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「人類は衰退しました (ガガガ文庫)」 とその関連商品
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人類は衰退しました (ガガガ文庫)
ASIN:409451001X小学館(2007-05-24) イラスト:山崎 透/田中 ロミオ 売上順位:3107 ¥ 600(中古:¥ 360) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:207
衰退した人類は引退を表明し、妖精さんにその座を明け渡した。今や地球上で人類といえば妖精さんを指すようになったが、当の妖精さんにはその自覚は全くない。そんな世界において、妖精さんの生態・行動を監視する調停官の職に就いた主人公「わたし」の妖精さん観察記。
ストーリー自体はごくシンプルに進むが、「わたし」と妖精さん達のやり取りが面白い。旧人類を凌駕する技術力を持つが忘れっぽくて飽きやすい性格の妖精さんを何とか理解しようとする「わたし」だが、想像の斜め上を行く妖精さんにことごとく翻弄される。そして時には「わたし」の方が妖精さんを翻弄したりする。この辺りが特に面白かった。 あと、妖精さんが口々に発する言葉が面白いが、これは完全にセンスだなぁ、と。一見さらりと書かれているが、言葉の取捨選択がすごく上手い。 (田原坂/2007-07-21) 今まで色々小説を読んできたつもりだったが、ここまで力の抜けきった小説は初めて
かもしれない。 妖精さんたちのメロメロな台詞を聞いているだけで幸せになれる(笑) 良く読めばかなりブラックな事も言っているが、なんにも本筋に絡まないのが素晴らしい。 というか ほんすじというものが ほとんど ないです。 さいこー。 (鰺/2007-09-05) 皆様が仰るように、あの田中ロミオのライトノベルです。
一度でもロミオ氏の文章に触れたのなら、何も思わない人はいないでしょう。 (良いと思うか合わないと思うかは別問題として) 僕は星5つという評価を下している辺り、極めて肯定派。右翼派。 あれほどふざけた存在が(一応褒め言葉のつもり) 一体全体どんなラノベを書くのかと、メチャ楽しみにしておりました。 一読した感想は、「流石だなぁ」の一言。 導入部は世界観の説明が多く、軽くダレてしまう所があるのですが、 新人類の妖精さんが現れたらどうでしょう? 面白い。超面白いよー。 かの有名なロミオ節は、多少フィルターかけて押えてる感はありますが、 それでもラノベであることを考えれば十分で、十全です。 誰もが口々に言う、ほのぼののほほんとした世界観は、 どんな世代にも受け入れられる素敵なモノだと思いますしね。 マジ癒されます。 なので、ロミオ氏を知らない人にも、ガンガンオススメしていきたい一品です。 買うべしっ!! 買うべしっ!! ていうかロミオ氏が売れる様を一度で良いから見たいだけの信者の発言なわけですが……。 (katoh/2007-05-31) ライトノベルの線引きはどこでするのだろうか。
この作品は一般的に認知されている意味合いとは少し離れたものであると思います。 氏の本職については言わずもがな、ここで語るべくもないのですが、 本作品は氏が後書きで記すとおり完結ととれば完結しており、そうでないといえばいくらでも続投可能な幕切れとなっており、きちんとした終幕を好む方々には不向きかもしれません。 内容としては生物的な進化のピークを既に超え、緩やかに数を減らしてゆく人類に替わり、どこから生まれてきたのか妖精さんが世界中で大発生、その不思議な妖精達と一人の少女の交流、または妖精の観察日記をつける少女の物語です。 至ってシンプルに、和やかでのどかな雰囲気の中、延々とこの交流を描いたこの作品。 人により賛否が分かれそうですが、理論の立たない子供のようでいてなおかつ何故か知的な発言をするアンバランスな妖精達の会話は非常に楽しく読ませていただきました。 本作の続編を期待しつつ本職の方の作品にも期待といったところでしょうか。 (nikuross/2007-06-04) 田中ロミオ、あの田中ロミオさんが初の小説を出版しました。
ロミオさんといえば、独特の雰囲気や危ないネタを織り交ぜた文章が印象的です。 しかし、今回はロミオ節は抑え気味のようにも感じました。 物語はほのぼのとしていて、童話を読んでいるような物語。 近所の少女に手渡しても問題のない内容になっています。 おすすめのキャラはちくささんで妖精さんとの掛け合いは引き込まれます。 続編を書くかもしれないという雰囲気ですが、やはりロミオ節を炸裂させた別の作品を 出して欲しいところです。 小学館の中でも危ないネタを見せてくれる日を楽しみにしています。 (氷野斬鬼/2007-05-25) 田中ロミオの小説デビュー作。
序盤の主人公の説明口調がネックでした・・・ ここで下手をするとほとんどの人は読むのをやめてしまうかもしれません。 実際文句が多いのはこの部分でもあります。 しかし、キャラ同士の掛け合いが始まると急に面白さが段違いに!! 妖精さんも非常にかわいいです。 前半のノリとはもうテンションが違います。 そして、意図的に残された伏線の数々・・・ 続きはいつでも書ける。だからみんな買ってくれ!! ・・・と、あとがきで暴露してしまうロミオ氏でした。 (M・P/2007-05-25)
独特の言葉のセンス ||
田中ロミオさんの文を読んだのは初めてですので、他の方が言われるようなロミオ節については何も知りません。
文体は特にクセもなく、児童文学とラノベの間といった印象。 やはり目立ったのは、妖精さんたちの独特の話し方ですね。淡々とした短い言葉しか話せない彼らですが、その面白さがこの作品の最大のポイントではないでしょうか。 惜しむべきは、イベントの単調さ。 妖精さんたちの行動が、手垢のついたようなありきたりのも多く、もう少し練ってほしかったです。 あと、この巻だけでは何も分からないことですかね。続編ありきで書いている印象です。 最近のライトノベルはどれも美少女との恋愛重視ですので、こういう作品がもっと増えてくれればと望みます。 (やまいぬ/2008-07-14) 初めて接する不思議な文体。
ほのぼのというかぼのぼのというか(なんだ、ぼのぼのって?) ゆる〜い。とてつもなくゆる〜い。 話に本筋なんてものは無く、ただただ妖精さんとのゆる〜い交流が書かれている。 これがなんとも言えずイイ。 最近ちょっと疲れてるなーと感じてる人、これ読んでマッタリしてください。 (スナプキン/2008-04-13) これから先の未来、人類は衰退しました。
今地球上の支配者は妖精さんたちです。 その妖精さんたちと人類との調停者となったのは。 楽して過ごしたい、真相のご令嬢(自称)として暮らしたい女の子でした。 妖精さんの生態を研究していくうちにいろいろなことが怒ります。 独特の女の子の語り口調がとても面白いほのぼのとしたいいお話でした。 (miyasakuragi/2007-06-02) 田中ロミオのライトノベルデビュー作が遂に出ました!
初版は発行部数が少ないらしく、ほとんどの書店で即効売り切れたようです。 人類が衰退してかなりの年月が経ち、すでに地球は妖精さん達のもの。 文明は無くなり貨幣もなくなっている世界です。 主人公の喋り方が家族計画の高屋敷末莉にかなりそっくりです。 まぁ末莉は人と積極的にかかわりを持とうと努力してたけど この主人公は人付き合いがダメダメで他人との接点を嫌っている 引き篭もりがちな感じの主人公。主人公と祖父の遣り取りは面白く、必見! 人類に代わる新たな地球の統制者?である妖精さん達を観察する調停官の仕事に ついたはいいけど、そこに様々なトラブルが待ち受けていたのでした。 これ、恐ろしい程に読み易い小説です。サクサク読めます。 あと、家族計画やCROSS†CHANNELやおたくまっしぐら みたいなテンションの高いロミオ節を期待すると肩透かし食らうかもしれません。 ラノベだからなのか、結構セーブかけられてて控えめな印象、 でも一度読むと一発で引き込まれるだけの魅力が備わっています。 たぶんロミオ以外の作者がこれ書いてたらただのちょっと変わったSF小説程度で 終わったんじゃないかと。ロミオの特徴の一つに言葉遊び、強いて言うなら 言葉そのものに萌えてしまう魅力があると思うのです。 この小説で特に印象に残ったロミオ節は 「なぜかいきてます」「ふしぎだー」「いきてるってふしぎです」 「じつは、いきてないのかもです」 「せかいはもしかするとじぶんひとりのまぼろしかもです」 この辺、凄くロミオだなぁとじ〜んと来ました。是非一読を! (永遠/2007-06-13) とにかくかわいいです。妖精さんは主人公の女の子が話すことを全て真に受け、しかも超科学めいた技術を持っているので、普通に考えたらありえないような反応をしてくるのが笑えます。人間と妖精が話していると大人と子供が話しているようなかんじです。
思わせぶりな伏線も結構ありますが、そういったことはあまり気にせずに絵本を読むような気分で読むと楽しめる本だと思います。 (みかん鍋/2007-06-12) なんだかまだ全部見せていない感じです。
こういうテイストも好きですが、メンタルヘビーな心理描写や勢いのあるギャグを求める人には、楽しみづらいかもです。 でもまだ1巻目ですし、きっと全部最初から手の内を見せると話がおわっちゃうだろうしな〜〜。 とはいえ、1巻を読んで面白かったから「続巻を読みたい!」と思わせる作品というよりも、田中ロミオだから多分面白くなるのでは、、、と期待して「続巻も買いかな・・・」と買いつづけるかと思います。 もっとネタをふんだんにいれても良かったのでは・・・? (XXX/2007-12-18) 萌えも無ければ燃えも無い。女の子は一人しか出てこない。
男の子は一人も出てこない………これではラノベの文法が成立しない。 これはどう読んでも一般的に言われる「ライトノベル」ではないです。 それではこの田中ロミオの小説には何があるかというと、驚くべきことに可愛らしさがあるのでした。 ロミオ氏、小説初挑戦。という事で、最初の方はなんだか緊張したような空気が漂います。 しかしそこはさすがのカリスマ、途中から開き直って軽快な文体にスピンアウトしていってくれます。 ああ、ここからロミオ節だな、と思うことでしょう。 そして妖精さんの登場―――そこからはひたすらにお気楽な、そして毒の無い掛け合いの幕開け。 妖精さんたちの放つ言葉の可愛らしさといったら、そして行動の愛らしさといったら、 あっちの世界で毒を撒き散らした氏の書いたものとは思えないほど。 ですから、あなたがもし「あの」田中ロミオを期待してこの本を選ぶのなら、きっと肩透かしを食らうはず。 そこからもう一度戻ってくる人とそうじゃない人、別れると思います。 「よつばと!」を楽しめる人ならきっと楽しめる作品です。 独特の世界設定―――人間と妖精さんたちの関係―――も、見所の一つ。 読みようによっちゃあ黒い部分もちらほらと。 (まのん/2007-05-24) 著者の田中ロミオさんと言えば、お堅い文章を書くイメージがありましたが、
この小説の文体は柔らかくて読みやすかったと思います。 物語も、ほのぼのまったり癒し系で深く考えなくてもok。 軽く、童話を読むような感覚で楽しみましょう。 (furing/2009-02-17) この人の作品は絶対絵とか声とか付かないテキストだけで読んだ方が面白い、
28件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。と思ってたら、期待してた形の斜め上でそれが実現してました。 エンタメ大国・日本のナウなネット人間論をお気楽に風刺したような内容でいて、 平和そのものなほのぼの脱力ファンタジーとして読めそうでいてなんかやっぱ違う、 新しい田中ロミオが読めて大満足です。 PC関連作品ではお手の物だったあざとい「泣き」や マニアックすぎる笑いを持ち出さなかったのも良かった。 (メカ園寺/2007-06-11) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)
ASIN:4094510443小学館(2007-12-19) イラスト:山崎 透/田中 ロミオ 売上順位:12068 ¥ 630(中古:¥ 200) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:60
ひたすらおもしろく、一気に読んでしまった。
一巻よりもロミオさんがはっちゃけていて、特に最初のパロの嵐は凄い。 (アルジャーノン、ショーシャンク、ガンバ、スプーンおばさん等) さらにSF的な要素(特に後編)も所々に見られ、かなり懐の深い作品になっていると思う。 また後編では「他者の認識によって自己が形成される」という田中ロミオが他作品でよく扱っていたテーマも組み込まれており、旧来のロミオファンも納得の出来だと思う。 3巻も楽しみだ。 (あほの子/2007-12-18) ゆっくりと人類が衰退した『たそがれ』のような世界で
妖精さんと人間とのトラブルを解決させる調停官の 少女の妖精さんとのお話。 今回は新キャラとして助手の男の子が登場します。 秀逸なのは前作よりふえた妖精さん語。 田中先生新しい言語を作っちゃいましたね。 でも小難しいくありいません。 「つくるです」「いっぱいでずぞ」「夢のようです」などなど 作中に出てくるときは、この言葉がかわいいだけでなく この妖精さん語のやり取りでちゃんと、お話がわかるからすごいです。 今回は二つの中篇から出来ていて お話はちゃんとしたSFです。 ゆったり優しい気持ちで楽しい読書でした。 これはお勧めできます。 (あゆむや/2008-01-10) だいぶメートルが上がってる感じです。
田中ロミオ氏が携わっているゲームをプレイしたことがないんですが(というか、このシリーズを読むまで寡聞にしてロミオ氏を知らなかった)、徐々に本領発揮という感じなのかなー、と思いました。 難解というか複雑というか色々とレベルの高いプロットで、2回読んでようやく納得できた感じです。とはいえ、独特の言葉選びと語り口調は健在ですので、第1巻を楽しめた方はこちらもきっと満足できるはず。かく言う自分も堪能させていただきました。 今から3巻が楽しみです。 (壱丸/2007-12-18) ギャルゲー、エロゲー界では、かなり有名なシナリオライター。
