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「困った人たち」とのつきあい方 (河出文庫)
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ASIN:4309462081
河出書房新社(2001-01)
原著:Robert M. Bramson翻訳:鈴木 重吉翻訳:峠 敏之ロバート・M. ブラムソン
売上順位:6158
¥ 798(中古:¥ 700)

レビュー総評点:-26
職場では生産管理に携わっているのですが、いつも部門間の調整に手を焼いています。結局、主張の強い人がいる部署の言う通りにせざるをえなかったりで。参考になりそうな書籍を探していました。
 感想としては、かなり参考になりそうです。この人が威圧的に接してくるのはこんな理由があったんだ。あの人の不満はこう対処すればよい。具体例を交えながら説明してあります。7つのタイプに困った人を分類していますが、複合的な困った人もいるでしょうからこのあたりは自分で検証してみようかと思います。
 ただ、他の方も書かれていますが、直訳調の文章は読みにくいですね。 (じょると/2008-09-27)
勝間さんのおすすめ、ということで購入した。

様々な「困った」人を体系化し、なぜそういった行動を取るのかを分析し、各人への対処法を具体的に記述するというやり方は斬新。まだ私の人生の中で会ったことがないタイプの人間もいて、参考になった。

しかし、一方で、日本語訳が酷い。あらからさまの直訳がいちいち目につき、1文1文が大変に読みにくかった。最後の訳者あとがきにもある「わかりやすい日本語」では決してない(ですます、である調の混在も気になる)。 (メロディ/2008-06-01)
翻訳本なので ||||||||||||
翻訳なので仕方がないかと思いますが、イマイチ読みにくいというか
文脈が私の読解力に、合いませんでした。

ただ、困った方々のタイプに関してなどは楽しめますので興味ある方
は是非。 (雷電/2008-06-02)
.
First, please read the Editorial Reviews on amazon.com, as well as the forty-two sample pages.
Of course, books which MAKE A GOOD LIFE BETTER are nearly-always appreciated. But don't we welcome more those which RELIEVE us of EXISTING SUFFERING? This is one such book.
Nearly two decades since first reading it, and my well-browsed now-worn copy still gets an occasional check. Finally decided to get an audio copy as well.
No, it won't make a futile attempt to convince you to look at the same matters with a different nearly-SPIRITUAL CHANGE-OF-PERSPECTIVE. (For the already-magnanimous among us who still struggle coping with difficult people, we've tried that, too--been there, done that, even bought the T-shirt). It simply explains what is happening both inside such people and around them, in a tone so casual, that the idea is absorbed nearly-unnoticed. And from knowing the enemy :-p, comes knowing what to do--only then are the ideas on how to handle them henceforth brought in.
If the lighter feeling one gets after reading the book is any indication, then it must work! At the very least, it makes pains-in-the-derriere people bearable. It just might save your sanity.
. (jml/2003-05-22)
SALVATION! |||||||
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Of course, books which MAKE A GOOD LIFE BETTER are nearly-always appreciated. But don't we welcome more those which RELIEVE us of EXISTING SUFFERING? This is one such book.
No, it won't make a futile attempt to convince you to look at the same matters with a different nearly-spiritual perspective. (For the already-magnanimous among us who still struggle coping with difficult people, we've tried that, too--been there, done that, even bought the T-shirt). It simply explains what is happening both inside such people and around them, in a tone so casual, that the idea is absorbed nearly-unnoticed. And if the lighter feeling one gets after reading the book is any indication, then it must work!
At the very least, it makes pains-in-the-derriere people bearable. Even has ideas on how to handle them henceforth. It just might save your sanity.
. (jml/2003-05-14)
内容としては興味深いものですが読みづらいです。
まるで機械翻訳されたような文章で所々違和感を感じます。

(引用)
-重戦車型は戦い上手だ。ふつう、長い間その技量に磨きをかけてきたからで
-それが他の人々を扱うための強力な武器だと知っているのだ。
-他方、あなたが攻撃の得意な人でなければ、素人にすぎない。

終始上記のよな文章で、言いたいことは分かりますが
もう少しうまい言い回しにしてくれると読みやすいと思います。
残念ながら私には最後まで読破する気力が持ちませんでした。 (ゆき/2008-10-07)
7件のレビューを表示しています。
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平均点:3.5
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「「困った人たち」とのつきあい方 (河出文庫)」を買った人が選んだ他の商品
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w:10 h:14 238page
ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)
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ASIN:4043496028
角川書店(2003-08)
中島 義道
売上順位:5607
¥ 500(中古:¥ 309)

