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「海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)」 とその関連商品
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海馬/脳は疲れない ほぼ日ブックス (ほぼ日ブックス)
ASIN:4255001545朝日出版社(2002-07-10) 池谷 裕二 売上順位:20178 ¥ 1,785(中古:¥ 43) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
この本を「面白い」、「明るくなれた」などと絶賛する人はいくらでもいるだろう。それは間違いではないので、そういうコメントは他の人に任せる。
私はこの本の中にある情報を、日本の労働環境改善のためにも広めたいと思う。たとえば、やはり睡眠は8時間必要だということの論拠。また「脳は疲れないが、疲れているのは目だ」という意外な事実。 多くの読者はこの本を読んで、「もっとがんばれるぞ!」とやる気をみなぎらせたと思う。しかしちょっと冷静になって考えてみて欲しい。この本を読めば、ほんとうに効率のいい働き方や生き方がわかってくる。また現代日本の労働環境がそれに反している事も。 そういう意味でこの本のコンテンツは、「楽しいから読んでみて」というノリで多く!の読者を引きつけるするだけでなく、「これは必読だ!」くらいの強さでアピールしてもいいと思う。特に経営学や学生の一般教養などに取り入れてもいいくらい、実は重要な真実が隠されている。 (heavyuserj/2003-04-25) ãæµ·é¦¬ãã¨ããæ¬ã'èªã¿ã¾ã-ããã
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シナプスをうまく作れない神経細胞は死んでいく(アポトーシス)というのが、免疫システムにおける「自己」を識別できないキラーT細胞がアポトーシスにより死ぬのと似ていて面白いと思いました。 系統立てて対談が進行しているわけでは無いので、断片的なウンチクしか残らないのですが、自分の脳の可能性はともかくとして(諦めてはいけないか!)、脳の不思議さを改めて感じます。 (アクロ/2005-06-08) 専門家同士の対談である。脳の専門家池谷と言葉の専門家糸井。それぞれの得意分野を十二分に活かした読み手をワクワクさせる対談である。
全体として気軽に作られた感のある本であるが、実のところ池谷の持ち出す話題は、ヘブ則、フュータイル回路、トップダウン補完など高度な生物学である。池谷は専門用語を避けながら最先端の科学をわかりやすく説明しようと勤めてはいるが、やはり糸井による平明な言葉への翻訳が、この本で極めて重要な役割を担っている。しかも、これがちょっとした人生論風(嫌味でなく)になっているのが、糸井の懐の深さだろう。ゆとりある糸井の胸を借り、裸一貫体当たりで人生哲学(?)を構築していく池谷は、この一冊で養老孟司を越えたのではとさえ思う。 私は「対談本」は編集者の「怠惰本」だと信じているのでこれまでは敬遠してきたが、こうした異分化の火花散る融合ならば今後も大歓迎である。少なくとも本書に関しては騙されたと思って読んでも損はない。これまで脳に興味のなかった人にも推薦する。 (ぶんちゃん/2002-10-01) 糸井重里と新鋭の脳学者池谷助教授の対談である。「うん、そうそう」「へ~え、そうなの」の連続だった。私は頭のいい人が好きなのだが、なぜそうだかこの本を読んで解明できたと思う。
海馬は、記憶の製造工場である。夜眠っている間に、起きていて入ってきた膨大な量の情報を「役に立つ情報」と「役に立たないから忘れていい情報」に仕分けをするのである。作業の間は外界の情報を遮断する必要があるから眠りが必要で、6時間かかるという。役に立つ、立たないの判断基準は「生存」に対してである。したがって、記憶にとどめたい事柄は、それを生存の危機と結びつけるようにすればよいのだが、さてどうやって。 内容紹介としていくつかポイントを抜粋する。 ・ものとものとを結びつけて新しい情報をつくっていくことが、脳のはたらきの基本です。 ・脳自体は30歳や40歳を超えたほうが、むしろ活発になると言われているんです。 ・脳はいつでも元気いっぱいなんです。一生使い続けても疲れないですね。疲れるとしたら、目なんです。 ・脳はもともと思い込みの強い性質があるから、それをいかに崩せるかが、「頭がいい」ことのひとつのヒントかと思います。 ・新規な刺激にさらされている人は、いつでも入力の判断をする海馬に刺激があるから、海馬の細胞が増えていく割合と消えていく割合とでは、細胞の増えていく割合が加速していく。 ・やりはじめないと、やる気は出ない。やる気を生み出す場所は脳の側座核にあり、そこの神経細胞が活動すればやる気が出るという仕組みです。 おすすめである。大ヒットしたわけだ。厚そうに見えるが、とても読みやすいから半日で読める。 (/2003-08-03) 彼は大変話し上手なんですね。海馬という脳の一部分の専門家との対談ですけど、非常にわかりやすく話を進められています。途中からわけわからないなどということのないよう、章ごとにまとめが載っているのもわかりやすいです。
で、内容はっていうと「頭のいい」状態というのはどのような状態か、年齢が増すとさらに頭がよくなるなどためになる内容がいっぱい詰まっています。今の自分に自信をなくしてしまっている方におすすめです。 (シンジ/2002-09-01) すっごくオススメです。この本を読むと、不思議と勇気がわいてくる気持ちがします。「年をとると脳細胞がどんどん死んでいって、ものおぼえが悪くなる」。こんないや~な先入観を打ち破ってくれます。
頭がいいというのは、脳の「状態」を指している・・・そうだとわかると、あとはうまく頭がいい「状態」にできるように考えていけばいいんだと、ふっと心が軽くなるような気がしました。 そのためには、いろんなことを経験して、脳の回路を増やしていけばいい、その結果、指数関数的に組合せが増えていくことをこの本で知りました。人間の脳の可能性と未来を感じさせてくれる、とても素晴らしい本です。 (kkn/2004-09-21)
装丁もかわいくて、お勧めです ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私は以前、某中央官庁の非常勤職員をしていました。優秀な人たちが仕事をしている様子を見ていて、「頭の使い方って、どうしてこんなに人によって、違うんだろう?」と、常日頃から思っていました。学歴とは関係なく、何か秘訣のようなものがあり、「訓練してよくなった感じ」がするのです。元々の素質が良いというのはあるだろうけれど、 ある種の訓練のようなものによって、それを伸ばしているというか、後天的に頭の使い方を学んでいったような風に感じるのです。
ということで、「身体を鍛えるように、頭の訓練をしたい」と感じていました。 この本には、その知りたかった事が、あちこちにちりばめられていると思います。装丁もとってもかわいくて、お勧めです。 (mousike/2003-03-05)
希望の星 ||||
