自身があとがきで書かれている。「ぼやき」の本だと。
しかし、ぼやきの中に余りに多くの、研究者あるいは科学者という文脈で生きる人々にとっての大切な思想、哲学があるように思う。
分子生物学一辺倒な現状を憂いながらも、その実験技術の進歩により大きな科学発展があった事を素直に認める。
「わかる」ということをとことん詰めて行き、その先にあるであろう真実へのアプローチの方法を語っている。
本書は木村俊介さんがインタビューアーとなって池谷さんの本心を聞きだした訳であるが、実に分かりやすく脳科学を説明し、そして現状でのサイエンス業界の光も影をも写し出している。
文系、理系関係なく大学生、大学院生、ポスドクそしてもちろん指導者の方も必読だと思います。
こんな先生の下で働きたい、そして、こんな指導者にならないといけないと感じるでしょう。
そして、いろんな分野(科学だけでなく)に興味を持つ事こそが、大きな発見や発明に繋がるのでしょう。
(dream4ever/2008-12-26)
楽しく読めて賢くなれる。本好きにとってこれ程ありがたい話はない。それも薄っぺらい雑学やハウツーではなく、アカデミック&インテリジェントな内容であればある程、受け売りでウンチクを垂れるのに都合がよい。その点で「記憶力を強くする」「進化しすぎた脳」「海馬−脳は疲れない」etc.、池谷氏が関わる本はハズレがない。本書も「脳のゆらぎ」「心のゆらぎ」「科学のゆらぎ」を軸としながら、一流科学誌への論文掲載に血眼になる科学者たちの泥臭い日常、きれいごとではない世界が垣間見られて大いに興味深かった。高潔なサイエンティストを志す純情な学生が幻滅しかねない内容も含まれているが、「実験や発見ができても、論文が書けなければオタクで終わる」のだから、プロのサイエンティストを生業とする以上、象牙の塔にこもって実験に明け暮れる訳にはいかない。政治力、プレゼンテーション力を駆使して研究資金をかき集める図太さ、俗っぽさが欠かせない様である。 (酒本舗/2008-12-21)
本書は脳科学者である池谷先生が、現在行っている「多ニューロンのイメージングによる脳回路システムの理解」に関する研究を軸に、サイエンスに対する考え方、つまり池谷先生版"科学の方法"論を綴ったエッセイである。

随所に最新の脳研究の成果が"ミニ質問"という形式で分かりやすく、しかも池谷先生のその問題に対する視点も織り交ぜて紹介されているが、本書は脳科学のホットなテーマを紹介する!というものではなく、あくまで"現在"の池谷先生による"科学の方法"なのである。

先生が現在に至る研究生活の中で、脳をどのように理解していけばいいのか、またそもそも科学的な分かるとはどのようなことなのか、ということについてその問題に正面から立ち向かっている池谷先生ならではの視点が多く述べられている。詳しくは本書を読めばよいと思うが、キーワードは脳、心そしてサイエンスの"ゆらぎ"であろう。サイエンスによって物事を分かるとはどういうことなのか、そしてその方法で脳は理解できるのか、といったことに興味がある方は大変楽しめると思う。

そして、本書の魅力の一つは科学者池谷先生の科学研究に対する「本音」が聞けるところであろう。「科学者にはプレゼン能力が必須」「仮説を立てると視野が狭まる」「アイデアはコミュニケーションから生まれる」「やりすぎなければ研究は成功しない」「何が出来るかの方が大事」など科学に対する池谷先生の捉え方が知れる。このような問題は科学者を目指す上では誰でも直面するであろうというものであり、特にこれから科学を目指そうという学生の方(僕も学生だが)にかなりおすすめである。

現在進行形のゆらぐ池谷先生がこれから脳科学にどのように取り組んでいくか非常に楽しみになるのと同時に、同じように科学者として負けずに頑張って行きたいと思わせてくれる良書であった。 (nori/2008-11-23)
第一線で活躍する脳研究者・池谷裕二氏が語った人に自分の主張を伝えるプレゼンテーションの極意.

最新の脳研究や池谷氏の経験談を絡めた内容は,現代の研究者,政府の科学研究に対する姿勢に辛辣な警鐘を鳴らしている.特に,池谷氏の経験談は,将来の方向性を模索している中高生に良い刺激になると思う.

卓越した研究を行うためには,研究発表,論文執筆,研究費獲得などといった個人レベルの活動だけでなく,多数の異なる分野の専門家と連携する集団レベルの活動が大切である.このいずれのレベルにおいても,自分の主張を相手に伝えるというプレゼンテーション能力がキーファクターとなる.若手研究者にはぜひ読んでもらいたいところである.

また脳をわかるためには,還元主義的な分子生物学だけではなく,個々の要素が相互作用し合い,ボトムアップ的に脳システムが形成されているということを理解しなければならない.

一般的に科学研究では「再現性」ということが重視されるが,池谷氏は「一回性」の現象にこそ生命の本質があるという.人生でも何度も遭遇する事よりも,一回だけの出会い,つまり「一期一会」に大きな刺激を受けるということに通じ,非常に含蓄のある言葉だと思う.
(オジー/2008-10-15)
 
