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Web2.0でビジネスが変わる [ソフトバンク新書]
ASIN:4797335939ソフトバンククリエイティブ(2006-06-16) 神田 敏晶 売上順位:91425 ¥ 735(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:24
本書は、Web2.0をめぐる書籍では、素人向けにも
もっとも実感がわき、わかりやすい内容ではないでしょうか。 とはいえ、実は、本書は、Web2.0的な解説は、内容の半分です。 著者が本当にメッセージアウトしたかったことは、 Web2.0進化によって実現できた、個人のパワーアップと、 情報発信の時代、さらに、メディアの革新についてです。 従来、企業、政府、業界のプロなど、上流から一方的に 下流(情報を受け取る一般市民)として受身であった、普通の 庶民が、Web2.0的なプラトフォームを手に入れることによって、 いかに、消費者=生産者という構図で、 個のパワーを入手し、自分の存在を発信し共有し、 価値を高めることができるか、を「メディアルネッサンス」と いう上手い言葉で表現しています。 とにかく、平易で読みやすい、著者の経験を下敷きに した具体的な「Web2.0の参加の時代」論であるところが 本書の一番の特徴で、広く一般に啓蒙できる書といえます。 (佐倉ごるふ/2006-06-23) RSSとかCGMとかポッドキャストとか、Web2.0に関するキーワードの説明が丁寧です(ロングテールの説明はイマイチでしたが)。
従って、キーワードの辞書と考えれば有意義です。 内容は決して目新しいものではなく、かの「ウェブ進化論」の方が面白と思いました。 (あぶはち/2006-06-29) 「Web2.0」という、実体があるのかないのかよくわからないけれど、とにかく大騒ぎされている“buzzword”。「ウェブ進化論」がそれを、いかにも実体のあるものとしてテクノロジカルに語っているとすれば、本書はそれを一種の社会現象として、より正確にいえば、新しい枠組みを待ち望む社会の気分の問題として捉えている。したがって、ビジネス、とくにマーケティング関連のトレンドして「Web2.0」現象を読み解きたい読者にとっては、最良の書となるでしょう。
(雷鳥/2006-07-02)
まずこの本、著者の一人称標記が統一されていません。
「僕」であったり 「ボク」であったりします。 編集物として、仕事1.0な基本をクリアしていないのが気になりました。 全体としては、専門書に比べて読みやすくはあると思います。 CM評価をしている箇所は、 具体的な根拠ではなく全て自分の主観による評価、という印象を受けました。 「そういう意味でいったら、私はそうは思わないけど」と思う人は 特に何も共感できない部分だと思いました。 (それとなく二郎/2006-12-08) Web2.0に関する書籍はかなり読みましたが、この本の内容の薄さはダントツでした。
特に目新しい見解もなく、ひたすらセグウェイで検挙された事件を自慢げに語っています。 (Coban/2007-07-30) 「ウェブ進化論」が、現象全般を解説する本だとすると、この本はあくまで「ユーザー目線」から見たWeb2.0。
Tim O'ReillyのWeb2.0解説日本語訳(http://japan.cnet.com/column/web20/story/0,2000055933,20090039,00.htm)は、何度読んでもよくわからなかったのですが、これを読んだら、「オライリーによる7つの定義」としてある意味簡略化されて非常にわかりやすくまとめられていたので、ああ、そういうことか、と、ようやくわかってきました。 (nancy/2006-06-30) 一言で言えば、
「ひたすら神田氏というユーザー(消費者)の目線で語られるWeb2.0ガイド」 という感じでしょうか。 Web2.0の定義を頭ではわかっても、あまりWebのサービスに浸りきってない 私などには、新鮮で面白かったです。 新しいもの好きの著者らしくWebのサービスを十分に活用し、 ユーザーの立場から今何が起こっているかを生々しくレポートすることに 成功していると思います。 目には見えないが確実にそこにある、Web2.0的な空気を感じ取るのに最適な一冊です。 (hankai/2006-06-30) 面白かった。
Web2.0について知りたければ、概念書を読むよりもそれを使ってみれば早い、 と言うことは、著者の言うとおりだと思うが、 使ってみた上でこの本を読んだら、理解がものすごく促進されると思う。 そして、その理解をヒントにしたら、自分でもなにかネットでビジネスができそうな気がしてくる。 著者の経験などは、誰にでもできることではないのかもしれないが・・・、 いや、実は誰にでもできるのかもしれない! Web2.0ビジネスの前提となるのは、 莫大な資金や高度な技術力ではなくて、 アイディアと行動力と多少のパソコン力とコミュニケーション力くらい、 ということが、誰にでも可能そうな印象を与えてくれるのだと思う。 (実はそっちの方が難しいことなのかもしれないけれど。) いずれにしろ、Web2.0技術を利用したら趣味で食ってゆくことがかなり可能になりつつあるのだな、 ということがわかった。 (もり/2006-07-02) Web2.0]とタイトルにある本が次々に出てきている。
それって何?と問われると、端的に答えることができないけど、 「まずはこの本読んでみて」とはいえる。 私のような素人でも、イメージしやすく、とてもわかりやすい。 それは著者の神田さんの実体験とその潮流の中にいる人の 目線から語られているからだ。そしてその目線の高さは わたしたちネットをふつうに使っているひとたちと同じもの。 それがWeb2.0なのだ!(ちょっとわかりにくいか) 今までは一部のプロの手によるものだったものが、 技術の進化によってたくさんの一般のひとが それに参加し、パワーをもっていく、それを可能にする流れが Web2.0なのかなあ。 著者の豊富な実体験、エピソードでとても読みやすく、 楽しめる一冊。また、自分でもなにかできるんじゃないか、 と思わせてくれるチカラを与えてくれる本。 (BOOKMAN/2008-06-10) 昨今、“Web2.0”という言葉が注目されている。「Web2.0?そんな言葉聞いたことがない!」という方もいるかと思うが…。また、“Web2.0”という言葉を知っている方でも、大半はその意味が抽象的でハッキリしないと感じているのではないだろうか?本書がそんな風潮を読み取って書かれたのかどうかは不明ではあるが、本書はWeb2.0的なサービスがどのようにビジネスを変えてきたか、または変えていくかということについて書かれている。本書を読めば、Web2.0がビジネスの世界に大きな変化をもたらしたこと、もたらしていくことが実感できるでしょう。そんなわけで、“Web2.0”というパラダイムシフトを知るには悪くない一冊だと思う。
ただ、読んでいて気になったのは、本書は“Web2.0”の光の部分を強調して、影の部分にあまり触れられていないことである。もう少し、影の部分についても触れたら本書は、より良いものに仕上がっていたのではないだろうか? 以上より星4つ…としたいところなのだが、あえて星3つにした。というのは、この手の本としての特徴である難解な横文字が多用されているからである。おそらく、この手の言葉に疎い人は、理解の妨げになるでしょう。ということで、厳しいかもしれないが星3つでご了承ください。 (toto丸/2006-07-23) 新書の目的のひとつに「世の中で起きていることを一歩先取りして解説する」というものがある。本書はその目的にかなった優れた新書の一冊だ。Windows 95の発表以降、インターネットはビジネスを変化させ続けてきた。本書は、2006年時点におけるネットビジネスの現況を定点観測した本だと言える。解説はコンパクトで読みやすい。評者が見逃していた論点についても書かれており、レポート作成にも大いに役に立った。
より突っ込んだ議論については別の解説本なりをあたるべきだろう。類書としては、梅田望夫氏のベストセラー『ウェブ進化論』(ちくま新書)、佐々木俊尚氏の『グーグル』(文春新書)がある。『ウェブ進化論』も優れた啓蒙書だが、梅田望夫氏流の「色眼鏡」を通してWeb2.0を見ることになる点は注意が必要だ(もちろん悪いわけではない)。読む順番としては、本書を先に読んで概要をつかみ、啓蒙書の『ウェブ進化論』、具体例を示している『グーグル』と読み進めていくといいだろう。 (遠野 諒/2006-07-07) 巷で喧伝されているWeb2.0という言葉の実態を捉えるもっともタイムリーな解答である。インターネットは現実(リアル)と同じ重みを持つ存在へ変わりつつあるが、その中で起こっている本質的変化が1.0→2.0というバージョンアップで記号化されている。ではその中身は何なのか。
ドッグイヤーで変化するインターネットの「いま」を鮮やかに切り取っている。 (ドラゴンハナミズキ/2006-07-06) 「Web2.0」という言葉があちこちで言われるようになっているが、それを言葉で説明しようとしても、なかなかうまく説明できず、もどかしさを常に持っていた。それが、多くのWeb上のサービスを使ってきた著者の体験的な解説で、霧がはれたような気持ちよさを感じさせてくれた。この本は、今のインターネットのサービスをどう使っていくか、これからどういったことが起こってくるかを考えるための、わかりやすいテキストです。
(雷弧/2006-07-02)
最近の流行語的な使い方をされているWEB2.0という言葉。
しかし言葉だけではないのがWEB2.0!? 実際に何が起こっているのか。これまでの経緯とこれから起こるであろう変化について言及している点にとても好感が持てる一冊である。 (ニャンゴロ/2006-06-27) インターネットを利用したビジネスの、昨今の状況を理解する上で、とても役に立つ好著だと思う。1つの特徴は、網羅性が高いこと。メディアの歴史から始まって、メディアにおけるインターネットの位置づけ、今後の方向性。また、バックボーンとなる技術から、それらを利用したアプリケーションやビジネスモデル。飽きることなく、一気に読めた。もう1つの特徴は、著者の体験に基づいているので説得力があり、具体例が豊富なので分かりやすいこと。自分も、情報発信から始めて、何かビジネスをやりたい気になって来る。
(ひとりプロジェクトZ/2006-09-09)
34件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。[16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
ウェブ関連の本(以前読んだもの) web2.0 ビジネスの「今」を知りたい! Web2.0 IT 実際に本棚にある本1 しごと Web2.0とは何か ウェブ進化論・貨幣・幸福とはなにか ソフトバンク新書 |
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
ASIN:4166605011文藝春秋(2006-04) 佐々木 俊尚 売上順位:7038 ¥ 798(中古:¥ 28) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:143
梅田望夫著「ウェブ進化論」(ちくま新書)を読了してすぐ本書を手にしました。「ウェブ進化論」ではバラ色のネット社会が展開するという楽観的論考に満ちていましたが、本書はグーグルの成し遂げようとする近未来には光と影の両面があることをきちんと指摘しています。
私自身、グーグルなしには過ぎないという日々を公私に渡って送っています。ネット黎明期の95年にオンライン生活を始めてから、イメージ検索やニュース検索、英英辞典機能などグーグルであらゆる情報を渉猟するのが当たり前です。その恩恵は計り知れないといえるでしょう。 本書はなかでもグーグルのアドワーズ機能が、ロングホーン的価値を掘り起こし、いかに多くの零細時業主に新たなビジネスチャンスを与えているのかという事実を、地方都市での興味深い事例とともに提示して見せていて、プロジェクトX的なスリリングな物語として楽しく読みました。毎日新聞記者出身のフリーライターだけに、幅広い読者に平易に語りかけるようなその筆致は、読んでいて飽きることがありません。 しかし、昨今、中国進出に伴ってグーグルが共産党政権の検閲に屈している様や、グーグルアースが実はアメリカの軍事施設などの写真の鮮明度を抑え気味にしている話などが描かれる後半部分に至ると、お話は急激にきな臭くなっていきます。 将来的にグーグルは神のような存在となり、そこからはじかれたものは(ウェブ)社会での存在を失う可能性を秘めていることや、個人のかなり細かいデータまでも含めてこの世のありとあらゆる情報を総合データベース化しようとしていることなど、なんともディストピア的世界が展開される可能性もまた描かれています。 10年後、本書が予測したネット社会はどこまで実現しているのでしょうか。ワクワクするような期待感半分、空恐ろしく思う気持ち半分を胸に、本書を閉じました。 (yukkiebeer/2006-06-24) ベストセラー「Web進化論」の二番煎じかと思い購読してみましたが、グーグル等の新しいインターネット上のビジネスがどのように社会に影響を及ぼすか光と陰の部分が分かり易く書かれており非常にためになります。通常、このような本は日の当たる部分が強調される事が多く、同じ業界人としては辟易してしまうが、この本はインターネットが社会に与える影響の本質を鋭く捉えていると思います。
グーグルのセールス本とは違いますのでお薦めです。 また、短時間で読めるので飽きることがありませんでした。 (kenji7/2006-05-14) 「WEB進化論」を読んだのち、Googleについてより深く知ろうと思い購入したが、内容的にはほぼ同じであった。
本書よりも「WEB進化論」の方が、ネット社会の潮流についてより体系化、深堀りされていたように思う。 良かった点としては、ジャーナリストの視点で書かれていることから、Googleの負の側面にもちゃんとスポットライトが当てられており、「WEB進化論」のようにGoogle原理主義になっていないことが挙げられる。 (ハナミズキ/2006-07-10) 現在起こっているインターネット上の出来事という同じテーマを語るのに、視点や表現する手法によって、切り口や現れ方が違うんだなと改めて感心して読ませていただきました。「Web進化論」を読みさらに、「グーグル―Google」を読んで、非常によく理解が進みました。さすがに佐々木さんはジャーナリストだけあって、綿密に取材し、しっかりと記事をお書きになっているという感じがします。Web上のことだけでなく、中小企業や個人事業主にちかい、非常に弱小の企業がいかに、グーグルのアドワーズ広告で効果的にニッチな仕事をとって成長できたかという具体例があげられ、web2.0やロングテールの法則もわかりやすく表現されています。
「Web進化論」はインターネットに日々接している人々には非常に分かりやすいのですが、「グーグル―Google」は、インターネットは少し苦手という人にもとっても分かりやすいと思います。 グーグル―Googleという新しいプレイヤーと、既存の帝国を作り上げてきたマクロソフトやヤフーなどの王者たちがどのように戦うのか、非常に興味深いところです。しかし、多少のかげりの見えてきた「グーグル―Google」ではあっても、強大な技術力、資本力を今後どのように生かすのか、若い世代の創設者たちに期待したいと思います。 私は、次なる成長サービスは、双方向性を持つユーザ参加型のコンテンツだと思っているのですが、インターネットの双方向性が真の意味で有効になっていくのに一番重要なのことは、どのように今の時代に生きる一人一人のインターネットテラシーが育つのかのかということだと思います。 どちらも新書版なので、両方読んでいただくことをお勧めします。これからビジネスをしながら生きていくには、どのようなビジネスであっても、この今起こっていることを理解することからはじめないとならないと思うのです。多くの人々にチャンスが生まれていると同時に、もしかしたら巨大なコントロールの配下に入ることになってしまうかもしれないという、大きな節目の今、この二冊は必読書であると思います。どんなにかかっても数日の行き帰りの電車の中で読める本ですから、ぜひとも読んでみてくださいね。 (遊女・asome/2006-06-20) タイトルの如く、世界最強・最大の検索エンジンを解説した書。グーグルとは何か、なぜ検索エンジンが世界を席巻するのか、グーグルが破壊した既存のシステムについて詳細に、かつ、わかりやすくまとめている。検索システムのどこに着目してどのような応用方法があるのかを具体的に説明し、その凄まじさを紹介し、将来展望に至る。グーグルによって既存の情報はきわめて高速度で、しかも安価で不特定多数に分配されるようになり、知識を糧に生活してきた者に対して打撃を与えた。また、予測しづらい大衆、顧客のデータが正確に集まるようになった。これによって、企業の形態も大幅に変化する必要に迫られた。このシステムをうまく利用できた者が勝ち残れるようになってきたのだ。