作品としては、加奈、家族計画、CROSS†CHANNEL等(どれも泣ける) ただし、感動できる話として評価の高いわりには 作品が売れないために害虫ライターや赤字ライター自嘲することも あるようで、色々苦労しているようだ。 もともと、ドラマの脚本家を目指していたそうで、 恋愛というよりも、絆(きずな)的な内容を描く作風が特徴だ。 いうなれば、エロ無しで作品を描きたくて仕方がなかった作家なのかも知れない。 1巻のあとがきでは、天下の小学館から仕事きましたヨと大喜びの様子であったが そこから考え見るに、今作品シリーズは力が入っているように感じる。 内容は他のレビューにて記載されているので、特に記載しないが実に面白い。 多忙の中、結構無理して小説を書いているようなので 一ファンとしては、体を壊さぬよう頑張って欲しいと願う。 (らいとのーべる♥/2007-12-25) 二冊目。
前作がまさに「田中ロミオ」というネームバリューへの期待をいい意味で裏切って見せた作品でしたが、 今作はその新たな世界観の上で彼らしさを発揮していると思います。 そこかしこに見られるパロディとか、コメディの裏の毒とか、そういったもの。 文量の多い二つのお話から成っていて、 一つ目は小動物系ほのぼのサイコアクションサスペンス。 スラップスティックと見せかけてかなりホラーです。 二つ目はロミオさんといったらお馴染みのあの仕掛けを使った自分探し。 「またこの仕掛けかよ」と思いつつニヤリとしながら読んでしまうのは、 仕掛けをあくまで仕掛けとして使い、テーマの根底に置かないからでしょうか。 読み終わった後で誰かと議論したくなるかも。 話の作りやキーアイテムなど、モチーフはドラえもんなのでしょうか。 次にも期待。 (まのん/2007-12-25) 大きなお友達向けのテキスト系ソフトのシナリオライターが送る、脱力系SFファンタジー。ひとことで言えば「妖精さんです?」
収録されている二編とも相当なボリュームで力が入っています。続編なので、当然前巻を読んでいることが前提ですが、世界観や背景説明が不要な分だけ、2巻目の方が楽しめます。 ひとつめのお話は、ドラえもんテーストの「妖精さんのひみつ道具を使ったら、小さくなって、あほな子になって、さぁ大変」なお話。なんとも、かわいらしく、一方では、ブラックなユーモアと皮肉が展開され、軽妙な展開。 ふたつめは、著者お得意のタイムスリップもの。スリップといって、バナナですべるあたりからして、なんともすごい(何が?)が、テーマはなかなかに深いものがあります。じっくり謎解きや、解釈トークができそうなしっかりとした中身です。(しなくてもよいですが)。 キャラのかわいらしさと、パロディの軽妙さ、ブラックなせりふ回しと、意外に深いテーマ。前作を読んだ人の期待を上回るできばえ。おすすめです。次も読むです? (ぷりうす/2008-04-29) 田中ロミオ氏というと某学園ADVに擬態したゲームのライターさんとして名を馳せています。事実私も購入理由からして某ゲームのテキストのシリアスさとジョークさの混合比率に唖然としてノベルも買ってみようということだったのですが、まあこの作品も相当なものです。
今のところシリアスさこそ忘却の彼方ですが、きちんとした(?)妖精さんを巡る面白可笑しいお話と、コンテクストとは一切独立したジョークというかなんというかが交錯する様子はまさに立派なものです。 (翠在月/2007-12-25) 出遅れたけどようやく2巻読みました。
って、今回凄いじゃないの!1巻があの田中ロミオとは思えぬほど 控えめな内容だったから、このまま衰退はまったり路線で行くのかなと思ったら… 2巻でいきなり毒撒き散らしまくりやがりましたよ!? もう面白すぎ、難解すぎ!妖精さんのじかんかつようじゅつは内容が複雑なんで 数回読んでようやくあの小生意気な少年が祖父の若い頃だと分かりましたよ… 若い頃の祖父「おうさ、西部劇はいいぜ!見なよ!濡れるぜ!」 私「濡れる?」 若い頃の祖父「繁殖したくなるってことだぜ!」 で大爆笑。 人間さんのじゃくにくきょうしょくは 不思議の国のアリスとガンバの冒険とアルジャーノンに花束をが入ってるなぁ。 思いっきりノロイ様な挿絵があるし(笑 127〜128ページの「あはは…」私は笑いながらぼろぼろ涙を〜のくだりでうるっときて、 「助けて…」で不覚にも涙が出てしまった… まさか衰退で泣くことになるなんて。 (永遠/2008-01-21) この人の作品はあらすじを読んだだけでも
興味を引かれる独特の世界観があると思う。 セリフの言い回しや文章表現も多彩で個性的。 複雑な話でも独特なコミカル差が シナリオに彩りを添える。 この作品においてもロミオワールドは健在。 ゆる〜〜〜い感じの物語なのだが 最後まで飽きさせずに読ませてくれる。 知ってる人も知らない人も いつか小学校の図書館に並ぶ日が来るように 田中ロミオの野望に加担してみてはどうだろう? (△○□/2008-01-05) 一巻は、面白かったんですが正直期待はずれな感もしました。なにかアッと驚かせてくれる展開があるのかと思いきや、最後までまったりしているし、なんか遠慮しているような感じもしました。
しかし二巻になってロミオ氏のフックのきいたギャグとパロディが爆発。後はひたすら周囲を気にせずニヤニヤ笑うのみ。氏特有のループ的展開も。話の幅が一気に広がって、やっと感覚を掴めました。文句無しで星五つ。 ( セルゲイ/2007-12-23) 一巻の前半で見せた硬さは一切なく、これが本来の田中ロミオだと言わんばかりのはじけっぷり。特に中盤のハムスターと主人公の掛け合いには笑わせてもらいましたw
(とっつあん/2007-12-18)
『人類は衰退しました』の第2巻!
まさか2巻が出るとは思ってなかったのでこれは嬉しい誤算。 今回は調停官の仕事に少しづつなれてきた主人公が妖精さん以外の生命体と遭遇する話がメイン。 それはハムスターです。ハムスターが人語を話します! もう一つのみどころとして1巻でも触れたおじいさんの助手が初登場! どんな人物なのかは読んでのお楽しみです。 第2巻はあまり主人公とおじいさんのやりとりが少ないので好きな人には残念かも(私は残念)。 それとハムスターと主人公の会話があまりにもほんわかしすぎて少し退屈でした。 妖精さんならば次は何をしでかすのだろうというワクワク感があってイイのですけど・・。 物語の後半にはタイムパラドックスものの話があって最初は面白いと思えたのが 時間をさかのぼって同じこと繰り返す描写が長いのでちょっとしつこいなと感じました。 第1巻よりは驚きや新鮮味は少なく、まったりし過ぎていて物足りない感じです。 今回は主人公が住民と親しくなり生活に馴染んだ様子が描かれていると思えば良いのかと思います。 ですがこの先どのようなストーリー展開になるのか楽しみで3巻に期待です。 (リキテン/2007-12-22) 今回はわたしが妖精さんの作ったアイテムに翻弄されるお話。妖精さんが気まぐれや自己都合で作り出した状況を、何だかんだと受け入れているわたしがいます。まあ、本当に嫌なら、彼らに関わらなければ何もしてこないわけだし?
ただ、中編2本の一話完結形式だけで、かつ、変化が見えずらいのは、せっかくのシリーズものなのにもったいないと思う。 (くまくま/2009-05-17) 田中ロミオ氏のラノベシリーズ第2弾。今回は、前半、後半2部に分かれてお話が進みます。一見、童話風な優しい語り口ながら、内容はなかなか高度なSFになっています。前半は知能と認識論、後半はお得意のタイプリープ物です。田中ロミオ氏らしい内容になっていますが、いまひとつ、キレにかけるので星−1個です。
(kirin70/2008-06-22)
1巻を読んで、ラノベにありきたりな設定が無く、
17件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。また語り手にクセもなく、小言と妖精さんの微妙にツボる文言に惹かれ、 うーむ、これは絵本とか童話でもいけるんじゃないかなぁと2巻へ。 前半は多少強引さはあったけどとてもおもしろかったです。 後半はなんというか、ボーイミーツガール? そこかしこに妖精さんの陰が見え隠れしますが、少し雰囲気が違います。 ラブコメにはならなそうな感じですが、なんだか少し不安ですね。 やっぱり後半も少し強引な感じがしますが、全体的な印象は良好です。 前半と後半で2巻と3巻に分けてもよかったかもしれませんね。 (あにーちゃま/2008-01-10) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
最近読んだ「らいとのべる」 今年読んだ本2008 おすすめ作品複数巻 どうせ買うならまとめて 好きなラノベ 好みの文化的アイテム 絵師でリストまとめ 50年代SFマニアも納得の国産SF新作 |
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人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫)
ASIN:4094511040小学館(2008-12-19) イラスト:山崎 透/田中 ロミオ 売上順位:8476 ¥ 600(中古:¥ 283) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:78
和む ||||||||||||||||
今回は一巻に立ち戻ったように、妖精さんをしっかりと中心に据えたお話となっております。
二巻や三巻のように物語や大きな枠組みでの状況を進展させる決定的な展開や新発見はございませんでしたが、 つい微笑んでしまうような妖精さんと主人公とのやりとりをはじめとして、 暗く重いダークなネタをさわやかに他意無く純粋にお届けしてくれたり、 くるくる回されるような機転によって想像力が感化されたりと、 最後まで飽きさせることの無い点においては変わらず安心できる内容となっております。 自然と読み進めることによって累積され養われる安心感によって、 最後にはほんわかとした気分で読み終えることができること受け合いです。 人間の汚く普段は焦点の当てられない闇を妖精を通してラフに描き出しているところは、 物事の捉え方としてためになる考え方ではないかなと個人的には思いました。 そういった深いところの意味で考えさせられる部分もあり、 ひとえにゆるいお話でまとまっていないところがまた魅力的であるとも言えましょう。 落ち込んでいる人に読ませてあげたい一冊でした。 (愛を届けます/2008-12-31)
一巻の面白さ復活 |||||||
四巻では、妖精さんたちが、全力出場して笑わせてくれます。
2つの独立したストーリーが収録されています。 ・妖精さんの、ひみつのこうじょう ・妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ どちらも、妖精さんたちの、脱力系の奇想天外な発言と行動が全開です。 知性を持った調理済みチキンや、パイナップル発電などのデタラメで笑える 妖精さん科学も盛りだくさん。 笑いがとまリません。 二、三巻で、妖精さんの出番が減り、普通のストーリーになったとガッカリ していた人も四巻は、お勧めです。二巻、三巻の内容を引きずっていません ので、一巻の後に四巻でもOKです。 笑いたい人は、書評を読んで色々と考えたりせず、頭の力を抜いて とにかく読んでみてください。 (リオ/2009-02-14) 今回は2話構成で妖精社なる謎の会社の巨大工場の探索(正体が判明したときは映画アベンジャーズでテディベアの着ぐるみを着た悪者たちが会議してるシーンを見たときぐらいのインパクトがありました)と、ハーメルンの笛吹きよろしく妖精さんを引き連れて漂流記・・・ならぬ、デタラメな妖精王国の盛衰記。
いつものごとく、たいしたことは起きてないんですが、いや起きてるんですが、デタラメさのディティールが読めば読むほど面白楽しくて、SFや児童文学に親しんだ大人たちにジャストミートすぎる暇つぶしにもってこいのほのぼのシニカルなSF(すこしふしぎ)な作品です。 今回読んでいてなんとなく思い出したのはダール『チャーリーとチョコレート工場』&ゴールディング『蝿の王』そしてドラマ『ライフ』でした。妖精さん的ライフはなかなかシュールでした。 (badcom/2008-12-30) 文章をなぞる行為そのものが心地よい、『人退(はじめて明かされた作者公式略称!)』4巻です
また2話構成に戻って、いつもどおりに、マンガチックで乙女チックでちょい黒で、SFでニートな感じの内容となっております。 人類衰退(私的略称)の魅力は、作品としては壮年期を越えた人類(というよりも書き手・読み手である日本人)の悟達の境地に対する同時代人的な心地よさでしょう。あずまんがや苺ましまろに通ずる、優しい世界、傷つけない人たちへの憧れと諦観。現実的には滅びの許容。 いいか悪いかは置いておいて、時代の空気をおそろしく鋭敏に捕らえております。 今作は食用チキンが走り出す不思議の国のアリスのようで古典SFのようでキリスト教のようでな話と、漂流記のようで女王と建国神話のようでやっぱりSFのようでな話の2話。ゲンコツをくれる笑顔のおじいさんが印象的です。 それにしても「鬱の雨雲」はすごい! 鬱の雨雲はマンガ表現的にはポピュラーですが、それを活字にとりこみ、「比喩かなー」と思ってたら物語をカタストロフに引き込むファクターにしてしまうとは! 尋常な筆力じゃあありません (くどくど/2008-12-29) 相変わらずの面白さ、読み易さにも文句なし。2つの話が収録されていますが、どちらも「いつも通り」お気楽にやば気に、でも読んでいる我々からはニマニマ的なそんな展開となっていきます。
個人的には今回ちらりと「妖精さん達のでたらめさ」、これについての核心に触れられたのではと思えた部分が興味深かったです。もしも文中に示唆されていた通りなら、人間達が「人類たること」を妖精さん達にあっさりと明け渡したのも、まあむべなるかな――と。 いつものごとくお菓子にまみれたおかしい、でも妖精さん達にとっては全然そうではない話が最初か最後まで満載、安心してどなたにも勧められますです。 (ブラック珈琲/2009-04-20) そろそろネタ切れなのか、思いつきをだらだらと文章にされても、読むのが苦痛です.keyの新作を執筆中とのことで、やっつけ仕事の感が拭えません。+の評価が多いので、驚きました.いわれれば第1巻の雰囲気に近いかもしれません。後半のお話はまだイマジネーション豊かなので、星2つにさせていただいました.
