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「環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)」 とその関連商品

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環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)
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ASIN:4862481221
洋泉社(2007-02)
武田 邦彦
売上順位:1831
¥ 1,000(中古:¥ 147)

レビュー総評点:1409総評点300以上の注目商品
今度はこれを「教義」にしないようにしないと…。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「環境問題」の胡散臭さをわかりやすく明かした、正に目からウロコ
の一冊です。テレビや週刊誌の書評で話題になりましたし、ブログで
もさかんに取り上げられています。そうした評判を見聞きしてここに
来た方もいるでしょう。ただ、この本は反環境保護の教典というわけ
ではありません。一部のマスコミでそのように持ち上げられているの
が気になります。

たとえばあちこちのブログでも引用されている「アルキメデスの原理
で海面上昇は起きない」という説。武田先生は海面上昇はまったく起
きないなどとはおっしゃっていません。熱膨張や氷河などの融解でい
くらか上昇するだろうし、問題となりうるとおっしゃっています。北
極の氷の融解など問題なし、ともおっしゃっていません。名大の教授
ともあろう人が、シロクマの生息地を奪うような状況を良しとするわ
けはないでしょう。

この本は、環境問題の「是非」を問う本ではなく、「在り方」を問う
本です。特定の思想や政治的イデオロギーに立脚したものではありま
せん。あちこちで噂を見聞きして今ここにいらした方、既に賛否が頭
にあるかとは思いますが、そうしたことは横に置いて、一から環境問
題を考え直すきっかけとして、この本を読んでいただきたいと思いま
す。 (お茶がうまい/2007-04-15)
正直わかりません(笑) ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
・リサイクルすることによって余計に資源がムダ になり、余計に費用がかかっている

・ダイオキシンの毒性は実は薄い

・温暖化してるようで実は大丈夫

などなど、環境問題についての常識を覆す本である。
が、読んでいて一番残念なことは、本書に書かれている内容が事実であるかどうか、一般人には確かめる術がないということだ。
正直正しいのか正しくないのかさっぱりわからん(笑)

ただし書かれている内容から、著者も別にめんどくさいからリサイクルをやめよう!とか言ってるのではなくて、環境問題についての真剣さは、今まで「真面目に」リサイクルをしてきた人達と同じものだということが良くわかる。

この本が全面的に正しいかどうかは別として、この本の視点は大事だと思うので、環境問題について考えるのであれば、一度目を通しておいた方が良いかもしれない。 (哲学する河童/2007-06-07)
読む価値は有ると思う。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
タイトルにインパクトは有るが、
所々、大げさというか、詭弁にしか思えない話も多々ある。
例えば、ペットボトルの回収量と消費量について、リサイクルを奨めた結果、消費量が増えたと言う主張がある。

確かに、回収量と消費量のグラフは、平行して増加しているが、「リサイクルという安心感が消費を増やしている。」
と言う話に繋げてしまうのは、如何なものか。
消費量の増加は、消費者による利便性の追求や小売業界の価格競争なども影響していると考えられる。

しかし、本書を読むと、環境ブームに対する危機感を感じる。
環境と口にするのは簡単だが、余りにも無知な人が多いのかも知れない。
だが、商業主義化したマスコミによる情報操作などにより、騙された結果、我々は無知なのだろうか?
与えられた情報を吟味せず、分かりやすさや面白さを追求する消費者の姿勢にも、問題があると言えよう。

その意味で、本書は非常に残念な本と言える。
なぜなら、環境問題のウソを指摘しながら、先に述べたように、詭弁が多いからだ。 (solunafir/2007-08-21)
なぜウソがまかり通るのか? |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ペットボトルやプラスチックのトレーが焼却処分されても
リサイクルに分類されるというのは多くの人が共有している常識なのでしょうか?

リサイクルでどのくらい資源を有効に利用できたのか?
リサイクルでどのくらいゴミが減っているのか?
リサイクルするためのコスト(お金や資源)は誰がどのくらい負担しているのか?
リサイクルで誰が儲けているのか?
そもそもリサイクル率はどのくらいなのか?

そんなことは知らなかった、考えたこともなかった、
という私のような人が多数を占めているとすれば
「ウソ」は真偽すら問われないのだと思います。

本書に書いてあることが全て正しいかどうかは私にはわかりません。
けれども、本書に書いてあることが「ウソ」なのか、
それとも、自分たちが持っている環境問題への認識が「ウソ」だったのか、
その真偽を問うてみる価値はどうやらありそうです。

お昼に買ったお弁当・・・
ビニール袋に入れてまとめてポイ!って人も
箸・生ゴミ・プラスチック・ペットボトル、ちゃんと分別してるよ!って人も
そんなの関係なく、みんなに読んでほしい一冊ですね。 (nikac/2007-06-01)
市場経済活動の縮小が環境問題の解決 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者は名古屋大学の教授を歴任された方である。以前からHPなどは知っていてたまに見ていたのであるが、それなりに過激な発言をされている。図表などは出典が書かれているものも多数あるが、無いものもあり、果たして本当なのか?という感じもする。言い換えれば筆者に都合の良い結論あり気ではないかと。リサイクル問題、温暖化問題、発ガン物質、環境ホルモン等に実は多くのウソがあるのだが、メディア等ではそれを取り上げないと指摘する。ダイオキシンは猛毒ではない。なるほどと思う。しかし猛毒でなくとも毒性はあるのではないかと誰もが心配する。その点の答えは無い。DTTも同じ論じ方である。ペットボトルは分別するだけ無駄であり、燃やした方が良いような記述しているが、果たして本当にそうなのだろうか?
もう少し感情的に成らずにデータの蓄積による説得力のある文書構成でも良いと思う。
根本的な環境問題の解決は市場経済活動を控える事であり消費を少なくすることであることは間違いない事は良く分かった。車を使わず、自給自足的な生活をする事がもっとも正しいウソの無い答えだろう。 (dream4ever/2007-11-13)
何が嘘かは自分で判断すべし ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
例え話や、数字の捉え方が極端かなとも思えるが、
環境問題を取り巻く一方通行な情報とは違った、
別の視点を与えてくれて面白い。

元々の日本は高度な循環型社会であったものが、
官製リサイクルという錦の御旗の元に崩壊し、
税金が投入されることで利権が生まれた話や、
マスコミによって作り上げられた悪の虚像など。

まぁアレだ、金になるからクジラを守る、みたいな。

人は理想ではなく、金によって動機付けられ、
一度手にした利権は手放さなくなるんだよね。
環境問題も、また然り。 (ナカヤンJP/2007-06-11)
う〜ん |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 う〜ん。。。。どうなんでしょうか。にわかには信じ難いですが、すべてがウソでもなさそうですし逆にすべてが真実かどうかも素人の私にはわからず、とりあえずは調査の余地ありかな、と思いました。