内容は、『ウェブ進化論(梅田望夫著)』と重複する部分が多いが、これら2冊を読むことでグーグル必要な情報は十分得られる。この2冊に、『ウェブ世界をゆく(梅田望夫著)』でグーグルをどう利用していくべきかが理解され、知識が完結する。 表現のわかりやすさ、情報量から星4つの評価、良書と思う。 (MM/2007-11-22) 読みやすく書かれており、量も適量なのであっという間に読めてしまいました。しかも、なかなかわかりやすい。
書名の通り、Googleという企業を様々な角度から眺めた本になっています。各章のキーワードは「破壊戦略」「サーチエコノミー」「キーワード広告」「ロングテール」「アテンション」「巨大な権力」となっており、それぞれのキーワードを解説したような中身になっています。 この本の良い部分は、適度な網羅性と説明のわかりやすさ。 上に書いた章立てからもわかるように、最近色々なところで見かけるようになった”流行語”をきちんと網羅しているところに好感が持てました。また、単にGoogle礼賛にとどまらず、「グーグル八分」や検閲容認の話も取り上げ、必ずしもGoogleの良い面だけを強調しているわけではないところも良いと思いました。 そして、この本は、そういう”流行語”をわかりやすく、丁寧に説明しています。わかりやすさのポイントは、身近な例を使って説明していることと、それがどういう影響を与えるのかということまで突っ込んで説明していること。ただ、この説明は、ある人にとってはわかりやすいかもしれませんが、回りくどいと思う人や、話が行き過ぎてると感じる人も多いかもしれません。 Googleすごい!という声があちこちから聞こえますが(実際、自分もそのひとりだと思います)、「結局のところ、何がどうすごいの?」「Googleって、すごい(良い)とこばっかりなの?」という冷静な問いにきちんと答えている本だと感じました。 この本でも書かれているように、Googleのことをどう思おうと、Googleが今後しばらくインターネットで重要な位置を占めていくのは確実でしょうから、そのGoogleの基本的なところを押さえておくのは悪くないかと思いますし、その際にこの本は良い本だと思います。また、本書でも何度か紹介されていた『ザ・サーチ』も同じ意味で良さそうなので、ぜひ読んでみたいところです。 (新井宏征/2007-08-13) 「ウェブ進化論」は、Google を神格化しておりましたが(この本の言い方で言うなら「インターネットという神に仕える侍祭」といったとこ?)、この本はこのままいくとこんな悪いこともあるかもよ、ということにも触れられています。
キーワード検索をつかった駐車場経営者やメッキ工場の話が実例としてあげられていたりして、なかなか面白かったです。グーグルの最終目標が「広告対象のデータベース化と特定」にあるのも明確にされております。 最後の方に「グーグル八分」(「司祭による宗教的追放」と述べられている)の問題とか、政治的に屈服した話とかも載っているので、全体の印象としては(倒置法により)「グーグルって実は危ないのでは?」という印象になっていると思われます。筆者の思惑がそこにあったのかは分かりませんが…… しかし、最後がフィリップ・K・ディックの『ユービック』の話で終わるのはどうなんだろう(笑)。 啓蒙書としては面白いと思います。うちの父に読ませてみよう。 (まりおん/2007-02-14) この本はグーグルを通してインターネットの進化を描いたものである。
まず、最初にグーグルが次々と新しいサービスを打ち出し、既存のビジネスを破壊していく様を記述している。「グーグルニュース」「グーグルマップ」「Gメール」「グーグルネット」「グーグルベース」「グーグルブックサーチ」‥。いくつかのサービスは実際に使って便利だなと思っていたが、「あ、そうか。次にはこんなことができるのか」と現在進行形のサービスを知ることができた。 次に、「どうしてこれら様々なサービスを無料でできるのか?」と常々疑問に思っていたことについて。これには、「巨大な広告代理店」になりつつあるビジネスのやり方をうまく解説してくれている。これまで疑問だったことがかなりはっきり理解できた。 最後に、「グーグルが巨大な権力を握ってしまうことにならないか?」という問題。これは大問題だが本書を読んでも「あ、そうか」と簡単にわかるようなわけにはいかない。今後、こうした問題が明らかとなってくるかも知れないが、知らない間に事態が進むことも多いだろう。これから起こってくる事態を把握するため、本書は現状の理解を助けてくれるだろう。 (ヒロ/2006-05-14) 何年か前に、シリコンバレーのビジネスショウで、二人の若者が、小さなブースで一生懸命、インターネットのウェブ検索の技術について説明してくれた事を憶えています。
あそこから、わずか何年かで、今や世界中のインターネットユーザーの挙動を変え、既存の確立されたビジネスを破壊し、規制を受けるいとまもなく、人々の暮らしに深く入り込み、一握りの英知によって世界を変えてしまう権力を持った存在に成ってしまったのですね。 無邪気であった企業は、いやおうもなく、いまや巨大な権力を持ち、そして権力の周りにはさらに経済的利益がはぐくまれ人々はそれに巻き込まれ受動的にそれに従ってゆく。。 私は毎日少なくとも数回以上はGoogleのお世話になっています。便利です。 でもいつも便利に使っているGoogleの負の側面に正面から取り組む勢力は育ちうるのでしょうか。。。 (Invisible watcher/2006-08-17) ネットの世界、特に最近起きている事象というのは、なかなかわかりづらいが、この本は非常にわかりやすい。WEB.2とか他にもネット関連の解説書は沢山出ているが、この本が一番いい本である。羽田空港の民間駐車場を経営する夫婦の話は、非常にわかりやすく、「キーワード検索、広告」の意味がよくわかった。もう夢の世界でなく、現実の世界で、事は進行しているのがよくわかった。グーグルニュースというのがあるとこの本で知って、早速見てみた。それまでは各新聞社のHPを見ていたのだが、これだと一目でわかるし、何より個人の趣向に合わせたニュースを見せてくれる、驚きである。さらにこの本を読んでいる途中で、日本でもグーグルブック検索というサービスが始まったことを知った。本がネットでそのまま読める。これはすばらしいことである。著作権の問題があるが、グーグルは全く違った価値観で動いているのを知った。仕事柄通信・ネットのことは知っているつもりであったが、知らない間に、事は進んで居るんだと実感した。テレビ広告というのは、もう有効でないというのを広告主はうすうす感じ始めた。テレビの凋落が始まっている。既存の権力と一般市民が同じ土俵の乗ることができるようになった。知らない間に、事は進んでいるというのが実感である。日本では、まだまだグーグルはヤフーと同レベルかそれ以下の認識しかないが、世界ではグーグルは全然ダントツなんだと知った。
昔読んだ小説には、近未来にコンピュータが世界を支配して、人間に反乱を起こすというストーリが多かったように思うが、そのような世界が現実に迫っている、というかもう既にそうなっていると言った方がいいだろう。 この本は、具体的事例が数多く上げられているので、非常に分かりやすい。 (カッツ2007/2007-07-08) "Google"は単なる検索エンジンとして日常的に利用していたが、とてつもない利益を上げ、既成秩序を破壊し続ける企業であることが分かって興味深かった。
「Web進化論」が「論文」であるとすれば、「グーグル」は「ルポルタージュ」。 著者がジャーナリストであるだけに、個別具体的な例を挙げて「グーグル」という企業について分かりやすくアプローチしている。例えば、羽田空港近くの駐車場経営の夫婦が、悪戦苦闘の末グーグルによる広告にたどりつき事業を軌道に乗せるエピソードが紹介される。こういう具体例を通じて、今まで広告市場の盲点であった「ロングテール」の市場を開拓したグーグルの巨大収益の構造が明らかにされてゆく。「ロングテール」については「Web進化論」ではAmazonを例に挙げていたが、本書ではGoogleもまた「ロングテール」の開拓者であり、まさにそこに主たる収入源があることが明らかにされる。 「Web進化論」ではもっぱらGoogleの光の面のみをノーテンキに礼賛していたが、本書では「Google八分」の具体的事例なども挙げ、Googleが巨大な権力を持ってしまうのではないかと、真剣に危惧している。こういうバランス感覚もこの本の特徴である。 その代わり、「Web2.0」に関する記述はほとんどない。筆者が必要ないと考えたのであろう。私もこのようなとらえどころのない概念をいじくりまわすのはあまり意味がないと思う。 本書と「Web進化論」と併せて読むと現在のインターネットに起きている大きな変動を大づかみにすることができると思う。 (utudanuki/2006-11-11) さらっと読めて、それでも内容が充実してるって思いました。
グーグルにフォーカスしたことにより、 かえって「WEB2.0」の世界がわかりやすかったです。 グーグルのプラス面だけでなく、マイナス面もちゃんと書かれてます。 さすがジャーナリストの書いた本だとも思いました。 また、「ハッカー」と「クラッカー」の使い分けが きちんとしているのも気持ちよかったです。 意外と混同されたまま云々されてることが多いですからね。 とにかくマスメディアが伝えるものが全てではない、 マスメディアの情報を鵜呑みにすることの危険性をも 改めて認識させていただける切り口の本でもあるような気がします。 (アレクサンドリア堀井/2006-11-04) 今、国内外で最も注目を集めている企業と言えばグーグル。その「凄さ」と「怖さ」について、よくまとめられた本です。
本書では、まずその「凄さ」について、強力な広告ビジネスを背景に、利用者に無料で次から次へと画期的なサービスを提供することにより、古い世界の秩序と伝統的な企業のビジネスを破壊し飲み込んでいく様子が描かれています。 また、情報を持っているだけではなく、人々に注意喚起し、注目を集めることができるメディア、つまりアテンションを持ったメディアだけが力を持つことができる「アテンションエコノミー」の現在の世界にあって、グーグルから排除されれば、その企業・情報はインターネット社会の中では「存在しないこと」を意味すること、それら新しい秩序の中で、グーグルはすべてをつかさどる強大な「司祭」になとうとしている「怖さ」について、筆者は誰が読んでも解り易い表現で描いています。 最近のベストセラーである『ウェブ進化論』とあわせて「今」読むことを強くおススメします。 (成功者への道/2006-05-11) 「今のインターネット状況とほんの少し先のインターネットの状況」に対する展望を示しているのが本書と言えるかもしれない。
それほどインターネットの状況を左右しているのが、Googleなのだと本書のタイトルから伝わってくる。氏の著書ということで、辛口な内容を期待してしまう自分がいたが、そのGoogleに対しては少々の不安と、大きな期待といった印象で、零細企業の復興に大いに貢献する可能性を秘めている部分にクローズアップしているところが象徴的。 状況はめまぐるしく変化してるが、詳細に整理された情報が絞り込まれたターゲットに対し、的確に届けられる様は一見して地味ではあるけれど非常にダイナミックな変化であることは疑う余地もないですし、本書でいわれているGoogleの「破壊」には期待してしまう自分がいる。 (まのの/2007-03-01) 内容的には星4つ、5つが妥当だと思います。
72件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。ただ、タイトルを単純にグーグルにしていいのかとも思います。 この本の内容はグーグルのごく一部のことのみを語っているだけであり、グーグルについての研究本とはとてもいえないものである。正直、新聞などで『グーグル広告収入1位』などの記事に書いてあるグーグルの説明と大差はない。 グーグルについて基本的なことは知っているからもっと詳しいことを知りたいと言う人にはとてもオススメできるものではない。私もグーグルに関する基本的な知識は持った上で読んだので、知識が深まった感はありませんでした。 しかし、内容的には幅広く誰でもわかり易いようにwebの世界を説明しているため、グーグル限定でなく、ネットの世界はどうなっているのかを知りたい人にとっては良書である。 また、本の中で語られていた、グーグルのOSが無料で手に入るようになるだろう、といったことが無料ではないにせよ実際に途上国で100ドルPCが配られた。そのためこれからのグーグルの動きでこのようなことがあるかもしれない、と参考になるかもしれない。 (season's bear/2006-12-24) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
ウェブ関連の本(以前読んだもの) 錆)WEB2.0を理解するための本 佐々木俊尚 新書 Web2.0 IT ウェブサイト制作に関するおすすめ本 Webを考える 実際に本棚にある本1 しごと |
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YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ [ソフトバンク新書]
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レビュー総評点:10
You Tubeが日本語版が開設されたのも記憶に新しい昨今。
TV業界が放送してきた内容には、多々疑問も感じていた。 Web2.0の概念、ユーザー主体で市民一人一人がカメラマンである。 綺麗事しか取り上げないテレビに、新たな波が加わった。 神田氏もアメリカで数年前に起こった地震を例に挙げている。 テレビは決まった時間に放送されているものを、見るしかないが、 動画ビジネスは好きな時に見れるのが、利点ではあるが... だが、著作権問題や視聴率問題など、対応しきれていない箇所の方が、 目立っている感が否めない。 (STZX/2007-07-12) ビデオジャーナリスト、神田敏晶氏の最近の著書です。YouTubeに焦点を当てて、YouTubeが社会に与える影響を考察しています。
私のYouTubeに対するイメージは、「著作権を無視した違法コンテンツの宝庫」というものでしたが、 同氏はYouTubeやWinnyの誕生によって、著作権そのものの概念が変わりつつあると指摘します。 「日本のように、これまでの著作権の概念に囚われ、既存のビジネスモデルを継続するためにYouTubeを提訴しているようでは、今後行き詰まる」という意見に同感です。 Google同様に、YouTubeの発展によって最も影響を受けるのは、収入を既存の広告に頼っているマスメディアであろうと述べています。 また、日本と違いアメリカという国は、既存ビジネスを脅かす新たな技術の登場を前向きにとらえ、積極的に活用しようとするチャレンジ精神に溢れた国だなぁと、つくづく感じました。 (mini1/2007-03-13) よくあるWeb2.0称賛本にまた薄い一冊が加わった、というところ。YouTubeに人並みの関心があって日常的にブログ界隈の話題を追いかけているような人にとっては特に新鮮な話題は取り上げられていないし、実証的な議論はほとんどありません。
著者はビデオジャーナリストとしてYouTubeにもチャンネルを持って積極的に利用しているようなので、もっと映像を提供する側からの当事者的なディープな話題を取り上げて欲しかった。 "YouTubeって最近良く聞くけど、それって何?" という人にはいいかもしれないけど、本読んでる暇あったら実際にサイトを見てみたほうが早いしなあ。 (2bor02b/2007-01-08) 「ヤバい」というのは「危険」じゃなくて「すごい」の意味。
ビジネス視点でYoutubeが語られる時、彼らが抱える問題点をあげつらって そのポテンシャルを全否定してしまうような言説が少なくない。 そんな中で、動画共有のすごさをビジネスやライフスタイルなど さまざまな角度から大真面目に考察した貴重な一冊である。 「こうなりつつある」という現状認識と「こうなって欲しい」という著者の思い込みが 混同されがちな傾向はあるものの、メディアのパワーシフトは避けられないだろうし、 著作権の観点から脊髄反射的にYouTubeを否定するより、利用するすべを考える方が 生産的であるとする主張は正しいと思う。 ユーザーによるバイラル(口コミ)CMの効果や、企業発信映像の事例など、 著者の主張を裏付けるエピソードもバラエティに富んでいて、それぞれ面白い。 YouTube革命が成就するのか誇大妄想で終わるのかは、まだ誰にもわからない。 しかし、冷静になることは悲観的になることと同じではない。 未来が変えられることを少しは信じてみようかと、前向きな気持ちにさせてくれる一冊だ。 (yamahat/2006-12-27) YouTubuの可能性を概論的に述べてあり、具体的なYouTubuの楽しみ方とかは、巻末の付録程度の紹介である。