(kirin70/2009-05-05)
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AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
ASIN:409451080X小学館(2008-07-19) イラスト:mebae/田中 ロミオ 売上順位:3179 ¥ 660(中古:¥ 106) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:268
ノベルゲームのライターとして注目を集め、小説デビュー作「人類は衰退しました」も評価の高い田中ロミオの1巻完結の新作。
本作は真正面から「妄想戦士」について書かれた物語です。「妄想戦士」とは作中で主人公がつける名称で、自らの妄想設定に没入して架空のキャラクターなりきってしまう、多くは思春期の少年少女にみられる現象を指します(主にネット内では「邪気眼」というジャーゴンでもよばれます)。 序盤に普通の学園ファンタジーと錯覚させるプロットのひねくれ方、重度の「妄想戦士」であるヒロインの奇怪な言動に振り回される主人公というねじれたラブコメ演出、ヒロイン含む「妄想戦士」が垂れ流すMy設定の痛々しさなどモチーフの奇抜さを十分に活かしてコメディ的なストーリーが進みます。 同時に「学校」という場所のある種の残酷さを独特のリアリティで描きだし、主人公は学校内カーストについて饒舌に語り、教室内の異物であるヒロインに排除の圧力がかかる様子に心を痛め、世界に適応しようとしないヒロインにいらだちをぶつけます。 物語のラストで主人公がヒロインを「こっちの世界」に残るよう説得するためにとった手段に、私は自分でもちょっと驚くくらいに心を動かされてしまいました。客観的にみれば無様で、愚かで、気持ちの悪い行動をとりながら、教条的なほどにストレートに自分の気持ちを訴える主人公。アンリアルな道具立てを用いるからこそ「奇跡」を美しく描き出す手際はお見事です。 (通りすがりの大学院生/2008-09-13) 田中ロミオの学園ファンタジー。
主人公の佐藤一郎は高校デビューに成功した。友人をつくり、忌まわしき過去からの脱却に成功したのだ。しかし、夜の学校で謎の美少女と出会ったことから彼の転落人生がスタートしたのだった。 ていうふうに書くとありきたりだなぁと思うだろう。 実際、美少女と出会う→巻き込まれる→なんやかんやで行動を共にするというセオリーを見事に踏襲してぽかーんとさせてくれたのは事実。だが実態はひとりの少年が自分に正直になるべきか、それとも皆に合わせて平穏無事に生活するかを度重なる苦難を乗り越え、自分の答えを導きだすというお話です(ちょっとおおげさ)。 佐藤の苦難というのが、クラスメートの半数はなぜかファンタジーRPGのキャラクターになりきっており、何があっても自分に課せられた設定を貫き通すというモノ。そういう人々は普通の人から見れば変なのだが「フハハ!そんなに知りたくば教えてやろう」「なに、貴様があの噂の!」「地底からか・・どうりでな・・フフフ」というセリフを真顔でしゃべる姿に笑えてしまうのが不思議である。 クライマックスの佐藤が全てを捨てて走り抜けるシーンはちょっと感動。 そして最後にどりせん(担任のあだ名)がやってくれました!どりせんは愛すべきキャラクターです(笑)。 田中ロミオが意図したのかはわからないが社会問題と学園モノを巧く絡めた作品だと思う。 人が恥も外聞も捨てたら一体どうなるのか。 それを見せた佐藤に、ちょっとあこがれた。 (リキテン/2008-08-02)
現在進行形の人にはツライかな... |||||||
本当に話のツクリ方がウマイなぁ.. と思う。
面白くて、何度も読み直して見たのはヒサカタぶり。 でも、イジメの描写とか、本作で出てくる妄想野郎ドモ までいかなくても、ツライ現実から逃げる部分って、 妙にリアルで、これを乗り越えてるか、遠い過去に出来て る人には楽しめるけど、現在進行形の人にはチョット ツライかも。 そこんとこ要注意。 作者のセンスというか才能には素直に脱帽。 ー最後の戦いーなんだろうけど、これで終わらせるの勿体 無いなぁ... と思わせる傑作でした。 (ozax/2008-11-16) 過剰供給気味な中二病がいかに現実世界で戦えますか的な内容。
中二病をリスペクトしつつ徹底的にこき下ろしたような作品でした。 副題も完全に痛々しさを過剰に演出するためにやってますこれは。だって魔に竜に院に光に牙ですよ。しかも最後の闘いときますよ。捨て去った黒歴史ノートに刻んだ古傷が痛み出すような副題です。 ぱっと見でなんじゃこりゃと思うし、プロローグ読んでもなんじゃこりゃと思うし、本文を読んでてもなんじゃこりゃと思うような代物ですが、終盤ではしっかり出てきてその辺を解明していってくれます。 失笑ものの(褒めてます)プロローグから始まり、いきなり普通の学園生活が始まるかと思えば、魔法少女(呪術少女の方が正しそうですが、共通認識的にこちらで)が出てきます。ヒロインの魔法少女が出たあたりではまだラノベっぽい展開ですみますが、106ページあたりから完全に暴走します。中二病が現在進行中の人でさえ首筋が暑くなりそうな展開にシフトチェンジ。実際にここまで密度の濃い空間が存在してたら、過去に覚えのある常人は精神が磨耗してしまいそうです。 しかしこんだけ暴走気味に書いてあるのに、最後は割と綺麗に着地するのはもう反則といっていいレベル。副題も大活躍します。 ロミオが好きでたまらない人は何冊でも買えばいいですが、人類は衰退しましたが好きな人は躊躇したほうがいいです。 何気に厨設定指南書として読んでも面白いと思うのですが、よくよく考えてみれば指南されてもアクが強すぎてファンタジーの設定にするのすら難しい。 (gerori/2008-07-19) 何気なしに読み始めたら手が止まらずこんな時間に。
約3時間半読みっぱなしで通せました。 そこで拙いながらも感想をば。 厨二病と学園ボーイミーツガール物なんてありきたりな設定を こうも上質のエンターテイメントにしてしまえる辺り、 やはり田中ロミオなんだなあと実感。 オチも含めて最初から最後まで著者の世界に引きずられっぱなしで、それでも読後には 何とも言えない爽快感のようなものがありました。 学校という特殊な「社会」や思春期なら誰もが(オタク趣味持ち)一度は考えたであろう 「自分設定」の描写はリアルなもので、経験者なら言わずもがな ライトな層にも受け入れられる作品だと思います。 ただ灰汁は強く、特に前作の衰退シリーズとはだいぶ違うので人は選ぶと思います。 ただ、パソゲー(アダルトな)で田中ロミオを知った・好きになった方には間違いないかと。 (DERO/2008-08-24) 「衰退しました」はゲームユーザーからロミオファンになった自分には、
正直初めはとまどいましたが、こちらはお得意の学園ものです。 なのに始まりがファンタズィーなのでビクビクしながら読み進めてしまいました。 しかし「衰退」同様、あにはからんや。 自分は邪気眼もちだった過去はありませんが、 ひとりよがりな悩み多き多感な時期を過ごした人は多いはず。 そんなしょっぱい時代を持つ人全員に薦められる作品です。 ギャルだってかまってちゃんだってDQNだってレイヤーだって痛さは一緒だよー。 要はその痛さに気づくか気づかないかだけで。 (ただ、この本はその痛さを否定しているどころか許容しているとすら思う。大人だなあ。) 主人公がその100年くらいたたないと笑い話にもできない痛さを 一足飛びに駆け抜けていくのが気持ちよく潔く・・。 物語の収束の仕方は圧巻としか言いようがない。 眼前にラストの光景が浮かんだ時に、さすが餅は餅屋と思ってしまいました。 これは大人のためのジュブナイル本です。 今まさに痛みを持ってる人には直視するのがちょっときついかもしれないですね。 (サイハンキンボー/2008-08-18) 今作もアクの強い作品となっています。しかしそれがロミオ節などと言われる所以ですね。
他の方のレビューにも書かれていますが、『人類は〜』とは全く違うもの(『人類は〜』がとても異端であるため?)です。ですがロミオのファンであるならば必ず読むべきでしょう。 というか『人類は〜』や今作をチェックする殆どの人がゲームからのファンだと思いますが。 最後に、パンチラには大変笑わせていただきました(異端かもしれない)。 (666/2008-08-05) 今年読んだライトノベル100余冊の中で最も面白かった物を一冊あげよ、と言われれば
今のところ間違いなく本書をあげる。 とにかく自分の作りあげた舞台装置を1から10まで余すところなく全部説明しないと 気が済まないライトノベル”作家”が掃いて捨てるほどいる現状で こういったある意味挑戦的な内容で、しかもストーリーも単純に、そして十分に面白い というのはなかなかない。 伏線もオチも途中でかなり読めてしまうが、それでもその予定調和に至るまで全く退屈 せずに読み進められる文章の勢いは非常に素晴らしいと思う。 ともすれば起転転転のような物語の仕組みを完全に無視した、奇をてらった物が幅をき かせがちなライトノベルにとって、本書のようなきちんと起承転結がわかりやすい構成 は貴重である。それと同時に、スタイルで奇をてらう=見た目の一発勝負で内容スカス カな物とは明らかに一線を画する、内容勝負の一冊は、出会えた事に感動すら覚える。 某インデックス、某炎髪灼眼というようなものに食傷気味の人にまさにお勧めしたい 価格以上の価値のある希有な一冊であると思う。 (向現/2008-11-06) レビュタイ通り、冒頭の直球なラノベ展開を見て「ありがち」と本棚に戻してはいけません!それは作者の罠です!
