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「暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々」 とその関連商品

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暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々
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ASIN:4163698906
文藝春秋(2007-12-12)
武田 邦彦
売上順位:34959
¥ 1,600(中古:¥ 730)

所属カテゴリ:
文学・評論
レビュー総評点:496総評点300以上の注目商品
行き過ぎた環境問題を引き戻せ、ということですかね。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 日本での環境問題のあり方を問う良書。著者らは、別の専門分野を持ちながら環境に関心を持った人達だが、それ故に「シンドローム」にかからずに冷静に分析できるのだろう。日本の行政や企業が、当事者の善意は兎も角、国益をしっかり踏まえた国家戦略、国際環境条約に秘められた他国の意図への洞察、科学的な考察を欠いたまま、余りにも性急に動いてしまう現状の危なさが説かれている。

 例えばアル・ゴア氏の「不都合な真実」に書かれている主張、京都議定書の各国の意図や戦略に関する武田氏の記述は、同氏の意見ではなく単なる事実の整理に過ぎないが、同氏よりもはるかに「当事者」であるはずの政治家、官公庁、マスコミ、そしてこれらをかついで来た人々が、本当に何も知らなかったのだろうかと思うと、暗澹とした気持ちにさせられる。薬師院氏や渡辺氏の指摘する「全球温度の測定精度」の話も、素朴に考えれば当たり前の疑問だ。

 確かに汚かった40年前の公害時代とは違い、地球規模で、感覚には希薄で、複雑系でトレードオフがあり、しかも時間スケールも長い環境問題を扱おうとするとき、環境分野自体がたかだか40年の若い学問であることに加え、人類はまだそれを十分に扱えるだけの手腕を持っていないようにも思える。

 環境問題の殆どは、詰まるところ、省エネ・省資源と、適度に(極端は必ず、何かを犠牲にする)毒物を管理することに尽きるのではないか。それと同時に、右肩上がりを絶対善とする現在の仕組みに変わる、“足るを知る”新しい経済の仕組みを発明することが必要だろう。自虐的にならず、日本がトップランナーの省エネ・省資源の技術を、そしてこれだけの工業生産力を持ちながらも十分にきれいになった日本の空気や水を、もっと誇りにして良いだろう。日本が真の意味で、世界の環境のイニシアティブを取れる可能性をこの本は示唆している。 (環境太郎/2007-12-20)
冷ますのは頭-あくまで議論の土台として- ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私は、二酸化炭素による地球温暖化は非常に怪しいと考えています。

しかし、そう考える人にも、そう考えない人にも、立論の土台として本書は
踏まえるべきかと。

薬師院仁志氏の『地球温暖化論への挑戦』は、データの検証過程が、ちと辛い。
ビョルン・ロンボルグの『環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実
態』は、分厚すぎるし網羅的すぎて、敷居が高い。
そういう場合は、簡便に論点が整理されているのでお奨めです。

対談の中で、一部不穏当な発言が「(笑)」付きで記載されているのは、やや本来
の主張を損ねるものかと思いますが、提示されている立論は非常に重要なものだと
考えています。

追記:引用されている原文を確認のうえで・・・、橋爪大三郎氏は、本当に社会学者
なのか非常に訝しみます。 (kogonil_35/2007-12-16)
環境問題に挑む七人の侍 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
環境問題に挑む七人の侍をご紹介しよう。

薬師院 仁志 帝塚山学院大学教授 社会学
 地球は本当に温暖化しているのか、(20年ほど前は冷却化と言っていた。)
 温暖化しているとすれば、人為的現象か、自然現象か(太陽活動との関係はどうなんだ)
 二酸化炭素のせいなのか。(温暖化したから二酸化炭素が増えたという考えもある)

武田 邦彦  中部大学教授 日本アカデミー工学理事
 ゴア氏の「不都合な真実」では、地球が温暖化するとメキシコ湾流が止まり、ヨーロッパが
 寒帯になってしまう。と主張しているだけ、海面の水位が上昇するとは言っていない。
 ゴミは燃やすに限る。リサイクルには余分なエネルギーが必要で意味がない。

伊藤 公紀 横浜国立大教授 環境回復科学
 人類とコンピューターは正確な気候モデルを持っていないので、未来の予測は不能である。
 ゴア氏があげている地球温暖化の証拠、事例には、吟味や補足が必要なものが多い。
 (キリマンジャロの雪の消失、ハリケーンの増加、チャド湖の消失は自然が原因)  

渡辺 正  東京大学教授  環境論
山形 浩生 評論家、翻訳家
池田 清彦 早稲田大学教授 構造主義生物学者
 地球破滅論はエセ科学だ。ダイオキシンも、環境ホルモンも空騒ぎに終わった。
 アスベストは危険だが、BSE(狂牛病)になる確率は少ない。
 遺伝子組換食品の危険度は普通の食品と同程度。

岩瀬正則  京都大学教授  鉄鋼精錬プロセスの熱科学とセンサー
 中国による地球破壊はありうる。
 中国は資源を高値で買いあさり、技術も低いため無駄に浪費している。
 中国は温暖化ガスを抑制する義務もなく、今後も資源の無駄使いを続ける。

以上、七人の侍の、主張を要約してみました。
(なお、職業、専門については、単なる市民団体ではなく、個別に活動していた知識人である
ことを示すため載せました。)

本書は合作であるため、バランスの悪さ、矛盾もある。
しかし、個別に言論を行っていた人たちが、ゴア氏のノーベル賞受賞で、日本の環境問題が
ますますおかしな方向に進む事を危惧し、結集した意義は大きい。

今後のこの人たちの動きが、それこそ「台風の目」となるだろう。 (至高の豚/2007-12-31)
地球温暖化論についてはほぼ満足ですが、伊藤氏による「不都合な真実」の"不都合な真実"に論文の出典がなかったことが唯一の不満点です。外国人の固有名はありますが、日本人にはそのカタカナの名前から出典を辿るのは難しいことです。ただ次のサイトには査読論文も多数掲載されており、およその出典の不足を補えます(http://feliscatus.web.fc2.com/)。

この本を読んで感じたのは、岩瀬氏が警告するいわゆる中国の「資源ブラックホール」の深刻さです。すでに中国の資源ブラックホール化が日本の製鉄業の深刻な資源不足をまねいており、その影響が製造業全体にまで波及する勢いとなっています。中国の製鉄業はエネルギー効率が非常に低く、限りある資源である石炭の膨大な消費と環境破壊の犠牲により成り立っており、むしろ排出権取引やCDMなどによって加速されているのが現状です。その暴走を止めることはもはや誰にもできないのかもしれません。

いまや鉄鉱石だけでなく、レアメタルや食料を含むあらゆる資源が中国に飲み込まれています。中国はダルフール紛争に武器を支援する見返りに石油の輸入を確保するなど、エネルギー確保のためになりふりかまいません(これはスピルバーグが北京五輪の芸術顧問を辞退した原因にもなっています)。最近ではチャイナ・リスクやチャイナ・フリーといった言葉も飛び交っていますが、食料に関しては、日本は米の自由化を行いましたが、一方のアメリカやフランスなどは膨大な補助金をつぎ込み、戦略物質として大量の穀物をアジアやアフリカに輸出しています。金属の窃盗事件なども報道されるようになり、金属や食料などの資源のほとんどを輸入に頼らざるを得ない日本の脆弱性が露呈されてきているのが現状です。

石油や天然ガスなどのエネルギーにしても、サハリン2の一時中断などによってロシアなどの資源大国による外交カードとなっています。これは資源大国による新たな「ブロック経済圏」の始まりかもしれません。第二次大戦中の日本やドイツは石炭の液化による人造石油の開発も行っており、エネルギー確保のための緊迫した状況に当時との幾ばくかの共通点を感じずにはいられません。温暖化を心配するよりも、日本は深刻な資源不足の問題や中国の環境破壊の影響にもっと目を向けるべきだと思いました。この本は日本の行く末を憂慮する慧眼の書となるでしょう。 (Rex Mundi/2008-02-07)
環境問題を冷静に議論する ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 環境問題についてイデオロギー抜きで検証した本。

 著者に「日本とフランス」という良書もある薬師院氏。
 既に環境問題についての著書もある武田氏。
 環境問題についての訳書もある山形氏。生物学者の池田氏。
 ダイオキシンについての著書もある渡辺氏。
 気温の測定の難しさを説いた本もある伊藤氏。
 熱力学の岩瀬氏と実力のある論者をそろえています。
 とはいえわかりやすく記述されておりおすすめです。
 ゴア氏とIPCCがノーベル賞を受賞しましたが両者の論には
 差があることも知っておくべきでしょう。
 科学とは何かということについて真摯に考えたい人にもお勧めできます。
 