YouTubeの啓蒙書としては、それなりに読める内容であるが、まずはYouTubeを使ってくれという、それだけの内容である。 200Pageで内容も軽いので1日で読むには適量の内容である。 (tzepp/2006-12-22) YouTubeは楽しい。
慣れてしまえば簡単に操作できるし、いろんな映像が見える。 しかし、 日本人にとっては、やっぱり英語がネックかな。 英語の映像のほとんどは、なに言っているかわからないし、 コメントとかもつけづらい。 英語の勉強にはなると思うけど。 一方YouTubeにおける日本語の映像は、 テレビ番組の録画とかが多くて、 テレビ見るのとそんな変わらない感じがすることもある。 見逃した番組の場面を探して見るときには使えるけど、 それだけではYouTubeを十分に活用できたことにはならないだろう。 なので、日本におけるYouTube革命はまだ道半ばなのだと思う。 日本でも、一般の人が面白映像を作ってもっと投稿したらいいのに。 本書を読んで、そういうことがわかったと思う。 (もり/2006-12-21) ビデオジャーナリストの著者が、今はやりのYoutubeについて、その革新性、魅力・ビジネスモデル等等について説明しています。実際にView数の多い作品の紹介も多数あり、思わず実際にYoutubeで一つ一つ見てしまいました。
また、放送など旧メディアとの関係、著作権の話題など、関連する話題は一通りカバーされています。巻末には、サイトのレイアウト・説明までついています。 Youtubeについて、一通り分かります。グッドです。 (あきらくん/2007-02-02) ちょっと前にgoogle(グーグル)がyoutube(ユーチューブ)を
買収したというニュースが流れて以後、 どうなっているか気になっていたのもあって、 ユーチューブについて知りたくて購入。 ユーチューブというサービスがどのように注目されているのかを 知ることができました。 最後の著作権について述べられている中の、 「クリエイティブコモンズ」が印象的。 ユーチューブとビジネス、特にテレビなどがどう変化していくのかが 楽しみになりました。 (kkk/2007-05-27) 最近の若い人たちはむずかしいことを考えずに、実際にユーチューブを使い倒しているように思われます。次の方向性などは開発者や経営者たちに、まかせておけば勝手に変革は起こっていくでしょう。その変革のうねりを感じ取れるのは、やはり実際に使い倒している若者でしょう。
(たこたこ屋/2008-11-06)
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ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代
ASIN:4479791922大和書房(2007-02-23) 神田 敏晶 売上順位:119884 ¥ 1,470(中古:¥ 50) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:-1
読んで楽しい本に久しぶりに出会いました。作者に「ありがとう」と言いたい。
ウェブ2.0についての議論が盛んになりそれとともに多くの論文、書籍が世に出、イージーに考えれば、次にくるキーワードはウェブ3.0、はたまた4.0だろうことが容易に予想されますが、本書はいわゆるウェブ2.0におけるツールを経験論的に解説しつつ、それらがリアルの世界、とくに人間の行動と思考に及ぼす影響についての作者の主張を述べたものであり、決して次の流行りを先取りしたものではない点が高く評価されます。 項目が多岐にわたっているために、舌足らず、短絡的な部分もあります。セカンドライフの項目のようにとりあえず経験して付け足したように思えるところもありますが、既存のマスメディアに言及した部分やケータイに関する項などは、その業界の方々にとって重要な示唆を与えているのだと思います。また、これからのネットとリアルとの相関におけるPCとケータイの役割についても、結論が出ないことは当然ですが、問題提起がなされています。 ネットでも問題になっているいじめの項、ネットへの入り口として重要度が増している検索エンジンの進化に伴うノイズやフィルターにかからなかったものが無視されることへの危惧など、ボクが普段漠然と感じていたことが、述べられていてほっとしました。更なる洞察の深化が次の著作で期待されます。 (Dr. Amazon/2007-03-31) 急速に発展するインターネットを かつてないコミュニケーションの「道具」であると比喩し、 その現状と近未来への可能性を紐解いた本です。 Web2.0系の本をすでに読まれている方には、 目新しい内容はそれほどないと思いますが、 インターネットの動向に対する考察でいくつか気付かされる箇所もありました。 以下、よいと思った箇所の要約です。 ・パーソナルな情報にマス的な価値が付加される ・ネット上に少数しか存在しない情報ほど強い影響力を持つ ・コンテンツを良いものにすることが一番の検索エンジン最適化対策 ・新しい道具を与えられた世代からは、明らかに旧世代とは違うリテラシーを持った人たちが育つ ・組織に所属しているだけで機会を与えられているだけのプロは、徐々に仕事がなくなる ・あまりにも頻繁に目に入る広告は、ユーザにとって透明化していく (渡邉輝/2007-05-12) 本書は、かなり面白いです。
システムの仕掛けや、ネットの成功企業物語に傾きがちな、 もしくは、逆に安易にハウツー本に流れてしまいそうな盛りだくさんな 内容ですが、それを、実際にネットツールを、著者自らが、経験し、その身で 使いまくって丹念に集めたファクトをおしげもなく解説し、 それがリアル社会とリアル人間に与える変化を洞察、分析します。 技術やメカニズムの話は最小限に抑えて、ブログやSNS、ビデオ共有 や仮想世界、ユビキタス環境まで、できること、可能なことの先端シーン をあますことなく紹介し、まずは、考察すべき材料を豊富に読者に提示 してくれます。これだけでも、好きな人には早々面白いはず。 一見、ウエブ2.0の流行をたくさん並べた本に見えますが、実は、 タイトルにあるように、または、最初に著者が述べているように、 ウエブとネットの進化が、人類の歴史に革命と転機をもたらすわけですが、 それが、具体的には、どういう転機と影響を、人間世界、リアル世界 とネット世界にもたらしているのか、という、壮大な世界観の展開と 価値観の転機論に結実していきます。 (佐倉ごるふ/2007-03-09) ウェブ2.0本がバブル状態の中、「3.0」とあって、
購入してみました。 一度2.0系の本で挫折した人も、まださっぱり分からない人も、 2.0に敏感な人にもおすすめ。 ユーザ視点だからわかりやすいです。 インターネット上の、まだまだ「玉」になれていないところや、 ユーチューブ絡みの著作権問題、セカンドライフのアダルト事情まで オンタイムなことがまとめてあって、IT系のニュースを 毎日は追えない人にとっては、役立つと思う。 ユーザ視点ゆえに、けっこう過激な意見もあり。 (haku/2007-02-27) 本書は、火の発明や利用などを例にするなど、インターネットの変革をマクロな視点でとても判りやすく書いている。
Web2.0やCGMやSEOやRSSなどの、謎解きのような言葉が分からない方にも、インターネットの存在意義や将来の価値が理解でき共感できる本かもしれない。 しかし本書は、初心者だけに向けたものではなく、緻密に多くのWeb2.0の代表的なサイトのサービスなどを例に取り、Web2.0を俯瞰してこそ知り得るインターネットのあるべき姿を指し示してくれる、広告やメディア業界に関わる人たちにさえ、有益な予感を与える、著者渾身の良書である。 私は本誌で、インターネットの未来やあるべき姿を考えることができた。 著者に心より感謝申し上げたい。 (おとめざ/2007-03-06) ジャーナリズムに身を置く筆者のノン・エンジニアな視点から現在の状況レポート。技術の動きではなく、ユーザの動きに視点を置いた内容は類書に少ないので貴重です。
全6件のレビューを表示しています。文章には多少の未推敲な面や無駄を感じますが、読みにくいほどではないのでサッと読んでおくべき本です。内容的にはおそらく2〜3か月の賞味期限と思われますので、業界人は“今”読んでおくべきでしょう。 (ぺーた/2007-03-21) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)
ASIN:4334033695光文社(2006-09-15) 森 健 売上順位:37860 ¥ 735(中古:¥ 198) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:56
丹念にデータを集め、文章も推敲され、丁寧に作られている
点は好感が持てる。しかし、本書に書かれている情報はWeb 2.0ということばを自分なりに理解しているヒトにとっては 2回目、3回目に出会う情報ばかりなのではないか。グーグル やアマゾンについても、新しい情報を期待したが、独自の取材 に基づくモノは出てこなかった。 タイトルは「売れる」ためにこのようなかたちにされたのでは ないかと勝手に想像するが、著者の言いたいことはそこではない。 本書の「売り」は後半の5章以降だと思われる。なぜ、一極集中と いうことがおきるのかということを考察し、最後は「民主主義」 「主体性ある思考」という著者が夢見る?世界がインターネット を通じて実現する可能性に言及している。 「タイトルに偽りあり」という点で(最近の新書はみんなこの 手口だとはいえ)不満ありです。後半の部分は「読ませる内容」 なのは間違いありません。 (ny/2006-09-15) ウェブの世界に触れない日は、まずない。それが日常と化している。
本書は、Web2.0の世界が、リアル・ワールドに何をもたらすか、という視点に軸足を置いている点が新しい。 多様化の果ての一極集中、あるいは、巨大な一極とフラット化−−Web2.0世界で起きている奇妙な現象をこうまとめる(第1章)。第2章でWeb2.0について、第3〜4章でWeb2.0世界の「勝ち組」代表とされる、アマゾンとグーグルが「勝ち組」たりえた条件や戦略を振返っている。以上を受け、Web2.0のマクロ特徴である「スケールフリー・ネットワーク」について(第5章)、ミクロ特徴である「パーソナライゼーション」について例示しながら解説している(第6章)。 スケールフリー・ネットワークで必ず「副次的に」発生する現象が、「金持ちほどますます金持ちになる」、つまり、複雑系科学の収穫逓増、自己組織化である。一方、パーソナライゼーションによって「関心の一極集中」、つまり、「同類志向」による集団分極化が起きやすいことを指摘している。その結果、意見の急速な一極集中化(サイバーカスケード)がおきやすくなること(第7章)は想像に難くない。 このような状況で、果たして「主体性ある思考」は存在し得るのか? 大きなアーキテクチャの中で自らも(自らの思考も)影響を受けていることを自覚しながら、いかに多様性や異質性を汲み上げていくかと問い続けることで、本当により良い解決法が現れるのだろうか? ウェブから意図的に離れるだけでも解決できそうにない。考えさせられてしまった。 (10ちゃん/2006-10-24) グーグルやアマゾンのビジネスモデルに代表される「ロングテール」現象により、「一個人と大企業は同一線上に並んだ」とされ、究極の機会平等・民主主義をもたらすと言われるウェブの世界であるが、本当にそうなのか。ウェブの世界でも加速する利益の一極集中を検証する。
ウェブの発達については、理想論で語られることが多い中、ネットワーク経済に特徴的な「収穫逓増の法則」がウェブ2.0の世界でも生きており、今後「金持ちはもっと金持ちになる」流れは、さらに加速する恐れがあるという指摘はもっともだと感じた。 検索におけるグーグルの世界シェアは、毎月伸びているし、アマゾンも、強大な小売業として君臨し、ますます力を強めているのが現実だ。「あまりに情報が多いと、みんなが良いと認めるものを無条件に選択するようになる」というのは、アマゾンのレビューを見るときも「有用性が高い順」や「ベストレビュワー」順位が高い順に見ている自分を考えると非常に納得できた。自分もそうだが、時間は限られているし、自分ですべて判断するよりも人に頼った方が楽だ。 ウェブができはじめのころ、「HPをアップすれば、世界中の人が見てくれる」という幻想があったが、現実にはよほどの知名度や話題性がなければ「ないのと同じ」である。ウェブにおける「理想」や「可能性」と、実際に起きている「現実」とのギャップを認識するには非常によい本。一読をお勧めする。 (ぷりうす/2007-06-30) 現在の社会は、情報のチャネルなどどんどん多様化しているにもかかわらず、一極集中現象が見られるという。その原因にインターネットか深くかかわっているのではないかという。その現象がどうして起こるのかを各章で論じている。本書では、今こういう現象が起きているよという紹介をしているに過ぎない。
web2.0とは、ユーザーが参加できること、ユーザーが提供したデータに基づく膨大なデータベースによって構成されるサービスのことを言う。その具体例が、googleやamazonやオープンソースやblogなどである。それが、3章amazon,4章googleのところで記載されている。要は、それらのサービスは、ユーザーをうまく取り込むようにできていることが分かる。 多様化されている中でも、なぜ一極集中が起きるかを、ネットワーク理論から説明している。ネットワーク自体に魅力があれば、そのハブ同士が密着に結びつく。後発であっても、魅力があれば、ネットワークとして結びつく。それが、幾重にも結びついたら、集中することになりえる。また、各種情報峻別化機能(パーソナライゼーション、アラート機能など)は、情報の一極集中をもたらすことになる。 web2.0社会になると、情報の接し方においても、いろいろ社会に影響を与えることになるだろう。意見の合わない人を排除し、自分の意見のあった人同士で極端な思想に走るという集団分極化が進んだり、発言権の大きい人の意見に引きづられる沈黙の螺旋という現象が起きたりして、結果的に一極集中現象が起きることになる。ここで課題となっていくのが、情報にどうやって多様性や異質性を取り入れていくことであろうか。 (itchy1976/2007-08-13) 著者は、Webでの情報の流通が偏ったものになることを終始危惧しているようだったが、 人間の情報伝達は、どこまでいっても不完全だし、 現在存在しているすべてのマスメディアに関しても、全く同じことが言えると思う。 確かにインターネットの規模と可能性はかつてないほど巨大であるが、 そうしたものに適応していくことが、われわれが生きていくことであるし、普遍の原理だと思う。 それなのに、既存のマスメディアによる世論調査の結果などを 当然のごとく尤もらしい数字として取り上げ、Webと比較をしては、 恐怖感を煽るような書き方ばかりが目立ち、残念だった。 私たちが考えなければならないことは、 そのような危険性を持つインターネットに対して、 どう接していくかであり、それに関してもっと言及が欲しかった。 (渡邉輝/2007-05-07) 本書は、技術畑の読者には物足りなく不向きと思います。ネット事情に精通されている方にも最新の事情が述べられているわけでもなく、不向きと思います。
お勧めの読者対象は、グーグルが何か大きくなり力を持ち何かと騒がれているみたいだけど「何かあったの」と考えたた貴方だと思います。 便利なものとことは捨てがたい、便利の魅力には吸い寄せられる。あえて不便に身を置き、流行に抗することは勇気以上に手間がかかる。 グーグルはより便利を提供し、その対価として貴方の情報から価値を整理し取り込みます。グーグルと付き合うためのには、その覚悟が必要かもしれない。 著者が想定するグーグルとアマゾンが作り上げる未来社会の姿をまずは咀嚼し、最新事情は他書、更にはネット上で深めるのが、理に適っているのではと思います。 (歯職人/2007-01-22) 一極集中の根拠のひとつとして、近年の大ヒット作の数字を挙げているが、一番新しいもので 2001年の「千と千尋の神隠し」。
