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Google誕生 —ガレージで生まれたサーチ・モンスター
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ASIN:4872576446
イースト・プレス(2006-05-31)
翻訳:田村 理香デビッド ヴァイス
売上順位:12037
¥ 2,400(中古:¥ 1,238)

レビュー総評点:57
常識を常識と思わない創業者ラリー・ペイジとサーゲイ・ブリンが歩んできたストーリーに、出てくるアドレナリンがとまりません!!
・「世界中の知識や情報をすぐに手に入れる検索エンジンを作りたい」目的達成への強い意欲。
・世界中のWebページを集める...不可能と思わないで取り組んだこと・・・。努力の量(汗)と発想が突き抜けたこと。
とにかくすごい。できないことはないと考えずに行動しているところが素晴らしい。大きなことを成し遂げるために何が大事なのか、学ぶところが多々ありました。
『不可能に思えることにはできるだけ無視の姿勢で』

大成功に必要なのは表層的なビジネススキルなんてものではなく、
強烈な情熱とそれを裏付ける行動、そこに行き着くのだということがよくわかる。
表面的なノウハウをまとめているだけのビジネス本よりもよほどおもしろく、中身があると思います。 (GTL/2007-05-02)
2005年現在、誰もが恐らく使っているであろうサーチエンジンのGoogleが現在の姿になるまでの若い歴史を描いルポです。これまでに見られなかった企業体というべき姿がそこにあります。キーワードは"Don't be Evil"で、これは創立者の2人の天才が心に留めた基本姿勢です。これが驚異の成長率を遂げてきたGoogleを支えていると思います。頭脳明晰さと良心が、絶妙なタイミングで時代をつかんだ感じです。これからのGoogleの方向にも触れています。英語はとても読みやすく、快調に読めると思います。お勧めです。 (インプットランナー/2005-12-17)
グーグル設立者の二人の出会いから、設立、そして成長の過程をエピソードを交えながら紹介している一冊。

ありとあらゆる情報を整理して使える状態にするグーグルの目標。
そして世界帝国を目指すグーグル。

その哲学、「邪悪になるな」という言葉を信じて、
グーグルの成長を応援したいです。

§

ちょっと気になるのは日本語訳についてでしょうか。違和感の覚える文章もあれば、コンピューター用語にも聞きなれない言葉が見受けられます。

#ワイヤレス検索機能ってなに?

それが気になりつつも楽しめるくらい、グーグルストーリーは面白いです。 (ニャンゴロ/2007-01-11)
おもしろい ||||||||||||||||
細かく小見出しがついているので、目次からおもしろそうな
ところを拾い読みをしている段階。たとえば、上場時に調達
しようとした資金の総額が「e(自然対数の底)」の数字だったとか、
大成功してなお「数学オタク」な創業者の顔がのぞけるエピソード
など、新聞記事などでは読めないGoogleの素顔が新鮮だ。初めての
現地発のGoogleドキュメント(アメリカの新聞記者が本社に立ち入り
を許され、徹底取材して書いたらしい)として、ネット・ユーザーにはうれしい本だと思う。 (円周率パイ/2006-06-09)
Googleがすごいのは周知の事実なのですが、読んで改めてわかったこと
「管理部門がすごいんだなあ」
設立から10年足らずで世界10ヶ国以上に社員4000人を超える組織になってるのに、組織が破綻するどころか逆に成長が加速している。
技術陣のみならず、経理・人事・総務といったいわゆるAdmin機能も世界トップクラスなのだろう。日本では会社の成長に管理部門が追いつかず急減速する企業が目立つが、アメリカのビジネス界の層の厚さを感じる。

残念なのは誤訳。訳者は人文系が主体で経営・経済には疎いか。
×融資 → ○出資 または 投資
×株式会社 → ○公開会社 または 上場会社
×投資会社 → ○投資銀行 または 証券会社
など、この分野に通じる人が読めば一発で校正できるレベルの誤訳が興をそぐ。
旬を逃さぬよう急ぐあまり時間がなかったか。第2版以降に期待。 (iruka/2007-01-03)
の出来事が理解できる。

しかし、おそらく著者(ワシントンポスト紙の記者にして、ピューリッツアー賞受賞者!)の予想をも超す勢いでこの会社は膨張、かつ変容しているのであろう。

すでにして、「グーグルの歴史」を読んでいるような気分となってしまうのは仕方あるまい。この本の後半で「ついにグーグルの株価は300ドルを超えた」とあるが、今や470ドルを突破しているのである。

日経新聞でさえ、グーグルのことが記事にならない日の方が、少ないように感じるのは私だけであろうか。

ただの「ポータルサイトがなぜ?」などと少し前の自分のような時代遅れの考えでいると、あっという間に置き去りにされてしまいそうな、ウエッブ2.0時代。少し怖さを感じる、今日この頃だ。 (mikeexpo/2006-11-12)
レビュータイトルはあとがきで訳者が本書を評した表現ですが、まったくそのとおりの内容でした。
「ネット上での検索」という技術を極めることに情熱をもつ創業者とその技術をビジネスに転換させていくまでを描く序盤は、まさにグーグル誕生物語と呼ぶにふさわしい内容となっています。また、中盤以降は、グーグルを取り巻く環境について並列的に章立てされていて、どの章からでも拾い読みできるような構成になっています。
(例えばヤフーのようなポータルサイトと比較して)成功しないといわれていた「検索」に目をつけて他社とは差別化された技術を武器に投資家の援助を受けながら株式上場するまでのストーリーをわくわくした気持ちで読むことができました。また、全編を通して、金儲けよりも技術を極めることにこだわった創業者2人のキャラクターが伝わってきます。
グーグルという会社のDNAが感じられる一冊だと思います。 (おがよし@CSS/2008-01-05)
Yahoo!やアルタビスタにGoogleの検索システムを100万ドルで売り込んだが
相手にされなかった。もし、100万ドルで買われていたら…

2人の突出した天才が、さらに突出した強運をも味方にして、強烈に成功
していく物語(もちろんノンフィクション)です。

小説として読んでも、ある意味ちょっとウマく行きすぎじゃない?と思える
ほど。事実は小説よりも奇ではないのかもしれません。

そしてその成功は現在進行形で、しかも著者の予想を上回るスピードで進んで
います。

これから先どうなっていくのか。物語は今も続いています。 (けぽー/2006-12-08)
Googleの創設以来の桁外れの成功物語。
Google登場の頃より使っていたファンとしては、とても楽しく読め、よりGoogleを理解した気分になれた。
ただし、通常のビジネス書を読んで得られるようなTake Awayはこの本には期待できない。何せ素晴らしい天才であり、かつ人をひきつける魅力も持つ稀有な二人が、時期と運と周りの人に恵まれ、ほぼ挫折も失敗もなしに桁外れの成功をしていくというストーリーである。痛快で楽しく読めるが、読んだ後自分の毎日の行動に変化が起こるようなずんと腹に残るようなものはなかった。
また、Googleに好意的なスタンスに終始しており、様々な裁判に持ち込まれた案件の記述については客観性に?な点もあった。

厚さはあるが不思議に手になじむような装丁なので、内容的にも物理的にも通勤途中に読むのにおすすめ。
(ayabun/2006-09-28)
現在進行形のインターネット。
黎明期は過ぎ、いまは発展期にあたるだろう。
その中で、いつのまにかGoogleはネットの巨人となり、
いまや、その勢いは誰にも止められない。

今、世界を動かす2人がいることを知るだけでも読み応えは十分。
ここ数年の出来事とは思えないくらい、彼らは異端だ。
今後、歴史に残るであろう創業者2人の実話は、おとぎ話のように進む。
2人の揺るぎない信念によって、会社は成長し、
Googleは世界中にはびこる既得権益を次々と破壊してゆく。
夢じゃない。理想じゃない。彼らは本当に世界中の人々を平等にするはずだ。
その様は「しょうがない」といってあきらめている自分に力を与えてくれた。

次々とリリースされるGoogleの無料の新製品に疑問を持ったことがある方なら、
とても面白く読み進めることができます。 (chance/2006-08-31)
デビッド ヴァイス、マーク マルシード著 Google誕生を読みました。
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが出会い
強気強気でGoogleを巨大な企業に立ち上げていく
サクセスストーリーで、読んでいてわくわくしました。

セルゲイ・ブリンにはカリスマ性、人を説得する能力
そしてビジネスを締結させる生まれ持った才があるようです。

ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは
コンピューターおたくでしたが
同時に外の世界に対しても非常に幅広い感心を持っていました。
この2つを兼ね備えていないと世界で成功することは難しいようです。

Googleは遺伝子のデータベース、宇宙旅行、クリーンエネルギーにも
投資しているようです。

遺伝子のデータベースでは
アメリカ国立医学図書館のサーチエンジンPubMedとの連携が鍵になるでしょう。

Google検索はあまりにも便利なので、無くてはならない存在になりました。
ただそのビジネスモデルが広告に依存している点が少し危ういような気がします。

Google検索により、上部と右端に表示される
Sponsored Linksをクリックしても、あまりいい情報は得られないため
クリックしない癖がついてしまいました。

ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが出会わなかったら
たぶんGoogleは無かったと思います。これが奇跡だと思います。

ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの出会いは
ジョン・レノンとポール・マッカートニーとの出会いに匹敵すると思います。 (晴彦日記/2009-02-11)
まず,読みやすいと思う。IT音痴の私にも良く分かったGoogleがどのように生まれ,大きくなったか,創業者の人柄,そして,IT業界について若干でも分かるようになればと読み始めたのだが,初心者である私のニーズには全て応えていると思う。また,創業者のサーゲイがロシアから逃亡してきたユダヤ人を勇気づける場面なども,感動♪

あと,どのようにニューヨーク証券取引所に上場させたか,上場後も創業者の社風を維持するためにどのようなスキームをとったか,また,起業当初のベンチャーキャピタルからの資金調達をしたかなど,ビジネス的にも読んでいて面白い。

一度,Googleの世界を見たい人にオススメ。ただし,よく知っている人には物足りないかもなので☆はマイナス1で星4つとしました♪ (フローズンダイキリ/2007-07-11)
おそらくこの本の内容は、2年後には古くなっているのだろう。
そのような意味で「賞味期限つき」とした。
Googleの成長の歴史が記されているのだが、
ほとんどが10年に満たない間に凝縮されているのは驚かされる。
「1998年(Google創業)」とか「2004年(Goolge上場)」とか、
自分が何をしていたかを重ねると、まるで昨日のように感じられる日々ではないか。

並外れた能力を持つ創業者二人の生い立ちや、初期の資金調達の苦労話、
社内の文化、数字の語呂合わせ、マイクロソフトの嫉妬など、
Googleマニア必読のエピソードが満載だ。
マニアの一人である私自身ももちろん楽めた。

しかしながら、マニアック過ぎるところもあり、一般の読者には勧めない。
Google入門用としては
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」や
梅田望夫著「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」のほうがオススメ。

物語としての面白さも、「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」を読んだ後では
イマイチの感がぬぐえない。
人間味溢れ失敗経験のスケールもデカいジョブズに比べると、
Googleの二人の創業者は優等生過ぎ、失敗談も面白みに欠ける。

おそらくGoogleは、我々を驚かすネタを次々と提供してくれるのだろう。
それとともにこの本の内容は古く時代遅れになっていく。
(山田晃嗣/2006-09-06)
Google創業物語 |||||||||||
Googleの創業者たちについて書かれた本。
それ以上に、何か訴えかけてくるものはありませんでした。

何か足りない。それが何と言われると難しいのですが、
創業にまつわるドキュメントであるのに、その創業についての
気持ちが綴られていなかったからのように思います。
創業者たちの人柄や、すばらしい実績などはあっても
その思いが伝わってくることがありませんでした。 (HJ/2007-03-19)
googleの本質はあくまで技術を追求していく姿勢であるということがわかる。
それをちんたらちんたら書いている。 (酷評男/2007-08-05)
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NHKスペシャル グーグル革命の衝撃
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ASIN:4140811927
日本放送出版協会(2007-05)
NHK取材班
売上順位:15249
¥ 1,050(中古:¥ 147)

レビュー総評点:73
グーグルという会社の実態、およびその周辺で拡大する検索エンジンマーケティングビジネスに関し、NHKスペシャルの番組中では取り上げられなかったものも含む大量の取材に基づく情報が記載されており、番組を見た人でもかなりの新しい発見があると思う。グーグルがあまりにも巨大化する中で、この会社に関連する議論がとかく抽象的になりがちだが、本書はよくも悪くもすべて取材に基づくデータ、挿話で成り立っており、業界の現場を見せてくれる。企業論、文化論的な考察をする上でも、本書が示すような現場の状況を知っておくことは役立つと思われる。終盤の個人情報収集とマーケティング利用に関する危機感の下りは賛否両論分かれるであろうが、専門家から一般読者まで広く読みやすく、かつそれぞれのレベルに応じた意義のある本と感じる。 (秋葉原@deep/2007-05-26)
2007年1月21日(日)のNHKスペシャル「“グーグル革命”の衝撃
あなたの人生を“検索”が変える」の単行本。
Web2.0だ、Googleだ、YouTubeだというと、ネットの記事だけ
読んでまとめたような本も少なくないが、そこはさすがのNHK。
全編が実際の取材とインタビュー内容で構成されていて、
さすがにプロの仕事ぶりを感じられるものになっている。

