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w:10 h:14 308page
文章表現400字からのレッスン (ちくま学芸文庫)
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ASIN:4480086129
筑摩書房(2001-02)
梅田 卓夫
売上順位:24261
¥ 998(中古:¥ 439)

レビュー総評点:88
400字の作文が輝くには ||||||||||||||||||||||||||||
名文の定義をこれほど明解に言った人はいないかもしれない、「自分にしかかけないことを、誰にも分かりやすく書く」。では悪文とは「誰にでも書けることを分かりにくく書く」ことに他ならない。 この意味で、いい文章を書くにはどうするかについて、著者は大学で学生に教えた実例をもって詳しく説明しています。それは自分の思い、イメージをだいじにし、メモをとりながら熟成させる方法であり、文体までもが内容が自然に決めてゆくという。決して惰性で書かない。原稿用紙一枚の作文がこれほど輝くのはそのためでしょうか。
著者の他の類書、「中高年のための文章読本」もお勧めします。 文達者な(自分でそう思い込んでいる)人がいかにこの意味で、悪文を書くことになるか自分も含めて大反省させられます。いままでいろいろな本で読んだ文章修行法、例えば、文豪の文書を自分で書き写すだの、多読で名文のリズムをつかむ、は何かむなしく感じるようになりました。 (clifford/2005-07-08)
「自分にしか書けないことを、誰にでもわかるように書く」
というのが、筆者の考える「よい文章」だという。
壮大なテーマ、わかりやすい受け売りの言葉から出発せず、
自分の内面から出てきた「ことばの断片」を礎として、
断片と断片を組み合わせて文章を組み立てていくことで、
「自分だけの文章」が出来る。
文章表現を自己表現の一手段として捉え、
文字通り「文章を楽しむ」ことを説いた本。
筆者は大学の講義を元に作成しており、
例文の大半は学生の作品。
そこに親近感を抱く一方、
こちらを引き込むような文章が多いのに驚く。

文章を書くことを通して、人は変われる。
そんな気を起こさせてくれた一冊だった。 (Summer Dolphin/2006-09-10)
書名だけ見ると、正しい日本語や崇高なレトリックについて講釈を垂れた手引書のような印象を受けるが、さにあらず。そのような瑣末な技法以前の問題として、「書くべきもの」をわたしたちの意識からすくい上げる哲学的感性を養うための認識論が展開されている。それは、既成概念や倫理的規範によって飼い慣らされたわたしたちの感性を解放する作業であり、絶えず意識をかすめては捨象されていく五感の訴えを言語によって拾い留める試みである。

そのようにして紡がれたものが、著者の定義する名文、すなわち、「自分にしか書けない事を、誰にでも分かるように書いた文章」となる。例示として、著者が大学の演習で学生たちに与えた課題と、それに対する学生の作品が随所に紹介されている。どれも創造的であるばかりかアバンギャルドでさえあるが、そこに描かれている対象そのものは、極めて通俗的な、平々凡々とした日常の断片に過ぎない。言い換えれば、誰しもが創造性を発揮するための材料を持ち合わせているということであり、どんなにつまらない光景でも文字通り光り輝く可能性を秘めているということだ。そのような輝きに彩られた生活は、どんなにか豊かで悦びに満ちたものだろう。

どのような小さな断片でも、つぶさに向き合えば微かな気づきが次々と喚起される。意識はそうした微かな気づきの増幅器であり、言葉はそれを他人に伝えるための変換器である。いや、他人どころか、自分自身が理解するためにも、言語化は必須だろう。もちろん、言葉はそれ自体が一般的既成概念から成り立つものであり、せっかく捕らえられた断片のみずみずしさが、言語化によって減衰される危険性もはらんでいる。意識の涵養と言葉の精錬は試行錯誤の繰り返しだ。