 著者の本を読むのはこれで3冊目、ちょうど2年前に読んだ最初の『海馬』は糸井重里との対談であり、2冊目の『進化しすぎた脳』(両署とも「感銘の1冊」として紹介)は、中高生たちとの対話形式を採っているが、本著では木村俊介の質問に答えるというスタイルである。
 いずれも対談の相手が「脳科学」の素人というところから、一般の読者にとっていたって身近で入りやすいのが特徴である。
 この『海馬』によって、脳細胞は死滅するばかりだと聞いていたのに、記憶中枢である海馬だけは、使うほど増えるのだということを知って、大いに勇気づけられたものだ。
 タイトルの「脳のゆらぎ」だが、脳の神経細胞が自主的に活動するときに、「ゆらぎ」に似たリズムが見られる。従来はそれを一種の「ノイズ(雑音)」として、脳の活動究明に有害なものだとして不当に扱われてきた。
 それを著者は、脳全体で見ると脳部位の相互関係の中で、たえず揺り動いていることを(綿密なMRI検査で)見つけることで、そうしたゆらぎにも意味と理由があるものとして捉えている。
 そこには、組織を分割して部分だけを見ることの危険性、たとえば、いま注目の「分子生物学」だが、彼らの細分化することで全てがわかるという発想の危うさを指摘している。
 とはいえ著者は、脳の至妙な働きを霊的なものとして韜晦(とうかい)する事なく、あくまでも脳の活動は、脳神経の発する電気作用と、タンパク質・アミノ酸それにイオンの移動とフィードバックという、至極即物的な作用で生まれ、特定の神経細胞が放出する脳内物質、たとえばドーバミンとか、エル・アドレナリンなどの微妙な働きで「喜怒哀楽」が生まれ、その作用が表情にも反映されることだとする立場は崩さない。
 たとえば霊的現象・超常現象として捉えられ勝ちの「幽体離脱」にしても、特殊な装置を使うことで、健康な人でも経験することが可能であることを教えてくれる。
 そうした現象について著者は、この「第三者の目で、客観的の己を見る」という人間の「客観視力」は、生長にかがせない能力であって、決してきかいな現象とは思わないと強調する。
 ただそうした「脳の至妙な働き」は、分解することで見付かるものではなく、いわば無駄も多く、間違いや過ち、それに錯覚などという、一種泥臭い行動原理の中で、
複雑に張り巡らされた脳の各部の絡み合いと揺らぎの中で生み出されるのだと言う。 
 もっとも興味深い事例だが、神経細胞は栄養を与えられるとシャーレの中で1年ほ
どは生きるので、それ自体「生命体」といえそうな感じであるが、培養は難しく分裂・増殖はしないし非常に脆い。
 一方ガン細胞は非常に強くて、東京大学にあるものは50年以上生き続けていると言う。本著の中で、著者が博士課程の学生時代に行なった興味深い実験紹介している。

 ネズミの脳組織をミンチしてタンパク分解酵素トリプシンをかけて保温器に数十分すると神経細胞はバラバラになって沈殿する。それを濾過して酵素を洗浄する。
 その時点では単に「丸い細胞」に過ぎないが、それをシャーレに入れて栄養を与え、24時間後にわざと栄養を少なくして飢餓状態にする(かわいい子には旅をさせる)と、周囲の細胞と結びついて生きようとして、次第に神経細胞のネットワークを形成させ、しかも常にダイナミックに内部の結束を強めて、回路のつなぎ替えやシナプスを作っていく。

と言うのだ。ご存じのように海馬以外の脳細胞は、一定の時期から死滅して減少すると言われている。そうした中でこうした、ある意味タフな「生命現象」を知れば知るほど、脳の持つ可能性に驚嘆するばかりである。
 科学に常識と思われる「仮説」という手段を採らないという著者は、「なにをやりたいか」より、「何を試すことができるか」が大切だという。そして「科学的な論理を詰める」よりも、好奇心を先に走らせることを採るのだという。
 どうも著者は、脳の至妙な働きよりも、むしろ脳細胞の「ガックリするほどヘタクソな使用法」に、いい知れないほど愛着を持っているようだ。
 また日本とアメリカのの学者の違いは、その表現能力の差であって、アメリカの著名大学で教わったことは、いかにうまく表現するかという、プレゼンテーション能力の養成だったと述懐する。 
 そうした問題提起も含めて、複雑で捉えどころのない脳の働きについて、このように親切な入門書の存在と、著者の能力・サービス精神に感謝したい。 
(縄文の中村/2008-09-11)
池谷裕二さんは大金持ちになるチャンスを2回もありながら、それを求めなかった。

普通の人がどんなにがんばっても訪れないチャンスを逃がしたのは、お金持ちになることより
優先したいことがあったのだろう。 (あ/2009-01-08)
 固い決意で「必ず明日から○○を続けるぞ」と思っても、3日坊主で終わってしまうことがある。どうして脳や心は、楽な方向へゆらぐのだろうか?それは皆が興味を持つテーマなのではないだろうか。

 本書「ゆらぐ脳」は「海馬」などの著書で知られる脳科学者池谷裕二さんが、最先端の脳科学研究を続けてきて思うことや、感じることなどを大変まじめに、かつ分かりやすくエッセイ風に仕上げた本です。

 本書では、脳の性質を様々な実験エピソードから解説をしてくれる。この秋の夜中に読むには最適な1冊でしょう。また科学者を目指す学生には参考になるでしょう。ただ、タイトルから期待をしていた、脳のゆらぎについてのお話しは最後の章でまとめられているが割合が少なく残念に思った。読後の感想としては、タイトルは「脳に関するよもやま話し」が適当だと思えた。 (サトマン/2008-09-17)
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だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法
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ライオン社(2001-12)
池谷 裕二
売上順位:7034
¥ 750(中古:¥ 342)