歳をとってからでも、頭がよくなる。
という希望が持てる本です。 頭がよい、イコール記憶力がよい。 ではなく、 頭がよい、イコール処理能力が高い。 ということを気づかせてくれ、頭を使うことの大切さを痛感します。 (/)
そこには、可能性がある。 ||||
この本、タダモノではありません。
何気なく読み終わったとしても、その頃には何故か心が軽いのです。 ポジティブシンキングって何よ?と斜めから見がちな人にもお勧め出来ます。 地に足をつけて歩くのなら、この本がキッカケを作ってくれるかもしれません。 (/) 先行販売で手に入れ早速読み始めました。今までの所謂サイエンスコラム的な脳の本も良く読んでいたのですが、これはそれらの本に比べて、糸井重里の力か、抜群に読みやすいです。
読みやすいだけではなく、勇気を貰える、励みになるイイ言葉に溢れています。人の脳は30歳から成長する。脳は決して疲れない。失恋や失敗が人を賢くする。天才とはやりすぎてしまった人である。毎日、ちょっとした気遣いが脳を鍛える、それを知ることが出来たのはとても良かった。 (hm/2002-06-30) ä½ãã-ãªã'ãã°ãªããªãã"ã¨ããã£ã¦ãããªããªããããæ°-ã«ãªããªãã
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(たかじん/2004-07-22)
非常に読みやすい構成です。対談形式なのですが、糸井氏のテンポの良い話術にはまります。この対話形式については、本書の中にも登場する「論語」のスタイルを効果的に、現代的に上手く利用していると思われる。また、章の終わりにまとめのページがあり、ポイントを押さえて繰り返すということから書かれている内容のかなりの部分が記憶に残ることと思う。トリビアとしても、自己啓発としても役に立つ本である。
(ヒラキ/2004-03-08)
一般にそう信じられている年齢と脳の関係について、それは全くの誤解であることがこれを読むとよく分かります。
88件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。”最近年のせいか物忘れが激しくて”、”いくら勉強しても頭に入らなくなってきたんだよねえ”などとボヤいていた人たちには、この本の内容はとんでもない朗報なのでは!? すごく難しいテーマを論じているんですが、表現が平易で分かりやすいのも好感が持てます。 オススメです。 (/) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線
ASIN:4255002738朝日出版社(2004-10-23) イラスト:長崎 訓子/池谷 裕二 売上順位:54034 ¥ 1,575(中古:¥ 99) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
著者の『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)を読んだとき、凄い人がいるもんだと驚いた記憶があります。そして、その後、その本がベストセラーになったと聞いて、納得しました。
というのも、科学者には、「専門家」に対しては「専門用語」を駆使して自身の研究内容を語れる人はいるのですが、「非専門家(一般人)」に対して、それを出来る人は数少ないからです。 本書の中でもそれは実践されています。 聞き手はニューヨーク在住の高校生。高校生を相手に『Nature』(世界で最も権威のある科学雑誌)の論文を、平易な言葉で紹介しています。私が、自身の分野の論文を、高校生にも分かるように同じように説明できるか?う~ん、できるかなあ、と考え込んでしまいます。『Nature』という雑誌の性格上、『分かりやすさ』と『インパクトの大きさ』が高く評価されるとは言え、凄いですね。 また、双方的な授業がなされていることに好感が持てます。回答者(つまり高校生)が「間違った」答えをしても、それを「面白い意見だ」「そうゆう考え方もあるよね」と認めつつ、「でもこうは考えられない?」と持っていく流れが秀逸です。 本書の中で、『脳の地図は脳が決めているのではなくて身体が決めている』という言葉が印象的です。 著者のホームページも面白いですよ。 (hybrid_dirbyh/2004-12-05)
中高生におすすめ!! |||||||||||
もし自分が高校生の頃この本を読んだとしたら、興奮して、驚愕して、すぐにでも脳科学に飛びついただろうと思う。脳における機能局在や、視覚のあいまい具合、さらには自分の「心」とは何か?、と想像もできないようなことが次々とでてくる。かなりエキサイティングだ。
「心」の問題に関する池谷先生の考察は興味深い。僕は次のように理解した。悲しいとか嬉しいといった一般的に自分の心だと思われる感情は、実は脳の副産物である。つまり脳の活動をダイレクトに支配しているわけではない。普通の感覚からすると違和感があるかもしれないが、僕はこの考え方の方が逆にすっきりした。みなさんはどう受け止めましたか?人によってはかなりの衝撃だったのではないでしょうか。 こういう驚きは僕と同世代の学生や、中高生に味わって欲しい。とういことで5つ★ (nori/2006-11-15) 高校生に最新の科学を講義するという形式もおもしろい。
しかし、本書を読んで得られるものは、「視点を変える」という ことであろう。 当たり前のことについて考える機会というのは大変重要である。 ましてやその、当たり前のことが人間の脳について、すなわち われわれ人間の思考の根源にかかわるところのことを言っている のはなおさらである。 頭にガツンと一撃-そういうインパクトを起こさせる一冊です。 (ny/2005-01-25) コロンビア大学研究員で脳科学専攻の筆者が、慶応高校ニューヨーク校の生徒に行った講義をまとめた本。
この本が成功しているのは、講義形式をとったこと。通常の入門書は、筆者自身が基本的なことを説明しているつもりでも、説明の仕方が悪かったり、専門用語が単調に並びがちだったりして余り面白くなく、また頭に残らないことが多い。でも、この本は少人数の生徒を相手にした講義をベースにしていて、読者もそこに加わって、一緒に考えているような臨場感がある。筆者の説明も、生徒達の反応をきちんと踏まえながら、わかりやすい事例を多く挟んでいるため、脳科学の基本的なエッセンスが頭に入ってくる。 僕が一番面白かったのは、人間の行動の多くは考えられているほど意識的(自由意志)に行われているわけでないというところ。悲しいとか嬉しいといった感情も、基本的には外部刺激に対する脳の反射的な作用だし、人間の自由意志を象徴する言語も、その多くは無意識な反応によっている。人間は他の動物と違い、言語を持ち自らの意志で世界を解釈し、働きかけられる、というのが一般的な通念だと思うけれど、実際はそれ程でもないということだ。面白いのは、この点に気持ち悪さを感じているのも、やはり脳の働きによる点だ。脳が、自らの働きに対して違和感を感じる。このあたりの議論はこの本ではそれ程触れられていないけれど、僕にとっては興味深いテーマだった。 このような「意識とは何か」といったやや哲学的な議論もあるし、脳の機構についての説明も勿論きちんとなされており、脳科学が現在課題としていることを一通り概観するにはもってこいの本だと思う。平易な語り口ながら、触れられている事項も多く、繰り返し読むことで理解も深まる。4章立てになっていて、それぞれの章にきちんとテーマ設定されているところも良い。お勧め。 欲しかったのは、読書ガイド。脳科学の基本が網羅されているのだから、そこから発展的に学びたい人の為に、紹介文付きのリストなどがあれば最高だった。 (noritoku76/2004-11-28) すばらしい本。講談社ブルーバックス「記憶力を強くする」は面白かったものの、糸井重里との共著や学習術の本など、ややお気軽に本を出しすぎではと警戒心を抱いていた私だが、この本を読んで池谷氏の実力のほどを思い知らされた。単なる優秀な研究者じゃない。こんなに平易な言葉で、これほどの内容を語れるとは! この本のもとになった講義を聴けた慶応義塾ニューヨーク学院の生徒たちに嫉妬する。
