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「スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)」 とその関連商品
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スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)
ASIN:4087203956集英社(2007-06) 伊藤 智義 売上順位:24991 ¥ 714(中古:¥ 94) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:38
作者はコンピュータについて何も知らない0の状態からGRAPE−1の
ハードウエアの開発をなしとげました。 その時の、開発の内幕を書いています。 また作者が病気で高校を1年休学し、また浪人、大学での留年、 父親の事業がうまくいっていなかった為、学費を稼ぐため漫画 のシナリオの賞に応募して賞金を稼ぎ、賞を取った後もようやく 得たシナリオの仕事をしたり羽陽曲折しながらも前に進んで行った 事もふれられていました。 個人的には、順調な歩ではなくても一つ一つ着実に実績を積み重ね ていく作者の人生に素直に感心しました。 自分も見習わなくてはと思いました。 図書館で借りて読みましたが、1冊買い求めてこれからの人生行き 詰ったら読み返したいと思わされる本でした。 (てとり/2007-09-09)
「プロジェクトX」的面白さ |||
星の運動のシミュレーション専用計算機 GRAPE の開発のドキュメンタリーである。
いわゆる汎用の計算機の CPU では各瞬間に働いている部分はわずかだ。何でも出来るように作ると、様々な命令に対応しないといけないので、一つの命令で働く部分はわずかになる。問題を限定することで、命令を限定できて、しかも、その順序も決まる。それで、全部の部分が常に働いている状況を作ることが出来る。著者らは1989年にこの発想で、スーパーコンピュータに匹敵する性能の専用計算機を、一から手作りした。 考えてみれば、いい時代だったものだ。もう少し前ならこの程度の複雑さでも素人の手に負えるものではなかっただろうし、もう少し後なら、必要なツールは大掛かりになっていて、やっぱり素人の手に負えるものではなかっただろう。著者が計算機の設計を始めた時には、本当に素人で、それでも、ロジックは追えるほどの規模だったし、ハンダ付けの数も素人の手に負えるほどだった。 そんな状況での開発はいかにも「プロジェクトX」的面白さはあるし、しかも、世界レベルのものが出来上がるのだから、話として面白くないはずがない。私は同時代の雰囲気を知っているので、面白く読んだし、ちょっと嫉妬もした。 本書の魅力のもう一つは文体である。著者は開発の中心人物であるのに、第三者的な視点でまさしき「ドキュメンタリー」に仕上げている。助教授の戎崎氏との確執も上手に客観的な記載に昇華させている。これは、彼が漫画のシナリオを書いていたからであろう。文章がうまいのだ。 と言うわけで、いい食材を上手に料理してあって、あと言う間に読んでしまった。大変お薦め。 (shibchin/2008-03-09) 新書でしかもコンピューターの話。
「難しそう!」と思ったけれど読んでみると、グイグイ引き込まれます。 著者は漫画「栄光なき天才たち」の原作者でもあるのでその文章力は 文系の人も楽しませてくれます。 「コンピューターのことはサッパリ…」という方でも、 開発にいたる様々な人間模様や熱い思いを感じることが出来ます。 また所々に散りばめられた『名言』を探すのも楽しみ方のひとつになると思います。 「本当にものごとを理解している人というのは、 誰にでもわかる当たり前の言葉で説明できる人のことを言う。 偉そうに難しい言葉を並べていると、一見頭が良いように思われるが、 そんなヤツはたいてい何もわかっておらへんもんや」 本の一節ですが、この本もこの言葉に則っていると思います。 理系の方なら更に面白く読めると思います。 (クリフ/2007-07-13) スパコン製作物語と言うよりも、大半がニッポンの最高学府東京大学の内輪ネタ+著者の自伝で構成されている。それはそれで(通学したことの無い自分にとっては)知らないことも多くあり、一読の価値はあった。
ただし、「スパコン開発の面白さ」、なおかつそれを「20万円で作った創意工夫」が伝わるかと言うと、それは無い。やはり自分のことを語るというのは相当に難しいのだということが、この本を通じて理解できる。他人の伝記では一定の評価を受けている著者が、こと自分のストーリーとなると冷静では済まされない部分を垣間見ることが出来る。 逆に、GRAPEプロジェクト黎明期の、個々メンバーの個性の強烈さと、それをプロジェクトとしてまとめあげた杉本先生の偉大さが分かると言えば分かる。その点においては日本人として知っておきたい話ではあった。 (ガンダリウム合金/2007-09-19) ヤング・ジャンプに掲載されていた漫画「栄光なき天才たち」の原作者でもある著者が自ら東大大学院の研究所で携わったGRAPEという重力計算に特化したコンピューターを開発する物語です。
スーパーコンピュターに伍す演算能力の計算機をコンピューターの素人が汎用品の部品で組み立てるというのは興味深く、たびたび現れる障害を発想の転換で乗り切るところは大きな醍醐味である。ただその描写があっけないので分らない人には、その機微が伝わりにくいであろうが。 また最高学府東大の中で、かつて話題となった教養学部内論争の内輪話や学部間格差の問題、博士課程後の身の振り方を巡る話なども興味深かった。 GRAPEという一つのProjectを通して日本の「学」で何が起こっているのかを垣間見ることができた。 (在星猫/2007-08-05) 著者は計算機科学の研究者。もともと天文学上の問題を解決しようと、安上がりなスーパー・コンピューターを開発することからはじめ、次々と新機軸を開発、たちまちスパコン界の英雄となったことで知られる。
本書は、自身による半生記であり、スパコン開発の経緯を中心に、漫画『栄光なき天才たち』の原作を手掛けたこと、銀河に関する理論などが語られている。天才の人生とは、こういうものかと思わされる。 まさにサクセス・ストーリーを地で行くものであり、高校生などが読めば、将来への希望とやる気が湧いてくることだろう。 一方で、自分語りが強烈すぎる、東大の内輪ネタに走りすぎているなどの欠点もある。 (志村真幸/2007-08-17) 暑い日には冷たいジュースなんかより熱いお茶が一番。
真夏の熱帯夜にピッタリの『熱い本』です。 「小難しいコンピュータの本だろ」と早合点するなかれ。 ページをめくる指がとめられず頭のなかの田口トモロヲは朗読を続け、 ペルセウス流星群が夜空を駆け巡るころ、 中島みゆきの歌声(もちろん脳内)とともに、一気に読み終えました。 そう、まさに『プロジェクトX』。 その場が思い浮かぶような文章。 熱いセリフ。 天文学の明解な説明。 各キャラクターのたちかた。 そして菅野美穂への想い(読めばわかります) 本を読む楽しさが詰め込まれていますよ。 私の「この夏の一冊」です! (しばらく/2007-08-16) 私自身は技術者ではないが、本書はとても楽しめた。
私にとって本書は、「コンピュータ開発」を描いた本ではなく、 「課題を克服するためのアイディア」本として読むことができた。 その創造性、アイディア、情熱に敬意を表したい。 (Webマーケター/2007-08-17) 書名に惹かれて買った。このGRAPEプロジェクトは、天文学者たちが手作りで専用のスーパーコンピュータを作成し、種々の結果を得たものであり、当時話題になったものである。