抽象化や類型化の誘惑に負けず、個別性や具体性と真摯に向き合う。禅にも通じるこの姿勢から、真に有用な抽象的概念や類型様式が生まれることだってあるだろう。既成の枠組みの間隙を突くものは、何も論理だけではないかもしれない。仮説思考やフレームワークがもてはやされる時代だからこそ、こうした感性もアンチテーゼとして持ち合わせておきたい。 (gomame/2008-10-11)
文章制作を始めようと思う人、作文が苦手だから楽しんでみたい人等々、文章を楽しんでみたい人にお勧めしたいです。 本書は実技課題と断片論の2つから構成されており、課題には著者の講義を受けた一般生徒(大学生)の、様々な作品が見られます。 冒頭で良い文章の定義をし、そこに近づくための方法として、断片論を説明します。 言葉の断片を集め、自分でも気付かなかった言葉、考えを見つけだす… 言葉で遊ぶ… 他では見られないユニークなものでした。 しかし、小論文やプレゼン、本格的に小説を書こうとする人にはお勧めできません。本書はあくまでも文章を創造し、それを楽しむ事に焦点を当てているからです。 個人的な意見ですが、本書を小説などに役立てたいなら、断片論をどれだけ応用するかにかかっていると思います。こういった人は、事前に立読みをするのが安全です。 ともあれ、作文を楽しみたい人には強く勧めたい一品でした(^-^) (AR21/2008-01-25)
私が文章を書くと言えばここのレビューくらいなのだが、そこで一番注意しているのは、「いかに、レビューした商品の内容や実態及び、自分が感じたことを正確に伝えるか」である。

しかし、本書が目指しているのはあくまで「創造的表現」であり、エッセイやショートショートを書く人に有益な内容となっている。残念ながら、私にとって役立つ箇所はほとんど無い。 (江口哲学/2007-05-03)
読んで興味深く、実践して(いくつか課題が載っています)楽しい。課題に応じた作品がいくつも載っていて、それがまたユニークで面白い。

あなたにしか書けないことを誰にでも分かるように書くという大切なことを、それこそ誰にでも分かるように教えてくれる。ただ、レポートや報告書を書くための付け焼刃としては役に立たないと思う。

読み物として、テキストとして、一冊で2通りに楽しめる本。

(Flower/2009-05-20)
レポートや仕事の文章でも、あまりに単調な表現がつづくと読んで
いて退屈になる。「わかりやすく、自分にしか書けない」というフ
レーズに惹かれて手にとってみたが、私が求めているものとはちが
っていた。

本書が伝えるのは「創造的表現」だ。ステレオタイプやありきたり
の言い方に自分の言葉をはめてしまうことで表現の限界を作ったり、
書くことが「つらい」と感じるようになったりするのはもったいな
い。パターン化するのではなく、自分の思っていることをそのまま
書くことで、次第に自分にしか生み出せない言葉ができてくる。は
じめは「書くこと」がはっきりと決まっていなくてもいい。そうい
う状況で、あたえられた「題材」、もしくは漠然としたテーマにつ
いて筆をとるという時には、この本は役に立つかもしれない。

私がふだん書くものは「相手に一意にしか伝わらない」ことを目指
して書くような文書である。内容や文章の配列もほとんど決まって
いる状態で執筆がはじまる。そんな中でさらに「伝わりやすく」
「陳腐ではない」表現はどのようなものであるべきか、ということ
をいつも考えているが、本書はそうした要求に応えるものではない。
ポエムやショート・ショートをうまく書きたいと思う人にとっては
有用かもしれない。 (ハレハレ/2009-03-01)
7件のレビューを表示しています。
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平均点:4.5
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w:14 h:20 224page
高校生のための文章読本
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ASIN:4480917047
筑摩書房(1986-03)
編集:梅田 卓夫編集:清水 良典編集:服部 左右一編集:松川 由博
売上順位:65338
¥ 1,050(中古:¥ 249)