読みやすい洗練された文章の波に身を委ねていれば、すぐにこの作品が単なる「学園ラブコメ+ファンタジー」でない事が解ります。 先に待つ凄惨で痛ましい真実。 幼少の時代は誰もが抱いていた空想。 狭量な世界と闘い続ける少年少女達。 そして、他でもない「魔竜院光牙の最後の闘い」を見届けてください。 (Ayame/2008-07-22) 見事にやられました。
レビューに散々書かれている通り、"所謂一般的ラノベ展開"を 逆手に取りつつも、斜に構えた態度でそれらを否定したりはしない。 上から目線で妄想を否定する訳でもなく、同じ視点で同調する訳でもない。 つまる所、異端を"包み込む"というのがこの作品の核となっていると考えられ、 「世界には不思議なことはあってもいいんだ」というセリフが全てを表しています。 世界は酷く狭量で、魔法も魔物もいないのに、敵だけは沢山居る。 そんな世界にだって魔女や英雄も存在できる、仲間がいれば。 中学生時代にラノベに没頭した方なら間違いなく味わう事の出来る、 まるで10年来の知人に遭遇したかのような読後感、皆さんも是非ご賞味あれ! (Pvt.Cross/2008-09-20) 高校デビューを果たそうとした佐藤一郎の前に現れたのは、魔女をだった。最初は、ファンタジーかと思いきや、そこには現実に適応できない人々の姿が描かれています.メイドやゲームのコスプレが当たり前になった現在でさえ、さすがに妄想全開はドン引きですよね。うまくコントロールできないといじめの対象になる。でも、結構多くの人がカクレダッタリするんですね.さすがにこういうネタを書かせるとロミオサン、うまいです.こんな妄想系の人たちから、次の作家さんが生まれるんでしょうね.
(kirin70/2008-08-31)
今までの妖精シリーズは正直パソコンパッケージに
なれていた田中ロミオ氏には少々ペースが掴めずにいた感じで 正直あまり乗りよく読めませんでした しかしここに来て田中ロミオの本領発揮 『最果てのイマ』『ゆめみるクスリ』で定評をえた 学園描写はここに来てあらたな展望を見せました 過去作品の積み重ねを経た田中ロミオだからこそ 描くことができた新境地といえるのではないでしょうか リアル 高校入学による新たなポジション取り 深夜の学校での非日常との邂逅 ファンタジーとリアルの融合 それによる軋轢 その問題の表面化を 真っ向から描ききった傑作です 傑作です (清瀧寺 蓮鬼/2008-07-19) 主人公は高一男子。ジャンルは学園ラブコメですが、いきなり異世界の戦士たち
のバトルから始まります。現実世界では、男子も女子も美形多し、保健室の先生 も巨乳美人。そして、男子も女子もオタクも多し。オタクをネタにした、明るく楽しい、ライトノベルです。 異世界と現実世界の境がはっきりしないところも、楽しい要素です。最後まで どこまでが妄想で、どこまでが現実なのかをはっきりさせない書き方も成功して いますし、最後の最後で予想外のカミングアウトがあったりして、最後まで 予想を上回るの奇想天外な展開が続き飽きません。 NHKにようこそ! (角川文庫)とか、ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)が 楽しめた人には是非お勧めです。シュールな笑いにあふれています。 ただし、この二作のような屈折や影はなく、明るく突き抜けています。 どこかデタラメで、つじつまが合っていない部分もありますが、 細かい部分は気にならないくらい無茶苦茶(ほめ言葉)です。 リアリティ重視の人やオタク嫌いの人にはお勧めしませんが、 ほんと笑えます。楽しめます。 (リオ/2009-02-21) 軽い気持ちで購入し、軽い気持ちで一読し、そして、どうしたことか非常に深く感動しました。人気作品という事で、どんなものかと興味半分に購入した自身の予想を、良い意味で裏切った傑作でありました。
冒頭辺りを読んでから、なんじゃこりゃと思いながらも読み進め、この作品の意図を理解するまでになかなか掛かりましたが、何となくこの作品の世界観が分かった(気になった)辺りからは一気に読めました。と言うか、止まりませんでした。 生きる希望を見出しづらい、生きてる意味を与えてくれない現代だからこその物語だと思います。凡百凡夫でしかない自分達の、ともすれば埋もれてしまいそうな自己を守る為、過剰な自意識の殻で覆い、コミュニケーションに自身のエゴを押し付け、何もせずただ逃避を続ける。何もない冷たい世の中の、自我同一性の確立に悩む、そんな少年少女逹の葛藤を描いた作品なんだと自分は受け取りました(勿論あくまで主観です)。 中2病云々の話と言うより、誰もが一度は遭遇する筈のアイデンティティー・クライシスの話だと私が感じたのは、近頃読んだ評論の所為でしょうか?そうであっても少なくとも、妄想豊かな中ニ病患者(とその卒業生)のみに向けられた作品だとは思えません。作者の伝えたかった作品の意図は、もっと広い場所にあると思います。ちらりとでも、多感だった少年期に『あちら側』を夢見た人は大勢居る筈ですから。 まぁ、主観云々の話を除いても、この作品には随分と笑わせて貰いましたけどね。 (タカユキ/2009-01-11) いじめられていた中学時代から脱却し、無事高校デビューを果たした主人公の前に現れる過去のトラウマ。中二病を逆手に取った異色の学園ラブコメ。
26件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。ファンタジーかどうかは読んでお確かめください(笑) 痛々しい最初の数ページで読むのをやめてはいけません。 序章は後で読んでもいいような構成なので、めんどかったら本編から読みましょう。 舞台設定から展開まで面白いのですが、いじめられていたはずの主人公に、あまりイジメラレっ子の特徴がないように感じ、少し違和感があるような気がしました。あんまリアルにすると引かれるからでしょうか(笑 そこさえ目をつむれば傑作です。 (ewolf/2008-09-16) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)
ASIN:4094510524小学館(2008-02-20) イラスト:森沢 晴行/犬村 小六 売上順位:2496 ¥ 660(中古:¥ 179) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
混血で疎外されていた飛空士が、その腕を買われて一国の命運の鍵を握る任務を受ける。
それは、敵包囲網をかいくぐりながら皇女を無事本国に連れ帰る、というものだった。 ストーリー展開はこの通りでほぼ一本道といっていいでしょう。身分違いの恋を育んでいく二人が主体となっていて、気持ちいいぐらいシンプルにまとまっています。 熱く感じたのが、全行程1万2千キロに及ぶフライト中に繰り広げられた空戦シーンです。多勢に無勢、性能でも劣る絶対的不利な状況でひたすら逃げ惑う主人公。撃墜寸前まで追いつめられること数度、まさしくシューティングゲームで味わったようなスリル感がここにあります。ラスト手前での一対一は読み応え充分で、オチが読めていてもハラハラドキドキでした。 また、お互いの身分ゆえになかなか正直に歩み寄れない二人をもどかしく思うのも一興でしょう。実直で不器用な主人公にはすんなり感情移入でき、葛藤する場面も上手く描かれてます。 このレーベルが創刊されて以来、一、二を争う作品だと思います。 (nista/2008-02-26) オビは「物語の新次元がここにある!!!」とかアオってますが、これは虚偽広告でしょう。本作品は「古典的な」「王道の」「ノスタルジックな」『傑作』です。
「古典的な」というのはテーマがズバリそのまんま身分違いの恋、だからです。このジャンルがいかに古くて良い意味で「枯れている」かは今更説明不要だと思います。本作品は身分違いの恋という枯れたテーマの押さえるべき要素を完璧に押さえた話の展開になっています。 「王道の」というのは「恋と空戦の物語」という謳い文句の通り、恋愛要素とバトル要素を適切な配分でブレンドしてあるからです。 「ノスタルジックな」というのは、昔の話、だけども古代や神話の時代の如く離れすぎてもいな時代が舞台で、なおかつ現代日本からは失われたものを感じ取れる世界だからです。作品中の技術水準は基本的にレシプロ単葉機が戦場の空を支配する第二次世界大戦レベルで、敵国役は戦前戦中の日本(の光の部分)がモデルとなっています(地理は完全にファンタジー世界ですが)。作品中の2国家はいずれも「帝政」を敷いていることになっていますが、帝政というもの自体もノルタルジーの対象でしょう。 『傑作』だというのは、上記の要素はそれぞれいかにもベタなものであるにも関わらず、完璧なまでに洗練されたストーリー・プロット・言葉で表現されているため全く飽きさせないということです。主人公とヒロインが互いに思いを寄せ合うようになる過程は過不足なく描かれており、ほぼ全ての読者は納得できるようになっています。また、主人公の人格は極めて温厚誠実に出来ており感情移入は容易でしょう。空戦の記述は空のことなど何も知らない読者が読んでも情景をはっきりと想像できるように、主人公の思考の軌跡と共に丁寧に書かれています。多勢の敵に挑む主人公とヒロインという図式はともすれば敵役を悪役に貶めがちですが、敵国は日本がモデルであることと筆者の中立的な筆致があいまって敵であっても悪ではないように感じられる仕掛けとなっています。 ライトノベルはシリーズものだと何巻もあって手を出しにくいことが多いですが、本作品は1冊で完全に始めから終わりまできれいにまとまっているためその点そこまで負担にならずに読めます。タイトルからして主人公に死亡フラグがビンビンに立っていますが、結末が気になる方は是非本書を読んでみてください。快い読後感が残る作品です。 (tackman/2008-11-10) 中央の海に滝があり大陸間を船での航行が出来ず飛行船が発達した時代の物語です。
住民の階級では最下層のシャルルと次期皇妃のファナ。出会うはずの無い二人が出会うとき運命の歯車が狂う!? 皇国の傭兵で飛空士のシャルルが次期皇妃ファナを敵中1万2000Km離れた場所まで送り届けると言う危険で無謀な任務を任された事から始まる短くそしてはかない恋の物語です。 制空権は敵の手にそして飛行機の性能も負けている・・・そんな中繰り広げられるストーリーと最後のせつないシーンに泣ける物語です。 (KAi/2008-02-23) 久しぶりに心に残る本を読みました。
読んだあとは少しせつなくなり、思い出すと自然と笑顔になれる、そんな作品です。 購入しようか迷っている方、是非とも手にとってみてはどうでしょうか。 あたたかい何かを感じれるはずです。 (あいる/2008-03-02) Web上であまりに評判が良かったので読んでみましたが、評判に相違なく傑作でした。久しぶりに名作に出会えたという感動で胸がいっぱいです。「ブラボー!」と素直に賞賛できる作品でした。本書は今年1番のお勧め作品になりそうです。
真っ青な空と海の間を一機の飛行機が飛んでいく。 流民上がりの傭兵が未来の皇太子妃を乗せ、多数の敵が待ち受ける中を単独で突破を試みる。 映像化されたら良いな。 (TiTo/2008-04-07) レヴァーム皇国皇子の許嫁ファナは敵国天ツ上帝国に命を狙われる。
ファナを敵国に見つからないよう隠密裏に皇子の下に送り届けるため 空艇騎士団の傭兵シャルルは敵国戦闘機群中を水上偵察機単機で 翔破せよと命令を下される。 かくしてファナとシャルルの夏の洋上の旅が始まった。 切なくて温かい物語でした。 一言で言うと、一方は次期皇妃、また一方は一介の飛空士であり 恋をしたけど結果的に身分の違いが邪魔した、という内容です。 もちろん一言で終わるような物語ではありません。 ファナの心的状況の描写やシャルルの葛藤が心に迫り、 加えて美しい洋上の情景を思い浮かべました。 互いに恋愛感情を抱いても身分の違いが故にその行く先は分かりきったものです。 それを二人はとてもよく理解しています。 ファナは未来の皇妃として国を導く立場にあり、シャルルは飛空士として仲間のため 国のために戦わなければなりません。 そんな互いの立場をよく理解し、真摯な気持ちで互いに向き合っているのです。 だからこそ身分の違いは絶対的でありうるのではないかと思います。 そんな二人の感情を恋と一括りにしてしまうのはもったいないような気もします。 もっとたくさんの感情を内実抱えていて、我々読者はその感情の機微に思いを馳せ、 そして浜辺で二人が寄り添う姿を想像してしまうと胸にくるものがあるのです。 空戦も臨場感溢れていました。迫力満点です。 個人的な評価はかなり高いです。ファナは本当に魅力的です。 今まで読んだ中で最高のキャラクターです。 「とある飛空士への追憶」、他メディアでも展開されればいいのにと思います。 きっとすばらしい作品になることだろうと思います。 昨今の魔法もの、単調なラブコメのようなライトノベルとは 一線を画しています。シンプルでいて新鮮な感触でした。 (プリン/2008-03-19) 女性にこそ読んで欲しい!というPOPがつけられていて、本屋さんで衝動買い。