提示されている事実は、最新の知見も含まれているとは言え、大体はどこかで耳にしたことのある内容。むしろ細かい話はザックリ端折って、ポイントだけ拾い上げている。そこから描き出される脳の姿も、少なくとも大枠は、それほど奇抜なものではない。にもかかわらず、ストーリーの全体にみなぎるこの瑞々しさはどうだろう。 私がこれまで読んだ脳関連本の中で、もっとも刺激に満ち、さまざまな可能性を孕んでいると感じられた。決して冒険的なスペキュレーションに走らず、未解決の問題は謙虚に余白として残し、むしろ読者を思考へと誘う。ダサいクオリア話なんて読んでる暇はないゾ! (モワノンプリュ/2004-11-09) どこかで見たことがあるのだけれど具体的に思い出せなかった”脳地図”に、「進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線」で再会しました。体性感覚野の体部位局在の状況を表した図です。ペンフィールドの脳地図と呼ばれているそうです。
この図を見ると、感覚にとっていかに顔と手の重みが大きいかを脳の実装として具体的に理解できます。いままで断片的にしかしらなかった脳についての知識がつなぎあわされ、隙間が埋まっていく喜びを感じます。シナプスのミクロな構造と脳全体のマクロな動きでは相当なギャップがありますよね。かつて、遺伝・発生におけるDNAと生体の間が次々と解明されているのに比べて、脳の領域の解明スピードが遅いのではないかと思っていた時期がありましたが、ただ勉強不足だけだったのかもしれません。 また、脳単体のハードウェアとしてはイルカの方がいいのだけれども、入出力が人間のほうが多いので結果として利用効率がいい、なんていう話も、いろいろな想像をかきたててくれました。 ちなみに、純粋に脳の知識を知る以外にも、個人的にどう脳を使えば効率がいいのか、どこに限界があるのか、といったことの役にもたつと思います。わかりやすさを追求して多少大胆に説明した部分もあると作者が最後に述べていますが、研究者ではない一般の人はまずは知的関心をもつことが優先なので完全な正確さをうんぬんしなくてもいいですね。 (jimmy/2006-11-07) 大脳生理学の専門家がニューヨーク在住の日本人高校生相手に行った講義の記録。口語体なので文系人間にもスッと頭に入る内容だけれども奥は深い。じっくり読めば唯物論的認識論を極めることができるし、軽く読んでも「動かそうと思う一秒前から脳は準備を始めている」とか「錯覚が起きるのは二次元の網膜で立体視をするため」なんて、酒席で使えるネタが目白押し。ちなみに、タイトルの意味するところは、人間は脳の潜在能力の十分の一も使っていないということ。これは人間だけじゃなく、単純に脳だけ見ればイルカの方が上なんだそうで…あっ、これもネタに使えるか(笑)。という訳で、こんな授業が受けられたら、僕も理系に進んでたかもと思わせる一冊でした。
(トッコ/2004-11-21)
高校生物の授業や学内の短期セミナーで、こんな内容の授業があったら、勉強に興味が持て、もっと楽しく感じられると思います。高校のカリキュラムで、たまにはこんな授業があって、いいのではないでしょうか?(でも、今の高校の生物の先生とかでは、この本みたいな説明の仕方はなかなか出来ないでしょうね)
大脳生理学をやさしく説明するのは、難しいと思いますが、それを分かりやすく説明した良書だと思います。 最後の方にある行列を利用した話もフムフムと読ませていただきました。十何年ぶりかに目にしたのですが、理解できました。学生時代にきっちり勉強しておくことが、やっぱり必要かも知れませんね・・・。 中高生向けに書かれているかも知れませんが、大人でも充分に読み応えあります。 (jiateng4/2006-09-19) まず感じたのは、日本にもこれだけわかりやすい説明能力を持つ学者がいたのか!という驚きです。
講義の対象となった中高生の一見ずれた質問にも、巧みに軌道修正をしつつ、本筋にもっていく進行力と、彼らでも理解出来るレベルでの話の落とし込みに感心しました。 本を読むだけで、講義の場に自分が参加している錯覚を何度も感じました。 内容的には、ラマチャンドラン博士の著書の方が、幅広く深く説明がなされていますが、大脳生理学は初めてという人にはこちらの方がはるかにわかりやすいと感じました。 (平成の読書案内人/2006-08-17) 今までに脳科学関係の本を数十冊読んでいる。同書はその中で、間違いなくベスト3に入る良書である。
難解な話をできる限りかみ砕こうとしている著者の姿勢が反映された本書は、構成が授業形式になっていて大変に分かりやすい。脳に関する幅広い知見を取り上げているが、視覚の錯覚や補正に関する章では特に図や絵を多用したり、また身近な例を取り上げたりするなど、理解のしやすさへの配慮や工夫も嬉しい。 エピソードや著者の見解も具体的で興味深い。過剰に進化した人間の脳は、身体的な制約からその能力を10パーセント程度しか発揮しえていない。一見無駄に見えるこの進化は、環境の激変にも対応できるための余裕であるという話は特に新鮮だった。また、記憶のあいまいさについては、その故に、コンピュータとは異なって繋がりそうもないものが繋がる可能性があり、それが創造力の源泉なのではないかという。 いわゆる定説からのもう一歩のつっこみが本書の大きな特長でもある。思い切った個人的見解を示すことで、これまでの脳科学の本にはない新たな価値が加わった。脳に興味を持つ人ならば、ぜひ手に取ってもらいたい一冊である。 (/2005-01-25) 「大脳生理学」と聞いて、面白そう!と思う人は正直言ってそんなにいないと思う。でも、本書を読むと、自分はどれだけ自分の体や感情を制御できているのか?どういう風にコントロールしているのか?動物と人間はどれだけ違うの?なぜ違うのか?人間は本当に進化しているといえるの?なんていうことを考えはじめ、脳の中だけでチマチマしている学問ではなく、環境や意識・無意識に深く関わっていて、実はとっても広がりがある学問であることがわかり、実は大脳生理学はとっても面白い研究かも!という気にさせてくれる。
