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w:10 h:14 222page
「読み」の整理学 (ちくま文庫)
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ASIN:448042380X
筑摩書房(2007-10)
外山 滋比古
売上順位:70545
¥ 588(中古:¥ 214)

レビュー総評点:4
「思考の整理学」を読んで心に響くものがあったので同様の体験をしたくて購入し通読。
内容としては、読書、言葉を理解という側面から見た、著者の分析、考え方が記載されている。「アルファ読み、ベータ読み」「ベータ読みのすすめ」「教科書の役目」「離乳語」「テレビの罪悪」「新しいものの学習におけるベータ読み」など面白い話が多々あります。特にベータ読みの修練方法の教科書として、古典、英語を進めてくれていますが、ここに私だったら「数学」「技術書」を追加したいなぁ。数学は原典としては自然がベースだし、技術書はいままで培ってきた文化が原典になっているので、自分は上記2つの教科書でベータ読みを鍛えていきたいと思います。未知と既知との関係を乳児、教育、大人に対してそれぞれのケースを充てているのは面白い。
難しい本を読むことに対して抵抗がある人、なぜだか面白さを感じている人はその理由がわかるかもしれません。 (sickboy/2008-04-19)
近年、若者の活字離れが甚だしいと言われているが、インターネット・メールの普及
によってむしろ彼らにとって活字はより身近なものになった。
というのが現在通説ではないでしょうか。

また、糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」より刊行された『日本人の思い』のなか
で各世代・男女総合して八割の日本人が自分は読書(何を読書としているかは不明)を
する方だと答えているとありました。日本は大変な読書家国家です。

ところがそんな読書の九割九分が本書で言う「既知の読書(アルファ読み)」であるよ
うに思われます。
文学青年が取扱説明書の無味乾燥な文をのみ込めない理由はそれが「未知の読書
(ベータ読み)」であるからで、わからないから読まない。わかりにくい文章が悪い。
あるいは、この文章は間違いだ。と断念・早合点してしまうことはよくあります。
いくら活字慣れしていると自負していても、文字が理解できる限り誰にとっても容易い
アルファ読みばかりでは知的進化はありえないということは大いに納得しました。

本書自体はエッセイ風の平易な文章でアルファ読みできるものですが、読書を自己探求
の拠り所にする人であればかなり刺激になる内容です。
(アヒル/2008-03-16)
同じ著者の『思考の整理学 』にある「既知・未知」の項(6ページ)を文庫本1冊にふくらましたかのような内容です。オリジナル作品の順番はどちらが先なのかわかりませんが・・・。
こうした類の作品をよく読まれる読書好きの方なら、『思考の整理学 』6ページ分で十分な内容だと思います。 (slan_magic/2007-10-30)
 本書は読書法について書かれている。
ただし、すぐに何かを得たいがために本を読む人には向かない。

 渡部昇一「知的生活の方法」(ハマトン「知的生活」でもよい)
に刺激を受けた人ならば、この本は読書の本質を問う内容なのでおすすめだ。

 著者は読むという行為を2種類に分け、
既にわかっていることを確認するような読書と
未知を知るための読書があると定義する。

 未知を知る読書とはどういうことか。それは考える読書と言ってもいい。
これこそが本書の主要なテーマである。
前述の渡部著を読んだ人なら、知的生活との関連を色濃く感じるだろう。

 本書では古典についてこう述べている。

>昔のことは古い。だからと言って古くさいとはかぎらない。
>新しいことはおもしろそうだが、時の試練をくぐり抜けていない。
>新しいものごとは古くなるが、古いものはもう古くならない。

