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「知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)」 とその関連商品

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知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
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ASIN:4480091777
筑摩書房(2008-10-08)
外山 滋比古
売上順位:17706
¥ 588(中古:¥ 190)

所属カテゴリ:
哲学 人文・思想 哲学・思想
レビュー総評点:15
【主要目次】1.忘却のさまざま、2.自力と他力、3.着想、4.比喩、5.すばらしきかな雑談、6.出家的、7.あえて読みさす、8.書くスタイル、9.酒をつくる、10.メモ、11.ノート、12.頭の中の料理法

「思考の整理学 (ちくま文庫)」を通読された読者の方には既にお馴染みの話題(アイディアの作り方、発想を生むための習慣、常に心構えを柔軟にしておくコツ、忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方、など)が、知的センスあふれる文章で綴られています。(「思考の整理学」を読んでいない方/読み切れなかった方にオススメできそうです) アイディアの作り方を"酒造"で例えたり、編集を"カクテル作り"で例えたりする【比喩(アナロジー)のセンス】は見習いたい処です。(その意味では、書評は"カクテル"ですね(^_^);;)
本書の内容は「アイデアのつくり方」・「アイデアのヒント」と内容的に共通する処が多いので、これらの本も併せて読むと自分の"創造力"を高めるヒントが得られることでしょう。(併せて「思考のレッスン (文春文庫)」・「「知」のソフトウェア (講談社現代新書)」も面白いです)
ここで列挙した本は"元祖Lifehack本"とも言えるでしょう。あとは現代風/自己流にアレンジすれば良いでしょう。私の場合、紙のメモをテキストファイル化し、Google desktop/デスクトップ検索/Spotlight(or grep)を活用して「ネタを思い出せる準備」を整えています。ネタとネタの繋がり(ストーリー)が頭に残っていれば検索で芋づる的にネタを思い出せます。 (ゴルゴ十三/2008-10-15)
 読みはじめてすぐに感嘆したのは、「ちっとも古くない」ということです。

 本書が発売された1977年を和暦になおすと昭和52年です。当時、ケイタイもインターネットも無いのはもちろん、ワープロもパソコンもまだ発売されていませんでした。紙媒体で手に入れた情報を保存、整理しようと思えばスクラップブックを使うのが当たり前で、やっとコピー機が普及してきたころです。

 この本が古さを感じさせない理由は、最近読んだ本と共通する内容をいくつも見つけたからです。

たとえば、外山氏は睡眠の効用を次のように述べています。
  眠りは肉体の疲れを休めるのはもちろんだが、頭の中の整理をする
  時間でもある。目をさましている間に入ってきたおびただしい情報、
  刺戟が仕分けされて、当面不要なものは忘れるルートへ載せられる。

 茂木健一郎さんの本で同じことを知ったのはつい最近でしたが、脳科学が注目を集めていない30年前に、サラッと教えてくれていたのです。

 茂木健一郎さんつながりでいうと、「セレンディピティー」という、茂木さんがよく使う言葉も出ていました。当時から科学者には親しまれている日常語のひとつだとか。

次は、散歩の効用について。
  散歩という言葉はぶらりぶらりのそぞろ歩きを連想させるが、それ
  ではカタルシスはおこりにくい。相当早足に歩く。はじめのうち頭
  はさっぱりしていないが、20分、30分と歩きつづけていると、霧が
  はれるように、頭をとりまいていたモヤモヤが消えていく。

 おお! 『脳が悦ぶと人は必ず成功する』で佐藤富雄さんが言ってたことと同じじゃありませんか。

 2年前に出した同じ外山氏の復刻版『思考の整理学』は50万部のベストセラーになったそうです。

 いろんな気づきを与えてくれる今度の『知的創造のヒント』も、きっと多くの人に支持されるでしょう。 (くろやぎ/2008-11-02)
「コンピュータがあらわれて、知識の記憶や蓄積が人間の独占ではなくなった」

人間らしい活動の核である「考える」ということを考える本である。英文学者らしく、平易だが論理的な文章に加え、ところどころ含蓄のある比喩をちりばめながら、「知的創造のヒント」について語っている。

たとえば、創造を行うということは新しい酒を作ること、創造のためのヒントはその酵母にあたる、カクテルを作るということは創造のバリエーションを生むこと、としている。また、大樹は遠目から見るにはいいけれど、その下は影になっていて他の植物が育ちにくい、という例えは、いろいろなところで使えそうだ。

知識を詰め込まれただけの人間は誰かに引っ張ってもらえないと飛べず、やがて落ちてくるグライダーのようなもの。我々はエンジン付き飛行機、つまり自分で飛べるようにならなくてはらないという主張も、わかりやすくて面白い。

考えるタイミングと時間、多少拘束のある環境の方がよい理由、メモの取り方やまとめ方、何かを書くときの工夫、本との付き合い方、他の人との交わり方とそこからのヒントの取り出し方などについて語っている。思考論として読むとちょっと物足りないが、半分エッセイとして読めば楽しく読める一冊である。