買ってよかったです。 ファナが、だんだんと素の自分を取り戻していく過程と、シャルルに対する想いの 変化の過程がきゅーんときちゃいます。 特にラストあたりでは温かな涙が自然とこぼれます。 名作、それ以外の何物でもないと思います・・・! (どんたこ/2008-11-07) 口コミで高評価を得ていたので買ってみました。
ストーリー的にはさほど独創性はなく、王道と言うべきもの… ですが、だからこそストレートに素晴らしい。 息つく暇もない空戦シーンも大きな魅力の一つなのですが、特筆すべきは物語のラストシーンだと思います。 読み終えた後、暫くの間二人の主人公の未来について想いを馳せないでいられませんでした。 これほど心に何かを残す作品には、なかなか出会えないでしょう。 (FEY/2008-05-02) 半分ほど読み終えた翌日、続きが気になって仕方がないのにも関わらず、
初めから読み返してる自分がいました。 ・・・我ながらアホなことしてると思います。時間の無駄遣い以外の 何物でもありません。 だけど、読み返さずにはいられなかった。 流民上がりの飛空士シャルルと次期皇子妃ファナ、本来交わる筈のない 二人の旅路を、少しでも長く見守りたかったから。 目的地までの一万二千キロ。 途方もなく長い筈の距離があまりに短く儚く感じた。 二人の心が近付く毎に、身分が、出自が重くのしかかり、掴める筈の手が掴めない。 そんな様が切なくて、もどかしかった。 帯には物語の新次元とありましたが、個人的にこの作品は ど直球のストレート、 古き良き王道への回帰だと感じました。 ベタといえばベタですし、人によってはプロットに捻りが足りない、 ティーンエイジャーの方からすれば華が足りないと思うかもしれません。 しかし、そういったものを極力排し、確かな筆力とセンスを以て紡がれた 適度に濃密な文章は、一読者である自分に深く真っ直ぐに、強く感情移入させてくれたのです。 ・・・まあなんのかんの言ってみましたが。 現在20代半ば、幼少の頃、初期スタジオジブリ作品に深い感銘を受けて 育った自分としては、こういう一級品のボーイミーツガール冒険譚の登場が たまらなく嬉しいわけですよ・・・!! 自分の様なやや回顧的アニメファンや、軽めの文章にちょっと飽きてきて、 ワンランク上の小説に挑戦したいラノベファン、 またはラノベを甘くみてる、ちょっと頭の固い純文学好きの方等に 特におすすめできる名作といえるでしょう!! そしてこのレビューを書いた直後、ラスト1ページのあの感動を求め 再読を開始する自分がいるのでした。 (タッキー/2008-11-15) 内容】身分違いの青年と少女の物語。
青年は低階層出身だが、心根をまっすぐにした航空機乗り(飛行艇?) 少女は公爵家の出身にて、皇子の婚約者 彼らは、とある事情から戦闘区域を横断することになり・・・・・・ 世界設定のイメージは、第2次世界大戦。日本VSアメリカ? 主人公機のイメージはグラマンの初期水上機、敵機は零戦で構成されています。 批評】 この作者のことは知りません。ただ評価が妙に高いので購入しました。 これは面白い!ライトノベルの王道的な出会い、葛藤、そして結末ですが 文章自体が一人称で読みやすく、戦闘シーンも小説として分かりやすい描写を 心がけたかと思うような丁寧な仕上がりでした。 私の中では、ラピュタや紅の豚、ラストエグザイルの空戦のようなイメージが 頭に広がりました。 また、今作は完結した話になっています。 この終わり方はずるいですが、最高の終わり方の一つと思います。 ただ、最後の作者のメッセージとも言える文章を読むに、 続きを書いてみたいんだ!的な気持ちが伝わってくるので 出たら、即購入にて応えたいと思います。 (らいとのーべる♥/2008-03-26) 「次期皇妃を水上偵察機の後席に乗せ中央海を単機敵中翔破せよ」
物語は、一人の飛空士が「自国の次期お姫様を陥落寸前の領地から海を隔てた本国へ送り届けよ」という極秘任務を受けることから動き始める。 任務遂行中に互いに芽生えるとある感情。 階級差と自らに架せられた数々の責任ゆえにそれを表現することを許されない流民上がりの飛空士。 それまで自らの感情を押し殺し他者との精神的接触を避けてきたがゆえに、自らに芽生えたそれが何なのかわからず、そしてそれを表現する術を知らない次期皇妃。 王道と言えば王道ではあるが、2人の掛け合いと葛藤、そしてその間に繰り広げられる壮絶な空戦の描写に時間を忘れて没頭してしまった。 終章の締めには思わず感嘆の息が漏れた。そして読んだ後、誰もが思うことは「2人の登場人物のその後の顛末を見てみたい」だと思う。 しかしそれが決してこの作品のネックになっているのではなく、読後に後引く清清しさへと繋がっている点で作者の実力を思い知るかたちとなった。 あと2つの国とその国民性が現実世界の国をモデルにしてる点も面白くわかりやすかった。ちなみにレヴァーム=スペイン、天ッ上=日本だろう。 読後しばらく現実に戻ることが億劫になってしまう、そんな良作。 (tko/2008-06-30) ひさびさにライトノベルを読んで、当たりを引きました。
お姫様を守る騎士、というベタベタなストーリーですが、舞台設定(と筆力?)でここまで面白く出来るのか。 大空が舞台というので、そういうのが好きな自分には若干補整が効いているのかもしれませんが。 ときどき、「ん?」と思う場面もありますが、楽しんで読めばまったく気になりません。 個人的には続刊は出さないで欲しいなぁ。 (tatsuya336/2008-03-16) 某パンツサイトで熱烈に薦められていたため購入しましたが
正直序盤は買って損したと思いました。面白くないわけでは ないがこの程度なら普通にあるだろうと。しかしラスト20ペ ージからが凄まじかったです。前半300ページがラスト20ペー ジを盛り上げるために計算され尽くされています。 ぶっちゃけジブリら辺が映画化したらもののけ姫とか千と千 尋を超えるんじゃないでしょうか、それぐらい凄いです。 こんだけ泣いたのはフランダースの犬とかAI見たときぐら いってぐらい泣きました (taku24/2008-04-07) 最下層の身分しかもたない敵国人との混血児パイロットが、未来の皇妃を後ろに乗せて、敵の包囲陣を飛行機でつっきり国へ送り届ける話。
手に汗握るドッグファイトやお姫様とのロマンスなど、読み手を飽きさせない展開に満ちた一冊です。 なんとなく釈然としないラストも妙に心に残り、キレイに閉められています。 ただ、主人公の「混血」という設定が身分という以外あんまり生かされていなかったり、キャラたちが妙に達観していて、若いんだからもう少し無茶してもいいんじゃね? とか思うこともあり、もう一味ほしかったような気も。 読んでいて、残りページが少なくなってくると、ラストがなんとなく想像できてしまうのもちょっと残念でした。全部をひっくり返すような展開を期待していたのですが…。 ラストとエピローグの間のエピソードは読み手に丸投げします的なことが書いてありましたが、物語はほぼ完全に終わっていて想像の余地はほとんどありません。 そんな状態で投げられてもー; という感じです。 しかしながら、読みきり作品としては非常に秀逸なのは間違いありません。 シリーズものを読むのがメンドイという方はぜひに。 (ewolf/2008-10-29) 大変、完成度の高い作品です。
48件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。ジャンルとしては、大空のロマンと、身分違いの恋、ですかね。 千変万化する空中戦や、二人の過去と心模様など、物語は牽引力に満ちています。 その完成度は最後の締めに至るまで隙が無く、文句無くお勧めです。 お子様にもお勧めです。 まあつまり…… 惜しむらくは毒や破綻が無さ過ぎる、という唯一点でした。 無難すぎます。そこが-1点です。後は満点なんですが。 とにかく空を飛ぶ物語が好きだ、という人にお勧め。 余談ですが、アニメ『ラストエグザイル』の強い影響が見て取れますね。 (七翅野/2008-04-29) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)
ASIN:4840241929メディアワークス(2008-03-10) 萬屋 直人 売上順位:7938 ¥ 620(中古:¥ 249) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:130
タイトルに惹かれて購入したのですが、思いの外、内容もよかったです。
奇抜な設定も流れている空気も、もちろん清潔感のある絵も。 結構絶望的な設定ですが、若く瑞々しい少年少女の前ではそれも無意味なんでしょうね。 誰もが過渡期に味わったような切なさはありますが、シリアスさや暗さはなく、 淡々と物語が紡がれてゆきます。ただ、文章自体はあまり巧くないので、それが残念です。 まだ新人さんなので、その辺はこれから磨かれてゆくでしょう。次回作に期待します。 多分、本作の続きは出ないでしょう。続きが読みたい気持ちも勿論ありますが、 たとえこれで終わりでも満足できる読後感が、この作品の良さなのかもしれません。 私はライトノベルをあまり読みませんし、気の利いたレビューも出来ないので 御参考になるか分かりませんが、是非、手にとってみてください。 (逸瀬/2008-05-02) 本は年齢の割に読んだ方だと思いますが、
一切個人名の出てこない小説は記憶の中では初めてです。 まず、舞台設定が非常にいいです。 おそらく日本、それも北海道でしょうが、具体的には名前が出てこないので分かりません。 世界中は『喪失症』に蝕まれつつあります。 名前が消え、誰もその人の名前を思い出せなくなり、 次にその人を撮影した写真が消え、 その人の身体の色彩が消え、陰が消え、 最終的には存在が消えてしまいます。 この設定も十分におもしろいのですが、 話自体はおもしろおかしく、しかし何処か淡々と書かれ、 けっして湿っぽくはなりません。 主人公とヒロインは最後まで『少年』と『少女』ですまされています。 他の登場人物も、名前はなく、必要以上に感情移入することがありません。 それでも、大切な場面では彼らの目線で話を追える文体が特徴的です。 文章とイラストがわりと合っているので、イメージもしやすいです。 自分は題名で惚れて購入したのですが、内容も十二分でした。 非常に満足しているので、星五つ。 (おかのかみ/2008-03-10)
心温まる |||
本は直感で買うことにしています。この作品も見た瞬間にびびびっときた作品です。設定はほかの方が書いているように、喪失症によって滅んでいく世界を旅するというものです。最初は重いものかとも思ったんですが、とても穏やかな気持ちにさせてくれる作品でした。迷っているなら買ったほうがいいと思います。
(田中/2008-08-28)
本屋でたまたま見かけ、挿絵が気に入り衝動買いしてしまったのですが、中身はそれ以上の物でした!
全てを捨てて旅に出た少年と少女の道中の様子や、その地その地で出会った人々との出会いや別れが時にもの悲しく、時にコミカルに描かれています。文章も簡潔で読み安く、かつ心情などはしっかり表現されています。さらに喪失病という病による背景と世界観。どれをとっても素晴らしい出来だと思います!特に少年と少女の会話やほんわかした雰囲気が自分的にはかなり好きです。 物語はまだ続きそうな感じはしますが、続刊が出るとなるとどうでしょうか…少年と少女の最期を見る事になるとすれば正直自分はこのままで終わっても…複雑ですね(苦笑)でもそれくらい考えてしまう話です。 あったかく、でもとても切ないような、そんな気持ちにさせてくれる本です。新しい本をお探しの方には是非おすすめします。 (弓夜/2008-03-28) 私が見た電撃作品の中では一番好きな本です!