宇多田ヒカルのCDアルバム「ファースト・ラブ」が860万枚売れたのが 1999年とあるが、この頃は今のような常時接続はほとんど無くダイアルアップがメインの時代で、google も今ほどメジャーではない。 それからネットが広く普及し google がメジャーになった今、ミリオンセラーの数は当時と比較してアルバムで 1/3、シングルでは 1/10 まで減っている。 少なくとも音楽 CD の分野で 2000年以降に進んだのは一極集中ではなく分散化。 答えを先に用意して、それに合う古いデータを無理やり持ってきたとしか思えない。 この時点で読む気がうせた。残りをパラパラとめくってみたが、底の浅い記述が随所に散見される。 この本を鵜呑みにするのはちょっと危ない。 (snark_tail/2006-12-23) 読み始めははっきり言ってありきたりな感じが否めなかった。
が、読み進めるにつれて次第に筆者のWeb2.0に対する主張がすこしずつ明らかになる。人々の意見のより一極集中化、マイノリティー意見の黙殺などインターネットがもたらす影響とは必ずしもプラスには働かない。情報の取捨選択が可能になったからといって、人々が得られるようになった情報の幅とは広がったのであろうか?又、情報の双方向性ともいうが、人々は一体誰の意見に耳を向け、どうやって自分の意見をより多くの人に知らしめることができるのか。こういったWeb2.0に対する懸念は私にとっては斬新であったため興味深く読ませてもらうことができた。 (kz/2007-01-26) 中小企業の希望の光のように思えたロングテール。
しかし例外を除いて通用しない事実とその理由が理解できるだろう。 本書は一極集中化する社会現象がWebの世界でも同様に当てはまることを指摘している。 各章個々の内容だけでも最新の情報が説明されている為、単純にITの今を勉強するだけでも役立つだろう。 枝葉末節な内容もかなり詳しく説明されている為、読んでいるうちに大局を見失いがちになるが、 読後、再度俯瞰し直すと著者の全体を通して言いたいことがよく分かる。 構成もよく練られているが、、、 タイトル名だけは如何なものかと思う。 Webの世界で一極集中化したその代表的な企業がグーグル・アマゾンということであり 社会がグーグル・アマゾン化するというのは論理が逆である。 タイトルはおそらく内容を理解していない出版社がつけたものだろう。 そこだけが残念というか勿体無いと思う。 (育郎/2007-03-02) 既にそれぞれ議論が尽くされたかに思える「グーグル」、「アマゾン」、「WEB2.0」、「ネットワーク論」を一体的に取り上げて論じている。著者は1968年生まれのジャーナリストであり、発刊されたのは2006年である。
グーグルやアマゾンは、WEB2.0型企業の特徴である「ユーザー依存型」(「ユーザー参加型」ではない)のビジネスモデルを駆使しているが、これが、利用者の支持を得て、スケールフリーなネットの世界で圧倒的な存在感を持つハブであることを示し、スケールフリーな世界の帰結としてさらに一極集中化を続けていることを示している。 その成長の論理であるが、アマゾンの場合は、開放された売り場がカスタマーレビューの投稿を通じて一種の疑似コミュニティスペースとして、さらに人を呼び込む役割を果たしていること、また、グーグルの場合は、WEBへの書き込みが増えるほど、WEB全体をコピーし続けるグーグルのデータベースを充実させることになるということが起こっているということである。 最後の第7章は、やや異質なテーマを扱っており、ネットワーク社会と民主主義の関係である。ネットワーク社会は直接民主主義を実現可能なものにした(が誰も気づかないふりをしている)と思われるが、実は、幾つかの条件が満足されないと、声の大きな(というかオピニオン・リーダー的な)存在に、意見が左右されやすいという(悪く言えば、「悪貨は良貨を駆逐する」)特徴(というかリスク)を有している点に留意が必要だとしている。 (lexusboy/2008-01-07) 「多様化、個人化、フラット化した世界で、なぜ一極集中が起きるのか?」
このオビのコピーのほうが、本書のテーマをよく表しているのではないか? グーグルやアマゾンのアーキテクチャーが、必然的に一極集中を引き起こすという指摘には、ネットの現状になんとなく気持ち悪さを感じていた者としては、思わず膝を打ってしまった。最近のロングテール万歳という風潮に対して、「ヘッドあってこそのロングテール。ヘッドの存在を意図的に無視してロングテールだけしかないような紹介をするのはいかがなものか」というような記述は鋭い。 (とんぺい/2006-09-18) とても読みやすい本でした。
私はネット等には詳しくなく、学校の課題だった為この本を読んだのですが、 初心者でも理解しやすいようにグーグルやアマゾンなどの動きが分析されています。 逆に、専門職の方には当たり前すぎる内容かもしれません。 内容は、あらゆる分野で様々な商品・サービスが消費者に提供され、売れ筋が平均化すると考えられる今日、 逆に一部の商品のみが爆発的に売れる「一極集中化現象」 に焦点を当てたものです。 非常に読み応えがある本です。 (雪うさぎ/2007-01-23) ウェブを通じて誰もが自由に情報を発信できるようになり、ウェブ上には日々、世界中から多様な意見が集まるようになった。そして、そういった「みんなの意見」から浮かび上がる結論(=多数決による解)は、私たちにとって「最も正しい解」であるかに見える……。
WEB2.0という技術がもたらしたそんな状況に、「それってなんかおかしくね?」と反証を試みたのがこの本。 情報が多様化し、膨大になったものの、私たちにそれらをいちいち精査する能力とヒマはない。そんなとき「みんな」が頼りにするのが「グーグル」であり「アマゾン」なのである。 私自身、自信がない敬語表現をグーグルで調べて、ヒット件数が多い方を採用する、なんて使い方をする(例えば「ご高覧ください:3万7200件」と「ご一読ください:171万件」など。まさに多数決の原理)。アマゾンに「○○さんにオススメの商品があります!」などと言われて、うっかりその本を買ってしまったこともある。 けれども彼らは、集まった情報をそのまま提示してくれているわけではなく、「みんなの意見」に独自の処理を施している。いうなればバイアスのかかった答えを提示している場合もある。つまり、グーグルに「確からしい答え」を言わせるよう仕向ければ、たとえ間違った答えでも「正しい解」になりえるのだ。 与えられる情報を鵜呑みにせず、主体的に見極める力を持たなければいけない、と強く感じさせてくれる良書。とくに、タグとSEOをうまく利用(悪用?)して恣意的にユーザーを誘導する仕組みや、政治的な問題に対して意見が偏りやすくなるという傾向を述べた6章、7章がおもしろかった。 (ジョンまん次郎/2006-10-04) よく調べて書かれているが著者独自の見識は見えない。
Web2.0を理解しているヒトにとっては 新しい情報は無い。 グーグルやアマゾンについても新しい情報はない。 タイトルと本文は無関係。 タイトルを期待すると裏切られる。 「一極集中」「民主主義」「主体性ある思考」という著者が夢見る世界がインターネットを通じて実現する可能性がテーマ。 (リッキー/2006-09-26) Web2.0が話題になった当初、語られていた
34件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。『ロングテールは裾野に需要が広がる可能性にあふれている、といった考え方が実は【情報の一極集中における危惧である】』 といった趣旨の内容に興味のある方は、是非読まれることをおすすめする。 また、パーソナライズの行く末が、視野狭窄や思想の硬直化に繋がる、といった指摘も同様にインターネットの発展における負の要素として指摘されている部分が印象的だった。 つまりタイトルに象徴されるものは、 危惧すべき一極集中化する社会、を象徴しているかのように感じた。 個人的には、現在の発展はこれまでいかに少ない情報をもって判断の材料にしていたかを実感するにいたっているし、今後の発展は現在の状況を抜きには語れまい。 そして、極度にパーソナライズ化された電子秘書は、意識する気さえあれば多様な考えさえ、克服すべき視点として、提供してくるのではないかと思っている。(依存は危険であることは確かだけど) (まのの/2007-06-04) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
ウェブ関連の本(以前読んだもの) web2.0 Web2.0 IT 研究室で読んだ本 ベストビジネス書 実際に本棚にある本1 しごと 光文社新書 歯科技工管理学(調査・メディアリテラシー分野)1 |
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ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)
ASIN:4480062858筑摩書房(2006-02-07) 梅田 望夫 売上順位:5789 ¥ 777(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:1
意外と評価が高いのは、Webの現在のことが一般に理解されていない証拠 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
あまりのGoogle賛美に辟易となりました。インターネットの世界は多様性、多元性を許容するからいいのであって、Googleが良くて、ほかは駄目というのは明らかに言いすぎ。
Googleの描くシナリオを単に追従するだけで、それでいいのかどうかの判断をすでに著者は止めている。 Webの世界の現状を知らない人には、非常に啓蒙的な本であるが、くれぐれも著者のいう事を鵜呑みにせず批判的にお読み頂く事を希望する。 (3年寝たろう/2006-02-24)
抽象論は否めない ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
勢いよく読めてしまいますが、読み終わった感想は、ああすごいなあと、それだけです。ビジネスモデルをたくさんあげていますが、もう少し落とし込まないと、少しでもネット業界を知る人間には物足らなすぎます。
例えばネットは劇的変化を過去5年間でとげていながらも、ネットビジネスにとってのキーであるCPA(Cost per acquisition。要するにお客一人当たりをウェブ上で得るための費用)は、あまり変わっていません。技術やスタイルは劇的に変わっても、企業側にとって最も大事な点は、進化していないということです。そして企業側にとって見れば、グーグル広告を使ってのCPAは、決して優秀ではありません。これは広告収入に9割以上を頼っているグーグルにとっては致命的なことです。 ネットにせよバイオにせよ、何か新しい分野が興ると、さもすばらしく優秀な企業群が大量に出現して世界を変えるといった本が必ず売れますが、実際そうはならないのは、そういう本にはポイントの落とし込みや冷静な分析力が欠けているからだと思います。そしてこの本はそういう時代と共に埋没する一冊だと思います。 ITに疎い人が読んで踊らされて鼓舞されるのはいいことだと思いますが、同時に足元を見ることも忘れないでください。 (レッツトライ!/2006-03-03) 読むときに注意したいのは、社会やビジネスの変化はなにもウェブだけで起きるわけではない。ネット中だけで完結する世界という前提がないと、内容の半分くらいが破綻しそう。ということです。いや、内容は面白いですし、時代が変わるというのはそのとおりだと思います。
各論でいえば、 インターネットは現在オープンというよりドメイン化が進んでいます。 グーグルはマイクロソフト以上に覇権主義を警戒しなければならない企業のひとつとして見られています。 ロングテール論について時間軸の考察が抜けているような気がします。 玉石混合をみわけるのにツールやテクノロジーへの過渡な依存は思考の放棄に私には見えます。 1億人から1円ずつ(ほぼ∞×ほぼゼロ=something)、の理論は「永久機関」の説明を彷彿とさせてくれました。 あたりが感想です。 (ざっしゅいぬ/2006-03-02)
web2.0入門書 |||
ほとんどノンストップで読み切ってしまった。WEB2.0とは本質的にはどういうものなのか、その社会への影響etc.を詳細かつ複雑に、しかし分かり易く説明している。
ウェブについてほとんど知識がない人にとってはちょっと難しい一冊かも。。。 説明自体は前述したように、とても分かり易いけど、WEB2.0は「物」(≒こちら側)ではなく「概念」(≒あちら側)としてしか理解できないものなので。。。ちょっと知識をつけてから読むと、この著者の頭の良さが分かります。 (じゅんぺい/2008-03-16) ネット百科Wikipediaで専門とする領域の基本用語を検索してみた。記述内容のバランスがよく、なかなか当を得ている…。
Amazonにしても、売れ筋以外の書籍情報が驚くほどの充実振りだ…。 何か不可思議な感がしていた。いったい、何のために? 誰が? そのもやもやが、この本を読んで解消した。今、大変な段階に来ていることもよく分かった。このあたりの「目からウロコ」感ゆえ、売れ行きも好調を保っているのだろう。この点、わたしも著者に感謝したいと率直に、そう思う。 新しい時代に進化しつつあるのは大筋において著者のいうとおりだろう。それを前提とした上でだが、コンピュータが自動的に知の秩序を形成することに諸手を挙げて楽観している著者に何の陰りも見出せないのが気にかかる。資本主義の勃興期、「神の見えざる手」が働き、予定調和が達成されるとしたアダム・スミスが想い起こされてしまうのである。 著者の感じる問題点はないのだろうか? あっても、推進者として今は言えない、ということか? この世にすべてよし、という事はありえず、得るものがあれば必ず同時に失うものがあると思うわたしは、この点についても著者に語ってほしかったと痛切に思う。なにしろ本書は進化「論」なのだから… (八雲立つ/2007-01-04) 今ネットのあちら側でどんな変化が起きているのかを俯瞰できる好著。ITの現在、可能性について。オープンソースとグーグルの躍進。グーグルの登場以降の大変化の本質をこの本は見事に射抜いてみせる。もちろんネットのあちら側から。たぶん次の10年はあたかもモノ作りではなく、ネットあちら側にいかにしてすべての情報をぶちこみ、それを再構成し、秩序立てを行うことに成功したものに、すべての金、権力、もろもろが流れ込んでいくのだろうか。個人的にはロングテール現象の記述が興味深かった。ネットビジネスではリアルビジネスとは異なり、所謂「売上の80%は、全商品の20%が作る」といったパレートの法則、我々が金科玉条信奉してきたビジネスモデルがコペルニクス的転換を強いられそうだという点だ。
しかしだ、ネットのあちら側でどんなモデルが構築されても、モノを作るのは人々の汗水流した結果なのだ。ネット信奉者に、シリコンバレーの天才たちに、この視点が欠落しているうちは実は大丈夫なのではないか、これは一現象でしかないのではとも正直思った。ネットのあちら側にどんなに設備投資してもリアルなモノ作りは出来ない。負け犬の遠吠えかもしれないけれど。 (tomzt/2006-04-15) まずインターネットを毛嫌いしている年配者、60歳以上の人にとっては格好の入門書になるので、おすすめしたい。
それより若い、十分にインターネットを使っている世代にとっても、グーグルの破壊的なビジネスモデル、収益構造などを詳解しており、役に立つ。 とくに「自分はネットを知っている」とうぬぼれてブログを書いている連中には、「日本人1億のうち、ブログで意味のある情報発信をする能力のあるのはせいぜい1000万人ぐらい(あとはカス)」という指摘は辛辣だ。「枯れ木も山のにぎわい」という言葉があるが、大部分のブログは真に意味のある他人のブログにリンクして、その他人のブログをグーグルの検索順位の上位に押し上げる役割しかはたせないのだということが、よくわかる(それでもあなたはブログを書くか)。 インターネットは万人に平等に開かれたメディアではなく「有能な人にのみ平等に開かれたメディア」なのだ。グーグル自身がべらぼうにIQの高い博士号保有者の集まりであり、彼らがほんとうに、大部分の、情報発信能力のない、頭の悪いユーザー一人一人のことを思いやっているとは到底思えない。 そういうネットの負の部分への言及が少なく、いささか楽観的にすぎる内容になっているので、佐々木俊尚「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)とあわせて読んだほうがいい。 (中朝戦争/2007-05-11) 10年前が大昔に感じられるような、急激な勢いで変化し続けるインターネット世界の最近の動向を、コンパクトに平易に説いた良書。