以前新書でベストセラーになったものを新しく文庫で出版し直したもの。あとがきによると、文庫化に際して、ほとんど手直しはしなかったとのことだ。実際、このままでも全体的に特に古くは感じない。ただ、「英語の"レコード"」というのは、せめてMP3ファイルとかCDに修正しておいた方がよかったと思う。あと、「朝飯前」の理論は、個人的には大いにうなずける考えではあるけれど、これを実践することはお勧めしない。

尚、この著者の本は内容に重複が多く見られる場合がある。すでにどれか1冊を読んだ方は、一度中身を確認してから、購入された方が良いと思われる。 (FreshAir/2008-11-10)
3件のレビューを表示しています。
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平均点:4.0
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一研究者として、人生の幅を広げる読書11
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w:10 h:15 220page
ちょっとした勉強のコツ (PHP文庫)
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ASIN:456967125X
PHP研究所(2008-11-04)
外山 滋比古
売上順位:36824
¥ 560

レビュー総評点:0
この本は面白い!
そして文中にある『面白い』のエピソードも感心されるが・・・どっぷりと『考える』ことを深く知る機会になれる一冊
具体的に『ちょっとした勉強のコツ』はコラム集みたいな感じで少しの時間ずつでも読みやすいし著者の考え方に触れるだけでも一読の価値あり

褒めることの重要性

詰め込み教育の必要性・・・。

自分自身や子どもの勉強に必要な知識がコンパクトにまとめられているので自分に正しいと思える価値判断の基準がない人にはオススメです (とよぴ〜/2008-12-15)
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平均点:5.0
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w:10 h:15 231page
ことばの教養 (中公文庫)
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ASIN:4122050642
中央公論新社(2008-10)
外山 滋比古
売上順位:131196
¥ 600(中古:¥ 400)

レビュー総評点:
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平均点:
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w:10 h:14 222page
「読み」の整理学 (ちくま文庫)
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ASIN:448042380X
筑摩書房(2007-10)
外山 滋比古
売上順位:26353
¥ 588(中古:¥ 214)

レビュー総評点:4
「思考の整理学」を読んで心に響くものがあったので同様の体験をしたくて購入し通読。
内容としては、読書、言葉を理解という側面から見た、著者の分析、考え方が記載されている。「アルファ読み、ベータ読み」「ベータ読みのすすめ」「教科書の役目」「離乳語」「テレビの罪悪」「新しいものの学習におけるベータ読み」など面白い話が多々あります。特にベータ読みの修練方法の教科書として、古典、英語を進めてくれていますが、ここに私だったら「数学」「技術書」を追加したいなぁ。数学は原典としては自然がベースだし、技術書はいままで培ってきた文化が原典になっているので、自分は上記2つの教科書でベータ読みを鍛えていきたいと思います。未知と既知との関係を乳児、教育、大人に対してそれぞれのケースを充てているのは面白い。
難しい本を読むことに対して抵抗がある人、なぜだか面白さを感じている人はその理由がわかるかもしれません。 (sickboy/2008-04-19)
近年、若者の活字離れが甚だしいと言われているが、インターネット・メールの普及
によってむしろ彼らにとって活字はより身近なものになった。
というのが現在通説ではないでしょうか。

また、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」より刊行された『日本人の思い』のなか
で各世代・男女総合して八割の日本人が自分は読書(何を読書としているかは不明)を
する方だと答えているとありました。日本は大変な読書家国家です。

ところがそんな読書の九割九分が本書で言う「既知の読書(アルファ読み)」であるよ
うに思われます。
文学青年が取扱説明書の無味乾燥な文をのみ込めない理由はそれが「未知の読書
(ベータ読み)」であるからで、わからないから読まない。わかりにくい文章が悪い。
あるいは、この文章は間違いだ。と断念・早合点してしまうことはよくあります。
いくら活字慣れしていると自負していても、文字が理解できる限り誰にとっても容易い
アルファ読みばかりでは知的進化はありえないということは大いに納得しました。

本書自体はエッセイ風の平易な文章でアルファ読みできるものですが、読書を自己探求
の拠り所にする人であればかなり刺激になる内容です。
(アヒル/2008-03-16)
同じ著者の『思考の整理学 』にある「既知・未知」の項(6ページ)を文庫本1冊にふくらましたかのような内容です。オリジナル作品の順番はどちらが先なのかわかりませんが・・・。
こうした類の作品をよく読まれる読書好きの方なら、『思考の整理学 』6ページ分で十分な内容だと思います。 (slan_magic/2007-10-30)
 本書は読書法について書かれている。
ただし、すぐに何かを得たいがために本を読む人には向かない。

 渡部昇一「知的生活の方法」(ハマトン「知的生活」でもよい)
に刺激を受けた人ならば、この本は読書の本質を問う内容なのでおすすめだ。

 著者は読むという行為を2種類に分け、
既にわかっていることを確認するような読書と
未知を知るための読書があると定義する。

 未知を知る読書とはどういうことか。それは考える読書と言ってもいい。
これこそが本書の主要なテーマである。
前述の渡部著を読んだ人なら、知的生活との関連を色濃く感じるだろう。

 本書では古典についてこう述べている。

>昔のことは古い。だからと言って古くさいとはかぎらない。
>新しいことはおもしろそうだが、時の試練をくぐり抜けていない。
>新しいものごとは古くなるが、古いものはもう古くならない。