レビュー総評点:74
ひとつひとつの随筆などは短いのですが、一緒に付いてくる解説書を読むと、ひとつひとつの随筆などがとても深い意味を持っていることがわかります。学校の国語の試験の解き方を教える本ではありません。
心で文章を味わうことを教えてくれる本だと思います。
高校生だけでは勿体無いので、大人の方にも是非読んでほしい本です。
これからの本への接し方が変わる本です。
特に衝撃を受けたのは、淀川長治さんが紹介されていた「自転車泥棒」という映画についての随筆です。世の中で一番恐いのは、人間のちょっとした行動かもしれません。 (簿記受験生/2005-07-11)
読書好きほど読むジャンル、好む文体が偏ってくるようである。自分が気づかなくとも、この学生のために編まれた『高校生のための』三部作に目を通していると思い知らされる。「こんなに多様なテーマ、文体があったのか」と自分が井戸の中の蛙ではなかったかと身震いがしてくるほどである。本書はもともと学生のためのものであるが、多忙で自分の好む、あるいは必要な本しか読めない社会人にとっても、短文読み切りで手軽に紐解くことができ、日本語が本来持っている豊かな表現力、多様な文体の可能性を体感させてくれる役立つアンソロジーである。『文章読本』ではモーパッサン、ファーブル、プルースト、モーツアルトなどの翻訳から、武満徹、大岡昇平、坂口安吾、村上春樹、朝永振一郎、淀川長治ら70塊??の書き手の文が収められている。途中に差し込まれた【手帖】と名づけられた編者のつぶやきや「作文の手順」「さまざまな技法」などの付録も有益である。 (中田秀之/2003-09-21)
自分のなんともいえない心理、生い立ち、気持ち、衝動をどう表現したらいいか、わからない場合、ああ自分の思いはこういう言葉によって形になり、このように表現することによって、表現の喜びは得られるのだなと本当に感じることが出来ます。 (/2003-09-27)
3件のレビューを表示しています。
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平均点:5.0
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w:14 h:20 230page
高校生のための批評入門
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ASIN:4480917055
筑摩書房(1987-04)
編集:梅田 卓夫編集:服部 左右一編集:清水 良典編集:松川 由博
売上順位:24105
¥ 1,050(中古:¥ 107)

レビュー総評点:22
心に風を ||||||||
自分の物の見方が偏り始めた、と感じたときに読みたい本です。凝り固まった脳みそに風を通してくれるような本です。多彩なジャンルの批評が掲載されており、付属の編者の言葉も心に沁みます。つい分野が偏ってしまう読書を見直すときにも良いかもしれません。 (まんぞう/2005-07-13)
批評とは・・・ |||||||||||||||
 批評とは、大多数の心のあり方ではなく少数派側のみ成立するということが分かりました。
 「常識」や「大勢」と呼ばれるもの、いつの間にか世間に認められていること、これら全て多数者側のものの見方です。
その中に属する限り、孤独を感じず日々を過ごせますが、ありのまま事を見るという意識が薄れていきます。
自分の感覚に執着するとき、集団から、孤独の道へ一歩踏み出すわけです。
 ありのまま事を見るという姿勢は孤独です。ですがその孤独が言葉にされることによって人と人を結び付けます。