 良書だと思います。
 
  (きんぐ研究会一同/2008-01-12)
根拠なき「熱狂」@日本版 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あのまま「諸君」の1連載記事として埋もらせるにはあまりにも惜しかった、渡辺正×山形浩生、渡辺正×池田清彦対談がここに甦る。ほか、現在あまりにいきすぎた環境「問題」に勇気をもって水を差さんとする7人の勇者がここに集った。世界のどこからでもなく、日本のこの1冊からバランスの取れた環境論が始まるのではないかと思わせる。時節柄、星5つどころか星100個つけたいそのような一冊だ。

おそらく毎日、毎日古舘伊知郎などの煽りコメントを聞いて、洗脳されていたとしたらこの書籍内容は衝撃だろう。しかし、この書が単に温暖化ブームに便乗した商業的アンチ本でないことは、冒頭に寄せられた渡辺正教授の前書きを読めばわかる。

ポイントは環境論で言われるように資源の有限性の問題だ。日本の、そして世界の限りある資源(これは人であり、時間であり、そして何よりお金)を有意義に使うべきではないかという異議申し立てなのだ。そのために典型例として「温暖化」を取り上げ、対策と称してどれだけ資源が無駄に浪費されているか、あるいはこれからさらに浪費されようとしているかということに対する義憤を、科学的な分析でもって裏付けようとしている。

変な偏見抜きで、まずは書かれていることをそのまま読んで、自分で「環境問題」というものを考えるうえで必読の一冊といえるだろう。 (遊鬱/2008-01-18)
現在の地球温暖化論および環境問題対策に違和感を感じる論客達による論説集。色々な切り口から総合的に地球温暖化に疑問を投げかけ、その本質に鋭く迫る好著である。

まず、薬師院氏は、「温暖化が本当に異常気象を引き起こすのか?」「地球温暖化が人為的なものであるという証拠はあるのか?」「人為的活動がなかった十世紀から十三世紀頃にかけて、地球の気温が現在よりもかなり高かった時期があることをどう説明するのか?」「1970年代には寒冷化の危機が叫ばれていたのにいつの間にか温暖化に変わった。氷河期接近の危機はどこに行ったのか?」といった疑問を投げかける。しかし、地球温暖化論者は誰一人、この疑問に答えなかったと言う。
現在の地球温暖化論議は、科学を越えて「モラルの問題」(アル・ゴア氏)となっており、この理論が科学的に正しいかの検証を行なう気が全くないように見えるところに胡散臭さを感じるという。それは全くそのとおりであろう。
山形氏の「効果のほとんど期待できない二酸化炭素の削減に多大な費用を費やすなら、温暖化で被害を受けるであろう発展途上国への直接的援助に使った方がいいのではないかという議論があってしかるべき」という視点も新鮮だ。
一度、環境対策を業務とする組織が立ち上がると、仕事を確保するために環境ビジネスを維持しようとする力学が働くという指摘も納得させられた。

科学的裏付けなしに世界中が対策に突っ走っている地球温暖化問題を立ち止まって考え直すのには最適な1冊であろう。
(本格派/2008-02-25)
現時点でCO2が温暖化の原因である根拠は
不明であるという事実を知る読者なら
全ての議論を肯定できるでしょうが、ほぼ
全ての国民は低炭素社会を達成しなければ
未来は訪れないと妄信しているのですから
もう少し分かりやすい図などがあった方が
よかった気がします、ビュルン・ロンボルグの
本を引用する方が多かったのは環境問題という
分野の専門家がいかに一方的なイデオロギーに
洗脳されているか良く分かる現象でした。
この本の著者は無論違いますよ!
イラスト付きでお子さん向けにもう一冊
書いて欲しい良著でした。
(コンキチ&ナターシャの絵本ナビ/2008-06-23)
 Co2の排出削減を本気でやるなら、全国の電力会社が出力を下げるしかないのですね。誰かのお宅で冷房温度を28度に設定しても、作ってしまった電気はどこかで使われてしまいます。排気ガスを撒き散らす車は、ハイブリッドカーなど性能のよいものを作ってはいけません。なぜならみんなが余計に乗るから。燃費が1キロという乗用車を作れば、みんな乗らなくなりますよ。クールビズだって、新たにそういうファッションの誕生だからGDPは拡大します。Co2の削減は、つまるところ経済の縮小のはずなんですね。
 リサイクルについても、ごみの分別など個人の環境問題参加意識をくすぐって、その先では同等の製品を新たにつくるより大きな手間隙・石油・資金を投入して再利用をしていると言う指摘。ECOはEGOか。 (yasubei6/2008-06-01)
数人の筆者による執筆、対談編集本
肩書き(権威)から絡みとると東大京大早大などの教授が名を連ねている。
個々の方の主義主張は「なるほどな」と思わせる部分もあり、国を憂う気持ちも分からないではない。何冊かのこの手の本を読んで感じるのは、地球温暖化の根本的な原因がクリアーカットに示されていな現状(科学万能ではないので当たり前の話であるが)をある人は過激にCO2は悪の根源だと言い、またある人は、CO2などまったく関係ないと言い切る。
結局小市民的には「どっちなの?」となる。
科学論文の結論から導かれるディスカッションや示唆は時に未来を予測し、また未来において否定される。特に地球温暖化という未来予測は現在の科学技術でどこまで言い切れるのかが専門家の中でも意見が分かれているのであろう。また地球温暖化という問題は既に科学という文脈から政治経済の文脈にある種移行してしまった感もある。
小市民としては、悲観的データ解釈と楽観的データ解釈、さらには政治外交問題まで読み込まないといけないのだろうか。
また本書末尾に参考文献としてかなりの書籍をコメント付きで載せているが、編集者と出版社の何らかの意図的な構成が気にかかるのは自分だけだろうか。 (dream4ever/2008-04-12)
もう政治的茶番は御免だ!! ||||||||||||||||||||||||||
 個々の執筆者の誠意を疑うものではない。しかし、出版社と編集者の姿勢には大いに疑問が残る。
 本書の末尾には、「編集部」による、関連図書ガイドが付されている。それ自体は、様々な書籍を網羅して、大変参考になったのだが、その中の一冊、アラ・ヤロシンスカヤ『チェルノブイリ極秘』紹介の下りに、疑念を生じさせる箇所がある。

 その本の訳者が、ソ連以外の国で起ったときも、情報が国民に公開されるのか、と疑念を表明している点に触れ、自由世界も共産世界も五十歩百歩とみなし、共産主義世界の公害や言論統制を軽視しようとする、日本の進歩的知識人によく見られる兆候を示している、などと決めつけている。
 ブックガイドとして、それこそ、余計な言及であろう。そんなことは、その本を読んだ個々の読者が自分で判断すればいいことなのだ。
 また、自由世界なら当局以外の物でも放射能探知機を持っている、などと書いているが、自由世界でも、ごく限られた者しか、そんな機械を所持していないだろう。
 さらに、環境問題に何の関係もない、佐藤栄作の日記まで持ち出してきている。

 本書に収録されている論考や対談は、ほとんど「諸君」に掲載された物だが、「編集部」の姿勢を見ていると、例えば、天皇の戦争責任や南京大虐殺を巡っての、岩波/朝日文化との政治的対立を彷彿とさせ、はなはだ気色が悪い。
 もし、岩波/朝日勢が、地球温暖化に疑義を表明する立場を鮮明に取ったら、文芸春秋は、逆に、本書に収めれた著者たちを反動呼ばわりするのだろうか?