なかなかにすぐれた言葉ではなかろうか。 (dejima2001/2008-03-12)
内容は「思考の整理学」を膨らませたような感じです。古典を繰り返し(たとえ意味がわからなくても)読めば、得るものがあるという主張ですが、ビジネスの世界では無理だと思います。「教養」としての読書をしたい方にはおすすめです。 (ヨミビト/2007-11-15)
最近突如として再評価が進んでいる外山氏による読書指南本。とはいえ、内容的には読書を通じた教育論、知識論にまで広がっているようなものでした。
まず外山氏は読書を、既に知っていることを読むアルファ読みと、知らないことを知る、理解するために読むベーター読みに分類します。そして、比較的ラクなベーター読みに満足することなく、未知なるものを知るためのベーター読みを身につけるべきと論じたうえで、具体的な読書技術について指南します。
昨今はベストセラーなど中心の読書になりがちですが、ベーター読みに耐えられるクオリティの本がどのくらいあるのか…。一方で、難解で高質な本をがっぷり四つで「読みこなす」ことをどこまでしているのか…。
そんなことも考えながら、質の高い読書をしなければ…と改めて思い直した次第です。 (おがよし@CSS/2008-08-19)
6件のレビューを表示しています。
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平均点:3.5
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w:10 h:14 317page
茂木健一郎の脳科学講義 (ちくま文庫)
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ASIN:4480424741
筑摩書房(2008-10-08)
茂木 健一郎
売上順位:5272
¥ 714(中古:¥ 698)

レビュー総評点:
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平均点:
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w:10 h:17 224page
サンクコスト時間術 (PHPビジネス新書 66) (PHPビジネス新書)
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ASIN:4569701299
PHP研究所(2008-08-19)
斎藤 広達
売上順位:3742
¥ 840(中古:¥ 450)

レビュー総評点:68
○読み始めたきっかけ

 大学時代に経済学の授業で機会費用「opportunity cost」を勉強して、
非常にためになったと記憶しています。

 何かを選ぶということは、選ばれなかった全ての可能性分の費用がか
かっていると。

 たとえば、会社を辞めて留学することの費用は、実際に渡航にかかる
費用だけでなく、会社に勤めていれば得られたであろう給与などのコス
トもかかっているということです。非常に目から鱗が落ちる概念でした。
確か、サンクコストも大学時代に聞いたことがありました。久しぶりに、
この単語を見て、興味があって購入しました。

○心に残る言葉

1.Situation 状況判断・・・何がゴールなのかを明確に。

2.Time left 残り時間・・・締め切りのない仕事は達成できない。

3.Best Answer 最善の答え・・・その時点で最善と思えることを導き出す。

4.Action 行動・・・方針が決まったらまずは、一歩踏み出すこと。
悩んでも仕方がない。間違っていたら、また引き返すだけ。ただ、最初に
引き返すポイントを決めておくことが大切。撤退の戦略があれば、自信を
持って踏み出せる。

 また、成功のイメージ写真を壁に貼っていつも見たり、自分の頭の中
でシミュレーションすることも大切。私も旅行に行くときは紙にスケジ
ュールを書きながら、現地に行った時の風景を想像しながら行程を決め
ます。そうすると、ほとんどの場合いいスケジュールが見つかったり、
当日は非常にスムーズで楽しい旅行になります。これもイメージを頭の
中で準備しており、その流れが実際の行動に影響を与えるのかもしれません。

p.84 MBAの学生が叩き込まれるフレームワーク

・将来のキャリアゴールは何か(最後はどんなビジネスマンになりたいか)
・それを達成するための、5年後、10年後の中期的なゴールは
・だとしたら、今何をすべきか(MBAで何を学ぶのか)

○どんな人にお勧めか

 色々なことに興味があり、悩んでいるビジネスマンに (くりぴょん/2008-11-27)
とても役立つ発想が理解しやすくまとまっている本です。

単に理論を押し付けるわけでなく、例え話や実例も豊富で
コツやヒントそしてサンクコスト時間術を実践するための
小技まで流れよく紹介されています。

ポイントが繰り返されているので、読み終わった時には
実践していもいないのサンクコスト時間術を
マスターしたような錯覚に襲われます。

過ぎ去った時間を悔やんでいる間も「今」は過ぎていくので
残された時間にフォーカスすることによって結果を出していく

この当たり前のことが案外おざなりにされていたのかもしれません。

「残り時間があるということは、制限時間があるということ。」
この言葉がとても印象に残りました。
(≪著者の本音≫/2008-10-08)
サンクコストという言葉、どこかで聞いたことがあるなと思ったら、
以前読んだ、定量分析の本で紹介されていた概念でした。

この本ではそれを「時間」ということにしぼっていかにアウトプットに
つなげていくかを説いています。

物事がうまくいかないとき、意志決定の精度を上げるにはどうすればいいか。
この「サンクコスト時間術」というアプローチは、その答えを的確に
導き出してくれそう。

さっそく仕事でつかってみようっと。何より分かりやすさがすばらしい!
(てつお/2008-09-08)
ビジネス書や自己啓発書の中で、最近多いのが“時間術”もの。本書もその一つ。過ぎ去った時間(サンクはsink。「沈む」の過去分詞形)を切り離し再スタートすることが最も効率的な時間活用である。ありがちと言えばありがちな内容だが、著者はシカゴ大でMBAをとり、コンサルなど職歴も豊富。自分や企業の例でわかりやすく解説している。 (コーヒー牛乳/2008-08-23)
限られた時間の中で何をするか。
そのために過ぎてしまった時間を
サンクコストする。