しかし、開発の経緯等が書かれていてある程度は興味深かったが、プロジェクトの応用の話は少なく、さらにカバーに書かれているような「熱い人間ドラマ」は感じらず、どちらも物足りなかった。 これは登場人物の一人である著者の筆の所為であるといってよく、形式的に第三者的な視点から見たように書いてあるが、内容は全くそうなっていないのが原因だろう。つまり、一人の視点からのみの内容で、臨場感がないのだ。第三者の専門のサイエンスライターが取材して書けば良かったのではないかと思う。 (yoshik-y/2007-07-01) 内容は、天文学のために学者や学生達がスーパーコンピューターを作る奮戦記なんですが、どこか物足りなかったです。テレビの「プロジェクトX」にも取り上げられたという話しがあったが、この本だと、なんか内容に濃さを感じず、薄っぺらい印象を受けた。描写が簡潔すぎるのと、スーパーコンピューターがあっという間に出来てしまって、本を読んだ気分がそんなに無かったからだろう。
それと、実際に20万円でできたスーパーコンピューターは、我々が普段使っているパソコンと比べてどれくらいの性能なのかよく分からないです。例えば、CPUなら、ペンティアム4の○倍だとか、Core2Duo△台分だとか、具体的に書いて欲しかった。 せっかくいい本なのだが、肝心なところが押さえられていないのが残念です。 (smil427/2007-12-22) ぼくは酒を飲めないので、5年くらい前から忘年会など宴会には出席しないことにしています。
5年より前には1次会くらいはつき合っていたんですが、止めてしまいました。 時間とお金がもったいないからです。 それより家族とのんびり過ごした方がいいですからね。 「そんなんじゃ出世できないぞ」と脅す酒飲みのおじさんもいました。 そういうおじさんもそれほど出世してないじゃん。 あはははは。 ま、確かにつき合いが悪いと日本の会社では出世できないということもあるのかもしれません。 ノミニケーションって言うんですか、コミュニケーションが悪くなる。 でも本来、コミュニケーションは普段の仕事時間の中でちゃんと取ればいいものでしょう。 飲み会につき合うことによって多少出世するかもしれませんが、ノミニケーションで出世したってたかが知れていると思います。 もちろん宴席が好きならどんどん出席すべきです。それを否定するつもりはありません。 でも好きでもないのに「おつきあい」で出席するのはばからしい、とぼくは思うのです。 他にやりたいことがあるなら、そっちを優先した方がいい。 伊藤智義『スーパーコンピューターを20万円で創る』集英社新書¥680-にこう書いてありました。 ### 杉本(大一郎)が研究者として一流であることは述べてきたとおりであるが、大学の実務も人一倍抱えており、多忙な大学人であった。そのためもあってか、当時は、学生たちとは校務を超えてまで自分からコミュニケーションを取ろうとはしなかった。 例えば、ある学生が杉本に、「たまには先生も、ぼくたちと一緒に飲みに行きましょうよ」と誘ったことがあった。杉本はにべもなく、こう答えている。 「飲み会というものは、見知らぬ者どうしが知り合うためにするもんや。すでに知っている者どうしで飲んでどうなる?そんな時間があるなら、勉強でもしておきなさい」(151p) ### まったくその通りだと思います。 嫌な飲み会につき合うくらいなら、勉強したほうがいいです。 同僚とのコミュニケーションは仕事を通じてすればいいと、ぼくは思っています。 「あいつ、よく勉強していていい仕事するな」と思ってもらう方が、ぼくにとって嬉しいことなんです。 飲み会に出ないで節約した時間とお金で、本を読み、腕を磨き、家族と過ごし、休息を取る。 それを次の日に活かす。 まー、変わり者の言い分なんですがねー。 (練馬のよっちゃん/2007-12-29) コンピューター物語というよりも一般化学者が問題を解決するために
試行錯誤をしているドキュメンタリーといった内容になっている。 パソコンが一般社会に普及浸透し、日常生活で当たり前のように使っている。 そんな中でもスーパーコンピューターという名前はまさに別格。 本物の計算機という憧れのような印象を持っていた。 そのスーパーコンピューターを20万円で! とはいったい!! 中身を確認せずにはいられませんでした。 (ニャンゴロ/2007-07-15) を、あつかったわたしとしては、スパコンをいまや
その値段で創れてしまうというのは、さほどおどろきはしないが、 やはり少しは感心をもって拝読しました。 昔は機会という感じでしたがレミントンユニバックの初期は ほんとうにたのしかった。 伊藤さんの創られたものはそれよりずっと おもしろく、なんだかあやうい気もしました。今の若者は PCなんてかんたんに創るし、わたしはいまでも改良してよりよい 自分のスペースにおさまっている。 とにかくとてもゆかいで、みなさんも是非どうぞ、一読推薦いたします。 (flora/2007-08-03) これは面白かった。3時間くらいで一気に読んだ。
内容は、著者を主人公としたノンフィクション。 著者が東京大学の大学院生時代に立ち上げに関わった「GRAPE」という スーパーコンピュータの開発話。 コンピュータの専門家が一人もいない大学の研究室から、 ン億円もするスーパーコンピュータ並みの計算力を持ったコンピュータが生み出される。 その予算はたった20万円。開発メンバーもたったの4人。 著者はその4人の中でもハードウェアの設計部分を担当した方。 設計経験はおろか、電気回路も満足に読めない状態からの出発。 何か啓示的な出来事がプロジェクトを成功に導く・・・ではなく、ひたすら努力。 開発された1990年前後は今のようにインターネットで情報を収集できるわけでもなく、 他の研究室メンバーも、天文学者の教授、ソフトウェア担当の博士課程生、 広報担当の助手、といったふうに役割が異なっていたため、まさに孤軍奮闘。 最初の方は天文学の専門用語や説明が続き、読みづらく感じたりしましたが、 それもドラマのテイストとして楽しめます。 著者はマンガのノンフィクション作家としてデビューの経歴もあるようで、 大変読みやすく感じました。 チームプレイに見える開発や研究も、細かく見れば個人の作業の集約であって、 その過程には孤独な努力、試行錯誤が必要とされる。 しかし、個人の孤独な作業に見えた開発や研究も、振り返ると周りの協力なしでは なし得なかった、まさにチームプレイの結果だと感じる。 そう振り返ったような内容でした。 きっと第三者のノンフィクション作家が書いていたら、4人のメンバーに当時を振り返って もらうようなインタビューを新たに取っていると思うのですが、それはありません。 それが著者の思いをどう表しているのか分かりませんが、 ノンフィクション作品という形をとりつつ、非常に回顧録的な内容で面白かったです。 (電島電気/2008-10-13) この本の著者(今は某大学の教授)が漫画の「栄光なき天才たち」の原作者というのは驚きでした(ファンでした)が、この本は栄光あるお話です。
16件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。天文計算専用のスーパーコンピュータを作った学生と先生方の実話。材料費は20万円ですが、決して「20万円」だけでこんなものは作れません。必須条件は、何よりも自分の作りたいものを作る情熱とそれを作れる環境、それなりの能力、仲間である、ということがこの本からは伝わってきます。 (guatemalan.water/2008-06-14) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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未来を予測する技術 (ソフトバンク新書 46) (ソフトバンク新書)
