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決定版 失敗学の法則 (文春文庫)
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ASIN:4167700018
文藝春秋(2005-06-10)
畑村 洋太郎
売上順位:163287
¥ 490(中古:¥ 40)

レビュー総評点:76
2005年頭に起こったJR脱線事故,年末の耐震構造偽装事件などなど・・・
【失敗】にまつわるニュースが後を絶たない.
気になるのは,その【失敗】そのものよりも,より事態を悪い方向へと持って行ってしまう当事者達の態度.

なぜ失敗の当事者達は,より事態を悪くするような態度をとってしまうのか?
自分が,いつか失敗したときに,同じ過ちを犯さないようにするには,何を心がければいいのか?

この本では,まず【失敗】をきちんと理解する大切さを説く.
どういう原因が,どんな結果(=失敗)をもたらしたのか.ここでいう原因は,その<要因>と<からくり>から構成される.大切なのは<要因>ではなく,その<からくり>

 失敗の脈略を明確にすること.それには当事者による正確な情報が必要である.しかし,とくに我が国で気をつけなければいけないのは,「責任追及」と「原因究明」を混同してしまうこと.これらを分けて考えなければ,真の「失敗の脈略」は現れてこない.

失敗が悪いわけではない.失敗に正しく対応することで,まったく新しい知見へと到達することが出来るのだ.

創造の為の失敗へと昇華させること.

そのためには当事者や周りの人達の冷静さと広い視野が必要だ.自分が,友人が失敗したときにいかに対応すべきか.そのヒントが多く得られる本でありました. (BONO/2006-01-05)
失敗というテーマは、萎縮したネガティブに聞こえるかもしれないが。
この本は、失敗からいかに学び、努力・成功へとスムーズに繋げるか
方法を説いている。ディフェンスが甘い奴は、すぐにパンチに酔って
でっかいチャンスまでにたどり着けない。決勝トーナメントで既に
ボロボロでガス欠だから。こういった勝利の鉄則を、最近の事例を紹介
しつつ丁寧に整理して教えてくれる本。新社会人必須のセオリーだな。
 書かれている内容は、職業倫理や組織内力学などごく常識的なセオリー
だが。オイルショック・もんじゅ・えひめ丸・狂牛病・三菱リコールなど
数々の具体例を踏まえ説得力がある。今から3年も前にJRのATC導入の
必要性を予言してた、筆者の慧眼ブリにも脱帽。500円足らず小銭で
これだけの講義を拝聴できるとは。昼飯代の何倍もの価値はあるな。
読者の実践しだいでは数十倍か?

 低リスク低コストで成功を加速させる方法。失敗例を反面教師とし、
負債ダメージを抑えつつ、勝機までスタミナ温存。他人の失敗を、
自分の構想・実験台サンプルにリサイクルできる奴が成功する。他人の
失敗を笑って油断する奴は、一生ペーペーのバカだ。むしろ自分の失敗
としてアゴ紐を締めろ。「幸運とは努力という準備ができてる者だけに訪れる」
って誰か言ってたよ。失敗は甘やかすと、知らない内に致命的に腐敗・増殖
する。失敗スパイラル理論。歯切れイイね。僕の大嫌いなマニュアル人間・
縄張りヤローの弊害もズバズバ指摘している。小気味イイね。低リスク
高リターンが王道なり、覇道の項羽はどうなったっけ? (ブリキ男/2005-07-01)

 「失敗学」を提唱している著者が一般向けに初めて書いた『失敗学のすすめ』(講談社 2000年)の続編的位置付け。著者の長年の経験から編み出された失敗学のエッセンスが32の法則という形で提示されている。ただし、法則の中には、失敗の原因についての法則もあれば、失敗情報を生かすための法則、失敗に直面したときに個人として、また、組織として取るべき対策についての法則も含まれており、それが何についての法則なのか意識的に読み分ける必要がある。科学者ならではの提言もあれば、単なる処世術ではないかと思われる「法則」も含まれている。

 失敗学の要点は、創造のために失敗から学ぶ、という点にある。まだ誰も成功していない課題に挑戦するときには、成功のヒントを得るには失敗例から学ぶしかないことは自明である。ところが、成功例が存在しないような課題に挑戦しているのはほんの一握りの人間であって、ほとんどの人間はホドホドの成功例に囲まれて生きている。失敗例に学ぶ、いわんや、成功例を「どうして失敗しなかったのか」なんて観点から見る、という発想は生まれてこないだろう。そこに気づかせてくれるのが著者の失敗学だと思う。

 ところで、本書は、失敗学のエッセンスを法則として一般化したものだが、失敗の具体例をもっと載せるべきだったのではないかと思う。読者には、著者には見えているのだろう様々な具体例が見えないのだ。本書は、著者のもつ暗黙知を形式知にかえるという意味で失敗学の実践でもあるのだが、抽象化により個々の失敗例がもつ具体的な情報の豊かさが失われてしまったという点で、著者の挙げる失敗の原因の1つである「マニュアル化」による弊害と似た問題が起きてしまっているのではないかという気がする。

 文庫版には、単行本にはない附章が追加されている。

(萩原 湖太郎/2007-04-11)
失敗を地で行く本 |||||||||||||||||||||
 タイトルどおりの失敗本。失敗とは何か身をもって示してくれている。目次の各項目が失敗学にどう関連しあってくるのか皆目見当がつかない。失敗に直面した際の保身上の心得など、得意げに詳説するが、失敗学の本質に一体どう関わってくるものやら。なんとも失敗とは何かをこれほど赤裸々に示した例は他にないだろう。読売新聞に本書を推薦する書評があったが、これもいつもの悪質な内輪誉めである。だまされた、というのもわが身の失敗か。 (/2005-06-24)
 この本こそ失敗そのもの、失敗するとこのような本が出来てしまう、ということが良く分かる。例えば目次を見れば良い。思いつくままの項目が単に平面的に羅列列挙されただけで項目間の有機的連関は全くないことが読み取れる。実際、本の中では、失敗は到底「学」として体系化はされていないし「決定」的な要素はかけらもない。むしろ組織の中で失敗に直面したときの保身テクニックが詳述されていたりして笑いを誘う。失敗とは何かを身を持って示すことがこの本の目的であったならば目論見は成功したといえるが。 (/2005-06-24)
東京大学名誉教授による失敗の法則をまとめた本