レビュー総評点:441総評点300以上の注目商品
確かに手抜きだった・・・。 ||||||||||||||||||||||||||||||||
すでに書かれていますが、みなさんの意見を読みながらも結局は購入しました。本当に手抜きといえる本です。僕も「記憶力を強くする」を読んでから、こちらの本を読みましたが、この本の大半は筆者が書いた本からの抜粋です。内容については「記憶力を強くする」より説明が少しやさしく省略されています。あまりミクロな所までの話はなく、必要な部分だけを抜粋したという感じです。ちょっとした問題などもほしかったです。この本に「この本でもLTPという専門用語を使いましょう」という文章がありますが、やさしく書くつもりだったのかななどと、いろいろと想像しました。納得もできるし、活用したいという気持ちも盛んにありますので、使えるかどうかという点では星は5つです。いろんな勉強方法を知っている方も自分の方法が裏づけられているかも知れないという事を実感してほしいとおもいます。 (タツノオトシゴ/2006-09-14)
イイ感じ~! ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この本は、『記憶力を強くする』という本より分かり易く書かれている
ので読みやすかったです。そして、大きな気付きが3つありました。
①勉強するなら食事をする前(空腹時)にすると記憶力が向上する。
②勉強する部屋の温度は低めに設定すると学習効率がアップする。
③学習には、『復習』が非常に大切で、この復習方法にもコツがあり、
2ヵ月に4回行うのがベストで、学習した翌日(1回目)、1週間後(2回
目)、3週間後(3回目)、1ヶ月と3週間後(4回目)といったように、間隔
を少しずつ広げながら行うのがGOODです。他にも、色々載っていま
したが、個人的に『収穫有』と思えたのこの3つです。でも、イイ本に
出会えて良かったです♪ (ameotoko/2003-03-27)
大人もも子供も、できれば先生も知っておきたい、学習の仕組み |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最近、脳科学が流行っていてたくさんの本が出ています。この本の著者、池谷裕二さんの著書も、何冊かベストセラーになっているようです。
本書は、そんな脳科学の視点から、人間の記憶の仕組みにのっとった効果的な「勉強法」を提示してくれます。非常に薄いブックレットながら、要点がとてもよくまとまっていて、説得力のある内容だと思いました。
試験のための一夜漬け的な勉強にしても、将来に役立てる学習にしても、それぞれ脳がきちんと処理するための道筋があって、それは頭のいい悪いではなくて誰にでも共通しているということです。
ただ、効率よく学習したことは長続きするだけでなく、他のことを学習するのにも役立つため、どんどん差がついてしまうというのも脳の仕組みから説明できるそうです。
多くの人が、詰め込み教育の苦痛から勉強嫌いになって本来の能力を活かせないとしたら、社会や歴史にとってもったいないことです。
本書は中学、高校生向けに書かれていますが、大人、特に親や教育者の方々には広く知ってもらいたい内容だと思います。 (Tack/2002-07-28)
勉強する人や勉強させる人はぜひ一読!! |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脳科学の最先端で研究をすすめている池谷さんが、脳の仕組みと効果的な勉強法をわかりやすく解説している。内容としては、「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」とほぼ同じだ。題名どおり、脳の仕組みと科学的勉強法を知りたい方はこちらをお薦めする。
 体験的に何となく感じていたことが、現代科学で解明されていることを知って安心した。効果的な記憶のためには、手や声を使うこと。100暗記しようとするなら、50を確実に暗記した方が効果的なこと。こつこつ勉強すべきこと。中学から高校生にかけて記憶の質が変わること。呆けても言葉や服の着方を覚えている理由。
 などが最新の脳科学の視点からとてもわかりやすく解説してある。
 自分自身が勉強しなければいけない人や子どもや身近な人を勉強させなければならない人は、ぜひ読んでほしい。一時間程度で簡単に読めてしまう。そしてぜひ、実践していってほしい。 (motofji/2002-10-21)
同じ著者のブルーバックス「記憶力を強くする」が脳の仕組みの科学的解説に力点があったのに対し、こちらはノウハウをストレートに書いているので、要は記憶を増すノウハウを知りたいのだという人向きです。
途中”衝撃的な”記述が出てきます。筆者はなんと九九ができないのです。しかしながら、10倍すること、倍すること、半分にすることという3つの方法で、2桁×2桁も瞬時に計算できるといいます。2桁×2桁を暗記するというインド人もびっくりです(具体的な方法は、本著の66ページをご覧下さい)。
ここの箇所を含めて、「方法記憶」の重要性を強調しています。「だれでも天才になれる」というサブタイトルは、出版社の誇張だと思いますが、確かに天才とは方法記憶を使っているはずです。学校で役に立たない勉強をするのも、学習の仕方という方法記憶を覚えるためだといわれれば、なかなか説得力があります。 (XP/2004-07-13)
勉強法に関して、私の知る限り最上の本である。

よって万人にお勧めしたい本である。

しかし、内容は池谷氏の「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」と9割は同じである。

しかも、他のレビューを見ると「記憶力を強くする」ともほぼ同じ内容とのこと。

買う方の立場を考えると、ほぼ同じ内容の本を異なる出版社から出すのはいただけない。

内容が素晴らしいのであまり責められないが、今後の著者の努力に期待したい。 (a spiritualist/2007-01-19)
 タイトルに偽りなし。本書の特徴は、最新の脳科学の知見に基づいた「脳の仕組みと科学的な勉強法」が、実にコンパクトにまとめられ、読みやすく、わかりやすいことです。

 最も効果的な学習方法や教え方のヒントがたくさん詰まっている著書で、学ぶ立場の人にも、教える立場の人にも参考になると思います。

 この本の中で、非常に興味を引かれたのは、小学校のとき勉強嫌いで「九九」をほとんど覚えていない著者が、東大に現役で合格したと言う話です。そして、「九九」を覚えていなくても、なんら不都合がない理由を明らかにしています。
 