 なお、本書では、著者の一番上に武田邦彦氏の名前が冠せられていて、武田氏が主要著作者のような印象を受けるが、、武田氏が関わっている論考/対談は、9編のうち、2編にしか過ぎない。最近の武田氏の著作の売れ行きに便乗した商法だろうか?
 武田氏の愛読者は、要注意だ。 (柴風/2008-03-22)
これらの著者の主張が正しいのかどうかはわからない。というか、これまでリサイクルとかゴミの分別とかに平均以上に気を配ってきたつもりだったので、にわかに信じたくない気持ちもある。

だが、リサイクルの名の下に(というかこれを免罪符に)モノを捨てることに対して罪悪感が薄れていたことは確かだ。その他にも「資源をセーブする方向へ向かっていない」、あるいは「もともと使っていた資源よりさらに多くの資源をつぎ込んで」しまうリサイクル批判にはかなりの説得力がある。

しかし、環境保護の利権うんぬんという話は、こういう利権がらみで後戻りできなくなってしまったことって別の分野にだっていっぱいある。そういうものをすべてなしにしてしまえというのは、ちょっと日本社会の現実を見ていない、というか、理系人間が自分の専門の中で正義感を振り回しているような感じもなくはない。行政内部にはそんな無駄遣いは山ほどあると思う。むろんだからそれで良いと言うつもりはないのだが、これだけが突出しても問題だろうという気がする。

あと、どなたかが書いていたが、私も編集部による後書きにはものすごい違和感を感じた。これらの著者を保守的な陣営に強引に引っ張り込むようなものすごく嫌なものを感じた。ノーベル賞を贈った方が、あれは間違いだったと言っている佐藤栄作の日記の引用は、あまりに唐突で意味がわからない。あれはないだろう。

この後書きだけで星二つ減点。あの後書きがなければ星4つにしたところ。 (カッタルコフスキー/2008-10-09)
実質的な議論は他書で |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「反地球温暖化論」一派が結集して気勢を上げている本だ。本質的なところは最後に挙げてある他書を読むべきで、一緒に気勢を上げる気分の人以外が読んでも仕方ない。私も、すらすら読んで、ハイハイと思ったけども、特に残るものはなかった。どっちの立場の人にもあまりお薦めはできない。 (shibchin/2008-02-21)
歪曲しているのは誰か |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
米国の大統領選挙の現在の3人の候補者はいずれもが温暖化問題に痛切な関心をいだいていて次期政権で米国が方向転換するのは確実である。夏期の北極海は記録史上初めて割れ目をとおって船舶が南から北に通行できるようになった。今年の極観測年の人工衛星による観測でグリーンランドの氷床は予想より遙かに速い速度で質量を失いつつあることがわかった。陸地の氷が崩壊して海水中に入れば、生にに海面上昇をもたらす。南極の氷床も今まで重量が増加していたが、最近は減少しつつあるが、以前の真鍋らの予想の通りである。IPCCは早急にワークグループを開いて第4次報告書の海面上昇に関する数字を訂正するといわれていて今世紀中にも1.5m-6mの海面上昇が起こるという報告が予測される。かって英国の王立科学協会がエクソン・モビールに異例の手紙を送って科学を歪曲するための資金提供をやめるように促した。Newsweek 誌によると米国の石炭石油業界が” denial machine”を結成したがその目的は、科学者の間にコンセンサスがないと思わせるように御用科学者に資金を提供するためである。かってタバコ業界がとった作戦をまねたものといわれる。薬師寺のいう氷河化の問題は1970年代、シュナイダーらの論文が発端であるが彼自身がこの論文の翌年には計算間違いを認めて二酸化炭素の温室化効果が効きはじめて地球が温暖化に向かうと訂正している。この本で引用されるのは古いデータばかりで温暖化問題のように急速に膨大な観測データが集積され解析が進んでいる時代に時代錯誤を感じる。ロムボーグが引用されているが彼のだす数字はいつも?で、例えば、二酸化炭素削減のための費用もアメリカの著名なコンサルタント会社マッキンゼーの推定よりオーダー大きい。今年の冬はナニーニャがきていて寒いがまもなく去って元の暑さに戻ると予測されている。 (地球太郎/2008-02-17)
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温暖化を食いものにする人々 地球温暖化という“都合のよい真実” (別冊宝島 1507 スタディー) (別冊宝島 1507 スタディー)
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ASIN:4796661816
宝島社(2008-02-07)

売上順位:19554
¥ 980(中古:¥ 399)

所属カテゴリ:
文学・評論
レビュー総評点:146
良い資料です ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「地球温暖化」というタームにいつの間にか、みんな無批判で馴らされて
しまっている現在、ちょっと待てよ?と考えてみたい人にはピッタリです。
排出権取引など、ややこしい部分についてかなりページを割いて説明して
いますので、その勉強の入り口としても好適です。

もちろん、この一冊だけで全てを判断してしまうのは愚かですが、まずは
考えるきっかけを作るには、お値段も手頃ですし、ブックレットで読み
やすいのでお奨めです。
(エルカセット/2008-02-16)
小生40台半ばであるが、子供の頃に読んだ科学の本は、ことごとく将来は氷河期になる、と書いてあったかと記憶している。

本書でも触れられているが、全地球的には必ずしも温暖化しているとは言い難いのが事実だろう。

ものごとを鵜呑みにせず、しっかり自分で考えるのが大切だと思うが、本書は環境問題とは何か?を考える入門書としておすすめしたい。 (mikeexpo/2008-06-22)
地球御単価問題の入門書 |||||||||||||||||||||||||||||||
昨今地球温暖化問題が騒がれていますがテレビや新聞ではすでに「地球は温暖化する!のが規定事項のごとく語られていますがそれに何か釈然としない物を感じていました。この本を読めば「本当はどうなの?」という疑問についてのとっかかりを知るには良い本だと思いました。「温暖化はしていない」「温暖化は人類の活動よりも太陽が原因?」「いや温暖化している」など各論が掲載されているので是非読んで自分なりに考える入門書としてはおすすめです。「温暖化は金になる」というというというものに警鐘を鳴らしています。価格も手ごろです。 (あずさ2号/2008-03-18)
地球温暖化定説の嘘と、温暖化利権に群がる人々とを、豊富な図表と写真で分かり易く解説する。

第1部では「地球温暖化が起きていない証拠」と「今後も地球温暖化を原因とする危機的状況は起こらないこと」を分かり易く説明してゆく。
何度言っても言い足りないくらいだが、「地球温暖化が二酸化炭素を主な原因とすること」「地球温暖化により、異常気象が頻発するようになる」というのはひとつの仮説に過ぎず、何の根拠もないのだ。
第2部では、いままで余り取り上げられてこなかった、環境対策利権で稼いでいる組織と人々にスポットライトを当てる。
今、食料の高騰と石油の高騰の最大の要因となっている投機マネーが、二酸化炭素の排出権ビジネスをにターゲットを定めつつあるというのだ。生真面目に排出削減目標の未達成分をの排出権を購入することに決めている日本にとっては、その額がいくらでも膨らみかねない恐ろしい事態が待ち受けているのである。

すでに社会に深く根付いた感のある「地球温暖化二酸化炭素原因説」が単なるひとつの仮説に過ぎないことを世の中に知らしめるには、こういった読みやすそうな体裁の本が数多く出版されることが必要であり、その意味でたくさんの人に読んで欲しい本である。
(本格派/2008-07-07)
 今、地球温暖化問題をことさらに主張する人は、問題を煽ることで利益を得る人たちだと思う。リサイクル絡みで大儲けをしている企業、原発を売りたい大企業、規制の強化などで天下り機関を増やしたいお役所、情けないことにそれらに迎合する研究者や大手のマスコミ。彼らに言わせれば、せっかくこの問題がトレンドになったのに、文句を言わずに黙って従ってほしい、ということ。中国やインドで膨大な数のクルマを売りまくっておいて、片やスーパーのレジ袋の削減で温暖化防止に貢献したなど、まったくお笑いぐさだと思う。でもこれが通用するのが、日本という国の良さではないか。 (SMITH/2008-04-12)
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私のお薦めの本
CO2温暖化懐疑論
 
w:13 h:18 276page
地球温暖化論のウソとワナ
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ASIN:4584130701
ベストセラーズ(2008-04-26)
渡辺 正
売上順位:28464
¥ 1,680(中古:¥ 1,050)

レビュー総評点:316総評点300以上の注目商品
地球温暖化の科学−太陽活動と気候変動 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
中身が非常に優れているだけに、タイトルと編集に少し文句を言いたい。タイトルの論調はいささか扇動的であり、冷静な議論を行っている内容にふさわしくないと思います。内容を反映するなら、「地球温暖化の科学−太陽活動と気候変動」などのタイトルの方が相応しいのではないかと感じました。数多くの引用論文もできれば日本語にせずに、英語表記のままでよかったと思います。とはいえ、数多くの論文をいわば総説としてまとめた価値は高く、また日本語で紹介されたことで、一般の人へ最先端の科学に触れる機会を提供した意義は非常に大きいと思います。なので星五つにしました。