一方で、内容については、50分のNHKスペシャルで紹介されて
いた内容通り。特に裏話があるわけでもなく、番組自体もよく
できていたのだなあと改めて感心。本書自体も早い人なら、
2時間程度で読み終えることができる。文章自体も非常に
こなれており読みやすいためだ。

番組の放映からすでに8ヶ月が経過しているけれど、未だに、
Googleについて“読む”には適している一冊だと思う。 (けいたん2008/2007-08-16)
グーグルの技術の特徴や収益源としての検索連動広告の特徴などを業界人でなくてもわかるように非常にわかりやすくまとめている。しかも、ずれていない。
※2007年1月に放送された番組も同様に、コンパクトに要点をまとめて伝える力はすばらしいの一言。

さらに、実際にグーグル本社に乗り込み、経営陣にもインタビューし、職場環境を取材している点については、外部メディアが行う限界に挑戦していると思う。インドのグーグル長者やグーグルを使いこなして生活している若者への取材など、事例紹介も充実している。
問題点の指摘の紹介についても、鋭い。
東大の小宮山総長の話を引き合いに出し、「グーグル検索によって簡易に情報を集めるだけでは、閃き、優れた知の構造、常識を疑う力は生まれない」と言った話を取り上げている。もちろん、鋭いのは小宮山総長であるが、グーグル依存の危険性を紹介する上ではよいエピソードであるといえる。
※なお、その他のグーグル依存の危険性などの考察・判断にあたっては、本で紹介されていない国内外の研究者への取材、インタビューなどを元にしている部分もあるだろうと思われます。

ただ一点、物足りない点があるとしたら、創業者の二人、Larry Page, Sergey Brin へのインタビューや発言の紹介ができていない(少ない)ことだろうか。
CEOのエリック・シュミットのインタビューがあるだけでもすばらしいが、グーグルという会社のカルチャーは創業者二人の発想や考えによって作られているところも大きい。その原点、生い立ちやビジョンに立ち入ることで、今後のグーグルの未来を想像することができるのだから。この点では、『Google誕生』に分があると思われる。直近の彼らの動向が知りにくいだけに、惜しいところだ。 (GTL/2007-08-25)
 小説「1984年」、国民の挙手一途右側は「ビッグブラザー」と呼ばれる神のような存在に監視されてそこから逃れることができないという悪夢が描かれているそうだ。グーグルとはその「ビッグブラザー」だろうか?NHKスペシャル「グーグル」を見たときは本当に衝撃だった。放映からほぼ半年経って、NHK取材班が出版したこの本は、佐々木 俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」文春新書(2006年4月)よりも、内容はよい。何故こんなに遅れての出版になってしまったんだろう。もっと早く出版して欲しかった。惜しい。グーグルは、半年の間にも変貌してしまう。
 内容は充実している。さすがはNHKだ。検索順位が売り上げを決定してしまう、検索順位を上げるための会社・ソフト、はたまたグーグルを騙す検索スパム、グーグル村八分。全ての情報をグーグルが握ってしまっているという恐ろしい現実。一民間企業の範囲を超えてしまっている。「全ての情報を整理、管理する」というグーグルの傲慢な姿勢に、そんなことが本当にできるのだろうか?ハードが追いつかなくて結局は情報がパンクするんじゃないか?そこまでできないだろう、って思いながら読んだ。グーグルに対抗するヤフーだって、マイクロソフトだって、グーだってあるじゃないかと思っていたが、ヤフーは結局グーグルの情報データベースを使っているというし、グーを立ち上げたのはグーグルの関係者というのだから、もはや外堀はグーグルによって埋まってしまったという感がある。この先一体どうなっていくのか?日本語圏内にいるとあまり感じないが、英語圏ではグーグルは独壇場だそうだ。日本は情報鎖国になっているのかもしれない。これが将来日本にとって幸いなことになるか、はたまた不幸なことになるのか。 (カッツ2007/2007-07-28)
2007年5月25日リリース。グーグルの内部とその周辺に長期取材をNHKの有能な4人のスタッフが乗り込み創り上げたいまだかつてないほど正確にグーグルのカタチを捉えた価値ある一冊である。その様子はDVDにもなっているがむしろ本であるこちらの方がより内容が詳細に感じられた。

グーグルは1998年にスタンフォード大学の2人の若者によって設立され、わずか9年で時価総額18兆円に到達した企業だ。そのグーグルの過去と、ブラック・ボックス化されていない部分の『今』をかなり正確に知ることが出来る。そしてこれからグーグルがどういうことをやろうとしているのか、がかなり予想できる。

『今』グーグルがやっていることで最も印象に残ったのは、
1.スタンフォード大学の図書館の本をすべてスキャニングしデジタル化している
2.無線LAN網の無料解放による『位置』も含めた個人データの収集
3.auとの提携に象徴される携帯端末への軸足移動(この本では正確に触れられるところまで行っていないが『アンドロイド』のこと)

だった。つまりは人類の知的財産の完全デジタル化と個人情報の位置データまでも含めた完全把握、そしてその位置データをより完全なものにするための携帯端末掌握だ。レビューを簡潔に書ききれないくらいに中身が濃い。考えさせられる一冊だった。 (voodootalk/2008-07-13)
NHKスペシャルで放送された内容に、さらに最新の情報、周辺情報まで含めて書かれた1冊。
放送メディアはとかくヒステリックに扱いがちですが、妥当性を持って批判的に書かれていると思います。
検索と広告、そしてそれに付随する多くのサービスをビジネスとして成立させていく同社のスタイルが克明に描かれています。
むろん、全貌が描かれているわけではありませんし、最新の内容を取り入れてもなお、変化する同社のありようをとらまえているわけでもありません。
しかしながら、グーグルの成果と抱える問題点をわかりやすく解説しています。
便利に使っているサービスですが、同社がわれわれの生活に与えるであろう脅威を明らかにしていますし、非常に面白く拝読しました。
NHK出版だと、普通1300〜1500円ぐらいのお値段が付いてくるかと思いますが、本書は1000円。
この値段も意欲的です。 (Tanako.R/2007-06-10)
なかなか考えさせられる本です。
Googleが暗示する未来の情報社会の姿。
個人が処理しきれないほどの情報が溢れ、もはや生活に不可欠となったインターネット。Googleに代表されるような検索サイトは、本当に正しく公正に社会の姿を映し出しているのか?
また、私たちはGoogleが提供する利便性のために、どこまで個人情報を彼らにゆだねられるのか?
国境や言語を越えて広がり、ごく普通の人々の実生活にまで深い影響を与えるようになったGoogle。私たちはどのようなルール(法律)をもって、彼らに向き合っていったらいいのだろうか?

読み終えると、ちょっとドキドキして。ちょっと不安になります。

それにしても、Googleって、民間版のエシュロンみたいじゃないですか? (yoshikumi/2007-11-13)
IT系の本はどのレベルの人達をターゲットにしているかにより、受けての印象も大きく変わるが、業界に詳しくない人が読まれても、今のネット業界のリーダー企業に現状と危険性を視座されておりわかりやすく、詳しい方が読まれても、ここに書かれている全ての内容を把握している方はそう居ないのではないかと思われるほど情報は幅広く深い。何よりさすがNHKと思わせる取材力で(NHKの回し者ではないが、この手のことについてはNHKはさすがである。歌謡番組は?だが)、今や世界のリーデイングカンパニーのグーグルの幹部がここまでインタビューなどに応じていることや、過去のセミナーなどの講演資料などを数多く読み込み、それらからポイントと思われる文献を掲載するなど、まさにマスメデイならではの取材力である。テーマは一見普通に生活する人々には、日常的に遠いことのように思われるが実は今の情報化社会の多くの人たちが直面しているテーマであることが良くわかる。個人的には企業で組織を預かる身として、エピローグで警告されている考えない(考えられない)若者が多く出現していることにまさに直面しており、まさに若く、高学歴な人ほど不得手に思う。また本書を読みながら近未来映画に良く出てくる、ある一企業が世界を牛耳り、情報をコントロールすることが可能になる社会も論理的に数年後には可能になるのではと思わせる部分もあり、非常に怖い思いがしたしだいである。いずれにしても最近読んだ本の中では、シンプルに非常に面白かった。 (仕事が楽しいと人生が楽しい/2007-07-20)
様々なグーグル紹介本がある中、斬新な社風、先進性、技術力、アイデアを賞賛するだけでなく、プライバシー、個人情報の保護の問題について課題も提起しており評価できます。
人間の手を介さず、システムのアルゴリズムで対応しているとしても、検索順位について、グーグルという一企業が主導権を握ることで、企業の売上、収益、命運を左右するのはいかがなものかと、うなってしまいます。
この辺りの突っ込みは、マスコミの立場ならではの考察が入っており、単なる入門本としてだけでなく、今後のネット社会の行方、課題を占ううえでも、読んでおきたい本と言えます。 (George/2007-06-12)
一見、現代版アメリカン・ビジネスのサクセス・ストーリーでありながら、実は「検索という名の文明進化」に依存し、時に翻弄される世相に対し、痛烈な疑問符を投げかけている。しょせん世の中が、少数の「考える人」と大多数の「流される人」の集まりであることは、歴史を紐解くまでもなく明白であるが、「検索文明」の急激な進化に伴い、両者間の落差は、ますます激化し、多くの人間の思考力は退化の一途を辿っている。かく言う私自身、検索行為を重ねた結果、このレビュー執筆に至っていること自体、まこと皮肉な現実であるが、著しいインターネットの進化がもたらす結果が、単に「思考力の退化」であるとしたら、あまりに哀しい。 (ムサシノヒロシ/2007-06-28)
確かに、グーグルの利便性は衝撃的だ。部屋にいながら、ある意味 距離も時間も飛び越えて、何でも『検索』できる事は、素直に「便利」であるが、何か怖い気もする…。 (hirot1/2008-02-08)
最後が余計 |||||||||
素直にいい本だと思います
しっかり取材してるのが伝わりますし
ヤフーとグーグルの違いが分からない人でも
読めるよう考慮して書かれています
とりあえずグーグルのやってることの
凄さが垣間見える本
価格も安いしさすがNHK

が、最後にとってつけたような
ネット批判が掲載されてて悲しくなりました
文責がチーフプロデューサーとのことですが
せっかくの良本が台無しです
全くどこの世界にも老害がいてほんまに・・・
読後の爽快感をぶち壊されたので星三つ

PS:グーグル爆弾の実例を一つ
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E5%A3%B2%E5%9B%BD%E6%96%B0%E8%81%9E&lr=
上から三つ目に注目 (クマ/2007-08-26)
 ある程度Google社の内情を切り込んだ内容である点としては読み応えがありますが、Google社に対しての危険性の指摘が大変安易な印象が残ります。
 具体的には、検索やGメールなどの無料でサービスを使用できることは素晴らしいと表現しつつ、それらを利用することによって個人情報収集とマーケティング利用に関する危機感を訴えています。しかしながら、使用や利用履歴に関してマーケティングに利用するのは企業として日常的な行為であり、例えばGoogle以外のネットサービスやポイントカードを発行する企業達とどういう点で危険なのかが差別化できていない印象です。しかも、本の中では、危険性を指摘しながら、どう対策すれば良いか、何ら提起されていないのが、内容を薄くさせている感があります。
 Googleのサービスを利用しそれに対する結果、その結果に対する代償について、バランス良く評価されているとは言い難く、「そういうのがイヤならではGoogleのサービスを使わなければ良いんじゃない?」という単純な感想しか読者に与えないんじゃないでしょうか?もし、それが目的だとしたら非常に問題のある本だと思います。
 
(まっちゅ/2007-07-17)
推奨 ||||||||
ネット社会の現状や展望に対する深い洞察が披露されているわけではないが、ジャーナリストならではの機動力と取材力を存分に活かした力作といえるだろう。読者それぞれがネット社会の行方を考えるうえで示唆される点は少なくない。ビジネスパースンにとっても、並みの経営学書よりもはるかに多くのメッセージを読み取ることができるだろう。
(zigeunerweisen/2007-07-12)
 NHKで2007.1.21に同名番組で放送されたものを書籍化したものである。確かにグーグルには驚かされる。最近ではピンポイントで住所から航空写真で自宅を見られる、グーグルマップ・グーグルアースには驚いたし、ストリートビューにも腰を抜かした。「こんな広範囲に」「これほど正確に」「しかも無料で」サービスを提供する企業があるだろうか。