 このような著者の経験を踏まえ、勉強するということを「方法の記憶」の習得としてまとめているところは、とても説得力がありました。 (万事hu徹底/2006-02-22)
文句なしの良書 |||||||||||||||||||||||
個人的に、How to本は好きではないし、批判的に読んでしまうのだが、この本は間違いなく良書である。
非常に良いと思った点は、まず、いますぐに実践できる内容ばかりだということ。それも、けっこうたくさんある。もう一つは、無駄がなく、読みやすい本になっていること。
この二点は、How to本には必須の条件であるが、実際にはこれを満たしている本は少ない。
内容で特に参考になったのは、方法記憶(簡単に言えば、物事のやり方の記憶)の項。他にもたくさんのポイントが記載されており、得るものは多い。
興味をもたれた方は読むべきだと思います。 (anti・・・/2003-08-12)
脳科学に基づく記憶力増強法、に関する池谷さんの本がいくつかありますが,本書は最も簡潔であり,図などを使って書いてあります。勉強法のポイントをさっと思い出したい忙しい時は,本書でいいんじゃないでしょうか。 (とん太/2004-02-24)
本文わずか90ページ。『進化しすぎた脳』には興味があるけど、厚さを見て伸ばしかけた手を引っ込めてしまった方にもお薦め。池谷さんの本を初めて読む方の最初の一冊としてもお薦め。さらに興味をもったら他の著作物に進めばよいでしょう。きっと進むと思います。 (すずのお父さん/2007-08-18)
おもわず納得の説得力は科学的裏付けがあるから? ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
予備校の先生に薦められて読んでみました。一時間ほどで読み切れる分量ながら、なかなか役に立つことが多かったです。さっそく今日から実践してみます。ただもう少し具体例・応用例を多く挙げてもらえたらより実用的になったと思います。
一見無意味のように思われる学校の勉強の本質は、表層的な知識の習得ではなくて、方法記憶の修練であるという記載には、とても勇気づけられました。 (豊田孝昭/2002-01-05)
 人が学習する = 脳が学習する ということ。
 だったら脳が理解しやすいように、知識を噛み砕いて、吸収しよう
 というのがこの本の趣旨でしょう。
 感情が絡むと良く覚える、ストレスは天敵、1ヶ月以内に復習、
 失敗で記憶が強化される、得意分野が伸びれば、苦手分野もつられて
 伸びる、など、脳の特徴を踏まえて、より効果的な学習方法が
 説明されており、説得力があります。自分の脳って、騙されやす過ぎ! (エンリケ・平賀/2003-06-25)
フォトリーディング講座で園善博先生が推薦していた池谷裕二さんの本です。

記憶のしくみを理解して効率的な記憶方法を会得したいと思い、夢中で読みました。

中高生向きに書かれた内容だと感じましたが、大人の勉強のためにも役立つ内容です。

・学習における復習のタイミングは、翌日1回目の復習、その1週間後に2回目の復習、その

 2週間後に3回目の復習、その1ヶ月後に4回目の復習というふうにして最初の2ヶ月間

 で4回の復習が脳への記憶定着率が高い。

 その後は、6ヶ月に1回の復習で記憶を維持すること。

☆これが記憶術の極意です。

・人に説明することで自分の理解度が増し、記憶の確認を図れる。

・最低6時間睡眠をとらないと記憶の脳内における醸成が行われない。

・語呂合わせも有効な記憶法の一つである(経験記憶)

 Just do it!! 早速やってみましょう
(てぃみこるけ/2009-01-14)
何を目的に読むか。 |||||||||||||||||||||||||||||
資格の勉強にさきがけて読んでみました。
脳の仕組みから勉強法を説明してくださってるのですが、それほど大したことは書かれてないように感じます。
20年以上生きてる人にはそんなこと経験から知ってるよっていうことが大半です。
まぁ2,3時間で読めるので気になる方は読んでみては?という程度です。 (白い地図/2006-02-25)
脳科学者である池谷裕二氏による有用な勉強法を述べた教養書。平易な言葉のみで構成されており、中学生以上であれば1〜2時間で読破可能。これまでの脳科学研究結果から導かれる有効な記憶法や勉強法を紹介している。中学生、および小学生を持つ親は必読。

同氏は『高校生レベルに話して理解させられなければ、その人は科学を理解していることにはならない』ファインマンの言葉を実践する書を排出している。本書はその中でも最も簡略化し、万人が全ての記載を理解できるよう心がけている。記憶にも種類があり、どのような方法で覚えるのがよいか、どうすれば長期間記憶が残るかを解説している。しかも、本書で紹介されている勉強法がなぜ優れているのかを、研究結果をわかりやすく解説していることで、本書の内容も覚えやすいようにしている!内容自体は、同氏の過去の著作を読んだ読者にとっては目新しいものではないので、推奨度は低いが、対象読者を限定すれば、他の無責任で根拠の乏しい教養本をはるかに凌ぐと考える。『だれでも天才になれる』という言い回しは、天才と凡人には脳の機能にあまり差がない、という意味に解釈すべきである。

本書には、なぜゆとり教育が失敗したかの重要なヒントが隠されており、このような学者が教育に関する政策決定に意見するべきであると実感する。同氏の著作をすでに読んだ読者にはあまり勧めないが、そうでない読者には推奨する。ただし、本書の内容はさらに詳細な同氏の『高校生の勉強法』にほぼ網羅されており、そちらを買った方がいいと思う。星4つの評価。 (MM/2008-02-17)
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最新脳科学が教える 高校生の勉強法 東進ブックス
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ナガセ(2002-03)
池谷 裕二
売上順位:4283
¥ 945(中古:¥ 498)

レビュー総評点:572総評点300以上の注目商品
具体的 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『勉強法』というタイトルにもかかわらず、抽象論ばかりで具体的な方法論にかけた本が多い中、本書は、脳科学という観点から具体的な方法論を提示してくれます。

たとえば、
・復習はどのタイミングでするのが一番よいか?
・記憶には、どれくらいの睡眠時間が必要か?
・勉強の教材はどのように使えばよいか?
・記憶力を最大限に高めるためには、どうすればよいか?
・暗記がきかない科目は、どうすれば攻略できるか?
などなど、私たちが勉強する際に常々感じていた疑問に、片っ端から答えてくれます。