渡辺氏も共著者となっていますが、内容のほとんどは伊藤氏の執筆によるものです。つまり、この本は、伊藤公紀氏の「地球温暖化−埋まってきたジグゾーパズル」の続編にあたり、新たに、2008年までの気候変動に関する最新のデータをフォローしており、現時点で手に入る最良の資料だと思います(たとえば次のサイトで紹介されている2008年のラマナタンらによる着色エアロゾルの論文も取り上げられています:http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/03/26/soot-in-the-greenhouse-and-kitchen/)。

また、気候変動の原因は温室効果ガスだけではないという立場から、大気汚染物質を含む気候変動に関する包括的な対策の提言もあり、政策的な面でも大変参考になると思います(上記サイトによると、NASAのハンセン氏らもCO2よりもススなどの大気汚染物質対策を優先すべきとの提言が2000年に行われている)。類似書にフレッド・シンガーらによる「地球温暖化は止まらない」があり、特に長期の気候変動に力が入れてあります。一方、気候と太陽活動の関係に対する詳しい解説や、「アークティック・ヘイズ」や「アジア褐色雲」などの大気汚染を含む様々な気候変動要因、さらに、有効な政策としての気候変動対策などを知りたい人には、こちらの伊藤氏らによる本がお勧めだと思います。 (Rex Mundi/2008-06-15)
地球温暖化問題の問題点を詳らかに明らかにした一冊 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本の温暖化懐疑派の代表たる渡辺教授と伊藤教授がここに一冊、温暖化に対して懐疑的であるその根拠について縦横無尽に語り尽くす。

地球温暖化話は科学的に合意・論議されているレベルを遥かに超えて絶賛暴走中。結果、科学的には京都議定書を守ることにほとんど意味がないのに、馬鹿正直に空気なんか買う羽目に陥っている日本はまだしも、バイオ燃料などという代物のせいで穀物価格が高騰し途上国の多くの人々が100年後の「予測」ではなく、今現在苦しんでいる。

そんな状況に懐疑を一瞬でも抱いた人にはぜひとも何が何でもこの本をお勧めしたい。星は5つどころではない、100個つけても構わない。おそらく、現時点でこのような賛辞を贈ること自体、おかしな人と思われるかもしれない。しかし、私はこの本の冒頭に寄せられた渡辺教授の未来予測(に名を借りた痛烈なマスコミ批判)を信じることにした。

科学的なレベルでいえば、そもそも気温はきちんと測れているのかといったレベルから、温暖化しているとしてそれは本当に二酸化炭素の排出が原因なのか、はたまたたとえ二酸化炭素が原因として有効な対策はあるのか、さらにいえば温暖化の程度はそんなに大騒ぎする問題なのかとこれでもか、これでもかと反証材料を揃えて強烈な疑問を投げかける。

また、単なる科学的な観点からの懐疑材料のみならず、政治特にアル=ゴア自身の不都合な真実、京都議定書の不都合な真実など政治的な部分にまで守備範囲は広がっている。そして、ただたんに批判をなげかけるだけでなく、最後にはマスコミ報道の、(科学)教育の、社会の在り方にまで淡々とそして切実に言葉が繋がれ伊藤教授の祈りのような文句とともにこの本を閉じたとき思わず息をそっと吐き出してしまった。

タイトルあるいは出だしから受ける印象と違ってこれはまさに真摯な科学者の警世の書なのである。 (遊鬱/2008-04-29)
『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』(武田著)の後に
続けて読み、『偽善‥』の非科学性にウンザリしていたところだった
ので、本書ではしっかり根拠を示しながら、「科学」が書かれている
のにまず好感が持てました。(他の書評者も書いているけど、
タイトルの『ウソとワナ』はちょっとセンスなさ過ぎ。これでは
『偽善‥』と同レベルの本だと思われてしまいます。)

本書の内容は、まず第1章で、温暖化論の根拠となる世界各地の温度
について検証し、必ずしも精度高く測定されているわけではない
ことを主張します。(これは正しい主張だと思います。)

次に第2章で、確かにこの半世紀で世界の平均気温は上昇している
けれども、この程度の上昇は過去にも何度か起こっており、
必ずしも現在の平均気温の上昇を、空気中の二酸化炭素濃度の
上昇だけに帰するのは時期尚早と主張します。
(これも正しい主張と思います。)

続く第3章では、最近は何かと「異常気象」とマスコミが大騒ぎ
するけれど、この程度の「異常気象」は確率論的には数十年に
1度のバラツキの範囲内で説明できることが多くあると主張します。
また第4章では、アル・ゴアの「不都合な真実」に対し、例を示し
ながら具体的に反論していきます。
(これもある程度正しいと思います。)

最後の第5章では、まとめとして、京都議定書の目標、気候変動及び
温暖化問題に対して日本が取るべき対応について、著者(渡辺・伊藤)の
主張が述べられるのですが、ややヒステリックになっていて、
書評者はアグリーできません。

たとえば、「日本はEUに嵌められた」とか、「CO2の増加と温暖化は
「悪」なのか」「省エネもエコ活動もCO2を減らさない」等の渡辺の
主張は、1〜4章までに積み上げてきた伊藤のクールで科学的な
スタンスを根底 から覆すものです。京都議定書で約束したCO2の
6%削減の目標が達成できなくなりつつあるので、言い訳をしている
だけに見えます。 (この人たち、出来ないことを正当化するための、
政府おかかえの 御用学者?と勘ぐりたくなります。)

ということで、第5章はまったく評価できません。
ただ、1〜4章は読む価値あるので、☆4個とします。
(錆びたろう/2008-09-17)

 「北海道洞爺湖サミット(7月7日‾9日)」の開催まで、残り少なくなってきた。このサミットの主要な議題の一つに「地球温暖化対策」があるが、高橋はるみ・道知事も「サミット記念・環境総合展」(6月19日‾21日)など、「地球環境問題」を前面に押し出したイベントを開催するようだ。さて、メディアの煽りを受け「集団ヒステリー的なニオイ」(渡辺正氏)もする「地球温暖化」の問題について、私たち素人は、きちんとした科学的立証がなされている、と考えがちである。

 ところが、「温室効果ガスの増加→気温上昇→気候変動」というプロセス、つまり「温室効果ガス(具体的にはCO2)による地球温暖化」なるものは、どうも当書を読む限り、科学的に大変“危うい”。それに加えて、ある種の“胡散臭さ”も否定できず、まさに「史上最悪の科学スキャンダル」(同)と呼ばれる可能性がある。そして、この問題が脚光を浴び出したのは、アル・ゴア氏(元米国副大統領)の著書と映画(『不都合な真実』)などによる“情宣活動”が非常に大きかったと思われる。

 その結果、ゴア氏は07年、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)とともに、ノーベル平和賞を授与された。だが、このゴア氏の主張の“いい加減さ”に関しては、本書第4章で詳述されており、事実、英国の裁判でも教育上配慮すべき厳しい“指摘”を受けている(伊藤公紀氏)。そもそも、このCO2による「地球温暖化」問題は、政治的なバイアスが掛かり過ぎており、本件の発端となった 1988年のジェームス・ハンセン(NASA)の米議会証言も、そうした穿った見方を私はしてしまう。

 「地球温暖化」における最も強力な温室効果ガスは「水蒸気」であるらしいが、“CO2悪玉論”の背景には、「ゴア氏を筆頭とする政治家が大きな役割を果たした」、つまり「初めから政治的要素が大きい」(同)のである。「メディアがCO2排出削減を訴え、国民がこれほどCO2を話題にする国」(渡辺氏)は日本ぐらいだそうで、「気候変動枠組条約」(1992年)や「京都議定書」(1997年)の問題点、さらにバイオ燃料による食糧危機なども含め、私たちはもう少し冷静に議論する必要があるだろう。 (仮面ライター/2008-06-17)
 第1章「地球は本当に温暖化しているのか?」では,IPCCなどがいかに都合の良い情報だけを取り上げて温暖化論を述べているのかが理解できる。第2章「気温を変動させる原因は何か?」第3章「異常気象は本当なのか?」では,様々な観測データをもとに気温を変動させる原因について書いてあるが,話がやや専門的なものとなっており,半分くらいしか理解できなかった。読むのにも疲れた。第4章「ノーベル章『不都合な真実』の”ご都合主義”」では,アル・ゴア氏の警告に多くの問題点があることを指摘している。そして,第5章「「京都議定書」の反省から将来を望む」では,これから日本が「環境問題」という非科学的であり政治的な問題にどう向かい合っていけばよいのかという方法論を語っている。その上で,「恐怖と利益」に動かされることなく,できるだけ正確な情報を入手して,本当に意味があることが何なのかを考えなければならないと警告している。
 また,文中にある「少なくとも80年代以降に「酸性雨」も「酸性雨の影響」も存在しない」や「中国やインドからのススが温暖化に影響する」という話は,今まで聞いたことがなく,いかに今の日本人が情報操作され,偏った情報しか受け取っていないかを実感した。これは,民主主義国家であるはずの日本のマスコミの力が弱いことの何よりの証拠だと著者は指摘している。
 特に,後半の第4章,第5章は非常に読み応えがある。中盤の内容は少し難しいので,その部分は読み飛ばしてもよいかもしれない。 (長谷川 純一/2008-09-05)
正直なところ、中身については「すごい」としか言いようがありません。「地球温暖化」というと、なんとも「科学の表面なぞっただけ」の説明が頻発しますが、本書は別。専門誌に投稿するような内容を広く取り扱い、各種データ等も示しながら「巷で言われていることの問題点」を議論しています。
 現在、「このレベル」で語ることが出来る人物というのはかなり限られてしまうのではないでしょうか?。ということで、本書は貴重な存在と思います。