 いつの間にやら、皆が家庭でも仕事でも(おそらく学校でも)、何か調べるときにはネットで(すなわちグーグルで)するような生活スタイルになっている。もちろん、検索結果がグーグルの決めた恣意的なやり方で表示されることや、論文や書籍と比較して信用度合が低いことは十分わかっているつもりである。

 こうして、情報が氾濫し多様性が広がったように見えて、人間の考え方そのものは徐々に画一化していくんだろう。いつかは「甲殻機動隊 stand alone complex」のような世界にだんだん近づいていくんだろう。子供の時の未来が、透明チューブの中を自動運転の自動車が走ることを夢見たように、実際にはそれはまだまだ先のようには思えるけれども・・・色々なことを感じさせてくれる本です。
(ねぼすけ2004/2009-05-27)
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読んだ本(絵本以外)2007年8月
 
w:13 h:18 440page
ザ・サーチ グーグルが世界を変えた
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ASIN:4822244873
日経BP社(2005-11-17)
翻訳:中谷 和男ジョン・バッテル
売上順位:37982
¥ 1,890(中古:¥ 1)

レビュー総評点:119
旧い頃からのパソコンユーザなら、最初の話題は懐かしさがいっぱいです。そうそうマゼランというロータスのソフトがあったなぁ。BYTEの広告ページや評価を読んだことを思い出しました。いろいろな検索エンジ癌登場して、その都度試していた頃が懐かしいです。しかし、そんなに昔のことじゃないのに驚き。アルゴリズムの教科書には、検索、探索、並べ替え、グラフなどが解説されていますが、こういう基本的なことが、とてつもなく大きなビジネスになるとは思わなかった。事業資金集めの話や創業者が経験豊富なCEOを雇ったり、会社が大きくなって確執が起こること、横柄な考えに傾いてしまうことなどは、よく聞くことなので、取り立てて珍しいことはありません。
Googleは最近YouTubeを買収しましたが、本書の361ページに、
「次はビデオだね」とシュミットは答えた。
とありました。なるほど、前から考えていたんだ。ただし、本書の著者は、ビデオと言うことに懐疑的で、本当のことを隠している、と書いています。
他の方も指摘されていますが、翻訳はちょっと悪いですね。英語だけでなく、ある種、この分野の常識を知らないのかな。原著の悪さは、時間的な経緯が分かりにくいことです。 (おひるねおさる/2006-10-13)
「ウェブ進化論」を読んで、ITがそれなりに分かったつもりになって、「ウェブ進化論」で礼賛されたグーグルについて更に知りたくなる。そういう人は多いだろう。
しかし、本書は、「ウェブ進化論」とは異なり、手取り足取り、IT音痴のかゆいところまで手を伸ばしてくれるほど親切ではない。
そういう意味で、この評価はあくまでIT音痴用のもの。よく分かっている人にとってはかなり評価は高くなるはずだとは想像する。
それほど素人向けの本ではない。 (まーたろう/2006-04-25)
グーグルを使って検索することを「ググる」と呼びならわすようになったのはつい最近のことであるが、今ではすっかり一般化してしまっている。かつて携帯音楽プレーヤーのことをウォークマンといい、事務用コピー機のことをゼロックスといったのと同じくらいに、いまやグーグルはインターネット上での検索の代名詞になりつつある。数年前まで、いったいだれがこの事態を予測しえただろう?
 本書の基本的な内容については他のレビューを参照していただくとして、最近中国政府にとって具合のわるい項目を検索対象から削除するようにという中国政府からの要請(規制)を一部グーグルが受け入れたように、また比較的文章をものすることの多い方が日頃グーグルを利用していて痛感されているように、グーグルは決して万能ではないし全き自由・公平でもない。
 ページランクという「他からより多く参照(リンク)されたページが検索の上位に表示される」とする仕組みは、結局のところ「人気投票」である。人気の高さは必ずしもそのページの質の高さと精度を約束しない。ベストセラーの書物がその内容の良し悪しとはあまり関係がないのと同様か、編集という他者からのチェックがなされないことが多いゆえに書物以上に玉石混交であることを忘れてはならないだろう。それから言うまでもないことだが、いくら優秀な検索ソフトでも「ないものは探しようがない」ということも。
 この種の本はとかく特定企業のヨイショ記事で終始することが多い。が、その点本書は問題点や今後の課題まで比較的冷静に記述している。
 マイクロソフトに匹敵しあるいは凌駕したともいえる巨大企業=グーグルと、検索エンジンに、いたずらに幻想も拒否も抱かないための基本図書にはちがいない。 (2230m/2006-03-25)
インターネット上の検索サービスで圧倒的なNo.1である「Google」。
しかし、「Google」は多くのインターネットサービスとは異なり、
サービスの発明者ではない。どちらかというと後発とも言える中、
創業者の二人が採った戦略が幸運にも道を切り開いてきた。
「Google」の今を支えるのは「Don't Be Evil(邪魔にならない)」
という顧客保護のコンセプト。それが、マスコミや顧客の支持を
得たため、広告主など様々なステークスホルダーを押さえつけ、
新たなビジネスモデルを切り開くことを可能にしたという。

Googleからではなかった「サーチ(検索)」サービスの興りから、
DECのAltaVista、go2.com(Overture)、を経て、Googleへ。
そして、Google自身では検索、アドワーズ、アドセンスへと
ビジネスを広げてきた歴史を豊富なインタビューと、関係者の
証言でまとめてある。
ビジネスノウハウ本ではなく、いわゆるSEO本でもなく、
いわゆる歴史本に近い位置づけだが、こうしたビジネス史が
好きなら、かなり楽しめる内容だと思う。 (けいたん2008/2005-12-30)
 グーグルという会社がどういう背景で生まれ、何を目指し、何を変えていったのか、
あるいは今後「検索」というこの技術が人の生活やビジネスにどんな影響を与えるのか
といったテーマを、具体的な取材を含めた関係者の声や取材を重ねながら明らかにして
ゆきます。
 平易な記述なので決して難解な本ではありません。ただし和訳の品質はプロの仕事に
はほど遠く下手の部類に入ると思いますが、内容が理解できないというコトにはならな
いと思います。

 出版当時としてはこの本に書かれていることが新しすぎて、必ずしもよく理解できな
い所も多かったのではないかと思いますが、今となってはこういったことはもはや日常
的に目の前でおきていて、普通に体験できる状況になってきました。そういう意味では
今となってはここの内容は鮮度も落ちてしまっています。
(ny/2006-11-22)
 この本を読むとネットはヴァーチャルでもなんでもなく、ネットこそが現代(いま)のリアルであることがよくわかる。
 ネットを単なる成功物語のタネと考えたり、逆にネガティヴな面だけを殊更にあげつらったりするようなフェーズじゃないのだ。自らのこととして、過大にでもなく、過小にでもなく、「グーグル」について考えることが大事なんじゃないだろうか?

 本文に「検索エンジンはユーザーにとってインターフェースの隠喩となった」って言葉があるけど、確かにいまやインターフェースはウィンドウズではなくグーグルである。
 ローカルPCのウィンドウズ支配なんてのが牧歌的に思えるくらい、ネットにおけるグーグルの席巻ぶりはヤバいだろう。便利でシンプルでクールだからこそヤバいんだよなぁ。アルゴリズム、テクノロジーって無機質イメージで一見、公平中立でフラットに見えるインターフェースがヤバい。いかにも“あからさま”なウィンドウズが牧歌的に感じられる所以である。インターフェースは世界共通なのに、中国じゃ「天安門事件」や「チベット独立」はヒットしない訳でさ。グーグルは公平でも中立でもない、ビジネスを追及する一企業なのである。“グーグルダンス”によって一喜一憂する弱小ネットショップのオヤジなんてのは、「そこまで依存するなよお前」って感じだけど、プライバシー周りに関しては、誰しもが身近に危機感を持つ必要があるよね。
 グーグルの凄さもヤバさもわかる一冊である。 (盥アットマーク/2006-05-28)
今や、誰も脅かすことのできないと思われていたMicrosoftの牙城すら脅かす巨大な存在に成長したGoogleの、過去から予想される未来までを俯瞰した書。
著者の広範な人脈によって、巷間語られているGoogleに対する好意的なイメージとはやや異なる面が炙り出されている労作だと思う。特に、go2.com(現Overture)に対する詳細な記述と、検索とプライバシーの関係については、具体例も含めて興味深く読んだ。
しかし、内容の充実とは相反する難点がやや目立つ本ではある。
先ず、著者の文章が冗長だとしばしば感じた。文章に対する趣味の問題かも知れないが、ノンフィクションとしては、すっと頭に入って来にくい表現が多いような気がする。
次に、翻訳が今ひとつ。特に、しばしば登場する検索への修辞語である「オーガニック」に対する違和感は最後まで消えなかった。
これらのマイナス面を差し引いても、単なるGoogle礼賛本には全く終わっておらず、内容は充実している。Googleを頻繁に利用し、Googleに無批判の賞賛を覚えている人(私を含めて)にとっては、必読の書だと思う。 (torimori/2006-02-15)
前半までは、グーグル登場以前とグーグル登場後
の、検索ビジネスとネットビジネスの覇権をめぐる、大変
興味深い、今日の隆盛に至った歴史が、細かに取材されています。

歴史を飾ったなつかしくも、消えていった数々の米国企業。

そして、本書の真骨頂は、後半です。ここまで時代の寵児となった
グーグルをはじめとする、「この世の過去、現在のデジタル情報
を検索する」という仕組みは、どのような発展、変貌を遂げ、
われわれの世界観、日常生活、個人に、どのような変革をもたらす
のか?

検索とは、単なる検索ではない。そこには、検索の仕組みを提供
しているひとつの私企業の意思を持ち込むことが可能になっている。

これを、グーグルの影に消えていった個人商店やネット上で
ささやかに商売をしていった人たちにいかに影響を与えたのか。
世界中のコンテンツをデジタル化し、検索可能にし、トラッキング
情報を集め、それを、商売などの目的に利用する時、「情報」を
支配するものは誰か?その社会はどんな社会なのか?

そして、悪意あるデジタル社会になるのか、すばらしく便利な社会
になるのか?その行方を占うために、現在進行中の技術の先端シーン
も取材し紹介しています。

今後のデジタル社会をしっかりと見据えるために、現代人必読
の一冊です。技術的に難解なところは読み飛ばしても大丈夫です。 (佐倉ごるふ/2006-01-27)
 広大なインターネットのWEB世界で,検索サービスがどのように生まれてきたのか。どのように発展し,これからどうなっていくのか。軽快かつ綿密に描かれていた。

 グーグルが登場するまでは,インターネットで本当に役に立つ情報を集めるのは,かなりの時間と経験を要したものだが,今ではすばやく必要な情報を集められる様になった。グーグルがどのようにして有益なページを見つけてくるのか,判りやすく概略を説明してくれている。

 グーグルの誕生から発展の経緯についても詳しく書かれているのが興味深い。最初は全然儲かっていなかったんだなあ。広告サービスとどのように連携させていったかについても,緻密に記載されていた。