ASIN:4797341165ソフトバンククリエイティブ(2007-08-16) 佐藤 哲也 売上順位:59856 ¥ 735(中古:¥ 155) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:26
地震予測はなぜ難しいか? |||||||||
日本学術会議の月刊誌「学術の動向」2007年7月号において、この分野の日本の第一人者として佐藤 哲也さんは「未来を科学するシミュレーション」という原稿を書かれています。本書はそこで述べた内容を新書用にふくらませたもののようです。コンピュータの処理能力は指数関数的に年々向上しています。そのため、シミュレーション科学は、将来にわたって発展する有望な学問領域です。この学問分野に興味がある人にとっては広い意味でのこの分野の最近の動向を知ることが出来るので、有益な本と思います。シミュレーションによる地震の予測がなぜ難しいのかの説明はとてもわかりやすく、また、どうすれば予測の精度上げられるかについてのアイデアも説明されており好感が持てます。残念な点は、地球温暖化の議論に貢献している地球シミュレータの結果の解説が少ない点です。
(自然を愛する理論物理学者/2007-08-22)
地球シミュレータを用いた予測の話が紹介されており,環境問題等に対してシミュレーションがますます大きな役割を演ずるようになることを納得させられる。シミュレーション技術のひとつの究極の姿が明快に示されている良書である。
ところで,このタイプのシミュレーションは,同時期に同じ出版社から出た「心はプログラムできるか」(有田隆也)によれば「対象とする現象をそっくり模擬」するための「従来型シミュレーション」ということになる。要素還元的な方法論の限界というものが,本書に書かれている丸ごとシミュレーション(「ホリスティク・パラダイム」と筆者は呼んでいる)で本当に解決できるのか,あるいは,種を巻いて「創発」させるタイプのシミュレーション(心はプログラムできるか)が必要なのか? いずれにせよ,この種のシミュレーション技術は社会の方向性を決める際に必要不可欠であろう。ただし,今後期待することとして書かれている「個人というレベルでもシミュレーションが活用されるようになる未来」(180頁)には明るいものを感じにくい。「生き方のシミュレーション」というものがよくわからないが,「この会社をやめてフリーになったときの年収予測*万円」とか,「この人と結婚したらこういう子供が生まれる確率80%」という類いの予測とするなら,「新鮮な気持ちで未来に夢を持つことができる」だろうか? 逆のような気がしてならないのだが。 (mnita/2007-08-28) 過日、福岡伸一氏の『生物と無生物のあいだ』を読んだ。美麗な文章で魅せる分子生物学のガイダンスで、野口英世氏の幻影に物申すといった印象だったが、結局、動的平衡のメカニズムは不可思議で謎に包まれたまま、という、生命や自然の奥深さに驚嘆して終わった。
本書は、コンピュータ・シミュレーションという、一見、生命や自然とは無縁の技術の解説本かと思いきや、著者の主張がまさに、「今後の科学は動的平衡にあるシステムをホリスティックに考えるべき」という一貫した方向性を示しており、21世紀科学の課題を、この2冊からまざまざと実感させられた。 素人からすると、生命を研究するのに多くのマウスの貢献を必要としたり、温暖化を予測するのに膨大なエネルギーを消費するという、ある種の矛盾を感じつつも、デカルト的な要素還元の科学を卒業し、超専門的な、多様な分野の協調から考察する科学の時代になっているのだと感じた。 著者の言う、「地下核実験の代替としてシミュレーションをしている場合ではない」というのはまったく同感で、「他にやることはいっぱいあるだろう」という思いを強くした。 (ぎゃぼ!/2007-08-21) 地球シミュレータセンター長、佐藤哲也さんが、未来を予測する技術であるシミュレーションについて、基礎の基礎から、その果てしない可能性までを綴る。
全4件のレビューを表示しています。2002年から2004年11月まで5期にわたりスパコンランキングのトップに君臨し、最大理論性能40TFLOPS、消費電力は約6MW(年間の電気代が約6.5億円)という超弩級の国産ベクタコンピュータ、「地球シミュレータ」。その可能性は、スペックだけでは語れない。 コンピュータのことを完全に侮ってました。 シミュレーションでできること、できないこと。計算能力の進歩によって可能になった予測や、今後予測しようとしていることが見えてくる。 予測ができるのだから、それに挑む。コンピュータの計算能力、また、それを生かす情報処理技術はまだまだ発展途上だ。 終章で「未来を選択できる社会」という節で、筆者はこのように語っている。 『本書を書くことを決心した背景には、日本が開発した世界に誇る地球シミュレータの存在と、今後の未来設計を支えるであろうシミュレーション技術の現状を多くの方に知っていただきたいと考えたからである。』 その想いが十二分に伝わってくる、すばらしい本でした。 (mnishikawa/2007-10-23) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎 (サイエンス・アイ新書 31) (サイエンス・アイ新書)
ASIN:479734024Xソフトバンククリエイティブ(2007-08-16) 有田 隆也 売上順位:138458 ¥ 945(中古:¥ 445) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:59
マテリアル的な計算を考える重要さ |||||||
人工生命や認知科学へのイントロダクションとしてとても優れた新書です.
個人的に最高に面白かったのは心の哲学・進化心理学寄りの話になる7,8章で,これらの章ではロボットを使って "心"(感情や推論能力)にアプローチしています.この,なるだけ具体的なロボットを使うという身体性・マテリアル性を大事にする方法に思わず唸ってしまいました. あと巻末にある「おもしろロボット File」も文字通りおもしろいです. (mits/2008-02-26) 普段は理系の本はほとんど読まないが、知人の薦めで読んでみた。自分が知らなかった最近の科学的な「流行」が随所に盛り込まれている。そういう知識に触れるという意味でのおもしろさだけでなく、卑近なものの理解からぐっと遠く離れた先の未来までが、この本の延長線上に見えて来て、わくわくするような知的刺激を受ける。
このわくわく感は、目の焦点の合わせ方を変えることによって見えてくる3Dの絵に似ている。クイズを解くようにして文中の図を理解しながらひとつひとつ読み進んで行くと、目の前の具体的事象である細かい模様がまず見えてくる。そのあと、コンピュータの中の人工世界のシミュレーションを垣間見ることによって、それまで気づかなかった焦点の合わせ方に気づく。すると、それまでは想像できなかったような遠い未来や、言葉の構造や、心の仕組みらしき立体映像が見えてくるのだ。 著者はシミュレーションの延長線上にあるものとして、「現在の我々では想像もできないような心の段階が待っていると期待したくなる」と言う。ところが、同時にその一文の中に「(運良く人類がそこまで滅びないならば)」などというカッコ付の節を挟み込む。無限大の先に何かがありそうなこと、それを見据えた研究があることを知るだけでも、なんだか楽しくなってくる。 (coffee beans/2007-09-12) 「人工生命」といっても,単に生命のようなふるまいを人工的につくりだすだけではない.言語の発生をシミュレートする研究もあるが,この本では著者の研究テーマでもある「心の発生と進化」に重点をおいている.最先端の研究もふくんでいるが,それをできるだけ平易に説明しようとしている.