レビュー総評点:296
嫌いの理由 ||||||||||||||
妻子に嫌われ、異国で別居生活中の著者がひとを嫌うという感情に興味を持ち、言及した本です。
嫌いな理由を理解できている人は少ないのではないでしょうか。この本では嫌いという感情の原因を分類し、解説しています。よくよく考えてみると他愛のないことで嫌いになっているものです。どうして相手を嫌いなのか理解することは精神安定上とても大切でしょう。極論が過ぎたり、著者の個人的な意見が入っている部分はありますが、非常に勉強になります。 (muiku/2005-12-14)
バイブル的存在の一冊 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人に嫌われるようなことをしなければ、人から嫌われることはないのだと・・・
かくもおめでたくも幼稚な私の目から、うろこを全部剥ぎ落とし「嫌い」の正体を一から手ほどきしてくれたバイブル的一冊。
「嫌い」は相手の主観および好みに支配されるという、この極めてシンプルな(シンプルなだけに嫌われている当人はもはや手の下し様がないという)構造を知り、
当時身に覚えのない・・・こう言うこと自体そもそも嫌ってくれといわんばかりの傲慢さと無自覚で自分でも恥ずかしくなりますが・・・嫌われ方で心身症すれすれまでいっていた状況を救われました。
本当に本好きでよかったと実感した一冊でもあります。
「私の嫌いな10の人びと」のルーツをなす作品です。
こちらから中島さんにはいられた方にぜひ一読をおすすめします。
(SPYGL@SS/2006-03-07)
目を背けられがちな「嫌う」という感情に
を真正面から冷静に分析している。
高度な精神論だが中学1年生程度でも理解できるように書かれていて、私はここを特に評価する。
人の目が特に気になるという人は、嫌い・嫌われるという感情の正体から目をそむけないことで、かえって恐怖心が薄れ人生を前向きにかつ自分らしく生きていけると思う。職場で浮いて苦しかったとき、本屋でこの本を見つけて気持ちが救われた。一時期お守り代わりに毎日持っていった。
関係ないけどカバーに印刷された筆者近影はいかにも「哲学者」という風貌。 (なごなご3世/2005-06-04)
不思議な夫婦 |||||||||||||||||||
 親の激しく醜い夫婦げんかを見て育ち、こんな夫婦だけにはなりたくないなぁーと思っていました。
 気がつけば自分の恋愛は、けんかを避けているうちに修復不能なとこまで来ていたり、初めてのけんかで別れたりの繰り返しでした。
 いったいどうしてだろうって常々不思議だったのですが....。
 愛し合う限り、嫌いあうことも同時進行なのだというこれまた不思議な解説が妙にふに落ちた感じです。
 なるほどね、そうだったのか。 (niee/2004-06-23)
目からウロコ |||||||||
古本屋で手に入れたのですが、拾い物でした。
嫌いの分類、段階、なるほどな~と感心しました。
ある人物がなぜ嫌いか、何が嫌いのなのか、それを自分の中に問う行為は、有益であると思います。
それによって、自分が何が許せないのか厭うのかが見えてくる気がします。
そして、すべての他人をなんらかの点において、軽蔑したり嫌ったりしてしまう、というのも紛れもない真実なのだと思います。
自分がそう思っているのだから、他人からも思われているということを
自覚し、「嫌い」という感情を避けるのではなく、受け入れて生きていくことが大事なんですね。 (/)
誰かを嫌いになること。それはまったく珍しいことではありません。はじめから嫌うこともあるだろうし、好きという感情がいつしか嫌いに変わることもある。「好き」という感情がポジティブに語られるのに反して、こと、「嫌う」 という感情についてはネガティブな情報や認識ばかり。 ひとを嫌うということはそんなに悪いことなのか? そんな投げかけからこの本ははじまります。
たしかに、誰かを嫌うこと、あるいは、嫌われるっていうことは、疲れるし不快だし罪悪感にさいなまれるし辛いし寂しいです。 できれば、生涯無縁で通したい。けれども、著者も言っているように聖人君子じゃあるまいし、誰も嫌うことなく生きていくなんてできないのではないでしょうか。それほどに「自然な感情」であるのなら、変に抑圧しないで、むしろ前向きに受けとめていてはどうなのか、というのがこの本の主旨です。  
この本では、著者が考え抜いたという8つの「嫌いの原因」が挙げられ、それぞれの 原因について掘り下げた見解が展開されています。また、「嫌い」に関連するさまざまな文学や論文等が引用されているのですが、 これがまたおもしろい。個人的には、「成功者と不成功者」について引用されていたサマセット・モームの記述が、なんとも的確でシニカルで印象的でした。 (C-Sky/2001-06-07)
「全ての人を好きになる事はできない」ということを、誰しもどこかしらで悟る。
ただそれを押さえ付けるか受け入れるかどうかについては意見が分かれるだろう。

この本は、「誰かが嫌いである」ということを自分の中で圧殺せずに受け入れることを薦め、「さらっと嫌いあう」ことを提唱しています。

この言葉をどう感じますか?本書を手にとって、ご判断されることをお薦めします。 (読者/2006-08-27)
人は理不尽に嫌う |||||||||||||||||
哲学の人、中島義道氏(電気通信大学にお勤め)が
人を<嫌う>という人間のアリカタを
これでもかとしつこく、かつ誠実に叙述した本。

実際の人間関係に直接役立つか?と訊かれれば
「どうかな」と思いますが(からだを変えるのは難しい)、
氏の提示した<嫌い>の分類モノサシによって、
自分の(あるいは周囲の)<嫌い>の感情を、
無理に封じ込めることなく
具体的・客観的に位置づけることはできます。

「今感じている<嫌い>のレベルはこのあたりだな」

「なるほど、こういう原因で<嫌い>が発生してくるんだな」
(中島氏は8つの原因を挙げます。壮観です。)

<嫌い>をごまかすツラさ・怒り・居心地の悪さを感じている人は、
視界が開けるでしょう。その先は、茨の道かもしれませんが。 (プリシラ/2006-07-20)
ほっとしました。 ||||||||||||||||||||||||
会社と家の往復の毎日、上司や先輩との関係があまり自分に優位ではないと感じられて、説明すればするほど泥沼にはまりそう。それがすべて。しんどい。つらい・・・。
この本を読んで、やっとほっとできた。ひとを嫌っていい。そして、わたしも嫌われていい。理不尽なこと、あまりにも、なーんの理由もなく、私たちは皆嫌い嫌われている。だからそのダイナミックな情感の波動に振り回されろ。なんだ、そうだったんだ。 (滝本太郎/2001-07-03)
「嫌われたくない症候群」 ||||||||||||||||||||||||
いやいやいや、この本、いいですね。絶対オススメ。  そうなんです、
「嫌われたくない症候群」
って、多く見うけられます。カルト問題などに関わっていると、まさに感じます。
著者は、なんか近くにおられると疲れそうななんですが、それでいいのだろうと。
分析、観点が、とても素敵です。こんな題名の本、誰が考えます??
多分凄く頭が良くて、んで、自分自身に悩みながら、いい意味で居直って、記述されているんだろうなあ、と。 (/2003-01-15)
「嫌う」キッカケは他から齎されるものの「嫌う」という心情を維持し続けるのは自身の判断に過ぎない。
斯く理解すれば、やたらと腹を立てることもなく、気まずい関係を築くこともなくなるでしょう。

名著っ。 (カラバ侯爵/2007-02-11)
大いに嫌って結構 |||||||||||||
<嫌い>が蔓延する中、さほど気にせず平気でやりすごしていたところに、影響力ある人物から挑戦状を突きつけられた。人を嫌ってはいけない、あなたにもこういう悪いところがある、という後者を強調した糾弾だ。宗旨替えはできない!嫌いなものは好きになれないなどと抵抗しているときに、<嫌い>を肯定するこの本に出会った。人を嫌うことはよくないこと、と教えられて育った善良な人は、人を嫌うことに罪悪感をもつこと。そして自分への自己批判力に欠けること。嫌うことを認めることで、人生が豊かさをますこと。罪悪感を正当化するために数え上げられる嫌いな理由の無意味。妻子に大いに嫌われ、苦悩する著者の姿は、どこかコミカルですらある。嫌いな人を、嫌い要因8つに分類してみたらとてもおもしろいじ発見があった。これこそ著者の言う、ゆたかさのなのかな。好きなモンはしかたない、嫌いなモンはしかたない、そうカカカと笑える人になる本。 (billy33/2004-04-17)
著者が妻と息子から徹底的に嫌われたと言う経験から、「人に嫌われること」そして、その結果として、「人を嫌う事」を、感情を全く排除して分析、考察した珍しい本です。
読み進むうちに、「この人はウツではないのか?」と感じる点が多々ありましたが、それは読み手の読解力不足だったのだ、と言う事が最終章を読むに至って理解できました。
この人は本来はとってもピュアでA感受性が強く、そこに生来の頭脳の明晰さがあいまって、本書のような貴重な本が生まれたのでしょう。