 インターネットの上でなんらかの仕事をするなら,ためになる本。

 これからどんな事をすればいいかを考える時には,過去の成功と失敗をよく分析する必要があると思うが,この本は実によくまとめられていた。 (thayashi3/2006-01-03)
 1996年頃はネットビジネスのさわりにかかわっていたにもかかわらず、”なぜ、皆が検索エンジンのことでこんなに騒ぐのだろう?”と理解できずにいました。
 それから10年、「ザ・サーチ グーグルが世界を変えた」を読んで意味合いの理解がやっと一目盛り進みました。人間の脳の働きにも似た本質的な意味が検索エンジンの研究には含まれているような気がしました。生物個体の2000gの脳の制約を超え、ネットを通じたメタ脳の進化が進む予感がします。そういう意味で、”読まなければならない本”のリストに加わる可能性を持っているのではないでしょうか。最近友人が「1995年のビーイングデジタル(ニコラスネグロポンテ)を今読むと驚くことばかり。当時はそうでもなかったのに。」と言っていました。私も当時それほど感銘は受けませんでしたが、振り返ってみたときに本質的な予言をしていたのかもしれません。タイムリーに本質に気づくのはなかなか難しいものですね。
 表現からは、ネットスケープの勃興と革命の予感を描いた「インターネット激動の1000日―WWWの地平を切り開くパイオニアたち」(1997年頃)に似ているかもしれません。いまや印象が残っていませんが。
(jimmy/2006-05-12)
最近読んだビジネス本の中では、最もエキサイティング且つ衝撃的な一冊。インターネット界の寵児グーグルが、殆どゼロから僅か5年間で如何にして検索エンジンのガリバー、ネットエコノミーの支配者となりえたのか?膨張する史上最大のデータバンクは我々に何をもたらすのか? まさに起こりつつあるビジネス革命、さらには経済、社会の現在と未来を読み解くための必読書として薦めたい。
検索ランクを落とした靴屋が有料広告に切り替えざるを得なくなったのは、より使いやすい検索を追求した善意の「最適化」の結果なのか、それともグーグルの陰謀なのか? ネットスケープ、アルタビスタ、ヤフー...才気と狂気に満ちたドットコム企業家たちがシリコンバレーで繰り広げる波乱のドラマ、検索ランキングアップを請け負って暗躍するSEO(Search Engine Optimization)業者とグーグルのいたちごっこの格闘劇等々、あたかもハリウッド映画を見るように、冴えわたる迫真の筆致が読者をとらえて放さない。
インターネットが人類の生み出すあらゆる情報と知識を取り込む未来のデジタル社会。そこで何十億人の検索履歴の集積によって進化した「意志をもった検索」は、あなたが誰で何故その情報を求めるのかを自ら判断し、最適な答えを瞬時に提供する。筆者は終章でそんなネット社会の未来像を描き出す。 しかし、この限りなく変容を遂げる「検索エンジン」が、究極の奉仕者なのか、それともモニター画面の背後で情報社会を支配する背筋も凍る巨大な怪物なのか、その答えは書かれていない。 (MY ALEX/2006-02-19)
翻訳が・・・ |||||||||||||||||
内容は非常に刺激的。IT/ネット業界以外の方も興味深く読めるはず。
ただし翻訳はいただけない。何故IT系の知識/経験が皆無の翻訳者をアサインしたのか、日経BPの見識を疑う。 (AtoZ/2006-03-27)
検索エンジンの生い立ちから、その将来像に至るまで深い洞察を施した好著と言える。
時価総額で1,000億ドルを超えるグーグルは如何にして生まれ、どこに向かって拡大しているのか。「世界で最も注目される企業」という形容詞は大袈裟ではないように思われる。完全な検索とは、「検索者が誰であり、なぜ質問したかを知り尽くした上で回答を得る」と考えられているが、その様なことが将来出来る様になるとすれば、グーグルが一番近いポジションに居ると言えるのであろう。
素人には技術的に難解な部分もあるが、昨今言われる、ネットとTVなどのメディアとの融合とはこういうことかと感じさせる記述は一読の価値がある。
(hbspmd/2006-01-04)
奇しくも今日の日経朝刊のライブドア問題特集記事で「日本にもグーグルのような価値を生みだすIT企業が出てきてほしい」なる記述がありました。

グーグルは検索エンジンを利用するひとびとの検索行動そのものを蓄積していく。まさしくグーグルの「語源」になったgoogol=10の100乗を地で行くビジネスモデル。

本書ではこのグーグルの蓄積された検索実績=利用者の嗜好・消費性向データを使えばイーベイ・アマゾンを凌ぐイーコマースが可能である、と。最後のほうに行くとあまりにも話のスケールが壮大になりすぎて読んでる自分の脳のオーバーヒートを感じました。刺激的な本です。 (driven/2006-01-22)
気がつけば、仕事もプライベートもこれなしの生活が考えられないほど当たり前のものになったGoogleを初めとする検索サイト。

「サービスを無料提供して、どうやって儲けているのだろう」「どんな仕組みで動いているのだろう」「なぜ検索ビジネスがこんなに注目され、Googleの株価が高いのだろう」など、疑問を持つ方も多いと思いますが、本書を読めばその答えが分かります。

さらに、巨大な「意思のデータベース」であるGoogleでの検索結果を活用することで、その時々人々が求めているもの、関心があるものが分かるためビジネスチャンスは無限であるといいます。一方で、検索サイトはその巨大な影響力のため、プライバシー侵害の問題や意図的な情報操作など新たな社会問題を生み出すまでになっています。

現に、米司法省からの情報提供要求の問題や中国における意図的な検索結果の操作など、本書でも指摘されている問題は次々と現実のものになっており、Googleの対応はネット業界のみならず一般社会でも注目の的になっています。

本書では、Googleを中心に、WEB検索の技術的な仕組み、検索のビジネスモデル、発達の歴史、現状の問題、未来の可能性まで、「検索(サーチ)」について知っておくべきことが網羅されています。

特に、検索が社会に与える影響力と、その未来の可能性については必読です。

ゲノムビジネスや宇宙ビジネスなど、「情報の全てを収集し、分類し、意味のあるものとして、誰にでもアクセスできるものとする」ことを中心に大胆な戦略を打ち出すGoogleのビジネスを理解するために、近未来の社会を想像するためにも、必読です。

なお、専門用語の羅列や翻訳が一部わかりにくいところもありますので、わかりにくい部分は飛ばし読みするのが良いと思います。 (ぷりうす/2006-04-03)
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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
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文藝春秋(2006-04)
佐々木 俊尚
売上順位:7038
¥ 798(中古:¥ 28)

レビュー総評点:143
 梅田望夫著「ウェブ進化論」(ちくま新書)を読了してすぐ本書を手にしました。「ウェブ進化論」ではバラ色のネット社会が展開するという楽観的論考に満ちていましたが、本書はグーグルの成し遂げようとする近未来には光と影の両面があることをきちんと指摘しています。

 私自身、グーグルなしには過ぎないという日々を公私に渡って送っています。ネット黎明期の95年にオンライン生活を始めてから、イメージ検索やニュース検索、英英辞典機能などグーグルであらゆる情報を渉猟するのが当たり前です。その恩恵は計り知れないといえるでしょう。

 本書はなかでもグーグルのアドワーズ機能が、ロングホーン的価値を掘り起こし、いかに多くの零細時業主に新たなビジネスチャンスを与えているのかという事実を、地方都市での興味深い事例とともに提示して見せていて、プロジェクトX的なスリリングな物語として楽しく読みました。毎日新聞記者出身のフリーライターだけに、幅広い読者に平易に語りかけるようなその筆致は、読んでいて飽きることがありません。

 しかし、昨今、中国進出に伴ってグーグルが共産党政権の検閲に屈している様や、グーグルアースが実はアメリカの軍事施設などの写真の鮮明度を抑え気味にしている話などが描かれる後半部分に至ると、お話は急激にきな臭くなっていきます。

 将来的にグーグルは神のような存在となり、そこからはじかれたものは(ウェブ)社会での存在を失う可能性を秘めていることや、個人のかなり細かいデータまでも含めてこの世のありとあらゆる情報を総合データベース化しようとしていることなど、なんともディストピア的世界が展開される可能性もまた描かれています。

 10年後、本書が予測したネット社会はどこまで実現しているのでしょうか。ワクワクするような期待感半分、空恐ろしく思う気持ち半分を胸に、本書を閉じました。
(yukkiebeer/2006-06-24)
「Web進化論」よりためになります! ||||||||||||||||||||||||||||||
ベストセラー「Web進化論」の二番煎じかと思い購読してみましたが、グーグル等の新しいインターネット上のビジネスがどのように社会に影響を及ぼすか光と陰の部分が分かり易く書かれており非常にためになります。通常、このような本は日の当たる部分が強調される事が多く、同じ業界人としては辟易してしまうが、この本はインターネットが社会に与える影響の本質を鋭く捉えていると思います。
グーグルのセールス本とは違いますのでお薦めです。
また、短時間で読めるので飽きることがありませんでした。 (kenji7/2006-05-14)
Googleも完璧ではない |||||||||||||||||||||||||||||||
「WEB進化論」を読んだのち、Googleについてより深く知ろうと思い購入したが、内容的にはほぼ同じであった。
本書よりも「WEB進化論」の方が、ネット社会の潮流についてより体系化、深堀りされていたように思う。

良かった点としては、ジャーナリストの視点で書かれていることから、Googleの負の側面にもちゃんとスポットライトが当てられており、「WEB進化論」のようにGoogle原理主義になっていないことが挙げられる。 (ハナミズキ/2006-07-10)
ジャーナリストの視点から |||||||||||||||||||||
現在起こっているインターネット上の出来事という同じテーマを語るのに、視点や表現する手法によって、切り口や現れ方が違うんだなと改めて感心して読ませていただきました。「Web進化論」を読みさらに、「グーグル―Google」を読んで、非常によく理解が進みました。さすがに佐々木さんはジャーナリストだけあって、綿密に取材し、しっかりと記事をお書きになっているという感じがします。Web上のことだけでなく、中小企業や個人事業主にちかい、非常に弱小の企業がいかに、グーグルのアドワーズ広告で効果的にニッチな仕事をとって成長できたかという具体例があげられ、web2.0やロングテールの法則もわかりやすく表現されています。
「Web進化論」はインターネットに日々接している人々には非常に分かりやすいのですが、「グーグル―Google」は、インターネットは少し苦手という人にもとっても分かりやすいと思います。

グーグル―Googleという新しいプレイヤーと、既存の帝国を作り上げてきたマクロソフトやヤフーなどの王者たちがどのように戦うのか、非常に興味深いところです。しかし、多少のかげりの見えてきた「グーグル―Google」ではあっても、強大な技術力、資本力を今後どのように生かすのか、若い世代の創設者たちに期待したいと思います。
私は、次なる成長サービスは、双方向性を持つユーザ参加型のコンテンツだと思っているのですが、インターネットの双方向性が真の意味で有効になっていくのに一番重要なのことは、どのように今の時代に生きる一人一人のインターネットテラシーが育つのかのかということだと思います。

どちらも新書版なので、両方読んでいただくことをお勧めします。これからビジネスをしながら生きていくには、どのようなビジネスであっても、この今起こっていることを理解することからはじめないとならないと思うのです。多くの人々にチャンスが生まれていると同時に、もしかしたら巨大なコントロールの配下に入ることになってしまうかもしれないという、大きな節目の今、この二冊は必読書であると思います。どんなにかかっても数日の行き帰りの電車の中で読める本ですから、ぜひとも読んでみてくださいね。

(遊女・asome/2006-06-20)
タイトルの如く、世界最強・最大の検索エンジンを解説した書。グーグルとは何か、なぜ検索エンジンが世界を席巻するのか、グーグルが破壊した既存のシステムについて詳細に、かつ、わかりやすくまとめている。検索システムのどこに着目してどのような応用方法があるのかを具体的に説明し、その凄まじさを紹介し、将来展望に至る。グーグルによって既存の情報はきわめて高速度で、しかも安価で不特定多数に分配されるようになり、知識を糧に生活してきた者に対して打撃を与えた。また、予測しづらい大衆、顧客のデータが正確に集まるようになった。これによって、企業の形態も大幅に変化する必要に迫られた。このシステムをうまく利用できた者が勝ち残れるようになってきたのだ。

内容は、『ウェブ進化論(梅田望夫著)』と重複する部分が多いが、これら2冊を読むことでグーグル必要な情報は十分得られる。この2冊に、『ウェブ世界をゆく(梅田望夫著)』でグーグルをどう利用していくべきかが理解され、知識が完結する。

表現のわかりやすさ、情報量から星4つの評価、良書と思う。 (MM/2007-11-22)
読みやすく書かれており、量も適量なのであっという間に読めてしまいました。しかも、なかなかわかりやすい。

書名の通り、Googleという企業を様々な角度から眺めた本になっています。各章のキーワードは「破壊戦略」「サーチエコノミー」「キーワード広告」「ロングテール」「アテンション」「巨大な権力」となっており、それぞれのキーワードを解説したような中身になっています。

この本の良い部分は、適度な網羅性と説明のわかりやすさ。

上に書いた章立てからもわかるように、最近色々なところで見かけるようになった”流行語”をきちんと網羅しているところに好感が持てました。また、単にGoogle礼賛にとどまらず、「グーグル八分」や検閲容認の話も取り上げ、必ずしもGoogleの良い面だけを強調しているわけではないところも良いと思いました。

そして、この本は、そういう”流行語”をわかりやすく、丁寧に説明しています。わかりやすさのポイントは、身近な例を使って説明していることと、それがどういう影響を与えるのかということまで突っ込んで説明していること。ただ、この説明は、ある人にとってはわかりやすいかもしれませんが、回りくどいと思う人や、話が行き過ぎてると感じる人も多いかもしれません。

Googleすごい!という声があちこちから聞こえますが(実際、自分もそのひとりだと思います)、「結局のところ、何がどうすごいの?」「Googleって、すごい(良い)とこばっかりなの?」という冷静な問いにきちんと答えている本だと感じました。

この本でも書かれているように、Googleのことをどう思おうと、Googleが今後しばらくインターネットで重要な位置を占めていくのは確実でしょうから、そのGoogleの基本的なところを押さえておくのは悪くないかと思いますし、その際にこの本は良い本だと思います。また、本書でも何度か紹介されていた『ザ・サーチ』も同じ意味で良さそうなので、ぜひ読んでみたいところです。 (新井宏征/2007-08-13)
「ウェブ進化論」は、Google を神格化しておりましたが(この本の言い方で言うなら「インターネットという神に仕える侍祭」といったとこ?)、この本はこのままいくとこんな悪いこともあるかもよ、ということにも触れられています。

キーワード検索をつかった駐車場経営者やメッキ工場の話が実例としてあげられていたりして、なかなか面白かったです。グーグルの最終目標が「広告対象のデータベース化と特定」にあるのも明確にされております。