なかなかにすぐれた言葉ではなかろうか。 (dejima2001/2008-03-12)
内容は「思考の整理学」を膨らませたような感じです。古典を繰り返し(たとえ意味がわからなくても)読めば、得るものがあるという主張ですが、ビジネスの世界では無理だと思います。「教養」としての読書をしたい方にはおすすめです。 (ヨミビト/2007-11-15)
最近突如として再評価が進んでいる外山氏による読書指南本。とはいえ、内容的には読書を通じた教育論、知識論にまで広がっているようなものでした。
まず外山氏は読書を、既に知っていることを読むアルファ読みと、知らないことを知る、理解するために読むベーター読みに分類します。そして、比較的ラクなベーター読みに満足することなく、未知なるものを知るためのベーター読みを身につけるべきと論じたうえで、具体的な読書技術について指南します。
昨今はベストセラーなど中心の読書になりがちですが、ベーター読みに耐えられるクオリティの本がどのくらいあるのか…。一方で、難解で高質な本をがっぷり四つで「読みこなす」ことをどこまでしているのか…。
そんなことも考えながら、質の高い読書をしなければ…と改めて思い直した次第です。 (おがよし@CSS/2008-08-19)
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「「読み」の整理学 (ちくま文庫)」を買った人が選んだ他の商品
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w:10 h:14 222page
ことわざの論理 (ちくま学芸文庫)
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ASIN:4480090886
筑摩書房(2007-07)
外山 滋比古
売上順位:35569
¥ 819(中古:¥ 479)

レビュー総評点:22
一度読んだことのなる作者の本を手に取る時には、同じようなことが書いていないか少し不安になるものだが、この人の著作は同じことが書いてあったとしても、780円の価値は間違いなくあるとおもい購入。読んでみると、思考の整理学、ちょっとした勉強のコツと共通するコンテンツは多々あるが、いままでと自分自身の感じ方が変わっているためか新鮮な内容も多々ありました。「立体交差的に展開されていることわざ」「時氏の活躍」「憧れを抱くパターン」「3という数字の意味」など魅力的な内容が詰まっていました。少しでも人間の思考について考えてみたことがある、頭の回転のさせ方をちょっとかえてみたい人などにお勧めです。 (sickboy/2008-03-02)
まるで科学者が研究をしているように「ことわざの論理」が展開されています。
ことわざの起源がわかる本ではありません。
実社会背景に基づく「ことわざの論理」が探求されており、人間の普遍的な習性が浮き彫りになります。
非常に興味深く、また勉強になりました。 (ラシャヴェラク/2007-08-29)
本書は24個のことわざにまつわるエッセイをおさめた
ものだ。書名に「論理」とあるが、決して小難しい話で
はない。

 本書を読んでことわざについて見直した。
手垢のついた古臭い人生訓だと思っていたことわざが、
人生の本質をとらえた実に奥深いものと思えるようになっ
た。
思想や宗教とは違い、重々しくないのでとっつきやすい。
一言でスパッと言い切る爽快さがいい。

いつ誰の手によって作られたかはわからない。
まさに現代まで生き抜いた庶民のえい知の結晶である。
 人間の本質をぐぐっとえぐったことわざ。もっと重宝
してみようと思う。

 ただ、本書を完全には読破できなかった。
ことわざの意味するところは興味深いのだが、それにま
つわるエッセイが読んでいるとだんだん退屈になってき
たのだ。

結局、ことわざの意味は確認するものの、エッセイは斜
め読みで済ませてしまった。

本書にこんなセンテンスがあった。

「灰色はまわりが黒い所で見れば白と見えるが、周囲が
白ければ黒く見える。それと同じようにことわざも相対
的である。」

 価値観とは相対的であることをうまく表現している
ことばだと感じた。人より劣っている、または優れている
と思ってもそれは比較している相手によって変わるのであ
って、それにより一喜一憂するときはこのことばを思い出
したいと思った。“灰色の法則”と名づけたい。
(胡蝶/2008-07-21)
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w:12 h:18 191page
大人の日本語―30歳からの「絶対語感」の磨き方
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ASIN:4828412077
ビジネス社(2005-07)
外山 滋比古
売上順位:34726
¥ 1,365(中古:¥ 748)

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w:12 h:18 205page
ちょっとした勉強のコツ
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ASIN:4840300895
みくに出版(2000-09)
外山 滋比古
売上順位:111665
¥ 1,470(中古:¥ 280)