失敗について色々な角度から記述されています。
まず失敗の基礎知識として7つの法則が示され、
失敗を避けるための不可欠な知識が6つ示されています。
それでも失敗した場合の身を守るために個人編として7つの
知識、組織運用編として8つの知識をまとめています。
最後に失敗を避けて創造につなげるため4つの項にて
全部で32項の内容になっています。

 学術書でないので、体系だってなく、裏付けもあるような
無いような内容ばかりです。有用そうで、色々な応用が
事例が載ってはいるのですが、実際には適切な適用は
難しいのではと考えます。唯一わたしが有用と感じたのは
最初の基礎知識編のみです。それにしても体系だっていない
知識は忘却されるの法則にしたがい忘れ去られる気がします。 (親カッパ/2008-06-06)
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失敗からの学ぶこと
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失敗学のすすめ (講談社文庫)
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ASIN:4062747596
講談社(2005-04)
畑村 洋太郎
売上順位:1472
¥ 560(中古:¥ 188)

レビュー総評点:102
失敗とは何か、、、
失敗の種類と特徴
失敗を起こす原因は、、、
致命的な失敗とは、、、
について書かれた本当に示唆深い1冊。

実際の事故(タコマ橋の崩壊、雪印問題、自らの研究室での実験、等々)を事例に、何がおき、何が原因で、それについてどう対応したかを紹介した上で、それをどう利用していけばいいかについて書かれています。
こんな本が、講談社文庫から出ているとは露とも知らず、驚きつつ感動してしまいました。

特に失敗情報の伝わり方・伝え方は、本人が大学の講義で学生に伝えていく苦労も含めて書かれていますので、すごく参考になります。
著者は、意図的に失敗するように講義や研究を行っており、小さな失敗、訓練での失敗なくしては、本当の技術や知識の習得はないと言っており、
確かに、過去に失敗したことって、よく覚えているし、二度と同じ失敗はしないように気をつけるよなあ・・・などと感心してしまいました。

また、失敗には「よい失敗」と「わるい失敗」があり、
未知の事象に突き当たり、それによって失敗することで、技術が進歩するのは「よい失敗」だが、
不注意や、未熟さでおきる失敗は「わるい失敗」だとしています。

さらに興味深いのは、失敗の原因には階層があり、
個人の技術の未熟さから発生するものと、
指導の悪さから、マニュアルの不完全で起きるものと、
会社や組織の構造上の欠陥から起きるもの
果ては、社会や文化を原因にして起きるものがあると説明しています。

まさしく「失敗学」と呼ぶに相応しい名著です。 (蒼海苔天祐/2007-01-27)
 普通の感覚で言うと「失敗=恥」みたいなものがある。しかし、この本で述べられていることは失敗を知識化してどう生かすかについて語られている。
 そのためには、失敗と向き合わなくてはならない。会社などでこの本に書かれているような取り組みを行おうとするのは正直言って難しい。しかしその取り組みも、失敗を重ねていけば、いつか上手くいくのだろうか。
 やはり失敗と向き合い、失敗を知識化するための文化には相当の労力を要する。ただし、そのための価値はあることは確かだ。人は必ず失敗するし、これまでも人は失敗から学んで成長してきたからだ。
 色々なハウツー本が出版されていて、それらを沢山読んでいる人もいるだろう。たまには「こうすれば上手くいく」ではなくて「失敗」について学ぶ価値もある。なぜなら、何も行動せねば失敗しないから。行動するためにハウツー本読んでいるのに、行動しないのは勿体ない。行動した結果、失敗したらこれをもとに失敗から学ぼう。
(arlo/2006-08-23)
失敗から学ぶことは大事だと思っていましたが、ここまで真剣に考えたことはありませんでした。
失敗の定義から始まり種類・特徴、そして創造にいたるまでの流れはまさに圧巻です。
今現在もさまざまな失敗が表面に出てきていますが、そのほとんどは事前に予測し対処可能なものがほとんどです。
今の日本に求められているのは、失敗を隠すことではなく生かすことではないでしょうか。
一人でも多くの方に読んでもらって失敗に関するイメージを変えて欲しいと思います。 (好奇心のかたまり/2006-02-06)
いい本だけど。。。 ||||||||||||||||||||
失敗学というタイトルをつけた出版社の勝利ですね。
この本は失敗学という考えを広めるのに貢献しましたが、
内容的には、抽象的な概論論がメインです。

(この研究そのものは畑村先生だけでなく、同じ様に
 複数の人で研究していたようです。)

同じように研究されていた中尾 政之さんの失敗百選の方が
具体的で体系化されていて面白いです。
(この方も畑村先生と一緒に活動されていたようです。)

学校の先生らしく、抽象的な概念や学問化することには長けていますが、
私にはいま一つ迫力を感じませんでした。
畑村先生の本では「危険学のすすめ」の方が実践的で
格段に面白いです。
こっちの方が、真剣味、迫力みたいなものがあります。
(English learner/2007-05-07)
「失敗は成功の母」
そんなことは知っているよ!という人がほとんどだろう。
でも、それをしっかりと理解し、実際に実践している人はどれだけいるのだろうか。
失敗「学」と堅苦しい名前がついているものの、本書で著者が言いたいことは
 「失敗は成功の母」
という、ただそれだけである。
その格言を、実例を交えながらいろいろな角度から分析し、著者の考えを盛り込ませながら、説得力をもたせたのが本書である。
失敗とは何か?
失敗とどのようにつきあえばいいのか?
失敗をなくすにはどうすればよいのか?
失敗を忌み嫌うのではなく、失敗と真正面から向き合う。
社会としても、組織としても、そして個人としても、失敗に対する肯定的な態度を形成していくことを著者は望んでいる。
失敗は必ず起きるものである。 (the_world/2005-10-01)
何事にも失敗はつきもの。
失敗は次の成功の糧になる。