最後の方に「グーグル八分」(「司祭による宗教的追放」と述べられている)の問題とか、政治的に屈服した話とかも載っているので、全体の印象としては(倒置法により)「グーグルって実は危ないのでは?」という印象になっていると思われます。筆者の思惑がそこにあったのかは分かりませんが……

しかし、最後がフィリップ・K・ディックの『ユービック』の話で終わるのはどうなんだろう(笑)。

啓蒙書としては面白いと思います。うちの父に読ませてみよう。 (まりおん/2007-02-14)
この本はグーグルを通してインターネットの進化を描いたものである。

まず、最初にグーグルが次々と新しいサービスを打ち出し、既存のビジネスを破壊していく様を記述している。「グーグルニュース」「グーグルマップ」「Gメール」「グーグルネット」「グーグルベース」「グーグルブックサーチ」‥。いくつかのサービスは実際に使って便利だなと思っていたが、「あ、そうか。次にはこんなことができるのか」と現在進行形のサービスを知ることができた。
次に、「どうしてこれら様々なサービスを無料でできるのか?」と常々疑問に思っていたことについて。これには、「巨大な広告代理店」になりつつあるビジネスのやり方をうまく解説してくれている。これまで疑問だったことがかなりはっきり理解できた。
最後に、「グーグルが巨大な権力を握ってしまうことにならないか?」という問題。これは大問題だが本書を読んでも「あ、そうか」と簡単にわかるようなわけにはいかない。今後、こうした問題が明らかとなってくるかも知れないが、知らない間に事態が進むことも多いだろう。これから起こってくる事態を把握するため、本書は現状の理解を助けてくれるだろう。 (ヒロ/2006-05-14)
何年か前に、シリコンバレーのビジネスショウで、二人の若者が、小さなブースで一生懸命、インターネットのウェブ検索の技術について説明してくれた事を憶えています。
あそこから、わずか何年かで、今や世界中のインターネットユーザーの挙動を変え、既存の確立されたビジネスを破壊し、規制を受けるいとまもなく、人々の暮らしに深く入り込み、一握りの英知によって世界を変えてしまう権力を持った存在に成ってしまったのですね。 無邪気であった企業は、いやおうもなく、いまや巨大な権力を持ち、そして権力の周りにはさらに経済的利益がはぐくまれ人々はそれに巻き込まれ受動的にそれに従ってゆく。。 私は毎日少なくとも数回以上はGoogleのお世話になっています。便利です。  でもいつも便利に使っているGoogleの負の側面に正面から取り組む勢力は育ちうるのでしょうか。。。  (Invisible watcher/2006-08-17)
ネットの世界、特に最近起きている事象というのは、なかなかわかりづらいが、この本は非常にわかりやすい。WEB.2とか他にもネット関連の解説書は沢山出ているが、この本が一番いい本である。羽田空港の民間駐車場を経営する夫婦の話は、非常にわかりやすく、「キーワード検索、広告」の意味がよくわかった。もう夢の世界でなく、現実の世界で、事は進行しているのがよくわかった。グーグルニュースというのがあるとこの本で知って、早速見てみた。それまでは各新聞社のHPを見ていたのだが、これだと一目でわかるし、何より個人の趣向に合わせたニュースを見せてくれる、驚きである。さらにこの本を読んでいる途中で、日本でもグーグルブック検索というサービスが始まったことを知った。本がネットでそのまま読める。これはすばらしいことである。著作権の問題があるが、グーグルは全く違った価値観で動いているのを知った。仕事柄通信・ネットのことは知っているつもりであったが、知らない間に、事は進んで居るんだと実感した。テレビ広告というのは、もう有効でないというのを広告主はうすうす感じ始めた。テレビの凋落が始まっている。既存の権力と一般市民が同じ土俵の乗ることができるようになった。知らない間に、事は進んでいるというのが実感である。日本では、まだまだグーグルはヤフーと同レベルかそれ以下の認識しかないが、世界ではグーグルは全然ダントツなんだと知った。
 昔読んだ小説には、近未来にコンピュータが世界を支配して、人間に反乱を起こすというストーリが多かったように思うが、そのような世界が現実に迫っている、というかもう既にそうなっていると言った方がいいだろう。
この本は、具体的事例が数多く上げられているので、非常に分かりやすい。 (カッツ2007/2007-07-08)
"Google"は単なる検索エンジンとして日常的に利用していたが、とてつもない利益を上げ、既成秩序を破壊し続ける企業であることが分かって興味深かった。

 「Web進化論」が「論文」であるとすれば、「グーグル」は「ルポルタージュ」。
著者がジャーナリストであるだけに、個別具体的な例を挙げて「グーグル」という企業について分かりやすくアプローチしている。例えば、羽田空港近くの駐車場経営の夫婦が、悪戦苦闘の末グーグルによる広告にたどりつき事業を軌道に乗せるエピソードが紹介される。こういう具体例を通じて、今まで広告市場の盲点であった「ロングテール」の市場を開拓したグーグルの巨大収益の構造が明らかにされてゆく。「ロングテール」については「Web進化論」ではAmazonを例に挙げていたが、本書ではGoogleもまた「ロングテール」の開拓者であり、まさにそこに主たる収入源があることが明らかにされる。
 「Web進化論」ではもっぱらGoogleの光の面のみをノーテンキに礼賛していたが、本書では「Google八分」の具体的事例なども挙げ、Googleが巨大な権力を持ってしまうのではないかと、真剣に危惧している。こういうバランス感覚もこの本の特徴である。
 その代わり、「Web2.0」に関する記述はほとんどない。筆者が必要ないと考えたのであろう。私もこのようなとらえどころのない概念をいじくりまわすのはあまり意味がないと思う。
本書と「Web進化論」と併せて読むと現在のインターネットに起きている大きな変動を大づかみにすることができると思う。 (utudanuki/2006-11-11)
さらっと読めて、それでも内容が充実してるって思いました。

グーグルにフォーカスしたことにより、
かえって「WEB2.0」の世界がわかりやすかったです。

グーグルのプラス面だけでなく、マイナス面もちゃんと書かれてます。
さすがジャーナリストの書いた本だとも思いました。

また、「ハッカー」と「クラッカー」の使い分けが
きちんとしているのも気持ちよかったです。
意外と混同されたまま云々されてることが多いですからね。

とにかくマスメディアが伝えるものが全てではない、
マスメディアの情報を鵜呑みにすることの危険性をも
改めて認識させていただける切り口の本でもあるような気がします。 (アレクサンドリア堀井/2006-11-04)
今、国内外で最も注目を集めている企業と言えばグーグル。その「凄さ」と「怖さ」について、よくまとめられた本です。

本書では、まずその「凄さ」について、強力な広告ビジネスを背景に、利用者に無料で次から次へと画期的なサービスを提供することにより、古い世界の秩序と伝統的な企業のビジネスを破壊し飲み込んでいく様子が描かれています。

また、情報を持っているだけではなく、人々に注意喚起し、注目を集めることができるメディア、つまりアテンションを持ったメディアだけが力を持つことができる「アテンションエコノミー」の現在の世界にあって、グーグルから排除されれば、その企業・情報はインターネット社会の中では「存在しないこと」を意味すること、それら新しい秩序の中で、グーグルはすべてをつかさどる強大な「司祭」になとうとしている「怖さ」について、筆者は誰が読んでも解り易い表現で描いています。

最近のベストセラーである『ウェブ進化論』とあわせて「今」読むことを強くおススメします。 (成功者への道/2006-05-11)
「今のインターネット状況とほんの少し先のインターネットの状況」に対する展望を示しているのが本書と言えるかもしれない。

それほどインターネットの状況を左右しているのが、Googleなのだと本書のタイトルから伝わってくる。氏の著書ということで、辛口な内容を期待してしまう自分がいたが、そのGoogleに対しては少々の不安と、大きな期待といった印象で、零細企業の復興に大いに貢献する可能性を秘めている部分にクローズアップしているところが象徴的。

状況はめまぐるしく変化してるが、詳細に整理された情報が絞り込まれたターゲットに対し、的確に届けられる様は一見して地味ではあるけれど非常にダイナミックな変化であることは疑う余地もないですし、本書でいわれているGoogleの「破壊」には期待してしまう自分がいる。 (まのの/2007-03-01)
内容的には星4つ、5つが妥当だと思います。
ただ、タイトルを単純にグーグルにしていいのかとも思います。

この本の内容はグーグルのごく一部のことのみを語っているだけであり、グーグルについての研究本とはとてもいえないものである。正直、新聞などで『グーグル広告収入1位』などの記事に書いてあるグーグルの説明と大差はない。
グーグルについて基本的なことは知っているからもっと詳しいことを知りたいと言う人にはとてもオススメできるものではない。私もグーグルに関する基本的な知識は持った上で読んだので、知識が深まった感はありませんでした。

しかし、内容的には幅広く誰でもわかり易いようにwebの世界を説明しているため、グーグル限定でなく、ネットの世界はどうなっているのかを知りたい人にとっては良書である。
また、本の中で語られていた、グーグルのOSが無料で手に入るようになるだろう、といったことが無料ではないにせよ実際に途上国で100ドルPCが配られた。そのためこれからのグーグルの動きでこのようなことがあるかもしれない、と参考になるかもしれない。 (season's bear/2006-12-24)
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グーグルのすごい考え方―Googleが発見した、ビジネス「10の真実」 (知的生きかた文庫)
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三笠書房(2006-08)
二村 高史
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NHKスペシャル“グーグル革命の衝撃”あなたの人生を検索が変える [DVD]
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ポニーキャニオン(2007-09-19)
教養
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レビュー総評点:14
DVD化は2007年9月19日。書籍の方は2007年5月25日リリースされている。グーグルの内部とその周辺に長期取材をNHKの有能な4人のスタッフが乗り込み創り上げたいまだかつてないほど正確にグーグルのカタチを捉えた価値ある内容である。DVDの方は書籍の最後に登場する『グーグル完全依存型の人』でスタートする。

グーグルは1998年にスタンフォード大学の2人の若者によって設立され、わずか9年で時価総額18兆円に到達した企業だ。そのグーグルの過去と、ブラック・ボックス化されていない部分の『今』をかなり正確に知ることが出来る。そしてこれからグーグルがどういうことをやろうとしているのか、がかなり予想できる。

『今』グーグルがやっていることで最も印象に残ったのは、
1.スタンフォード大学の図書館の本をすべてスキャニングしデジタル化している
2.無線LAN網の無料解放による『位置』も含めた個人データの収集
3.auとの提携に象徴される携帯端末への軸足移動(この本では正確に触れられるところまで行っていないが『アンドロイド』のこと)

だった。つまりは人類の知的財産の完全デジタル化と個人情報の位置データまでも含めた完全把握、そしてその位置データをより完全なものにするための携帯端末掌握だ。レビューを簡潔に書ききれないくらいに中身が濃い。本当にこのままグーグルに依存している世界になっていいのかを考えさせられる。 (voodootalk/2008-07-15)
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Googleを支える技術 ‾巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)
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ASIN:4774134325
技術評論社(2008-03-28)
西田 圭介
売上順位:5340
¥ 2,394(中古:¥ 1,850)

レビュー総評点:204
本屋さんの店頭に"Google XX"という本がいっぱいありますが、殆どが「使用マニュアル」です。

本書はさっと中身を見てビックリしました。Googleの内部技術を扱っています。
Google社員が書いているのか?いや!なんと初出版の日本人が著者!