とは言え、著者の主張を全面的に同意できないので、星は4つにしました。 (jiateng4/2008-04-24)
誰のことも嫌わないと宣言していたって、実際はどうだかわからない。
現在嫉妬し嫌っていることを悟られたくないのは、自尊心を傷つけられるから。

過去の嫉妬は語りやすい、狭量であった過去から自分は乗り越えて大きくなったことを自負できているとアピールできるし、自分より優位なものを認める愛すべき人間能力として歓迎されるからだと言っている。

今まで意識していないで利用していた、人間くさい「嫌い」を出している部分も実はそんな人間くささを愛してほしいなんて意識があったのであろうと本書で確認できたところが自分ではおもしろかった。

いままでの自分の経験を重ね合わせて読める本で、実際に嫌いに悩んでいることをなんとかする「ハウツー」ものではないので役に立つかはわかりません。 (はまさん/2007-01-13)
嫌いなものは嫌い |||||||||||||||||||||||||||
世の中には「人を嫌うこと」及び「人に嫌われること」をこれほど気にしてる人がいるのか、と一驚しました。新鮮な発見だったといえば言える。
だって、「嫌いなものは嫌い」なんてアタリマエの話ではないですか。
「親友と自称されても文句は言えない」というほど付き合いの深い友人が私にも少数いますが、それらの人物に対する私の感情は「6分の侮蔑と4分の畏敬」というところでありましょう。侮蔑の方の割合が大きいのだ。たぶん相手も同じようなもんだろうと思う。多少の「嫌い」を含んだ関係の方が長続きするし、内容も豊かだったりするんです。「自分自身との関係」に似てるからでしょうか。
「すべての人が好き」だの「あの人のすべてが好き」だのという盲目的な態度は、しょせん無理があるんだからいずれは破綻するに決まっている。「互いに相手のすべてを賛美していた」というニーチェとワーグナーの関係なんか僅か数年で破綻してるもんね。そういう経緯で人間関係が破綻しちゃって罪悪感を感じてる人や、破綻が怖くてストレスの溜まる関係を続けている人にはお勧めかもしれないなー、と思います。
個人的には、「この著者はそもそも『自分』との関係に問題を抱えているのではないか」と思いましたが。 (lemonhair711/2004-07-29)
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「不機嫌」と「甘え」の心理 なぜ人は素直になれないのか PHP文庫 (PHP文庫)
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ASIN:4569660061
PHP研究所(2004-05-06)
加藤 諦三
売上順位:21021
¥ 460(中古:¥ 192)

レビュー総評点:-10
う〜ん。。。 |||||||||||||||||||||||||||||||||
確かに納得できることは沢山あるんだけど
読後感は
救われない感じです

もっと明るく感謝していけば
幸せになれるんじゃないかな?
作者の父親についても酷く書かれているけど
このお父さんがいなかったら作者は生まれていないんだし
こんな風に本を書いて有名になることもなかったんだしなあ
コンプレックスを感じながらも浮気に走って家庭をつぶすようなこともなく
作者を育ててくれたんじゃないかなあ。作者も甘えてるよなあ
と思います

社会が平等で力関係なんかがないところなら作者の意見はまかり通るかもしれないけど
感情を出したくても出すと危険なシチュエーションって世の中には沢山あります
それを甘えとまで言われていろいろ心理学的に理屈をつけられるのはたまらない

おっしゃることはよ〜くわかりますが
頭が痛くなりました。 (ピノキオ/2007-04-05)
ええと。 |||||||||||||||||
色々な「不機嫌」と「甘え」の心理について細かくわかりやすく説明しているけれど、細かくわかりやすい対処法はあんまり…。

もっと事例ごとにわかりやすい対処法とか載ってたら、良かったんですが。
(ピグ/2008-09-13)
なるほど ||||||||||||||||||||||||||||
神経症的な人や精神的に未熟な人はちょっとしたことで不機嫌になりやすく、その原因は相手に無限のやさしさを求めているのだから、本人のイライラは解決しづらい。イライラの原因が甘えにあるからである。etc
というような内容のことが家庭内暴力や不登校、父親の不機嫌、恋人の不機嫌、などと掛け合わせて書かれている。
身近に、なぜかすごく些細なことで傷ついてはひとりですねて怒ってばかりいる人や、周囲に当り散らしている人がいるので、「なるほどー」と納得しながら読みました。
ただ、同じ内容のことが前編に渡って繰り返されているので、途中で飽きてしまったことも事実。読者としてはもっと具体的な対処法や、事例などを知りたいと思いました。 (考え中/2004-05-13)
で,どうすりゃいいの ||||||||||||||||||||||||||||||||
興味深く読ませていただきました.「素直になれない」私は,自分の経験と照らし合わせて,その理由に納得したり感動したりして,とても参考になりました.実際,マーカーで真っ赤っかです.買って良かったです.しかし,理由は分かったのですが,具体的な対処方法が乏しいような気がします.書かれている対処方法は,理由が分かれば自ずと分かることで,理由が分かっていても直せない人にとっていまいち決定的とは言えません.もう少し具体的な方法が知りたかった.でもこれも「甘え」ていることになるのかな? (/)
4件のレビューを表示しています。
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w:13 h:18 356page
人間この信じやすきもの―迷信・誤信はどうして生まれるか (認知科学選書)
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ASIN:4788504480
新曜社(1993-06)
原著:Thomas Gilovich翻訳:守 一雄翻訳:守 秀子トーマス ギロビッチ
売上順位:380
¥ 3,045(中古:¥ 2,500)