繰り返し述べられているように「不特定多数無限大の良質な部分にテクノロジーを組み合わせることで、その混沌をいい方向へ変えていけるはず」という前向きの考えが大事だと思う。なににせよ完璧なものはなく、表があれば裏が必ずある。光り輝く部分があればそのぶん陰もくっきりと浮かびあがる。しかしできない理由を10考えるより、できる1の可能性を考えるほうがいい。そのようなポジティブな姿勢なしにはものごとはちっとも良くならないし、まして“革命”は起こりえない。 そのことを認めたうえでだが、私にはインターネットの先行きを著者ほどには楽観視できない。グーグルやアマゾン等の「あちら側」のシステムがどれだけ発達したとしても、しょせんは一私企業であり、営利組織。盤石と思われていた大企業がある日突然消えてなくなるという事態を私たちはもう無数に見てきたではないか。フリーの百科事典「ウィキペディア」にしたところで大口のスポンサーが急に降りてしまうというような事態は十分ありうるだろう。 「あちら側」になにもかも預け依存してしまうことの弊害や危険を思えば、「こちら側」にも同等の備えは平行して保持していたほうがよい。個人レベルでいえば大事なファイルほど自分のパソコンなり外付けHDDやDVDにも自分で持っていた方がいい(私は例えばこのアマゾンのブックレビューでさえ、まず自分のパソコンのワープロで作製し保存してから、アマゾンの当該欄にコピーするようにしている)。 (2230m/2006-04-15) 私は別にネットメディアに過剰な幻想を抱いているわけでも、
既存メディアに大きな期待をもっているわけでもありません。 どちらかというと、一時期、既存メディアの片隅で働いていた経験が あるので、既存メディア擁護派といえます。 しかし、最近のWeb2.0に伴う新サービス、 Wikipedeiaやグーグルの新サービスを目にした今、 そうした認識は一切持っていません。 衛星写真活用マップ「グーグル アース」、 持ち運び用ポータルサイト「グーグル パーソナライズ」、 CDタイプの持ち運び用OS「ブーストOS」 そして、インターネット上にHDDを所持できる「オンラインストレージサービス」。 上のようなサービスを触れてみるとよく分かりますが、 これからのIT時代は、この本に書かれてあるように、 PCの製造などから、 「あちら側」=インターネットの世界 にて展開されるサービスに移行することは間違いないでしょう。 私は著者の主張に全面的に支持しているわけではありません。 今でも既存メディア派です。 それでも、これからの先のIT化は、 アップルのi-podやアマゾンのウェブサービスに見られるように、 悔しくも著者の述べているようになりつつあると感じるのです。 おそらく近い将来、著者が述べているように、 「PCはただの箱になる」ことでしょう。 「ブーストOS」や「オンラインストレージ」があれば、 会社PC(ブラウザ)用「お気に入り」を出先のPCで扱えるし、 ウィルスにやられたPCをリカバリーする手間も必要もなくなるからです。 私たちに求められていることは、 一刻でも早く正しいITの認識を持ち、 ITを活用した仕事ができるようになることだと思います。 そうでなければ、これから先、IT知識に長けた外資と比べ、 とんでもないハンディを抱えてしまうことになるからです。 悲しいことに、著者の言うとおり、 私もIT化の流れを受け入れ、自分自身が変わるしかないのかもしれません。 (wazakura/2006-03-18) 梅田氏はシリコンバレーの全盛期から、現地にてIT技術革新と事業創造のダイナミズムをウォッチしてきたコンサルタントである。珠玉混合のベンチャ企業と技術専門家の彼等に投資するエンジェルとのコーディネーターがコンサルの役割である。その仕事の日常は、リアルに記述され、シリコンバレーの熱気が肌で伝わる。梅田氏の主張する次世代Web2.0とは、具体的な実現例としては、ブログであり、はてなダイアリー等ネット上の辞書としてアーカイブであり、商品紹介のインターフェース等、身近な技術の延長にあるものである。本書は、技術専門書ではなく、著者も、その技術的解説に期待する読者には物足りない側面もあろう。著者は、シリコンバレーの起業のダイナミズムやWeb進化の動きを、「総表現社会」や「チープ革命」などのオリジナルの造語で説明し、次に来る波を、社会学者の如く論述しているのだが、その考察に関しては、いささかぎごちない読感を感じ、それは、かつて坂村氏がトロンを提唱したときの、未来社会論を思い出させた。現地を知らない読者に与えるシリコンバレー神話が、いささか説得力に欠けた評論と見聞レポートという感で、おぼろげない期待と錯覚のはざまを感じる。
(kaz0775/2006-03-04) 確かに評判通り、おもしろさという点では申し分ない本ですね。
著者が魅力たっぷりに語るウェブの未来に期待と野心を燃え上がらせた人も多いと思います。しかし、そこにこの本の持つ危険があると思うのです。 工学系やビジネス関係の人はたいていそうですが、この著者からもアメリカ流の近代的な進歩主義、合理主義を無批判に称揚する姿勢が見られます。 自由、民主主義、マルチカルチャリズム、などはアメリカ人が「正義」の名のもとによく使うロジックですが、そこにはほとんど帝国主義的といっていい暴力的な側面があることを忘れてはいけません。 そして技術やビジネスというものは意図せずしてそうしたイデオロギーを引き受けてしまうものなのです。 思うに、この本にはそういうものに対する危機感が欠けているか、意図的に隠蔽されています。 悪い部分を言わないのはプレゼンの基本ですが、それを著作活動にまで持ち込むのは誠意に欠けると言わざるをえません。 たぶん、この本に書かれていることのうちのほとんどは実現されるでしょう。しかし、それは必ずしも全面的に歓迎すべきことではないということは知っておくべきでしょう。 (kppyz/2007-06-09) 著者はシリコンバレーの現場で長らく仕事に従事しているということで、IT業界のことに熟知しており、グーグル(Google)やWeb 2.0など、ネットの「あちら側」で今現在行われていることや将来これから行われるであろうことについて理解することが出来た。
しかし、インターネットに身をゆだねるとか、インターネットの意思に従うと言うグーグルの姿勢に一種の違和感や不気味さも感じられた。 すべてオープンソースにして、インターネットの混沌として玉石混交な世界を振るいにかけて、玉を取り出すと言う手法は、経済学者のアダム・スミス(Adam Smith 1723〜90)の『国富論』に見られる、資本主義の自由放任主義や神の「見えざる手」の原理といったものに似通った感じを受け、安易なオプティミズムの発想に危険性も感じた。 何れにせよ、本書を通じて受ける印象は、インターネットの善性・光の部分に重きを置きすぎて、インターネットの悪性・影の部分を軽視しているといったところであろうか。 不特定多数無限大の一員として、著者の考えに共感を受ける部分もあるが、全面的には賛同しかねる。ウェブ進化論によって経済的な部分も含めて直接的に恩恵を受ける人は、おそらく人類の全体の1割にも満たず、9割以上の人たちは経済活動の基幹部分(本書によれば筋肉系)にこれからも従事し続けるし、また9割の人たちが全く機能しなくなれば、1割に満たない人たちの行っている活動(本書によれば神経系)も「絵に描いた餅」状態になる現実を著者は考慮に入れておくべきだろう。 (s.ペガサス/2006-06-03)
Googleが民主主義的などとは言えない |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
梅田は文中で「Googleが「ウェブ上での民主主義」を導入したと宣言する。」とし、彼自身もそれをを前提として、この本を書きあげていますが、
Googleは「中国政府のネット検閲を受け入れた形でのサービスの提供」を開始したり、日本ではいわゆる「グーグル八分」として、特定サイトを検索対象から外したりと、決して民主主義的とは言えない現状があります。 そうした重篤な問題を明示せず、さもGoogleの理念が理想の社会を実現するかのように喧伝する姿勢に、疑問を感じます。 (赤木智弘/2006-02-21) ITによる世界を、新しいグーグルを中心に語っている。
本書には、次のような独特な言い回しが出てくる。 こちら側・・・人間による処理が入る世界 あちら側・・・人間を全く介さずコンピューターによって支配されている世界 あちら側でかかるコストは、唯一サーバー管理料のみ。 著者が言いたいことは、このあちら側の領域を広げようとしたり、他人とその領域を共有しようとしている企業が偉大だと述べている。 このコンピューターだけの世界が出来さえすれば、 世界中で1人しか興味を持たない情報も世界中に発信出来る。また、世界中の人間から1円ずつ集めれれば、大金を得られる。 ITというのは、ただのコストカッターというイメージから、新しいアイディアを生む大きな流れなのだと改めて感じることが出来た。 (だーーー/2006-12-23) 本書は、技術書ではない。村井純『インターネット』(1995)から10年、成熟期に向かいつつあるネット社会の見取り図が提示されている。キーワードはweb2.0という概念だ。このweb2.0の代表的ビジネスモデルとしてのGoogleのやや長い紹介から入り、今後10年で主流になっていくだろう様々な事例を提示している。筆者が四象限図式で記述するweb2.0のフレームワークは抽象的であるとはいえブレていない。また、web2.0への移行は急激なものではなくなだらかなグラデーションで進行していくだろうという予測も説得力がある。
276件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。直接の言及はないが、本書の思考の背後には、ネットワーク理論の影響が読み取れる。『複雑な世界、単純な法則』等の概説書と併せて読むとゼロ年代の志向のトレンドがよく分かるだろう。 (kenken96660/2006-02-22) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか (文春新書)
ASIN:4166605461文藝春秋(2006-12) 佐々木 俊尚 売上順位:223114 ¥ 840(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:13
分量の薄い新書で語るにはやや無理がある。やや散漫。
ネット文化の根源がヒッピー文化であるとするのは、なるほどと思わせる。米国の元ヒッピー達のその後を見てみれば、極一部のハードコアを除き、結局は体制に迎合していったという事実もある。(少し異なるかも知れないが、日本の全共闘世代などとも類似するのではないか。) とすると、結局は体制に取り込まれ、現代の「経済・金融による覇権」に代わり、ネットも「情報による覇権」のためのツールとなってしまうのではないかという危惧を抱かせる。グーグル一極集中はその序章ではないかと思う。欧州や中国が危機感を募らせるのも当然である。 Winny事件については、開発者にそれほど高邁な思想があったのかどうか疑問である。単に「スゲーの作っちゃったよ。どうよこれ?」という自己顕示欲や全能感みたいなものが動機ではないだろうか。良くある人権裁判のように、本人ではなく回り(弁護団)が大騒ぎしているだけではないかという印象を受ける。(一読者として何の実地検分していないので、憶測・偏見に過ぎないが。) (dragonalivedragon/2007-01-28)
科学VS権力 ||
本書はウィニー事件とインターネットの歴史を通して、科学者・技術者vsビジネス・権力という対立を描いているように思いました。
ウィニー事件では、技術vs著作権の構図を詳細に描き、現在の著作権ビジネスは限界に来ていると指摘します。 また、インターネットの歴史は、技術vsビジネス・権力の歴史を通じて、科学者・技術者が描くネットの理想像が国家戦略・企業活動に飲み込まれていく様子を描いています。 また、本書を読む限り、日本企業はIT革命に翻弄され、未だ新たなビジネスを構築できずにいるように感じました。 結構お勧めです。 (mini1/2007-03-14) この本の帯には「『文明の衝突』をめぐる21世紀最大の戦いが始まった!」という扇情的な惹句。そして、サブタイトルは「誰がウェブ2.0を制するか」。
佐々木俊尚氏の『グーグル Google』を読んでいた私としては、いやがうえにも期待が膨らんだわけです(内容を確認せずすぐレジへ…)。 しかし、本書の6〜7割はwinnyと著作権をめぐる問題に割かれていて、期待はずれもいいところです。ちなみに本書の第七章はまるまる80年代の「半導体戦争」について書かれています(「前世紀」の戦いですね)。 要するに、この本はタイトルと内容との乖離が甚だしいのです。目次をよくチェックしたうえで興味のある方はどうぞ♪ (ロベルト・キャパ/2006-12-27) ネット関係の本が興味深いのは それが社会論になっていく点にある。
技術革新が 社会を つまり人間を 変えてきたことは古来からの歴史だ。ネットも その数ある技術革新の一つに過ぎないといえばそれまでだが 幾つかの点で非常に興味深い。 まず第一に僕自身が直面している技術革新である点だ。いいかえると僕自身が「歴史」に直面していると言う事だ。当たり前ながら 誰しも「歴史」には直面しているわけだが ネットというように「切り口」がはっきりしていると 強く歴史を感じることが出来る 次に世界同時多発的な現象である点だ。こういう事態は 人類の歴史上でも 初めての経験だと僕は考える。発生している場所が多いということは そこから生まれる対応にも バリエーションが極めて多様化するのではないかと想像する。 本書が語っているのはネットが齎すものは「民主化」なのか「アナーキー化」なのか「覇権化」なのかという点だ。この視座は 1998年という相当昔に提出された廣瀬克哉という学者の論文に負っている。その論文も なかなか射程距離の長い視線を持っていたと思う。なぜなら 今尚 この3つのどれになるのか もしくはまだ提出されていない第四の事態になるのか 解らないからだ。 本書は 答えは出せていない。とりあえず 幾つかのagendaに絞りつつ ネットが齎すものを模索している。歴史というものは 後にならないと解らないというのは いつの世でも同じだ。その意味で答えが出せていないのはしょうがないかと思う。 但し 革命家とは自分で答えをまず出して それを世に問う人なのだと思う。その意味では本書を物足りないということも可能だ。但し著者はジャーナリストであり革命家ではない。本作は 優れたジャーナリストとしての仕事なのだと ITには素人の僕は思った。 (くにたち蟄居日記/2007-05-06) ネットVSリアルの衝突 誰がWeb2.0を制するか を読みました。
タイトルから期待するところは、ネットビジネスとリアルな世界でのビジネスの 対比、競合、融合などビジネスロジック的な比較検証をイメージしたのですが、 期待をはずしてくれました。 Winny事件をめぐってのルポでした。P2Pで著作権開放賛成的な記述もあり、 共感できるかというとそうではない部分もあるので、読み物としては面白いの ですが、内容的にはインパクトにかけました。 コンピュータビジネスの過去の流れなども触れてあり、懐かしく読めました (tzepp/2006-12-26) P2Pソフト『Winny』の作者が、著作権法違反の容疑で逮捕され、2006年12月13日に、著作権法違反幇助により罰金150万円を科せられました。被告は、大阪高等裁判所に控訴中です。著者は、「月刊アスキー」の編集者時代の2000年に、P2Pソフトの『グヌーテラ』の記事を書いて以来、このP2P問題に関心を持ち、今回の事件も最初から追ってきたそうです。この事件全体の綿密な調査ドキュメントがあり、全容と問題の核心が分かります。
本書はそれに終わらず、この事件を手がかりに、PCやITの発展の流れの底には、自由と独立を求める反体制的な考え方があることを歴史を遡って明らかにしています。大型コンピューターが大学や官庁の組織エリートに占有されていた60年代後半に、機械を組織外の個人にも使えるようにタイムシェアリングすべきだとの運動があったそうです。この年代の若者に支持されたヒッピー運動の一環だそうです。その流れを受け継いだITのカウンターカルチャーとしての気概と自負は、著者が本書で訳しているバーロウの1996年の「サイバースパース宣言」に顕著に読み取れます。 これに対して各国の政府が、非合法なソフトを排除したり、ITと反政府運動との結びつきを恐れて動きを制限したり、国策ソフトを企画して囲い込みを図っている動き。国家同士のITの標準化、覇権をめぐる争い。ヨーロッパなどで厳しく非難されている検索会社と人権を保障しない国家との関係など。今の問題状況が網羅的に書かれています。 思想的な流れの根を掘り起こしている点が魅力です。自分が触れてきた機械がどういうコンテキストにいたのかが分かり懐かしく読めます。これからネットと世の中はもっと混じり合っていくのでしょう。当初あったロマン溢れる文化の香りをIT側が捨てなければいいなと思いました。 (ビブリオン/2007-01-02) これ、若干「看板に偽りあり」ですねぇ。“誰がウェブ2.0を制するか”なんてサブタイトル打たれると、どうしても前著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」の続編って受け取るわけで(それが売り手の意図でしょーが)。