誰もが頭の中では解っている(つもりになっている)ことだが、実際には失敗自体が経済的損失やイメージ悪化に直結するので、組織の雰囲気として許されないことが多い。そのため、失敗隠しが無意識か故意かによらず行われて、思いもつかないような事件に発展することがある。

本書では「失敗」を如何に分析・知識化して次に活かすかということを提案している。また、「失敗」が表面に出にくい特徴を指摘して、大きな失敗を起こさないためにはどのような点に注意すべきかを明らかにしている。

全体的に読みやすく、解りやすい。そのうえ様々な角度から「失敗」を分析しているので、自分や周囲で起きている失敗と関連付けることが容易で、より生々しく感じることができた。
技術者には特にお勧めする。読むことで目に見える技術の向上を得られるわけではないが、本書のような考え方を持つことで、技術レベルの底上げと安定化を図れると思う。 (Takahiro/2005-11-22)
失敗は成功のもと |||||||||||||||
一言で言えば、「失敗は成功のもと」ということが述べられている本。具体例や、実践する上での注意点が盛り込まれており、説得力を増している。
全体最適の重要性やら、TQCや論理的思考の落とし穴やら、とても興味深く読ませていただいた。
どのような分野であれ、仕事を進めていく上での参考となる、示唆にとんだ本である。 (冬の暖かな鎌倉の海岸で/2006-05-10)
失敗学というタイトルは面白いですね。失敗も煮詰めれば学問体系になるもの。
とはいえ、内容はそれほど堅苦しいものではないので多くの人に勧められます。
人生経験の大半は失敗、恐れるに足りないと思いました。 (ミッシー/2007-05-03)
 僕の場合、失敗を恐れる気持ちが強いですが、失敗に対して真摯に向き合う事の大切さを知らされた本です。
 「失敗は成功のもと」といわれる格言を生かすためには、失敗と向き合い失敗の法則性を理解し、要因を知り、
失敗が成長して致命的なものになる前に未然に防止する術を覚えること。
 失敗から学び、失敗のマイナス面ばかりを強調するのではなく。 失敗のプラス面に着目し次の技術の進歩に
つなげるか、また失敗を如何に知識化して組織・社会で共有化していくべきかの方法論、新しい事にチャレンジし
て創造性を発揮するために失敗学から学ぶ方法論等参考になります。
 昨今の、事故が多発する日本社会において、より多くの方・世代を越えて読み継がれて欲しい本です。 (本が好き/2007-04-17)
 しかしねどれもこれも失敗は成功のもとと
昔からいうように読んでいてたのしい。

成功するより失敗するほうが断然多いわけで
わたくしなどは安心してしまう。
しかも、失敗のあとしまつがすばらしい。
そーすると失敗学というよりしっぱいした時の
こころのありようを説いているのではないだろうかる

おもしろい、是非一読推奨!! (flora/2007-03-26)
失敗学は重要な学問です。が、この本はそれをとりいれる「すすめ」を書いたものであって、失敗学自体を書いてはいません。
もし失敗学そのものを具体的に知りたい、大枠でも知りたいと思っても、これでは不十分。現在の様々な技術やビジネスの開発に、「失敗を活かす事自体思いつかなかった」、という方は是非読むといいです。興味深いエピソードをわかりやすく書いています。
しかしその先、失敗学そのものについては、また別の本を探す必要があるでしょう。 (ペリエ/2008-02-22)
「どれでもいいから畑村さんの失敗学の本を読んどくといいよ」と教官にすすめられてこれを選びました。なるほど、人はこうやって失敗をするんだということがよくわかりました。自分が失敗するときのことはつい棚にあげてしまい、失敗を客観的に見て判断する、ということをときに自分が失敗した際は打撃が大きければ大きいほど、見たくないものですが。教官のいわれることはやはり聞いておくものだとこのときばかりは感心しました。 (picabo/2007-03-08)
「失敗学」と聞くと、一見ネガティブで、あんまり手にとって見たくないなぁと感じますが、読んだらビックリ、とっても為になる失敗が網羅されています。
この本が優れているのは、失敗を繰り返さない為に、どうやって「知識化」をするかと言う視点が、全編に貫かれているところでしょう。

そこで目鱗だったのは、「報告は主観的に書く」と言う点でした。
今までは、誰にでもわかるように、感情を排除して、極力客観的に書くのが正しいと思っていたんですが、「知識化」を有効に行う為には、「主観的」に書いて、読み手の印象を強めた方が効果的だと言う解説はとっても為になりました。 (jiateng4/2008-04-24)
「失敗」は痛いです、本当に。
大きなプロジェクトを失敗した後で反省するために読みました。
目から鱗です!
そのときに何を感じたかが重要、なんて思いもしませんでした。
これまでは原因分析して客観的に客観的にしようとしていただけですから。
失敗を前向きに捉えることの大切さを学びました。
同じ過ちを繰り返さないために。
自分も後輩も他の部門の人も… (lazybee/2008-03-29)
いい本です。久しぶりに読んでそんな印象を受けました。

昔からよく「失敗は成功の母」ということがいわれていますが、どこか精神論のよ
うなイメージがあります。それをきちんとした分析と論理の積み上げによって、だ
れもが納得できる形にまとめているのが本書です。

まさに「失敗学」という名前にふさわしい内容だと思います。

著者はその後も失敗についての分析を続けているようで、その進化版として「危険
学」なるものを発表したりもしています。そんな新しい主張も頭に入れつつ本書を
読み直してみると、失敗との正しい付き合い方がより立体的になって見えてくる感
じがしています。 (フィルさん/2008-02-07)
29件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。
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w:10 h:17 220page
失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)
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ASIN:4061495968
講談社(2002-03)
畑村 洋太郎
売上順位:26463
¥ 756(中古:¥ 93)