「こんな内容をGoogle社員でもない日本人が書けるわけがない」

と思って読み進めるとカラクリが少しわかりました。ここで知りましたが、Googleの技術は論文として広く公開されていて、本書はその内容をまとめていたのです。但し論文はもちろん英語で散在し、それぞれが難しい。

話は大きく3つ
=1.検索エンジンのアーキテクチャと分散技術
全て理解できていないのですが、すごいと思う。
Googleが前人未到のデータ(地球上のWeb全部)を扱うための技術・アイディアがちりばめられており、大きめのシステムを設計するときには一読しておくと役立つ場面があるのではないでしょうか。

=2.消費電力軽減策
最近、Googleがエコ分野に進出しようとしていますが、なぜだかわかりました。
あまりにサーバが多いので、消費電力に苦労しているのです。その苦労した結果の論文は一般でも役立ちそうです。

=3.開発体制
実際に使っているツール等が示されています。

それぞれ、元になった論文の詳細リンクが示されていますので、そちらもあわせて見ると良いと思います。

数年ぶりにソフトウェア関係で「ガツン」とやられた感じがする本です。
ソフトウェア技術って枯れてきていると思っていましたが、Googleの中で進歩していました。文書の公開がWeb上で日本語化されていないので、乗り遅れてしまったようです。

本書は直ぐに何かに役立つというものはありませんが、最新技術を垣間見ることができ、多くの気付きを得ることができます。お勧めです。
(cxj01155/2008-05-25)
この本で記載しているGoogleを支える技術は大きく分けて次の4種類:
1) サーチエンジン技術
2) 分散ソフトウェア(と分散ファイルシステム)
3) 大量のハードウェアに対するメンテナンスとそれを支えるための電力消費等の解析
4) 開発体制
それぞれある程度情報が公開されている(主に英語で)が、論文だったりすると背景にある技術をも含めて理解しなくてはならず結構面倒だったりする。

この本はこれらの論文を咀嚼し、わかりやすくするためにあえて詳細を省き、またデータセンターの規模情報など公開されていないものは、過去に公開されている情報から演繹して割り出す(外部情報源の演繹結果を引用も含めて)、という形で上記4項目について、適度にまとめたもの。

特にDBMS屋さんなどは、実用的な分散DBを作るうえでのヒントがかなり散りばめてあり、有用だと思う。
お勧め。 (fjの教祖様/2008-04-27)
Googleの分散処理をわかりやすく解説 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なかなかWeb上にまとまった情報のないGoogleの技術についてわかりやすくまとめてある良書。
GFS,Bigtable,MapReduceなどについてはGoogleの英語の論文を読み解くのはかなりの労力を要するが、それらが、日本語でやさしく解説してある。今後、ますます重要となる分散処理技術の概要を掴むのに役立った。 (hocapito/2008-04-04)
本書を読むと、世界的に名だたるハイテクベンダー(あそこや、あそことか・・)が、グーグルを
脅威と感じている理由がよくわかります。

グーグル創生や、そのビジネスモデル、マーケティング、さらにユーザ向けのガイドは数々
ありましたが、内部のテクノロジーにここまで踏み込んで解説した本は、他にない。
技術面で、グーグルの基盤のカバレージの広さに驚嘆するとともに、技術へのこだわりもよくわかります。

検索システムのソフト面が前半で解説されますが、後半は、分散処理の基盤とデータセンター、さらに
開発体制にまで言及します。圧巻なのは、分散処理を支える基盤コンピュータの性能と、消費電力、熱問題
を解説する章。ちまたで、エコ・データセンターが唱えられている昨今、しかし、ここまで親切丁寧に、
CPU性能、クロック数と消費電力、熱問題を解説した書籍は少ない。
しかも、驚きべきことに、下敷きがグーグルの調査資料、論文というから、びっくりです。

グーグルは、システムベンダーでもあると同時に、巨大なホスティングベンダー、データセンタービジネス
でもあったということで、システムの隅々にまで、低コスト、汎用品を使いながら、自前の革新的な技術
で、最先端のICTシステムを展開していたとは、驚きです。

まさに、テクノロジー面での革新者でもある、グーグルの内幕を見ることができると同時に、分散処理システムの
アーキテクチャの勉強にもなる、珍しい良書です。ただ、業界人、技術者向けなので、読者は限られるでしょうね。

なお、親切なことに、原典となる、公開されているグーグルが書いた多数の白書、論文などの参照が
丁寧に紹介されています。一度あたっておいて損はなさそうです。 (佐倉ごるふ/2008-05-08)
googleが誇る大量データ処理技術の中身が分かります

少し突っ込みが足りないところはありますが、大規模分散アーキテクチャをこれから勉強したい方にはベストプラクティスではないでしょうか

分散アーキテクチャで鍵となる信頼性向上手法についても分かりやすく触れられています

航空予約システムなど、社会インフラシステムが大規模分散システムに向かって行く中、これからアーキテクチャ設計を学ばれる方には教科書の一つとしてお勧めです。
(としお/2008-05-09)
 図が豊富で、大変わかりやすい構成です。ただしIT業界に従事していないかたにとってはそれなりに難解であると思いますのでご注意を。

 最初のあたりは分散スケーラビリティの話などがメインで、ITコンサルの方などには非常に興味深い話だと思います。また、後半では電力や故障率の話など運用系SEの方にとっても十分に楽しめる話題であり、さまざまなSEにとって面白く読める1冊に仕上がっていると感じました。ただしプログラミングの話は極々若干のみふれる程度ですのでプログラマ向けとは言えません。

 難解と思われるGoogleの構成について非常に平易な日本語でわかりやすく解説されており、入社1年目くらいの新入社員でも問題なく読めるのではないかと思います。勿論理系大学の方でも問題なく読めるレベルで解説されていますのでかなり万人向けだと思います。

 さすがに概要レベルの解説だけなのですがそれでも十分に参考になる内容で文句なく星5つの良書だと思いました。 (読書好き/2008-08-09)
グーグルの内部構造を簡単にまとめた、ソフトウェア技術者向けの書籍です。
内容は3つくらいに大別される。
1.分散ファイルシステム&巨大データのストリーム処理、
2.データセンタ&消費電力といった運用面、
3.開発スタイル、の3つに分かれる。
1は比較的簡単で、大学の授業で習ったデータ構造を思い出しながら読み進め、
ナナメ読みでも内容はおおよそ理解できた。
こんな仕組みでも、グーグルレベルまでスケールできるのが新鮮に感じた。
2が最も興味深く、公開されている断片的な情報から種々の推測を重ね、
グーグルデータセンタの現状に迫る。グーグルの電気代なんて、気にしたこともありませんでした。
最後の3は開発スタイルですが、他の書籍でも多く紹介されているため、
あまり新しい情報はありませんでした。
(おにい/2009-03-09)
理論はわかるのですが。。。 |||||||||||||||||||||||||
大変難しい本でした。分散ストレージに関する章あたりから、ついていけなくなりました。書いてることを理論としては理解できるのですが(理論は簡単)、なぜそれが高速化などにつながるのか、理論と現実とのつながりがイメージしづらくて、理解できなくなってしまいました。。。

Googleの仕組みを理解することで、SEOやSEM対策に役立てようと思ったのですが、SEOに役立つ情報はほとんどありません。キーワードの取扱いについても、技術的なインデックスの仕組みの解説なので、検索ヒット率を高めるための参考情報、たとえばどのようにキーワードを解析しているか、などはありませんでした。

本書は主に公開されている論文などの情報を整理し、その公開された技術を解説したものです。結構古い論文なども出てくるので、現在のGoogleの実情をどこまで反映しているか不明ですが、よく研究がなされていてきれいにまとまっている本だと思います。 (電子小太郎/2008-05-23)
個人的に最近、新しい職場(やや大規模なWEBサイトの開発・保守)へ移動し、「パフォーマンスが足りない!」とか「ディスク容量が足りない!」という場面に良く遭遇するようになった。そこで実感したのは、現在一般的に使われているデータベースやプログラム環境が、意外とスケーラビリティに乏しいという事。高価なロードバランサやRAIDがあっても、頼れる部分は僅かで、あとは、なんとかかんとか小手先の工夫で乗り切らざるを得ない。

そんな既存のアーキテクチャの限界を感じている最中に、本書を読み始め、大変興味を覚えた。なるほど、Googleの凄さを見せつけられてしまう。推定50万台以上ものサーバをスケールさせるのに、これほど独自性の高い手法を使っているとは。他社が脅威とする理由が分る。学術レベルでは既知の技術を応用しているだけだというが、これを世界で最初に実装するなど、容易くできることではない。

この本の著者は、これらgoogleの技術を、わずかに発表された論文を手がかりに推察したとのこと。立派な仕事だと思う。

しかし正直、本書の説明だけでは、「なぜこの手法が有効なの?わからん」と思う場面が多くあった(単に私の技術力が低すぎるせいで、理解できないのかもしれないが)。全体に読みやすく良書だが、まだまだ手落ちの部分もあると思う。
自分で英語の論文を読み解くのはつらいので、同じ著者の続編や、類書の出版を期待したい。
マイクロソフトや、まつもとゆきひろ氏も、クラウドコンピューティングフレームワークの開発に乗り出しているという話なので、今後はこの手の情報が必要不可欠なものになっていくと思う。需要は高い。現時点でこの本は、SE必読の一冊といえる。 (kou76/2008-06-22)
我々が普段何気なく使っているGoogleの裏側がどのように構築されているかを覗き見ることができる良書。

主としてWeb上に公開されている論文等を元に著者が推測・考察する形をとっているため100%事実とは言いがたいが、推理する楽しみもあってよい。
特にChubbyやMapReduceについての解説は興味深い。

「Google誕生」と併せて読むと面白さ倍増。 (eureka-seven/2008-08-28)
Googleの技術に対して 公開されている論文などを参考に
丁寧に解説していきます
論調も冷静、図も多用しており、
真剣に勉強したい人には、とてもよい本だと思います

量との戦いは、質との戦いであること..
常識を疑ってかかり、絶え間なく改善していくこと..
Googleの技術に対する姿勢が、ひしひしと伝わってきます


一番の驚きは、20%ルールに代表されるような
オープンなイメージがつきまとうGoogleの開発現場において
地道な活動が徹底して行われていること
Googleで働く、あるエンジニアの言葉が象徴しています(P251)

 私がGoogleで働くことが好きな理由、それはコードベースがきれいだと
 いうことだ。1週間以上を要することは何であれ設計ドキュメントが要
 求され、自分で選んだ第1、および第2レビュアからフィードバックを
 受ける必要がある。
 Googleでは意味のあるコードはどんなものであれ、その内部構造につい
 て書かれたほとんど本のような資料があり、しかもそれが非常によく書
 かれている。


技術力が不足している私にとっては、
正直、第5章までは、かなり読むのが辛かったです
よって、私のようなレベルの人が読むのであれば、以下の手順をお奨めします
 1.それぞれの章の最後に載っている1ページほどの「まとめ」を読む
 2.その章の本文を読む
  (本文の内容が分からなくなったら「まとめ」を読み返すか、あきらめる)

第6章は、ソフトウェア開発に携わっている全ての人にお奨めです
非常に示唆に富んでいて、分かりやすい
分量も少ない(20ページ程度)ので、ぜひ! (よこはま こうたろう/2009-05-25)
グーグルについてはそのサービスの使い方や検索エンジンにのみ焦点を当てた本が多いが、
この本はまさにグーグルを支える「技術」に迫った本。
かなり技術に寄った内容なので、エンジニア以外はややとっつきにくい部分も多くあるが、
グーグルの英語の論文を丁寧に紐解いていった点で英語が苦手なエンジニアにとっては
非常に価値が高いと思われる。
残念なのは、やや古い論文も参考にしている点。そのため、本に書かれている内容が現在
の状況をそのまま表しているかは分からない。ただ、基本的な考え方は変わっていないは
ずで、グーグルのインフラの基本的な設計指針を学ぶことができる良書だといえる。

(kenta/2009-02-01)

 最初とても読みやすい本だなぁと思って読み始めたのですが、
 だんだんと検索エンジンの仕組みの深い部分へと入っていくにつれ
 文章が読みにくくなっていく感じがしました。

 どこまで知りたいかというのは個々人それぞれでしょうが、
 全部の領域を知らなくても、自分に興味のある領域を読めるように
 構成に工夫して欲しかったなぁと思います。

 検索エンジン一つとっても莫大かつかなり幅の広い知識が必要なので
 読み手の方にもその領域をカバー出来るほどのそれ相当のレベルが
 必要なのかなと思いました。 (motokun/2008-05-27)
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YouTubeはなぜ成功したのか
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ASIN:4492761683
東洋経済新報社(2007-05-11)
室田 泰弘
売上順位:125851
¥ 1,680(中古:¥ 666)

レビュー総評点:23
タイトルは「YouTubeは--」というものだが、それは、最近のネットビジネス界
を代表したサービスとして名前を使っているに過ぎない。実際には、
「最近のネットビジネスが成功したのはなぜ? どこがウケている?」
を、この業界にもあまりなじみがない人にもわかりやすくまとめている本だ。
ともすれば、専門用語やマニアックな話ばかりが並びそうなところを、
平易な文章でまとめきっているの点に執筆者の高いレベルを感じさせられた。

一方、いわゆるIT業界だったり、Webサイトの構築の専門家が読んでも、
新たに得られる知識はほとんどない。ニュースサイトで、このあたりのネタは
こまめにフォローしているよという人には必要がないかも。そういう人たち
には、知らない人にはこんな風に説明するとわかりやすいのか〜と学べる内容
になっている印象だ。

(けいたん2008/2007-07-28)
You Tubeを初めて見たとき、こんなのがタダでCM無しで見れちゃうの?!と驚きました。
それまで他のサイトで、CMの間は早送りできずイライラしながらも、サイトの運営には広告が必要なんだろうと半ば諦めていたところ、CM無しでどうやって利益を得てるのか不思議でした。
この本を読んで、その疑問が解けたうえ、それを作った人達や取り巻く環境、現在のものづくりの世界など、すごく面白く一気に読んでしまいました。
一般的にビジネス書は説明が難しいかと思っていましたが、表現が短かでとっても分かりやすかったです。かなりおすすめです。 (Yogi/2007-05-20)
IT系の歴史が書いてあるだけで、結局成功要因の記述は
いろんな方面に考え方が分散してしまっている気がする。