 この本を鵜呑みにしてしまわず「そういった考え方もあるんだなぁ」という新しい捉え方を得る機会にしたいと思います。もちろん政治側の考えを鵜呑みにするのはもってのほかですけどね。 (読書好き/2007-11-15)
“正論”を鵜呑みにしない視点も必要と教えてくれる |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「環境に優しい事をしましょう」という言葉に異を唱えるのは難しいでしょう。
そんな“正論”が果たして本当に“正しい”のかを、充分に考えさせてくれる本です。
分別回収やリサイクルなど、私達が日頃“良い行い”として実施していることについて、
自分として背景なりを深く考えた事がなかったということが、よくわかります。
“サーマルリサイクル”という、不思議な単語は、この本で初めて知りましたが、
読後、ある自治体のパンフを見ると、しっかりと使われていることに気づきました。
刺激的なタイトルではありますが、環境問題の視点を広く持つ為にも、一読をお勧めします。 (きょうパパ/2007-09-24)
環境問題を多角的に捉える一助に |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今まで環境問題にかかわらず疑ってものを見ようともしてこなかった自分を発見したような気がして、考えさせられた。
これまでテレビや新聞等メディア情報を鵜呑みにし踊らされていた部分も少なからずあったと思う。
過激で議論を呼ぶ内容だが、その真偽は別にして少なくとも環境問題を多角的に捉える一助になると感じた。 (Air/2008-01-15)
利権構造の恐ろしさを知りました |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「あるある」問題でもわかったように、マスコミは最初に結論ありきで読者や視聴者を
ある方向へリードするような、そのような力があります。
本書では、そのようなマスコミの問題点、またリサイクルを推進することにより
利益を享受できる組織の影響力、それらを意識しないといけないと警鐘を鳴らしています。
本来、このような視点でも環境は取り上げられるべきなので、有意義な本で
我々が盲目的にマスコミの情報をうのみにしないで、科学的根拠について
冷静に判断する能力を持たないといけないと、感じました。

ただし、この本自体、マスメディアの一種。
これが正しいかどうか判断するのも、また私たちの問題なのです。
色々な科学的な判断、他者の意見など、複数の情報から正確性を確認しましょう。
ということで星3つ。 (English learner/2007-04-17)
バランス材として |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
環境保護という絶対「善」に対して、
本書が暴露した事実の価値は高いと
思います。

このような類書が絶対的に不足している中で、
本書の果たす役割は高いと思います。

本書を読んだ上で、さらに
環境問題をどのように解決していくのか?

それが読者に課された課題となるでしょう。 (金太郎/2007-03-28)
「環境に良いから」という錦の御旗に対する問題提起 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨今錦の御旗となっている「環境に良い」という種々の事象に対して
問題提起をした一書です。素人には定量的な真偽の程は判りかね
る部分もありますが、一歩引いた目で本当に環境に良いのか、また
背後にある利権構造が何かを考察するきっかけになりました。商品
の過剰包装のつけをスーパーのレジ袋がスケープゴートとして背負
わされているという指摘は成程と思いました。 (according to the conservative/2007-08-01)
さらに加速する、日本の政策不況。その原点。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
環境問題は、昨今問題化している日本の「政策不況」とでも言い得る状況の原点だったのですね。
みなさんご存知の通り、貸金業法改正で消費者金融業者には上場会社ですら破綻に瀕するところが出現、建築基準法改正で新築住宅着工は激減、、、、関連業者達はどうやって生きていけばいいというのか?そして、金融商品取引法改正では「貯蓄から投資へ」というお国の施策までも捻じ曲げてしまう投資商品販売の低迷を読んでいる。
そういった、行政エラーないし政策不況とでも解釈できる状況の原点が、実は環境問題では多々あるようだということが、本書を通じて理解できる。 (mikeexpo/2007-12-08)
究極の環境保護は自給自足しかない。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ペットボトルを無くしても紙パックや缶が増えれば同じことではないか。
問題なのは消費者の過剰な便利志向にある。
容器はなくして自宅からびんや水筒を持ってきて詰めるのがいちばんいい。
昔のお豆腐屋さんがそうだった。しかし今のように大工場で大量に作るとなると
衛生上の問題がでてくる。コンビニの弁当に防腐剤がふりかけてあるのも同じ理屈。

日本の低い食料自給率。遠い国から食べ物を運べば飛行機や船に使われる燃料費が
多大にかかる。これがすでに環境を破壊している。日本は森の国なのにアマゾンの
森林を破壊してまでなぜ木材を輸入するのか?おかしいと思わないのか?

究極の環境保護は自給自足しかない。自宅の庭で野菜を栽培すれば農薬被害も防げる。
庭がない人は近くの農家から野菜を分けてもらえばいい。光熱費はソーラー発電でかなり
まかなえるはずだ。こういったことが実現できない理由は、大資本の利権がからんで
いるからに他ならない。国民が自給自足に走れば困る人たちがいるということ。
マスコミも国もすべてそれら大資本家に加担しているといっていいだろう。

(alcyone/2007-06-12)
正しい環境保護とは |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
近年盛んに言われ続けている環境問題の矛盾点を、作者の方の研究を元に示した本です。
ペットボトルリサイクル、ダイオキシンの毒性など当然だと思っていた事の疑問点について図解でもわかりやすくまとめられていて、新たな視点として参考になります。

自分はゴア氏の「不都合な真実」も合わせて読みましたが、どちらが正しいとかではなく、両書ともそれぞれに納得できる部分がありました。資料というものは(この書中でも述べられているように)各論ある場合はそれを併記してこそ意義のあるものだと思うので、読み合わせる事でより思考が深まると思います。

書中でポイントの一つに上げられているのが温暖化問題ですが、昨今日本でも異常気象が頻発している事や、もはや蚊が夏の風物詩ではなくなりつつある事、故郷の積雪量が減り続けている事は、資料を読んだのではなく実際自分が肌身で感じている事です。日本の多様な四季が好きな身としては、石油が無くなる事がほぼ唯一の解決法というのはショックでした。以前から言われている事ですが、こちらの方はなぜかあまり話題に登らないのは、お偉方にとっても棚上げしておきたい事実なのでしょうか。石油節約キャンペーンも是非大々的に行って欲しいところです。

最後に、日本の食物自給率の低さは薄々知ってはいましたがここまでとは思いませんでした。飽食に慣れた自分にとってはこれが最もリアルな恐怖でした。この際、ここで農業の本でも探してみようかと思います。
(千尋/2007-05-05)
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks)
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ASIN:4862481825
洋泉社(2007-09-12)
武田邦彦
売上順位:4387
¥ 1,000(中古:¥ 158)

レビュー総評点:2166総評点300以上の注目商品
論点の整理 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本書の論点を整理して見ました。ご参考にどうぞ。

 1 過去の環境問題
  ・1940年〜1970年半ばまでは、気温が低下し続け、寒冷化が問題とされていた。
   この期間、二酸化炭素は増え続けている。なぜ、二酸化炭素が増えているのに寒冷化が
   進んだのかは、明らかでない。
  ・1980年代〜1990年代は「オゾン層の破壊」が問題とされていた。
   今は、温度が低くなるとオゾン層が減るという説が有力になり、「オゾンホール」の
   報道はすっかり影を潜めた。
   =>過去の環境問題は誤りだった。

 2.現在・将来の環境問題
   IPCC=地球温暖化に関する政府間パネルによると
  ・1906年〜2005年で地球の気温は0.74度上昇した。
   今後100年で2.8度の上昇を予想。(平均シナリオ) 
  ・1961年〜2003年まで約40年で海面水位は7センチ上昇した。
   今後30年では約11センチの上昇を予想。 
   =>過剰な悲観論は不要。
 
 3.報道の問題
  ・メディアは誇張的姿勢が強すぎる。
  ・権威ある報道機関が、100年間で気温は6.4度上昇し、30年間で海面水位が
   59センチ上昇という、極端なシナリオに基づくものを予想値として報道している。
  ・南極の氷が解ける映像は南極の一部を撮ったにすぎない。
  ・道路やスーパー、小学校が水浸しになる環境問題PRのCMがあったが、全く根拠がない。
  ・ツバルの水没、ハリケーン・カトリーナは、地球温暖化との関連性は立証されていない
   =>メディアの偏った報道が環境問題への誤解を生んでいる。

 4.リサイクルの問題
  ・ペットボトルを焼却することは何の問題もない。
   ペットボトルのリサイクルはかえってエネルギーを無駄に使っているだけ。
  ・ゴミは焼却する方が良い。
   ダイオキシンの毒性は今まで考えられていたより低く、危険なほどにはでない。
   =>現在のリサイクルは、問題の解決の方向とは逆に向かっている。 