 ただし、言葉が人に届くには時間がかかります。私のつたない文章があなたの心に届く日も同様です。
(簿記受験生/2006-09-22)
読書好きほど読むジャンル、好む文体が偏ってくるようである。自分が気づかなくとも、この学生のために編まれた『高校生のための』三部作に目を通していると思い知らされる。「こんなに多様なテーマ、文体があったのか」と自分が井戸の中の蛙ではなかったかと思えてくる。本書はもともと学生のためのものであるが、多忙で自分の好む、あるいは必要な本しか読めない社会人にとっても、短文読み切りで手軽に紐解くことができ、日本語が本来持っている豊かな表現力、多様な文体の可能性を体感させてくれる役立つアンソロジーである。『批評入門』では中村真一郎、竹内好、ボーヴォワールら本来の批評家の文章から、黒澤明、水木しげる、中上健次、ギッシング、ケストナー、手塚治虫とジュディオングの鉄腕アトムに関する対話、そして『独裁者』の映画で出てくるチャップリンの有名な大演説まで、編者のユニークな視点から多種多様な文章が51編収められている。 (夢野 旅人/2003-09-21)
この本は是非ともいい加減な大人に呼んでもらいたい。 批評というものを単なる批判と捉え 安易な無責任な攻撃材料としての道具と捉えている。大人たちが読むものである。 世界に一人しかいない主体である自分が感じ 真実を探求しようとする過程に生まれ
 主体なりの思索の結果が真理に近づかんとする 大切な人間の思考という事を理解できる本である。 岸恵子 サガン バルトーク ボーヴォワール カフカ 黒澤 山本洋輔 あらゆる芸術 文芸のそれぞれの思索の捉え方を教えてくれる。 高校生だけでなく
全ての人に読んでもらいたい。 (/2006-04-10)
4件のレビューを表示しています。
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平均点:5.0
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w:14 h:20 228page
高校生のための小説案内
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ASIN:4480917098
筑摩書房(1988-04)
編集:梅田 卓夫編集:服部 左右一編集:清水 良典編集:松川 由博
売上順位:141959
¥ 1,155(中古:¥ 498)

レビュー総評点:12
読書好きほど読むジャンル、好む文体が偏ってくるようである。自分が気づかなくとも、この学生のために編まれた『高校生のための』三部作に目を通していると思い知らされる。「こんなに多様なテーマ、文体があったのか」と自分が井戸の中の蛙ではなかったかと身震いがしてくるほどである。本書はもともと学生のためのものであるが、多忙で自分の好む、あるいは必要な本しか読めない社会人にとっても、短文読み切りで手軽に紐解くことができ、日本語が本来持っている豊かな表現力、多様な文体の可能性を体感させてくれる役立つアンソロジーである。『小説案内』に収録されている40編の代表的な書き手を掲げると、中島敦、スタンダール、野上弥生子、金石範、宮沢賢治、三島由紀夫、二葉亭四迷、ヘミング㡊ウェイ、井伏鱒二、シートン、佐藤春夫、トーマス・マン、谷崎潤一郎、島崎藤村、大江健三郎らである。編者の小文である【手帖】も一読に値する。 (簿記受験生/2003-09-21)
1件のレビューを表示しています。
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平均点:5.0
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w:10 h:17 244page
理科系の作文技術 (中公新書 (624))
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ASIN:4121006240
中央公論新社(1981-01)
木下 是雄
売上順位:599
¥ 735(中古:¥ 100)

レビュー総評点:263
仕事のために書いて他人に読んでもらう文書を作る際の
心得がまとめられています。
20年以上前に書かれたとは思えない良書です。

主題(本書では「目標規定文」と堅苦しいが)から書いて
全体を構成する方法が紹介されており、僕には新しい視点
でした。事前に頭の中が整理されていれば、キーワードを
列挙して構成しなおすより早い書き方になりそうです。

「理科系の」という観点では、事実と意見を十分に精査
することと、少々くどいと思っても論理の輪(因果関係)
を省いてはならないことが強調されています。
いずれも、特に調査レポートの報告時に意識したいと
再認識しました。

20年以上前に書かれたとは思えない良書です。 (中/2007-06-07)
小説家のような味わいのある「名文」は誰にでも書けるものではない
でも、情報を的確に過不足なく伝える「名文」ならば書くことはできる

そのための指南書がこの本

「文章を書く」ことの意義を伝えたい、という筆者の思いがひしひしと伝わってくる
この本を単なるテクニック本ではなくしてるのは、この思いの強さだろう

最後に、未だに何となーく改行、段落かえをしてしまうことがある自分への
自戒の念もこめて、本文より引用

「仕事の文章で何かを書くのはステートする(明確に表現する)こと
 (中略)ステートするときには当然、一句一句に責任がともなう]