大学時代、脳生理学は必修科目であったが、結局理解できたのは、断片的なものだった。本書はホンの数時間で読めるが、質的には毎週1時間脳生理学の授業を半年間聴いた内容に匹敵すると思う。 医学を専門にする者にはもっとしっかりした知識が必要だが、その周辺領域に携わっている専門家や学生が学ぶには最適な入門書である。大脳の役割、神経系の働き、そして神経系と身体との関係が大雑把にかつ体系的に学べる。難しい専門的なことを、ラジコンねずみやクローン実験などの面白そうな研究を導入に使って一気に聞き手の関心を引き、気がついたら専門的なことを語っている。最初に大まかな図式を捉え、細部を説明していったり、一部の現象を理解してから大きな流れを捉えていったり、知識の断片をきちんと流れに当てはめて理解することができるのも著者の高い教授能力によるものだと思う。神経の信号伝達の様子を火事が隣家に広がる様にたとえたり、神経細胞とシナプスの活動を議会の中にいる与党と野党にたとえたり、とにかく本当にわかりやすく、興味をかき立てる。 未知の分野に触発されて鋭敏に反応していく中高生とのやり取りも興味深く、可能性を感じさせて、よかった。 この本、大学の授業で使ったら、生徒ももっと関心を持って勉強すると思うのですが、先生方、どうでしょう? (toyoji/2005-01-25) あまりにも複雑化してしまい、専門家でさえも総合的に理解することは難しくなってしまった脳科学。
その中で特におもしろい部分を一般の人向けにわかりやすくまとめてある。 つまり、脳科学で今おもしろいことを手っ取り早く知りたい人向けの本であると言える。 扱っている内容は本当に最先端の内容であり、それをこのようなわかりやすい形で表現できる彼の能力には頭が下がる。 しかし、より高次の知識を得たいと思ったときにあると便利な参考になる文献のリストが無いのは少々残念。 と言っても、この内容であれば参考になる文献リスト=論文リストになってしまうのは必然であり、一般向けの本ではそれを紹介してもあまり意味は無いのかもしれない。 脳科学をかじった者が読んでもかなり面白いと思える良い本である。 (白い森の影/2005-02-23) 本書で圧巻なのは、意識とは何かについて語られる第2章です。
本書によると、意識というのものは無意識による行動・判断の結果を、 後追いでまさに「意識」することのようなのです。 この本を読んでいる、まさにそのときに、本を読むということ自体が問われるわけで、 「今、本を読んでいる自分の意思というのはどこから来ているのか?」 本を読みながらでも考えずにはいられません。 そして、「そう解釈している自分の意志はまたどこから来たのか?」 巡り巡って本当に頭がおかしくなりそうです。 兎に角、意識される理性よりも、無意識の行動・判断のほうが ヒトの人格を形成する鍵になっているようなのです。 無意識層にまで訴える実体験というものが如何に大切か、改めて思いました。 (kentmild/2005-01-23) コロンビア大学で研究中の脳科学者が、高校生に対してわかりやすく行った、脳についての講義録。脳については、解明されていないことが非常に多いのだそうだが、著者自身が述べているように、脳科学の専門家が日々研究しているテーマと、一般市民が持っている疑問には、大きなギャップがある。それにあえてチャレンジし、高校生と一緒に考えることで、脳の神秘の世界にぐいぐいと引き込んでいっている。そんな著者のダイナミズムを絶賛したい。こういう、身近なところから科学が発展し、若い人材が日本から数多く生まれていって欲しいものだ。
個人的には、脳が身体を支配しているのではなく、むしろ、身体の特徴に脳がその機能をあわせていることや、人間の記憶力があいまいであることに、「汎化」という、生存競争に勝ち抜くための必然的な理由があったこと、などが印象に残った。いや、素人にも印象に残るように著者が上手に説明してくれた、と言うべきかも知れない。そんな、ぞくぞく、わくわくするような話題が満載なのである。 今さらながら、科学への先行投資が、日本という国にとって非常に大事であることを、認識した。特に、脳の研究から、心や意識についての解明がさらに進めば、心理学や哲学、組織行動論にも影響は出てくるであろう。いずれは、経営理論や人材育成論の発展や新たな展開にも、結びつくかもしれない。そんな可能性を感じさせる一冊である。 (六等星/2004-10-31) 読んでいて、すっごく引き込まれました。
39件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。いま現在、脳の研究で何がわかっていて、何がわかっていないのか。これから どこに向かっていくのか?「意識」とは?「体と脳の関係」とは?「記憶」とは?「学習すること」とは? といったことが、よくわかります。 これは、ぜひもっとちゃんと読んでマインドマップにもまとめようと思っていますが、 「この講義を受けられた高校生がうらやましい~~~!!」 こんな機会はめったにないことですね。 講義を受けた高校生が、将来、脳科学の最先端で活躍することになるかもしれませんね。 この本、ほんとにオススメです。 (gene/2004-11-10) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)
ASIN:4062573156講談社(2001-01) 池谷 裕二 売上順位:494 ¥ 1,029(中古:¥ 220) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
【この本との出合い】
長女が進学する高校の入学前課題で「理科の読書感想文」に指定されていた本の1冊でした。 従って中学生にも充分に理解できる内容と言うことです。 それを「文系オヤジ」が娘から取り上げて読んでみました。 【オヤジが変わった】 中高年になると、とかく 「脳細胞がどんどん死んでいるんだから、新しいことが覚えられないのは仕方がない」 と言い訳をしがちです。 実は、脳の記憶を司る神経細胞は、使うことで年齢には関係なく増え続けると言うのです。 年をとると若い頃のように勉強しなくなり、覚える努力をしないだけ、と言うのが著者の指摘で、 中高年が「新しいことを覚えられない」原因なのです。 脳と体の健康を保つ、と言う意味でも「ものを覚えよう」という意欲を掻き立ててくれました。 【英語学習に活かす】 40才を過ぎてから英語学習を始め、毎日勉強しても中々話せない、TOEICスコアもそこそこあがったけど、それ以上伸びない。 「こんなに勉強しているのに俺ってバカじゃねぇか?」 とも思っていたそんな私の学習に唯一抜けていたのが英文の暗記、暗唱です。 「この年で覚えられる筈がない」と、やろうともしていなかった。 でも年齢に応じた脳の使い方がある、記憶に必要な脳の神経細胞は使えば増える、 それに勇気付けられ英文の暗記、暗唱にチャレンジすると、ちゃんと暗記できるじゃん。 英語の通信教育の月例課題のスコアも、やや右下がりの高原状態から脱却し、点数面では短期間にブレークスルーしました。 次回のTOEICが楽しみ。。 【オヤジの共感】 人間は気合と根性、と言っているオヤジですが、この本でも、脳の働きを活発にするには「意欲」と「努力」が必要と言っています。 最先端の脳科学でも、「意欲」「努力」が尊い、とする結論は大変共感が持てました。 いやぁ~、文系オヤジにもこの「脳科学」の本は面白かったし、随分得をしました。本書の著者の若き研究者に多謝。 (ショーン/2004-02-14) 本の帯に、「やめられないおもしろさ」と紹介されてるように、読み出したらとまらない。東大出身で、数々の発見をし、人をひきつけられる文章を書け、しかも氷川きよし似と、著者に若干のジェラシーを感じる部分もあるが、ページをめくるたびベートーベンの「運命」のように驚きと興奮が湧き上がる。(人が記憶する際に、脳の海馬という部分から出すθ(シータ)波のリズムは、この「運命」の「ジャジャジャジャーン」と同じらしい。)この本の素晴らしいところは、「学習はまず大局をつかみ手順を分解して覚えるほうがよい」とか「忘却曲線から考える一番よい復習スケジュール」など科学的根拠に裏づけされた実用的なヒントがあること。これがあるために、「人間のもつファジーな記憶こそ、環境に適応するために生み出された産物」とか、「旨み成分のグルタミン酸は脳内に多く存在する神経伝達物質のひとつ」など、学術的な内容にも抵抗なく入っていける。老若男女問わずにお薦めできる本です。