 本著は、環境問題への疑問提示が、うまく論理展開されていないため、一読して怪しい印象
 を受ける。
 重要な指摘事項は極めて多いが、残念ながら傑作とはなっていない。
 著者の次作を大いに期待したい。
(至高の豚/2007-12-14)
マスコミの情報に流されやすい日本人に警鐘を鳴らす ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
第1章第1節から衝撃だ。
温室効果ガス排出量削減のための京都議定書は、EUが使ったトリックにより、基準年を1990年とすることでドイツとイギリスは1997年の会議の時点ですでに目標を達成済みで何の障害もなく批准、アメリカはそのことに加えて発展途上国が対象外という議定書の不公平を見抜いて批准せず、日本だけが1997年比で19%という達成不可能な約束をしてしまうという言わば不平等条約であったこと。そしてそれをまったく説明してこなかった政治家とマスコミ。
ロシアが批准したことで議定書が発行したことをマスコミはこぞって歓迎したが、全く喜ぶべきことではなかったのだ。

危機が叫ばれている地球温暖化の問題自体も、じつは環境問題ではなく作られた政治的問題なのではないかということ、ペットボトルのリサイクルは石油から作ったペットボトルをたったの1回余計に使いたいがために、石油から作るときの何倍ものエネルギー(要は石油)を使って再びペットボトルにして貴重な石油を浪費してしまっている、など我々の頭の中の常識・思い込みを気持ち良くぶち壊してくれる。

物事の本質を見抜くことができずに杜撰な政策を推し進める日本政府の分析能力のなさにも大きな失望感を感じさせられた。 (本格派/2007-11-22)
評価すべきは勇気 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
他のレビューや反論を見て、それを含めた感想です。

何よりも評価すべきは勇気です。

環境問題、環境問題と聞かされ続けてきた我々は、何が「環境」で、どういった過程が「問題」なのかを、いつの間にか「環境問題」「地球温暖化」という単語によって科学的根拠や論理を二の次に、思考停止(脳死)していたように思います。洗脳と言ってもいいかもしれません


本著に記載された論理的事実もさることながら、評価すべきは、一度「思考停止」してしまった環境問題から、再び「考える」機会を与えてくれたこと。
そして何よりも、その機会を提供するために、国家・報道レベル、大衆の常識という「反論」を恐れず、調査結果と持論を展開したことです。

重箱の隅をつつく様なレビューや心ない反論も少数ながらありますが、匿名だから出来るのではないでしょうか。

議論が起これば「リサイクル率などの数値・情報の真偽」が議題になっていますが、武田教授の言いたい事、それは情報がまず先に民に下りてくる真に日本人たる民主主義と、子孫のために環境を守りたい、その一心だと感じます。

未来のために、そのための議論をしましょう!! (太郎!太郎!/2007-11-14)
環境対策も利権撲滅も大事 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私は科学者ではないので、
巷でよく云われる環境問題のデータと
著者が掲げるデータのどちらが正しいのか
残念ながら確認する術を持たない。

しかし公的な研究資金を、エコ推進派に
すべてつぎ込んでしまうのではなく、
推進派に8割、反対派に2割出し
バランスをとっていけばよいのではないか、
という対談での意見は利権撲滅などに
非常に効果があるように感じた。

環境対策はもちろん大事である。
しかしそれを隠れ蓑に反対意見を封殺し
利権をむさぼる勢力があることだけは確かであろうから。 (アジアの息吹/2007-11-06)
早くもツーですか。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 前著に続く本だが、色々と論争を巻き起こしているようだ。罵り合いでなく、健全な論争となるのなら、ある意味著者の意図は達成されていると言って良いだろう。

 重要な点は、誰と誰のどちらが正しいとか、賛成・反対とか、どこのデータや説明が不足とか言う点ではないだろう。それは二の次である。「唯一の正しい事実」を誰も示していないからだ。例えば、著者が良く引き合いに出すペットボトルリサイクルについて言えば、関係者が、ペットボトルリサイクルの資源の使用実態やリサイクルPETの再資源化状況に関して、上手く行っていようがいまいが正直なデータと計算条件を説明すれば済んでしまう話である。もし原理的に破綻しているなら、推し進めるのは無謀だから、早いうちに修正した方が良い。現在は成り立たないのなら、一時中止しても良い。原油価格や人件費、流通量、技術、回収システムなど、条件次第ならそれを示せば良い。もちろん、上手く行っているのなら堂々とそれを示せば良い。

 温暖化に関しては「気候変動やその結果起こることについては現在はまだ良く分かっていない」というところだろう。このこととは別に、倫理的な意味でも資源やエネルギーの節約は重要である。企業等は、組織体の維持や飯を食う心配が目の前にあるが、それに束縛されない国・公共機関・研究者は、「本当に資源・エネルギーの総量を減らしつつ、こころの豊かさを達成する社会の設計」という研究・検討テーマに、そろそろ心から没頭すべきと思えるのだが。また、経済活動やグローバリズムに捉われ過ぎずにしかも食って行く、という意味では、もっともっと農漁業が振興されてしかるべきと思う。

 本当のところ日本においては、50〜100年スパンの温暖化よりも、20〜40年スパンの一部資源の枯渇よりも、政治や経済や学問や産業技術が空洞化してガクッと来ることの方が、私には実感として怖いと思うのだが。 (環境太郎/2008-01-07)
自信をもってススメられる一冊 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
大学でも工学などの理系の学部で環境問題のウソを教える授業が多くなっています。環境学科などもいかに非科学的な環境対策をしているかを説明するといった授業が多いと聞きました。こうした大学で習ったことについてより理解を深めさせてくれる本です。

入試の小論文や社会科など教育の中においても環境についてはウソが生徒、児童に刷り込まれています。もちろんメディアや科学知識をもたない教師、塾講師が助長したのは間違いないでしょう。真の環境を考えるならば正しい知識を教えなくてはいけない。

環境問題に矛盾が孕んでいると思っていたがいまいち理解できないという人にオススメです。
(リュータ/2007-11-19)
教訓となる本 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
まさかとは思いました。が、もはや環境問題だけではないでしょう。
全てに通じる、人の上に立つ立場の人間の精神の問題。
景気低迷の中、こんな偽装も「消費が美徳」とされる世の末の姿でしょうか?
本当に国も世界も、一部の過剰な私利私欲のために、
その他大勢の弱者を消費奴隷の如く扱うような
心無い世の中になっていく様に思えてならない。


(↓本の内容とはずれますが、世相を考えさせられます)
企業の販売促進のための洗脳的な宣伝や偽装、
メディアの情報操作、年金問題、新興宗教、ホワイ○バンド?など。
景気の長期低迷やサブプライムは世界を不況に陥れて何か欺こうとでもしているのか?
世界のピラミッドの頂点に君臨する大本は一体何なのか?
・・・もはや作為を疑えば切りが無い状況。


そんな疑いを常に持ち続けなければ搾取されるだけなんて、
もう国は守ってはくれませんね。
本当の意味で大勢の人を目覚めさせ、教訓となる本ではないでしょうか。
世界規模でこんな事になっていると知ったら、
若い人は国や政治に対してどう希望を持てというのか。。

この本を発表した著者の勇気、すばらしいです!! (katu/2008-01-22)
自分の愚かさに気がついた ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガソリンに変わる燃料としてバイオエタノールをどんどん作ればいいじゃないかと思っていたが
現在ではまだ食べ物で生産してる状況(研究はされてて将来的には変わるかもしれないが)
世界で食べ物が満足に取れない人々への影響を忘れてました

そして、深くも考えずにリサイクルと言っていた自分が恥ずかしい

京都議定書=日本のM性を表してるような気がする

知ることの1冊としてはいいと思います (竹坊(百合に目覚めてしまった人/2007-11-14)
環境問題というよりも ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 前著に引き続いて読ませていただきました。