レビュー総評点:96
目から鱗が。 |||||||||||||||||||||||||||||
厚い本でしたが、一気に読んでしまいました。特に記憶に関することは
いかに先入観で汚染されやすいか、また、何故に短絡的に関連付けてしまう性質が人間にはあるのかが実験例と共に説得力をもって語られています。故に裁判などでは文章などの物証が証拠として重要視されるのだと改めて納得。日記をつけておいてよかった、と思ったことが私の実体験であったので。小難しい本かもしれませんが、読んでおいて損はしないです。ものの捉え方が確実に変わります。特にトンデモのもにはまりやすい人はぜひお読みください。(トンデモものにはまる人がそもそもこの本に出会うこと自体、まれかも。私も、もっと早くに出会いたかったです。しくしく・・。) (ハニーサックル/2003-10-22)
誇大広告はなぜいまだになくならないのか。迷信、ジンクスと呼ばれるものが、先進国でも幅を利かせているのはなぜか。怪しげな民間信仰が現れるのはなぜか。超能力者が減らないのはなぜか。
これらの疑問は全て人間個々が生み出す「信念」による誤解の結果である、と筆者は説く。実験社会心理学・認知心理学の準教授を務める筆者の主張の展開は非常に示唆に富んでいて、興味深い。また、「こうであるかもしれない」というあいまいな(この「曖昧性」が筆者の攻撃目標の一つでもあるのだが)論理展開で話を進めていくこともないため、科学教養書として安心して読むことができる。
人間も動物である。進化の過程で、外界から全ての情報を得ようとし、それを元に推論を立てたり、その後の行動の予測につなげたりすることは実際的ではない。そのため、必要最小限の情報に基づいた判断(=信念)を確立し、それに則って行動を行う。その情報の取捨選択の中にこそ、「誤信」の生まれる余地があり、冒頭に述べたような、第三者的に冷静に見た場合、眉唾的なものに走ってしまうことになる、と筆者は述べている。
「ものを幅広く見て偏りを排除する」ことが大切だとよく言われる。しかし、本書を読むとなかなかそうしたことは現実には難しく、「誤信」がいかに生まれやすいものであるか、ということが良くわかる良著である。 (ぶれぐま/2005-11-04)
迷信や誤信に引っかかるのは、人間の知性が拙いからではなく、実は極めて優れているからであるというい逆説的な事実が本書によって理解できると思います。事象が複雑に絡み合った世界の中で、因果や秩序を人間が如何に巧みに洞察するか、ということが「ヒューリスティクス」という概念によってわかりやすく説明されています。
生存のためには(とりわけ人間が進化した原環境である野生環境下では)物事の因果関係を見逃すことは即致命的なミスにつながることがあるので、因果の兆候を検知するとそれを確証する前に速やかに「実在する因果」として同定してしまうという(野生環境下では「正確さ」よりも「迅速さ」のほうがより重要になります)、いわば「生存知」とでも言うべき知性を人間は備えています。この知性は通常は極めて適切に「因果」を見出すのですが、それでも百発百中というわけにはいかず、実際には存在しない「因果」を存在すると誤認識することがあります。これがつまり迷信・誤信の由来なのですが、こうした迷信発生のメカニズムを身近な実例をもとに(例えばツキのような)丁寧に解説してくれています。
ロジカル・シンキングの入門書としての用も果たしているのではないか、と思います。本書の内容を理解すれば、「ルルドの泉」や「宝くじの当たる神社」、「地震雲」、あるいはテレビでよくある「性格テスト」のような迷信やインチキ実験のからくりを看破できるようになって、小気味よい気分を味わうことができるでしょう。 (マクシ/2005-05-26)
どうしてギャンブラーは繰り返し損をしても「今度こそ儲かる」と信じるのだろう...。
どうして占いは当たる(当たっているように感じる)のだろう...。
どうしてルーキーには「2年目のジンクス」がつきまとうのだろう...。

 人の心はさまざまな情報を自ら統合しつつ外の世界を認識しています。情報量は膨大ですから効率的に処理しなければならず、要らない情報は取り除かれ、重要な情報は他の情報と一緒にまとめられて単純な形にされます。この合理化の機能こそ、コンピューターには到底真似のできない、人の心のすばらしさです。

 ところが、この優れた仕組みがあるが故に、無いものを認識したり、意味の無いものに意味を見出したり、人はしばしば迷信や誤信や過度な自信に、極めてあっさりと陥ってしまいます。

 そんな人の心の不思議な性質について、本書は認知・社会心理学の視点から考察をしています。著者は学術的な心理学のエキスパートであり、多くの実証研究を踏まえながら説得力のある論を展開していきます。

 訳文の質の高さもあって文章は判りやすく、内容の充実具合とは裏腹に無味乾燥な学術書からほど遠い読みやすさです。アメリカでの話題が多いものの、心理学には縁遠い読者にも馴染みやすいトピックスが散りばめられており、読後には冒頭の問いの答えに気づくでしょう。

 人の心についての知的好奇心を満たすだけでなく、迷信や誤信にできるだけ陥らない為にも大いに役立つ本だと思います。 (阿楠/2008-09-03)
魅惑的な目次通り、本文も人間を知りたい者にとっては魅惑的な内容。
人間がいかに信じやすく、自分に都合よく考え、あいまいな生き物かを、実験と例文で淡々と述べてゆく様がなかなかに好み。
読み続けると、何故情報が人づてに伝わると次第に変化するのか、その答えまでおぼろげに浮かんでくる。 (mitinoku_r2d2/2005-03-21)
本書では、人間が思考のプロセスをスキップして、無意識に信じがちな迷信や超能力と言ったものを、唯物論的立場から考察、解説した本です。

人間がなぜ騙されてしまうのか、を追及する事は大変意義深いと思いますし、本書で例に挙げられた、湾岸戦争時のイラクによる原油放出ニュース(後に誤りだった事が判明)などは、その間に実際に起こっていた事が記録として残っている為、”どのように世界の人は騙されたのか”という著者の結論にも説得力があります。

しかし後半で例として挙げられた、信仰及び超能力と言ったテーマに於いては、「始めに結論ありき」(つまりそんなモノは存在しない!と言う考え方)で話が進められているように感じます。
ルルドの泉で、「めがねや、補聴器、杖は捨ててあるのに、なぜ義足が無いのだろう」と言う表現は、本書で奇跡や超能力を否定する立場にある著者自身の考え方と自家撞着を起こしています。