1994 年から 1998 年くらいまでのあいだに 20 冊くらい,人工生命に関する本が出版されているが,2003 年以降この本が出版されるまでの約 5 年間に出版された本はほとんどない.そういう意味でも貴重な本だといえるだろう. (Kana/2008-06-17) 人工生命研究を紹介する書である。人工生命という言葉もいろいろな意味で用いられるが、ここで問題とされている人工生命研究とは、疑似コンピュータコードを使って、自分自身を複製して増殖するプログラム(これが人工生命)書き、それに、突然変異と自然選択を導入して、プログラムの進化と多様性の発現を見るという研究である。
生命の本質をDNAが運ぶ情報とそれのダーウィン的進化に抽象化した研究は極めて面白く、初期の研究でも、寄生生物が自発的に現れたり、そすると、それに対して防御するものが現れたり、現実の生物進化を彷彿とさせる系が作られている。私も、以前に日経サイエンスで読んで興奮したものである。ただ、その後の研究の進展の解説は、私には系の不自然さが感じられて、イマイチ面白くなかった。 これは、ひょっとするとこの分野の解説の本質的な難しさを示しているのかも知れない。つまり、シミュレーションの面白さがコード体系と進化して来たプログラムを読まないと本当のところは分からないのではないかと、私には感じられる。なんとなく、上っ面をなでた感じで、響くものがなかった。 タイトルの『心はプログラムできるか』も、本書の人工生命が「心とは何か」という標的への道上にあることは認めるが、「チューリングテストが心の存在のテストである」という言明すらほとんどの人の同意を得られない現状からすると、いかにも勇み足で、羊頭狗肉のそしりを免れない。 いい素材なのだと思うのだが、料理しきれていないと感じられる本であった。 (shibchin/2008-04-13) この手の新ジャンルの学問ではよくあるが、
全5件のレビューを表示しています。出版側のカテゴリーに一致しているとは言いがたい。 筆者の専門が情報工学だし、大まかに言うと工学なのだろうと思うが、 内容は生物でもいいかもって感じです。 このところアマゾンのお奨めの中から、レビューを見て選ぶことが多く、 本書も多分チェックしてから買ったはず…でしたが、レビューがない‥ 多少、予想と違う内容でした。 絵や図を多用し、蟻が出てきたりで、 筆者が解り易さを目指しているのは評価出来ますが… それでも、まだ難しいです。 読んで一番頭に残っているのは、最初の蟻の話です。 なんだか、蟻の本を探して読みたくなりました。 (霧太郎/2007-09-08) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.5 はてブコレクション数: |
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数学ガール
ASIN:4797341378ソフトバンククリエイティブ(2007-06-27) 結城 浩 売上順位:1434 ¥ 1,890(中古:¥ 1,300) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:186
とても面白い本です。高校3年生の難しい目レベルの数学+αが楽しんで学べる本です。基本的には元理系なんだけど数学を使うような仕事をしていない大人が高校生くらいを思い出しながら…という内容な気がします。甘酸っぱいストーリーは現役高校生、大学生にはちょっと「くさい」かもしれません。
本書の中の”ぼく”も述べていることですが「自分で数式を書いてみることが大切」です。そのために紙とペンを用意しましょう。(通勤電車の中では数式を書きづらいのが難点ですね。) オススメの読み方はとりあえず一回通してとにかく読んでみることですね。それで久しぶりに数式に触れたいという意欲が出てくると思います。あとは読み返しながら休日にゆっくりと数式と向き合うと楽しめます。 (木下牛/2007-12-15) 著者のwebページでも話題の、(女の子にだけでなく)萌えられる数学(^_^;)。
不思議な才媛ミルカさんと、元気っ娘テトラちゃんの間で心を揺らしながら、「僕」が数学の問題を考えていく。この手の本でありがちな、子供だましの数学ではなく、おもにオイラーがやったような無限級数や母関数の話が中心なので、良い意味で読み応えがある。ミルカさんは数学に関しては天才的だが、テトラちゃんはそうではないので、テトラちゃんに理解できるように書かれているところを良く読めば、彼女と同じ高校1年生レベルの読者でも理解しながら読めるはずだ。 また、オイラーなどに興味があり、こういう数学もある程度知っている数学愛好家にも新しい発見があるだけの内容であると思える。そのような人は、出て来る数式を楽しみつつ、「僕」と二人の女の子の数学以外の話も楽しめるはずだ。 さらに、根っからの理系で、数学自体に萌えているような人にもオススメである。何故なら、ミルカさんの魅力がわかるのは、まさにそういう人だと思えるからだ。 (yoshik-y/2007-06-27) 著者は、プログラマの数学や各種コンピュータプログラミング関連図書で知られる結城博氏。
本の大きさはカバンにすっと入れられるサイズで、電車の中や待ち合わせの時間つぶしに持ち歩いても邪魔にならない。 こういうところはよく考えられていると思うし、プログラマの数学を買ったときに不便に思った点なので、改善されていてうれしい。 内容的には中学生でもわかる〜大学生でも難しいと幅広いものがあり、老若男女問わず楽しめる一冊。 楽しめるけれども、きちんとした数学書で、丁寧な解説が随所でなされているのには驚いた。 個人的には、数学があんまり好きじゃないという人にこそ、読んでほしいと思う。 数式が理解できなくても、小説のように図を追って話を読むだけでも、十分に数学の楽しさに触れてもらえると思うので。 また、理工系大学を目指す学生や、そういった大学に所属する学生さんにもぜひ読んでほしい。数学の知識が無いまま読んでも面白いが、数学の知識があれば、噛むほどに味が出てくる一冊だと思うからだ。 僕と数学ガールとの対話が軸となってストーリーが進んでいくので、そういった形式の本がニガテな方には若干つらいかもしれない。(正直、私もなれるまではつらかった) この本で、数学好きな人が一人でも多くなってくれればと思う。 (にゃんた/2007-07-31) 実は続編「数学ガール フェルマーの最終定理」を先に読んでから、本書を読みました。巻が独立しているので、数学の内容としては違和感なく読めますね。(ストーリーとしては、本書→続編と読む方が確実に"萌えます"(笑)) 本書の数学のレベルはかなり高いところまで行きますね。数列の漸化式を解く際に母関数を活用することで、色んな見方(コンボリューション、数え上げの方法)が学べるようになっています。また連続の世界(微分・積分)と離散の世界(差分・和分)の関係も垣間見たりもします。通読することで、コンピュータ科学の世界で必要にされる"数学的センス"(※)も自然に身に付きそうですね。