 今回は京都議定書も採り上げており、前著以上に興味深く読ませていただきました。京都議定書については以前からかなり疑問視しておりましたので大変参考になりました。

 環境問題がなぜ正しく伝わらないのかということで第4章にまとめてくれています。政治家、専門家、メディアの問題点を述べておられますがこれは環境問題だけに限った話ではありませんね。政治・メディアの世界全般にわたるお話であると思いました。


 政治・メディアの問題が大きいため仮に全国民が環境問題のウソを理解していたとしても日本は何も変わらない可能性も高いと予想します。環境問題としては武田氏の本が出ておりますがあらゆる分野でこのような問題提起の出版がなされることを望みます。

 信憑性や論理展開など批判はあるでしょうが、前著に引き続いて世間に問題提起をしてくれているということで星5つとさせていただきました。 (読書好き/2008-01-11)
メディア・バイアス |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前作に続いて、今作も武田先生の説に賛成である。

どこかで利権が絡んでるとしか、言いようがない点が多すぎます。
特に、レジ袋の有料化、マイバック持参の促進に対して言える。

「環境」という言葉に踊らされ、逆に石油消費量が増加の一途を辿りそうである。

また、レジ袋の削減・有料化により、マイバックの使用者が大幅に増加したとする、
そうなったら、かなりの石油消費量になるであろう。

それよりも、最近の風潮である、スーパーの24時間営業などの方が、
電気の浪費など、環境面での配慮に欠けると言えるのではないか?
ここに利権が絡んでるのではと、疑いたくなる。
なぜ、ディテールをメディアは問わないのか?

また、京都議定書による削減目標に到達するために、
日本は排出権取引で他国から、排出権を購入も視野に入れているが、

一国の経済力に物を言わせてお金で解決するという、
単に削減目標さえクリアすれば良いというのは、
世界的側面から「環境」を考えた場合に間違いであろう。

他国に数兆円を支払い、一時を逃れても、
発展途上国の経済成長の際に生じる排出量を考えれば、意味のないことであろう。

他国から購入するよりも、中長期的な視点で考えた場合には、
その数兆円を途上国のインフラ整備費に使用した方が、良いのではないか?
と、倫理観を問いたい。 (STZX/2007-09-16)
山本弘はこの本に対してどのように反論できるというのか(笑) ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
と学会の山本弘さんも大分もうろくしてきたようです。
前著をトンデモ本だとしてミランカで武田先生と討論していましたが、
見事に撃破されていました。
前回に懲りずに今回の本でもまた論争をふっかけて、
撃退されている姿を拝謁したいものです。

京都議定書は日本だけが著しく不利な条約だというのは、
各種公的数値を見ても明らかです。
イギリスとドイツは1990年の二酸化炭素排出量を基準とすることで
既にマイナス8%以上の目標を自動的に達成していたというのは常識です。
つまり、バカな日本はその経済的成長を抑制される足かせとして
喜んで京都議定書を批准したのであり、老練なEUの国際交渉の罠に
はまったわけです。
こうした経緯を、信頼できるデータつきで明らかにしている本書は
多くの日本人に読まれる必要があるでしょう。

また、議論が沸騰しているリサイクルの是非についても
わかりやすく書かれています。
「週刊ダイヤモンド」もその特集「リサイクルの罠」で明らかにしてくれましたが、
海外へのゴミ輸出を肯定する安井至氏のような「海外リサイクル」派の主張がおかしいことは
もっと糾弾されるべきだと考えます。
生ゴミだけではカロリーが不足するために燃えず
重油をかけて燃やしている現実を知り、
そろそろ意味のないリサイクルを止めるきっかけになってくれれば
と思います。
(DDT/2007-09-15)
メディア・リテラシーの本 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1冊目に引き続き購入。1冊目と重複部分が多いのが気になりますが、しかたないか。2冊を通して読んでみて感じることは、この本は、環境問題の書籍ではなく、メディア・リテラシーを学ぶための本として読むのが正しいのではないでしょうか。環境問題は、各メディアのレベルと意識を測るのに最適な話題ということです。
(iima/2007-09-27)
クールビズ? レジ袋の廃止? それは本当に環境のためか ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられて、ベストセラーになった前著の続編。前著でも触れられていた地球温暖化について、京都議定書に仕掛けられたトリックを明かしながら、それが本当は環境問題ではなく政治問題であることを明らかにしていく。
さらに、リサイクルをはじめとする様々な環境政策にメスを入れ、それが本当は環境のためではなく、様々な利権のために利用されていることに言及してゆく。

こと環境問題に関しては、人々の危機感をあおり、不安を駆り立て、よいことをしたいという良心につけこんで、疑問や反論を許さない風潮がある。しかし、私も身近に経験したことだが、地元自治体のゴミの回収に、指定のゴミ袋を使わなければならなくなったときには、「レジ袋をゴミ袋に使ったって、一緒じゃないの? むしろ、専用ゴミ袋の方がもったいないし」と思ったものだ。さらにプラスチックの分別が始まると、毎日のようになにがしかのゴミの回収日があり、これはちょっとヘンじゃないかと思ったりもした。
この本では、そういう普通の人が抱く「本当に環境のためになってるの?」という素朴な疑問が、実は意外に的を射ていることを教えてくれ、前著に引き続き、目から鱗の面白さがある。

では実際に、私たちには何ができるのか。環境問題で問われるのは、常にそのような個人の努力だ。しかし武田氏は、環境省が政策としてなすべきことを何もできないから、個人の努力におしつけているだけ、と看破する。それでもなお、「じゃあ私たちには何ができるの」と自分自身に問いかけることは、大切なことだろうと思う。環境が政治や利権に利用されている現状を打破して、本当に環境のためになることが行われるためには…。 (飛田カオル/2007-09-17)
素人の私にもわかりやすい。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
科学的なことについては全くのド素人の私でも十分に理解できるほど、非常にわかりやすく丁寧に専門的な説明をされている。
議論が稚拙との評価もあるが、紙数との関係ゆえの簡略化もあるのでは。
問題提起は日本人必読だと思う。
読み手を専門家だけでなく、一般の人々も想定してくれているのだろう。
そこに学者の独りよがりではなく、「多くの人が知るべき事実」をより多くの人に提示する真摯な姿勢がうかがえる。
環境問題を語るときに、傍らに必要な一冊だ。
従来的な環境論に固執し、頭が固く、自分の意見を変えることができない人間たちにとってはこの本は「不都合な真実」だ。
とくにまだ染まっていない小中高生に読んでほしい。

自分の頭で判断することの大切さを痛感した。 (モジョ/2007-11-03)
冷静に書かれた“世相本” |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
恐らく...この本を批判している人は,この人と論戦しても勝てないだろうなと思います.この本は,前著に対する反論・批判に応える形で書かれているのでしょうが,“感情論”に終始した話ではなく,むしろ限りなく冷静に書かれている印象です.
ただ,評価は星5つ付けましたが,この方はまだ出し渋っているような気がします.その意味では“満腹感”はありません.

前著に納得いかない方は,コレを読んでみるといいと思います.
それでも納得いかない方は,納得いくまで直接著者に論戦を挑むといいでしょう.
もっとも,(ある意味)平行線のままのような気がしますが.