内容としては、前半がWinny、後半が半導体、OS、ipodっていう日米デファクト争いでの度重なる日本の敗戦であり、万人のパーセプションとしての「ウェブ2.0」ってのとは、ちょっとずれているんだよね。ただ、そうでありながら、この本なかなか面白かった。 次のようなスチュアート・ブランドの言葉が引用されている。「インターネットを経験した人は、自分が官僚主義の非情な世界ではなく、文化の薫り高い牧歌的な世界の中にいると感じるだろう。その世界は実のところ、六〇年代の残像だ。当時のヒッピー共同体主義と自由主義が、サイバー革命の原型を形作ったのである」。アップルはヒッピームーブメントから生まれた。コンピュータは人間の精神を解放する。なんて文脈は、こんだけITがビジネスや国家支配に結びついたご時世じゃ、多くの人にとって「なに寝言言ってんの?」ってなもんだろうし、若い人にとっちゃ初耳だろう。でも、僕も、Winnyの開発者の気まぐれな発言に勝手に肩入れしちゃった著者の青臭い“初心忘るべからず”的理想に、勝手に連帯(古!)しちゃいたい気分なのである。「ウェブ2.0はブランドやバーロウが夢見た理想の、正当な後継者なのである」。ほんとそうあって欲しい。ウェブ2.0の中核企業がビジネスだけの近視眼で中国市場に条件鵜呑みで進出しちゃったり、なんてのを傍らで見ていると、とても楽観的にはなれないけどね。それを使う人間によってネットってヨクもヤバくもなる訳でさ。 次は「看板に偽りなし」で、“ウェブ2.0は果たして夢見た理想の正当な後継者たりえるのか?”って検証レポートを是非お願いしたい。 (盥アットマーク/2007-04-30) 『Winny』作者の著作権法違反事件を取材報告の姿を借りた、到達することの無いコンピュータ文化の理想像へ片思いの書として読んだ。
大層なタイトルであり、表紙の半分以上を占める帯の巨大さにも、またその宣伝文句にも、本書の内容が投影されているとは思えない。 しかしながら、国境のある国家を前提として築き上げられた「リアル」世界と、理想の志を内包し発展途上であった「ネット」世界の攻防が垣間見られる『Winny』事件法廷に、取材者である著者が最も思い入れ深く関係しているかのようだ。 (歯職人/2007-02-12) 本書のテーマは、「インターネットやその利用技術はいったい誰の
ものか」ということ。Winnyとその作者の逮捕、裁判の一連の課程を 詳細に取材し、このとても難しいテーマを分かりやすく浮かび上がらせ てくれる。付けられたタイトルは必ずしも内容に沿って付けられている わけではない。 関係者の取材、裁判の傍聴を重ね、他方で関連分野の文献などにも 目を向けて事実を集めならがら論をひとつづつ積み重ねていくスタイルが 本書でも健在。一気に引き込まれる。 (ny/2006-12-28) 前半はネット世界からリアル世界への影響として
winnyによる、著作権への影響について触れている。 後半はその逆でリアル世界から、ネット世界(IT世界)への影響として、 政治的な動きを交えて、国際情勢などについて触れている。 副題になっている「誰がウェブ2.0を制するのか」というのは、 名前によって購入意欲を誘う作戦か。 あまり内容的にウェブ2.0に触れているようなところはないような!? (ニャンゴロ/2007-02-04) Winny問題について詳しくなれます。
裏話みたいなのがいろいろ載っていておもしろいです。 まあそんな感じです。 いや、正直あまり書くことも無いんですけど。 ただ「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、下手な小説を読むよりもよっぽどおもしろかったのは確かです。 やや週刊誌ネタというかテレビの特番ネタというか、そういう雰囲気が無くもないのですが、どっちみちみんな普段からそういうものを楽しく読んだり見たりしてるわけで、たぶん違和感もなく、かつちょっとした知的刺激もありつつ、おもしろく読み通せる新書ではないでしょうか。 (今さらですけど)Winny問題に詳しくなって友達に自慢しちゃいましょう。 (のいのい/2007-01-14) 同じ文春新書で昨2006年「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」を物した著者の最新刊。 「ネットvs.リアル」とありますが、率直な読後感から言えば、この書名と内容には距離があると思います。300頁に満たない本書のうち153頁がWinny事件の摘発から公判までを追っていますが、これをサイバースペースとリアルワールドの攻防として描くというのはぴんと来ませんでした。おそらくこの書名は、Winny開発者である被告が当初2ちゃんねるに書き込んでいたように、ネット社会で生まれたものが著作権など既存社会の従来の概念を破壊していくという対立構造の到来を、著者が半ば強く期待してつけたものだと思われます。しかしWinny開発者は公判では、そのような殉教者的証言は一切していませんし、著者の期待が空回りしている感が否めません。 とはいうものの、普段からネットでの出来事すべてに目を通しているわけではない私にとって、Winny事件の顛末もさることながら、政官財を巻き込んだ国際的なコンピュータ・ソフト開発抗争の経年変化を丹念に追ったくだり(「第七章 標準化戦争」、「第八章 オープンソース」、「第九章 ガバナンス」)は大変興味深く読みましたし、勉強にもなったと感じています。 毎日新聞記者という経歴を持つ著者の文章は、老若男女の理解を前提にした、大変読みやすいものです。その分野に明るい者だけが理解できればそれで結構という態度の硬質かつ衒学的な文章とは縁遠いものです。その点を私は前著「Google」以来、大変信頼しています。今後もネット関連の興味深い事件や現象を、分かりやすい文章で私たちに提示してもらいたいという期待を、私は引き続き持っています。 (yukkiebeer/2007-02-11) 今ちまたで氾濫しているWeb2.0系の本とはちょっと違いますので、よくもわるくもご留意ください。よく議論されているブロードバンドを前提としたビジネスの可能性というよりは、だれが情報管理の「中央」をつかさどるかとか、情報流通の「中央」なしでやりとりが可能であることは善か悪かとか、そういうことが書いてあります。
私はWinnyとP2Pについて理解できていなかったので、タイトルで違う内容を期待していたけれど、結果的によい参考書になりました。 タイトルと本文はだいぶ異なっている気がするし、ロングテール、ブログ、マッシュアップなどはやりの用語もとりあげていません。ただ、テクニカル、ビジネス的なことより、だれがどう情報を扱うかという概念的なアプローチをしている点に興味が持てる方にはよいと思います。 1.Winny 2.P2P 3.著作権破壊 4.サイバースペース 5.逮捕 6.アンティニーウイルス 7.標準化戦争 8.オープンソース 9.ガバナンス 10.デジタル家電 11.ウェブ2.0 (カスタマー/2006-12-19) 最近スピードを増している著者の仕事ぶりの中では、
本書は一気呵成に書き上げられたとの印象が濃い。 そのため、スピード感という表面的な記述のメリットに沿うように、 話題があっちに飛びこっちに飛び、という風に、散漫な感じも否めない。 とはいえ、これだけの情報量を、たった一人の人物が取材をもとに、 ものしたという事実には、一票を投じなければならないと思う。 というのも、膨大な取材費と書籍代を経費にして、 新書という形式で安価に提供することによって、 ベストセラーにでもならない限り、著者の懐が潤うということはないからだ。 よって、著者が今後も一層ネット業界に深部へと歩みを進めていけるよう、 本書は、借りずに購入するというのが筋というものだろう。 ただし、時代先進的な試みは、数年後に読み返されることがなくなり、 圧倒的に時代遅れになる可能性も有している。 それゆえに、著者は走り続けなければならないし、 読者もともに追い続けなければならない。 本書に登場する名称、十年後に残っているだろうか? (ヨットクラブBB/2007-08-08) 前半は,P2PソフトWinnyの作者が逮捕された,いわゆるWinny事件を取り上げています.前作のGoogleの本はちょっと期待はずれでしたが,このWinny事件についてはかなり突っ込んで取材してあり,読み応えがあります.著者はこの作者に対して,Winny作成の動機は現状の著作権の考え方に対する警鐘であり,「それでも地球は回る」と言って欲しかったみたいですが,訴えられている本人にしてみればそうもいきませんよね.
23件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。後半部分は,日本のネット社会の今後を占う目的で,これまで日本が歩んできた道のりを概観しています.半導体戦争やTRONの話は,だいぶ昔の話ですので若い人には参考になるでしょう. (wave115/2007-02-09) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.5 はてブコレクション数: |
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Web2.0 BOOK
ASIN:4844322265インプレス(2006-03-01) 小川 浩 売上順位:99553 ¥ 1,890(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:163
今が旬の本ですね ||||||||||||||||
URLを辿ればよかった穏やかなWebの世界に、Blogを皮切りに、RSS、SNS、ソーシャルブックマークといった新しい技術やSOA、Folksonomyなどの新しい考え方が出現してきたわけですが、これらを一旦頭の中で整理するには最適な本だと思います。
本書は技術用語の説明が主体となっているため、先に「ウェブ進化論」(梅田望夫著、ちくま新書刊 ISBN: 4480062858)や「「みんなの意見」は案外正しい」(ジェームズ・スロウィッキー著、角川書店刊 ISBN: 4047915068)などを読んでおくと、なぜこのような技術が話題になっているかが、より深く理解できると思います。 ただし、著者の方も言及されているとおり、Webの世界はどんどん進化していますから、1年後には「懐かしい図書」になっている可能性もあります。今が旬の本と言えますね。 (f-ghost/2006-05-08)
40歳以上ならコレ |||||||||||
最近のWEBビジネスの概況を把握して知ったかぶりたい人に、とてもとてもお勧めします。
あなたが、若いヤツとかお客さんとに、「うぇぶにーてんぜろ」「エィジャックス」などと言われ、ヤバイ知らない!と困っている、ちょっとロートルな40歳代のIT業界人であるなら、読んで損しません。絶対。 (ひろりん/2006-04-25)
「ロングテイル」といわれてびびらないために |||||||||
今、Webの世界で何がはやっているかを知るには最適の本。
目新しい用語を駆使して、ITに疎いおやじを煙に巻きたいコンサルタントは、ここに書いていることをチラッとひけらかすだけで、説得力が倍増します。逆に、そんな人にだまされないたくない人は、この本を読んで理論武装しておきましょう。 (nikurou/2006-06-19) web2.0といわれているけど、ここの事実、事象、ムーブメント
については、ネット上でも結構情報や登場人物記事が散逸して いると思います。 そんな折、現在のムーブメントを豊富な参照を盛り込んで 整理してくれたのが本書。 翻訳ものでないだけに、日本のキーマンもわかるし、日本での 活動やインタビューも多く、貴重な情報源で、ためになるし、 役にたちます。図や写真も多用してあり、理解しやすいし、 注釈が豊富なのが、一番役に立ちます。実際に書かれているURL にアクセスして体感することができる。 ここまでの情報を丹念に収集し、編集し、書籍にするのは、結構 手間のかかる労作ではなかったでしょうか。 書籍としての体裁も、ブログ風だし、表紙の見返しもタギング風で 本の格好はしていますが、デザイン自体がWeb2.0してて、かっこいい。 最後の「グーグルは、Web上のPOSシステムである」論は、新鮮だし 興味深い視点です。 (佐倉ごるふ/2006-04-26) 技術者以外の最新のネットビジネスに興味のある人向け。あちこちで目にするWEB2.0というキーワードについて漠然と分かっているつもりでも概念を正確に説明するのはなかなか難しい。本書はWEB2.0的企業といわれる代表的な企業とそのサービスについて網羅的かつ重要なポイントを技術者でなくても分かりやすいよう解説してあるため、この1冊でネット黎明期から最新トレンドまでを3時間で理解できます。ネット関連企業の企画担当者や管理職、経営者の方におすすめ。技術者にとっては歴史のおさらいといったところでしょうか。
(やま/2006-03-11)
近年、急激な勢いで変化しているWebの世界の変化の流れ「Web 2.0」をわかりやすく噛み砕いて説明してある本。初心者にも分かりやすく、パソコンに詳しい人にはWeb2.0の全体像を俯瞰するのに適した本だと思います。
Webに携わる人で、「Web 2.0とは何か」と問われて答えられない人には必読でしょう。 一つ残念なのは、おそらく情報の新しさを優先して急いで出版したであろうために、校正漏れ(同じ図表が複数ある等)が少し目に付きました。内容的には☆5つです。 (はやみず/2006-03-15)
素人には手ごわいがこの程度は当たり前? ||||||
わたくしはIT業界関係ではないので、ちと理解が苦しい部分もあるのですが、やはり掲題の「Web2.0」を知るには少なくとも本書程度の水準の書物を読まないといけないのでしょうね。
それにしても、あとがきにあるとおり、これからますますデジタルデバイドが進んでいくのかも知れませんね。もっとも、そうでないとわたくしのようリアル業界(金融国内リテール営業)としては困ってしまうのですが(笑)。 (mikeexpo/2006-05-13)
短時間に世界の変化を網羅的に復習 ||||
ソフトウェア業界で生きてきた管理者が、この本を読んで、最近のめざましいインターネットビジネスの変化を復習しました。 大づかみに全体の動きを知る事と、そしてさらに深く知りたい読者のための業界常識の言葉の索引として使えます。 本当にいつの間にか、ここまで来ていて、明日はさらに、今見ることが出来ない激変が待ち受けているな。。と言うのが読後感です。
(Invisible watcher/2006-08-17)
確かに、近年のWeb世界の変遷をみるにはもってこいの本です。
出版されたのはごく最近ですし、情報も最新です。 レイアウトも技術用語などの注釈がページの右側に纏めてあり、 詳しくない人に対する配慮もあります。 ただ、何となく書き方が箇条書きの様になってきて ストーリー性を感じる本ではないと感じました。 どちらかというと、ガチガチの専門書のスタイル。 中身は読みもの。 そんな感じです。 もうちょっと読みやすく書いてもらえるとよかったかなと思います。 (a-and-p/2006-04-20) ある日、私のブログにそれまでの4倍ものアクセス数がありました。
理由は???覚えがないんです。 アクセスログをみてみるとあるキーワードで検索するとgoogleで4番目に出てきていました、これが原因(理由)のようです。 まだ書きはじめて20日程度のブログでこのようなことが起きてしまうこと、これは大変なことだと思いました。 そんな時期と前後してこの本を読みました。 この本によるとgoogleに対しての効果的なSEOというパターンがあるようです。 そして、SEO向上のための仕組みを多く含んだのがブログをはじめとするCMSのだそうです。 この4倍にも跳ね上がったアクセス数はCMSの賜物ではないか?と思っています。 この露出力、告知力を使えば宣伝や広告を行うのは容易なことではないでしょうか? 最も、googleに載らなくなった今はまた元通りのアクセス数に落ち着きましたけどね。 力には、その他、継続力も必要なようで。。。 Web2.0のパワーを実を持って体験した私も、それを知識として吸収できた1冊です。 (htx/2006-10-09) 先ほど読み終わりました。「ウェブ進化論」が現在起きているWeb革命への視座を提供しているとすれば、本書はそこから見えるリアルタイムなWeb2.0風景です。本書に散りばめられたURIを参照すれば、さまざまな噴火口がのぞけるでしょう。と書いている最中に、GoogleがWebワープロ Writelyを買収というニュースが飛び込んできました。今起きている変化は、本書までをも瞬く間に陳腐化するスピードで進行しているようです。それだけに、今、読むべき一冊です。