数学の内容ももちろんのこと、この"歯ごたえのある数学"に迫る主人公の心構えが良いです。「僕たちは好きで学んでいる。先生を待つ必要はない。授業を待つ必要はない。本を探せばいい。本を読めばいい。広く、深く、ずっと先まで勉強すればいい。」このように主人公はテトラちゃんに数学が得意になる為の心構えを説きます。これが実にイイッ! 「困ったことに『数学はつみあげ』という信仰もあり、わからんなりにつきあうことが出来なくなっている。分かることを急いでいたら、研究者になんかならん方が良い。すぐにはワカランことを考えて、そのうち何とかするのが、研究というものなのだから」(森 毅)を思い出します。「例示は理解の試金石」を実践し、演繹的思考と帰納的思考の間を行ったり来たりする主人公の姿に「そのうち何とかする」態度が窺えます。好著です。 (※)本書のネタの多くは「コンピュータの数学」(グレアム、クヌース、パタシュニク)により詳しい解説があります。 (ゴルゴ十三/2008-08-10) 数学でいう証明は、ときに「あっ、なるほど!」という美しさを見せることがある。そのときに感じるちょっとした感動を味わった。
ミルカさんと「僕」、テトラちゃんと「僕」の関係がそれぞれ並行で進行していく。それと並行して、数学と「僕」との関係も進行していく。ミルカさんに導かれて「僕」が成長し、「僕」に導かれてテトラちゃんが成長していく。気がつけばテトラちゃんがきっかけで「僕」がさらに成長していく。それぞれが相互に影響しあって、美しく編みあがっていく。 読み進めていくうちに、結城さんに導かれて、読者自身と数学との関係も成長する。それすらも編み込まれているように感じる。これはちょっとした感動だよ。 数式はたくさん登場する。Σ、微分、複素数、無限、極限などが普通に登場する。意味が凝縮されているので、さらっと読むわけには行かなかった。ただし、ついていけなくなるわけではない。細かく段階を追って記述されているので、ちゃんとほどける。じっくり読めば、テトラちゃんと同じように成長できる。繰り返し読めば、こんどは「僕」と同じように成長できる。高校時代にこの本にめぐり合いたかった。 ところで偶然、奥華子のアルバムを聴きながら読んだ。これがぴったりはまっていておどろいた。結城さんがご自身のブログでこの本のプレゼントを企画したとき、一緒に奥華子のシングルを一緒にプレゼントしたそうだ。そんなところまできちんと設計されていたのかもしれない。 (matobaa/2007-08-28) 純粋に楽しめました。数学――例えば、フィボナッチ数列とかテイラー展開、そして対数や虚数など――は、学校へおみやげとして置いてきてしまいましたが、読み進んでいくうちに、ああ確かあったあった、あの頃も楽しんで方程式を解いていた、と懐かしさがこみ上げました。
しかもかなり高度な数式を遊び心を入れながら解き明かしていきます。単純に解いていくという単なる専門書ではなく、ちょっと甘酸っぱいストーリーの中で数学というものが語られています。 思春期の不確かな部分と、数学という記号や数で証明できるものとの対比がお見事です。 (小口栞/2008-01-30)
数学を勉強したくなる一冊 ||
「博士の愛した数式」以来のヒット作でしょう。数式を飛ばし読みしても
ホワッとしたいい感じがするストーリーだし,数式をじっくり読んでも, パズル的な要素も感じ,ただただ面白かったです。一気読みでした!! (テトラ最高/2008-01-20) 素敵で、面白いお話がいくつかつづられています。
なにげなく時間のあるときに読むのに適しています。 多少わかりにくい事項もありました。 1 wのワルツは、 一見等比数列だとわかりました。 何でワルツかというと、3乗すると1になるからでしょうか。 2 あふれる疑問は、 (a+b)(a-b) = a2-b2 (x+y)(x-y) = x2-y2 ab,xyのどちらでかくのがいいか。答えがわかりませんでした。 (kaizen/2008-07-11)
数学 ≒ 恋 |
冒頭の数学クイズは話のネタにさせてもらってます。プログラマの食い付きがすごくいいです。
数学ガールのおかげで数学をやり直したくなりました。 早くこの本に出会えていたら、もっと数学が好きになっていたかもしれないです。 (しかじろう/2008-10-01) 僕は高校二年生
僕と同級生のミルカさん 僕の中学の後輩テトラちゃん この三人が織り成す 数学ラビリンス 僕はミルカさんに好意を抱き テトラちゃんは僕に好意を抱く その3人を舫いの役をしているのが数学 因数分解 X・X−X・ミルカ−X・テトラ+ミルカ・テトラ を解く (X−ミルカ)(X−テトラ)= Xはミルカとテトラ Xを僕と置き 解を恋とおくと・・・・・解を二つは選べない 指数関数的に減衰する放射性物質を 毎日毎日一定量捨てて行く大きなゴミ箱を考える ひとつ季語にそのゴミ箱はどんな量の放射性物質がたまるが? それを考えるのに使用したのが積分でした ふとそのときにもうひとつの考えが浮かんだ それが和分・・・そう 計算すると一致しないので挫折して積分を選んだ 本の中では挫折することなく進む数学の世界を垣間見ました コンボリューション 重畳積分 今もかかわっているがいまだ不明 (morebeans/2007-09-06) 今年の夏のバカンス、この本を持っていってはまった。
全11件のレビューを表示しています。ホテルのプールサイドに寝そべって読書、面白い。 面白くて二回目はベッドに置いてあるメモ帳片手に 数式書きながら読破。 社会人の私ですが、日常から離れた空間だからかじっくり楽しめました。 忙しい現代なかなかね、ゆっくり考えるというのができないから。 (けい0210/2008-09-28) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
科学・技術 最高販売 0807,08,09/ 名古屋アジャイル勉強会で読んだ本 数論好き少女 科学読み物 知的でクレイジー2 どくしょー。 マニア高校生のための数学 数学と女の子 ウィッシュリスト |
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小飼弾のアルファギークに逢ってきた [WEB+DB PRESS plus] (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
ASIN:477413452X技術評論社(2008-04-15) 小飼 弾 売上順位:74532 ¥ 1,554(中古:¥ 596) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:-16
「アルファギーク」というのは、「優秀なコンピュータ技術の中でも、先駆者となる人」「最先端のプログラマー」のこと。
自身も「アルファギーク」を自認する小飼弾氏が、ウェブの世界で先駆的プログラマとして有名な人々をインタビューしたのが本書だ。 話題が話題だけに、IT業界の人間にしか読まれなさそうな本なのに、それなりの売り上げがあるようだ。小飼弾氏は『404 Blog Not Found』というブログを書いている「アルファブロガー」なので、多くの小飼ファンが買い求めているに違いない。(小飼氏自身も自分で内容紹介のエントリを書いている) しかし、本書の内容は徹底的に尖ったエンジニアを相手に書かれており、業界外の人には何が何だか分からない話だろうし、ページ下の注記を読んでますます混乱するかもしれない。 僕自身はどうかというと、少しは分かった気がする、という読者レベル。受託開発ソフトをとりまとめるSEだったので、あまり最先端の話題に着いていく必要がなかった。枯れた技術を中心にしてソフトウェア作成を行い、少しだけ先進的な取り組みができればうれしい、という立場だった。本書に出てくるような、産業を変化させる力を持つかもしれないエンジニアというのは、遠いあこがれの世界に住む人だ。 そんなギークたちと対等に対話し、時に逆インタビューされる小飼氏は、ものすごくカッコ良く見える。 株式会社はてなの近藤社長夫妻と小飼夫妻の夫婦対談や、「きたみりゅうじの小飼弾に逢ってきた」で小飼氏の日常生活や経歴を知ったが、やはり常人ばなれしていた。 普通の人に真似できない人だし、よい子が真似をしてはいけない人。それが分かったのが本書の一番の収穫かな。 (くろやぎ/2008-05-02) 完全に印象批判なので御容赦下さい。発言の正しさよりも、彼自身の存在の意味に価値があると思うので、多少辛辣な書き方をします。