(しがない写真家/2008-01-20)
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環境問題はなぜウソがまかり通るのか3 (YosenshaPaperbacks(035)) (Yosensha Paperbacks 35)
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洋泉社(2008-10-02)
武田邦彦
売上順位:1685
¥ 1,000

所属カテゴリ:
文学・評論
レビュー総評点:64
ウソシリーズ1から読ませていただきました。ゴミの焼却、都市鉱山の形成、食糧生産の重要性など共感できる部分が多く、単なる温暖化論やダイオキシン問題(最近話題にもなりませんが)よりも教育現場で取り上げるべき問題が多い内容です。
日本はすでにかなりの成熟社会に入り、環境問題の元凶である人口増加も克服し、潜在的な環境技術(電気・水など)もあります。普及しないのは政策的・経済的理由からであり、やはり理系を中心とした環境科学を充実させるのが政治の役目ではないでしょうか。ダイオキシンより毒入冷凍食品、金融工学より材料工学が注目される社会をめざすべきです。
リサイクルよりもリユース・リデュースのほうが重要であることが理解できます。 (セルバ/2008-10-27)
環境問題全般への疑問を投げかける良書 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者の「環ウソ」シリーズの第三弾であるが、
これで最後だと書かれている。

内容としては、これまでのリサイクルへの批判に加えて、
第一章にIPCCの結論として有名な、
「温暖化は人間の活動による可能性が高い」という見解への批判があるのが新しい。
その内容は他の多くの自然科学者の指摘と軌を一にしており、

地球の温暖化は太陽活動の変化ではないか、
二酸化炭素の増加はむしろ温暖化の結果であろう、
過去二千年の中でも、平安時代は現在よりも2度も温かかった、
さらに、カンブリア紀以降、6億年にさかのぼると、
もっと暖かな時代が多く、現在は第2大氷河期にある、

といったものである。

私は、この著者の指摘はおそらく正しいのではないかと考えている。
なお、著者の義憤はNHKという組織や役人(同じだが)に対して向けられており、
「なぜ日本人をだましているのか?」という。
それでは日本人の正直な精神に反してしまうだろう、という主張をするのである。

なるほど、その通りではあるだろうが、役人もNHKも「問題がある」ほうがいいのであって、
「問題がない」のであれば、その存在意義が問われてしまう。
著者も繰り返し指摘しているように、
科学の研究者でも、科研費をもらうのに「問題はない」と言ってはもらえないのと同じで、
問題がある方への自然なバイアスがかかるのは当然だろう。

全体として読みやすく、よくまとまっていて良い本であると感じる。
唯一、私が気になったことは、著者の大和魂的な愛国心と、
それに伴う、食料自給率の引き上げの提案だ。
それは私見によれば、エネルギー資源のない日本にとって
現代に大阪城を作ろうというほどの主張であると思う。
(蔵研也/2008-10-02)
ゴミの街 ||||||||||||||
 環境問題に潜む闇に鋭く切り込んだ一種のアンチテーゼ。TV番組「たかじんのそこまで言って委員会」で取り上げられ,あまりにも今まで信じてきたことと異なる内容だったために話題となった前々作『環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024))(洋泉社)』,および前作『環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks (029))(洋泉社)』に続く第3巻。著者によるとこれでシリーズ完結であるらしい。本巻では

・最高気温更新はなんら不思議でも危機でもない。
・ゴミ問題は本来起こるはずではなかった。
・環境問題はメディアのでっちあげだ。

などについて,またもや衝撃的な事実(違う側面から見た提言と言った方が正確かもしれない)が白昼のもとにさらけだされる。それにしても,第1巻の後半ぐらいから感じたことだが,どうも著者の本はスラスラと読める割には,何故か頭に残らない感じがするのだ。色々な矛盾例を持ち出してくるのはいいが,どうも議論の道筋を1対1に対応させにくい。一度図解で端的に示してもらってスッキリしたいところである。しかしそれは著者がよく言うように,メディアの報道を鵜呑みにせず,自分自身で調査し考えようという観点から言えば,与えられるのを待たずに自分で試みてみないとダメだということになるのだろう。

 兎にも角にも,これを批判する関係者はちゃんと反論して欲しい。部分最適化ではなく全体最適化の考え方に基づき,正しい環境対策とは何かを考えなければならない。ほとんど毎日が何かの種類のゴミ出し日で,毎朝の通勤途中の道端に山積みのゴミを見ない日はない,まさしくゴミの街に住んでいる名古屋市民としては切実な思いである。 (櫻前線/2008-10-16)


 私の住んでいる埼玉の町では、どんなものも燃えるゴミで出すことが出来
ます。
 靴、ランドセル、ビデオテープ、ペットボトルすべて燃えるゴミです。はじめ
はびっくりしますが、この本を読むとかえって環境のためにいいことをしてい
るような気がしてきます。
 スーパーのスーパーバックをもらわないことが本当に環境に対していいこと
なのか、ペットボトルのリサイクルが本当にいいことなのか、自分たちは子孫
のために何をしたらいいのか考えさせられます。
 環境を考えているあなたにお勧めの一冊です。 (河岸宏和/2008-10-27)
ツッコミ所満載で面白いです。本書は環境問題検定に最適です。『環ウソ』シリーズの最終巻である本書は、マスコミの出鱈目と対照的な内容になっていて、写真でいうところのポジとネガの関係ですね。この本はマスコミの報道の裏返しで、マスコミの姿勢に似すぎています。『環ウソ3』は、マスコミの出鱈目を否定しようと、大量のデータを未消化のまま動員し、つぎはぎたらけの欠陥建築みたいです、この本が本当に建物だったら怖くて誰も住めません。本書の前半のほとんどは、地球温暖化「騒動」に割かれています。しかも二酸化炭素「犯人説」の冤罪を晴らすために、多くの懐疑論者の本から都合のいい主張やデータ解釈を切り貼りしているため、あちこちに矛盾が生じていてます。山本弘の『環ウソのウソ』で明快に批判されている懐疑理論を平気で使う厚顔ぶりには、唖然とするしかないし。例えば、あるページでは「日本の田舎では温暖してない場所がある」と主張し、別のページでは「温暖の原因は太陽である」と主張する。「温暖化自体を否定する主張」と、「温暖化の犯人を二酸化炭素以外に押しつける主張」は両立しないのに・・・。またあるページでは「北極の急な気温変化のデータを自説の根拠にし」、別のページでは「日本の急な気温変化の原因を測定器変更疑惑を匂わせる」という二枚舌を平気で使う。また20世紀の二酸化炭素の増加が、自然現象では説明できないことは統計的に自明なのに、「温暖化が原因で二酸化炭素が増加したという屁理屈」を主張します。たぶん武田先生は、批判するマスコミと同じ確信犯でしょう。『環3』は、懐疑派の名著『地球と一緒に頭も冷やせ!』(ロンボルグ・著)や『正しく知る地球温暖化』(赤祖父俊一・著)を参考にした跡が随所に見えます。けれど武田先生は多忙のせいか理解が中途半端です。これでは専門家から失笑を買うだけです。
(Ookubo/2008-10-12)
この著者は、アル・ゴアなどとは反対の意見を述べていますが、両者とも環境問題で得をする側の人間です。
現在、日本全国で自治体を経営破綻に追い込み、買収しようという計画が進行中ですが、この著者もそういった権力側の人間です。
自治体が経営破綻し、外資系企業などに乗っ取られ、最終的に泣きをみるのは、やはりその土地で暮らす庶民だと思います。
(池田大作/2008-10-23)
第 1 章では地球温暖化への疑問を 100 ページ以上にわたってのべている.著者独自の見解であり,根拠はあやしいが,温暖化に関して「ウソ」も報道されているから,それを指摘することには意味がある.

第 2 章はリサイクルの問題点を指摘している.リサイクル費用は需給関係によってきめられているわけではないから,資源消費量に比例していると主張している.つまり,費用のかかるリサイクルは実は資源を浪費しているということだ.私も以前から高価な「エコ商品」は信用しないことにしているし,費用のかかる家電リサイクルからのがれたいとおもっている.