(ま/2006-03-10) WEBの現場において、今この瞬間に起きているパラダイム・シフトを広範囲且つ的確に押さえている好著。
WEBの世界は現在XML技術を主体とした企業とユーザの相互的な環境にシフトし始めている。 それはMicrosoftによるOS支配の終焉を告げ、ネット上のWEBサイトに強力なインフラを構築し、ユーザの支持を得た者こそが勝利を得る時代となった。 WEB2.0は、検索エンジン戦争の末、覇権を握ったGoogleを中心として周り始めている。その最前線をブログやSNSといった技術動向から、Google、Amazonといった企業がWEBトレンドの中心に躍り出た理由が簡潔にして明瞭に記されている。 無論、IT業界に属していても、こうしたWEBトレンドの動きには関係がないという人も多いだろう。だが、これらの動きが今後WEB全体の枠組みを直接左右する可能性があることを知っておくためにも、必読の著と言ってよい。 ただ、筆者が二人のためか、チャプターにより概要と技術論が混交し、多少分かり辛い面がある。 (Ash@VRS/2006-04-15) Web2.0について、その概念、技術用語、代表的なサービスなど、幅広い内容を分かりやすく説明してくれています。
内容は以下の5章。 1.Web2.0とはどういうものか 2.Web2.0の技術用語 3.Web2.0的なサービスを提供する企業とサービス 4.Web2.0が今後進む方向性 5.最新のベンチャー情報 紙面右4分の1に用語の簡単な説明がされており、大半の既出の用語についても繰り返し説明が行われています。 ページをあちこちめくることなく読み進めるという点では便利です。 しかし、どこか一箇所にまとめて、もう少し詳しくしっかりした説明をした方が良かったのではないでしょうか。 Webページの絵も多数貼り付けられています。 ただ、その説明が全く無く、中にはあまり意味のない貼り付けもあった点は物足りない感じがしました。 多少の難はありましたが、総じて読みやすく、一読の価値は大いにあります。 梅田望夫氏の『ウェブ進化論』と併せて読めば、更に理解しやすいのではないでしょうか。 (plateau/2006-10-21) 読み終わった感想としては、初心者向けではないかなと思いました。使っている用語の解説が横に書いてあるんですけど、その解説部分にも分からない単語があるのでどうにもなりませんでした。
仕方なく他の本で勉強した後に読み直したら、結構良い事が書いてあるなと思えました。 Web2.0の関連本の中で、一番売れている気がしますが、中身的には一番ではないかなと思います。 完全な初心者は他の本から始めた方が良いと思います。 今まで紹介してきた商品を見たら、すげー頭が悪そうに見えたので少しだけまじめな所を見せたくて書いてみました。 (東京都民/2007-01-23) IT業界では最近何かと「Web2.0」。
26件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。この本を読んで最近のインターネット/IT業界における流行を短時間で抑えてみるのにはわかりやすい本です。 (ok_104desu/2006-10-22) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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次世代ウェブ グーグルの次のモデル (光文社新書)
ASIN:4334033857光文社(2007-01-17) 佐々木 俊尚 売上順位:93327 ¥ 798(中古:¥ 1) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:-31
web2.0をマーケティングに活用する(要はブログマーケティング)場合、ブログの質を高めておく必要があるのと、そういうブログを優先的に検索できるツールが重要だ、という内容。特に目新しい内容ではないと思う。
(ハルナ/2007-03-18)
「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」の著者佐々木俊尚氏の最新作。Google/Appleなどのネット企業の一人勝ちの様相が強まり、閉塞感すら感じられるネット社会の次を描く作品。
Google/Appleなどのビジネスを「地主ビジネス」を称し、その小作人とならず独自のビジネスを築こうとする日本のネットベンチャーに焦点を当てたところまでは、視点はさほど新しくはない。 但しその取り組みに対し「情報検索のソーシャライズ」「リアルへの導線の拡大」「リアル社会でのDBの構築及び検索技術の革新」などいくつかのカテゴライズを行ったことで、現在諸処のネットベンチャーが仕掛けている取り組みについて理解が深まることは確か。 「Googleを超えるビジネスの可能性」について語ろうとしているにも関わらず、現在進行形の取り組みに対するルポルタージュに終始し、将来的な展望が描けなかったことはテクノロジー/マーケティング双方に詳しくない著者の限界のようで残念ではある。が、「次に何が起こりうるか」について現在表層に現れている現象の体系的理解が出来る、良書。 (横浜ルーレット/2007-02-13) ベストセラー『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』 の著者の最新作です。 本書ではヤフー、楽天、ミクシィなどの企業から成長中の ベンチャー企業まで幅広く実例を集めて、次世代ウェブの 可能性について考察されています。 業界の著名人への数多くのインタビューもあり、まだ具体的な 形を取っていない次世代ウェブの可能性について探られて いますが、本書はもともとはウェブの連載をもとにまとめられた こともあり、『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』 ほどのインパクトはないかもしれません。 次世代ウェブ自体がまだ夜明けあるいはそれ以前の時期のため 可能性を探るような内容になってしまうのは、仕方ないと思い ますが、読後は、本書に収められた数々の可能性が今後どのように 発展していくかについては楽しみになりました。 (bestbook/2007-01-18) 日本のWeb2.0の実例が紹介されている。Web 2.0ってまさにバズワードで、定義は曖昧。でも、ここに紹介されている事例をみると結果論的には間違いなくWeb 2.0であって。同様に、著者が言う通り楽天はWeb 2.0じゃない。そこら辺のWeb 2.0判別感覚を身に着ける上で、この本はいいかも。Web2.0自体の定義は置いといて、Web2.0の展開パターン、(1)ロングテール・マッチング→(2)ソーシャライズ→(3)データベース極大化って著者の見立てには納得。「サンプル百貨店」開発者の、マッチング=コイン・パーキングってアナロジーはわかり易いけど、何マッチングするか?ってことと、やっぱビジネス的成功ってことだけじゃなくて、そろそろちょっとは倫理じゃねえの?って気もする(法律守ってりゃいいんでしょ?っていうコンプライアンスの概念を超えてさ)。このままじゃヤダなって思うのは、リアルの関係性がネットにまで持ち込まれたら逃げ場ないじゃん!って危機感である。一時、住基ネットの国民総背番号制への懸念が取りざたされたけど、社保庁の例のごとく官だけでやってる分には悠長に構えてられるけど、民のビジネス絡んで“リアルの人間関係”が、(1)→(2)→(3)のステップ歩むのはかなり慎重に考えたいんだよね。“匿名の必要悪”って問題も浮上する訳で。
しかし、どうやら時代は戸川純の“♪どんな情報も見逃さないが 自分捕らえる機能はない”“♪仲間同志で情報交換 何から何まで同じ構造 私と同じあなたがそこに あなたと同じ誰かがそこに プリントされた記憶と知識”っていう「レーダーマン」の世界観に突入したんだなぁって思うね。 著者はここんとこ、文春、宝島、光文社から立て続けに新書を出しているけど、内容と新書のコンセプトに親和性があるんだろうね。ネットでの匿名エントリーを引用しちゃう感覚はネット的で好感持てます。 (盥アットマーク/2007-07-08) グーグルを超えるビジネスモデルが生まれつつある。
主に日本におけるWeb2.0サービスの実例を紹介しながら、新たなビジネスモデルの可能性を検証する。 『ウェブ進化論』を読んだときに、その進化の可能性と「いまネットのあちら側で起きていること」の革命的な動きに感動した。また、グーグルという企業のすごさを実感することができた。本書では、それを超える感動を期待していたのだが、残念ながらそれは期待はずれであった。 本書の実例はいずれも小粒なものばかり。グーグルのように「世界を変える」ような予感を感じさせるものではない。わくわくできない。 日本におけるウェブビジネスの「今」を知るためには多少役立つが、カタカナ語が多く読みにくい上、内容もあまり一般的ではないので、万人にお勧めできる内容ではない。読むにはそれなりの基礎知識が必要だろう。 なお、本筋ではないが、著者は「UFOキャッチャー」(データベースの海の中から的確な情報を拾い上げるための仕組み)ということばがいたくお気に入りのようだが、あまり的確な表現とも思えない。「拾いたくても、思ったとおりには動いてくれない」という意味かと勘ぐってしまう。(ある意味正しいかもしれないが(笑)) (ぷりうす/2007-06-17) Web2.0 といわれている現在を含めその前後をざーっと見る感じ。焦点が定まっていないように感じるが、現状を確認したいという人にはよいのではないか。
(mbookdiary/2007-05-24)
現状と過去の話に終始し、次世代のWebにはほとんど触れられていない。次世代に対して望まれていることが少し出てくるが、ただの希望にとどまり実現に向けた具体的な話は無い。
ITについて専門外のジャーナリストが専門外の人に向けて書いたような内容で、その意味ではWeb初心者が読むにはいいのかもしれない。そういった読者層を狙って広く浅く書いたのかもしれないが、残念ながらWebのビジネスにかかわる人間が読むものではなかった。 成功モデルについての見方もややずれている。本書でiPodはiTunesがあって成功したと書いているが、日本ではiTunesが広まる以前にiPodは人気が出ている。このように成功モデルの視点についても??な箇所がいくつも見られ、マーケティングの視点からもちょっと・・・という感じ。 (fuji/2007-02-28) 「次世代」という単語にひっかかりこの本を買ってしまった自分が恥ずかしい。
まったく次世代のことを語っていないし、 グーグルやアマゾン、楽天等への作者の悲しい負け惜しみ的な内容に終始し、 読んでいて気分が悪くなる。 具体的な次世代も示せているわけでもなく、そもそも文章自体も稚拙。 作者が悦に入っているだけのマスターベーション的な本。 読むのに無駄な時間を使いました。 (Dom/2007-04-15) Web2.0でネットにおけるビジネス・コンテンツのありかたが進化している中、そのような進化の過程がいまどのような段階にあり、そして今後はどのようにして進んでいくのか。そして、そのフェーズの中で、どのようなビジネスチャンスが生じつつあるのか、ということを、筆者は描き出そうとしている。Web2.0関係の本では、どうしてもシリコンバレー企業の話が多くなるが、この本では日本の企業の例をとりあげ、その生まれ・進化について説明されていることが多いのは、特徴である。
進化といっても、いろいろな要素・側面があるわけで複雑であり、読み終わった後に、決して整理されたような形で理解できた気には至らなかったが、それでもポイントをいくつか拾いつつ、将来を感じることが出来たのは、大変参考になったかと思った。 (あきらくん/2007-02-18) 情報の正確性を求め多角的に分析。関連性が無いようで最後まで読むと、全体像が確実に見えてくる。元々、この質問に対して正しい正解はまだ無いのだから、自分なりの「正解」を見つけるのに、とても良い本である。
(角田和司/2007-04-16)
近年、矢継ぎ早に上梓している著者による新刊がこれ。
中身としては、Web2.0という大きなパラダイムシフトの時期に、 各情報関連業界の動きを自身の取材によって炙り出していき、 今後の成長の果実が奈辺にあるかを探ろうとする。 当然のことながら、ポータルサイト・検索エンジン・SNSサービス・オンラインゲームなど、 各種業界の代表者からの聞き取りが基礎となり、 自身の読書および体験を介して、綴られる記述は、 さながら推理小説あるいは犯罪捜査の手法に似る。 こうした傾向は、 著者自身が毎日新聞時代に培った「警視庁」関連での仕事に起因していると思われる。 いわば、犯罪捜査の手法と推理小説の心理分析を、経済分野に適用しようとする、 著者自身の戦略と言ってよかろう。 ところで、である。 著者は、かつてないスピードで、 このIT業界の最先端の分析グラウンドを疾駆しているのではあるが、 それに耐えうる取材力と取材人脈、そして未来を見据える可能性を熟知しているのならば、 自身がIT業界の何がしかの事業を実際に起業されてはいかがなものか。 フリーのジャーナリストという、費用対効果のなかなか現れない事業を補完する形で、 安定的な不労収益を獲得する方向に進まれたほうが、 今後の更なる複雑多岐である業界内容を知悉するための、 膨大な資金拠出安定化に繋がるのではないか。 もしかしたら、すでに導入されているのかもしれないが、 2005年から税法改正にて導入された、「有限責任事業組合」のような形式にすることで、 多数のジャーナリストの横のつながりを、会社形式にするよりもよりフレクシブルにできる。 さらには、組合自身の儲けは分配がなされるまで国税フリーである。使わない手はなかろう。 (ヨットクラブBB/2007-08-06) 本の帯には、
Web3.0を制するのは、一体どんなビジネスモデルなのか? と、書いてあったけど、 現在がWeb2.0で、その次にくるのは何かという意味でWeb3.0なのだと思うが、 現在のところWeb2,0もいろいろに変化を繰り返して、Web2,1とか、Web2,1,1とかになっている、 ということが書かれた本だと思った。 それから、Web1,0が2,0になる過程のこととかも書かれていた。 その変化の過程は、戦国時代の歴史にも似てて、とても面白いなと思った。 変化はもっと早いだろうけど。 それで、 3,0に至りそうな技術は何か?という部分では、 個人的な要素をリアルタイムでとりれた検索技術、 というようなことに触れられていると思う。 しかし、2,0から3,0への変化は、 もう少し想像を絶するくらい突き抜けていてほしいな、 という気もした。 なんかこう、 脳とパソコンが直接接続できるようになってて、 意識の部分だけパソコンの中と自分の頭のなかを行ったり来たりできる、 みたいな。 Web20,0くらいでは、そんな感じになってたりして。 マトリックス。 (もり/2007-04-15) 2004年から2005年に掛けてわきおこったWEB2.0の波。2006年はその成果として様々なサービスがWEB2.0をキーワードに始まっていた気がします。
本書ではその流れを解説しながら、次はどこへ向かっていくのか。その流れを解説しています。 (ニャンゴロ/2007-01-24) 非常に関心のある情報が多くあったのだが、各章、各項目に散乱してしまっており、興味のある情報を拾い上げるのに少々ストレスを感じた。
筆者、かなり忙しいなか書きあげたとのことなので、そのあたりのしわ寄せかな、とも感じたが、しかしできればモデルケースはモデルケース、展望は展望として再構築されていると、興味のある内容の理解がより深まり、よかったのにと思わざるをえなかった。 特にグーグルの次のモデルと題されているタイトルにもあるように、その内容こそ、本書の肝であるので、その部分が集中的にまとめられ、より深められた章があればよかったのに、と感じた。しかし、個人的には第4章と6章が面白かったので、星4つに。 (まのの/2008-07-04) 話の内容が今更である。
18件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。ベンチャー企業のインタビュー記事ばかりの印象を受け、結局何が言いたいのかよくわからない。 グーグルの次のモデルは、何が来るのか。明確なものが出てこないのであれば、別に書かなくてもよかったのではないかと思う。Web2.0がテーマになっているが、目新しい内容はない。 (まじた/2008-06-01) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.0 はてブコレクション数: |
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ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)