 ただ、惜しいことが一点(決して著者の責任ではありませんが)。
本書は「一般の方には読みこなすのが少し難しいのでは?」と感じるのです。この問題は普通の、必ずしも科学のバックグラウンドを持たない人たちからも大きな興味をもたれています。
「そういう人たちに理解してもらう」という視野を持って本書の内容を伝えられると、もっといい。新書くらいでどなたか挑戦していただけないものだろうか?。

 「本書の中身を理科の素養のある一部の人間だけのもの」にしておくのはあまりに惜しい。 (Frypan/2008-07-31)
「地球温暖化」を本当に詳しく分かりやすく書いてある素晴らしい本です。皆さんも是非とも読んでみてくださいm(__)m (☆獅子クン☆/2008-07-31)
皮肉なものだ。。
ゴア氏が提唱したCO2=温暖化理論がビッグ3の衰退、ひいては米国経済への大打撃の引き金となったとすれば。。
アンチ米国にとってはゴア氏はノーベル賞にふさわしい。 (やしぴ/2008-12-11)
この本の主張する「温暖化とは現在といつの時代を比べて『温暖化』したのか?」「二酸化炭素の排出量の増量は本当に地球の温暖化を生み出しているのか」と言う主張は、都合の良いエビデンスを集めているのでは...と言う懸念もあるものの、非常に説得力があります。

あと5年もすれば、地球温暖化が本当に懸念すべき問題であるのかどうか、明らかになると思います。本書でも触れられていますが、今では誰も「酸性雨」のことなど口にしないように!

将来もう一度読みたい。そんな本です。 (浪速のスライサー/2008-10-11)
IPCCのデタラメを暴いて胸がすく思いがする。ようやくこういうのが出てきてくれた。マスコミはみな懺悔せよ。年金官僚よりもはるかに罪が重い。ただし、先生方も頭にきているのか、とにかくデタラメをこき下ろすことに終始してしまっている。かえって、著者達の良識や品格に一抹の疑念が生じかねないのが気がかり。あまりにひどい温暖化狂想曲にはこういうカウンターパンチも必要と、レビュアは思いたい。そういう意味では赤祖父博士の近著が最高の名著である。矢沢さんのものも好著。特に要路の方は、あわせて読まれることをお薦めする。 (コモンセンス/2008-07-26)
経済学及びIT分野のアルファブロガーである池田信夫blogの推薦図書。
地球温暖化がいかに「科学的にはあやしい」ものであるかということを、これでもかこれでもかと色々な事象を提示して訴える書。

それにしても、本書冒頭の近未来の新聞記事のような事態に、われわれは突入してしまったのだろう。 (mikeexpo/2008-08-20)
とくに若い読者に! |||||||||||||||||||||||||||||
地球温暖化についての議論のあちこちに疑問、反論を投げかけているが、各論の些末について疑問を呈し、そこから地球温暖化はデマであると主張するのは、揚げ足取りで、著者等の二人よがりであろう。論法もたとえ話を乱用している。節電しても意味がない、それは浮いたお金を他に使うことで二酸化炭素の放出にいずれにしても荷担してしまうからだ、というような消費者をバカにした根拠のない議論が全編を通して主張されている。確かに地球温暖化や、その対策には疑問があるかもしれないが、このような本に騙されてはいけない! (読者/2008-09-07)
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地球温暖化と環境問題を考える
CO2温暖化懐疑論
 
w:12 h:18 317page
環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks)
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洋泉社(2007-09-12)
武田邦彦
売上順位:1684
¥ 1,000(中古:¥ 198)

レビュー総評点:2154総評点300以上の注目商品
論点の整理 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本書の論点を整理して見ました。ご参考にどうぞ。

 1 過去の環境問題
  ・1940年〜1970年半ばまでは、気温が低下し続け、寒冷化が問題とされていた。
   この期間、二酸化炭素は増え続けている。なぜ、二酸化炭素が増えているのに寒冷化が
   進んだのかは、明らかでない。
  ・1980年代〜1990年代は「オゾン層の破壊」が問題とされていた。
   今は、温度が低くなるとオゾン層が減るという説が有力になり、「オゾンホール」の
   報道はすっかり影を潜めた。
   =>過去の環境問題は誤りだった。

 2.現在・将来の環境問題
   IPCC=地球温暖化に関する政府間パネルによると
  ・1906年〜2005年で地球の気温は0.74度上昇した。
   今後100年で2.8度の上昇を予想。(平均シナリオ) 
  ・1961年〜2003年まで約40年で海面水位は7センチ上昇した。
   今後30年では約11センチの上昇を予想。 
   =>過剰な悲観論は不要。
 
 3.報道の問題
  ・メディアは誇張的姿勢が強すぎる。
  ・権威ある報道機関が、100年間で気温は6.4度上昇し、30年間で海面水位が
   59センチ上昇という、極端なシナリオに基づくものを予想値として報道している。
  ・南極の氷が解ける映像は南極の一部を撮ったにすぎない。
  ・道路やスーパー、小学校が水浸しになる環境問題PRのCMがあったが、全く根拠がない。
  ・ツバルの水没、ハリケーン・カトリーナは、地球温暖化との関連性は立証されていない
   =>メディアの偏った報道が環境問題への誤解を生んでいる。

 4.リサイクルの問題
  ・ペットボトルを焼却することは何の問題もない。
   ペットボトルのリサイクルはかえってエネルギーを無駄に使っているだけ。
  ・ゴミは焼却する方が良い。
   ダイオキシンの毒性は今まで考えられていたより低く、危険なほどにはでない。
   =>現在のリサイクルは、問題の解決の方向とは逆に向かっている。 

 本著は、環境問題への疑問提示が、うまく論理展開されていないため、一読して怪しい印象
 を受ける。
 重要な指摘事項は極めて多いが、残念ながら傑作とはなっていない。
 著者の次作を大いに期待したい。
(至高の豚/2007-12-14)
マスコミの情報に流されやすい日本人に警鐘を鳴らす ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第1章第1節から衝撃だ。
温室効果ガス排出量削減のための京都議定書は、EUが使ったトリックにより、基準年を1990年とすることでドイツとイギリスは1997年の会議の時点ですでに目標を達成済みで何の障害もなく批准、アメリカはそのことに加えて発展途上国が対象外という議定書の不公平を見抜いて批准せず、日本だけが1997年比で19%という達成不可能な約束をしてしまうという言わば不平等条約であったこと。そしてそれをまったく説明してこなかった政治家とマスコミ。
ロシアが批准したことで議定書が発行したことをマスコミはこぞって歓迎したが、全く喜ぶべきことではなかったのだ。

危機が叫ばれている地球温暖化の問題自体も、じつは環境問題ではなく作られた政治的問題なのではないかということ、ペットボトルのリサイクルは石油から作ったペットボトルをたったの1回余計に使いたいがために、石油から作るときの何倍ものエネルギー(要は石油)を使って再びペットボトルにして貴重な石油を浪費してしまっている、など我々の頭の中の常識・思い込みを気持ち良くぶち壊してくれる。

物事の本質を見抜くことができずに杜撰な政策を推し進める日本政府の分析能力のなさにも大きな失望感を感じさせられた。 (本格派/2007-11-22)
環境対策も利権撲滅も大事 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私は科学者ではないので、
巷でよく云われる環境問題のデータと
著者が掲げるデータのどちらが正しいのか
残念ながら確認する術を持たない。