小飼弾の冗談はつまらないと思うのだが、どうか。それだけで、本棚に置いておきたくない本となってしまう。ブログの文体然り、若者に媚を売るような文章レトリックも嫌い。内容は悪くないので、彼の文体が好きであればいい本であると思う。はてな界隈が大好きであるならば、もっと楽しく読めるであろう。 いいヒゲと悪いヒゲがあるならば、彼はいいヒゲだと思う。例えるなら、サンタクロースの冗談はつまらなくても許せるが、一般のいいヒゲのつまらない冗談は、鼻に付く前に、やるせない気持ちになる。はてなのサービスが嫌いな方(僕もそうであるけれど)は、先ず、あら探しをするような気持ちで読む事になるでしょう。 ただ、彼のセンスでいいなーと思ったのは、彼の発言は一冊の本の中でもコロコロ変わるが、それが許せてしまう何かがある事だ。そして、考え方自体には啓発される事は多い。しかし、冗談がつまらないのが許せなくて、フォローする事が出来ないでいる。 しかし、冗談がつまらないと思って尚、僕がこうしてレビューを書くのは、何故だろう?それは、僕が彼の冗談をつまらないと思っている事自体、誤解であるかも知れない、と僕が思っているからだろう。会ってみれば面白い人なのかも知れない。こう、彼の存在は、言語とか行為を超えた何かがあるかも知れない。少なくとも彼の経歴は、それを寡黙ながら語っているのではないだろうか? そこまで思いを巡らせると、彼が人気である意味とか、彼を支持しない(僕のように)人の「考え方の意味」が、ぼんやりと見えてくるような気がしてきた。 だが、些細な事を鬼の首を取ったように騒ぎ立て、勝ち誇るという性質・・・。つまり「プロのサブカル屋」の性質というのは、彼に限らず、少なくとも近代以降、連綿とある。「プロのサブカル屋」の意見が、正当な学問知よりも有効であり、本質的であるという構図はもう、崩れていると思うが、どうか。 そして思うのは、やはり彼の意見は好きになれない。僕がどんなに人間好きになろうと不可能である。魂は情熱的であれねばならないだろうが、それをただの言葉にしてしまう「自己啓発の類」とは一線を画したいと思うからだ。 そして何よりも、ネットでの活躍の結果が、商業出版であったり、アルファ・ブロガーであったりするのには違和感を感じるのだ。嫉妬や商業主義の否定ではなく、いち作家のような立場の人のクロスメディア戦略というものに、未来を感じない。せめて戦略そのものに反逆的な、または皮肉的なユーモアを望む。それはないものねだりなのだろうか・・・。クロスメディア戦略は完全な商業の戦略としてはアリだと思うが・・・。つまり本レビューで批判している対象は、実は彼自身では無くて、彼が体現した、そのような現象そのものではないかとも僕自身思う。正直アルファ・ブロガーや人気ホームページの書籍化を書店で発見するのは、辛いのだ。 (はんてふ/2008-09-29) まず、出演しているギークが豪華。Larry Wall氏から近藤淳也氏まで、"イマ"を駆けるギークたちが勢揃いしています。個人的に、Matz氏との対談がなかったのが残念でしたが、やはりこのラインナップは文句の言いようがありません。
中身も非常に濃いものとなっていますが、対談ということで"DanKogaiその人"を見たい方にとっては少々物足りない感じがするはず。本書では、彼は彼らしさを殆どと言っていいほど出していません。メインはインタビュイーなので。 かと言って、現代のIT事情を勉強するにも専門的すぎて不向きであり、私のような「なんちゃって高校生プログラマ」のような人間にはGoogleがない限りちんぷんかんぷんです。 しかし、じっくり読めば彼をはじめとするイマのギーク達が何を考え、何をしようとしているのかが自ずとわかってくる一冊。 DanKogaiファンにとっては、特に必須とは言えないけど、将来役に立つことは間違いないので買って損はないでしょう。 (vocs/2008-08-04)
小飼哲学を次回是非お願いします。 |||
弾さんは1969年生まれ。なんと15歳で大検を取っている。
全4件のレビューを表示しています。ライブドア問題の時には、かなりメディアに露出していてガンガンと発言していた事を記憶している。 プログラマと言う職種に関して自分は何も知らないいし、「コードを書く」って何?って人種なのだけれど、技術者としての彼の態度は全うだと感じた本である。 それは、技術者だから技術だけ先んじていれば良いと言う態度ではな無いところである。その辺の知的バックグラウンドは弾さん自身のブログでの読書量と書評にも現れている。 本書は卓越したIT技術者(コード書きの人々で良いのかな)との対談をメインに構成されている。脚注も多いのだが、それでも、IT素人の自分には理解が出来ない部分が殆ど。 逆に「はてな」の近藤さん夫妻と小飼夫妻の対談なんかは「生き方」と言う文脈で非常に面白い。 次回は是非ともITが未来をどの様に作るのか、ITは地球を幸せに変えうるのか等を小飼哲学で論じて欲しい。 (dream4ever/2008-06-09) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)
ASIN:4594053882扶桑社(2007-06-29) 西村 博之 売上順位:6056 ¥ 777(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:133
この本は、もっとお気軽な内容と思って読み始めたら、深い内容を含んでいたので、ゆっくりと読んだ。本のタイトルは単に本を手に取らせる作戦のためで、ここだけを見て評価しても意味はあまりない。
ひろゆき氏のように、生活に困らず、しかも物欲のあまりない人間には、精神的にメディアや様々な既製組織(システム)からの(相当の)自由を獲得できうるのだと思う。 そこで、彼は社会を外から見る観察者となっている気がする。それゆえ、既成の組織に組み込まれているほとんどの人間から、うろんな目で見られ、時に反発を招いているのだろう。しかし、対談での発言を読むと、国家、貨幣制度、社会構造、法律などに対しての、素直で根源的な「なぜ?」が、将来のいつかの時点で、重要になってくる問いの幾つかではという気がしてきた。しかしあくまでも観察者としての立場を守っている気がする。 誰にもお勧めできる本ではなく、分かる人にのみお読みいただきたい、ちょっと危険な香りのする本である。 (サウンドボックス/2007-11-10) インターネットに関する事柄の雑感と対談が載っている
本です。 ネットサーフィンなどを毎日している人には気軽に読めると 思いますが、そうでない人にはあまり面白くないと思います。 まあ、2チャンネルの管理人がどんな考え方をするかを知りたければ 読む価値があるかもしれません。 読みたい場合は、図書館で借りて読むことをお薦めします。 (てとり/2007-11-16) 本当に「2チャンネルが潰れない理由」を知りたければ、冒頭の結論だけを