「高校生の」というタイトルですが、これは高校生以上になると棒暗記が苦手になってくるということを意味しているので、大学生や社会人でも十分通用する内容です。
これまで勉強法に関する本を十冊以上読みましたが、この本がベストでした。
上記の問いの答えが知りたい方は、是非一読することをお勧めします。


(兵卒/2006-05-03)
絶賛する |||||||||||||||||||||||||||||||
別に私は著者の回し者ではないが、この本を絶賛したい。

一言でこの本を要約すれば、「徹底した復習こそ王道。勉強に王道なし。」であり、勉強において何も魔法は無いことを改めて確認した。

逆に、この言い古された「勉強に王道なし」を確認出来た点で読んで価値ある本だった。

しかも、非常に噛み砕いて書かれているのでスッと理解出来る。

タイトルでは「高校生の勉強法」と書かれているが、高校生以上でも十分活用出来る内容だ。例えば、医学部学士入試、司法試験等。 (a spiritualist/2006-11-27)
高校生以外にもおすすめ ||||||||||||||||||||||||||||||||||
この本は、前著「記憶力を強くする」の実践編にあたります。前著では記憶のメカニズムについてわかりやすく解説してありますが、この本では、最先端の研究結果を利用し、いかに効率的に勉強していくかが書かれています。従来のハウツーものとは一線を画していて、大変しっかりした内容になっています。特に、体験談などは非常に参考になると思います。現在、脳の研究結果をどのように教育現場に応用するかが議論されていますが、その答えがこの本に書かれています。また池谷先生の賢さの秘密もこの本の中に隠されているように感じました。高校生以外の人にも是非お薦めしたい一冊です。 (バロータ/2002-05-01)
 この本は語呂を用いるような暗記術の本ではなく、勉強をスムーズにするためのやる気増強剤のようなものです。この本を読んでいきなり能力が上がることはまずあり得ませんが、長い目で見ると、実力がつくような内容になっています。
 取得に長い時間を要するような資格などには素晴らしい効果を発揮します。
 池谷さんの著作では一番よいものであると思います。 (ジブラルタルの風/2004-03-17)
スゲーぜ! |||||||||||||||||||||
池谷裕二さんは『記憶力を強くする』や『海馬』という本で有名ですが、この本が一番実用的です。高校生の、と題名にありますが、高校生以上だと大人の脳になるので一生使える本です。僕は三十代ですが、この本のやりかたで英語学習を再開したところ、短期間で英語力が付きました。すべて忘れていたところから、大学レベルまで独学で身につけることができたのです。勉強だけでなく、ギターやイラスト等の趣味を上達させるのにも使える本です。ドンドン使い倒してみてください。 (/2007-01-19)
第一線の研究者による良書 |||||||||||||||||||||||||||||||||||
大学受験のための受験勉強で苦労した人は多いことだろう。よくあるアドバイスに「勉強法などはない。とにかくコツコツやることだ」というものがある。コツコツと努力してやっと志望校に合格する。その一方で、犠牲になることも多いだろう。それに気づいた時、こんな疑問が思い浮かぶかも知れない・・「もっと効率的な勉強法は、本当に無かったのだろうか?」
筆者は記憶を司る「海馬」の第一線の研究者であり、専門の大脳性理学の見地から回答の一つを提供してくれる。例えば、
・最も効率的な暗記(復習)の仕方はどういったものか? 
・最も効果のある参考書はどのようなものか? 
・急に上手になる「レミニセンス」現象とはどういうものか?
そして、大脳生理学の見地から、なぜ「復習」が決定的に重要なのかを明快に解き明かしている。難しい本と思われるかも知れないが、決してそんなことはない。説明は大変平易で、予備知識が無くてもスラスラ読める。これは逆に、よく分かっているからこそ、かみ砕いて平易な言葉でも説明できるのだと思う。
大学受験をひかえた方であっても、社会人であっても、「頭を使いきる」必要がある方は、ぜひ一読をお勧めしたい良書である。 (femto/2002-08-19)
勉強の視点からの脳科学 |||||||||||||||||||
「記憶力を強くする」が記憶のしくみを詳しく説明することに重点を置いていると感じられるのに対して、この本は勉強の視点から記憶の性質をどう活かせば良いか?を意識して書かれている。両書に共通する記述が多く見られるが、視点の置き方に違いがある。受験勉強に活かすことが目的ならこの本を読めば良い。