レビュー総評点:92
著者はお茶の水女子大名誉教授の言語学者。本書は勉強にかかわる38篇のエッセーから成る。初出は1996年4月から2000年4月の雑誌「合格レーダー」(生憎知らないが)。著者は1923年生まれだから、73歳から77歳にかけて書かれたエッセーということになる。
文章は平易で読みやすい。しかし、内容の質は高く含蓄がある。また、具体例が豊富で、"serendipity"(偶然の発見)の挿話(p130、科学者などが実験中に思わぬ発見をすること)やプラシーボ効果(p171、偽薬効果ー例えば、ただの砂糖水であっても妙薬だといわれ信じて服用すると効果があったりすること)の話などはいずれも興味深い。それぞれの内容は難しいことではないが、その由来や正確な呼称を私は知らなかった。
「三つのことば」というエッセーでは、日常使用するアルファー語、物語や小説のベーター語、論理的なガンマー語の3種に分け、勉強するとはガンマー語を勉強することだと、至って判りやすい。体で覚える暗黙知と知識としての言語知のエッセーも示唆に富み、暗黙知を軽視してはならないとの指摘は文化評論でさえある。
本書の書名は、一見ノウハウ書のようであるが、実は内容は極めて濃い。私は食い入るように耽読してしまった。 (yoshi_inoue/2005-02-15)
すこしでも、外山さん考えを知ることができればと思い購入、通読。内容的には、思考の整理学と同じような形で、生きていく上で、少しで外山さんが感じた内容を知的に分析してその結果を解説してくれている。内容は「思考の整理学」とかぶる部分もありますが、「思考の整理学」を読んだ上でも、読み終わった後、充実感があります。小脳を利用しての勉強、頭の働かせ方の二種類の定義、脳への刷り込、小刻みに結果を出し脳に安心させるなど面白かったな。「思考の〜」も間違いなく面白かったけど、こっちも名作だと思います。日常生活からの問題定義能力、発見能力、それに対する抽象化、分析力、定義化の能力は尊敬するしかありません。脳の使い方が上手いのかな・・・少しでも見習いたい日々です。 (sickboy/2008-02-23)
勉強法のヒントが満載 |||||||||||||||||||||||
身近なエピソードを平易な語り口でつづっているので文章が読みやすい.
それでいて,けっこう奥深い.
氏の文章が,小学校や中学校の国語の題材に選ばれるのはよくわかる.
小学生を持つ親は読むとよい.
興味を引いた例
・ある学校での時間割をなくした試み.
・立って仕事をすると効率がよいということを著者が聞いて,
 それを実践した顛末.
・2つのグループに本を書き写す作業をさせた.
 一つは,背筋を伸ばして正しい姿勢で作業した人たちのグループ.
 もう一つは,猫背で作業した人たちのグループ.
 さて,作業効率が高かったのはどっち. (弾丸ロケット/2004-04-17)
勉強には集中力は欠かせないが、どうやったら集中力を持続することができるかが問題だ。そのための具体的な方法が書いてある。
たとえば、満腹の時は集中力がとぎれる。アナウンサーは仕事時は空腹にして、自分をハングリーにしておくのだそうだ。
人間の生理に逆らわずに、生理にそったやり方をすれば、集中力を持続させて勉強がはかどるのだとわかった。 (練馬のよっちゃん/2005-08-26)
本を読むときに書いてあることに対して「それはなぜ?」という問を繰り返しながら読む癖のあるひとはこの本は避けた方がいいかもしれません。なぜなら、例文、語呂、言い伝え、著名人の話を多様しわかりやすく書いてはあるものの、一つの話に対して解説程度ですませ著者の明確な答えを示さないまま例え話つながりでさらに新しい話に切り替わり結局なにが言いたいんだろうと思ってしまう箇所が多く、なにかしらの「答え」を求めている人には向かない本だと思います。また言葉の置き換えも理論的に解いているように見せかけているだけであまり意味があるとは思えません(p75の時間の量をxとしている箇所などは、条件の悪い時だと、良い時の半分で〜と言えば済む等)。さらに著者の意見が出ていても「かもしれない」などと言う言葉で結んで主張が弱い所も見受けられ全体的に著者が長年の間に培った「勉強に関する話」を集めた雑学書と考えた方がいいかもしれません。文学博士が書いた本なのであまり明確なデータを載せて書かれている物では無いため、多様される事例、例文も結果的に精神論っぽく受け取られてしまいます。
意味も分からず勉強をさせられている世代の人達に息抜きとして読ませるのは良いかもしれません。書いてある事に間違いは無いと思いますが、「どこかで聞いたことがある話」が多く、少なからずなにかしらの目標をもって勉強をしている人がさらなる効率化を求めて読んでためになる本ではありません。あくまでも著者が思う「ちょっとしたコツ」です。 (えどのど/2006-11-07)
著者はいわゆる学者だが、そういう専門家視点の本か?と思っては読まないほうがいいと思います。9割「経験則の本」です。いまこの著者の本はすごく売れていますが、私としては「目からウロコ」と言うレベルではなかったです。ただ、2、3点、特に後半で「使えるなぁ」と言うものもありました。
学歴等を見ても著者は才能型よりも努力型と思われます。よって「デキない人目線」があるように感じられます。そのせいで他の本よりはすんなりと入ってくる気がします。心の清涼剤と言うか安心感のある本です。