レビュー総評点:33
簡潔かつ明瞭 ||||||||||||||||||||||||||||||||||
 「失敗学」といえば畑村さんというほどこの分野を確立された
著者のこれまでの主張をコンパクトにまとめられた一冊です。
 「失敗学」からすれば主張も、文章もこなれてきてわかりやすい。
畑村氏入門という1冊です。 (ny/2004-09-11)
「失敗学のススメ」を新書版にした感じで、
目新しい内容はほぼナシといえる。
面白いけど、どちらか読めば良いと思う。 (蒼海苔天祐/2007-01-27)
同じ著者の「失敗学」をさらに具体的に仕事に生かす方法について書かれた本で、失敗に関わらず、情報、知識、経験を如何に仕事に生かすかについて書かれています。
こちらも具体例がいくつも挙がっていますので、分かりやすいですし、すごく納得します。

思わず笑ってしまったのは(いい意味で、ですよ)、
著書の中で「思考展開図」と呼んでいる、課題を自ら発見し、その課題を解決するために具体的にどうすればいいかを発見していく手法の図が、
データ構造化の際のサービス定義、データ定義、システムの要求機能の整理の図にそっくりで、こちらの方がより素人に分かりやすいということです。

また、失敗は隠れたがる傾向があるが、隠れさせてはいけない
失敗や事故が起きたときには、「原因追求」は徹底して行うべきだが「責任追及」は起こってならない、
アメリカには、事故が起きた際に、「原因追求のためにすべての情報を開示する代わりに責任は一切追及しない」という司法取引が実在する言う話は、とても参考、勉強になりました。

  失敗、失敗経験、失敗情報こそが、技術の習得を確実にし、技術の発展・進展にも大きく寄与する
  失敗こそ、創造の源である

著者が、失敗の権威であると同時に、創造学の権威であるのも頷けます。 (yutakaeb/2005-01-10)
図が秀逸 ||||||||
初めて畑村氏の失敗学の本を読んだ。書かれていることはあくまでも理想であり、この本を読んだら即失敗をしなくなる、失敗の可能性が少なくなることはないが、大いに今後の行動の指針になる。また、挿入されている図は簡潔でいてかつポイントを的確に表現している。自分もこのような図をかけるようになりたいと感じた。 (kentmild/2005-04-03)
人生を生きていくうえで、失敗を糧にしている人であるならば、
みなそれぞれの失敗学を持っているはずである。
本書の素晴らしいことは、それを簡潔明瞭に一般化して
万人にわかりやすく提示しているところである。
私も実は個人的な失敗学を持っているんだということに、
この本を読んで初めて気づかされた。
潜在的な思いを顕在化させ、実生活に役立たせてくれる本であると言えよう。
ただし、失敗を糧にしていない人が読んでも何もならないと思います。
悪しからず。 (/)
後に役立つ良い失敗と、回避できたはずなのに起こってしまった
悪い失敗があるという記述には少しドキッとさせられました。
また失敗を生かすための方法論を知っておかないと、失敗から学ぶことは
できないという文章には説得力があります。
失敗を防ぐ、失敗から多くを学びたい人にはうってつけだと思います。
個人的にはもう少し具体的な事例、手順が書いてあればと思いましたが、
新書サイズでこの内容は満足がいきます。 (スノーベル/2002-05-11)
いつもチャレンジして、失敗している、おばけのQちゃんは偉い!けど、一回一回の失敗が、次に生かされているのであろうか?あるいは、失敗を防ぐための、訓練、組織等は?と考えさせられる本です。
読みやすいうえ、以下の点で楽しめました。
①「図」が楽しい。仕事の上でも使えそうだ。
②良く言えば、実例、悪く言えば、話がどんどん発展していって出てくる逸話が、楽しい。飲み屋で、話がどんどん盛り上がって、あらぬ方向に行ってしまうみたいだ。
楽しいだけでなく、「なんとなく」仕事をしていてはいかんなぁ、と少し気が引き締まりました。
あと、できれば、上司に読ませたい・・。(プレゼントにどうぞ) (lemonerika/2002-05-08)
成功には学びようがない。が失敗には多々学べる。
斯界の碩学がいかにして、このような考え方にたって、この「失敗学」を進めているかという動機や基本的な考え方を把握できた。
この考え方大事だと思う。忙しい人ほど大事だと思う。そういう人に、これ読んでみてください。
と薦められる一冊である。 (nakagawa/2003-02-24)
8件のレビューを表示しています。
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w:10 h:15 290page
決定学の法則 (文春文庫)
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ASIN:4167700034
文藝春秋(2007-05)
畑村 洋太郎
売上順位:63607
¥ 550(中古:¥ 25)

レビュー総評点:1
失敗学の畑村さんの著書。決定学とタイトルをつけていますが、
内容的には失敗学のテーマをそのまま引き継いでいます。

まず結果だけをみるだけではなくて、その結果までを辿る道筋、手順を
確認する。その途中経路をしっかり確認しないとわからないままに
なってしまうということ。
また自分が計画、実行をする場合にもその道筋、手順を残して、途中
行き詰ったら、どこでまずかったかを確認する事です。

本書ではその具体例をお花見を挙げてどう計画を立てていくかを
提示しています。
私自身も経験ありますが、こういったイベントをうまく実行できる人と
下手な人との差は大きいです。まず計画の立て方から大きく違うのかと
実感。その際、まずマインドマップ的なメモをとり、徐々にフォルダーのように
カテゴリー別に分ける、いわばテンプレートを作成するわけです。