「復習の効果は同じ内容のものに対して生じます。」が一番心に残ったことでした。これは、意外と忘れがちな点で、1冊の参考書、テキストすらまともに終わらないうちに、同じ教科で次の参考書、テキストに手を出していることは良くあることです。これと決めた参考書、テキストをやりきる、繰り返す方が、結局何冊もやるよりも一番効果が大きい訳です。 (トッコ/2006-09-16)
超お勧め ||||||||||||
 高校生、中学生、成人、老人、すべての人にお勧めです。記憶について分かりやすく書いてあり、勉強しても、勉強しても、すぐ忘れてしまって、いらいらしている人には特にお勧めです。
 この本の最後の方に勉強の成果の出方について書いてあって、勉強嫌いの僕でも天才になれるかも、と思ってやる気が出てきました。
 勉強をする気になれる本なので読んだ方がいいと思います。 (酒井耕一/2004-02-29)
丁寧に平易に書かれています。 |||||||||||||||||||||||||||||||
同じ著者による「脳の仕組みと科学的勉強法」の拡張版のような感じです。書かれている内容は前著と似ていますが、後発だけあって、さすがに洗練されています。しかも、ひとつひとつの指導がより具体的で、役立つ情報が満載でした。この手のハウツー本の中では、明らかに一線を画す本だと思います。とくに親切なQ&Aや雑談コラムが面白かったです。受験勉強シーズンに入る前に読んでおいて良かったと実感中。ただ、私のような高校生以外の多くの方にも有用だと思われる内容なのに、このタイトルは勿体ない! (mame/2002-04-24)
勉強には確かに要領がある。闇雲にやっても効果が出ない。せっか自分の時間を使って勉強するなら、なるべく無駄を省きたい。まさに王道をいく勉強の本だ!!”復習が大切”等昔から言われていることを、脳科学の権威だけあって脳みその観点から”何故それが必要なのか”を詳しくわかりやすく説明してくれている。しっかりと無駄なく、要領よく勉強したい人の必需品だ!! (/2004-06-21)
暗記が「脳」を強くする。 ||||||||||||||||||||||
私って、どうして物覚えが悪いの??なんて悩んだことはありませんか?そんな人のために「効率の良い暗記法」が記載されてます。本題は「勉強法」ですが、中身は「暗記法」です。高校生向けに書かれていますので、「やさしく」・「安い」!!。どうせ勉強するなら、この本を読んでからにしよう。
-----
著者は、脳の一部「海馬」について、研究されている方です。「海馬」とは、「記憶の裁判官」のようなもので、「記憶をするかしないかを判定」します。
人間は、生命の危機にうまく対処するように進化しているので、その判定基準は、「これを覚えることは、生命の維持に役に立つかどうか?」ということだそうです。これを利用すると、餓死につながる「空腹時」に勉強しただけでも記憶力はUPするそうです。いろいろなことが分かり易く、大事なことしか書いてないので文字も大きく厚さも薄い。読みやすいです。 (まころん/2002-08-23)
目から鱗 ||||||||||||||||
勉強ということについて、脳科学から分かりやすく解き明かした名著。勉強する意味、効率のよい勉強など、科学的に理解できる。努力する意味も、継続する意味も分かる。ところどころで、偉人たちの名言も掲載されており、さらに納得のいく作りになっている。タイトルは高校生だが、大人にも対応。 (サンサン/2006-09-26)
大人にもとてもお薦め |||||||||||||||||||||
私は高校生ではありませんが読んでみました。今読んでよかったと思います。記憶のメカニズムと効率のよい方法を、的確に説明してあって説得力があります。また、暖かい人柄が感じられる文章で、読み物としても十分楽しめました。受験のプレッシャーに押しつぶされそうになっている高校生の立場に立って、長く生きてきた大人として一生懸命アドバイスしようとする姿勢がとても印象的でした。
全国の学生さん、Small steps&perfect masterの精神で頑張って下さい。私も頑張ります。 (舞(my)/2002-12-30)
全ての年代の人にお薦め ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
同じ著者の「だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法」の内容に、高校生の誰もが勉強に対して持つ疑問に著者自身の回答が追加されている。単に脳の仕組みと科学的勉強法だけ知りたいなら、「だれでも…」をお薦めする。
自身が中高校生だったり、身近に中高生がいる人には、こちらをお薦めする。高校生の質問に対する池谷さんの答えがとてもわかりやすく、受け売りするにはもってこいだからだ。
 本書は、高校生だけでなく、全ての年代の人にお薦めする。 (motofji/2002-10-21)
読んだだけで勉強態度が変わる。 |||||||||||||||||||||||||||
池谷裕二の本はどれも分かりやすい表現で難ã-いトãƒ"ックã‚'解説ã-てくれる。æˆ'ã€...の頭がよいから彼の本が読みやすいわã'ではない。池谷裕二は大変な勉強家なのです。それで彼なりにå'€åš¼ã-たå†...容ã‚'解説ã-てくれているのです。彼の本がすã"いのは、読ã‚"だだã'でã"れまでの勉強にå'かうæ...‹åº¦ãŒä¸€å¤‰ã™ã‚‹ã‚‚のだというã"とです。ã"れでいいのかなあと自信がなくて悩ã‚"でいた人には、なã‚"だã"れでよかったã‚"だとæ°-ã‚'å-りç›'させます。多くの人はもともと勉強にå'かない人などいませã‚"。勉強の過程でなかなか伸びぬ成績に自分の勉強法ã‚'ç-'い勉強のやりæ-¹ã‚'変えるどã"ろか勉強ã‚'やめてã-まうまでに至っているだã'です。あきらめるのはまだæ-©ã„と人ã€...に奮起ã‚'うながす本です。池谷裕二の本はいろいろ出版されていますがæ!‰‹!!å...ƒã«ä¸€å†Šç½®ã„ておくとすれば一番実践的な「高校ç"Ÿã®å‹‰å¼·æ³•」がよいと思います。 (形外/2003-03-07)
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海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス
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朝日出版社(2002-07-10)
池谷 裕二
売上順位:6402
¥ 1,785(中古:¥ 1)

レビュー総評点:485総評点300以上の注目商品
 この本を「面白い」、「明るくなれた」などと絶賛する人はいくらでもいるだろう。それは間違いではないので、そういうコメントは他の人に任せる。
 