具体的に今、使用しているのは「目を閉じて(イメージして)卵を左右の手でお手玉して頭に
乗せる。」と言う集中法。要は「呼吸と姿勢を正す」ってことなんですが非常に効果があります。特にこれは年齢や性格に関係なく使えると思います。けっこうやってます。(恥ずかしいので外でやる時はお手玉はせず頭に乗せるだけ。)


(アマゾネス愛子/2008-06-15)
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中学受験−日能研−学習情報
読めば差が付く本
 
w:10 h:14 208page
知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
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ASIN:4480091777
筑摩書房(2008-10-08)
外山 滋比古
売上順位:32394
¥ 588(中古:¥ 190)

所属カテゴリ:
哲学 人文・思想 哲学・思想
レビュー総評点:15
【主要目次】1.忘却のさまざま、2.自力と他力、3.着想、4.比喩、5.すばらしきかな雑談、6.出家的、7.あえて読みさす、8.書くスタイル、9.酒をつくる、10.メモ、11.ノート、12.頭の中の料理法

「思考の整理学 (ちくま文庫)」を通読された読者の方には既にお馴染みの話題(アイディアの作り方、発想を生むための習慣、常に心構えを柔軟にしておくコツ、忘却の効用、雑談のすすめ、メモをとる是非、本の読み方、など)が、知的センスあふれる文章で綴られています。(「思考の整理学」を読んでいない方/読み切れなかった方にオススメできそうです) アイディアの作り方を"酒造"で例えたり、編集を"カクテル作り"で例えたりする【比喩(アナロジー)のセンス】は見習いたい処です。(その意味では、書評は"カクテル"ですね(^_^);;)
本書の内容は「アイデアのつくり方」・「アイデアのヒント」と内容的に共通する処が多いので、これらの本も併せて読むと自分の"創造力"を高めるヒントが得られることでしょう。(併せて「思考のレッスン (文春文庫)」・「「知」のソフトウェア (講談社現代新書)」も面白いです)
ここで列挙した本は"元祖Lifehack本"とも言えるでしょう。あとは現代風/自己流にアレンジすれば良いでしょう。私の場合、紙のメモをテキストファイル化し、Google desktop/デスクトップ検索/Spotlight(or grep)を活用して「ネタを思い出せる準備」を整えています。ネタとネタの繋がり(ストーリー)が頭に残っていれば検索で芋づる的にネタを思い出せます。 (ゴルゴ十三/2008-10-15)
 読みはじめてすぐに感嘆したのは、「ちっとも古くない」ということです。

 本書が発売された1977年を和暦になおすと昭和52年です。当時、ケイタイもインターネットも無いのはもちろん、ワープロもパソコンもまだ発売されていませんでした。紙媒体で手に入れた情報を保存、整理しようと思えばスクラップブックを使うのが当たり前で、やっとコピー機が普及してきたころです。

 この本が古さを感じさせない理由は、最近読んだ本と共通する内容をいくつも見つけたからです。

たとえば、外山氏は睡眠の効用を次のように述べています。
  眠りは肉体の疲れを休めるのはもちろんだが、頭の中の整理をする
  時間でもある。目をさましている間に入ってきたおびただしい情報、
  刺戟が仕分けされて、当面不要なものは忘れるルートへ載せられる。