しかし公的な研究資金を、エコ推進派に
すべてつぎ込んでしまうのではなく、
推進派に8割、反対派に2割出し
バランスをとっていけばよいのではないか、
という対談での意見は利権撲滅などに
非常に効果があるように感じた。

環境対策はもちろん大事である。
しかしそれを隠れ蓑に反対意見を封殺し
利権をむさぼる勢力があることだけは確かであろうから。 (アジアの息吹/2007-11-06)
評価すべきは勇気 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他のレビューや反論を見て、それを含めた感想です。

何よりも評価すべきは勇気です。

環境問題、環境問題と聞かされ続けてきた我々は、何が「環境」で、どういった過程が「問題」なのかを、いつの間にか「環境問題」「地球温暖化」という単語によって科学的根拠や論理を二の次に、思考停止(脳死)していたように思います。洗脳と言ってもいいかもしれません


本著に記載された論理的事実もさることながら、評価すべきは、一度「思考停止」してしまった環境問題から、再び「考える」機会を与えてくれたこと。
そして何よりも、その機会を提供するために、国家・報道レベル、大衆の常識という「反論」を恐れず、調査結果と持論を展開したことです。

重箱の隅をつつく様なレビューや心ない反論も少数ながらありますが、匿名だから出来るのではないでしょうか。

議論が起これば「リサイクル率などの数値・情報の真偽」が議題になっていますが、武田教授の言いたい事、それは情報がまず先に民に下りてくる真に日本人たる民主主義と、子孫のために環境を守りたい、その一心だと感じます。

未来のために、そのための議論をしましょう!! (太郎!太郎!/2007-11-14)
自信をもってススメられる一冊 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大学でも工学などの理系の学部で環境問題のウソを教える授業が多くなっています。環境学科などもいかに非科学的な環境対策をしているかを説明するといった授業が多いと聞きました。こうした大学で習ったことについてより理解を深めさせてくれる本です。

入試の小論文や社会科など教育の中においても環境についてはウソが生徒、児童に刷り込まれています。もちろんメディアや科学知識をもたない教師、塾講師が助長したのは間違いないでしょう。真の環境を考えるならば正しい知識を教えなくてはいけない。

環境問題に矛盾が孕んでいると思っていたがいまいち理解できないという人にオススメです。
(リュータ/2007-11-19)
早くもツーですか。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 前著に続く本だが、色々と論争を巻き起こしているようだ。罵り合いでなく、健全な論争となるのなら、ある意味著者の意図は達成されていると言って良いだろう。

 重要な点は、誰と誰のどちらが正しいとか、賛成・反対とか、どこのデータや説明が不足とか言う点ではないだろう。それは二の次である。「唯一の正しい事実」を誰も示していないからだ。例えば、著者が良く引き合いに出すペットボトルリサイクルについて言えば、関係者が、ペットボトルリサイクルの資源の使用実態やリサイクルPETの再資源化状況に関して、上手く行っていようがいまいが正直なデータと計算条件を説明すれば済んでしまう話である。もし原理的に破綻しているなら、推し進めるのは無謀だから、早いうちに修正した方が良い。現在は成り立たないのなら、一時中止しても良い。原油価格や人件費、流通量、技術、回収システムなど、条件次第ならそれを示せば良い。もちろん、上手く行っているのなら堂々とそれを示せば良い。

 温暖化に関しては「気候変動やその結果起こることについては現在はまだ良く分かっていない」というところだろう。このこととは別に、倫理的な意味でも資源やエネルギーの節約は重要である。企業等は、組織体の維持や飯を食う心配が目の前にあるが、それに束縛されない国・公共機関・研究者は、「本当に資源・エネルギーの総量を減らしつつ、こころの豊かさを達成する社会の設計」という研究・検討テーマに、そろそろ心から没頭すべきと思えるのだが。また、経済活動やグローバリズムに捉われ過ぎずにしかも食って行く、という意味では、もっともっと農漁業が振興されてしかるべきと思う。

 本当のところ日本においては、50〜100年スパンの温暖化よりも、20〜40年スパンの一部資源の枯渇よりも、政治や経済や学問や産業技術が空洞化してガクッと来ることの方が、私には実感として怖いと思うのだが。 (環境太郎/2008-01-07)
教訓となる本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まさかとは思いました。が、もはや環境問題だけではないでしょう。
全てに通じる、人の上に立つ立場の人間の精神の問題。
景気低迷の中、こんな偽装も「消費が美徳」とされる世の末の姿でしょうか?
本当に国も世界も、一部の過剰な私利私欲のために、
その他大勢の弱者を消費奴隷の如く扱うような
心無い世の中になっていく様に思えてならない。


(↓本の内容とはずれますが、世相を考えさせられます)
企業の販売促進のための洗脳的な宣伝や偽装、
メディアの情報操作、年金問題、新興宗教、ホワイ○バンド?など。
景気の長期低迷やサブプライムは世界を不況に陥れて何か欺こうとでもしているのか?
世界のピラミッドの頂点に君臨する大本は一体何なのか?
・・・もはや作為を疑えば切りが無い状況。


そんな疑いを常に持ち続けなければ搾取されるだけなんて、
もう国は守ってはくれませんね。
本当の意味で大勢の人を目覚めさせ、教訓となる本ではないでしょうか。
世界規模でこんな事になっていると知ったら、
若い人は国や政治に対してどう希望を持てというのか。。

この本を発表した著者の勇気、すばらしいです!! (katu/2008-01-22)
自分の愚かさに気がついた ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガソリンに変わる燃料としてバイオエタノールをどんどん作ればいいじゃないかと思っていたが
現在ではまだ食べ物で生産してる状況(研究はされてて将来的には変わるかもしれないが)
世界で食べ物が満足に取れない人々への影響を忘れてました

そして、深くも考えずにリサイクルと言っていた自分が恥ずかしい

京都議定書=日本のM性を表してるような気がする

知ることの1冊としてはいいと思います (竹坊(百合に目覚めてしまった人/2007-11-14)
メディア・バイアス |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前作に続いて、今作も武田先生の説に賛成である。

どこかで利権が絡んでるとしか、言いようがない点が多すぎます。
特に、レジ袋の有料化、マイバック持参の促進に対して言える。

「環境」という言葉に踊らされ、逆に石油消費量が増加の一途を辿りそうである。

また、レジ袋の削減・有料化により、マイバックの使用者が大幅に増加したとする、
そうなったら、かなりの石油消費量になるであろう。

それよりも、最近の風潮である、スーパーの24時間営業などの方が、
電気の浪費など、環境面での配慮に欠けると言えるのではないか?
ここに利権が絡んでるのではと、疑いたくなる。
なぜ、ディテールをメディアは問わないのか?

また、京都議定書による削減目標に到達するために、
日本は排出権取引で他国から、排出権を購入も視野に入れているが、

一国の経済力に物を言わせてお金で解決するという、
単に削減目標さえクリアすれば良いというのは、
世界的側面から「環境」を考えた場合に間違いであろう。

他国に数兆円を支払い、一時を逃れても、
発展途上国の経済成長の際に生じる排出量を考えれば、意味のないことであろう。

他国から購入するよりも、中長期的な視点で考えた場合には、
その数兆円を途上国のインフラ整備費に使用した方が、良いのではないか?
と、倫理観を問いたい。 (STZX/2007-09-16)
メディア・リテラシーの本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1冊目に引き続き購入。1冊目と重複部分が多いのが気になりますが、しかたないか。2冊を通して読んでみて感じることは、この本は、環境問題の書籍ではなく、メディア・リテラシーを学ぶための本として読むのが正しいのではないでしょうか。環境問題は、各メディアのレベルと意識を測るのに最適な話題ということです。
(iima/2007-09-27)
山本弘はこの本に対してどのように反論できるというのか(笑) ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
と学会の山本弘さんも大分もうろくしてきたようです。
前著をトンデモ本だとしてミランカで武田先生と討論していましたが、
見事に撃破されていました。
前回に懲りずに今回の本でもまた論争をふっかけて、
撃退されている姿を拝謁したいものです。

京都議定書は日本だけが著しく不利な条約だというのは、
各種公的数値を見ても明らかです。
イギリスとドイツは1990年の二酸化炭素排出量を基準とすることで
既にマイナス8%以上の目標を自動的に達成していたというのは常識です。
つまり、バカな日本はその経済的成長を抑制される足かせとして
喜んで京都議定書を批准したのであり、老練なEUの国際交渉の罠に
はまったわけです。
こうした経緯を、信頼できるデータつきで明らかにしている本書は
多くの日本人に読まれる必要があるでしょう。