第 3 章ではこのシリーズ 1 〜 3 全体のまとめであり,さまざまな問題がとりあげられている.1990 年以降の (ウソの) 環境問題は一部の科学者がつくりだしたものだという.そして,シリーズ 1 では朝日新聞がヤリ玉にあげられていたが,この本ではあちこちで NHK が批判されている.著者は最近の子供は「科学技術は悪だ」という印象をもっているという.NHK がウソの環境問題をとりあげて悲観的な情報ばかりを報道して若者に悪影響をあたえているので,NHK をみることをすすめていないという.

1990 年以降,日本人は経済だけでなく科学や歴史など,さまざまな問題に対して自信をうしない,悲観的になっていた.自信と希望,そして著者のいう誠実さをもつことが環境問題のただしい解決のためになるということはたしかだろう.
(Kana/2008-10-19)
内容に矛盾点がある ||||||||||||||||||||
第1章や第2章に述べられている温暖化に対する様々な疑問点や環境問題のあり方についてはある程度納得いくものがある。

しかし、第3章で述べられているウソの本質については著者のちぐはぐな意見や内容に矛盾するような書き方になっている。その書き方自体も分かりにくいところが見受けられる。

著者はこれまでの日本の技術に対しては高く評価している。
それなのにこの温暖化防止への技術に対してはいらないものだと訴えている。果たしてそこまで強く主張していいものだろうか?
現在行われている温暖化防止対策の技術が、日本の将来の発展に大きく寄与するものだとは考えられないのだろうか?

NHKやマスメディアに対する批判にしても、仮にそれが誤報とされるならば世間的にはかなりの問題が提起されている筈だが、現状は一部でしか起きていない。

著者の主張が足りない点は、取り扱っているデータがジグソーパズルの一部のピースでしかないことや、自らが研究したデータや資料がほとんど掲載されてないことだ。

著者が主張するように、環境問題に対する取り組み方に問題があるならば、もっとグループ意識をもって幅広い感覚で訴えて欲しい。
(akira/2008-10-21)
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エコパニック:急いては事を仕損じる
 
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リサイクル幻想 (文春新書)
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文藝春秋(2000-10)
武田 邦彦
売上順位:73517
¥ 693(中古:¥ 115)

レビュー総評点:418総評点300以上の注目商品
武田先生の原点 |||||||||||||||
武田先生の原点というべき本です。今、読み返してみると

「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」及び「その2」よりも
リサイクル問題については、遙かに丁寧に論じられていることに気がつきます。

リサイクルの矛盾については
 使えば劣化する矛盾
 「下位の用途」がない矛盾
 国際分業を否定する矛盾
 「月給」でなく「遺産」を使う矛盾
 資源をかえって浪費する矛盾
 正反対の価値観が両立する矛盾
 毒物が混入する矛盾
 
等、7つに分け説明しています。すべてが完全に正しいというよりは、全体として
リサイクルには大いに疑問あり。という姿勢は充分納得でます。

私は基本的に、武田先生の細かいミスをあげつらうのではなく、疑問について学識者の方々
メデイアの方々等に良く研究して頂き、議論を深めて欲しい。という立場から支持しています。
(至高の豚/2008-01-01)
リサイクルの実現性について本質的な議論を展開 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」で有名になった著者の前作(H12)である。

 循環型社会を実現していくためにはリサイクルが必須である。現在、リサイクル技術の開発や、リサイクルシステムの構築が試みられている。しかしながら、本書は「現在考えられているようなリサイクルシステムを有する将来社会というものが成立するのか」という本質的で根本的な問いかけに答えようとする本である。

 一般的な感覚として、現在のリサイクル技術やリサイクルシステムではリサイクルは経済的に成立しない。しかし、リサイクル技術が開発されたり、リサイクルのシステムが一旦構築されれば、循環型社会は実現される、という期待を持っていると思う。

 しかしながら、本書では、工学(有益な物質:資源の濃縮に用いられる分離工学)という客観的な手法を用いることで、リサイクルが本当に環境や資源問題に対する有効な手立てとなるのか?という問いに取り組んでいる。
 分離工学による検討では、リサイクル技術やシステムは確立されているという理想的な状態を仮定した時でさえ、現在目指しているリサイクルシステム(資源ごみの中に希薄な濃度で含有されている有用資源を分離濃縮して取り出すこと)は成立しない。

 一方で、著者は、4つの解決案を提示している。それぞれ、今までとは異なる発想や概念が含まれているため、直ぐには受入れ難い部分があるが、その中の一つの「人工鉱山」が一番実現性があろう。これは、まず、廃棄物を燃焼して有機物からエネルギーを取り出し、残った灰を埋め立てて人工鉱山にするものである。そして、金属資源が枯渇し始めたら、備蓄した人工鉱山から有用な金属資源を採掘する、というものである。

 現在、PCや携帯の廃棄物から、金などの貴金属やレアメタルを取り出すことが行われているが、これは本書で著者が提言した、人工鉱山コンセプトと言えるのではないだろうか? (私撰 綜/2007-05-15)
なんのためのリサイクルか ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現在行われてるリサイクルがいかに無理であるかを主張している。
空き缶をリサイクルすると回収、分離などで時間、金、そしてなにより石油等の別の資源を消費する。
これでは本末転倒である。

著者はまた分離の難しさについても述べている。
混ざってしまったものをひとつ残らず分離するのがどれだけ苦労するか。
新しく作ったほうが早いしコストもかからない、そして別の資源の使用を削減できる。

またリサイクルではなく現存の品を有効に長く使うことも主張している。
石油を燃やしてエネルギーを得るのではなく、使わなくなったプラスチック等を燃やしてエネルギーを得るというのは非常に納得できる。

ただ、著者はリサイクル自体を反対しているわけではない。
今の明らかな無理があるようなリサイクルを反対しているのだ。

ではこの矛盾だらけのリサイクルをどうすればよいのか?
まず著者はリサイクルをどのようにとらえるべきかを述べている。
それは

現在の生活レベルを落とさないこと
今だけでない将来のことを考えること
リサイクルは最終手段で、それよりも有効に、長く使うこと

である。この3つは非常に考えさせられた。
これらを考慮した結果どうするかというと、
ひたすら燃やしてエネルギーを得るというのだw
さすがに言いすぎかと思うが、詳細は読んでみて欲しい。

なお、そのときにでるダイオキシンについても詳しく述べており、
ダイオキシンについての誤解を知ることができる。 (( ^ω^)/2006-06-10)
著者の主張は仮説でさらなる検証が必要 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者は材料工学・分離工学の専門家の立場から今のリサイクルシステムが矛盾だらけであることを指摘し、循環型社会がどうあるべきであるかを提案している。例えば矛盾点として、今のリサイクルは資源を浪費する、毒物が混入する、材料劣化を考慮していないなど。著者が展望する循環型社会の方法は、人工鉱山の建設、長寿命設計、日本の風土と気候の利用、情報の物質削減効果の利用。
工学的裏付をもって議論を展開しているのだが、十分な検討をせずに結論が導かれているという印象をもった。例えば、リサイクルを続けるとリサイクルされる物質や食品に不純物が蓄積されるという主張をしているが、これを裏付けるモデルや事例は何も示されていない。不純物の濃度を一定以下に管理しながらリサイクルする方法もあるはずで、もっと議論が必要なのでは。紙のリサイクルは石油(「遺産型資源」)を使って紙(「月給型資源」)をリサイクルしているので無意味としているが、バージン原料から紙を作る場合とリサイクル原料から作る場合のエネルギー消費の比較など、キーとなるデータが示されていない。結局、著者のリサイクルに関する議論の多くが十分に検証されているとは言い難く、仮説であると考える。
全体としては、読みやすい構成になっている。非学術書にはありがちだが、データの出典が完全に明記されていない点は読者がさらなる検討をすることを難しくしており不親切である。 (Udom Rod/2004-08-02)
ちょっと前の本だが、読む価値あり |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ちょっと前の本だが、その重要性は変わらない。
いや、当時よりもさらに「リサイクル」「エコ」などといった言葉が言われるようになっている今、ぜひ読んでおきたい本だ。