結局最後に「セコイヤキャピタルの投資眼がすごい」
で閉めてるあたり。自分の考えが無くセンスを感じない。

以下の部分はかなり面白かった。

1.歴史は繰り返す
2.ITバブルの隠された意味
3.ITによって変わる各国事情 (木下慶彦/2007-11-19)
「ユーチューブ、見た?」というノリの良い問いかけで始まり、ハリウッド映画のハッピー・エンディングを思わせる「ユーチューブ三人組のその後」で終わるこの本は、オモシロ本としても一級の読み物だと思います。縦横無尽の語り口のおかげで、IT革命というビッグ・ウエーブの先端にできた「チューブ」の内外を、スイスイ波乗りするような爽快感を味わいました。ユーチューブ誕生の経緯、電波独占制度の来し方行く末、デジタル革新の制度的枠組作りの試み(ベンクラーやレッシングといったアメリカの法律家の仕事が紹介されています)、デジタル革命と直接民主主義、BRICsの台頭と日本の前途、アメリカンポピュリズムの含意などについて、楽しみながら学ぶことができます。巻末にはきちんとした引用文献リストがついているので、自分でビッグ・ウエーブの「潮目やうねり」を判断したい、という人にも便利だと思います。文句なく☆5つです!! (永遠のアマチュア/2007-05-15)
本書は YouTube がうまれたいきさつや背景について語っている. 240 ぺージほどの本のなかで YouTube そのものについて書いているのは 40 ページくらいでしかないが,なぜ「燃える 3 人組」が成功したかがえがかれている.そして,その背景にある「ビデオ・ハイク (俳句)」やテレビとの関係,著作権問題,そして果ては中国,BRICs,日本の将来まで,はばひろい話題がとりあげられている.でも,YouTube の話はそれだけですか?
(Kana/2007-09-28)
パンピー ||||||
パンピーである私は、この本を読んで、今後の自分の羽ばたき方を考えた。
この本のタイトルには「You Tube・・・」とあるが、中身は全くそれだけには納まっていない。
「えっ?そんなところまで話が広がっちゃうの?!」と感じつつ、数時間後には世の中が見えてきたような気がした。
この本の著者は、還暦過ぎなのね。 随分と知識が幅広いです。
読む価値あります。 (八手/2007-05-25)
 YouTubeの生まれた背景についてよくわかった。YouTubeの操作については別の
本で。少し物足りない気がする。
(TAKE/2007-10-13)
7件のレビューを表示しています。
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w:13 h:18 544page
スティーブ・ジョブズ-偶像復活
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ASIN:4492501479
東洋経済新報社(2005-11-05)
翻訳:井口 耕二ジェフリー・S・ヤング
売上順位:16720
¥ 2,310(中古:¥ 790)

レビュー総評点:238
著者の書き方が気になる・・・ ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
内容は面白いです。ただ非常に気になるのは著者がある種の偏見を持っているのではないのかなという想いです。スティーブ・ジョブズは確かにこういった人間なのかも知れませんがそうでないかも知れません。そんなところがちらちらかなり多く垣間見られました。たとえば、「トイ・ストーリー」が大ヒットして栄誉に輝いたイベントでジョブズが監督のラセターを壇上にあげずに自分で栄光を独り占めしたと書いてありますが、実際にそのシーンを映像で見たのですが全然そんなことはありませんでした。壇上にはジョブズのみ呼ばれて賞を受けその次にラセターのところに行って彼の手を持ち上げて観衆に応えていました。だからちょっと偏見があるのか、エキセントリックなだけの人物表現をしたいのか戸惑います。 (joshua5/2006-11-29)
スティーブ・ジョブズやアップルコンピュータに関しては、既に多くの出版物があり、語り尽くされている感があるが、何度読んでも面白い。

本書もその例に漏れず、多くの魅力に溢れている。際立っている点は、スティーブ・ジョブズのプライベートな部分を大胆に記述している点と、関係者への取材結果を踏まえて、スティーブ・ジョブズの人となりが良くわかる表現をしている点である。その結果、スティーブ・ジョブズのカリスマ性や偏執性等々、非凡な部分が浮き彫りになっている。

中でも特に感心したのは、1970年代、アップルIIを開発している頃から、ユーザーインタフェースに最大の関心を払っていたことである。このこだわりはその後も変わることなく、iMacやiPod等のヒット商品の源泉となっていると思うが、市場の隠れたニーズにいち早く注目する先見性と、製品として実現する行動力はすばらしいと思った。

一方、性格面で興味深かったのは、「過去をきれいに忘れる」という得意技である。人間、過去の失敗やいやな出来事はなかなか忘れることができない。イチローも、「忘れなくてはならないことを、忘れられるようになったらこれは武器です。」(日経ビジネス、2005.12.26)と言っていたが、この点を見習うことができたら、人間一皮むけるのではないだろうか。

また、本書は、翻訳も良かった。例えば、「古参社員たちは、この事態を「まぬけの増殖」と呼んでいた。」(90ページ)、「まぬけの増殖」とは、まさに妙訳である。

さらに、「我々は、不満をもらすだけで十分でした。ドーベルマンを放すような感じでした。びゅんと飛んでいって、そいつにかみついてくれるんですよ。」(118ページ)なども、その場面がまざまざと浮かんでくる。原文ももちろんすばらしいのであろうが、軽妙な日本語訳も、本書の魅力の一つと言える。

本書は、業界を問わず、製品開発に携わる人にとって非常に示唆に富んでおり、参考になる点が多いのではないだろうか。 (littlejohn/2006-01-02)
エキサイティングな展開に、時を忘れて読み切ってしまいました。が、叩かれても屈辱にまみれても果敢に挑戦を繰り返す、そうして一人前の男が造られる、というアメリカ社会に好まれる物語だと断定してしまうとシニカルに過ぎるでしょうか。

著者(と訳者)の筆力には感嘆するものの、一気に読み終えた後に、割り切れないものを感じてしまいました。スティーブ・ジョブズの偏執狂的な性格とガッツばかりが目立ってしまい、別の重要な面を見逃している(又は軽視している)のではないかと感じた次第です。

それは新生アップルにおける(恐らく)最大の挑戦であったOS-Xの開発についてきちんと触れていないこと、この不思議にも現れています。OS-Xが早い時期からインテルで動くように考えられていたこと、我々はそれをOS-Xの発表から5年も後になって知ることになったこと、などの事実から推察できるスティーブ・ジョブズの長期的視野に立った行動、用意周到さ、深謀遠慮、老獪さ、高度なインテリジェンスなどです。

実際OS-Xの発表から5年を経て実現している豊かなマックの世界を見ると、その構想の大きさに身震いするほどです。これほどの偉業がガッツだけで成し遂げられる訳がありませんから。 (WSSF/2006-01-23)
あの、最新のジョブズ本 |||||||||||||||||||||||
この本を読んだジョブズが激怒。出版社に販売中止を要請。出版社が言うことを聞かないと
見るや、アップルのオンライン・ストアからこの出版社(ちなみに、かなりメジャー)を追
い出した!

この過激な一幕を聞いてしまっては読まずにはいられないだろう。

初めての「一般人でもつかえるパソコン」マッキントッシュ、iPodとiTunesStoreによる
音楽配信産業の開拓、PixarでのフルCG長編映画という分野の開拓と大成功。3つの分野
で「アイコン」となったジョブズ。その半生記。その軌跡も凄まじいが、それよりさらに
面白いのは、ジョブズという人間の人格そのものである。どこまでが事実で、どこまでが
ストーリーテラーの腕なのか分からないが、とにかく、すさまじい。詳細はここで語って
も意味がないので、是非本書を読んでいただきたい。著者のヤングは、ライターや雑誌編
集者として長年Appleやシリコンバレーに関わってきているらしい。以前に別のジョブズ
本も出版している。また、多くの周辺人物にインタビューも行っているようで、内容の信
憑性はかなり高そうである。(そうでなければ、ジョブズ相手なら裁判沙汰になるだろ
う。)

とにかく、このページに辿り着いて、このレビューまで読んだ人なら、この本は読んで
損はないと断言できる。 (Thoreau/2006-09-24)
Appleコンピュータの共同設立者でありながら数々の挫折を乗り越え、MacintoshでPC業界を、Pixarでアニメ映画業界を、そしてiPodとiTunesで音楽業界を制し、3つの業界のiCon(偶像)になった
スティーブ・ジョブスの人生の軌跡を描いた書である。500ページを超える本でありながら、スティーブ・ジョブスという男の人間性にスポットライトを当て、そのジェットコースターのような
人生を追っているので一気に読めてしまう。
彼がテクノロジーと60年代のサイケミュージックの中心地カリフォルニアで生まれ育ち、ボブ・ディランとコンピュータを愛して「僕たちをアホにする」とテレビを嫌ったという彼の人間性を見ていると、読んでいて共感する。
特にNeXTコンピュータの失敗から復活し、Pixar
のアニメ映画の成功でディズニーと渡り合い、著作権の障害を乗り越え音楽業界を説得して、iPodとiTunesで巻き返しを図る後半部分は読んでいると気分が高揚してくる。
「インターネット関連の起業ラッシュで問題なのは、会社を起こす人が多すぎるのではなく、すぐにやめてしまう人が多すぎることなんだ。やめたくなる気持ちもわかるよ。社員をクビにしたり、あれこれキャンセルしたり、難しい問題に直面したりなど、絶望するときや苦しいときが多いからね。でもそういうときこそ、自分がどういう人物で、自分にとって何が価値を持つのかわかるんだ」という彼の言葉は本当に彼の人間性からにじみ出てきたもので深く共感した。
翻訳も非常にこなれていて読みやすい。 (オールグリーン/2006-01-17)
小説よりも面白い実話 |||||||||||||||||||||||||||
まず言えるのは、平均的な小説よりも読んで面白かったこと。
実話ベースの話が面白くなる理由には2通りあって、
1つは作者の脚色がうまい場合と、
もう1つは本当に実話が面白い場合だ。
面白いと言われる多くの「ノンフィクション」が前者なのに対し、
この本の場合は明らかに後者と言えるだろう。
ジョブズのこれまでの半生と人となりは、
その事実を知るだけでもあまりにも興味深く面白い。

世間一般のジョブズのイメージは、
「マッキントッシュやiPodを創り上げた独創的なエンジニア」
ではないだろうか。
そのように思っていた人にはまずこの本を読んでほしい。
そのような一般的なイメージとは異なる真実のジョブズが見えてくる。

上記イメージが間違いであることを既に知っているような
ジョブズファンやアップルファンの人にもこの本は面白いだろう。
最低とも言えるような人間性を持つ一方で、
多くの人(特に優秀な人間)を惹きつけてやまないカリスマ性。
愚かとしか思えないようなビジネス上の決定により
事業をどん底にまで落としたことが何度でもある一方で、
誰も真似の出来ない決断で圧倒的な成功を収めたこと。
これら背反する人物像を、この本は実に克明に記録してくれている。
そして、どんなに影の部分が書かれていようとも、
ジョブズのことが好きな人には益々彼のことが好きになる本なのだ。

この本は、「ビジネス書」として分類されるのだろうか。
しかしながら、ビジネスの参考にしようとして
この本を読むことはお勧めできない。
ジョブズのビジネススタイルは、あまりにも破天荒でありすぎ、
一般のビジネスマンに参考になることは少ないと思う。
「小説よりも面白いモノ」として読むべきだ。 (山田晃嗣/2006-05-04)
小学生の頃の確か「2人のスティーブ」(だったと思う)という漫画を読み
子供ながらに初めて「パソコンというものを作った話」に痛く感銘を受けていたのを覚えています。
その影響か10数年たち初めてパソコンを買ったのも国産ではなくMacでした。
僕はこの話、ビジネス書ではなく一人の男の半生の「伝記」として読まさせてもらいました。
人格的にまるでマーブルケーキ色のジョブズ氏。リーダとしての天性の才能・またどうしようもならない
わがまま、癇癪を持つ人。最高のリーダーと「くそったれ」の両性を併せ持つ人間。でも、この人だから
ここまでできたといえることもわかりました。
数年前、テレビで「この業界では僕はもう老人ですよ。」と控えめに話していましたが、
どうしてどうして、まだまだチャレンジ精神は旺盛なようです。
いずれにしても個性が強く「人間として」は魅力的な人であると思います。 (五郎兵衛・風来坊/2006-10-23)
古くはマッキントッシュやiPodなど個性的な商品を世に送り出し続けるアップル。その創業者であるスティーブ・ジョブスのキャラクターを、アップル社と彼の浮き沈みを絡めながら描く「評伝」ともいうべき内容です。
実親の顔を知らずに育った少年期から起業、追放、復活と、文字通り、波乱万丈の半生ですが、自分の考えを貫き通す固い意志、巧みな交渉術、気に入らない敵を追い落とす強気の姿勢など、一貫して(最後のほうでは変化も見えますが)暴君的なイメージで描かれています。とはいえ、その論調は(若干シニカルな感じはしますが)決して批判的ではなく、そのためか、その個性に引き込まれてしまいました。
もうひとつの見所は、アップルという会社の変遷。アップルといえばやはりMacとiPodのイメージが強いのですが、本書中盤で描かれる、アニメーション映画への進出(ピクサー立ち上げ)からその成功、iTunes開発による音楽事業進出あたりは、非常に興味深く、ぐいぐいと読み進むことができました。
常に新しいことに挑戦しようとするジョブスの(アップルの)DNAがよく分かります。iPodのヒットは必然だったと感じました。企業本(経営者本)として非常に優れた内容だと思います。 (おがよし@CSS/2008-02-02)
本書の主眼がジョブズの人間的成長という面に重きを置いているとしたならば、それは成功しているといえましょう。しかし、何故Appleが魅力的なのかは、依然として謎のままです。また、ジョブズがAppleに果たした役割についても(それは映画会社pixerについても同様です)かなり限定的な描かれ方をしています。それでも、パーソナル・コンピューター、アニメーション映画、音楽の三つの業界で多大な影響力を与えたのはジョブズの手腕であると説明しています。