「喪失症」という病気にかかった少年と少女がこの世の果てを目指して旅をする話です。 出会った人たちの暖かさ、主人公たちの思い、別れの切なさ・・・すべてが折り重なってこの作品ができています。 読んで損はありません!ぜひ読んで見てください! (髪の毛/2008-03-11) 徐々に存在を失くしていく【喪失症】という病が蔓延した世界。自分達も喪失症を患いながら、それでも(もしくは、だからこそ)【世界の果て】を目指して旅をする。そんな話です
そんな世界観がある為、この小説には個人名や明確な地名は一切登場しません。主人公の二人にしても【少年】と【少女】としか呼ばれませんし、その他の人物にしても簡単な渾名で呼ばれるのみです。なので多少違和感があるかもしれませんが、でもすぐに慣れると思います スーパーカブ(いわゆるスクーター(?))によって旅する少年少女が、道中に出会った人々と面白可笑しく交流する……内容はそれだけです。でも、ただそれだけなのに、飽きが来ない不思議な魅力があります。多少の苦労はあっても楽しい交流、少し湿っぽくなる出来事、そして後ろ髪を引かれるような別れ……。少し淡々とした語り口ながらも旅の魅力がさり気なく詰め込まれ、また、読み進める毎に少年少女のお互いを思う本音の気持ちなんてのも察せてきて、そこがまた良いです♪ 文章が冷たくない程度に淡々としていて、にも関わらず読後は、心が救われると言うのはちょっと大袈裟かも知れませんが少なくとも心を温められる感じはあると思います♪ (たかだい/2008-03-17) 作品全体を包み込む特異な世界観。
主人公達が繰り広げる、楽しくもほのぼのとしたやりとりの裏に感じられる、 なんともいえない物悲しい雰囲気も秀逸だと思いますが、 何よりも主人公たる少年が、どれほど少女のことを大切に思っているか。 更には少女がどれほど少年のことを必要としているのかということが、 切ないほどに伝わってくる作品です。 続編を期待する気持ちが強まる一方、 もしも本当に続編が発売されたなら、 この悲しくも美しい世界が壊れてしまうのではないか、 そんな気持ちにさせられます。 ボーイ・ミーツ・ガール。 そんなお話が好きな方は必読です。マジで! (smython/2008-03-14) 人物名は全く出ない珍しい小説。
喪失症と呼ばれる現象が起きて名前が、人が消えていく世界。 主人公は「少年」と「少女」。…あと「カブ君」(笑) 二人と一台の旅物語です。 比率的には笑い40%、悲しみ20%、切なさ10%、青春20%、根性10%かな(●^∀^●) 少年少女の絡みだけでも面白いのに、旅先で出会う人達との絡みがとても面白かったです! じーさん達とか、秘書さんとか(・∀・★) 是非、一読してみてください! (Clice/2008-07-03) まず登場人物の固有名詞がなく全て代名詞で綴られている
旅の途中で様々な想いを持った人と出会うというありきたりな話だと思わず是非読んでいただきたい (らいおん/2008-05-28) 人々が名前・色・影・存在を少しずつ喪っていく『喪失症』が広がる世界を舞台に、一組の少年少女がカブに跨り旅をする。
こんな感じの説明を掲示板でされているのを見た時は「最後はどうせどっちかが消えてお涙頂戴な話になるんだろうな」と考えていました。 ですが本を手に取り、読了した今、私が感じているのは心地良さです。 きっと二人もいつかは消えてしまうのでしょう。 でもその瞬間まで二人は幸せだと思います。 読めて良かった。 (一ゲーマー/2009-03-09) 好きな作品じゃなかったです;
設定は面白い。登場人物に名前がないっていうのも面白い。でも、好きになれなかった。 希薄感溢れる世界観が魅力なんだろうけど、生かしきれていないような…。 少女や姫のキャラも苦手でした。。。 (あさひ/2008-08-16) 主役達の行動がちょっと鼻につくかなーと。この物語の目的は説教なのか。説教臭い。。。
喪失症という設定も、消化不良な気がします。 後は、人称がぐだぐだだったのが気になりました。 『人類は衰退しました』的なものを期待して読むと肩透かしですね。 (fline117/2008-04-22) 名前がない少年と少女の旅する話。
新鮮な感じがあって、良かったと思います。 (じょいじょい/2009-06-08) 喪失症と呼ばれる病が広がり始め名前、人、生きた痕跡が消えていく世界。
『全てを捨てて旅にでないか。 そう問われ、僕はYESと答えた。』 少年、少女の旅の日々が書かれている。とても読みやすく暖かい。 自ら喪失症にかかり自分がなくなることを知りながらも彼らは、はるか遠い世界の果てを目指して旅をする。 (ねこたろう/2009-05-14) タイトル、絵にひかれて購入しました。
16件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。でも中身は微妙です。 病気についてもあんまり書かれていなかったし、旅がメインすぎるって感じでした。 でもちょこちょこ面白いところがあったので星3つで・・。 (milk/2009-05-04) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)
ASIN:4840238790メディアワークス(2007-06) 入間 人間 売上順位:2535 ¥ 578(中古:¥ 200) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:67
またもや表紙にやられた。
しかもカバー表紙はがしてビックリ。 黒い、黒い言葉の羅列が呪縛のように奉られている。 わお。 内容も電撃らしからぬ黒さで最高でした。 共に誘拐被害者である“みーちゃん”と“まーちゃん”。 事件以来接触していなかった二人が再び出会ってしまう。 壊れた二人が壊れた共同生活を開始する中、同時期に発生した連続殺人事件と小学生誘拐事件の真相が明らかになる。 この本、凄い好きだった。 言葉回しとか絶妙だし、内容もストレートではなく微妙にひねてていい。 「嘘だけど」って言葉がくせになりそうでした。 ただ、雰囲気(なのか?)が若干西尾維新チックだったのが気になった。 まあ面白かったから良いのですが。 二人の出会いは決して良い結果を生み出さなかったと思う。 だけど、くだらない世界で壊れた二人が不幸ながらも互いを想い合い笑えるのなら、それも幸せなのかなあ。 ただし、それを愛と呼べるかどうかは疑問だけどね。 (灰徒ムクイ/2007-09-08) 確かに未熟な文章、後半勢いで書き上げてる感もある。トドメは、なんだか西尾維新に似てる。
これだけあげると、到底評価される作品とは思えませんが、私は好きです。 文章そのもののテンポは悪くないし、言われているほど個性が無いわけじゃない。 なにより、構成が素晴らしいと思う。作者は構成をうまく組んで読者を騙してきます。 少し勘のいい人こそ引っかかってしまう伏線や意図的に読者を混乱させるような仕掛けは、(悪く言えば)雑な文章と組み合わさって逆に最大の効果を発揮していたような気がします。主人公の嘘には騙されなくても(騙す気が無いし)、作者の嘘にはすっかり騙されてしました。 ただし、一番の欠点はキャラ力。 この話では根本的に一種類の人間しか描かれていません。 そのせいで世界に奥行きが無い。もちろんテーマのせいもあるでしょうけど、これは他とは比べられないほど致命的です。 最後に。 結末はぶっ飛んでますが、決して絶望的なものではないです。事件はしっかり収束します。 むしろこれはハッピーエンド?その背景は不幸で彩られているけれども。 (tanakawabisuke/2007-12-01) タイトル通り、西尾維新の戯言シリーズを読んでいなければかなり面白いと感じたかもしれません。
しかし読了後だとどうでしょう。少なくとも私は雰囲気からキャラから文体、起承転結にいたるまで模倣品のようにしか見えませんでした。 シナリオ自体はダークと言う程でもなく、狂気的でもなく、倒錯的でもなく。結末も特に意外なものではなく、収まるべきところに収まったという感じ。 一体何が問題作なのか、そうか戯言シリーズを模倣しすぎているから問題なのか、などと思ってしまいました。 この作者さんの独自性というものがほとんど無いように感じられましたので、評価は低めです。この作者さんならではのものを出していければまた評価も変わってくるかと思います。 (顔の無い十六夜/2007-10-31) この作品は設定が電撃らしからぬダーク?なものになっていますがそれ程不快感も無くスラスラ読めます。表紙イラストや挿し絵も作風にあっていますし簡単なトリック(昨今の作品に多い読者を騙す方の)も楽しめて面白い作品でした。
ただ、やはり気になったのが西尾作品との類似点です。 嘘→戯れ言 みーくん→いーちゃん まーちゃん→サヴァン 他に主人公の本名を明かさない点や主人公に似ている殺人鬼は零崎?とどうしても頭をよぎりなんとなく消化不良がありました。 作品自体は悪くないのでオススメしますが西尾作品既読の方はそういう作品だと念頭に置いてから読む事をオススメします。 (猫髭/2007-11-09) まあ端的に言ってしまえば、題名の通りで。
この作品自体のアイデアと序盤中盤までのシナリオは普通に面白い。 文体も多少独特ではあるが読み易く、秀作と言ってもいいレベルではあると思う。 けれど終盤へ進むにつれ文体が崩れだし、文章のスピード感が非常に掴み難い上に、 折角序盤から張っていた伏線も意外にぐだぐだな雰囲気の中あっさりと出してしまう為、 読み終わった後はどうしても作者の作家としての技量の低さが印象に残ってしまい後味が悪い。 (blamedata/2007-06-11) 最近ちょっとハズレのライトノベルを掴まされてもう自分はライトノベルを読んでも楽しいと思える年齢ではなくなってしまったのかと不安に思っていましたが、
なかなか面白かったですね。 皮肉に屁理屈が大好きなぼくにはピンポイントに当たった作品でした。 次回作も読んでみます。 (シカ/2008-08-29) ヤンデレなるものに関心を抱き、ラノベなるジャンルの本をはじめて買って読んでみた。
ラノベの中でも個性的とされているらしき文体は……、どうなんだろう、流し読みする 分にはさほど問題はなかったけれども、全体に歪で、じっくり読んでたら、たぶん 耐えられなかっただろうな、とは思う。作者の入間氏は基本的にはとても賢い人だという 気はするのだけれども、あれ!?と思わされるところもちらほら。 正気なんてものは絶えず狂気の上に成り立っているなんてことはある種当然なわけで、 厚いといえば厚い、薄いといえば薄い、その皮一枚の危うさを記述した、実はものすごく オーソドックスなアプローチだとは思う。 そして、だからこそ、こんなに仰々しい文体と舞台設定を持ち出さなければ書けないこと なのか、という疑問は感じる。少なくとも、この文体と舞台でなければ書けないことだとは 思わないし、最適な文体と舞台だとも思わない。そのくせ、書きにいっていること自体は 至極まともだから評価に迷う。 (しゅてんだる/2008-03-13) ヤンデレ小説の宣伝文句に惹かれ購入したが、ヒロインであるまーちゃんこと御園マユにはヤンデレというより重度の精神病患者という印象を受けた。