決して読みやすい本ではない。
専門用語は多いし、文章自体もそれほど平易とは言えない。
学術的な、結構マニアックな解説も多い。

しかし、「そもそも金属とは何か?」「石油から別の物質が作られるというのはどういうことか?」といったようなことはなかなか知る機会がないために、ちゃんと読み込めば読み込むほど、知的好奇心を満たしてくれる。

そして、そうした基礎知識を得た上で「リサイクル」というものの虚像について丹念に説かれているため、説得力は抜群だ。

本書の最後で著者の提示する解決方法が、本当に現実味のあるものなのかは、なにしろ専門知識がないからなんとも言えない。
だが、「ゴミを分別すればいい」「ペットボトルはもう一度ペットボトルとして再利用できる」といった我々の「常識」を打破してくれる、非常に刺激的な本である。 (チャックモール/2007-06-06)
 本書の内容は我々の常識に大いに反している。事実だとしたら、我々が行っていることは何だったのかと暗い気持ちにさせられてしまう。
 現在のリサイクルを推進する行政当局や専門家には是非とも大いに反論して欲しい(実際にそのようなサイトもある。)。そうでなければ現行の政策を見直す必要があるだろう。 (hegelian/2007-06-10)
シンプルに生きよう。そう思った。 |||||||||||||||||||||||||||||||
 学校で化学を学んだことのある人間ならきっと覚えている「質量保存の法則」。これを久々に新鮮に思い出させてくれる。リサイクルだなんだと色々とやっているが、結局元々あるものの総量は変わらない。ものをそのまま捨てるより、「加工」であれ、「リサイクル」であれ、手を加えることでエネルギーを消費してしまっていることの方が問題なのだ。そう教える。
 実際何をするにもエネルギーを消費する。例えばゴミを処理するとき、僕はゴミを一所にまとめる。そのとき僕の体は運動するので、いくらかのエネルギーを消費する。そして僕が出したゴミは回収業者の方が回収してくれる。そのときトラックを使えば、トラックはガソリンを消費する。
 最後に筆者の提言があるが、僕はこう思った。余計なものは買わずに、シンプルに生きようと。 (jinya/2006-01-29)
テーマ、内容は本当に良いのだが |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
科学的な、冷静な目でリサイクルを突き詰めて考えた本。
「リサイクルは環境に良い」という漠然とした社会通念に疑問を
投げかけます。
今言われているリサイクルがなぜまずいのか、
多くの例、矛盾点を上げて指摘しています。
「リサイクル」というものに対する考え方を大きく変えさせられました。
良書と言っていい部類に入ると思います。

しかし、全体を通して文章があまり上手ではなく、
なんとなく自分勝手な文章だと感じました。
出てくる用語や量の説明もわかりにくいと思います。

5章では、材料の性質が詳しく書かれてあるのですが、
果たしてここまで掘り下げる必要があったのか…?
ちょっと疑問です。
ほかにも冗長だと思われる文が多いです。

内容は良いのに…惜しい!
(asaisan2001/2006-07-05)
リサイクルする必要などない ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者は過去にも、現在の日本のようなリサイクル活動がかえって資源を浪費しているという事実を指摘しているが、その延長戦にあるのが本書である。ちょっと知恵のある人は、リサイクルのために走り回るトラックや、分別の人間の労働、精神的な負担、さらには資源の再利用というものが、全体でどれだけの人間の無駄な活動を増やしているのかを疑っているだろう。

著者の結論は、分別もリサイクルもやめて、すべてを燃やして発電し、その残りの灰は未来への人口鉱山とせよ、というシンプルなものである。これはわかりやすい上に、エネルギー的に見てプラスチックの含むカロリーなどからしても、従来の石炭・火力発電に加えるものとして納得がいく重要な提言である。ドイツや日本でもゴミをペレットにして発電し始めているが、さらに大規模に行うべきだろう。

しかし、材料工学の専門家である著者は、地球に残存する化石エネルギーや金属の埋蔵量が有限であるという仮定に基づいて、将来世代のためのゴミ灰の人口鉱山の作るのが良いという。しかし、サイモンやロンボルグの著作を待つまでもなく、事実は資源は実質的・経済的にに無尽蔵に埋蔵されている。つまり、すべて燃やして、発電した後は、埋め立てにでも使うべきだということになるだろう。

あと、最終章で著者は、長く使う美学を推奨するが、そもそも人間の作る工業製品で30年前のものと現在のもので同じような価値を持ち続けるものがあるだろうか?技術の変革は速いので、10年でスクラップにするというのは、機能主義的な合理性を持っているのではないだろうか。

よって僕の納得する地球環境主義者は、リサイクルする人たちではなく、使わない・買わないという人たちだけである。 (蔵研也/2007-03-21)
真の環境問題とは何か、平易に解説 |||||||||||||||||||||||||||||
リサイクルの考えæ-¹è‡ªä½"は悪くないのだã'ど、今のæ-¥æœ¬ãŒé€²ã‚ã¦ã„るリサイクルは、何となくç'°å¢ƒã«è‰¯ã•そうなイメージだã'与えて無理・ムダだらã'で、æ-©ãä»-の選択肢ã‚'検討ã-ないとç '綻する…というのがè'-è€...の主張です。さまã-まなデータã‚'å...ƒã«ã€å¤§å¤‰ã‚ã‹ã‚Šã‚„すくã"の考えæ-¹ã‚'展é-‹ã-ています。特に、最終章「来るべき循ç'°åž‹ç¤¾ä¼šã‚'考える」は深く考えさせられるメッセージとなっています。
再ç"Ÿç'™ãŒæ-°å"ã‚ˆã‚Šé«˜ä¾¡ã ã£ãŸã‚Šã€å›žåŽãƒšãƒƒãƒˆãƒœãƒˆãƒ«ãŒä½™å‰°ã-ているという話ã‚'よく聞きますが、リサイクルのために車ã‚'走らせ機械ã‚'動かã-て石油資源ã‚'使っているという指æ'˜ã¯èª¬å¾-力があります。
「自然に回帰」はできない今、大量消費自ä½"ã‚'見ç›'ã-、デジタルã‚'æ'»ç"¨ã™ã‚‹ã"とによるæ-°ã-い適応社会ã‚'作り、残ã-ていきたã!„と思います。 (Tack/2003-07-29)
 「回収したペットボトルでリサイクル製品を作ると、結局その過程で大量の石油が消費されてしまう。」等自己満足的なリサイクル・ブームに釘を刺し、何が環境にとって最善の方法なのかを科学的に検証してゆく内容となっています。
 「石油は燃えにくい物質である」など特に文系の人間である私には「へ~」と思わされる事柄も数あって興味深く読み進むことができました。 (店長候補/2004-08-02)
自然科学的なものの見方の基本を確認しつつ、中学生や高校生でも問題意識がありさえすれば十分に内容が掴めるよう、著者は非常に心を砕いて下さっています。著者の主張は「世間常識」からは大変かけ離れたところにありますが、自己の主張を通すのに過激で扇情的な言葉を使うことをせず、冷静で暖かな筆運びに徹しているところも共感できます。先入観を排して環境問題を真剣に考えたい人たちには、ぜひ読んで頂きたい、お勧めの一冊です。 (参入者/2003-07-26)
世界の主要都市ではリサイクルによって、資源の有効利用に半ば成功していると言われています。
特にデンマークやスウェーデンでは、ガラスや紙包装といった国内の完全リサイクルに成功しており、
更には廃棄物を輸入してリサイクルをしているため、100%の率を超えていることが、
2008年1月号の「ナショナル ジオグラフィック」に記されています。
環境面を優先するので経済的には採算が取れないケースが多いようですが、商品に使われる原料の発掘や調達から製造のコスト、
また消費や廃棄までの流れ全体からすれば、環境負荷の削減に大いに役立っているそうです。
新しい原材料からではなく、廃棄物から作るのがリサイクルですから、天然資源の浪費を防ぐだけではなく、
ゴミの埋め立てや焼却の量を減らすのにも有効ですし、その分大気汚染を防ぐことができます。
しかし何にもまして解決への一番の近道は、私たちが無駄な買い物を控える事だと痛感させられました。 (flora/2008-01-21)
循環器社会 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
というのは実は農業あるいは花つつくりでは
社会ではないがすでにあるわけです。