ロジックに凝り固まった人には痛快な本でしょうが、全てを素直に受け入れる事は出来ませんでした。 (jiateng4/2008-04-24)
 湾岸戦争(1991年)の時の事である。アメリカがイラク空爆を開始した直後、或る衝撃的な映像が、テレビを通じて、世界に流された。それは、原油にまみれた真っ黒な水鳥の映像であった。そして、その際、その映像に加えられた解説は、イラクが、ペルシャ湾に原油を放出した為に、ペルシャ湾が原油で汚染され、ペルシャ湾では、この様な深刻な環境汚染が発生して居ると言ふ衝撃的な物であった。
 この映像に、世界各国で、イラクに対する怒りの世論が湧き上がった。そして、一部の国では、「イラクに対して、戦術核兵器を使ふべきだ。」と言ふ声すら上がったのであった。--この「イラクに対する戦術核兵器使用の声が上がって居る。」と言ふニュースを聞いた時の衝撃は、今も忘れられない。
 ところが、それから間も無く、海流の速度などからして、その映像が撮影されたとされる場所で、報道が伝えた日に、「イラクが放出した原油」が海岸を汚染するとは、到底考えられない事が、指摘された。それから、テレビは、その水鳥の映像を伝えなくなり、更に後、湾岸戦争が終結して数ヶ月後、その海岸が原油で汚染された原因は、実は、何と、アメリカの空爆によって破壊された油井から原油が海に海に流れ出し、そこに流れ着いた為らしい事が、確認されたのであった。つまり、「イラクがペルシャ湾に原油を放出した」証拠は全く無く、それどころか、アメリカこそが、その水鳥を油まみれにした張本人だったらしい事が明らかに成ったのである。ところが、それにも関わらず、その映像が放送された直後には、世界中でイラクへの怒りが巻き起こり、一部では、イラクに対する戦術核兵器使用の声すら上がったのであった。--もし、あの時、あの水鳥の映像に関する解説がそのまま信じられ続けて居たら、一体、何が起きて居ただろうか?
 人は、騙されやすい。そして、騙されやすいが故に、「国際世論」すらもが、この様に、核兵器の使用にすら、容易に傾く事を、この水鳥の事例は語って居る。--人間は、どうして、これほどまで、騙され易いのだろうか?
 本書は、そうした人間の騙され易さを、様々な事例から分析した、アメリカの心理学者トーマス・ギロヴィッチ(Thomas Gilovich)の著作の日本語訳である。--心理学者である訳者(守一雄、守秀子、両氏)の日本語は、読みやすく、明確である。--本書を読むと、容易に騙され、踊らされるのは、カルト教団の信者ばかりではない事が、痛感される。この情報過多の現代社会で、人がどの様にして騙されるかを理解する為に、この名著が、多くの読者に読まれる事を切望する。
(西岡昌紀・内科医/オウム真理教信者による坂本弁護士一家事件から
 16年目の日に) (西岡昌紀/2005-11-04)
 The Skeptic's Dictionaryの自己欺瞞の項目にある「大学教授の94%は、自分が同僚より良い仕事をしていると考えている。大学生の25%は、自分が他人との協調能力では上位1%に入っていると信じている。大学生の70%は、自分が平均以上のリーダーシップを備えていると信じている。平均以下だと考える学生は、たった2%にすぎない。」は本書からの引用である。
 ほかにもテレンス・ハインズが書いた教科書、カール・セーガン最後の著作などにも、本書を参照し、引用して書いた章があるほどだ。
 
 これらのことからも本書の重要性は判るだろう。もちろん普通に認知心理学の領域でも古典的名著である。とくに人間の認知の機能そのものが、ニュートラルだと誤信を積み重ねてしまう仕組みになっていることを、実験を交えながら力強く示しているのだから。

 まさに誤謬・誤認・誤信形成の専門書なのだ。さらに読み物としても面白いのだから、もう大変だ。

 懐疑論者必読なのは当然である。実際に教材として採用している大学もあるようで、特別な知識が必要というほどではない。超常現象領域に関心を持つ向きは、立場に関わらず一読を推奨する。とはいえ昨今ではさらに洗練された類書も登場しているの、必読とまではいわない。 (ワカシム/2008-10-18)
論旨も明確で読みやすい。人間がいかに騙されやすいか、信じ込みやすいかということを科学的
に紹介してくれる。
超能力の問題、総合的健康法と呼ばれるものなど、具体例も豊富に解説されている。

マスコミなど、無数の事実の中から商業的に受ける内容、側面だけを故意に選んで、歪んだ
情報を流すというのは良くあることでしょう。

これだけたくさんの情報が氾濫し、インターネットの普及によって誰もが簡単に情報にアクセス
できる時代、社会科学者の役割は大きい。物事を正確に判断するための良書と言えます。 (モト松田/2008-12-23)
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第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
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光文社(2006-02-23)
翻訳:沢田 博翻訳:阿部 尚美M・グラッドウェル
売上順位:377
¥ 1,575(中古:¥ 978)

レビュー総評点:176
人間の直感、理屈を越えた直感的な何か、について考え、研究した本です。
第4章「瞬時の判断力」の章にはアメリカでのインプロシアターの例もあげられており、インプロシアターとそのトレーニングに注目した筆者は、即興芝居が行き当たりばったりでも無秩序でもなく、「重圧にさらされた動きの速い状況で、瞬時の認知によっていかに正しい判断を下せるかどうかは、訓練とルールとリハーサルで決まる」と書いています。
私たちが無意識に行っている、「考える以前の瞬間の判断」「直感」といったものに興味がある方に参考になる一冊だと思います。
(kaji/2006-04-05)
「一瞥の力」を鍛える、とても実用的な心理本 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原題を"Blink"という本書、邦題が『第1感』ですが、私は「一瞥力」ってことか、と感じました。
いろいろ考えて結論を出すよりも、最初に感じた「なんとなく」のほうが本質を突いてて正しい判断であることが多い。こういう経験はみんなあるでしょ。本書は、それを理詰めで検証し、自信を持って「最初のなんとなく」で決断できるようにトレーニングできる本です。とても実用的な心理学の本。

具体的なエピソードをつらねながら、人間の感覚・認知メカニズムがどうなっているか、教えてくれます。エピソードはビジネス場面に即したものが多く非常に面白い。
「古代ギリシア彫刻が売りに出されたけど、これは贋作なのか真作なのか」
「何気ない夫婦の会話から、将来離婚するかどうかがわかる」
「本人を面接するよりも、部屋を見せてもらうほうが性格がわかる」
「“黒人=悪・不穏”といった無意識の偏見を克服するには」
「顧客満足度が高く成績の良い自動車セールスマンと、並みのセールスマンの大きな違い」
「米軍大演習で、ハイテクで武装した正規軍が、フセインもどきのならず者軍に敗れたのはなぜか」……