前半はかなりよかったが、後半は正直言ってかなりいまいち。伏線や謎の大部分を散らかしたままハッピーエンド!といった感じでついていきづらい。 ヒロイン至上主義で話を進められるのでヒロインを理解できない方にはかなりキツい作品になりそうです。そう言った意味では読者を選ぶかもしれません。 しかし気づいたらのめり込んで全巻揃え、読破してしまっていた…。それだけの魅力ある作品なのかもしれない… (鉄仁/2008-04-14) 他のレビューを見るとラノベ初心者の方からの評価は低いようです。よってラノベを読み始めたばかりの方にはお勧めできません。
自分は今までラノベを200冊以上読みましたがこの作品はその中でもかなり面白いと思います。 個性がないなどと言われていますが、むしろその逆でクセの多い文章です。ですが勘のいい方にはそれが心地よく感じられるのではないでしょうか。 「ライト」なノベルを読み尽くして少し刺激がほしい方はぜひ読んでみてください。 (marugari/2008-11-05) 電撃文庫総合目録という、無料で貰える冊子の紹介文を見て、読んでみたいなって思った小説です。
文章が面白そうだったのと、「まーちゃん」という女の子が、かなり壊れたキャラのようで気になりました。イラストも良いと思いました。いざ読んでみると、内容は誘拐や事件などかなり重いです。重い内容を扱ってはいますが、主人公?の「みーくん」が、かなり軽いキャラクターなので胸にズッシリ…というよりは、ダークだけど軽快(?)な感じ。でも明るくて精神的にも健康な話を読みたいならオススメはできません。 私は西尾維新さんの本を読んでないのでどれだけ似てたりするのか知りませんけど、文章に独特の(かなり)クセがあってハマる人にはハマるかなと思います。私自身は最初、かなり文章が小難しく感じてしまい、抵抗が少しありました。けれども元々わからない言葉は辞書で引くタイプなので、いつの間にか慣れました。真面目に読むより、軽く読むのが良いと思います。雰囲気で読めば世界観に入れます。前半は御園マユのキャラが新鮮で良かったのですが後半は勢いが落ちた気がします。ブラックユーモア?な会話が魅力だけど、キャラの会話が似ててこの本の登場人物達が抱える思考はあまり個性がなかったですが、私は全部読むつもりです。嫌いな文章じゃないので。 「まーくん」がこんな性格なのは事件に巻き込まれたから。それが伝わってくるので痛い。 この巻で個人的に印象に残ったのは幼少期の話。「母親だから」という話が胸にきた。事件や読んでいて苦しいのが嫌いな人には向きませんが、みーくんの重くて軽くて黒い話し方に引き込まれてました。 (にょにょ/2008-09-03) 自分も、西尾維新に似てるなーって思いました。
戯言シリーズというよりは、きみとぼくっぽい。 西尾さんほど上手くはないですが、難しくから読みやすいかも。 すごくじゃないけど、いい感じにおすすめ。 (柚希/2007-08-29) 文章がノってます。悪く言えば荒っぽいのですが。
多分、作者と同年代の人は楽しく読めるんじゃなかろうか。 それも、ちょいと中二病入ってた人なんかは特に。僕もそうですが。 主人公のふわふわとした語りなんかは、世の中を諦め切った感じが漂って、 「大人って馬鹿なんじゃないの?」みたいな考えを抱いた高校生時代、 今となってはそうじゃないと分かっていても心の中で僅かに抱いているその思いを、 見事に文章として表現しています。だからこそ、面白い反面痛々しいのですが。 十八から二十二あたりの人には特にオススメできるかな。 (まのん/2007-06-13) 面白かったです。ただどうしても、西尾維新さんの戯 言シリーズと印象が似てしまう嫌いはあると思います。 もちろん、どちらがどうオリジナルかなんてしても詮 の先の無い話で、いっぱいある本の中で「似てる」とい うだけに過ぎないと言えばそうなのですが…なんか「嘘 だけど」が「戯言だけど」に見えたり、主人公の名前と かが気になったりはしました。 いやでも話自体は面白いし、イラスト・本の構成も綺 麗。表紙も凝ってます。軽快で楽しく、韻を踏む文章。 意外な展開。セカイ系では無いのかな… 好き嫌いはあると思いますが、それほど濃すぎるわけ でもなく、読みやすい本だと思います。 (haru-umi/2007-06-11) 一通り読み終えた後の感想はなかなかの良作と評価する。いや、正直に言えばかなり良作、いやいやとてつもなく良作と個人的に判定する。ようするに、たいへん面白い。花丸だ。嘘だけど。・・・嘘だけど。
いやほんと、個人的にはかなり読み応えのある作品でした。 まず、みーくんのキャラがツボ過ぎます。 というか、地の文含め基本的にみーくんの一人称形式なのでみーくんを好きになるとまではいかないでも、ちょっとダメだなという方にはキツイかもしれません。 でも、ハマる人はとことんハマると思いますよ、自分がそうですし。 特に、作中で何度も使われる「嘘だけど」がいい味出してて、知らぬ間に病みつきになっちゃいます。 なんなんでしょう、この中毒性。 どこまでが真実でどこからが嘘なのか解らないところも少しありましたけど。 こうゆう一人称で語っていくスタイルは読みやすくて(読みにくいと感じる方もいらっしゃると思いますが)すらすら読めちゃいました。 こうなるだろうなぁっていう予想が、悉く違っていたりしていい意味で裏切られました。そこがすごくよかったりなんかするんですけど。 ラストの一文は鳥肌ものでした。 この一文おかげで作中の登場人物がどうかわかりませんが、少なくとも読み手としての自分は救われた気がします。 思わず、「幸せ」ってなんだろう?と考えさせらてしまう自分がいました。 あと、みーくんとジェロニモさんとの掛け合いは笑わずにはいられませんでした。二人とも最高です。 挿絵らしい挿絵がなく、まーちゃん意外の登場人物はほぼまったく描かれていないので、自分でイメージ出来て、そこも非常にいいと思ったところのひとつです。 あ、でも左さんの表紙やカラー絵、モノクロ絵は素晴らしくモロ好みです。 表紙買いした方も多いんじゃないでしょうか。 誰かに薦めたいような薦めたくないような、そんな一冊です。 次回作が出たら絶対10冊は買おうと思います。嘘だけど。 (四季/2007-07-21) この作品を読んだ人はタイトルのようなことを思ったのでは?それともみーくんは「無為式」なのかっ。
28件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。そんな主人公やキャラと相まって西尾維新の作品と雰囲気が結構に通ってましたよね。 第二の西尾維新となるようにがんばっていただきたいです。 前振り終わりっ この作品は勇者とお姫様が結婚してハッピーエンド的なわかりやすい終わりが好きな人には向かないかもしれません。「戯言」と同じでやっぱり主人公が結構不幸です。 設定とかも多くないので始めから終わりまでスムーズに読むことが出来ます。 ちなみに、カバーをはずすとそこには……嘘だけど…… (電波状況/2007-08-01) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.5 はてブコレクション数: |
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付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います (電撃文庫)
ASIN:4840235945メディアワークス(2006-10) 御堂 彰彦 売上順位:30867 ¥ 620(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:95
素直に面白かったって思えた小説です。
ライトノベルを一ヶ月に数冊買って読んではいますが、 久々に、本当に久々にあっという間に読破してしまった一冊です。 そんな物語は4つのお話に分かれています。 それぞれ不思議なアイテムが登場し、 主人公たちを助けたり、時には混乱させたりといったお話。 何気に少々重みのある話も載せられており、 ページをめくる手が止まらなくなってしまったこともしばしば。 緩急っていうんですか。 非常に読みやすいと思いました。 ぜひ、続編が読みたいですね。 冒険物や推理物、アクションとは違い 派手なシーンもあるけれどなんだかほのぼのとした感覚が面白い(私はこう感じた)。 皆さんも、ぜひ一度読んでみられてはいかがでしょうか。 (マィナ/2006-10-19) 「付喪堂骨董店」という店でアルバイトをしている安倍刻也、舞野咲、オーナーの摂津都和子
が、曰く付きの「アンティーク」という不可思議な力を持った「物」にまつわる短編を4編収 録したものだが、ライトノベルでここまでおもしろいものがあったか、と感心した作品。 文章、表現力などのしつこさ、ややあざとい狙った設定、展開など、欠点は見受けられるもの の、作品そのものの読み応えは十分で、特にラストの言葉、余韻は秀逸。 評価を下げる部分も、これだけ評価できる部分があれば気にはならないだろう。 文句なし、オススメ。 是非、続きを読んでみたい作品と言える。 (セン/2006-10-24) 何やら妖しそうな雰囲気の表紙とタイトルにひかれて購入したけど、とても面白かった。
第一章「偶然」 読みすすめていくと違和感が積み重なっていくが、その正体がわかると、その手で来たかと感嘆。 個人的にはあの子の無事を祈りたい…。 第二章「像」 咲のかわいらしいところと刻也の人物像が垣間見えた。同じ一つの像をめぐって100年以上前と現代で奔走している対比が読みやすく、かつ面白くしていたと思う。 第三章「記憶と記録」 すれちがった末の悲劇。なかなかに幸が薄そうな女性でした。たしかに忘れた(知らない)方が幸せという場合はあると思う。 第四章「ブレゼント」 咲と刻也のラブストーリーとも言えるかも。咲の女の子らしさがかなり全開したと思う。それと、なにげに都和子さんの「人をからかうのが好きで私生活がだらしないがやる時はすごい姉さん」的キャラが確立していた。 この本、何かと似ているなと思ったけど、「キノの旅」。キノよりはBADなところが和かいと感じた。それから細かい部分に難癖をつけると、表紙の近くの扉絵(だっけ?)の刻也の絵。それ以外の登場人物や本文中の挿し絵は文句ないのにあれだけは少し…。 この本はダークな部分とほのぼのした部分がうまく混ざりあってもいるので自信をもって推薦できます。 (ヒッキギリ/2007-09-05)
人間ドラマ |
この作品は人間ドラマを上手に書いてある作品で傑作です。
ネタバレしない程度に1巻の内容を… 偶然とは、どこまで続いたら必然になるのか? 偶然を自由に起こせるアンティークを持った人間の起こす偶然とは… どんな不治の病を治す像と不治の病になってしまう像があったら人間達はどうするのか? 書いたことは絶対に忘れないノートがあったら…しかし、その内容を忘れたくなったら… 稼いだお金が1日たったらお金が消えてしまう財布があったら…しかも自分のために買ったものは消えてしまう。人にプレゼントなら消えない。さぁどうする? こんな内容です。どれも人間の欲望が出る内容です。でも内容は最高です。是非オススメです。 (陽向/2009-03-07) 『アンティーク』、年代物の骨董品や古美術品ではなく、幸運を呼ぶ石、未来の姿が映る鏡など、不思議な力が宿った器物のことである。そんな『アンティーク』を扱う店、「付喪堂骨董店‾FAKE‾」。店に並ぶもののほとんどは、店名の通り偽物だが、本物を扱っていないわけではない。色素の薄いロングヘアで全身真っ黒な装いの少女・咲(さき)と刻也(ときや)の二人のバイトと『アンティーク』が絡みあい、不思議な出来事が...