ゼロベースで考える。

このサンクコスト時間術を使えば
もっともっと効率的に時間を有効活用できます。

ゴールに向かって
取り巻く環境を考え
残り時間を計算し、最善の答えをだし、
行動していく。

とても今後に役立つ情報でした。

斉藤さんありがとうございます。 (前のめり/2008-08-26)
いかにも、「術」的なタイトルですが、読んでみたら、いい意味
で違った。著者が試行錯誤してきた生き方、人生を「時間術」と
いうテーマで語った、生き様本でした。

で、実は、本書の背景の大きなテーマは、いかにキャリアを作っていくか。
やってしまった過去、失敗した過去は(反省点は認め)、くよくよしないで
「今と今から」の残り時間を見極め、「残された時間で最大の成果を出す」
ためには、どんなことを考え、実行すべきか、が語られます。

しかし、私は、「あとがきにかえて」の「それでも人生は続いていく」
のくだりで、読みながら、泣きました。それまで、著者は、サッカーを
たくさんの箇所で、サッカーを引き合いにしてわかりやすく語ってきた。
しかし、最後の最後で、チームの方針が変わって放出される、スター
プレイヤーを引き合いに出し、「キャリアでつまずくことなんて
日常茶飯事です。・・それでももがいていると、よいことがあるものです」
と締めくくります。このくだりは、私にとっては、深い。目が覚める思いと
ともに、癒される言葉です。

ちょっと見、「ハックス」本や、時間管理本としても、もちろん実践的
で、使える思考、使えるTipsがたくさん紹介されていますが、それ以上に、
キャリア形成本、人生ノウハウ本、と思って読むと、本書にこめられた
サンクコストという発想に至った著者の紆余曲折、試行錯誤な戦いの
一人のコンサルタントの「もがきの末に獲得した」智慧の物語ともとれます。
厳しい世間を生きていくための、よい志向性を得られる本です。 (佐倉ごるふ/2008-09-30)
これは良書! ||||||||||||

時間の使い方がどうもよくない、何かを変えなければと
思っていたところだったので、内容がすっと頭に入ってきた。

こういう「時間に対する考え方が変わる本」というのを求めていたのだ。

本書で紹介されている「小技」を2,3覚えるだけでも価値があるだろう。
(身近なところから適用できそうなものほとんどだ)

この時間術を身につけることで、あなたは、より成果を出しやすくなるはずだ。
自信を持っておすすめします。 (タイチ/2008-09-08)
時間術の本は似たり寄ったりの本が多いが、本書はかなり新しい視点を提供してくれる一冊だった。

「サンクコスト思考」とはつまり、「失ったものを振り返らない」くらいの意味ではあるが、確かに知らず知らずのうちにこのサンクコストにとらわれていることは非常に多い。
これを意識することで、確かに時間の使い方にいい意味での「割り切り」が生まれる。

当たり前の視点のようでいて、持っていると見える世界ががらっと変わってくる、という好例だと思う。

欲を言えば、著者の時間術の具体的テクニック(本書ではティップスと呼ばれている)をもっと公開してほしかったところだが、紙幅の関係であれくらいが限界なのかも。

ともあれ文章も読みやすく実体験も豊富に盛り込まれており、読み物としても実用的なビジネス書としても有益な一冊だ。 (チャックモール/2008-09-04)
良書だと思います。 |||||||||||||||
時間術の本は数多く出版されていますが、
その中においても、かなりのお勧めの一冊です。

「過去の出来事は気にせずに、新しいスタートをすぐに切る」
簡単そうなことですが、日常生活や自分の仕事を振り返ってみても
なかなか実践できていないのが現状です。

本書は、著者の実体験を交えたその対策方法が綴られており、
時間術の本としては、白眉です。 (常夏/2008-09-17)
著者の時間術を披露しています。
一般的な時間術というよりは、
仕事術や仕事に対する考え方が
主となっています。 (かけふ/2008-11-22)
元来、1つの事に注力し続けてしまう性格なのですが、これはそんな私に
とって良い時間の区切り方を教えてくれた本です。

仕事を行う上で、仮説と検証を行う場面はよくありますが、得てして途中
から仮説の立証に躍起になり、そもそもの目的から脱線し続け、時間切れ
てしまう事もあると思います。それは得てして「もうすぐ分るだろう」と
いう甘い期待を捨てられないから。

サンクコストは、だめなら駄目でさっさと見切りをつけましょう、という
こざっぱりした考え方でした。言われてみればその通りだと思います。

見切りをつけた後はSTiBAサイクルで仕事を回す。
上手く身に付けば効率的に仕事が出来るようになると思います。 (GHAASE/2008-10-19)
 新書レベルなので示されているケーススタディーがかなり単純でやや物足りないこと
と、著者の個人的体験談にあまり興味を持てなかったということで星を1つ引かせてい
ただいた。ただ平易な文章であっという間に読めるし、参考になる記述も多かった。具
体的には以下の通りだ。