私の個人的な経験ですが、仕事がデキる人はみんな決断が早い。「今夜一晩考えさせてよ」と言う人は、例外なくダメ。本書を読むと、その理由がはっきりとわかります。そしてあなたも、勇気を持って正しい即断即決ができるようになります。
本書はとても実用的で、ビジネスにすぐに役立つ、何より面白い、大変満足度の高い本でした。 (不審な言動/2006-03-08)
何だこの面白さは? |||||||||||||||||||||||||||
「直感」とか「勘」についての本である。
「あの人は勘がいい」などとよく言うが、そもそも「勘」とは何なのか、
いったいなぜ当たるのか?
本書はそうした疑問に、あるいは今までは疑問にすら思わなかったことに、
気持ちよく答えをくれる。
豊富な事例にはことごとく発見と驚きがあり、読み終えたあとは
自分を取り巻く世界が以前とは違うもののように思えた。
知的な刺激にあふれた、全く新しいタイプのスリリングなノンフィクションだ。 (newnew/2006-03-01)
「ひらめき」の力を得る(というか確かなものとする)には「知識」と「経験」が必要だ。しかし、どのようなプロフェッショナルも「偏見」によってひらめきの力は鈍る。では「偏見」をなくすには。。。
結局これはノウハウ本ではなく、事例集なのだが、読むだけで「ひらめき」の力がえられると思うほうが間違っているか。
やはり大切なのは「知識」を得、「経験」をつみ、謙虚に人に、事象に接すること。それにより「偏見」から少しは逃れることができるかも。
事例は豊富でそれぞれが示唆に富む。
医者が訴えられる可能性は、医療技術の高さには関係はなく、いかに患者に説明を尽くしたか、丁寧に扱ったかに関係する。
全米一位の車のセールスマンの極意。一瞬でお客様のニーズがわかる、お客様を偏見の目で見ない。この話は実は説明は逆で、お客様を偏見の目で見ないことの積み重ねで、お客様のニーズがわかる「ひらめき」が鍛えられた、という話だと思うが、どうか。
顔の表情だけで、嘘や部族の性質まで見抜く心理学者。これは長い時間の観察の成果でもある。等々、事例に触れるだけでも読む価値あり。
決して「ひらめき」は才能ではない。 (camera/2008-03-08)
第1感というよりは、 |||||||||||||||||||||||||||||
知性で補完してしまうところに陥穽がある、と言う話ではないだろうか。
時間の長短はともかく、いずれは判断は下さなければならないものだ。
その判断が時として、判断材料が脳内で補完されることによって誤ることがある、ということを説明した本だと思う。

「人は見た目〜」というタイトルの駄本がベストセラーだが、「第1感」の方が見た目、第一印象については誠実に解説してると思う。

思うに、第一印象で人を決めてしまうのはよいことではない、というような美徳・道徳観念が人をミスリードしてしまうんだろう。
実際、ポジティブな第一印象は肯定されがちなのに、ネガティブなそれは「見た目で決めるのは良くない」と言われてしまうでしょ?
違和感というものをもっと信じた方がよいかもと思いました。

ちなみに主にエピソードに終始してる感があるので、その「第1感」とやらを学んだりできるような本ではないです。 (バイク犬/2006-04-01)
示唆に富んだ、刺激的な一冊。 ||||||||||||||||||||||||||
読んでみて、う〜ん、人間って、こんなに無意識に支配されているのか〜、と、少し怖くもなった。
でも、「じゃあ、どうしたらいいのか?」というところまで、ちゃんと書いてあるので、救いがないわけではない。
そこが、本書のよいところかな、と感じた。

特に印象に残ったのは、第6章の「心を読む力」。
極限状況に陥った警官たちが、善良な市民を4人がかりで41発も発砲して殺してしまった事件が、どのようにして起きたのか、とか。
自閉症の人が映画を観ている時の目線の動きが、自閉症ではない人とはどのように違うか、とか。

また、第5章「プロの勘と大衆の反応」も、非常に参考になる内容。
市場調査って、必ずしも当てにならないんだな〜、ということがよく分かった。

第3章「見た目の罠」も、ちょっとびっくり。
というのは、恥ずかしながら、自分が実は無意識的な先入観に支配されていたことに気づいたから。

全体に、とても興味深い逸話が満載で、飽きずに読了できてしまった。
示唆に富んだ、ある種、刺激的な一冊。 (猫村しず/2006-07-09)
コピーがひどすぎる |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第一印象や直感のもつ素晴らしい力と、それを歪めてしまう要素について
書かれた本で、なかなか興味深い。
しかし、この本につけられたコピーは何なのだ。
売るためとはいえ酷過ぎる。
「データ、論理、会議はもういらない ひらめきで判断する驚異の思考法!」
だと?
どこにそんな内容が書かれている?
この本はいくつかの心理学実験や事件を解説しているだけで、実用性は低い。
著者には悪いと思うが、内容でなく、売り方がひどいので最低の評価をさせていただきます。 (クラ/2006-04-08)
 第1印象の正しさについて、あれやこれや論じている本です。
原著はアメリカでベストセラーリストに1年間も載りつづけるほど話題になった、とのこと。

 アメリカのある美術館が古代ギリシャ彫刻を購入しました。
 いろいろな科学的検査で本物と鑑定されましたが、美術鑑定家たちは一様に、「違う」と感じ、「まさか購入していないですよね」と心配してくれました。美術館の目玉となる作品を求めていた学芸員は、科学的鑑定結果を頼りに彫刻を購入しましたが、あとで、やはりニセモノと分かります。
 なぜ、美術鑑定家たちは一目見ただけで贋作と見抜けたのか?
 本書は、その秘密を追うことからはじまりました。

 とはいえ、本書は単純な「人間能力礼賛」本ではありません。
 むしろ、先入観による判断誤りの例、誤った第1印象のこわさを、これでもか、これでもか、と並べあげてくれます。

 夫婦の会話を録画した15分のビデオを観察して15年後に離婚しているカップルを見分ける、という実験を著者自身が受けた時のこと。ジャーナリストとして多くの人間に接してきた著者には、正確に見分ける自信がありました。しかし、正解率は5割。
 あてずっぽうだったとしても正解率は5割なのですから、結果は散々です。
 その道のプロは、4つの感情に注目しさえすれば見分けられる、とタネあかししてくれました。(4つの感情の内容は、本書を参照ください)

 第一印象に関する、あれやこれや全ての内容が大切な本書ですが、私なりに無理やり結論を抜き出すと、
  どうやら私たちは、自分の得意なこと、いつも気にかけていることに
  関しては、経験と情熱で第一印象の質を高めていけるらしい
ということのようでした。

 あまり論理的な期待を持たず、本書に載っている「理屈以前」の事例をお楽しみください。 (くろやぎ/2006-06-13)
「第一感」というと直感的または思いつきという印象があるが、決して単純にそう
いった判断を薦めているわけではではない。
ただ、目、鼻、口、耳などにより総合的に判断することを進めているわけでもない。

実際には、見た目、におい、味、音はそれぞれ独立して感じているかといえば、
必ずしもそうではなく、実は様々な感覚を通じ、総合的に判断していると思いきや、
無意識な思い込みや感情にによりかなり左右されるらしい。
そして、それは時に重要な間違った判断すらさせると著者は警鐘を鳴らす。