(新谷/2002-02-19)
だいたい記憶力について、関心をもつきっかけは、自分が「もの覚え」が悪くなったなとか、どうして、あの人は色々と覚えているんだろうとか、そういったことがきっかけになって、「手っ取り早く覚える方法は無いかな?」と考えて、まず、「記憶術」や「記憶法」に関連する書籍を読み始める。そして、記憶術などの書籍を読んで、実践してみても、なかなかうまく活用できず、今度は、「記憶の本質って何だ?」と記憶自体に疑問を持ち始め、記憶に関係する書籍を読み始める場合が多いと思う。
かく言う自分も、このステップを経て、「記憶力を強くする」にたどり着いた。この本は、どのような経過で脳がものごとを記憶していくかということに焦点を絞って、脳が記憶していく仕組みを書いているので、私みたいな経過をたどってから、読む者にとっては、役に立つ。 この本を読んでから、あらためて「記憶法」や「勉強法」の本を読み返すと最初に読んだ時よりも内容の理解が促進される。 「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」は、「記憶力を強くする」をやさしく書いているので、勉強法に役立てる目的なら、「最新脳科学が教える 高校生の勉強法」を、記憶の仕組みをさらに詳しく理解したいなら、「記憶力を強くする」を読めば良いと思う。 (トッコ/2006-09-19) この本を読んだあとに「進化しすぎた脳」「海馬」も併せて読んだのですが、そちらがあまりにも素晴らしい内容だったので本書の価値が下がってしまいました。
“記憶力を強くする”というタイトルのわりにはそのことに特化されていないので、専門知識のない人が気軽に読むならあとの二冊の方がいいと思います。 というのも、本書の中身の半分くらいは脳が記憶をするメカニズムについての話で、専門用語が多くあまり興味をそそられない箇所も幾分あったからです。 それでも内容は充実していますし、興味のあるところだけとっても充分楽しめるので、記憶のメカニズムについて科学的なところからしっかり勉強したい人には文句ない内容だと思います。 (N.K/2007-02-28) 近頃、歳のせいか記憶力が落ちたなぁと感じていましたので、題名に惹かれて気軽に購入してみました。しかし、この本は題名とはウラハラに、安易な記憶の指南書ではなく、「記憶」全般についてもっと深く論じられていました。脳はどのようにして物を記憶するのか、そもそも人はなぜ記憶するのか、などなど、記憶について普段から疑問に思っていたことについて明解に答えてくれました。しかも、ここ数年間の最新脳科学の研究成果も、ふんだんに紹介されていてまさにエキサイティングです(いやはや現代の科学は既にこんなにも脳を解明しているのですね)。そして科学的視点から脳の機能を詳しく説明したあとに、この脳の機能をいかにうまく利用して、記憶力を強くするのかを解説しています。説得力100%で!す!そして何より素晴らしいのは、私のような素人でも十分に読めるように、多くの例をあげながら具体的にかつ丁寧に説明してくれていることです。最新の脳科学を理解できる(理解したつもりにさせてくれる)絶品だと思います。受験を控えた学生さんや、私のように記憶力の低下に悩む年輩の方だけでなく、「脳」に興味のある全ての皆さんにお勧めしたいです。これを読まなければ損ですよ!
(/2001-01-21)
記憶のメカニズムから、どうすれば記憶力を高められるかということが説明された本。
わかりやすいし、読んでいると脳科学という学問分野は面白そうだな、と、思えてくる。 記憶力を高める、もしくは効率的に記憶するためには、 覚えようとする物事に興味を持つこと、 関連したことを同時に覚えること、 覚えた知識を友達や家族などに説明してみること、 眠ること、 一ヶ月に一回以上のペースで復習すること、 基礎を身につけってから少しずつ難易度を上げるような学習を心がけること、 学習を継続すること、 などがあることがわかった。 あと、年をとって忘れっぽくなるのは、脳の自体の問題というよりも、 学習に対する本人の意欲の問題であるというようなことには、 希望があるなと思った。 (もり/2006-05-05) 難解な脳の科学が一般人にもとても分かり易く書かれており、章立ても明解でとてもリズム良く読むことができました。一般人にとっては第6章の記憶増強に関するノウハウの部分が最も大事なのでしょうが、これを理解するための科学的知識が前の5章でコンパクトにかつ良心的にまとめられています。
この手の書物を読んで楽しかった経験は余りないのですが、本書は例外で確かに「読み始めたらとまらない面白さ」(週刊文春)でした。著者の筆力は相当なものとお見受けします。 (自由通りのフリードマン/2002-06-15) 評価が高い本の共通する特徴とも思うが、まず平易な言葉でかかれているためわかりやすく、頭に入りやすい。
「記憶力を強くする」という本の題名から、記憶力をよくするノウハウを教えてくれるものと期待する向きは他の本を買ったほうがいい。 この本は、海馬の働きを最新の研究成果を踏まえながら、わかりやすく説明してくれる内容であり、受験勉強にやくだつノウハウ本ではない。 一読して小宇宙たる脳の働き、海馬の仕組みには驚嘆するばかり。 改めて人間とはよくできたつくりになっているものだなと考えさせられる。 この本を通じて、今後の脳に対する研究に興味がもてたことは、自分にとって大変有益な一冊であったと思う。 皆様も小宇宙たる脳の探求の旅にお出かけください。旅行代金は驚くほどお安いものです。 (MM/2002-08-27) 過去に行われた記憶や学習に対する実験を紹介すると同時に、脳の解剖学的・発生学的研究から、記憶のメカニズムを記した教養本。最新の情報についても、可能な限り要約して説明しており、広い読者をターゲットとしている。