大変役立つ本だとは思います。但しもう既に畑村さんの著作を何冊も
読まれている読者にはもう十二分なのではないか?とも思います。 (フジキセキ/2007-06-19)
この本で解説されている手法を実生活に応用できればかなりすばらしいことだと思います。しかしながらシステムエンジニアリングで従来言われてきたことと大差ないような気もします。著者流にアレンジしているところが差異といわれればそうですが、現場で意思決定を日常的に行っている人からみれば当たり前のことばかりのような気がします。 (たこたこ屋/2008-03-28)
失敗は創造の元
という言葉を通りに作り出された「決定学」
実際にあった失敗のケースをどうより良い方向へ決定させるか
その手法が「吉野家」のケースなどをベースに論じられています。
ベースは失敗学とおんなじなのでより深めた理解をしたい人向けです (I/2007-08-22)
失敗学で有名な畑村さんの著作。
欧米に追いつきトップランナーの位置にいる日本はもはや人まねや先を行っている人を目標についていくだけでは駄目で、リスクをとって試行錯誤してあらたなる礎を築いていかなければならない。
リスクをとるにはリスクマネージメントの視点がもちろん必要なのであるが、日本人はまずはとにかく動き出すことが必要だ、と、発破をかけられているようだ。
ただ、何も考えずに動き出せと言っているわけではなく、では、どういうことを考えながら決定し、動き出すべきなのか、ということが書かれている。 (冬の暖かな鎌倉の海岸で/2007-08-18)
物事には決め方ってものがあり、決めたら動き出す。
これが、本書を通じて著者が主張したいことでしょう。

決定学とは、人が頭を使ってモノを生み出す「創造」の
道筋で、いわゆる失敗学の逆になります。

決定において考えるべき事柄が5つ(「ヒト」「モノ」
「カネ」「時間」「気」)があるが、これらが成功に
必要なだけ満たされることは絶対にない。
しかも、「気」は中身が何なのか自動的には分からない。

それ故、今把握できている要素について頭の中だけでなく
アウトプットして全体を抑えることが大切になります。
正に「言うは易し、行うは難し」。
買い物や乗り物など、身近な小さな問題から自分の型を
作ると良いでしょう。 (中/2007-07-30)
5件のレビューを表示しています。
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平均点:4.0
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w:13 h:18 191page
失敗学 (図解雑学)
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ASIN:4816341870
ナツメ社(2006-07)
畑村 洋太郎
売上順位:26997
¥ 1,418(中古:¥ 847)

レビュー総評点:-45
失敗はなぜ起こるか?原因→分析→有効利用
までなら他の本でも良く見受けられるが、社会の構造や技術の進歩
組織の人間構成学まで考慮に入れた如何に「失敗を情報資源として
利用するか?」にこだわった内容に共感します。
失敗は特別なものではなく誰にでもごく普通に起こり得るものなのですから (I/2007-01-25)
→気が短い人に最適な本の形式
 半分文章 半分図解 これは確かにgood idea!

→最新の事例が抱負なので 講師にとって 助かります!
→新しいツールを使うことの危険性、
 2004年3月 森ビル 回転ドア
 2004年10月 新潟中越地震による 新幹線脱線
 2005年4月 福知山線脱線

→もちろん著者の定番事例である つり橋、戦艦大和、山登りもあります!

→べからず集も 操作マニュアルも 不完全だ
 これからは 「こんな説明書」が必要だ
 という言葉に うなづくこと 間違いなし!

→3時間もあれば読めます
 この本を足が掛かりに さらに深い「失敗学」の世界へ・・・ (よこはま こうたろう/2007-04-08)
 失敗学の概念を図解雑学シリーズのコンセプトでわかり易く纏めた一冊。
図解雑学シリーズは、図や表が豊富で概念が視覚的に捉えやすいので好きなシリーズです。(と言っても当然
興味のあるテーマしか読まないので、その読んだ数冊の所感ですが・・・・、)
 失敗学の概念を、失敗とは何かの定義から始まり、失敗の要因分析、如何に情報として活用できる様に知識化し共
有化していくか、また、失敗から如何に学んで新たな創造に繋げて行くべきか、新しい事に挑戦するときに失敗を回
避して成功率を如何に上げるか、失敗に対するリーダ論まで幅広く論じられていて、とても参考になります。
 また、失敗事例の検証からマスコミの事故に対するセンセーショナルな取り上げ方が、逆に問題の本質を見えなく
させている面があることも分かってきました。
 僕の場合、失敗を恐れる気持ちが強いのですが、逆に失敗と向き合うことの大切さ、如何に小さな失敗(失敗の予
兆)のうちに大きな失敗を回避する感性の大切さ等が認識できて参考になりました。
 昨今、重大事故が頻発している時に読んでおいて良い本だと言えます。 (本が好き/2007-03-25)
 うーーむ
成功者になる本はかずかずあるが。
失敗を学ぶ本はたぶん畑村氏がはじめてではないか。
とくに車を捨てたわたくしは事故や人をひかない車が
発売されたら運転してもいいとおもっている。

東京なんかに住んでいるとなんであんなに車がうごめいているのか不思議だ。
わたしはここ数年自転車歩くバス電車タクシー
それですべてをやっている。
 たしかに地方はお店にいくにも何にも車が必要なことはわかっている。

それでは全員がもっているかというとーーーーーながくなるのでこれで終わる。
 とにかく一読推薦いたします。 (flora/2007-01-15)
(;'Д`)ハアハア  古今東西 ありとあらゆるパターンの失敗が・・描かれており・・・それに対する 『対応』・・・その『結果』などが考察されており・・非常に興味深い書物でした・・・?!

(ホッカルさん(改)/2006-09-26)
これは必読の逸品です  |||||||||||||||||||||||
逆説的に、「成功哲学」が溢れる中でこのタイプのテーマを取り上げているのはすばらしい。
実は失敗は敬遠されがちだけどいろいろなヒントや法則が隠されており、これは図や絵も満載で楽しく学べる!図解雑学でも白眉のいっさつでした! (怪人!キモオタ・ニートヴィッチ/2007-02-20)
畑村さんが提唱する失敗学について、
絵図を利用して書かれている著書。

この絵図がこの著書の特徴であり、
失敗学の論理の理解の助けになっている。

中身はというと、「失敗を失敗だけで終わらせない」
「失敗が起きた事象を一つ上の段階の大きな視点で
 調べることにより、失敗の本質を知ることができる」
「日本はでは、(失敗の)原因追求と責任追及が同一視され
(失敗の)原因が特定しずらい」などの事象を畑村さんの
失敗研究の具体例をもって説明されている。