デザイン・センス、卓越したプロモーション能力、論理を超えた直観力、組織を導くカリスマ性だけでは数十年に渡り、巨大な組織を率い、消費者を惹きつけておくことはできないハズです。そこのところが本書の記述からはクッキリ見えてこずに、少しもどかしさを感じないわけではありません。
(clala-flala/2007-07-29)
「スティーブ・ジョブズの再臨」という本ではNeXT失敗からPixerの成功までの軌跡を描いていたが、
今回は幼少時代からappleに復帰してipodとITMSを世に出すまでを追いかけたもので、
ひねりの効いた比喩とユーモア溢れる文体で面白く読ませてくれる。

この本を読むとスティーブ・ジョブズの強烈な個性がappleやPixerを生み出したのだなとわかる。
人を惹きつけるプレゼン能力とコンピューターに対する情熱がある一方、もの凄い癇癪もちで周りの人々を翻弄する・・・。
ちょっと一緒には働きたいとは思わないが、遠くから眺めている分には面白いかもしれない。

驚くのは自社の内部で製造することにこだわっていたappleがiTunesとipodは外部の制作したものを取り込んだ形でリリースしていたという事。
皮肉なことにappleを革新するのは常に外部からもたらされたものだということだ(マッキントッシュも社外へ追いやられたプロジェクトだった)
一旦は社外へ追い出されたスティーブもCEOとして戻ってきてappleを変革させていく。
巨人IBMからコンピューターを一般ユーザーに開放し、今度は閉鎖的な音楽業界から音楽をiTMSで開放しようとするスティーブ。
ハリウッドではディズニー会長マイケル・アイズナーとのタフな交渉を繰り広げ、映画、音楽、PC業界を暴れまわる時代の寵児は次に何をしでかしてくれるのだろうか。

今後もスティーブ・ジョブズの動きから目が離せない。 (naozy/2005-12-20)
こんな方に向いています。

・スティーブ・ジョブスとはどのような人か知りたい/興味を持っている人。
 またAppleの創設者でMacを作った人くらい認識しかない人
・仕事の関係でWindowsを使うようになって、最近のAppleやMacintoshの動向に疎い人
・CGアニメーション映画(特にディズニー)に興味がある人
・ジェラシックパークを見て以来、CG技術といえば"ILM最高"と思っている人
・PixarをCG制作会社のひとつと思っている人。PixarのCEOが誰だか知らない人

かなりボリュームがある本ですが、3日間もあれば一気に読んでしまうほど面白い本です。
スティーブ・ジョブスというとMacintochくらいしかイメージしていませんでしたが
この本を通じて、AppleやMSといったコンピュータ業界だけでなく、CG業界、音楽業界など
さまざまな業界に話がつながっていき、"この会社ってそういう背景があったんだ"とか、
以前Macintoch関連の雑誌に出てたあの人ってこういう人だったんだ、というつながりを発見できて非常に楽しめました。

また、仕事でほとんどWindowsを使っていますが正直それほど不自由は感じておらず、逆にここまで高めたビル・ゲイツのすごさも素直に認めています。ですが、心のどこかで、Macintochに、スティーブ・ジョブスに、未来のPC業界に革命を起こして欲しいと願っている自分がいることにこの本は気づかさせてくれました。

最後でスティーブ・ジョブスが、人生を無駄に生きていないか問う一文がとても印象に残っています。 (未来指向/2005-11-25)
あの有名なiPod/iTunesの成功の軌跡を「人間関係」という視点で眺めてみました。

技術者から見ると製造出来っこない無理な要求をどんどん突きつけてくる「偶像」、経営者から見ると事業計画は作らず思い付きで仕事している「偶像」、どちらもとんでもない「厄介者」です。実際、両者とも「偶像」と対立し、破局しています。でも誰も思いも付かない斬新な発想で「偶像」はiPod&iTunensというビジネス・モデルを完成させ、音楽業界に革命を起こしました。どうしてこんな「厄介者」が社会から潰されず成功したのか、アメリカというカルチャーだからこの成功は可能だったのか、それともこの成功は単なる偶然なのか、と疑問は広がります。

スティーブ・ジョブスは今までの恩を忘れてパートナーを踏み台にし、圧倒的なパワーでパートナーを征服し、それをエネルギーとして自らを進化させてきました。スティーブ・ジョブスという「特異点」の存在がスティーブ・ウォズニアクやジョン・スカリーその他のパートナーとの出会いを経てこの成功を生んだのである、よってこれは必然ではなく偶然で再現性は無い、読み物としてはおもしろいけれども「特異点」は教訓にはならないと最初は考えました。が、「人間関係」の視点で見るとスティーブ・ジョブスは「特異点」ではなく実は「近似値」であると置き換えてみると再現性は見つかります。

こういう人は周りに多くいますよね!身近な「偶像」と付き合っている方や、あるいは周りから「偶像」化されている方、「偶像」になることを目指している方には貴重な教訓をこの本はメッセージしています。確かにスティーブ・ジョブスのような「偶像」と付き合うのは誰だって苦行です。コロラド大学時代の友人の回想:「スティーブ・ジョブスと話をしようとするのは消化ホースから水を飲もうとするものだ」は、当時のジョブスの雰囲気をうまく表現していると思います(このフレーズは笑ってしまいました。なかなかおもしろい例えです)。でもこういう人が今の閉塞感が漂う世の中を変えます。日本にもジョブスのような尖がった「偶像」がどんどん現れて欲しいです。 (Blue-gene/2008-06-01)
読んでまず持った印象は「物足りない」ということ。

以前読んだ『スティーブ・ジョブズの再臨』はアップルへスティーブが舞い戻るまでの間が綿密に書かれていたため中身の充実度が非常に高かった。

それに引き換え、本書はスティーブのこれまでの歴史を満遍なく伝えようという意図が伝わり、それが却って散漫な印象を持たせる結果につながったように思える。

ピクサーの買収などに関する記述は『スティーブ・ジョブズの再臨』を読んだぼくからすれば少々唐突に感じたのも上記のように感じた理由のひとつ。

ただし、アップルの復活をさらに印象付けるiPodに関する記述は本書が詳しいと思われるので(筆者にはさらに過去の部分に関しては他書に譲るという意図があったのだろうか)、この辺りの歴史などに関心のある人、もしくは、スティーブおよびアップルについて網羅的に知りたいという人にはこの本はエントリーレベルとして最適だと思う。

そして、さらに詳しく過去のことを知りたければ他書をあたるのが賢明でしょう。


スティーブの半生は、1冊では収まりきれないほど多くのエピソードに満ち溢れているということですかね。 (masa_yeah/2006-02-02)
カリスマ、スティーブ・ジョブズの人となり、アップルの歴史、
ピクサーとディズニー、iPod,iTuneの成功に至る、奇跡の物語。

長い本でしたけど、読みやすいし、翻訳もこなれています。

彼の歴史は、PCの歴史。つねに、時代を画した、カリスマと、
彼の周辺の、ビジネスやテクノロジーのスターの人々の、
壮絶も、夢あふれる一大歴史絵巻です。

ジョブズ自身が語った言葉は登場回数が少ないのですが、
とにかく、彼以外の人物を巡る、業界内幕物語としても、
大変おもしろいです。
まあ、どこまで、書かれていることが本当がどうか、はさておいて、
読者としては、おもしろいことこの上ありません。

冒頭は、彼が、マックワールドで、新生アップルの、暫定CEOでは
なく、正式なCEOとして宣言し、観衆がわき上がるところから
始まります。

彼のおいたち、ウオズニアックと、いかにしてアップルを起業したか。
まあ、そのあたりの経緯は、今まで語り尽くされ、伝説になっては
いますが。

同時代人としての、ビル・ゲイツも登場。
とにかく、業界関係者なら、超有名な人物がたくさん登場。

企業も、アップル、ネクストコンピュータ、サン、オラクル、
マイクロソフト、IBM、コカコーラ、HP、ディズニー、
ドリームワークス、キャノン、東芝・・・きりがありません。

とにかく、この本の物語については、いくら書いてもあきません。

それほど、彼と、アップルは、時代を作ったメルクマールだったん
です。 (佐倉ごるふ/2005-12-12)
勉強になります。 ||||||||||||||
スティーブ・ジョブズやアップルについてはその歴史が書かれています。
大学の英語の授業で見た内容だよみがえってきました。
また、この本はコンピュータの進化過程や人間としての考え方まで学べる本だと思います。
コンピュータの進化過程は文字通りの意味ですが、人間としての考え方は、例えば何度も同じ失敗を繰り返したり、人間との関わり方など、スティーブ・ジョブズが反面教師となっているように思えます。
この本を読んで、スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションを実際にに見てみたくなりました。 (/)
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日経BP出版センター(1995-10)
原著:Jerry Kaplan翻訳:仁平 和夫ジェリー カプラン
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¥ 1,835(中古:¥ 289)

レビュー総評点:0
最近よく見かけるIT関連のサクセスストーリーだと思って手にしたら、
いい意味で期待を裏切られた。Amazonやマイクロソフトなどの成功した
企業について書かれた本はとても多いが、その中でいい本、よい情報
に出会うのは難しい。この本はシリコンバレーに消えていったひとつの
会社について経営者の視点から語られているが、読んで得るものはとても大きかった。
また作者のユーモアはたびたび笑わせられ、感心させられた。 (yuta/2006-04-25)
当時GOが起業した時はすごく興奮した覚えがある。
さらに95年この本が出版されてKPやジョン・ドーアを知ったな。
始めは、起業の明の部分として新しい製品、新しい市場への興奮が語られる。
いきなりKPでのプレゼンで加速をつけて急上昇。
ところが気がついたら急降下。
でもそれは暗の部分というより、むしろ会社がもつ大切な意味が次第に明らかに
なる過程というべき。
とてつもない資金を投入して作った製品もジェリーのプロポーズには役立った。
ジェリーの話はすんごくうまいんだけど、このくだりがまたサイコー。
起業を考えてる人にも、普通に会社員してる人にもお勧めです。 (ぶんけい/2008-02-25)
ペンコンピュータの会社であるGO社を起こしてから,消え去るまでの克明な物語.

1995年に発売されて,時間が立っているにも係わらず,内容が色あせて感じさせないのは,詳細な記録を基にそれぞれのフェーズに起きた判断が心情と共に説明されている点にある点でないかと考えます.つまり,起業のその時々の背景と
下してしまった(間違った)判断を記載している意味で,有意義なのではと
思います.
失敗だらけで起業の手引書としては使えませんが,何を反省して
後の起業の成功に繋げたかがよくわかります.

国内MBAの使用文献になっているのがよくわかるような気がします. (親カッパ/2007-10-03)
まず最初のつかみ方が良い。
結局は失敗に終わったということを読み手にわからせるというつかみ。

しかしながら、アップル社からの引き抜きのやり取りや、アイデアをどう活かし、
資金を調達するするかなども臨場感あふれていた。

舞台が舞台なだけに、かなりアメリカ的な内容だけれども、
起業を志すような人は、このくらいのスピードやパワーや発想が必要なんだと感じた。

非常に面白い本だった。 (まるちゃん/2007-01-23)
あたるかあたらないか、生き残れるか生き残れないか。アイディアから出発したベンチャー企業は毎日つり橋の上でゆれながら向こう岸に渡ろうとしているようなものである。そんな毎日の葛藤や喜びや必死さなどが詳細に描かれている。
ベンチャー企業において必要となるものは様々だが、一番根底にはあつい夢があること、そして経営陣がそれに必死になり続けて耐久レースを楽しむことが重要であるというメッセージを感じた。 (MILK/2006-10-22)
起業におけるマネジメントのリーダーシップ、現実で直面する数々の問題、競争相手との熾烈な闘いを垣間見れた一作。最後の会社売却のシーンでCEOの涙に共感し、心を打たれた。しかし、1セントも利益を上げずに結局売却された事実は、アメリカン・バブルとしか言いようない。 (起業家予備軍/2004-05-15)
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