一般的に発売されている、○○式記憶術や記憶力訓練法などの書は、読者が実践してもうまくいかない場合が多い。これらの書は、うまくいった経験則を根拠に、理論を後付けしているものが多いため、その理論の信憑性に乏しい。これらと本書との決定的な違いは、先に客観性の高い研究結果や実験結果があり、それに基づいて記憶のメカニズムが紹介されていることであり、これによって忘却についてのメカニズムも調べている点にある。記憶と忘却のメカニズムが解明されれば、記憶力を増大させ、忘却を減少させる効率の良い方法が研究できる。しかも、これは多少の個人差はあれ、同じ仕組みを有する全ての人(生物)に共通して有効となる。 詳細は本書を読まれたし。最新の脳医学であるために、どうしても記述がわかりづらい所があるかもしれないが、これ以上の簡略化は無理と思う。多くの読者に勧められる良書で、当然星5つ。 (neurologistsk/2007-11-18) 多くの読者は記憶力を強くしたいという動機でこの本を手に取られると思うが、記憶の脳科学について分かりやすく記載したまじめな本である。多分、本の題名としてはこうするしかなかったのであろうが、記憶の鍛え方に関しては現時点ではこの本を読んで読者が考えるべき問題としかいえず、記憶力を強くしたいと購入した人には当てが外れるかもしれない。
しかし、記憶に関して思索することがこんなに楽しいことであるとは、期待せず読んだせいかかなり特をした気分になりました。お勧めです。 (/2006-12-13)
ハウツー本としてじゃなくって |||||
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難点としては、著者の(一般受けするような) いささか偏った主観的意見が あたかも科学的根拠に基づいているように 述べられていたことです。 (KT/2002-05-06) タイトルから想像されるような、いわゆる「記憶術」の本ではなく、記憶の仕組みについての本。
内容は、まず脳科学の概要を説明し、海馬、LTP、それに関連するニューロンやシナプスの話、神経回路における電気的・化学的な情報の伝達のしかたなどの話で進んでいき、後半では効率的な記憶の方法やその性質、そこから「天才」の定義、記憶力を強化する薬の開発や、これらの研究に対する著者の考えが述べられている。 特に注意を引いたのが下記の3つの点。 「記憶力を強くする」とは、脳のしくみを理解することにより効率的学習方法が身に付くということであり、これはMind Mapの開発者のTony Buzan氏の言うMental Literacyという言葉を思い出させるものだった。 また、記憶とは、ニューロンのシナプス結合により神経回路が構築されていくという構造を持っており、この「関連付け」こそが人間の記憶とコンピューターとの違いであり、このような、まったく関係の無いもの同士を結び付られることにより「創造」することができるというくだりが印象的だった。 そして、何より著者自身の科学者としての熱意というか熱狂のようなものが感じられるのが何より心強く思った。最近読んだ何冊かの本の中で、科学者であろう人が、研究の中で何か神秘的なものを見出しそれをまるで言い訳の様に使っているように感じさせるものがあった。それ自体はロマンティックで惹かれるものがあるが、それで考えるの止めてしまうのではなく、突き進んでいこうとする姿勢は尊敬に値すると思う。著者自身、説明の簡略化のために端折った部分が多々あると書いるとおり、素人の私にもそういう部分が感じられるところがあったが、それらも含めて上記の様な著者の情熱を感じられる部分だと思う。 どこに興味を持つかは人それぞれだと思うが、この情熱こそが多くの人に、この本が面白い、と言わせている核の部分なのではないだろうか。 (ハナミズキ/2006-07-19) 記憶のメカニズムについてミクロのレベルから科学的に解説されている。
効果的なたとえ話を随所に交え、「記憶」全般について非常に分かりやすくまとめてある。 記憶力を強くする実践的な方法についても、その根拠と共に述べられており、非常にバランスのとれた本である。 個人的には、脳とコンピュータの違いについて書かれた箇所が興味深かった。 人間の脳の「あいまいさ」、それこそが人間の創造力の源となっているというのは逆説的で面白かった。 (/2001-04-02) 池谷裕二さんとは大学、大学院を通じての同僚なので、その分差し引いて読んでほしいが、この本は記憶に関する神経科学の最新の知見を興味深く読ませてくれる良い本だ。
75件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。まず、構成がよい。海馬が記憶に重要であることから始まって、最新の知見を散りばめ、スクワイアやタルビングの心理学的枠組みへとつなげる。エピソード記憶と意味記憶の関係とかは本当はいろいろややこしいのだけど、うまいことストーリーが流れている。教科書丸写しではなくて、よく消化してから書いている証拠だ。このあとに神経細胞、シナプスについての記述があって、LTPとは何かが説明される。いきなり本の最初から神経細胞の説明に入ったらうんざりだから適切な構成だ。そして6章の「科学的に記憶力を鍛えよう」に入っていく。 そしてこの6章が面白い。実際のところ、ここで書かれていることは先述のエピソード記憶、意味記憶、手続き記憶などの枠組みを使った話であって、「最新脳科学が語る」というほどのことではない。けれども池谷さんの経験と信念がにじみ出た人間味あふれる文章になっていて魅力的だ。たとえば、「どの科目でも優秀な成績をとることができる学業の優れた人は、一つの科目すらもマスターしていない人から見ると超人的な天才に見えますが、しかし、それは生まれつき頭がよいというよりも、むしろ、いろいろな科目の学習能力が相乗しあった結果なのです。(216-217ページ)」なんてのは家庭教師をしていた学生に教えてあげたいセリフだ。 この本は、2000年あたりの国際科学雑誌の報告までの最新情報を取り込んでいるが、これは他の本にはない特色だ。人やサルの研究に関する言及が少ないのは専門家としては不満だが、1冊の本に全てを詰め込むことはできないからちょうどいい線だと思う。 この本を記憶の脳内メカニズム研究の現状に興味のある全ての人に薦めます。 (/) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
いま、この研究がおもしろいの著作一覧 おすすめ 新書で脳科学 脳科学に関する書籍 脳科学 マインドマップを身につける 独断おすすめ書籍01 本当の良書(だと思う)脳科学書 ver.1.0 勉強法を考える ブックマーク3 |
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脳トレ―最先端の脳科学研究に基づく28のトレーニング
ASIN:4757209509アスペクト(2003-03-04) 翻訳:青木 哉恵/リチャード・レスタック 売上順位:178024 ¥ 1,680(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:31
勉強になる本。メチャクチャな題。 ||||||||||
「どうすれば脳の機能が高まるか」