失敗の原因調査・分析は、決して易しいことではないし、
理論とすることは、より難しいことであると思うが、
それを分かりやすく表現されていることは大変すばらしいこと
であると思ったと同時に、社会の失敗・事故を根絶させたいと願う
畑村さんの熱い信念に共感を覚えた。




(HJ/2007-05-25)
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平均点:4.5
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「失敗学」の本
人生と経営の基礎を学ぶ教科書
 
w:10 h:15 278page
起業と倒産の失敗学 (文春文庫)
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ASIN:4167700026
文藝春秋(2006-07)
畑村 洋太郎
売上順位:217520
¥ 600(中古:¥ 70)

レビュー総評点:16
文庫本で安価で出ましたので読んでみました。タイトルは不気味ですが、確かに失敗例から学ぶことも多いはずです。
失敗は一つの経験ですから、その経験を共有化することで同じ過ちは犯さないと言うことで本書の価値があります。
特に印象に残ったのは、経営者の失敗例の原因の項で、欲得、気分、うっかり、考え不足、決まり違反、惰性、格好、横着、思い入れ、自室というところです。

それ以外にも「私だけは誤らない」という過信が失敗をもたらすなど、多岐にわたって解説しています。
起業家向けの本かもしれませんが、サラリーマンの自分にとっても身の程来し方という点で多いに参考になる本でした。 (ハスキルfan/2007-07-29)
 本書を読んで、野球監督、野村勝也氏の名言

 『成功に法則は無い、だが失敗には法則がある』

 を思い出した。
 成功者のモノマネをしたって、同じだけの財産や名誉は絶対に得られない。しかし失敗者のモノマネをしないことによって、われわれは確かに、失敗を防ぐことが出来るのである。

 ユニクロを立ち上げた柳井正氏の著名『1勝9敗』そのものであり、企業は、一つでもアタリがあれば十分に成功したと言えるし、なにより倒産さえ避けられれば、生き延びてゆけるのである。

 この視点を持ったとき、失敗学ほど豊かな学問は無い。
 失敗から学ぶことはビジネスに限らず重要だ。日本人はリスクをとりたがらないというが、それこそ失敗学は余計なリスクを排除してくれるものだし、米国の戦略論よりも有意義なのではなかろうか。
 本書の『起業と倒産』は、失敗学のホームグラウンドである。

 ただし、著者はビジネス書の書き方に、まだ慣れていないようであり、それが失敗学の価値を落としているように思える。それに本書は、すでに失敗学を学習していることが前提となっており、大変に読みにくかった。

 とつぜん『失敗学のフレームワーク』を見せられ、それに合わせた事例を語る、という書式を取っているが、そのフレームワークが有効なのかどうかもわからないまま話が進んでしまうし、その事例も、なんだか無理矢理に当てはめた感があり、信憑性に欠ける。
 その事例も不親切で、売上高の時系列グラフだけでは、私には、倒産のメカニズムを理解できなかった。複雑に書け、とは言わないが、せめてバランスシートの貸方とキャッシュフロー計算くらいは欲しかったのが本音だ。



 まだまだ課題が多い一冊。ただし、それは失敗学に誤りがあるわけではなく、著者がビジネス書の書き方に慣れることで解消されると思われる。
 今後の発展に期待したい。 (vrio228/2006-09-25)
元コンパイル米光一成氏のブログによって
間違いが指摘されている。
http://blog.lv99.com/?eid=532602 (うどん丸/2009-01-01)
きれいに失敗の要因をまとめている。取材と言うよりも,研究データの収集といった形で情報を集めているし,当事者へのインタビューなどもしていないようなので,真の原因と言うよりも,仮説としての失敗の要因を並べている。
無意味とは思えないが,失敗学というのが,やはり象牙の塔の中の学問であることが垣間見える。 (Haik/2007-12-08)
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平均点:3.0
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「失敗学」の本
千人同心の読書履歴2007年(その3)
 
w:10 h:15 256page
「失敗学」事件簿 あの失敗から何を学ぶか (小学館文庫)
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小学館(2007-06-06)
畑村 洋太郎
売上順位:32678
¥ 540(中古:¥ 300)

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教養
 
w:12 h:18 255page
失敗学実践講義 だから失敗は繰り返される
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講談社(2006-09-29)
畑村 洋太郎
売上順位:117135
¥ 1,680(中古:¥ 562)

レビュー総評点:34
 本書は、過去のさまざまな失敗事例から「失敗学」を提唱している畑村洋太郎教授の最新作である。
 ここ最近世間をゆるがせた大きな事故について、9つの事例を取り上げ、「原因」「行動」「結果」の3つの面から、著者なりの分析をしている。
 現場に出かけて、直接失敗にかかわりのあった人から話を聞き、一般に報道されている原因とは全く異なる切り口から、事件の核心に迫っている。

 最近の組織では、マニュアルを作成して、組織のノウハウの伝承をしようと取り組んでいるところが多いが、著者は、「考えることをやめる」という弊害があり、チェックリストは「ペケペケペケ」と呼んで、形骸化から必ず漏れが発生するとしている。自分自身の体験から、まったくそのとおりであると改めて思った。
 また、「安全を最優先と考えるならば顧客は神様ではない、今はサービスを提供する側も受ける側もなにがもっとも大切かを見失っている。」という著者の主張は、最近の時代の風潮に対する大きな警鐘であり、顧客第一主義を履き違えてはならないと思った。
 著者の思想には、「ゼロから見る目を養う」という考えが何度も出てくる。どのような場面に遭遇しても、ゼロベースで物事を見つめれば、絶対に大きなミスは起きないのではないかと確信をもった次第である。 (takokakuta/2007-02-03)
ベストセラーの「失敗学のすすめ」の続編です。前作同様で、失敗を前向きに扱っていました。

ただし、前作が総論的かつ抽象的な話で展開しているのに対して、こちらは「実践講義」というだけあってかなり具体的な内容でした。
実際の失敗事例を題材にして学ぶべきポイントを整理しているので、読みやすくもあり、内容的にもかなりわかりやすくなっています。
とくに前作を読んで「興味はあるけど難しい」と感じた人にお勧めです。

内容が内容なので、やはり管理職の人や技術者向けの本といえます。
でも考え方のエッセンスは非常に興味深く魅力的で、この部分はだれにでも使えると思います。

まあ、「このトラブルにはこんな見方があるのか」という感じで、いろいろと新しい発見をさせてくれる本であることは間違いありません。 (フィルさん/2006-11-28)
畑村洋太郎氏の提案する「失敗学」の2冊目になります.
前作「失敗学のすすめ」で構築した理論をベースに,近年実際に起こってしまった大事故を題材に説明しているため,より身近に感じられるのではないでしょうか?