・・・ (樽/2006-12-02)
理系だったら文章下手でも良いというのは言い訳にならず、ヘミングウェイのような名文を書く必要はなくても(これはまた別のスキル)、研究者・エンジニアとしての文章作成スキル(テクニカルライティングのスキル)というのは必要なものだと痛感させられた一冊です。

学生の頃に論文を書く際に教授に紹介されて以来、10年以上手元において時々読み返しています。
科学技術に関する文章を作成することがある人は必読だと思います。 (kura/2006-10-24)
巷に作文技術本はあふれているが、この本以上の出来のものはないと思う。
20年以上前にこの本にふれてから何度も読み直してきたが、なくしてしまったので今回
買い直した。58刷であった。いまだに読みつがれているのだと実感した。
内容はおおかた頭に入っているつもりだったが、それでも買い直したのは、木下先生の
メモをリファレンス用に手元に置いておきたかったからである。頭から読み直した改めていかに触発を受けたかを再感した。木下先生は私の文章をどう修正してくれるだろう? (キミノリ/2007-11-22)
理科系の、と銘打ってはいますが是非文系の方、小説やエッセイを書きたいと思っている方には是非読んでいただきたい。
独りよがりな書き方はなくなり、シンプルな文が書けるようになるはずです。
文を書く訓練は小さいうちからはじめたいもの。
その意味で、教育にたずさわる方に熟読していただき、各地で実践していただきたいと思います。 (辻占ひつじ/2005-05-11)
文系の方にも是非 ||||||||||||||||||||
要するに,「伝えたいことを誤解なく伝え,読み手を疲れさせない文章」を書くために必要なことがまとめてある本です。
私はだいぶ昔に読みましたが,今でもそのときの心がけは仕事にも役立っています。
伝えたいことをぶれずに伝える技術は文系にも必須なものです。
とりあえず一読することをおすすめします。 (アマゾン次郎/2005-05-07)
文系ですが |||||||||||
理科系作文に限らずとも、文系にも応用できると思います。
大学の時の教官に薦められて購入したのですが、
準備の段階から、本文の組み立て方まで、筋道立てて掛かれています。
レポートを書く際には、私は文系ですけどすごく役に立ちました。
読んで心が満たされるとかそういう内容の本ではないですけど、
すごく実用的です。 (pqマイン/2004-07-27)
ベスト1です ||||||||||
理科系の学生,研究者,技術者,必読の本です.
読みやすいレポート,申請書,解説書,論文などを書くための技術がしっかり書かれています.
多くの研究者にとって,自分の仕事を他人に,そして次の世代に伝えるために,良い文章を書くことが必要です.他人に読んでもらう文章を書くことは,地道で骨が折れる仕事です.
著者は,1917年生まれの物理研究者です.したがって,特に物理に関連する研究者には,最適の本です.
理科系のための文書の書き方の本の中でベスト1です.
次のようなトピックについて各章で説明されています.準備作業,文章の組み立て,パラグラフ,事実と意見,などなど.1981年出版ですでに20年以上にわたって,読みつがれています. (Cafe Red Sky/2007-05-26)
他人が書いたレポートや報告書を読んで感想を求められたとき、「日本語がひどすぎてよく分からなかった」と言って、相手を傷つけてしまうことがある。言われたほうからすれば、「日本人なのに、日本語について非難されるなんて……」と思うのかもしれない。しかし、これは誤解だ。なぜなら、