この疑問にたいして、アメリカの神経科医が、脳科学的見地から答え、解説した一冊。 ただし、内容はけっして難しくない。 まず「脳の働き」を簡単に解説して、脳は何歳になっても(悪いほうにはもちろん、良い ほうにも)変化すると説明する。そして、では、何がそうさせるのか、どうすれば良いほ うに脳が変化するのかを解説してゆく。「とにかく脳を使う」「新しい刺激に接する」 「ストレスのない精神状態を維持する」「運動する」「集中力を養う」などなど、普段、 世間で言われている事を解説してゆく。ただし、脳科学的見地からなぜそれが脳に良いの かが解説されている。そこが本書のミソである。具体的な「トレーニング」についても、 いくつか紹介されている。 もうおわかりかもしれないが、この本については注意する必要がある。この本は具体的な トレーニング本(最近流行の「音読本」や「大人向け計算ドリル」など)ではない。その 意味で「脳トレ」という本書の題は、大変に不適切と言わざるを得ない。(事実、オリジ ナルの題は、「モーツァルトの脳と戦闘機パイロット ーどうやって脳の能力を引き出す かー」である。)インパクトを狙ったのであろうが、大変残念な題の付け方である。大抵 の読者に一読の価値がある本だと思うが、間違った期待を持って買うとがっかりするだろ う。 (Thoreau/2006-09-25) これを読み終わって思ったことは、文章を読んでいる時はよかったのですが、いざ実践してみようとなった時に傍線を引いたりしていたとしても、まだ必要でない文章が多く、全体的にあまり必要でない話の箇所もあるので、脳のトレーニング方法とその実践法をすばやく知りたい読者としては、全部のトレーニング方法の要点をまとめたページを本の最後に作ってほしかった、というのが読み終わっての感想です。
また、14章 感情をコントロールする、18章 論理力を鍛える、19章 不確実性に耐える、についてはトレーニングノウハウが明確でなく、具体的なトレーニング法については何も説明されていません。 ただこれらを抜かした、総合的な評価としては星は4つつけてもよいと思っています。なぜなら、多くの脳のトレーニング本がある中で、この本は上の3つの章と、はじめの1章・2章の章を除いては具体的なトレーニング法を書いており、どれも新鮮であるからです。 読者は読み終わったらまずこの本の要点を書き出して、それから実践に移るという過程が必要になるでしょう。 (hirock/2004-11-02) ãè¨æ¶åã'å¼·ããããã®è'-è...ãæ± è°·è£äºæ°ãç£ä¿®ã-ã¦ããã"ã¨ã§ãã"ã®æ¬ã«èå'³ã'æã£ã人ãå¤ãã¨æãã¾ãããããæå'³æå¾...ã¯ããã®æ¸ã§ããã¿ã¤ãã«ã«ã¯ãè³ãã¬ãã¨ããã¾ãããæ£ç'ç'¹ä»ããã¦ãããã¬ã¼ãã³ã°ãæé-"ã®ããããã®ãå¤ããç¶ç¶ããã®ã極ãã¦å°é£ãªãã®ã°ãããªã"ã§ããè'-è...ã¯æ¬ã®ä¸ã§ãç¶ç¶ããã"ã¨ã®éè¦æ§ãã«ã¤ãã¦è¿°ã¹ã¦ããã®ã§ãããæ£ç'ç¶ç¶ã¯ãããªã®ã§ã¯ï¼ã¨æã£ã¦ã-ã¾ãã¾ããä¾ãã°ãè¨æ¶åã®ãã¬ã¼ãã³ã°ã§ãã©ã³ãã ã«é¸ã"ã åèªï¼'ï¼åã'ãã¼ã-ã¬ã³ã¼ãã¼ã«å¹ãè¾¼ã"ã§ç¹°ãè¿"ã-èãã¦è¦ãã¦ãããè¦ãããªãã®ãããã"ã§ãããã"ã®ãã¬ã¼ãã³ã°ï¼'ã¤ãã£ã¦ããå°ä¸æé-"ããã£ã¦ã-ã¾ããæé-"ã«ä½è£ã®ããããªã¼ã¿ã¼ã®æ-¹ãªãã§ããããã-ãã¾ãã"ããå¿ã-ã大å¦ç"ãã"ã¸ãã¹ãã!³ãªã©ã®æ¬å½"ã«ãè³ãã¬ãã'å¿...è¦ã¨ã-ã¦ãã人ãã¡ã«ã¯ã¾ãä¸å¯è½ã ã¨æãã¾ããã-ããããµã-ã¿ã¤ãã«ã«ãï¼'ï¼ã®ãã¬ã¼ãã³ã°ãã¨ããã¾ãããç« ãï¼'ï¼åããã¨ããæå'³ã§ã詳ç'°ã«è¦ã¦ãã£ãããããããï¼"ï¼å以ä¸ã®ãã¬ã¼ãã³ã°ãç'¹ä»ããã¦ããã"ã§ãããã"ãã'å...¨ã¦ç¶ç¶ãããã®ã絶対ã«ä¸å¯è½ï¼å...·ä½"çãªè½åãã¬ã¼ãã³ã°ã'è¡ããã人ã«ã¯å'ããªãæ¬ã§ããã-ãã-ããã¯ããè'-è...ã¯è³ç§'å¦ã»èªç¥å¿çå¦ã®æå...端ã'è¡ã人ã§ããæ¬æ¸ã®ä¸ã§ãã®ã¹ããã¦ããããã«ãè³ã®ããããã'ç¥ããªã'ãã°ãè³ã'å¹çããæ'»ç"¨ã§ããªããã®ã§ãããã®ç¹ããè¦ãã°ãæ¬æ¸ã¯ææ-°ã®è³ç§'å¦ã»èªç¥å¿çå¦ã®æ...å ±ãç°¡æ½"ã«ã¾ã¨ãããã¦ãããè³ç§'å¦ã®å...¥é-æ¸ã¨ã-ã¦ã¯æé©ã ã¨ãããã¾ããæ¬æ¸ã'èªã"ã§ãåºæ¬çãªè³ã«ã¤ãã¦ã®æ...å ±ã'å¦ã³ãã!ã"ããçºå±ã-ãããã¹ãã«é²ãã®ãããã®ã§ã¯ãªãã§ã-ããããã¡ãªã¿ã«ã欧米ã®å¦è...ãã"ã®æ¸ããè³ã'éããç³»ã®æ¬ã¯å®è·µçã§ãªããã®ãå¤ãã§ããæ¬å½"ã«éãããã®ãªããæ¬æ¸ã®ç£ä¿®è...ã§ããæ± è°·æ°ã®ä¸»è'-ã'èªãã"ã¨ã'ãå§ãã-ã¾ãã
(fdgh/2003-05-28)
脳を鍛えることは、身体を鍛えるように行える。
それがこの本の結論となるだろう。 身体の仕組みを知り、正しいトレーニングを行ない、しかるべき栄養を与え、休息を取ることによって身体能力は確実に上がる。 それと同じように脳の仕組みを知り、正しい負荷を与え、ストレスから脳を守り、しかるべき休息を与えることができれば『脳力』は上がる。 これ自体は以前から知られていたことだ。本書では仕組みからトレーニング方法、休息方法までが羅列されている。これはありがたい。 この本は役に立つはずだ。 ただ、脳のための食事というような欄がなかったのは残念。 (tafkap/2003-03-05) この本の副題を見ると、「28のトレーニング」とあります。だから、てっきり具体的な脳のトレーニング方法が28種類書かれているものだと思って読みました。
でも、読んでみると、ただ単に28章あるということだけで、脳のトレーニング方法にいたっては、具体的な方法はほとんど載せられていません。タイトルはちゃんと内容を反映してものをつけてもらいたいものです。 (gene/2003-04-08) 脳トレ、なんとも心惹かれる響き。
だが、実際はトレーニングというよりは、効率のよい脳の動かし方、感情の管理のしかたと言ったほうがよい。 しかし、十分使える知識であるし、題は日本の出版社がつけたんだから作者を悪くはいえないだろう。 後気になったのは、池谷氏が脳関係の本の監修によくなっている点。 確かに記憶関係では名をはせているが、いつの間に客寄せパンダになったのか・・・ (助さん/2004-05-22) 「海馬」の池谷祐二氏の監修とあって期待して読んで見たが、実践向きのトレーニングがあまり紹介されていなかったの残念でした。
翻訳物だけに池谷氏を責められるものではありませんが、構成もまとまりが 悪かったような気がします。 期待度が高かったのでその反動として星3つです。 (スペンサー/2003-08-12) この本を読んで、特に思ったのが「何らかの勉強する前に、まず脳のしくみ勉強をすべき」だということです。そのほうがもっと効率的に勉強することができると思います。
(ロータス/2004-02-28)
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脳はなにかと言い訳する―人は幸せになるようにできていた!?