 「『過ぎ去った過去を忘れる』たとえばバスを待っているがずっと来ないとする。急がな
いと間に合わない。その際に必要なのが、ゼロベースで最善の方法を考えるということ。
今までバスを待っていたからといって、バスに固執するのは1番良くない。タクシーや歩
くなど冷静に別の方法を考える」
 身近な例でわかりやすかった。これは既に作ったけど毎年赤字を垂れ流す公共事業にも
当てはまるだろう。(そんな公共事業は今までの分は忘れて廃止)

 サンク(sinkの過去分詞)コスト「もはやどうにでもならないもの。よって、考えるう
えで除外すべきもの」という本書のタイトル通りの考え方が披露されている。

 最善の戦略を選ぶために、シナリオを何通りか作りそれをそれぞれの基準で○・△・×
で判断し意思決定をする、というのは参考になった。

  (calm/2008-09-29)
人気メルマガ「平成進化論」の
鮒谷氏が絶賛していたので
読んでみた。

たしかに面白い。
そして時間の考え方
ひいては人生の見え方が変わってくる一冊だ。

鮒谷氏の言葉
「わたしももっと早く読んでおけば良かった、
(といっても本が出たのは先週なんですが)
 そんなふうに考えさせられた一冊でした。」
に同感だ。 (キャラメルスコーン/2008-09-10)
著者の実体験を基に非常にわかりやすく書かれており非常に読みやすいです。

内容は実に示唆に富んだもので、仕事に対する著者の想いが伝わってくると
同時に、サンクコストの考え方を採用することで読者の仕事へのモチベーション
アップ、さらに効率アップするための最良の方法が多彩な比喩を用いて紹介
されています。ひとつひとつがとても腑に落ちる内容でお買い得感も高い
と思います。

個人的には第六章で著者が綴る個人的な過去、そしてこれからの部分にものすごく
共感しました。

ビジネス書としては異例に感情を揺り動かされてる読後感で、
自分自身も頑張らなければと奮起してしまうような気分になりました。
素敵な本です・・・。 (ロコモティブ/2008-09-09)
本書の真の読者は、「MBA取得を目指すような一流のビジネスマンを夢見る、結果的には二流ビジネスマン」というところでしょう。要約すると、著者が学んだMBA関連の浅薄な受け売り。タイトルは時間術とありますが、時間術そのものよりも、コンサルティング業に関わる実例やたとえ話が本書の大半をしめ、30分で読めます。第5章のTIPSにも期待は裏切られます。思い出話、無意味に長い例え話。「とにかく5分走れ」という小項目では、「気の乗らない仕事も五分頭を使うとだんだんと考えるモードに切り替わってくるものです」という1文のために54行も費やしている。推敲しているのかしら。
時間術というタイトルと、アマゾンのレビューに惹かれたましたが、先に挙げたビジネスマンもどき以外の方には無用の本です。
まずは店頭で手にとって、ご自分で購入を検討して下さい。
(綱渡り/2008-12-27)
21件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。
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w:10 h:15 222page
人に聞けない大人の言葉づかい (中経の文庫)
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ASIN:4806129739
中経出版(2008-03-26)
外山 滋比古
売上順位:21119
¥ 520(中古:¥ 115)

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w:13 h:18 360page
アイデアのちから
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ASIN:4822246884
日経BP社(2008-11-06)
翻訳:飯岡 美紀チップ・ハース
売上順位:67
¥ 1,339(中古:¥ 1,878)

レビュー総評点:-38
非常に有益な本でした。
350ページ以上ありますが、1カ所も飛ばすことなく隅から
隅まで読ませてもらいました。こんな読み方をした本は久しぶり。

自分のアイデアをブラッシュアップしていく手順について書かれ
ています。「発想法」がテーマではなく、思いついたり、気付い
た小さなアイデアの種をいかにして相手に影響を与えられるよう
な形に仕上げていくかというところの話が中心。

すばらしいアイデアを量産するやり方は、個人の資質によるので
はなく、一定の視点に沿って考えてゆけば向上するという前提に
立ち、この6つの視点を解説しています。

この6つの視点は特殊なものはなにもありませんが、それぞれを
非常に豊富でこれまたどこかで「使えそうな」事例を使って解説
していきます。この本自体が、この本で教えている手法を忠実に
守りながら書かれているところが説得力があり、信頼性がありま
す。

じっくり取り組む価値がある本だと思います。
ただ1つ、巻末の勝間さんの上から目線の「自慢話?」は本当に
余計です。せっかくのいい気分をが台無し。「出たがり」が過ぎ
ますね。

(ny/2008-12-04)

 全米で150万部を超える「支持」を得た本書は、実はこれも全米ベストセラーの
マルコム・グラッドウェル著『急に売れ始めるにはワケがある』に触発されて書かれた。
 『急に売れ始めるにはワケがある』では、流行や社会現象を起こすものには、
(1)少数の目利きに浸透する、(2)記憶に粘る、(3)背景が味方する、
の3つの法則があることを明らかにした。
 本書は(2)の「記憶に粘る」という点をより深く、より多角的に取り上げ、一度聞いたら決して忘れないメッセージ、人を行動に駆り立てるような言葉について、以下の6つの法則を明らかにしている。