 私はこの本の中にある情報を、日本の労働環境改善のためにも広めたいと思う。たとえば、やはり睡眠は8時間必要だということの論拠。また「脳は疲れないが、疲れているのは目だ」という意外な事実。
 多くの読者はこの本を読んで、「もっとがんばれるぞ!」とやる気をみなぎらせたと思う。しかしちょっと冷静になって考えてみて欲しい。この本を読めば、ほんとうに効率のいい働き方や生き方がわかってくる。また現代日本の労働環境がそれに反している事も。
 そういう意味でこの本のコンテンツは、「楽しいから読んでみて」というノリで多く!の読者を引きつけるするだけでなく、「これは必読だ!」くらいの強さでアピールしてもいいと思う。特に経営学や学生の一般教養などに取り入れてもいいくらい、実は重要な真実が隠されている。 (heavyuserj/2003-04-25)
脳科学の本を何冊も読んでしまった人には物足りなさもあるかもしれませんが、自分にとっては、海馬や扁桃体の機能を楽しく知ることができる本でした。
シナプスをうまく作れない神経細胞は死んでいく(アポトーシス)というのが、免疫システムにおける「自己」を識別できないキラーT細胞がアポトーシスにより死ぬのと似ていて面白いと思いました。
系統立てて対談が進行しているわけでは無いので、断片的なウンチクしか残らないのですが、自分の脳の可能性はともかくとして(諦めてはいけないか!)、脳の不思議さを改めて感じます。 (アクロ/2005-06-08)
軽いタッチ、でも意外と中身は重厚だ ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
専門家同士の対談である。脳の専門家池谷と言葉の専門家糸井。それぞれの得意分野を十二分に活かした読み手をワクワクさせる対談である。
全体として気軽に作られた感のある本であるが、実のところ池谷の持ち出す話題は、ヘブ則、フュータイル回路、トップダウン補完など高度な生物学である。池谷は専門用語を避けながら最先端の科学をわかりやすく説明しようと勤めてはいるが、やはり糸井による平明な言葉への翻訳が、この本で極めて重要な役割を担っている。しかも、これがちょっとした人生論風(嫌味でなく)になっているのが、糸井の懐の深さだろう。ゆとりある糸井の胸を借り、裸一貫体当たりで人生哲学(?)を構築していく池谷は、この一冊で養老孟司を越えたのではとさえ思う。
私は「対談本」は編集者の「怠惰本」だと信じているのでこれまでは敬遠してきたが、こうした異分化の火花散る融合ならば今後も大歓迎である。少なくとも本書に関しては騙されたと思って読んでも損はない。これまで脳に興味のなかった人にも推薦する。 (凪 恵美子/2002-10-01)
やる気のコツがわかりました。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『海馬』という本ã‚'読みまã-た。 
その中に
[やるæ°-」 についての説明がありまã-た。
私は
仕事や稽古事で よく 
やるæ°-ã‚'なくす人なので
興å'³æ·±ãæ€ã„まã-た。
人é-"の脳の中には å'坐核 という部分があり、
å'坐核が刺激されると、神経伝é"物質が出る。
ã"の物質がやるæ°-ã‚'èµ·ã"す・・・との事。
å'坐核の神経ç'°èƒžã¯
自己興奮、作業興奮という性質があり
ある程度の刺激が来ないとæ'»å‹•ã‚'はじめない
つまり、
やるæ°-がなくてもやり始めるã-かない
(やってるうちにやるæ°-が出てくる)
という訳。
やるæ°-がないから はじめられないのに
はじめないと やるæ°-がでないなã‚"て。
ç¬'い話みたいで
うまくできていると思いまã-た。
もう一つ
面白かった個所は
「ホムンã‚!¯ã!ƒ«ã‚¹ï½£ã«ã¤ã„てでã-た。
ã"れはã"の本の
ï¼'0ページに写真が載っています
ã"の図ã‚'見ると
私の中で 
何かがストンとè...'に落ちて 
良いæ°-分になるので
ã"ã"のとã"ろ 何度も眺めては
ふã‚"ふã‚" と、うなずいてã-まいます。
感覚器とã-ての人ä½"の構造ã‚'
非常にリアルに感じます。
刺激的で良い本です。 (ぶんちゃん/2002-09-12)
 糸井重里と新鋭の脳学者池谷助教授の対談である。「うん、そうそう」「へ~え、そうなの」の連続だった。私は頭のいい人が好きなのだが、なぜそうだかこの本を読んで解明できたと思う。
 海馬は、記憶の製造工場である。夜眠っている間に、起きていて入ってきた膨大な量の情報を「役に立つ情報」と「役に立たないから忘れていい情報」に仕分けをするのである。作業の間は外界の情報を遮断する必要があるから眠りが必要で、6時間かかるという。役に立つ、立たないの判断基準は「生存」に対してである。したがって、記憶にとどめたい事柄は、それを生存の危機と結びつけるようにすればよいのだが、さてどうやって。
 内容紹介としていくつかポイントを抜粋する。
・ものとものとを結びつけて新しい情報をつくっていくことが、脳のはたらきの基本です。
・脳自体は30歳や40歳を超えたほうが、むしろ活発になると言われているんです。
・脳はいつでも元気いっぱいなんです。一生使い続けても疲れないですね。疲れるとしたら、目なんです。
・脳はもともと思い込みの強い性質があるから、それをいかに崩せるかが、「頭がいい」ことのひとつのヒントかと思います。
・新規な刺激にさらされている人は、いつでも入力の判断をする海馬に刺激があるから、海馬の細胞が増えていく割合と消えていく割合とでは、細胞の増えていく割合が加速していく。
・やりはじめないと、やる気は出ない。やる気を生み出す場所は脳の側座核にあり、そこの神経細胞が活動すればやる気が出るという仕組みです。
おすすめである。大ヒットしたわけだ。厚そうに見えるが、とても読みやすいから半日で読める。 (/2003-08-03)
彼は大変話し上手なんですね。海馬という脳の一部分の専門家との対談ですけど、非常にわかりやすく話を進められています。途中からわけわからないなどということのないよう、章ごとにまとめが載っているのもわかりやすいです。
で、内容はっていうと「頭のいい」状態というのはどのような状態か、年齢が増すとさらに頭がよくなるなどためになる内容がいっぱい詰まっています。今の自分に自信をなくしてしまっている方におすすめです。 (シンジ/2002-09-01)