また、議論が沸騰しているリサイクルの是非についても
わかりやすく書かれています。
「週刊ダイヤモンド」もその特集「リサイクルの罠」で明らかにしてくれましたが、
海外へのゴミ輸出を肯定する安井至氏のような「海外リサイクル」派の主張がおかしいことは
もっと糾弾されるべきだと考えます。
生ゴミだけではカロリーが不足するために燃えず
重油をかけて燃やしている現実を知り、
そろそろ意味のないリサイクルを止めるきっかけになってくれれば
と思います。
(DDT/2007-09-15)
環境問題というよりも ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 前著に引き続いて読ませていただきました。

 今回は京都議定書も採り上げており、前著以上に興味深く読ませていただきました。京都議定書については以前からかなり疑問視しておりましたので大変参考になりました。

 環境問題がなぜ正しく伝わらないのかということで第4章にまとめてくれています。政治家、専門家、メディアの問題点を述べておられますがこれは環境問題だけに限った話ではありませんね。政治・メディアの世界全般にわたるお話であると思いました。


 政治・メディアの問題が大きいため仮に全国民が環境問題のウソを理解していたとしても日本は何も変わらない可能性も高いと予想します。環境問題としては武田氏の本が出ておりますがあらゆる分野でこのような問題提起の出版がなされることを望みます。

 信憑性や論理展開など批判はあるでしょうが、前著に引き続いて世間に問題提起をしてくれているということで星5つとさせていただきました。 (読書好き/2008-01-11)
クールビズ? レジ袋の廃止? それは本当に環境のためか ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられて、ベストセラーになった前著の続編。前著でも触れられていた地球温暖化について、京都議定書に仕掛けられたトリックを明かしながら、それが本当は環境問題ではなく政治問題であることを明らかにしていく。
さらに、リサイクルをはじめとする様々な環境政策にメスを入れ、それが本当は環境のためではなく、様々な利権のために利用されていることに言及してゆく。

こと環境問題に関しては、人々の危機感をあおり、不安を駆り立て、よいことをしたいという良心につけこんで、疑問や反論を許さない風潮がある。しかし、私も身近に経験したことだが、地元自治体のゴミの回収に、指定のゴミ袋を使わなければならなくなったときには、「レジ袋をゴミ袋に使ったって、一緒じゃないの? むしろ、専用ゴミ袋の方がもったいないし」と思ったものだ。さらにプラスチックの分別が始まると、毎日のようになにがしかのゴミの回収日があり、これはちょっとヘンじゃないかと思ったりもした。
この本では、そういう普通の人が抱く「本当に環境のためになってるの?」という素朴な疑問が、実は意外に的を射ていることを教えてくれ、前著に引き続き、目から鱗の面白さがある。

では実際に、私たちには何ができるのか。環境問題で問われるのは、常にそのような個人の努力だ。しかし武田氏は、環境省が政策としてなすべきことを何もできないから、個人の努力におしつけているだけ、と看破する。それでもなお、「じゃあ私たちには何ができるの」と自分自身に問いかけることは、大切なことだろうと思う。環境が政治や利権に利用されている現状を打破して、本当に環境のためになることが行われるためには…。 (飛田カオル/2007-09-17)
素人の私にもわかりやすい。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
科学的なことについては全くのド素人の私でも十分に理解できるほど、非常にわかりやすく丁寧に専門的な説明をされている。
議論が稚拙との評価もあるが、紙数との関係ゆえの簡略化もあるのでは。
問題提起は日本人必読だと思う。
読み手を専門家だけでなく、一般の人々も想定してくれているのだろう。
そこに学者の独りよがりではなく、「多くの人が知るべき事実」をより多くの人に提示する真摯な姿勢がうかがえる。
環境問題を語るときに、傍らに必要な一冊だ。
従来的な環境論に固執し、頭が固く、自分の意見を変えることができない人間たちにとってはこの本は「不都合な真実」だ。
とくにまだ染まっていない小中高生に読んでほしい。

自分の頭で判断することの大切さを痛感した。 (モジョ/2007-11-03)
冷静に書かれた“世相本” |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
恐らく...この本を批判している人は,この人と論戦しても勝てないだろうなと思います.この本は,前著に対する反論・批判に応える形で書かれているのでしょうが,“感情論”に終始した話ではなく,むしろ限りなく冷静に書かれている印象です.
ただ,評価は星5つ付けましたが,この方はまだ出し渋っているような気がします.その意味では“満腹感”はありません.

前著に納得いかない方は,コレを読んでみるといいと思います.
それでも納得いかない方は,納得いくまで直接著者に論戦を挑むといいでしょう.
もっとも,(ある意味)平行線のままのような気がしますが.

(しがない写真家/2008-01-20)
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講談社(2008-05-30)
丸山 茂徳
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文学・評論
レビュー総評点:362総評点300以上の注目商品
地球温暖化の真実が理解できる本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者は地質学者で地球科学に関する本を何冊か出しています。
本書は、地球温暖化の二酸化炭素・原因説を否定して、「宇宙線と雲の因果関係」で地球温暖化を説明しています。この「宇宙線と雲の因果関係」の理論は魅力的で、過去千年間の気候変動も説明可能みたいです。雲の量が変われば気温は変化します。地球圏外からやってくる宇宙線の量と雲の量は関係するそうです。
「宇宙線と雲の因果関係」については、渡辺正&伊藤公紀・著『地球温暖化論のウソとワナ』(ベストセラーズ)でも詳しく紹介されています。
気になったところは、丸山氏の地球寒冷化を予想なのですが、科学的な根拠は弱い気がします。現在、太陽は新しい周期に入っていますが、活発化するか沈静化するか判りません。宇宙線が地球に入ってくる量も増えるか減るか判らないと思います。
また山本弘・著『環境問題のウソのウソ』(楽工社)で、明快に間違いが指摘されている槌田敦と根本順吉が主張する「1950年以降の二酸化炭素と気温変化の因果関係説」を掲載しているのは問題ではないでしょうか?本書の価値を下げることはありませんが、改訂版では削除または訂正されることを望みます。
二酸化炭素・原因説の否定の根拠だけに関して言えば、デニス・T・エイヴァリー&S・フレッド・シンガー著(守岡桜&山形浩生:翻訳)『地球温暖化は止まらない』(東洋経済新報社)の方が説得力あると思います。
本書は、池田清彦&養老孟司・著『ほんとうの環境問題』(新潮社)と問題意識で共通点が多く、読み比べることをお薦めします。 (Ookubo/2008-05-30)
本書の6割程度を占めると思われる、著者が専門知識に基づいて
書かれている「これから地球は寒冷化する」との論は、なかなか
説得力があるもので、面白く読めました。

しかしながら、他のレビュアーの方も書かれていましたが、
残り4割の専門分野外のことについては、事実誤認などが多いようで、
注意して読む必要があります。

例えば、輸送中に電気を約50%もムダにしている、などと書かれてありますが、
エネルギー工学をほんの少しでもかじった事のある人にはびっくり仰天な事実誤認です。
確かに熱効率を含めれば熱量の50%程度しか電力にできないというのは事実ですが、
電力輸送の損失は約5%であるというのが常識で、おそらく両者を混同されたのでしょう。

またそれに続く文章で発電効率そのものは高いといえないコージェネを手放しで
歓迎しているところなど、どうかと思います。自動車の例を引くまでもなく、
小型の熱機関の効率が低いのは、工学の常識といえるでしょう。

また人間の生み出しつつある新物質についての記述も、実際には有機物質が多くを
占めると思われますので、元素の数を単純に掛けていって説明するというのも、
いかがなものかと思われます。

(kaz-p/2008-07-16)
未来予測は過去の事実から ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者は地質学に革新をもたらした著名な学者である.断片的に聞こえてきた著者の異説地球温暖化論がここに詳述されている.一般書なので,細かな出典などはないが,説得力は十分にある.スーパーコンピューターによる数値解析の限界,それよりも地球に残された豊富な証拠に基づく気候分析のほうがはるかに信用できる.そこから導かれる寒冷化の予測に対して,我々はどうすべきかについての具体策にも言及されている.