では、どうすれば良いのかといえば、それぞれを判断するための本質的な要因を
知ることが必要だという。
それは、男女の関係であれば行動にあらわれる特定の感情表現であったり、
コーラであれば全体的なイメージであったり、相手が犯罪者かどうかであれば
顔の表情であったりである。
時と場合によって異なるが、それらをあらわす本質的な何かを統計的、経験的に
判断できることが、重要であるというし、訓練によりそれを習得することができる
らしい。
とはいっても、何が本質なのかを十分に吟味しなければいけないが・・・。

人間の心理や無意識の部分に一歩深く踏み込める非常に面白い本であることは
間違いない。(私が無意識による思い込みにより判断していなければ。) (ふとあご/2008-02-29)
人間はロジックで理解するよりも多くのものを、直感で感じることが出来る。それは対象が複雑なものであれば余計に正しいというのが本書で伝えていることです。

これはこれで大いに納得したのですが、後半で著者が言う、「心の動きが表情に表れる。そして、反対に表情をコントロールすることで心の動きも制御出来る」という部分にはさらに納得です。 (jiateng4/2006-05-21)
 後に本書が手元に来たのはちょうど科学者が書かれた脳の本を何冊か読んだ後でした。相乗効果があってよかったと思います。一見テーマは違うのですが、よく考えてみると、脳の神秘を貫くトンネル掘り(科学者・研究者)の見学のあいまに、山の向こうからこちらに向かって掘り進んでいる別働隊(科学者ではない人々)にも気付いた、ということになります。
 誰もが無意識に判断する能力を持っています。進化の過程でそれが平均的に有利に働いた結果なのでしょう。平均ですから、いつも正しいわけではありません。この”直感”と時間のかかる”合理的判断力”を使い分けられるかどうかが、総合的判断力の程度をきめるのでしょう。
 「言葉としてあらわした瞬間に、思考が制約をうける」といった内容にははっとさせられました。特にビジネスでは、こんがらかった情報の塊を、ある軸・平面を設定し写影して情報量を圧縮することでわかりやすく解説するようなことが必要になることがありますが、この「わかりやすさ」というのはけっこう曲者です。操り方によって「冷静な分析」にもなれば「老獪な詐欺」にもなりえます。謙虚な気持ちを失うとたいへんなことです。成功した「軸・平面」も、いつも固定でいいわけがありません。このあたりの戦略を日頃時間をかけて作っておかねばなりません。

 帯には、”全米連続52週ベストセラー&34カ国で翻訳”とあるので、数百万(あるいは数千万?)の読者がついたことになります。そのうち一定の割合で、この本のナレッジに触れ、経験や知識に照らし合わせて確認し、自分の知覚・認識・判断の限界とバイアスに気付き、よりよい人生を送っていく役に立てる人がいるでしょう。
 科学的な実験の積み重ねを行う科学者も勿論必要ですが、その中身を本書のような形で編集して出版する記者・ライターの役割も大きいですね。
(jimmy/2006-11-13)
中途半端な印象 |||||||||||||||||||||||||
常識的には到底信じられないほど少ない情報から、多くの情報を得る人々の実例が、色んな分野にわたって豊富に挙げられているところは実に面白かった。

しかしそれが結局何なのかについて明確な結論が示されていないのがまず不満である。

それでも読み手の方で補って読めば、不思議な判断力が生まれるのは、経験と分析によって練り上げられた勘、つまりプロの技によるものと著者は考えている(それも自信なさ気に)様な印象を受ける。

だがそれではこの本の価値は半減してしまう。なぜならこの本を手に取る読者の中には、プロの能力を知りたいのではなく、普通の人間にも使えるような不思議な能力について知りたいと思う人も多いと思われるからである。 (オスカー/2006-03-15)
表紙にひかれて買ってしまった。

人間の無意識の持つ力というものについての本。
人は、知らないうちに物事を「輪切り」にして考えているらしい。
だから、必要最小限の情報をとらえてそれなりに
正しい判断をすることができる。
そして、その能力は誰にでもあり、訓練することが
できるらしい。
その実例や検証実験についてたくさん述べられている。

たくさんの例について触れているので、
すんなりと読むことができた。
個人的には、瞬時の判断が必要な場合には、
過剰な情報や論理的思考が悪影響を及ぼすというのが
印象的だった。

なかなかおもしろかったです。 (nissy1121/2008-03-24)
過去の出来事・ある研究者の成果等を元に著者の推論を組み立てています。
そのため、著者の 「主張」 を強引に展開するのではなく
あくまで自然の回帰的な結論として、人間の直感の事が述べられていますので納得ができます。

途中、同じ内容の事が言葉を変えて述べられていますが、これもくどいといった印象はなく
むしろ頭にそのフレーズが定着し、趣旨が理解しやすい内容となっています。

実生活において役立たせることができる内容は少ないですが
「人間の直感・主観」はこう行った事が要因として判断されることを
知っておくのは読んでいて非常に楽しい経験です。 (通勤電車読書/2008-02-22)
読んで損はない |||||||||||||
『ティッピング・ポイント』に続くマルコム・グラッドウェル第2弾!
『説明できない,でも何かおかしい』『理由は分からない,でも何となく感じる』を全部説明してくれる。素晴らしい。 (三/2006-02-28)
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心が軽くなる本―「不安」を「安らぎ」に変える57のヒント (PHP文庫)
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PHP研究所(1996-11)
山崎 房一
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レビュー総評点:54
突破口 |||||||
自分の思いを他人になかなか伝えられない人。
愛情に飢えている人。
周りの人ばかり幸せに見える人。
仕事に不安を感じている人。
なんとなく将来が不安な人。
すぐくよくよする人。
ストレスに弱い人。
人の目が気になる人。
そして、今まで書いたこと全部が当てはまる人。