(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected)
(3)具体的である(Concrete)
(4)信頼性がある(Credible)
(5)感情に訴える(Emotional)
(6)物語性(Story)
頭文字をつなげてSUCCESs(サクセス)の法則と著者たちは呼ぶ。

 ジョン・F・ケネディ米大統領の「人類を月へ」という演説はアメリカ国民を熱狂させ、ソニー創業者の井深大の「ポケットに入るラジオ」というコンセプトは、ソニーを世界企業に飛躍させた。すごいアイデアは人を動かし、歴史を動かす。本書はそうした具体例が豊富に盛り込まれたアイデア創造のヒントになる内容となっている。
(21世紀のケインジアン/2008-12-27)
惹き付け、焼き付けのバイブル!!! |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「誰も聞いてくれない」
「途中で飽きられた」
「うなずきながら説明を聞いていたのに、まったく行動に結びついていない」
「とりあってくれない」
「いちいち難癖をつけてくる」
「聞き手が冷めている」

そんな経験はありませんか?
あるのなら、必読です!!

教えるのがもったいないなあ、と思ってしまうくらい、
明快、確実、実行可能な、相手を惹き付け・焼き付ける秘訣満載の1冊である。
そこそこページ数はあるが、無駄なページはなく、的確な解説・事例で分かりやすくテクニックを解説してくれます。


“アイデアのちから”という書名ですが、これは、
“相手に焼き付けるための秘訣”である。

焼き付けるものは、アイデアでもいいし、記憶でも良いし、行動原理でも良いが、それをいかに語りかけるか、惹き付け、そして焼き付けて忘れさせないようにするか、そのためのテクニックである。

効果的なプレゼンをしたい人
論文・報告書を読ませたい人
行動を変えたい人
ものを売りたい人
・・・・
とにかく、最初の3ページ(8〜11)を読んでみてください
「お!」
と思ったら買いです

読んで損、ということは絶対にないでしょう

ポイントは6つ
(1)単純明快である(Simple)
(2)意外性がある(Unexpected)
(3)具体的である(Concrete)
(4)信頼性がある(Credible)
(5)感情に訴える(Emotional)
(6)物語性(Story)
略して、SUCCESs
としていますが、読んでみないと分からないでしょう

それより、ジョン・F・ケネディ元大統領の
「我が国は、60年代の終わりまでに人類を月に着陸させ、無事地球に帰還させるという目標達成に、全力を尽くすべきである」
という演説がなぜ、
力があり、
一度聞いたら忘れられず、
国家プロジェクトを推進させ、成功に導いたか
をひもとき、JFKのようにカリスマ性がなくても同じことが実現する方法を、この本は教えてくれます。

これは、バイブルだなあ (蒼海苔天祐/2008-11-19)
「いわれてみれば、確かに」
愉しく読んでしまう。

ロジカルなまとめの丁寧さから
分かった風な気持ちにはなる。

読み物で終わってしまったらもったいない。





(RINDA/2008-12-13)
日本のアイデア本は大きな文字で書いてあって、結構中身がスカスカということもあります。この本は身がぎっしり詰まったカニのよう。御託を並べ、理想を書くのではなく、実例を豊富に入れて説得力があります。
この手のノウハウの要不要は人次第ですが、読んでいても「なるほどねえ」と楽しむことができてお勧め。 (america_kabura/2008-12-04)
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成功ハックス
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青春出版社(2008-11-22)
大橋 悦夫
売上順位:1009
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レビュー総評点:24
この本は巷の成功本とは一味違います。
特に第3章の「継続ハックス」は目からウロコでした。気持ちを新たにしたり、目標を
立てたりするのは、ビジネスパーソンなら皆やるでしょう。しかし、継続することがハードル
になります。著者が唱える「継続ハックス」は、肩ひじ張らず精神論は一切なく、自分が
長続きさせたい習慣を楽して効率よく続けるテクニックです。
「継続のコツは“ちゃんとやらない”」は著者の名言ですね。
具体例交えて、ここまでわかりやすく続けるコツを教えてくれる本は他にないでしょう。
ビジネスパーソン必読の本です。 (神戸っ子/2008-12-01)
内容としては、
『目標を定め、たゆまず行動し、継続する』という、他の多くの成功本で言われている内容の焼き直しです。

しかし成功に近づくための、具体的な行動プランにまで言及し、さらにプランを実行するための敷居がとても低い本、というのはあまり見かけないので、その点が読んでいて魅力的でした。

読了後、「よし、さっそく試してみよう」というハックネタが、どんな方にもひとつふたつ見つかるのではないでしょうか。

読み物としての面白さ、というよりも、実際に試して体得する『参考書』に近い使い方をおすすめしたい一冊です。 (冷茶/2008-11-27)
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思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
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筑摩書房(1986-04-24)
外山 滋比古
売上順位:403
¥ 546(中古:¥ 100)