苗をそだて食欲にまわし少しだけとっておく
花がさき種ができまた、蒔くというはなし。

しかし、これの最後もあわれです。
やはり病原菌に連作は負けるのですね。

たしかにわたしも物をあまり持たない生活
に近い生活をしていますが
何にもかわないとリサイクルストレスになりかねません。

ひじょーにおもしろい本です、一読推薦。 (荒/2007-03-28)
ゴミの分別は意味がない、プラスティックはどんどん燃やすべし、というのが著者の主張。え?と思うが読むと目から鱗。 (/2001-04-28)
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環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない (プレイブックス)
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青春出版社(2000-01)
武田 邦彦
売上順位:116764
¥ 893(中古:¥ 60)

レビュー総評点:82
リサイクルは資源を大切にすることだけが目的ではないわけで… |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以前廃棄物関係の仕事をしていましたが、リサイクル関係は資源云々よりも
焼却施設の処理能力がこのまま一律に焼却していたらキャパシティを超えて
しまうというのが行政がリサイクルを進める一番の理由なのではないかと
感じています。
この本がゴミ分別をしたくない人々の免罪符にさせられてしまわないことを祈っています。
ぜひとも、この本をを読んだとあとで自分の済む地域の焼却炉や廃棄物処理場の現状がどうなっているのか調べていただきたい気がします (environment/2003-11-02)
本当の環境負荷とは ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
 著者の主張の骨子となっているのは「コスト=環境負荷(エネルギー)」であり、リサイクルに多額のコストがかかっているということは環境負荷を与えているという論理である。もちろん、資本主義社会においては必ずしも当てはまらない場合もあるが、主張として理解できる内容となっている。著者の主張を裏返すと、コストのかからない(=環境負荷の低い)リサイクルが必要といったところだろうか。
 しかし、その主張を支えるデータ部分がいかにも弱い。リサイクル推進派を納得させるためには、もう少し科学的に納得が出来るデータを提示するべきであろう。リサイクルを行うためにどれくらいのエネルギーが消費されているか数値で証明できない以上はただの思いつきにすぎない。
 また、この本の後半部分は抽象的な概念の羅列にすぎなく冗漫である。 (Udom Rod/2004-07-31)
もっと多面的な分析が必要 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本書ではペットボトルや紙のリサイクルが環境を悪化させることを説き、本当に環境にやさしい生活とはどのようなものかを提示している。
ペットボトルのリサイクルが悪い理由として、コスト分析を行い、リサイクルボトルのコストが新品ボトルの3倍以上となることを挙げている。この議論にはライフサイクルアセスメントによる評価は避けて通れないと思うが、著者はこの手法は公平性を欠くという理由で採用していない。すでに多くの人が指摘している通り、コストが環境負荷に比例するという前提を置き、コストのみで環境負荷を評価する方法に関してはさらなる議論が必要だろう。他にもリサイクルや環境によいとされる活動が実際には環境を悪化させる例をいくつか挙げているが、いずれも著者の主張を支持するデータが十分でなく、結論付けが乱暴に見える。
後半は、様々なエピソードを混ぜ、「環境にやさしいとはこうあるべき」という著者の理想像を展開しているが、やはり議論が偏っており、精神論の色合いが強くなっているという感は拒めない。著者の主張は共感を得られるものではあると思うが、多面的な分析や主張を十分に支持するデータを提示して議論を展開すればもっと説得力が増していたのではないか。しかしながら、本書は、大学生等が研究活動の中で検証を試みるよい題材にはなり得るだろう。 (ブルーベ・リー/2007-12-27)
 なぜならリサイクルする事が悪いのではなく、行政や自治体、あるいはリサイクル業者に問題があるわけですから。

 それでも他の先進諸国(アメリカを除く)と比べて、国内のリサイクル事情は未だに発展途上で試行錯誤の段階にある事も、
幾分考慮しなければならないでしょう。デンマークでは少々見てくれが悪くても、ペットボトルを洗浄して何度も再利用しています。

 本書が良い意味での起爆剤として、役割を果たしてくれればと思います。 (タカさん/2000-12-31)
石油からペットボトルを一個つくるコストは7.4円、しかし、使用済みのペットボトルを回収し、分別、移送し、洗浄、樹脂化、再成形して再生ペットボトルを作るコストは27.4円だという。コストが高くとも、地球環境保護に役立っているならば、ペットボトルのリサイクルは奨励されるべきであるが、コストが高いということは、それだけ多くのエネルギーを使用しているということであり、何のことはない、人びとはリサイクルによって、地球を傷めつけていると本書は主張する。
紙のリサイクルも全く同様で、リサイクルに費やされる膨大なコストは、地球環境保護の為には、鉄とアルミといった少数の例外を除けば、全く無駄であるという。
未だ使える車や、家電製品を捨てることを、メーカーも消費者も抵抗なく行っているが、メーカーは現在の表示される使用耐用年数を二倍に伸ばす努力をし、消費者はさらにその二倍の期間、大切に製品を使用するという根本的な資源の有効活用を行うべきだとも本書は訴える。
表面的にいかにも「地球に優しい」ことのように見えて、実はトータルで考えると、とんでもなく地球を傷めつけている行為を我々が行っている可能性を、様々なデーターに基づいて警告している本書は、現在、良く売れているそうだが、警世の書として一読の価値があるといえる。 (/)
 著者の主張は明快だ。  リサイクルは資源をかえって余計に使い、環境を汚すだけ。いま私たちがやらなければならないのは、ものを大切にし、壊れたら修理しながら、なるべく長いあいだ使うこと。ごみは分別せずに集め、市町村で燃やして電力にし、灰は人口鉱山として埋め、将来資源が枯渇したときに取り出せるようにするべき。
 エネルギーをたらふく使った「快適な」生活に安住し、リサイクルにだけ協力して事足りると考えていたら大間違い。「環境にやさしいこと」は「自己犠牲」を伴わなければならない、と著者はいう。そして、「AはAである。非AはAではない」という三段論法で成り立っている西洋の論理では、これは不可能であり、「非AはAである」ということを許す東洋の論理でこそ可能になる、という。なぜなら、個人ができる限り文化的で快適な生活を送ることは正しいとされるのが西洋の論理だが、世界中の人々がそうした生活を求めると人類はあっという間に破滅してしまうからだ。
 いま全世界の人間がアメリカ人並みの「豊かな」生活をしたとすれば、21世紀の初頭にも石油は枯渇するという。「資源を使う量を減らせ、環境を汚すな」と口でいうだけなら簡単だ。当たり前のことなのだが、それを実際にひとりひとりが自らの生活のなかで実行しない限り何も変わらないということを、改めて痛感させられた本だった。 (ア太郎/2000-12-02)
ほんとうの知識 ||||||||||||||||||
環境保護に敏感で、環境のためにこれを行っているという民衆も多いはず。しかし、その行動が本当に環境にいいの