そんな人の心をちょっとだけほぐしてくれる本だと思います。 (まーい/2007-12-05)
自分を大切に |||||||||||||||||||||||||||||||
著者は「思い切って自分に100点満点をつけてみなさい」と言っている。何か
と自己否定の方向に陥りやすい現代人には抵抗感のある言葉かもしれないが、
考えてみれば、自分を大切にできるのは自分しかいない。
この種の自己肯定は、偏狭な個人主義にはならない。自分を大切にする気持
が、心から他者を大切にしたいと思う気持ちにつながるからだ。
逆に、自分をダメだと思っている人の思いやりはぎこちなく、何となくお仕着
せがましい。ダメな自分を偽善者の振りをしてごまかそうとしているからだろ
う。優しい言葉をかけても、相手の反応が自分の思ったとおりでないとストレ
スがたまるのである。これは思いやりでも何でもない。
また、自分が元気であれば、周りの人にも元気が伝染していくものである。た
とえば芸能人は自分に100%つけてやらないと、とてもじゃないがやっていな
い。常に100%で精一杯頑張っている芸能人は、ファンを照らす光なのだ。 (ばろち/2004-04-10)
なかなかいい本です。心が新鮮になるような気がします。お勧めです。 (サニー@マミー/2008-11-27)
自分の気持ちを暗くするのは「自分の気分」だけ。
「ストレスは理屈では解決できない」この言葉にハッとしました。
落ち込んだ時に論理的に自分の心を分析すると、余計に混乱する。
今まで、自分がまさにそういう風に、色々なことを考えすぎて
気分が落ち込み、うつな気分に流されていたということに、
初めて気がつきました。

本書では、うつになりやすいタイプの人に自信をつけさせてくれる
アドバイスが多く記述されています。
不安な時、嫌な事があった時に、本書の助言を元に気分転換が
できたのでとても良かったと思います。 (English learner/2008-10-13)
4件のレビューを表示しています。
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結婚の謎(ミステリー)
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アチーブメント出版(2003-05)
原著:William Glasser原著:Carleen Glasser翻訳:柿谷 正期翻訳:岩井 智子ウィリアム グラッサー
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¥ 2,415(中古:¥ 2,000)

レビュー総評点:50
本書は全米ベストセラー作家で
世界的な心理学者でありカウンセラーのウイリアム・グラッサー博士の著書。

彼の提唱する選択理論を取り入れたヨーロッパ、全米の学校は、
劇的に生徒の人間関係や成績が向上し、世界的なモデル校として注目を浴びているらしいです。

本書は、世界中で起きている
「世界で最も強い絆を持つ夫婦が、なぜ最もうまくいかなくなってしまうのか?」
に切り込んだもの。

その人の抱えている問題の8割は人間関係の問題である。と著者は述べて、
実際に、人間関係が改善すれば、全ての物事がうまくいくようになることがわかりました。

人間関係の問題の根本になる「ヒトの心」の問題とそれを解決するための
著者の具体的なカウンセリング技術が織り交ぜられていて良かったです。

学術書とは違い、小説仕立てで、読みやすく、サラリと読め、
読めば読むほど新鮮な気づきが得られてのめり込んで一気に読んでしまいました。

普段、気づかずに、自然と人間関係を壊しているヒトの曖昧な行動の
原因と対策がわかる一冊。

著者の考え方に気づけば、難しいノウハウはなく、
明日から簡単に実践できそうです。

人間関係の問題を夫婦に置き換えているだけなので、
配偶者の有無に関わらず、オススメです。 (SUNTEXT/2008-05-16)
ベストセラー作家の勝間和代さんの2冊で、おすすめ書籍として紹介されていたので、
読んでみました。

著者はアメリカの精神科医が書いたもので、そこに夫婦生活に悩みをかかえた人が来るという話です。
結婚当時から数年経って、気持ちに変化がでてきてしまったという小説のようなストーリーから始まり、「自分のまわりにもこういう人いるな」という自分に近い感覚で感じ取れ、いっきに読める本でした。

離婚率が上昇している日本においてはかなり有益な本なのではないでしょうか。
お互いの距離感が離れていく原因から、そこからどう対処していくのかまでが具体的に書かれています。
結婚生活を送っている方で問題を抱えている方は必読ではないでしょうか。
また結婚生活に問題のない方やこれから結婚したいと思っている方も、問題が起こる前の事前対応として読むのは良いかと思われます。
喧嘩の多いカップルは必読。

専門用語もなく、読みやすいので、読書の苦手の方でもOKだと思います。
(マッキンゼー/2008-05-16)
本書は、結婚生活をうまく続けるために、妻と夫がどのように価値観を共有するのが良いのかを、「5つの基本的欲求」というプロファイルに分けて説明をした本です。

ここでは、
・生存の欲求
・愛と所属の欲求
・力の欲求
・自由の欲求
・楽しみの欲求
と分類し、それぞれに自分の性格を採点していくというやり方を勧めています。

確かに結婚生活というのは、なかなか他人に相談が出来ず、「一人で悩む」か、「友人に愚痴をこぼす」くらいの対処法しか無いように思われており、そう言った人たちが読むと一定の効果は期待出来そうです。全体的に女性寄りの立場で話が展開されていますので、女性には伝わりやすいと思いました。

しかし個人的には、「これってエニアグラムの方が良くない?」という印象も受けました。
(jiateng4/2008-03-15)
結婚の謎解き ||||||||||||||||
既婚者だけでなく未婚の方にも参考になると思います。人と人とのコミュニケーションの方法を中心に書いてありますので、結婚だけでなく友人関係などにも参考になりますし、恋人関係を良好に続けていきたい方にも参考になると思います。星を4つにしたのは、身近にグラッサー博士のような方がいないので。 (if/2004-09-20)
そろそろ結婚を、と考えている私。
転ばぬ先の杖ということで読んでみた。

この本によると、夫婦関係がうまくいかない原因は、
・七つの落とし穴(これは、家庭生活にもあてはまりますね)
・遺伝子による五つの基本的要求(後天的要因であり、修正可能ではないか?)
・性生活(著者がアメリカ人だからか?)
などである。
「上質世界」などしっくりこない概念もあったが(理想と違うの?)、
参考にはなりそう。 (snow/2008-02-13)
「(結婚について)こんなはずじゃなかった…」という既婚者に薦めたい一冊。

スリランカでは、結婚することを「刑務所に入る」と言うらしい…。
※レビュアー注

本書は、
「大好きな人と結婚したのに、どうしてこんな…こんな…#%&○’&▲@!!」
という「幸せな"はず"の結婚」の「謎(不満)」の原理を
「外的コントロール」や「5つの基本的欲求」といったモデルを使いながら解題し、
「本来あるべき結婚関係=友人関係」を構築するためにはどうすべきか?について
事例を交えながらわかりやすく解説している。

著者であるW・グラッサー博士(心理学博士)の持論である「選択理論」がふんだんに盛り込まれており、
「良き結婚生活を送る」というテーマを超えて、「自律した人生を送る」という観点からも十分楽しめる一冊。

ベストセラー作家の勝間和代さんも推薦する良書。
結婚を控えているカップルは必読。 (STI/2008-10-16)
6件のレビューを表示しています。
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平均点:4.0
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w:13 h:18 357page
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
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日本経済新聞出版社(2001-12-01)
翻訳:田口 俊樹マーカス バッキンガム
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