レビュー総評点:413総評点300以上の注目商品
思考を育てる本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。
よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。 (めぐ/2004-08-20)
初版が1986年なので、さすがに内容に古さを感じるところが多いです。しかし例えば「生産的な仕事は朝がよい」、「アイデアは一旦忘れて寝させるのがよい」といった、今はやりの「仕事本」で取り上げられているノウハウのエッセンスは、もうこの時期にほとんどが確立されていたのだなぁ、ということに気づかされます。 (えめふろ/2007-07-21)
忘却のススメ。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。
最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、
ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っている
ので、驚きました。
1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなど
いささか古い面もありますが、
それでもなお今でも通用する部分が多々あります。
目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。
これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、
新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。
そして、思考の整理という観点から眺めると、
倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。
工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。
つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。
目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、
知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、
「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。
また、著者はこんなことも言っています。
「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。
 そして、大切なことはノートに書くな。」
どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。
詳しくは、本文を読んでみてください。
「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。 (Think!/2004-02-08)
現代でも通用する考え |||||||||||||||||
著者が一番書きたいことは、情報や思考を整理する方法ではなく、考えるとはどういうことなのかということのようです。本書の出版は1986年。本格的なコンピューター社会を迎える前兆が感じられつつあった20年前にあって、コンピューターにまかせられることはまかせ、自ら考える主体的なアタマをとなる必要性を問いています。

「とにかく書いてみる」という章には深く頷いてしまいました。

《書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである》

「自分が何を話すか自分で分かっていない」と言ったのは内田樹氏。「思考の整理法」とかその手の類書とは一線を画しているようにも思え、氏の考え方は充分に現代でも通用するのだと思います。
(clala-flala/2007-07-07)
思考の熟成 ||||||||||||||||||
頭の中にある何かを「整理する」ということは必ずしも常にそれ自体を見つめておくことではない。いやむしろ「見つめる鍋は煮えない」ということわざにもあるように見つめ続けるからうまくいかない。
この本の前半で著者は「忘れる」ということを大きなテーマに、人間の脳における思考の整理とはいったいいかなるものかということを解いている。
ここでいう忘れるというのは決して完全な忘却ではなく、一度記憶したものを片隅に置いておくこと。つまり一時的な忘却である。
この一時的な忘却を大きく活用するためのインプットの仕方。
そして後半では忘れることによって熟成させた思考をどのようにアウトプットするかが各題4〜6ページの読みやすい形式で書かれている。
そのほかにも思考にかんするさまざまな意見が述べられており、とくにことわざの章は感心してしまった。
読み応え十分な一冊。 (日本団子/2008-04-09)
寝かせることが大切 ||||||||||||||||||
種々のテーマについて、筆者の経験をもとにストーリー立てられ、具体的な行動を説明している。
特に印象深かったのは「寝かせること」。
 ・長い間、心の中であたためられていたものには不思議な力がある。
つまり、しずむべきものは沈む浮かび上がるものはより鮮明となって浮かんでくる、ということだ。そうなるには、
 ・幸運は寝て待つ
そう、無意識の時間を使って考えを生み出そうというわけである。
僕なりに補足して考えると、あたためるためには意識することが必要であり、その志向は、実は、既に知っているものがある無意識の領域にむけられるってこと。これは言語学の普遍的テーマである、どの人種にもすべからく言語を知りうる、というのを想念させられる示唆でもある。
では、それらを実際どのように認識せしめるのかは、各テーマに沿い簡単な実例をもとに述べられている。視点のおきかたで整理することにより、認識する幅は広くなり、認知能力はどんどん深くなるということである。効率よく情報を得るという類の本ではないのでご注意を。 (きたまくら/2004-04-03)
二十年以上前、学生の頃に読みました。私が持っているのを知らずに家族が買って来たので、今の視点で読み返してみました。著者は大学教授ですが、思うに、詰め込み暗記型の受験教育による若者の思考能力の硬直化を懸念してこういう本を書いたのではないかと思えます。冒頭のグライダーと飛行機の喩えにそれが見て取れます。それぞれのエッセイは短く読みやすいし、それぞれのタイトルが物事を考える時の方法についてのヒントになっています。多くの人は「寝かせる」ことに注目しているようですが、他にも「発酵」「アナロジー」「捨てる」「触媒」などなど沢山のヒントが隠されています。そしてこれらは「思考」についてだけでなく、「クリエイティブであること」についての普遍的なことでもあります。昔読んだ時のことはほとんど忘れていたので、これは嬉しい再会でした。 (スーダラ親父/2008-03-21)
どこをとってもわかりやすいのは、外山氏の優れた比喩表現のためであろう。
忘れるための努力や、アイデアのもとを寝かせる・・・など、発想や知的生産のために欠かせないノウハウが書かれている。
初版から何年かたってしまったが、発想で勝負する現代、情報化社会を予測したかのような内容であり、全く色あせていない。 (五島一郎/2001-09-30)
”思考の整理学”というので、主に手帳の付け方などを扱った本なのかなと思って読み始めたが
実際は、まさに自分の”思考”そのものをいかに整理し活用するかといった内容だった。
アイデアは良く浮かぶのに一度も生かしきれたことがないとか、
何か書きたい気持ちはあっても、いざ書き始めると、いっこうに筆が進まない
といった経験のある人は一度は読んでみることを、おすすめします。
20年も前に書かれた内容であるのに、パソコンなどのハードやソフトが急速に発達した現在でも
ほとんど旧さを感じさせない。
いかに物知りであるか、いかに多くの事柄を記憶しているか、いかに計算が速いかは
パソコンで代用できるようになった現在、生身の人間にしかできない思考能力を高めることが
いかに大切かを説いているようにも思う。 (MH/2008-03-19)
帯に書いてあったとおり、もっと早く読んでいればと思わずにはいられませんでした。
思考方法の基礎的な態度を学べます。
今になって読むと「そうなんだよなあ。最初からわかっていればなあ。」
大学の学部生が読んでこの態度を身につけ、社会にでても思考していくと
いうのがいいのではないでしょうか。
もちろん社会人も必読ですが。
著者の文章を読んでいるだけで、頭が整理されるので
著者の書いた他の本も買って読み始めています。