 茂木健一郎さんの本で同じことを知ったのはつい最近でしたが、脳科学が注目を集めていない30年前に、サラッと教えてくれていたのです。

 茂木健一郎さんつながりでいうと、「セレンディピティー」という、茂木さんがよく使う言葉も出ていました。当時から科学者には親しまれている日常語のひとつだとか。

次は、散歩の効用について。
  散歩という言葉はぶらりぶらりのそぞろ歩きを連想させるが、それ
  ではカタルシスはおこりにくい。相当早足に歩く。はじめのうち頭
  はさっぱりしていないが、20分、30分と歩きつづけていると、霧が
  はれるように、頭をとりまいていたモヤモヤが消えていく。

 おお! 『脳が悦ぶと人は必ず成功する』で佐藤富雄さんが言ってたことと同じじゃありませんか。

 2年前に出した同じ外山氏の復刻版『思考の整理学』は50万部のベストセラーになったそうです。

 いろんな気づきを与えてくれる今度の『知的創造のヒント』も、きっと多くの人に支持されるでしょう。 (くろやぎ/2008-11-02)
「コンピュータがあらわれて、知識の記憶や蓄積が人間の独占ではなくなった」

人間らしい活動の核である「考える」ということを考える本である。英文学者らしく、平易だが論理的な文章に加え、ところどころ含蓄のある比喩をちりばめながら、「知的創造のヒント」について語っている。

たとえば、創造を行うということは新しい酒を作ること、創造のためのヒントはその酵母にあたる、カクテルを作るということは創造のバリエーションを生むこと、としている。また、大樹は遠目から見るにはいいけれど、その下は影になっていて他の植物が育ちにくい、という例えは、いろいろなところで使えそうだ。

知識を詰め込まれただけの人間は誰かに引っ張ってもらえないと飛べず、やがて落ちてくるグライダーのようなもの。我々はエンジン付き飛行機、つまり自分で飛べるようにならなくてはらないという主張も、わかりやすくて面白い。

考えるタイミングと時間、多少拘束のある環境の方がよい理由、メモの取り方やまとめ方、何かを書くときの工夫、本との付き合い方、他の人との交わり方とそこからのヒントの取り出し方などについて語っている。思考論として読むとちょっと物足りないが、半分エッセイとして読めば楽しく読める一冊である。

以前新書でベストセラーになったものを新しく文庫で出版し直したもの。あとがきによると、文庫化に際して、ほとんど手直しはしなかったとのことだ。実際、このままでも全体的に特に古くは感じない。ただ、「英語の"レコード"」というのは、せめてMP3ファイルとかCDに修正しておいた方がよかったと思う。あと、「朝飯前」の理論は、個人的には大いにうなずける考えではあるけれど、これを実践することはお勧めしない。

尚、この著者の本は内容に重複が多く見られる場合がある。すでにどれか1冊を読んだ方は、一度中身を確認してから、購入された方が良いと思われる。 (FreshAir/2008-11-10)
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平均点:4.0
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一研究者として、人生の幅を広げる読書11
 
w:10 h:15 222page
人に聞けない大人の言葉づかい (中経の文庫)
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ASIN:4806129739
中経出版(2008-03-26)
外山 滋比古
売上順位:13332
¥ 520(中古:¥ 115)

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w:10 h:14 223page
思考の整理学 (ちくま文庫) (ちくま文庫)
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ASIN:4480020470
筑摩書房(1986-04-24)
外山 滋比古
売上順位:312
¥ 546(中古:¥ 108)