年をとっても大丈夫!! ||||||||||||||||||||||||||||||||
すっごくオススメです。この本を読むと、不思議と勇気がわいてくる気持ちがします。「年をとると脳細胞がどんどん死んでいって、ものおぼえが悪くなる」。こんないや~な先入観を打ち破ってくれます。
頭がいいというのは、脳の「状態」を指している・・・そうだとわかると、あとはうまく頭がいい「状態」にできるように考えていけばいいんだと、ふっと心が軽くなるような気がしました。
そのためには、いろんなことを経験して、脳の回路を増やしていけばいい、その結果、指数関数的に組合せが増えていくことをこの本で知りました。人間の脳の可能性と未来を感じさせてくれる、とても素晴らしい本です。 (kkn/2004-09-21)
装丁もかわいくて、お勧めです ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 私は以前、某中央官庁の非常勤職員をしていました。優秀な人たちが仕事をしている様子を見ていて、「頭の使い方って、どうしてこんなに人によって、違うんだろう?」と、常日頃から思っていました。学歴とは関係なく、何か秘訣のようなものがあり、「訓練してよくなった感じ」がするのです。元々の素質が良いというのはあるだろうけれど、 ある種の訓練のようなものによって、それを伸ばしているというか、後天的に頭の使い方を学んでいったような風に感じるのです。
 ということで、「身体を鍛えるように、頭の訓練をしたい」と感じていました。
 この本には、その知りたかった事が、あちこちにちりばめられていると思います。装丁もとってもかわいくて、お勧めです。 (mousike/2003-03-05)
歳をとってからでも、頭がよくなる。
という希望が持てる本です。
頭がよい、イコール記憶力がよい。
ではなく、
頭がよい、イコール処理能力が高い。
ということを気づかせてくれ、頭を使うことの大切さを痛感します。 (/)
この本、タダモノではありません。
何気なく読み終わったとしても、その頃には何故か心が軽いのです。
ポジティブシンキングって何よ?と斜めから見がちな人にもお勧め出来ます。
地に足をつけて歩くのなら、この本がキッカケを作ってくれるかもしれません。 (/)
一気に読んでしまいました ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先行販売で手に入れ早速読み始めました。今までの所謂サイエンスコラム的な脳の本も良く読んでいたのですが、これはそれらの本に比べて、糸井重里の力か、抜群に読みやすいです。
読みやすいだけではなく、勇気を貰える、励みになるイイ言葉に溢れています。人の脳は30歳から成長する。脳は決して疲れない。失恋や失敗が人を賢くする。天才とはやりすぎてしまった人である。毎日、ちょっとした気遣いが脳を鍛える、それを知ることが出来たのはとても良かった。 (hm/2002-06-30)
読みやすく内容のしっかりした本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
何かã-なã'ればならないã"とがあっても、なかなか、やるæ°-にならない。
ひょっとã-たら「やるæ°-」がでないのは、「脳」がç-²ã‚Œã¦ã„るからなのか?
ï¼'æ-¥ã§å‡„い数の脳ç'°èƒžãŒæ­»ã¬ã¨èžã„たã"とがあるが、ï¼'0代、ï¼'0代に
æ¯"べると、ï¼"0代、ï¼"0代は原理的に不利なのか?・・・・
ã"うã-たç-'問にç­"えるくれる本。例えば回ç­"はã"ã‚"な感じだろう。
・ï¼"0歳ã‚'過ぎてからも頭は良くなる(ï¼'極分åŒ-する傾å'がある)
 -つながりã‚'感じる能力はï¼"0歳以降伸びる
 -海馬はå¢-やせる(空é-"のæƒ...報(æ-...)が一番の刺激)
 -センスは磨ã'る
・脳はç-²ã‚Œãªã„ã-、使い尽くせる(ç-²ã‚Œã‚‹ã®ã¯ç›®(/筋肉))
・睡眠でæƒ...報はæ•'理される(ï¼-時é-"はå¿...要)
・やりはじめる前にやるæ°-がないのはå½"然(作業興奮)
ã!€€!(まずå-りかかるã"とが大切)
糸井さã‚"の巧みなリードで、実に分かりやすく読みやすい本となっている。
ぜひ読ã‚"で、自分なりの回ç­"ã‚'見つã'よう! お勧め! (femto/2002-09-08)
知るは幸せなり |||||||||||||||||||||||||||||||||
脳の働き方について、科学的に対談をしているだけなのに、なぜこんなに楽しくて、そして、ほのぼのと幸せになれるのか、不思議な本です。科学にこういう効用もあったのか、と発見です。糸井さんと、池谷先生の個性のタイプが違うので、対話しているうちに話がふくらんでいく楽しさもありますが、なによりステキなのは二人に共通する前向きな明るさと、人に対する温かさだと思います。糸井さんのあとがきにあった文章ですが、私も、本を読むことで「いい時間を共有できて、本当に感謝しています。」 (たかじん/2004-07-22)
 非常に読みやすい構成です。対談形式なのですが、糸井氏のテンポの良い話術にはまります。この対話形式については、本書の中にも登場する「論語」のスタイルを効果的に、現代的に上手く利用していると思われる。また、章の終わりにまとめのページがあり、ポイントを押さえて繰り返すということから書かれている内容のかなりの部分が記憶に残ることと思う。トリビアとしても、自己啓発としても役に立つ本である。 (ヒラキ/2004-03-08)
一般にそう信じられている年齢と脳の関係について、それは全くの誤解であることがこれを読むとよく分かります。
”最近年のせいか物忘れが激しくて”、”いくら勉強しても頭に入らなくなってきたんだよねえ”などとボヤいていた人たちには、この本の内容はとんでもない朗報なのでは!?
すごく難しいテーマを論じているんですが、表現が平易で分かりやすいのも好感が持てます。
オススメです。 (/)
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Candlewick(2002-02-18)
編集:Amy Ehrlich
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