読めば十分。社会的制裁も恐れず、何のしがらみもなく行っている 限りには、潰れない運営は十分可能なのでしょう。 それよりも、本書がおもしろいと感じたのは、ネットの未来像を把握したい と思うときに本書がその未来像の片方の極論を見事に言い当てている点に あると思う。反対側の理想論は、梅田望夫氏の「ウェブ進化論」。それに 対して、ひろゆき氏のスタンスはベタな現実なのだ。実際世の中は、その 理想論とベタな現実の間でせめぎ合っている中で、ネットの未来を考える 上ではぜひとも本書にも目を通してほしいと感じた。 本書では、CGMも、Web2.0も、バッサバッサと切り捨てられていますが、 中でも個人的にもっとも共感できたのは、APIの公開について「ユーザー にこんなに便利なものを提供している、でも俺らより儲けたら潰すぜ」 というサービスなんです、と言っているところ。また、googleの著名な 標語である「Don't be evil」は、いつか「evil(悪)」になることに気が ついていて、標語自体がエクスキューズや言い訳かもしれないと書かれて いる点にも共感できました。 「ウェブ進化論」がなんか違うと思ったら、意外と共感できるところが 多いと思います。 (けいたん2008/2007-09-30) 梅田望夫さんは『ウェブ進化論』や『フューチャリスト宣言』を通じてインターネットの希望に満ちた将来を語っていました。
逆に「インターネットは別にたいしたもんじゃない」「明るい未来は無い」と水を差している本が本書です。 梅田さんの熱い語り口と正反対で、クールに語るひろゆき氏の口調は決して「感動する」とか「心にしみる」ものではありません。しかし、同じインターネットについてこれだけ正反対の意見があるということ自体に興味を引かれました。 いつもと違って手放しで推薦できる本ではありませんが、ちょっと距離を置いて読んでみると、これほど「おもしろい」本は無いかもしれません。 著者のひろゆき氏は、巨大掲示板「2ちゃんねる」の作成者であり、管理者です。 2ちゃんねるは多くの民事訴訟や賠償請求裁判を抱えていて、最初はひろゆき氏も裁判に出ていました。しかし、あるとき裁判に欠席しても何も起こりませんでした。その結果「すべて相手の言うとおり」と解釈されて敗訴しても、何も困ったことにならなかった。 だから、裁判には出ないことにした、とひろゆき氏は本書で語っています。 こんな著者ですので、本書全体が人を食った色調にあふれています。 あまりの物言いに、けっこう辛口な論調の佐々木俊尚氏までもが、本書の対談で次のようにつぶやいていました。 「西村さんの言っていることは、身も蓋もなさすぎてついていけない」 「せっかくそうやって頑張っている人がいるのだから、そこまで言わなく てもいいかなって思うんだけど」 身も蓋もないひろゆき氏の論調は、最終章の小飼弾氏との対談で更に盛り上がります。正義感の強い人は、本書を壁に叩きつけないよう注意が必要です。 取り扱い注意です。 (くろやぎ/2008-05-03) タイトルの「なぜ潰れないのか」の理由に関しては巻頭で説明されまして、その後はほとんどそれに関する記述はありません。
ですのでタイトルにある「なぜ潰れないのか」を本当に知りたい人にとってはもの足りない本となってしまうでしょう。 そして、内容に関してはインターネットビジネス、Web2.0ビジネスに関して冷ややかに見ているひろゆきさんのコメントが随所にありますが、それらは冷静沈着で合理的で、読むものをう〜んとうならせます。(時々論理が飛躍する部分もありますが) 但し、あとがきでひろゆきさんは、 ・対談は自分が話していない内容も、話しているように編集されている ということを明らかにしており、何より驚愕の事実がこの本の最後の1行に書いてあり、 (以下ネタバレあり) 「そんなわけで、この本のほとんどを書いた杉原さんに感謝です。」 ということなのです。すなわち、どこからどこまでがひろゆきさんの意見、記述なのかは全く不明なのです。 そういう観点で思い出してみると確かに、本人が話した、もしくは書いたっぽい部分と ゴーストライターが書いた部分が何となく分かるような気がします。 なので、amazonで何人も本著を評価していますが、これをひろゆきさんの著書として評価すること自体がナンセンスなのかなと思っています。 (mosh/2008-02-23) 「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」。どこかで聞いたタイトルだなと思い出してみると、ミリオンセラー新書「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」だった。
さおだけ屋がなぜ潰れないかというお話も興味を惹くが、それ以上に知りたいのが「2ちゃんねる」がなぜ色々と裁判沙汰になりながら生き残るのかだと思います。 なぜ「2ちゃんねるは潰れないのか」だけに絞ると、本書の中で始めの2ページだけで理由を述べている。あとは著者のひろゆき氏の対談などが主に紙面を割いている。タイトルの答えが、「これだけ?」と狐につままれるような感じをうけながらも、それ以降の話も面白く一気に読めた。電車の中での読書にお薦めです。 (サトマン/2007-07-03) Point1 2ちゃんねるの管理人西村博之さんが書いた本
Point2 2ちゃんねるが潰れない理由が最初の3分で分かる本。 Point3 Web2.0の謎・実はgoogelは凄くない?・インターネットの未来等、幅広い話題をカバー 2ちゃんねる管理人の西村博之さんが書いた本。 2ちゃんねるとは日本最大規模の電子掲示板(BBS)の集まりで、キャッチフレーズの通り「ハッキング」から「今晩のおかず」と幅広い話が投稿されているサイトです。 2ちゃんねる=悪…等、2ちゃんねる・著者へ良いイメージを思い浮かばない人が多いかもしれませんが、この本を読むと、著者へのイメージが変わると思います。 1章の1ページ目から「まずは結論」と、2ちゃんねるが潰れない原因を簡単に説明しています。 潰れる原因として… 1・金銭的な問題 2・社会的な問題 3・法的な問題 と筆者はいい、2ちゃんねるはある方法を使って上記の問題をクリアしています。 2ちゃんねるが潰れる原因だけを知りたい人は冒頭の8ページだけで理由が分かります。 ここから先は著者が思っていることをズバズバと書いています。 ・Web2.0の事実〜本当は何も変わっていない ・googelの技術って凄い?〜凄いのは企画力・営業力・サーバーメンテナンスの3つ。 優秀な技術力のある会社ではない ・Youtubeが皆に知られたきっかけ〜著作権違反の動画を見れるから ・インターネットの未来〜今後インターネット技術での発明は生まれてこない。 等、幅広くインターネットのことについて捉えているので、興味のある方は是非一読を。 (氷川涼介/2007-12-11) ウェブ世界・ウェブ時代の生き方については、やはり梅田望夫さんの「ウェブ時代をゆく」が現在日本で手に入る最高の教科書だと思いますが、梅田的オプティミズム(あるいはシリコンバレー的オプティミズムと呼ぶべきでしょうか)に毒されてしまった方、本書でスッキリと頭を冷やされることをオススメします(笑)。
ひろゆきが極めてシニカルに現実を突きつけてくれます。そして悲観的な将来を語ってくれます(笑)。 悪い意味ではなく、思考の偏りを正す意味で、バランスを取る意味で、この二人の本を両方まとめて読むことにはとても意味があると思います。 本書の中でひろゆきと佐々木俊尚さんとの対談があるのですが、そこで佐々木さんもまさに同じようなことを指摘されています。 たぶん普通一般の人が取るべき立場、思考の立脚点というは彼らの中間のどこかのポイントなんだと思います。 そういう意味で、梅田さんの本とひろゆきの本を一緒に読んでおくことは、自分自身の立ち位置を意識するうえでとても大事なことだと思います。 #梅田×ひろゆきの対談本なんかが出たらすぐに買うんだけどなあ。 (のいのい/2008-01-02) 爽快!痛快!