信用を築きあげるのには多くの時間と労力が必要ですが,壊すのは簡単.
企業の不祥事が続く今だからこそ失敗から学ぶべきことは多いと思います.

本書には現代社会への警告というべき内容が多く詰め込まれています.
人が学ぶということは,数多くの失敗を積み重ねていくことが重要です.
企業にとっても同じことが言えます.
常に前に進むためには失敗を恐れず,だけど同じ失敗を繰り返さないよう学習を怠らずにいきましょう.
というのが本シリーズのコンセプトです.

技術者・管理職以外の方にも一読してほしい本だと思いました.
実学から入るか理論から入るかは自由だと思いますが,「失敗学のすすめ」と「失敗学実践講義」併せて読まれることをオススメします. (tama/2008-01-26)


 失敗から学ぶ、言葉では良く言われます。JR東日本の1962年に発生した
大事故、常磐線の三河島事故では事故が起きたときにすべての電車を止め
る事を行わなかったために、大事故になってしまいました。JR西日本は福知
山線の事故のときにすべての電車を事故発生時すぐに止める事はなかった
と、現地で確認した畑村さんは語っています。

 確かにインターネット、テレビ情報などで情報を集める事ができますが、自分
の足を使わない行動を畑村さんは三ない呼んでいます。見ない、考えない、歩
かないの三ないです。
 失敗から本当に学ぶためには、自分の目で見て、真剣に考えて、真剣に考え
られれば思い付く失敗を予想することが、大切な事を教えてくれる一冊です。

 本当にお勧めの一冊です。 (河岸宏和/2008-01-22)
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w:13 h:18 240page
気づく力 (PRESIDENT BOOKS)
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ASIN:4833450119
プレジデント社(2005-08-18)
畑村 洋太郎 ほか
売上順位:39864
¥ 1,000(中古:¥ 1)

レビュー総評点:18
玉手箱 |||||||||||
 本書は、会社においての「気づく力」「考える力」「行動する力」を、カルロス・ゴーン氏、大前研一氏、斎藤孝氏など、現役の成功者に教えを乞う形で、参考にできるものは何でも気づいてみようという試みを取り、読者の成長を促す内容になっている。
 オムニバス形式・多種多様な角度・視点が面白く、愉快に感じる。また参考になる部分も多く、何回でも読み返すことができるので、気に入っている。 (ヒュー/2005-11-07)
書名は「気づく力」となっていますが、目次の次のページに
「特集=『情報分析力』の鍛え方」、「特集=考える力」、
「特集=行動する力」、「特集=気づく力」というテーマで
雑誌掲載したものを再編集したと記されているとおり、仕事
の仕方全般という内容になっています。
理論中心の「論文」から体験談までバラエティーに富んでい
ますので、興味のあるところだけ読むということも可能です。
具体的なハウツーに触れられている著者もあり、丹羽宇一郎
氏の「一つの週刊誌を隅から隅まで読み続ける」という情報
収集法を早速実践しています。 (和田岬/2005-09-22)
 「気づく」というタイトルに惹かれて購入しました。同じ
現象を見ても、十人十色の感想を持つでしょう。これは、先
天的な面もあるかと思いますが、頭の中のもう一人の自分と
対話して、シュミレーションする訓練をすることによって、
新しい「気づき」を持つことができると思います。
 漫然と事象を捉えるのではなく、頭の中のハードディスク
を回転させて、何か関連のある「ひらめき」がないかを考え
る必要があります。そのためには、本を読んだり、人の話を
聞いて大量のインプットをしておく必要もあります。
◆感銘を受けたところ
田中辰巳氏(リスクヘッジ代表取締役)
 疑似体験というのは、実際に問題が起きた場合に間違いのな
い対応をとるためのトレーニングである。
→いい仕事、意義のある生活をしようと思ったら、将来に起こ
りうる可能性についてシュミレーションすることが重要。
「晴れの日に傘を張って、雨の日に備えよ」江戸時代の言葉だ
そうです。(村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワン
ダーランド」の台詞)。
 何が変化し、何が変化していないかを念頭において、情報を
丹念に読み込んでいく。
→変化に気づくには、「時間軸」を持つことが重要。
過去→現在→未来は、常に変わらない法則である。時間が経っ
ても変わらないもの、変わったものを分けるだけでも、新しい
「気づき」がある。
 早起きを実行するには根本に立ち返り、自分は仕事を通じて何
を得たいのか、ハッキリさせる必要があるようだ。p.212
→人それぞれに体質があるので、誰でも早起きが有効とは言えな
いと思う。しかし、生理学的には朝の脳の方が活性化されている
らしい。その一方で、闇雲に早起きしても意味がない、早起きし
てでも「やりたいこと」がなければ、長続きがしない。とりあえ
ず、英会話でも読書でも、スポーツでも朝にしばらく続けてみ
る、続けられるものが今の自分に必要であり、適性があると思う。 (くりぴょん/2005-10-26)
3件のレビューを表示しています。
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w:10 h:16 189page
畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書)
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ASIN:4061498096
講談社(2005-10-19)
畑村 洋太郎
売上順位:11386
¥ 735(中古:¥ 186)