 a)日本語で文章を書くことと、ただ日本語を話すこととは違うから、
 b)きちんと訓練をしないと、上手に文章を書けるようにはならない

からだ。

この本には、日本語できちんとした文章を書くために必要な技術が、あますところなく紹介されている。一度読めば、「書くこと」に対する考え方が変わると思う。 (ハレハレ/2008-02-25)
心は盗んでも技は盗むな |||||||||||||||||||||||||||||||||||
理系の中では定番本でしょう。私も初めて論文を書くとき、先輩から薦められて読んだクチです。
著者が多数の論文を読み、書く中で苦心なされた跡がにじみ出ています。その中から得られた知見は含蓄に富んでおり、理科系論文を書く座右の書としてお勧めできます。特に初めて論文を書く者には、この本から学べる事は多いでしょう。
ただし、著者の薦める文章の書き方は必ずしも一般に通用するものではない、という事について、私は敢えて苦言を呈したいと思います。例文に見られる著者自身の文章は独特のクセがあり、残念ながら、万人が真似してよいものかどうかは疑問です。
著者の技巧は、それを苦労の末に体得した著者のみが使えるもので、一般の読者は読者自身の書き方を会得すべきでしょう。心は盗んでも技は盗むな、と私は言いたいです。 (ぼのたけ/2002-07-13)
文章を書く基本 ||||||||||||
多くの文章読本で参考文献に上げられている本。
文章を書くための基本が詰まった、文章読本の草分け的存在である。
「理科系の」とあるが、内容は文化系にも通じるものがあり、自分の伝えたいことを相手に理解させるために必要な、さまざまなテクニックが紹介されている。
特に、「7事実と意見」は必読である。
残念なのは、例文で上げられている文章が難しいことである。おそらく、理系の科学技術論文から引用したものと思われるが、例文を読むだけで疲れてしまう。
また、基本的な概念は問題ないものの、やはり内容の古さは否めない。
初版が出版された頃はワープロもパソコンもなかったため、現在では使えないと思われることもいくつか見受けられる。 (the_world/2005-08-16)
これは・・・ |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者の文章はキレがあって読みやすい。さすがに、こういった本を出すだけのことはある。最近ではめったに出会わなくなった名文。また、名文を書く人。そのような今日にあって、文章の書き方・論理構成がわからない人は必読だ。文系の人が読んでも大いに役に立つ。
しかし昨今、プレゼンテーションや学会発表はパソコンが主なだけに、少々古いなぁと感じた。あとは、文句の付け所がない。 (takemaru0206/2002-07-31)
なかなか見事な一冊です。古い本ですが、私が知る限り、理系向けの作文入門としては、日本でこれを超える本はちょっと無いと思います。一度改訂されているようですが、結局あまりいじらなかったそうです。

私は洋書のパラグラフ・ライティングの本を何冊か読んでいます。特にアメリカでは、作文の技術を小さい頃から授業で教えており、日本人の想像を絶する量の多種多様なパラグラフ・ライティングの本が出版され続けています。この本の著者は、明らかにそれらの本を何冊か読んで自分のものにしています。

例えば、パラグラフやトピックセンテンスなどの説明は、標準的なパラグラフライティングの本そのままです。日本語での起承転結の良さは素直に認めつつも、なぜそうすることが必要なのかということを隋所できちんと説明した上で、基本的に欧米流に沿った作文技法の説明が行われています。テーマの絞り方なども同様です。ただし、本書がそれだけの本なのであれば、多少英語が読める人は洋書をそのまま読めばいいということで終わってしまいます。

本書のもっとも優れた点は、日本語の特徴や、日本語のふくよかな表現方法を熟慮した上で、欧米流のパラグラフライティングの良いところとうまく折り合いをつけ、理系の分野においてこれを日本語で適用する場合はどのようにすればよいかということを示していることです。

日本人は、古くから海外のよいものを自分達の元々持っている文化を生かす形でうまく取り込んできました。本書は、作文技法においてもそれを試みて一定の成果を挙げた本だといえます。 (FreshAir/2009-01-05)
 作文技術論の本としては優れた本である。
 明確なる目的を持って作文を作ること。
 いかに読者に理解させるかに論点がおかれている。
 ただ、例題が難解なのがやや難点か。 (乱読者/2008-06-29)
類書は多いですが、この本の完成度は抜群です。

レビューのタイトルに挙げたとおり、述べられている内容と、著者自身の文章が矛盾していません。「分かりにくく書かれた作文技術」という冗談のような類書がありますが、この本は本当に分かりやすい。