レビュー総評点:413総評点300以上の注目商品
思考を育てる本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
入試問題にこの思考の整理学の文章を見つけました。「時の試練とは、時間のもつ風化作用をくぐっているということである。風化作用は言いかえると忘却にほかならない。古典は読者の忘却の層をくぐり抜けたときに生れる。作者自らが古典を創りだすことはできない。」この部分が気になって購入したのですが、初版が20年前だったことを知り、とても驚きました。文章がまったく色褪せておらず、この本自体が、時の試練を越えているように思います。
よいアイデアは、ひらめいた時に書き留めること、そしてそれを一旦頭から外して寝かせること。そして育ってきたアイデアは別の場所に移すということが、著者の具体例と共に書かれていて、実用書として機能する良書だと思います。 (めぐ/2004-08-20)
初版が1986年なので、さすがに内容に古さを感じるところが多いです。しかし例えば「生産的な仕事は朝がよい」、「アイデアは一旦忘れて寝させるのがよい」といった、今はやりの「仕事本」で取り上げられているノウハウのエッセンスは、もうこの時期にほとんどが確立されていたのだなぁ、ということに気づかされます。 (えめふろ/2007-07-21)
忘却のススメ。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
考えること、思考の整理方法について、体系的に書かれた入門書。
最初の「考えを醗酵せよ。寝かせろ」と書かれた章は、
ジェームス・ヤング著「アイデアのつくり方」と全く同じ事を言っている
ので、驚きました。
1986年に書かれた本なので、インターネットに関する記述が無いなど
いささか古い面もありますが、
それでもなお今でも通用する部分が多々あります。
目からウロコだったのは、「忘却する努力をせよ」ということ。
これからは、人間の頭は知識を詰め込む「倉庫」ではなく、
新しいものを創り出す「工場」であるべきだ。
そして、思考の整理という観点から眺めると、
倉庫でいう整理とは、考えをまとめること。
工場でいう整理とは、いらないものを捨てること。
つまり、これからの私たちに求められることは、忘却することだ。
目からウロコでした。今まで詰め込み教育をされており、
知識を得ることが重要だと思っていた私にとって、
「忘れていいよ。いや、忘れなさい」と言われたのは初めてでした。
また、著者はこんなことも言っています。
「話を聞いて、つまらないと思ったことをノートに書きなさい。
 そして、大切なことはノートに書くな。」
どういう意味だと思いますか??かなり逆説的な意味ですが。。。
詳しくは、本文を読んでみてください。
「考える」という本当の意味を示唆してくれる本だと思います。 (Think!/2004-02-08)
現代でも通用する考え |||||||||||||||||
著者が一番書きたいことは、情報や思考を整理する方法ではなく、考えるとはどういうことなのかということのようです。本書の出版は1986年。本格的なコンピューター社会を迎える前兆が感じられつつあった20年前にあって、コンピューターにまかせられることはまかせ、自ら考える主体的なアタマをとなる必要性を問いています。