ASIN:4396681135祥伝社(2006-09) 池谷 裕二 売上順位:6283 ¥ 1,680(中古:¥ 429) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
海馬の研究をしている薬学者による、最新の脳研究を分かりやすく解説した本。著者が『プレジデントファミリー』で「頭がよくなる玩具」特集に登場していたことから、どのように頭がよくなるのか知りたくて読んだ。
動物実験などのデータに基づいた人間の行動の傾向を、脳機能から説明していくと妙に説得力がある。それはあくまで傾向であって全ての人間に当てはまることではないのかもしれないけれど、ある程度までは普遍的だと知ることは有意義である。 「重要なのはストレス解消ではなく、解消する方法を知っていること」の項は深く共感。実験では、ストレスホルモンを増やす薬を点滴するのだが、注射量を調節できるボタンを用意しておくだけで、実際にボタンを押さなくてもホルモンが上昇しないという報告が紹介されている。「つらくなっても、オレにはこれがある」という思いが大事なのだ。趣味をもつことの大切さ。 そのほか、 ・最初に言った意見をすぐに曲げないという行動は自己維持の本能に由来する ・仕事のできる能力は好奇心や注意力と関連する ・サルもギャンブル好き ・人が痛がっているのをみるだけで反応する「同情ニューロン」が見知らぬ他人の場合は反応しない ・意思が生まれる前に脳が活動を始めるので人間に自由意志はない(でも行動を思いとどまることは自由にできる) ・歳をとっても知的好奇心や注意力があれば記憶は衰えない など、興味深いトピックがいっぱい。 また脳とコンピュータをつなぐ神経補綴学、遺伝子を解析してその人にぴったり合った薬を出せるようになる薬学など、最先端の研究も楽しい。 脳を活性化させるべく、さまざまなものに好奇心をもっていきたいなと思った。 (おの/2007-01-23) 池谷氏のこの著作はnature,scienceなどの最新論文からネタを引用してきて、
そこから彼自身の意見や今後のその事項に対する予測をしています。 トピックスとしては興味深いものばかり集められて楽しめます。 しかし彼自身のそのトピックスに対する意見、予測にはやはり注意!何か彼の意見は そうなって欲しいという願望めいた話、こうだろうという偏見、先入観を読んでいて 感じました。 1つ1つのトピックスはのめり込めるので、ここは満点、彼の偏見、先入観を 割り引いて☆4つにしました。 (フジキセキ/2006-12-13) 最新鋭の脳科学者である池谷裕二先生によるエッセイ集。
今作は海馬や記憶のみならず,脳とその現象全体について, 最新の論文を身近なテーマと結びつける形での「語り」となっている。 例えばタイトルにもある「脳はなにかと言い訳する」という章では, 変化に気づかない現象(変化盲)について,2005年10月の 「サイエンス」誌の論文を元にしてわかりやすく解説している。 われわれがいかに「上っ面」に流されやすいかを。 かといって今作は「100%科学的」な本というわけでもない。 科学者というのはよく「妄想」にふけるものだが,池谷先生とてその例外ではない。 その妄想を「思い切って」「仮説のまま」述べているところに, ただの科学書ではない,本書の魅力というのもあるのではないか。 (エチルブロマイド/2006-09-17) 「進化しすぎた脳」「海馬」「記憶力を強くする」などの
著者で知られる脳科学の研究者による著作. 本作は,今までの著作のスタイルと変わり,章ごとに1つのテーマを挙げ, それに対する最新の脳科学の研究成果を紹介,著者による解説というスタイルを取っている. 最新の論文を引用し,それに対して著者がわかりやすく具体例を交えて紹介する, というスタイルは非常に読みやすいし,理解しやすかった. 本文で紹介された論文には,インターネット上に公開されているものもあるので, 興味を持った研究があれば原著論文を読める.現役の研究者が読んでいる論文と いうものはどんなものなのだろうと,眺めることができる.. これだけのサーベイ(先行研究の調査)を行い,一般人が理解できる文章にした ということが素晴らしい.まさに一般向けのサーベイ論文. 読み終わる頃には本が付箋だらけになってしまった. 話のネタにもなるが,普段当たり前に行っている自分の行動について, 深く考え直すきっかけにもなる一冊. (sleepy_yoshi/2006-10-03) 脳のささやきに耳を傾けることが、いかに本質的なあるべき行動を示唆しているか、考えさせられる。そのささやきがなかなか聞こえない。それを聞けることこそが、幸せになるための秘訣だということに納得させられる。なるほど、生理的な体や意識から来る兆しが、いかに大事かということを示している。
(ベンジャミン/2006-11-02)
脳科学者である池谷裕二氏のエッセイ集。脳科学の研究結果を基に、思考のすばらしさや問題点について解説している。平易な言葉で記載されているが、専門用語もあって、高校生以上が対象と思われる。理系であれば全く問題なく理解可能。
本書の素晴らしい点は、書きっぱなしのエッセイをただ収載しただけではなく、詳細な捕捉を行っていることである。雑誌などに連載されるエッセイやコラムなどは、字数制限があるために著者の言いたいことが十分に述べられずに誤解を招いたり、主張にたいする信憑性を担保することが困難であるが、本書はそれを十分に補っている。さらに、他者による多くのエッセイでは、自身の主張に沿ったデータであれば信憑性の怪しいものを根拠にするものも多いのに対し、本書では権威のある科学雑誌の(信憑性の高い)データが先にあって、それについて著者が解説し主張を行っているため、確証バイアスにならないよう配慮されていることがわかる。そういった意味で、同氏は科学者としての責任を全うしていると思う。ただし、同氏の解説の中にはやや的をはずしているような部分もある。例えば、人間は進化の過程で体毛がなくなったために服が必要になったように考えているようだが、熱帯で誕生した体毛のない人類が服を必要としたのは短期間でより寒い環境に居住地を求めたからである。また、うつ病の人とアホさ加減についての記載は不適切と思う。他にもいくつかあるが、主観的な想像については著者自身が『妄想と思って下さい』などと注意喚起しているため、きちんと読む必要がある。本書の具体的な内容としては、アルコールはストレス発散になるかや、効率よく記憶される状況はどんなときか、などが述べられており、日常生活や勉強法の参考になることばかりである。 主観的な考察でやや的をはずしている点で評価を迷ったが、それ以上に学び得る情報が多く、従来のエッセイ集の問題点を克服しようとする著者の工夫や挑戦、真摯な姿勢は特筆すべきと思うので、星5つとした。同氏の著書を読むと、いかに著者自身が勉強しているかがわかるし、他の著作も読んでみたくなる、そういう読者を想う努力が伝わってくる。 (MM/2008-01-26) 池谷先生と言えば「海馬」。しかし本書は海馬に限らず、脳科学全般に関する最新論文について池谷先生が「面白い」と思った内容を一般読者向けに易しく解説しています。口述筆記スタイルであることが、本書の読みやすさに繋がっていますね。「脳の振舞いを知ることは楽しい!」と思わせる【科楽】な一冊です。脳がいとしくなりますね。また、この本には「モチベーションの高め方」「アイディアのひらめき方」等のヒントがあります。「創造力を高めるにはどういう環境作りをすれば良いのかな?」と考えている人は、本書で述べられている脳科学を知ってる/知らないでは大違いだと思いますょ。本書を読んだことを活用して、刺激的な日々を楽しく過ごしていきたいですね。(^-^)
脳科学の現場に居る人だからこそ、伝えられるメッセージ(本音)が本書にはあります。巷ではその道の専門家でもない人が「科学コミュニケーター」気取りに科学情報を紹介する本があったりしますが、そういう本より遥かに読み応えがあります。池谷先生には脳科学分野にシッカリ足をつけて頂いて、今後も「科学の現場と一般社会の架け橋」を架けて頂きたいなぁ、と期待しています。 (ゴルゴ十三/2006-10-07) 子供用教材の中にある、著者の勉強方について記述に興味をもち、この本を購入しました。
科学的用語や専門語がありながら、読み易い。ハギレの良い語り口調と簡潔な文章は、主婦であり、科学とはなじみのない生活をしている私でも1・2日で読める内容でした。この本で脳のしくみ、効率の良い記憶の仕方が理解できたので、子供の勉強の仕方に取り入れてみようと思います。また、年をとっても記憶力 |


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