ASIN:416660595X文藝春秋(2007-10-19) 佐々木俊尚 売上順位:56062 ¥ 767(中古:¥ 521) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:39
目次に書いてある20の論点を眺めた時点で、本書を読む価値のうち50%は押さえたことになると言ってもよいでしょう。
(それぐらい、何が注目されているか、を知ることが重要な世界ということ) あとは残りの50%を手に入れるために買うかどうか、ですね。 本書ではひとつの論点について数ページで語っている(というか20個も論点出しちゃったから数ページしか語れない)ので、ひとつひとつはちょっとした長めのブログ記事を読む感覚です。 これをよしとするかどうか、意見の分かれるところかと思います。 普段からIT関連のブログや記事を読んで「ネット未来地図」を描いている人であれば、目次を眺めるだけで十分かもしれませんね。 ただ、佐々木俊尚さんがいま何に注目しているか、それに対してざっくりとどのような判断をしているか、短時間でネット界全体を鳥瞰できるのはありがたいところ。 とりあえず買ってみてサクッと読むのが正しい使用法でしょうか。 いずれにしても変化の激しい世界についての未来地図なので、気になる人はいますぐに買っていますぐに読みましょう。 (のいのい/2007-10-24) 20のトピックに関して事象を上手くまとめており、自分のように、この分野にとりたてて知見がある訳ではなく「現状の今後の行方についてのひとつの見方」をクイックに知っておきたい」というニーズで本書を読む者にとっては、簡潔ながらも各トピックを構造的に描写してくれる著者の視座は、非常に分かりやすく有益である (勿論他にもいろんな見方はあるのだろうが、それは他の著者の本を読めば済むことである)。
また「ウェブ2.0の本質はデータベースである」(215ページ)という見方は、本書を読んでみると納得がいく。Googleの検索は言うに及ばず、Amazonの「お勧め」、携帯電話での新しい収益モデルの模索、POS, テキスト・マイニング, RFID等々は全てデータとanalyticsに関連しているし、自分の仕事との関係で考えても、この潮流が及ぼす影響は極めて大きそうであることを改めて認識した。また、Googleその他のネット勢力が既存の産業や収益モデル(テレビ・新聞・雑誌・広告・携帯電話等々)を次々と塗り替えていく様子が伺えて面白い。 (tetsuya morikawa/2007-12-14) なるほど〜とうなる部分が多々あります。しかも普段感じているモヤモヤした事柄を最新の事例や傾向を基に、明快にその潮流をわかりやす解説してくれており、読み終えた後は非常にスッキリした気分にさえなりました。
アマゾン、行動ターゲティング、Google、新聞、テレビ、雑誌・・・それら20の論点別に詳しく書かれていますが、しょっぱなのアマゾンのサブタイトルからして『アマゾンは日本のオンラインショップを制覇する』ですよ なんと刺激的なコトバかと思いましたが、普段なんとなく「そうなるんだろうな〜」と感じていた部分をきっちり説明してくれています。 ネット業界の住人だけでなく、テレビ、新聞等のプロデューサーやデスク、雑誌編集長やそれらに関わる全ての人達には必読の書であると思います。 (comman/2007-11-09) 技術としてのインターネットが定着し、利用段階に入った。
具体的なビジネス(モデル)やコミュニケーションの変化、それらがもた らす社会的影響やパワーシフトなど(多面的な意味合いを持ちながら ウェブ2.0というキーワードで勝手解釈されている変化)について、 具体例を挙げながら「AはBだ」「CはDになる」なぜならば〜からだ。 という著者の持ち味である明快な解釈を20本披露している。 ロジカルな文章の組み立て、みんなが知っている具体例を使った理由付け でなるほど、なるほどと「勉強になった」感が味わえるのは最近の著者の 作品と同じ。それぞれのテーマについて1冊づつ本が書けるようなテーマで ある。 背景や前提、ものごとの多様性という観点から、著者の解釈についての適切 さは見方が分かれると思う。 しかしとにかくここに挙げた20のテーマを切り取ってみせてくれただけで、 本書は充分に価値があるし、あえて著者のロジックの反論を考えてみるとさら に利用価値が高まると思う。ちなみに冒頭にとりあげられているトピックは 「Amazon」だ。 (ny/2007-10-24) 今までこの著者の本を何冊か読んできたが,その中で最も面白く,読み応えのある本であった。論点を20に絞り,それぞれの特徴についての説明が納得のできる文章で書いてある。特になるほどと感じたのは,論点15の「Second Life」の章。雑誌などで頻繁に紹介されているセカンド・ライフ。しかし,私はそれにまったく興味が持てなかった。使ったことがないのだから,批判はできないと考えていたが,この章を読んで,実際にはセカンド・ライフはそれほど日本で盛り上がっていないことがわかった。そして,今現在,人は何を望んでいるのか。著者はそれは時間/空間の共有ではなく,「つながり」だけの純化であると説く。なるほどと感じた。確かに著者が言うように,同期的なコミュニケーションのツールは,音声電話から携帯電話,電子メール,掲示板,SNSという道を辿っている。セカンド・ライフはそれに逆行しているのである。そして,なぜそれなのに雑誌で頻繁に紹介されるのかという理由もそこには書いてあった。また,私は今話題の「ミクシィ」が好きではない。なぜか,好きになれない。でも,自分自身その理由がわからなかった。しかし,この本を読んで,理解した。それは,ミクシィには「コミュニケーションの強制」というものがあり,返事や足跡を残さなければならないという煩わしさがある。そして何より私が違和感を感じたのは「知人に自分の日記を積極的に見せようとする姿勢」である。そこには,「寂しさを紛らわせたい」という人間の弱さがあるような気がして仕方がない。悪い言い方をすれば,「ミクシィ」は,その人間の弱さに付け込んだのだ。まぁ,それを気づけない人達も悪いのだが。むしろ,返事をすることを積極的に期待しないブログの方が私には馴染める。その方がより「人間らしい」ということだ。著者が紹介している「トゥイッター」や「ドロップシッピング」は私は知らなかった。機会があれば試してみたい。
(長谷川 純一/2008-04-02)
最近の新書ブームは 出版界の一大ニュースなのだと思う。
このブームに関しての分析というものを余り見かけない気がするが「本の賞味期限」という点で 中々革命的なのではないか。 新書とは ある種の季節物であると思う。ある特殊な時宜に 場所を得た新書が大いに読まれる。但し 賞味期限も予め設定してあり それが過ぎると 消えていくという点も運命づけられている。いわば ボージョレヌーボーのような。 それが 最近の新書ではないかと思う。 本書も正しく「新書」である。例えば この本が10年後に読まれているかというと それはまずありえないだろう。 大事な事は それは著者も初めからわかって書いているという点である。本書が扱うネットの未来の俯瞰図は 言葉通りの「俯瞰」だ。この時期 この瞬間という特殊な時宜に 著者が描き出すネットの未来の言説は ある意味では予言であり 占いである。従い 未来が現在になった段階で 予言が当ったにせよ 外れたにせよ 「もはや予言ではない」という点では 同じ事になっている。それが 新書という媒体にとてもマッチしている。 ネット社会を考察するにおいて「これはこういうことだった」という過去の検証を行う手法と「これは 今後こうなるだろう」という未来予言の手法と二つがあるのだと思う。 前者が 社会学者の精神であるとしたら 後者は ネット企業家の精神である。言うまでも無く著者は後者の立場を取っているわけだが 著者の出自がマスコミであることより どこかに前者=社会学者の味付けが 本書には漂っている気がする。そういう「味付け」は時として スパイスとして 味や香りを立たせるものだ。そういう一種の香しさも本書にはあり それはそれで楽しい。 (くにたち蟄居日記/2007-11-08) Amazon、Google、YouTubeから、Twitter、Wikinomicsといった新しい事柄まで、Web2.0時代の論点を20取り上げた書です。大変読み応えのある一冊でした。 私が特に注目したのは、放送と通信の融合にまつわる章です。英米では既に放送番組のネット配信が始まっていますが、日本ではなかなかそうした進展が見られません。私はその理由をこれまで、作曲家や俳優など著作権やそれに近い権利を有する人々が許可しないからだと理解していました。 しかし、著者はこの問題を「コンテナー本位制」から「コンテンツ本位制」への移行という枠組みで切り取って見せます。なかなか興味深い論点です。 日本では「コンテナー」である民間放送局が広告収入を得るための重要な構成要素として「コンテンツ」の独占を図ってきましたが、例えば米国ではプライムタイム・アクセス・ルール(ネットワーク局は自社制作以外の番組を一定時間以上放送しなければならない)とフィンシン・ルール(ネットワーク局が外部制作会社による番組の所有権をもてない)という二つの規制が70年代に生まれ、「コンテナー本位制」が崩れていたとあります。 こうした歴史的背景の違いが、日米で放送と通信の融合に差をつけた要因の一つだというのです。 またメディアが盛んに取り上げた「セカンドライフ」は、一過性のブームに終わる可能性があると指摘します。なぜなら「セカンドライフ」はユーザーたちが空間と時間を共有する同時性を前提としているけれども、それは電話〜Eメール〜掲示板〜SNSと、必ずしも時間と空間を共有しない方向に進化したコミュニケーションツールの歴史に逆行しているからだといいます。これも大きく頷ける指摘です。 本書は、著者があとがきで書くように、激しく変化するネットの世界に必死でついていくための有効なツールとなる一冊であることは間違いないと思います。 (yukkiebeer/2007-12-24) あらためて佐々木さんはネット業界を広く深く勉強していらっしゃるという事実を強く認識させられました。自分もこの業界のど真ん中に身を置いて、技術やサービスの移り変わりを目の当たりにしているのですが、佐々木さんは、今、この日本で起こっているWeb2.0と言われるものの本質、あるいは2-3年先の新しいサービスの萌芽を本著のなかで見事に描き出していると思います。
もちろん20ものテーマがあるわけですので、それぞれのテーマの内容は掘り下げたものではありませんが、今と近未来のネット業界の本質について知りたい方にとっては必読の書だと思います。お金を払って読む価値ありだと思います。 (緑禅/2008-04-29) 「グーグルやアマゾンに支配されないで、ウェブ2.0で儲ける方法って?」
ネットビジネスの「マネタイズ」の試みを中心に、最新動向を20の視点から俯瞰する。 グーグルが切り開いた「無料経済」での収益モデルにより、既存メディアが存亡の危機に瀕していることや、ロングテールの塵である個人が「無料経済」の中で収益を上げるための試みなど興味深い事例が紹介されている。 未だ、グーグルモデルを超えるビジネスモデルは登場していない、というのが正直なところだと思うが、極端にイノベーションの速い業界のこと、来年にはまた違った状況になっていることも十分に考えられる。 本書が書かれた07年秋にブームとなっていた「セカンドライフ」についても、「バブルである」と冷静な判断を下している。1年もたたないうちに、事実そのとおりになり、著者の視点の正しさがうかがえる。 気がつけば、一転しているネットを取り巻くビジネス環境。少しでもついていくために、押さえておきたい視点が網羅された一冊。 (ぷりうす/2008-10-13) フリージャーナリストでIT・ネット分野に詳しい佐々木俊尚氏による、これからのインターネットの動向を模索した一冊。
これまではグーグルをはじめとする「Web2.0」がもてはやされてきたが、これから先には何が起こるのか? そしてインターネットビジネスはどのように変化していくのか? YouTube・ニコニコ動画などの動画サイトとテレビ・新聞・雑誌などの既存メディアの関係、セカンドライフがこの先どうなるか、インターネット上の仮想通貨とリアル世界の関わり、などの論点を通してこれからのインターネットの世界がどのように変わっていくのかが述べられている。 「Web2.0」がどのようなものか理解できているうえで、これからインターネットビジネスの将来がどうなるか気になる方にとっては興味深い一冊だと思う。 (shigegon/2008-03-23) 「わかりやすく」「ロジカルに」「今とちょっと先のことが」わかる本。
一冊の本として、キーワードの並べ方に一貫性がなく 書き散らかしたものを寄せ集めたような印象はなきにしもあらずだが、 ダイナミックな刺激に満ちているともいえるし、 ネット進化論に食傷気味の人でも興味のあるところだけ拾って わくわくしながら読める。 ブログ論壇が既存メディアに拮抗しようとする中、 著者の切れ味の鋭さは鍛え抜かれたプロの矜持を感じさせる。 (こういうほめ言葉は著者にとって不本意かもしれないが) (どあーず/2008-01-08) 論点を20個にわけわかり易く説明している。2,3時間で読める内容であるため
今ネットで何が起きているのか手っ取り早く知るにはもってこいの本であると思う。 googleにはじまりセカンドライフ、新聞雑誌の今後、amazonなどこの本を読めば 大方のネットで起こりつつある事、未来像なんかが分かって非常によかった。 ただどれもまとめて簡潔に書いているため一つ一つの論点が議論しつくされていないように 感じた。その点を考慮して星4つである。 (半可通/2008-01-04) IT関連いわゆるWeb2.0に関する20の論点を考察している。
それなりにインターネット利用者として普通の知識があると思っていたら、大間違いであった。グーグルやアマゾン、Youtube等は知ってはいたが、Twitterだのマジックミドルだの知らない事も沢山ありました。オープンソースと言う文脈でリスペクト(尊敬)を基調としていく分野、いかに先進性と斬新性でビジネスにしていくかといった分野が混沌としながら大きな波として押し寄せてきていることは理解できます。 しかしながらITによって全てがデータベース化され、個人や集団あるいは国家の将来予測までが確率論やアルゴリズムで左右されうる恐怖を感じます。鈴木謙介氏のカーニヴァル化する社会 やウェブ社会の思想―〈遍在する私〉をどう生きるか、等を読んだ時と同じ感想です。そこには梅田望夫氏の書かれるIT未来像とはかなり異なる様に思います。 小市民はWeb2.0の大波を上手くサーフ出来ないとしても、さらわれないようにしないといけないと強く感じた一冊である。 (dream4ever/2008-02-16) 本書のタイトルは『ネット未来地図―ポスト・グーグル時代 20の論点』。
大仰なタイトルであるが、読むと1ページ目から金の話である。 最近は「マネタイズ」とかっちょいい横文字になっているらしいが、要は金の話なのである。 本書はWeb2.0世界の、とりわけグーグル以後(「本当にグーグル以後なのか?」はおいといて)を占う20の論点が論じられる。 論点が20個あるということはすなわち、20通りの儲け方について書かれてあるということであり、 この本書のタイトルの「未来」とはすなわち「次のビジネスモデル」ぐらいに受け取っておいた方がいいだろう。 冒頭から、何度も「金の話」ということを強調していてしつこいぞと思われたかもしれないが、私自身タイトルだけ見て読んでみたら面食らってしまった。 金儲けに限定しない普通のウェブ関連の本だと思ったら間違われると思うので、しつこく書いた。 (倒錯委員長/2008-11-10) 2007年のネット世界を概観する20の論点を挙げて今後を占っているわけですが,うまく問題点が整理されています.
全15件のレビューを表示しています。Amazonでは過去の購入履歴をもとにお勧めを表示してくれ,なかなかいいところを突いてくれますが,これからは,Amazonに限らずいろいろなサイトで,さらに多くの情報をもとにお勧めを出してくるようになるでしょう.そうすると私たちは,いつも自分の行動が見られているということを意識せざるを得ません.これが本当に私たちに利便のみならず幸せをもたらしてくれるのでしょうか.そんなことを考えさせられる一冊でした. 使ったことのないサービスもいくつか紹介されており,勉強になりました.ネットの現状をざっくりと知るのによいと思います. (wave115/2007-12-21) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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