「とにかく書いてみる」という章には深く頷いてしまいました。

《書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである》

「自分が何を話すか自分で分かっていない」と言ったのは内田樹氏。「思考の整理法」とかその手の類書とは一線を画しているようにも思え、氏の考え方は充分に現代でも通用するのだと思います。
(clala-flala/2007-07-07)
思考の熟成 ||||||||||||||||||
頭の中にある何かを「整理する」ということは必ずしも常にそれ自体を見つめておくことではない。いやむしろ「見つめる鍋は煮えない」ということわざにもあるように見つめ続けるからうまくいかない。
この本の前半で著者は「忘れる」ということを大きなテーマに、人間の脳における思考の整理とはいったいいかなるものかということを解いている。
ここでいう忘れるというのは決して完全な忘却ではなく、一度記憶したものを片隅に置いておくこと。つまり一時的な忘却である。
この一時的な忘却を大きく活用するためのインプットの仕方。
そして後半では忘れることによって熟成させた思考をどのようにアウトプットするかが各題4〜6ページの読みやすい形式で書かれている。
そのほかにも思考にかんするさまざまな意見が述べられており、とくにことわざの章は感心してしまった。
読み応え十分な一冊。 (日本団子/2008-04-09)
寝かせることが大切 ||||||||||||||||||
種々のテーマについて、筆者の経験をもとにストーリー立てられ、具体的な行動を説明している。
特に印象深かったのは「寝かせること」。
 ・長い間、心の中であたためられていたものには不思議な力がある。
つまり、しずむべきものは沈む浮かび上がるものはより鮮明となって浮かんでくる、ということだ。そうなるには、
 ・幸運は寝て待つ
そう、無意識の時間を使って考えを生み出そうというわけである。
僕なりに補足して考えると、あたためるためには意識することが必要であり、その志向は、実は、既に知っているものがある無意識の領域にむけられるってこと。これは言語学の普遍的テーマである、どの人種にもすべからく言語を知りうる、というのを想念させられる示唆でもある。
では、それらを実際どのように認識せしめるのかは、各テーマに沿い簡単な実例をもとに述べられている。視点のおきかたで整理することにより、認識する幅は広くなり、認知能力はどんどん深くなるということである。効率よく情報を得るという類の本ではないのでご注意を。 (きたまくら/2004-04-03)
二十年以上前、学生の頃に読みました。私が持っているのを知らずに家族が買って来たので、今の視点で読み返してみました。著者は大学教授ですが、思うに、詰め込み暗記型の受験教育による若者の思考能力の硬直化を懸念してこういう本を書いたのではないかと思えます。冒頭のグライダーと飛行機の喩えにそれが見て取れます。それぞれのエッセイは短く読みやすいし、それぞれのタイトルが物事を考える時の方法についてのヒントになっています。多くの人は「寝かせる」ことに注目しているようですが、他にも「発酵」「アナロジー」「捨てる」「触媒」などなど沢山のヒントが隠されています。そしてこれらは「思考」についてだけでなく、「クリエイティブであること」についての普遍的なことでもあります。昔読んだ時のことはほとんど忘れていたので、これは嬉しい再会でした。 (スーダラ親父/2008-03-21)
どこをとってもわかりやすいのは、外山氏の優れた比喩表現のためであろう。
忘れるための努力や、アイデアのもとを寝かせる・・・など、発想や知的生産のために欠かせないノウハウが書かれている。
初版から何年かたってしまったが、発想で勝負する現代、情報化社会を予測したかのような内容であり、全く色あせていない。 (五島一郎/2001-09-30)
”思考の整理学”というので、主に手帳の付け方などを扱った本なのかなと思って読み始めたが
実際は、まさに自分の”思考”そのものをいかに整理し活用するかといった内容だった。
アイデアは良く浮かぶのに一度も生かしきれたことがないとか、
何か書きたい気持ちはあっても、いざ書き始めると、いっこうに筆が進まない
といった経験のある人は一度は読んでみることを、おすすめします。
20年も前に書かれた内容であるのに、パソコンなどのハードやソフトが急速に発達した現在でも
ほとんど旧さを感じさせない。
いかに物知りであるか、いかに多くの事柄を記憶しているか、いかに計算が速いかは
パソコンで代用できるようになった現在、生身の人間にしかできない思考能力を高めることが
いかに大切かを説いているようにも思う。 (MH/2008-03-19)
帯に書いてあったとおり、もっと早く読んでいればと思わずにはいられませんでした。
思考方法の基礎的な態度を学べます。
今になって読むと「そうなんだよなあ。最初からわかっていればなあ。」
大学の学部生が読んでこの態度を身につけ、社会にでても思考していくと
いうのがいいのではないでしょうか。
もちろん社会人も必読ですが。
著者の文章を読んでいるだけで、頭が整理されるので
著者の書いた他の本も買って読み始めています。

(気分上々/2008-05-23)
昔の人は特に創意工夫がうまい、見倣うべきところが多い、そう思う。 
これは広義において満足からは何も生まれず、不足しているからこそ人は創造的になれるからではないだろうか。では、あり余るほどの情報、しかもすぐに手に入る現在、我々はどうすれば創造的になれるだろうか。それはまさに本書で述べられているような方法で、ちょっとした工夫もして試行錯誤し、または自分の得意分野だけでも能動的に問題を発見し解決策を想像してみる、考える習慣をつけること、そう言うことではないだろうか。本書のタイトルだけを見るとロジカルシンキングだけの内容かと思い購入したが、内容はもっと多岐に渡り実に深い。現代人にとって何か忘れかけていた大切なものを改めて考え直すきっかけになる。これからますます情報化が進む一方で創造的人間であることが問われてくると思う。いつもカバンの中に忍ばせて折にふれて読み直したい。しかし本書は発行以来20年以上も経つが、その当時に本書と出合っていたら、いったい自分はどう感じていたであろうか。 (Tomo-Papa/2008-04-21)
ものを考えるとは何かを示した名著

各篇がまるで入試の読解問題のようなわかりやすい展開になっているため
本当にすぐによめます.220ページあまりに36篇が詰まっていますので
ちょっとした時間のスキマに読むには丁度良いように思えました.
さすがに1986年の本という古さから来ているのか,エッセイとして
読みやすい文章の集まりとして構成されてあるせいか,本全体として
「整理」されていなく,目次を見ても何が書いてあるのか不明で
どのように論が展開されているか皆目検討が付かないのが残念です.