(気分上々/2008-05-23)
昔の人は特に創意工夫がうまい、見倣うべきところが多い、そう思う。 
これは広義において満足からは何も生まれず、不足しているからこそ人は創造的になれるからではないだろうか。では、あり余るほどの情報、しかもすぐに手に入る現在、我々はどうすれば創造的になれるだろうか。それはまさに本書で述べられているような方法で、ちょっとした工夫もして試行錯誤し、または自分の得意分野だけでも能動的に問題を発見し解決策を想像してみる、考える習慣をつけること、そう言うことではないだろうか。本書のタイトルだけを見るとロジカルシンキングだけの内容かと思い購入したが、内容はもっと多岐に渡り実に深い。現代人にとって何か忘れかけていた大切なものを改めて考え直すきっかけになる。これからますます情報化が進む一方で創造的人間であることが問われてくると思う。いつもカバンの中に忍ばせて折にふれて読み直したい。しかし本書は発行以来20年以上も経つが、その当時に本書と出合っていたら、いったい自分はどう感じていたであろうか。 (Tomo-Papa/2008-04-21)
ものを考えるとは何かを示した名著

各篇がまるで入試の読解問題のようなわかりやすい展開になっているため
本当にすぐによめます.220ページあまりに36篇が詰まっていますので
ちょっとした時間のスキマに読むには丁度良いように思えました.
さすがに1986年の本という古さから来ているのか,エッセイとして
読みやすい文章の集まりとして構成されてあるせいか,本全体として
「整理」されていなく,目次を見ても何が書いてあるのか不明で
どのように論が展開されているか皆目検討が付かないのが残念です.

83年の筑摩セミナーのあとがき,そして86年の文庫本化の際の
あとがきでも同じことが繰り返し書かれているが,考えることと
思うことの違いを思い出させてくれる名著だと考えます. (親カッパ/2008-02-15)
外山滋比古氏による、初版1986年の超ロングセラー。
八重洲ブックセンターにて平積みされていたため、思わず手に取った一冊。

しばしば論文へ取り組む学生を例に挙げてはいるものの、その手法は全ての「思考する人」に通ずる。
「思考」という抽象的なテーマではあるが、具体的な例を豊富に用いていて内容は解りやすい。
「セレンディピティ」や「インブリーディング」「三上・三中」などが特に印象深かった。
三章と四章については何かを書こうとする人にとって参考になる点が多いだろう。
五章と六章については、全ての思考する人に読んで欲しい。

時にユーモラスな著者の表現が本書を身近なものにしてくれている。
間違いなく「出会って良かった」と思える一冊。 (Z?/2007-12-11)
文章を書く前に、「考えること」についての貴重なアドバイス本。

「考え」は、まず、寝させてから醗酵させ、またしばらく忘れる。
「見つめるナベは煮えない」ということだ。
すると「熟したテーマは、向うからやってくる」。

「考え」に浅い、深いがあるというのは、整理、抽象化の進行の程度であり、
深くなるほど高度の思考となり、普遍性も大きくなる。
要は、思考の整理には平面的で量的なまとめではなく、
立体的、質的な統合を考えなくてはならない、ということだ。

また、知的活動とは、
理解→想像力→解釈→難解本は体当たり読み→思考的読書→抽象的理解力を高める。

読書については、作者の意図をたどりながらの読み方ではなく、
あえて、自分の新しい解釈を創り出していくことを勧めている。
当然、作者の意図と衝突してもひるまない。
汗のにおいのする思考が本当の独創、想像を生むというのが印象的でした。

本書のテーマ「思考の整理法」としては寝させるほど大切なことはないそうで、
それは日々生活していく上でも素晴らしい名言だと思いました。
感情的になったときには、とりあえずその問題から意識を遠ざける工夫を
こらすのが常套手段だと感じました。
なにごとも、むやみに急いで得られるものは少なく、失くすものの方が大きいですから。。。
(101/2008-05-09)
何せ20年以上前のエッセイ集・・・そのせいかそれぞれの結論にさほど
目新しさや驚きは感じない。
しかし、結論ではなくその思考プロセスを楽しむには最高だ。
一つひとつのエッセイは短く、薄い文庫本なのに思考のプロセスを咀嚼しながら
読むと時間がかかる。それぞれのエッセイを読み終わる毎に自分が「頭がよくなった」
ように思えるほど、書き手の文章に切れ味あり・・
名エッセイストの文章を楽しむ、大袈裟にいえば「知」を楽しむ・・そんな気持ちで
読んでみると楽しい!! (コビ/2008-03-24)
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