レビュー総評点:86
本書では「わかる」とはどういうことか、また「わからない」ことをわかるようにするには、どうすればよいのかについて書かれています。

畑村氏によれば、ある物事を「わかる」状態とは、これまで蓄積されてきた自分の知識や経験と照らし合わせて、上手く一致したときだと言うことです。
あるわかりたいと思う物事に対して、頭の中にすでにある「テンプレート」を上手く当てはめることができれば、人はわかったと思います。しかし、「テンプレート」に上手く当てはめることができなかったり、「テンプレート」そのものが頭の中になかったりすると、「わからない」と思ってしまうことになると言うことです。

本書では、頭の中にある、いろんなものを引っ張り出してきて、照らし合わせたり、比べたり、こねくりまわしたりして、「わかる」状態になるためにはどうすればよいのかについて、述べられています。

文章は平易で、ページ数も少なく(新書でおよそ190ページ)、一気に読めると思います。
ただ、わたしのようなぼんくらには、「わかる」方法についてもう少し詳しく説明して欲しかったところです。ポイント、ポイントでは興味深いことが書かれているのですが。
「論理思考」中級から上級者向けだと思います。
(くまたま/2006-01-17)
自分にも厳しく、愚直に技術者として長く生きてきた畑村先生だからたどり着いた「真理」をその人だけがわかるものとして隠すことなく、むしろ分解してヒントを出すことで(他のレビューでもあるように答えっぽいものは何も書かれていません!)読み取れた人に(多分同じような悩みを抱え、逃げずに来た人にとって)大きな教訓を示唆する本となっています。

ヒントの2つを紹介。

最後に書かれている手帳の使い方はまるきり同じではないけどもかなり似た使い方が出来ていることからうれしくなりました。さらに上を行く使い方のヒントを得ました。

また、文章だけではよくないとここ1〜2年絵を書くようにしていた私にとってこれも共感しました。しかし私より多くのポイントをもって絵を作成されているのみて今後の絵の書き方に刺激を受けました。 (yocchi991/2006-01-04)
著者が今迄にない内容であると記しているとおり、独特の視点で書かれている。しかし、本質を突いているので、理解するという事についての、有益な示唆が得られる。例えば直観についてだが、数学や化学式を解いていて、途中の式を省略して解答を導き出した経験のある人も多いだろう。また、自分の考えを構築していくことや課題設定することも書かれているが、これらの重要性を経済同友会代表幹事や産業再生機構COOも語っているので、これからの社会で有益な考え方を知る事が出来る。おすすめです。 (ジブラルタルの風/2006-04-23)
重要なのは「もっとわかりやすく」することと「わかる人」を作ること。「失敗学」で有名な著者が、「わかる」という現象のメカニズムを解説し、「わかる人」になるための訓練方法を提案する。

著者の「失敗学のすすめ」に感動したので、本書も読んでみました。従来、「分かりにくい」ことがあると「伝える側が悪い」「受け手が悪い」といずれか一方に責任を押し付けることも多かったですが、本書を読めばそのような考えも変わります。

「わかる」ためには、まず、受け手の中に理解の取っ掛かりとなる「種」がなければなりません。受け手は、その取っ掛かりを利用して推論しながら、新たな「理解のテンプレートを作っていく」、これが「わかる」ということだ、というモデルは非常に納得感がありました。きっと、大脳生理学的な視点からも、このような見解は肯定されるものでしょう。

また、本書で紹介されている「わかる人」になるための訓練方法も有用です。「仮説立証」「課題設定能力」「意識的な定量化と基準作り」「因果関係を突き詰める」「絵を書く」「観察する」「逆演算する」「人にも伝えられるレベルで記録する」などのアドバイスは非常に役立ちます。すぐに実践したいものばかりです。

かつて、授業を受けても「全然わからん」といって、匙を投げたり、先生のせいにしたり、自己嫌悪に陥った経験がある方も、本書を読めば、その原因や対処法が分かります。教育に携わる方や、中高生、大学生などにも是非読んでほしい本。 (ぷりうす/2008-01-26)
著者によれば、「わかる」とは、
分かろうとする内容と、自分の中のテンプレート(既存の知識、情報等)が一致したとき始めて「わかる」という状態になる。
テンプレートがないか、テンプレートを適用できないと「わかる」ことはできない。

つまり事前の教育や情報が、物事を理解する(=わかる)ためには不可欠言うことですが、現実には、そんなにたくさんのテンプレートを覚えておくことも、学ぶこともできません。
そこで、未知の事象に出会ったときに、いかに自分の持っているテンプレートを、変形、組み合わせの変更等を行って「わかる」が重要というわけです。これがいわゆる頭が良い、物わかりが良い、頭の回転が速い、ってやつですかね。

なかなか示唆深い1冊で、今までボンヤリと思っていた「わかる」を具体的にしてくれたかなって感じです。 (蒼海苔天祐/2007-01-27)
最近の脳みがきブームには、どこか現実逃避じみたものがあるような、激しい違和感を感じる私。
基本的に備えている能力なんて、たぶん誰しも同じ。それでも成果に差が出るとしたら、それは頭の使い方が悪いのだ。
だとしたら、使い方を変えれば良い。それに脳なんてしょせんは筋肉なので、トレーニングの仕方次第でいくらでも鍛えられる。
要は適切に考える習慣があるかどうか。責任感を持って、自分のすべきことに向かい合って考え抜いたかどうか、差がつくのはそこでしかないのだ。

本書で言う、わかることのフレームワークは、ある種の技法論として、要素展開、構造化などは仕事上でも馴染んでいるので違和感がない(というか、普段資料化してる)。

ただ、この本でやはり傾聴すべきなのは、

物事に接して、その全体像、構造から機能までを直観的にとらえることができる人は「過去に徹底的にそのことについて考え、演習をして答え合わせまで行う経験をしたから」(P56)

また、試行錯誤しながら、迷いながら課題設定を自ら行う

という考えることの基本姿勢だ。
自分はまだまだできていないが、身の回りではこういう直観のはたらく人が実際にいる。IQが高いというよりも、透徹して考え抜いているからそれはできるのだ。

地味な本だが、昨今のおかしな風潮へのアンチテーゼ的な本。 (nack@仕事はどう?/2006-06-24)
「失敗学」で有名な