83年の筑摩セミナーのあとがき,そして86年の文庫本化の際の
あとがきでも同じことが繰り返し書かれているが,考えることと
思うことの違いを思い出させてくれる名著だと考えます. (親カッパ/2008-02-15)
外山滋比古氏による、初版1986年の超ロングセラー。
八重洲ブックセンターにて平積みされていたため、思わず手に取った一冊。

しばしば論文へ取り組む学生を例に挙げてはいるものの、その手法は全ての「思考する人」に通ずる。
「思考」という抽象的なテーマではあるが、具体的な例を豊富に用いていて内容は解りやすい。
「セレンディピティ」や「インブリーディング」「三上・三中」などが特に印象深かった。
三章と四章については何かを書こうとする人にとって参考になる点が多いだろう。
五章と六章については、全ての思考する人に読んで欲しい。

時にユーモラスな著者の表現が本書を身近なものにしてくれている。
間違いなく「出会って良かった」と思える一冊。 (Z?/2007-12-11)
文章を書く前に、「考えること」についての貴重なアドバイス本。

「考え」は、まず、寝させてから醗酵させ、またしばらく忘れる。
「見つめるナベは煮えない」ということだ。
すると「熟したテーマは、向うからやってくる」。

「考え」に浅い、深いがあるというのは、整理、抽象化の進行の程度であり、
深くなるほど高度の思考となり、普遍性も大きくなる。
要は、思考の整理には平面的で量的なまとめではなく、
立体的、質的な統合を考えなくてはならない、ということだ。

また、知的活動とは、
理解→想像力→解釈→難解本は体当たり読み→思考的読書→抽象的理解力を高める。

読書については、作者の意図をたどりながらの読み方ではなく、
あえて、自分の新しい解釈を創り出していくことを勧めている。
当然、作者の意図と衝突してもひるまない。
汗のにおいのする思考が本当の独創、想像を生むというのが印象的でした。

本書のテーマ「思考の整理法」としては寝させるほど大切なことはないそうで、
それは日々生活していく上でも素晴らしい名言だと思いました。
感情的になったときには、とりあえずその問題から意識を遠ざける工夫を
こらすのが常套手段だと感じました。
なにごとも、むやみに急いで得られるものは少なく、失くすものの方が大きいですから。。。
(101/2008-05-09)
何せ20年以上前のエッセイ集・・・そのせいかそれぞれの結論にさほど
目新しさや驚きは感じない。
しかし、結論ではなくその思考プロセスを楽しむには最高だ。
一つひとつのエッセイは短く、薄い文庫本なのに思考のプロセスを咀嚼しながら
読むと時間がかかる。それぞれのエッセイを読み終わる毎に自分が「頭がよくなった」
ように思えるほど、書き手の文章に切れ味あり・・
名エッセイストの文章を楽しむ、大袈裟にいえば「知」を楽しむ・・そんな気持ちで
読んでみると楽しい!! (コビ/2008-03-24)
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ちょっとした勉強のコツ (PHP文庫)
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PHP研究所(2008-11-04)
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この本は面白い!
そして文中にある『面白い』のエピソードも感心されるが・・・どっぷりと『考える』ことを深く知る機会になれる一冊
具体的に『ちょっとした勉強のコツ』はコラム集みたいな感じで少しの時間ずつでも読みやすいし著者の考え方に触れるだけでも一読の価値あり

褒めることの重要性

詰め込み教育の必要性・・・。

自分自身や子どもの勉強に必要な知識がコンパクトにまとめられているので自分に正しいと思える価値判断の基準がない人にはオススメです (とよぴ〜/2008-12-15)
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頭のよい子は「ことば」で育つ (PHP文庫)
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PHP研究所(2008-02-01)
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レビュー総評点:8
子どもと接する機会が多くなるので、勉強のために読んでみました。
前半は子どもにとっての言葉の大切さ。後半は日本語の魅力、使い方が述べられています。
「頭のよい子」とタイトルにありますが、勉強ができるという事だけではありません。言葉を学ぶ過程で、思いやりや丁寧な心を養うことができるのです。
読みやすいので、子育て前の親御さんや日本語を少し学びたい方におすすめします。
(意外だったのは、著者が「〇〇でよろしかったでしょうか」などの新語に肯定的な見方をされていた事です。「どちらが正しいか」ではなく、「どちらも正しい」という見方をすると、勉強になります) (柚香/2008-04-20)
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