以前からセカンドライフでマンションの内覧会やったところで 誰がマンション買うんだろう。。。と思っていたので 「WEB2・0で儲かるという幻想は、マイナスイオンがなんとなく健康にいいらしいというのと一緒」との指摘には納得。よくぞ言ってくれました。 インターネットに限らず、技術やノウハウなどおよそビジネスが成り立つあらゆる要件が 幻想のもとにあるという本質をバカバカ暴いていくさまは読んでいて心地よい。 (☆☆☆☆☆/2007-12-11) 2ちゃんねるの管理人、ひろゆきってどんな人?とても興味があるとおもいます。
いつも冷静そのもの。もの静かで現実的。技術的なことは見解を整然と説明 されるが、思想的、人間的についてはあまり多くはかたらない、というタイプです。 2ちゃんねるという、企業によっては事務所PCから閲覧禁止指定の注目 サイト群の管理人、といえばきこえは悪いが、人間的印象は好感すら感じますね。 「回線抜いちゃえば、ネット世界とは無関係になれるでしょ?」という意味の ご発言。いいこというじゃないですか。 (mickey_elephant/2007-09-24) WEB2.0とか、セカンドライフとか、浮かれて、煽って、ネット礼賛だらけの本に対する痛烈な、身も蓋もない未来論。ネットに大きな変化なんてもうこないよ、という宣言がすがすがしい。
でも、人や技術は変わっていくから、今言われてるものが地に足がついてないからといって、次の未来はどうだかわからないんじゃないかなーとも思う。 けど、現場感があって、浮かれすぎてる思考にはちょうどいい冷却水だと思う。 (義信/2007-07-21) ここのレビューに書かれていること、良い評価も悪い評価もどれも共感できる、めずらしいタイプの本。
「ウェブ進化論」がネットのプラス面にひたすら着目した本ならば、本書はマイナス面に着目した本。著者ふたりの人生観のちがいがそのまま現れているのだと思う。 でもだからこそ、「ウェブ進化論」で感動した人は、本書を読んで、少しバランスを修正するといいと思う。「ネット万歳」という価値観を10として、「ネットなんてこの程度」と考える価値観を1とすると、私は「進化論」を読んで9くらいになったが、本書を読んで7くらいに修正した。これが人によっては2や3になると思う。 「(梅田氏とひろゆき氏)2人は両極端なんじゃないかなと……理想と現実のせめぎ合いに生きている我々の気持ちを、2人とも理解していないな、という感じはちょっとするかもな」 対談で登場する佐々木俊尚氏の指摘は鋭いと感じた。 (モッケン/2008-03-11) 2ちゃんねるの管理人のひろゆきが書いてるから面白いかと思ったら
全然面白くなかった。幼稚じみた文章にやけに堅苦しい文章。 ITの専門用語など難しくて堅い話が多く読んでいて疲れた。 2ちゃんねるがつぶれない理由の冒頭の理由も、 なんか幼稚じみていてほんとにそんなんで潰れないのかと思ってしまう。 政府が圧力をかければそんな理由はあっという間に砕け散ってしまうのではないか。 しかし対談の中で人生を生きていく中での生き方などの 役に立つ言葉や話しもあり、その点は為になった。 (ヒスクウシ/2008-02-23) / \
/ ─ ─\ 今年もあと九ヶ月ちょっとだお・・・ / (●) (●) \ | (__人__) | ________ \  ̄ ./ .| | | ノ \ | | | /' | | | | l | | | ヽ -一ー_‾、⌒)^),-、 | |________| ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄ | | | / ̄ ̄ ̄\ / ─ ─ \ / (●) (●) \. 俺はこの三ヶ月何をしていたんだろう | (__人__) | 2chで浪費した莫大な時間を何か有意義なことに使っていたら・・・ \ ` ⌒' / / \ (黒珈琲/2008-03-28) メジャーなものを叩き、マイナーなものを持ち上げて「俺はわかってる」と言う本です。
46件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。誰もが通った道、病名もついていると思います。 30過ぎて出版してまでやっていることに脱帽しました。 2ちゃんねるやニコニコ動画を当てた人なので、ウェブでなにかやろうとするなら押さえておいていいかもしれません。 ただ、若い人にあまり影響を受けてほしくないのでおすすめはできません。 (Sakanosita/2008-01-29) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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ビューティフルコード
ASIN:4873113636オライリージャパン(2008-04-23) 編集:Andy Oram/編集:Greg Wilson/翻訳:久野 禎子/翻訳:久野 靖/Brian Kernighan 売上順位:4620 ¥ 3,990(中古:¥ 3,595) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:-2
あなたにとって美しいコードとはなんですか?汎用性、巧妙さ、統一性など人それぞれの観点があると思います。この本では偉大なプログラマと言われている方々が考える美しさが語られています。自分が今まで知らなかった美しさが必ずあります。なにせ33人もの偉人が書いているのですから。
「美しいコード?何それ?」という方はとりあえず、なか!見検索の抜粋を読んでみてください。美しいコードの一端がわかると思います。 この本の唯一の問題点は、各著者が自分の好きなプログラミング言語で美しさを語っているため、コードが理解しにくいことがあるということです。 (さわだ/2008-09-05) まだ冒頭の2話しか読んでないのですが、そんなにいいコードかな、と思いました。
全2件のレビューを表示しています。初っ端の正規表現の超短いコードは、実装が簡単になるようなサブセットを勝手に決めていて、学生向けの教材に、そんな特殊解を紹介してどうする、と思いました。正規表現→NFA→DFAと変換する処理系の方が、ずっと基礎力がつくと思います。 まあ、カーニハンが書いているから、みんな読むんだろうけど。C言語のポインタのセマンティクスをうまく引き出したことに、盛り上がりすぎです。 二つ目のsubversionのツリー差分反映のコールバックインタフェースは、コンテキストを表現したオブジェクトの引き継ぎが美しい、と言っているけど、オブジェクト指向プログラミングしたら、普通に思いつくことじゃないかなと思いました。少なくとも、私は20台の時にやりましたよ。 ま、この先、どんなものが出てくるのか、楽しみにしながら読んでみます。 おおこれはすごい、と思えるものが出てくるとよいですが。。 いやな本ではないですよ、決して。 (hideo-t/2008-12-07) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |


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