第四章まで(各章一つの事件です)ありますが、私的には第二章の「像」が興味深かった。「どんな病をも治す」そして、「不治の病にかかる」という相反する二つの逸話を持つその像に関する話が二つの時代から語られていく。病を治す力をもつ樹庵(じゅあん)とその身の回りの世話をする少女「わたし」、そして、咲と刻也。像に触れ、咲の具合が悪くなる。像は、「不治の病をもたらす」アンティークなのか?これ以上書くとネタばれになりますので、後は読んでお確かめください。2巻も楽しみです。 (ayuyo/2007-08-17) まぁまぁ面白い作品だったとは思います。キャラクターの個性もしっかりとしていて。
一人称が主ですが、一人称過ぎず(?)三人称も使ってますし。メッセージ性もあります。 短編としてはスッキリまとまっていると思います。 でもなぁ、私としてはもぅ少しワクワクするような、どんでん返しというか、予想を裏切るような展開があっても良かったかなー、なんて思いました。 途中で結末が分かっちゃったんですよね。 登場人物の感情からの行動が素直なぶん、題名と設定で想像したほど面白くなかった気がします。借りて読んだんですが、買おうとは思いませんでした。 読みやすいものではあったと思います (詞/2008-04-06) 本作では『アンティーク』を、いわゆる古美術ではなく特殊な能力を有した道具、怨念や霊力が宿り力を持ったものとしている。これら『アンティーク』を手にした人間の悲喜こもごもを綴った物語である。派手さはないがじっくり考えさせられる話が続く中で【第4章】が異彩を放っている。主人公【来栖刻也】とヒロイン【舞野咲】のちょっとした恋物語になっており、これがまた実に良いのである。何が良いって、無表情な咲の内面に隠れた純情乙女振りである。刻也からプレゼントと称して渡される数々の物品に驚き、狼狽え、いろいろ想像し、そしてちょっぴり喜んじゃう様が咲のモノローグで綴られる。しかも顔には出さない、態度には決して表さない。その姿は新手のツンデレか?という可愛らしさである。「迂闊だったわ」という、咲が内心動揺した時のセリフが微笑ましい。この第4章に至るまで、正直本作の方向性がイマイチ見えなかったのだが、これで最後のピースが填まった気がした。こんな胸キュン物語なら出し惜しみせず全編で読ませて欲しいものである。ちなみに、あとがきから読むのは避けた方がいいかも。作者が各章のあらすじを割りと丁寧に書いているからである。そのあとがきから察するに作者は兼業作家のようである。別にこれを非難するのでは無く、次巻の発売まで時間がかかりそうだな、という意味である。
(DSK/2008-11-09)
1巻が出てしばらくして買いました。実はそれほど期待していなかったのですが、意外にすごく楽しめました。アンティークという不思議な能力を持った道具のお話なのですが、特に奇抜な設定というわけではありません。普通だけど面白いです。
全8件のレビューを表示しています。アンティークがメインというよりそれを取り巻く人間性を描いていて、主人公とバイト仲間の関係は見ていてもどかしいですね。 欠点と言えば、1人称の文章で人物の感情が素直に伝わってくるのはいいんですが、素直すぎて先の展開が読めてしまったことです。まあだけど全体の雰囲気はとても気に入りました。お勧めの1冊です。 (梅/2008-06-08) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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神様のメモ帳 (電撃文庫)
ASIN:4840236917メディアワークス(2007-01-06) 杉井 光 売上順位:1981 ¥ 641(中古:¥ 69) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:52
ひきこもりがちの少年と、ひきこもりで毒舌の、クマさんパジャマな美少女のニート探偵アリスとの萌えな小説かと思ってましたが、
これはいい意味で不意打ちな面白さでした。 出てくる登場人物が個性的で、しかもほとんどニートというステキっぷり。彼らが路地裏のラーメン屋にたむろって居るシーンの会話が凄い愉しげ。 山手線ゲームのお題とか笑った笑った。 物語としては、あまり起伏があるわけではないのだけど、シリアスとギャグとのバランスが良いです。 笑える小ネタもありと、小気味よい会話のおかげで、ほどよい感じでテンポ良く読ませてくれます。 (ニート)探偵が出てくるぐらいなので、事件も当然発生し、前半のニートの自虐的なネタっぷり(でも前向き)からは想像付かないほど、 後半は重苦しい展開になります。 結末もハッピーエンドというわけではないのだけど、最後のオチが凄く良く、 救われた感じです。これも良い意味で裏切ってくれました。 ボーイミーツガールな、しっかりした良作でしたね。 (ミハイル暁/2007-04-14) ニート探偵というキャラ設定から昨今の安っぽい萌え重視の話かと思いきや、蓋を開けてみると実は結構シリアスで感動できるストーリー。
しっかりした世界観、完成された展開、そして圧倒的な文章力・表現力。 やられた。読んでいて気持ちが高ぶるのを抑えきれなかった。 16歳の冬の、傷だらけの青春物語。非常にオススメです。 (愛羽 枝尾/2007-05-10) 普通の学生にほんとにあるかないかの貴重な体験を描いてます。
主人公が彩夏という女の子と話すようになって(女の子から会話ふっかけてきます) だんだんと打ち解けていくのですが、その途中で大変な、ほんとに大変なことが 起こってしまいます。 その中で主人公が自分へと立ち向かう姿勢を綺麗かつ現実的に描写している作品です。 ぜひ読んでみてください。 注)たぶんこれで完結なので、誰でも読み始めることができます (ひずみぃ/2007-01-11) この作品はタイトルで随分と損をしていると思います。愛読者になったかもしれない人を、3割は失っているのではないでしょうか。
このタイトルと、このカバーイラスト、及びカバー裏の紹介文。ここから、本の内容を正確に想像できる人が、どれだけいることか。 かくいう私も、「さよならピアノソナタ」を読まなかったら、永遠にこの作品に目を通すことはなかったでしょう。 それでいて、読み終わった後では、このタイトルはいかにもふさわしく思えてくるので、実に始末が悪いのです。 内容は、よかったです。 不覚にも泣いてしまいました。 派手さはありませんが、アクションもの、サスペンスものに疲れた人に、ぜひおすすめします。 (ホウセツ/2009-04-02) 作品自体の評価は皆々様と同じなので割愛(良作
ひとつ、書きたかったことは 作中の彼女、 西尾維新作品の登場人物『病院坂黒猫』と『玖渚友』を足して割った感じ。 と、読中読後、終始思っていました。 (tomcat/2008-09-14) 石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」と桜庭和樹の「GOSICK」を合体させたような話です。
主役の二ート探偵の一人称が女の子なのに「僕」だったりと最近流行りの妙なキャラ付けがあまり気に入りませんでしたが内容は楽しめると思います。 (白い部屋/2008-06-13) 人付き合いな下手な高校生ナルミが、同級生彩夏にかまわれているうちに、他人とのコミニュケーションを取り戻してゆくお話。ありがちですが、ニート探偵ことアリスや軍事オタクの少佐、姉御肌のラーメン屋ミンさん、ヒモのヒロさん、やくざの4代目など個性的なキャラクターが話に花を添えています.ストーリーは薬物汚染がらみで語られ、結構シリアスです。西尾維新さんの玖渚友や病院坂黒猫の影響がかなりみえますが、この手のキャラは読者の望むところなので仕方ないかと。岸田メルさんのかわいいイラストが花を添えています.
(kirin70/2009-06-06)
全7件のレビューを表示しています。[amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)
ASIN:4840231826メディアワークス(2005-10) 古橋 秀之 売上順位:50887 ¥ 578(中古:¥ 87) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:153
違う時間、違う常識、その二つを微妙に混ぜてほのかな恋心を掛け合わせた不思議な短編の数々、堪能させていただきました。どっちかというと、一気に読むより、一つ一つを離して読んだ方が良かったかなと読み終わった後に思いました。数年後にふと思い出してしまいそうな、そんなお話が詰まっています。
(しゅがあ/2006-04-02)
この小説はライトノベルには珍しく短編集です。その中に掲載されている七つの話は、『時間』ということでテーマが統一されていて、なおかつすべて、いわゆるボーイ・ミーツ・ガールものです。だからといって、同じような内容のものはどれ一つとしてなく、おかしかったり、切なかったりで、話の雰囲気も多種多様です。
個人的に好きな作品は、幼馴染みの少女が、くしゃみをするたびに記憶が退行する奇病にかかってしまう、「おおきくなあれ」という作品です。その病気の名前(ネタバレになるので言えませんが)や、ラストのオチがとても微笑ましいからです。 この本は短編集といっても、一つ一つの話の内容は濃いし、イラストも可愛く、文句なしだと思います。まぁ、難点といえば、人気があるのか、品切れが多く、なかなか書店に置いてないことでしょうか(笑) (たくお/2006-06-24) ストーリーは、全部青春ものというか学園もののライトノベルという感じなのですが、読んだ後少し考えてしまう。
生者と死者、人間と非人間、時間。 こういう読みようによっては深くもとれるという本が私は大好きなので、妹にも勧めたが、「表紙だけでちょっと」と断られた。ハードカバーか新書にして、風景写真とかを表紙にしたら、大人向けのちょっとほろ苦い小説とかでも売れそうだけど。 大人でも気にせず読んじゃっていいと思います。amazonで買うとか、図書館でこっそり司書の人にとって来てもらうとかすれば、本棚の前で怪しまれずに済むし。 (k84/2005-11-05) なんていうか、短編のお手本みたいな作品集です。 ほどよく抑制がきいた手練れな文章でサラサラ流れる水のようにお話が語られる感じ。波瀾万丈なストーリーもいいけどたまにはこういうのもいいなあ、と思います。(作者のイメージとはだいぶかけ離れている気がするけど・・・スイマセン)基本的なトーンは明るいのになぜかどの話もせつない。 それは話のテーマに「時間」が多いからかもしれません。個人的には学生時代の夏休みを思い出しました。「夏のタイムマシーン」みたいな? 登場人物も身近に感じられる愛すべき人々ばかりで、いや、男女問わず夏の課題図書として読んでみてほしいです。絵も可愛いと思うけどなあ。
(冬苺/2007-04-21)
ある日爆弾が落ちてきて~
最近よくある、『モノ』を擬人化して主人公と恋愛に発展していく しかし所詮自分はモノであるから一緒にはいられない~ そこを主人公の有り余る愛で…… 私は当初そう思ってたんですが全然違いました。短編集だったんですね ある日爆弾が落ちてきて、しかもその爆弾が初恋の女の娘にそっくりだった。「ある日、爆弾がおちてきて」 身長30cm差、凶暴な幼馴染の彼女が阿呆風邪を引いて、どんどん年齢が退行していく。「おおきくなあれ」 死んだ人が大切な一日を永遠に過ごしていく、生きてる人間と共に。果たして自分も生きているのだろうか?「恋する死者の夜」 図書館に住む小さな女の娘の正体は実は神さまで。僕はそのお世話係に任命されてしまった。「トトガミじゃ」 その同級生には形がなく、毎日クラスメイトの身体を借りる。当然トラブルは起こるわけで。「出席番号0番」 授業中、窓の外を見てみると、そこに映ったのは自分の顔ではなくなぜか美少女。3時間目だけに会える彼女との会話。「3時間目のまどか」 公園にある柱。その柱の中には少女がいた。その少女は空を見上げ、遠くを見ている。「むかし、爆弾がおちてきて」 の7本です。短編で読みやすく、ちゃんと全ての話にはオチがあって良かったです。私のオススメは「おおきくなあれ」 ラストのオチは思わず笑ってしまいました ところで爆弾はあんまり関係なかったのでは? (forever13/2005-10-15) 「人を笑わすことが最も困難な媒体は文章だ」なんてどこかで聞いた記憶があるが、ところがどっこい。
古橋氏は“文章でしか表現できない笑い”を体得しているに違いない。絶妙なリズムと珍妙な単語のチョイスはもはや芸の域。 あわせて“学生のときこういうのあるよね”的感覚が所々で的確に文章にされて入っていたりすると 「なんでそんなこと覚えてんだよ」と驚愕そして爆笑。 小学生みたいなやり取りしかできない、お笑い芸人のバラエティー番組みるより1万倍はおもしろい。 それと「フツーの男の子とフシギな女の子のボーイミーツガール」と著者本人が言ってますけど、 いやいや男子全員フツーじゃないよ古橋さん。 なんだかんだいって、みんな少年の部分と大人の部分両方もってて器の大きさ感じさせてくれる。 そんな“お兄さん”と変な女の子のやりとりだから、“イタい・サムい”が全く無い。 読んでいて安心感があり、上質なほろにがスウィートで和ませてくれる。 さらに最初と最後のエピソードなんて、散々読み手を揺さぶったかと思えばそこへ来て締めが強烈。 気が付けば人物に感情移入してるものだから、切なさの余りぼろぼろ泣いてしまった。 高純度で青春が凝縮されたこの短編集、古橋秀之をまだ知らない方は是非! (巻田能/2007-02-07) 7つのとても短い短編が掲載された短編集です。
掲載作品は以下の7つ 1.ある日、爆弾が落ちてきて(40ページ) 2.大きくなあれ (36ページ) 3.恋する使者の夜 (22ページ) 4.トトかみじゃ (38ページ) 5.出席番号0番 (31ページ) 6.三時間目のまどか (37ページ) 7.むかし、爆弾が落ちてきて(23ページ) 7つとも、ストーリーは 少年と少女の恋です。 1,3は切ない系、2,4、5、6はホノボノ系、7はその中間 各作品毎に、異なるトリックがあり、違った世界がある。そのトリックと世界がなかなか面白い。 (リオ/2007-01-14) どうぞご覧くださいという感じだ。
くしゃみで退化するというのは非常におかしくて、どのような人なのかと 思ったら息子世代であった。 この世代の人はみな不思議な話をする。 みなと言ったがそーなのだ。その人その人がまるで本から出てきた 人物のようなのでということなのだが。まさにNET生まれの人の書くものにも 熟年世代も興味をもって読んだりしてほしい。 それは脳の退化を防ぐかもしれないのだ。クッション!!!オッ。 一読推薦いたします。 (flora/2007-09-17) 一日のほんの数十秒だけ過去とつながる窓の話や昔爆弾が落ちてきて少しの空間だけまわりと時間の早さが変わっていてその中にいる少女の話学校の図書館に住む小さな神様の話などちょっと変わった場面での短編集。どれも面白く変わった場面ならではの面白さが楽しめると思います特に最後の「むかし、爆弾が落ちてきて」はお勧めです
(トライフラー/2005-10-11)
時間をテーマしたボーイミーツガールの短編集です。
一部オチが読める話『おおきくなあれ』がありましたが おおむね楽しめる話が多かったです。 個人的に一番面白かったのは『むかし、爆弾がおちてきて』です。 これは短編ではなく、中長編で読んでみたいと思いました。 (フギンとムニン/2007-11-14) この本の良い所は短編だけれど内容が軽いわけではないということです。
和むような話だったりちょっと悲しい話だったりよく出来てると思いました。 表紙の絵も綺麗ですし、タイトルも良くて気に入った作品の一つになりました。 とてもおすすめです。 (ZAN/2008-08-23) ボーイミーツガールなんです、ライトノベルなんです。といってしまえばそれまでですが
全12件のレビューを表示しています。それにしても粗が目立ちすぎるような気がしますね。 少年少女の淡い青春、みたいな雰囲気はビンビンに伝わってくるのですが 話自体は、オチが強引すぎたり物語の整合性が無かったりするなどして、 少年少女の青春などに眉唾な私としては、物語のおかしなところや歪なところばかりが 目に付いてしまいました。 一人で読んでムフムフする分には問題ないですが 胸張って人にすすめられる作品ではないような気がします。 「トトガミじゃ」「昔、爆弾が落ちてきて」この辺りは十分楽しめますが。 (はたち/2008-06-01) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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