書かれている内容は、きちんと「技術」として整理されています。心構えを並べたものではありません。

あえて難点を挙げれば、初版から30年近く経っているにも関わらず内容の改訂が無いことでしょうか。現代の文章作成は、コンピュータを利用してデータ・情報を集め、文書化するものですが、このスタイルについては述べられていません。読者自身による工夫が必要なところとして残されています。
(izagon/2008-02-20)
38件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。
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平均点:4.5
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w:14 h:20 248page
よくわかる文章表現の技術〈1〉表現・表記編
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ASIN:4625703042
明治書院(2004-09)
石黒 圭
売上順位:143234
¥ 1,995(中古:¥ 1,291)

レビュー総評点:72
テンの打ち方から接続詞の使い方、センスの磨き方まで、
ちょっとハイレベルな文章理論について説明してあります。
学術的な理論背景と統計結果を用いているので、
著者の一人よがりになりがちなこの手の本の中では、
飛び抜けて読みやすく、判りやすく、身につきやすいものとなっていると思います。
説明に、”バカボンのパパ”や”とっとこハム太郎”が出てくる著者の感覚の若さも、
普通ならばとっつきにくく感じやすい”文章表現”を
身近に感じさせています。 (juhbeiyagyuu/2004-10-23)
文章技術の本というのは、それこそ星の数ほど出版されていますが、著者の意見が一方的に語られることが多いように思います。でもこの本は、著者が教えている学生たちに課題を解かせ、その統計をまとめてきちんと載せているので、実際に文章技術を磨こうとしている人たちがどう考えているのかがよくわかって参考になります。読者との距離が近い本だと思います。 (もじもじ/2004-12-02)
この本の特徴は、200名近くの大学生を被験者にしたアンケートのデータが豊富なこと。読点の打ち方、語順、かなと漢字の書き分けなど、大学生がどう考えているのかが良く分かり、面白い。そうした客観的なデータをもとに、読みやすい文章、読みにくい文章が論じられていくので、読者は、具体的なイメージとともに、読み手・書き手の両方の立場から、文章表現のコツを身につけられる。 (なると/2004-10-31)
文章のための本、はすでにたくさんある。

しかし、ほとんどが「読者の気持ちになって」とか「分かりやすく、を心がけて」「文章は短いほどよい」といった程度のアドバイスを載せているだけだ。

本書はそれらの類書とは一線を画す。
日本語を留学生に教えている著者が言語学的なアプローチでよい文章の書き方を教えてくれる。

接続詞の使い方、「のだ」の使い方、「弱い断定の功罪」など、すべて、的を得たものばかりである。

もちろん、言語学的なアプローチから見る、よい日本語のあり方というのは、まだ確立されたわけではないので、本書を読んでも、スキっとしない方もおられるかもしれない。

しかし、ぜひ、文章をかく人は、一度読んでいただきたい。文章の質が向上すると思います。 (日本語を愛する者/2009-03-09)
難解な文章。
確かにデータは豊富にあるが、そのため結論にまで達していない。結局、どうすればいいのかわからない。情報をばらまいてあるだけで、どこに向かえばいいのかわからないまま、読み進めていくしかない。

筆者自身の文章もわかりにくい。大学の講義そのものだろう。わかり易い文章を目標とするなら、これは違うのではないか?