今の温暖化防止対策のほとんどはムダではなく,それに加えて人口抑制とエネルギー,水,食料の確保を指摘している.興味深いところでは,化学物質の乱造によって生態系,人間に未知の危機が生じていることを警告している.これも地球進化と生物進化の知見に基づいている.

ただ,本来の気候変動の鍵とされる,宇宙線が雲をつくるメカニズムは,この本でもイマイチよくわからない.今後の学際的な気候変動研究の進展に期待したい. (モンゴル系宇宙人の父/2008-06-06)
IPCCへの批判や炭酸ガス説否定を超えてさらに寒冷化に対する強い警告を行っている。2035年という比較的近い将来に寒冷化を予測しているのは、かなり冒険的に思います。レビュアは、なによりもまず炭酸ガス説から国民が目を覚まして欲しいと思っているので、少し危惧を感じました。予測通りにならなければ、社会の信用を得られませんから。地質学的な気候の歴史に根拠を求める点は赤祖父博士の著作と共通するが、宇宙線や磁場の変動からさらに仮説を展開し、大胆な予測を試みている。プルームテクトニクスというコンセプトを大胆に学会に提示した著者の面目と個性が反映しているとレビュアは肯定的に思いたいが、少し割り引いてみておく方が良かろう。しかしいずれ寒冷化に向かう点についてはレビュアも疑いを持たなかった。最終章は圧巻である。地球と生命の歴史を大きく俯瞰してある種の文明論にまで展開し、人口減少政策を訴える。先の個性を反映しやや行き過ぎも感じるが、その思索の大きさと深さに感銘を受けた。減少政策とまではいかなくとも、現在の少子化を肯定的に進めエネルギーと食料の盤石な安全保障を計るという点は疑いないはず。本著も特に要路の方はからなず目を通すことをお勧めします。 (コモンセンス/2008-08-01)
CO2増加は温暖化の結果 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 温暖化したからCO2が増加したのでその逆ではない。これを証明するわかりやすいグラフが掲載されている。原因と結果を逆にするとおかしなことになる。温暖化防止対策も無意味なものになる。しかも日本人は非科学的なものに情緒的に突っ走る傾向にある。著者はそれを憂慮し、憤っている。
 将来、巨大台風が続出し、100年に一度の集中豪雨も多発し、膨大な水害の被害が出る。だから防災の公共土木工事を大量発注しなければならない--そのとき喜ぶのは土建国家日本の関係者--というのは評者の見方だが、外れてはいないと思う。
 著者は温暖化は10年くらいで終わり、次は自然の周期にしたがって寒冷化する。そのほうが生活への悪影響は大きく、今から対策を立てなければいけない、という。同感である。
  (Salaam THR/2008-06-02)
2008の年明け多くのエコノミストは予測した。TOPIXは年末には1800〜2000になると。そして9月多くのエコノミストは10月中1000〜1300くらい。エコノミストも専門家。
地球温暖化の主因が炭酸ガスと言っているのも専門家。著者は少数派で炭酸ガスは主たる原因でないと自信を持って主張。そして言う、5〜10年たてばどっちが正しいかわかると。
著者の言う気候変動の主因は
○太陽の活動が活発なら気温は上がる・・これから太陽の活動は弱まる方向
○地磁気が強ければ宇宙線が地球に到達する宇宙線が少なくなり、宇宙線が少ないと雲の発生が少なくなって気温は上がる。・・地磁気は弱まっている。
○火山の噴火活動で微粒子が空中を漂うと光がさえぎられ気温が下がる要因
○地球の軌道が太陽だけでなく、木星、土星との位置関係で変わり気温に影響
○炭酸ガスなど温暖化ガス
この中で太陽の活動、地磁気、火山噴火微粒子の要因が大きい。炭酸ガスは毎年1.4ppmくらい増えているがこれでは毎年0.004℃しか上昇しない。炭酸ガス主因説には無理がある。これに比べて雲が1%減れば1℃気温上昇。
炭酸ガス主因説で利を得る人が政財官学にいて、その人たちはニュートラルではいられない。
地球は45億年前に誕生。全球凍結は23億年前。恐竜の栄えた白亜紀は非常に温暖だった。
現人類が出現してからは12000年前はすごく寒く、ニューヨークの迷い石はこの時の氷河が運んだもの。6000年前は暖かく三内丸山遺跡がそのころ。気温の変化は先に述べた要因が複雑にからむ。これから、地球は寒冷化に向かう。
人類の歴史を見ても温暖化の弊害より寒冷化の弊害がずーっと大きく、このままでは地球は人口が増え深刻な食糧、水不足に陥る。
もっとも、化石燃料の消費を抑えて核エネルギーにうまくつなげてエネルギー不足にならないようにとの深遠なはかりごとであれば炭酸ガス説も分からないではない。 (光が丘/2008-09-20)
タイトルがよくない |||||||||||||||||||||||
タイトルを見て、いわゆるトンデモ本の類かなぁと感じて購入をためらっていましたが、やっぱり気になってしばらくの後に買いました。タイトルが「騙されるな!」というようなセンセーショナルなものでなかったほうが広い読者を得られるのではないかと残念です。内容は、地球環境と人間の真の危機とは何かについて、極めて冷静に説いていて好感が持てました。昨今の「地球温暖化防止」の大コーラスに何か怪しさを感じていましたので、かなり納得がいきました。ゲルマン人の大移動が地球の寒冷化によるものという話など、歴史上さまざまな事件が地球の寒冷化と深い関わりがあるという説は、とても興味深いものです。 (ワンワン/2008-07-04)
論旨に説得力あり ||||||||||||||||||||||||||||||||||
いわゆる地球温暖化論と二酸化炭素犯人説に対する冷静な批判の書。「太陽と地球、そして宇宙の三者の相互作用の物理プロセスを解き明かし、太陽と銀河と地球をめぐるエネルギーの変動原理を解明することによって初めて、未来の気候変動を含む地球環境変動予測が可能になる」(47頁)という立場から、地球温暖化は、基本的に太陽の活動活発化(黒点の増加)や現在の地球磁場による宇宙線放射量の低減傾向などに起因するものであり、地球大気の0.04%を占めるに過ぎない二酸化炭素の増加は極めて影響軽微なその「結果」であって「原因」ではないとし(筆者によれば、コーラを温めれば二酸化炭素が出てくるのと同じ原理とのこと)、むしろ今後はそれらの要因が逆転することによる地球寒冷化(そして人口抑制)こそが喫緊の課題になるであろうと説く。詳細は一読してもらうしかないが、論旨には説得力があり、さすがは名著『生命と地球の歴史』の共著者であると感心させられた。(直感的にいっても、複雑な気象現象が単なる二酸化炭素の増減で説明できるという方がおかしいのは明らかなように思う。)だが、一方で個人的には、現在の地球温暖化論と二酸化炭素犯人説を中心に動いているかのように見える国際政治やビジネスの世界をこれから本当にパラダイム・シフトさせることができるのか否か、暗澹とした気分におそわれてもいる。いずれにせよ、丸山氏のような冷静な観察眼をもった方々を中核として、例えば政府が責任をもってわが国の英知を集め、真偽の検証や対策等に集中的に取り組むべき問題であることを痛感させられた。 (麒麟児/2008-06-02)
この本の内容は2008年日本地球惑星科学連合大会でも取り扱われている。実際の研究者の話にあたりたい人はそちらから。(abstractのみ)
http://earth.jtbcom.co.jp/session/j235.htm

いま流行の温暖化対策の根拠を吟味する上で読んでおきたい一冊
細かい点はこのチームのこれからの研究の進展に期待。
(しん/2008-07-05)
本書では、海水が温められることにより、海水に溶けていた二酸化炭素が放出され大気中の二酸化炭素の濃度が上昇すると解説されていた。このことについては、高校程度の化学の知識があればすぐ理解できるだろうが、ここでIPCCの説が正しいと仮定した場合ひとつの問題が生ずる。それは、ひとたび気温が上昇すれば、海水からの二酸化炭素の放出と太陽光線の吸収による気温上昇が繰り返され、気温が延々と上がり続けることになる。ということで、IPCCの説が正しくないことは明らかと感じた。
また、IPCC説のスパコン予測で二酸化炭素が増えたことによる森林の二酸化炭素吸収量の増加や気温上昇による雲の量の変化が与えるエネルギー収支の変化がパラメータに入っていないという問題点が指摘されていた。著者は、そもそも地球にはある程度一定の温度に保つ機構があり、それをIPCCの説および計算では無視している主張している。この主張は至極まっとうなものと感じた。 (たこ/2008-07-28)