タイトルの「よくわかる」を消してもらえれば納得です。「良く解る」にすればいいのにあえて、ひらがなで表記しているところが内容と一致しない。

学術書としては良書だと思うのですが、期待していた本ではなかったので星3にさせていただきました。 (ヨシ笑/2008-07-03)
5件のレビューを表示しています。
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平均点:4.5
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w:10 h:17 193page
文章構成法 (講談社現代新書 587)
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ASIN:4061455877
講談社(1980-08)
樺島 忠夫
売上順位:262720
¥ 735(中古:¥ 1)

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平均点:
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w:15 h:20 256page
よくわかる文章表現の技術〈3〉文法編
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ASIN:4625703069
明治書院(2005-10)
石黒 圭
売上順位:169323
¥ 1,995(中古:¥ 950)

レビュー総評点:16
この本は驚異だ。”日本語は最後まで読まなくてもわかる”・”現在形と過去形の使い分け”など意識せずに使ってしまっている日本語表現を膨大な量の文献を踏まえて判りやすく解説している。内容は年齢に関らず理解しやすく(中学生から年配の方まで、面白がって、興味を持って読むことができるだろう)、理解した内容を意識して文章を書こうとするだけで表現レベルが数段上がること請け合いである。1・2巻同様、最初に課題があり、それに対して実際に学生がどちらの解答を選んだかの人数が表示されているので、自分の感覚と世間一般の感覚を比較することもできる。日本語で表現したい全ての人にお勧めする。 (juhbeiyagyuu/2005-12-01)
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平均点:5.0
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w:10 h:14 333page
名文を書かない文章講座 (朝日文庫)
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ASIN:402261594X
朝日新聞出版(2008-09-05)
村田 喜代子
売上順位:217131
¥ 840(中古:¥ 440)

レビュー総評点:10
 自分なりの視点を持った、発見や思考のあるエッセイを書くためのツボはどの辺にあるのか、良い文章とはどんなものを言うのか、といったことを、色々な例文を引きながら見ていく文章読本。作家の村田喜代子が、小倉と博多の朝日カルチャーセンターで受け持った文章教室を下敷きにしてまとめた一冊。2000年10月、葦書房から刊行された単行本を文庫化したものです。

 「そろーりと始めよう」と題した【導入部 1】の項で、<書き出しでは気持ちを急いではいけない。(中略)モノとモノとの間には、かならず境界がある。家には玄関があり、靴を脱ぐスペースがある。いきなり家に入ると茶の間だったりはしないものだ。>とある箇所など、とかく構え過ぎたり、詰め込み過ぎたりしてレビューを書き出す傾向のある私には、「うっ! 痛い所、衝くなあ」と。エッセイとレビューでは、自ずと目的やスタイルが違うとは言え、参考になる指摘がいくつもありました。

 次の文章なども味があって、なるほどと頷かせるもの。<エッセイを書くとき名文や表現に無闇に憧れを抱く必要はない。名刀を台所に持ち込んで大根を切る者はいない。大根にはよく研いだ包丁を用いる。心のこもった文章は普通の文体で書く。その延長上にエッセイはある。>

 本書で紹介されていた「良い文章を書くための手本になる本」では、様々な作家の文章を短文読み切り形式で取り上げた『高校生のための文章読本』(筑摩書房)が面白そう。その本によれば、<良い文章とは、1.自分にしか書けないことを 2.だれが読んでもわかるように書く という二つの条件を満たしたもののこと>。それからすれば、確かに著者の言うとおり、<よくない文章とは、1.だれでも書けることを 2.自分だけにしかわからないように書く ということになるだろう。> (東の風/2008-09-20)
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よくわかる文章表現の技術〈5〉文体編
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明治書院(2007-10)
石黒 圭
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レビュー総評点:10
シリーズ最終巻、内容の高度さは頂点に達したのだろう、
それまでの巻のように学生の答案例を示した章は
第6講と第12講のみになっており、
小説など本職の人の文章に対する解説は
理解するのにそれ相応の気合いを必要とする。
ただ、副詞の分類や修飾句の係り具合などは理解できれば
自分の文章を磨くのに強力な武器となるだろう。
繰り返しのリズムやカタカナの新用法、点描文体などは
非常に現代的な内容でもある。
とにかく、読んでもらいたい。
文章の力がつくことは間違いないだろう。
一方で、第6講と第12講は読んでいるだけで面白い。
まずはここから読んでみるのも悪くないだろう。 (juhbeiyagyuu/2008-01-18)
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