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エンジニアのための時間管理術
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ASIN:4873113075
オライリー・ジャパン(2006-10-19)
翻訳:株式会社クイープThomas A. Limoncelli
売上順位:21130
¥ 2,415(中古:¥ 1,000)

レビュー総評点:43
タイトルには「エンジニア」とあるが、実際にはいわゆる「システム管理者(しかも専属)」の業務を対象に書かれている。と聞くとタイトルに惹かれたエンジニアの方は「役に立たないのでは?」と思われるかもしれないが、ある程度経験を積み「腕っこき」と頼りにされ始め、「掛け持ち業務」が常となりつつあるような「普通のエンジニア」を脱皮し始めた人に取っては役に立つ内容が結構あると思う。

一通り読んで振り返ってみれば書かれている内容は有能なシステム管理者に従事していれば自然と身に付くであろうモノが多いのであるが、そういった「師匠」となる上司や先輩に出会えず、悶々とただ忙殺されてしまっている人にとっては是非本書を読んでもらいたいと思う。 (コモヒコ/2007-01-28)
「エンジニア」となっていますが、機械系と言うよりはSEやSAの方向けの本です。
私は社内の情報システム部門に在籍していますが、本書は具体例も多く、非常にためになりました。
紹介している方法も、決して奇をてらったものでなく、
「デジタルツールの駆使」
というより
「アナログツールも活用した時間管理と仕事の進め方」
と言った内容が多いです。「これならすぐに始められる」といった方法も多いです。
プロジェクトマネージャが「多くのメンバーを管理」するには向かないですが、プロマネ自身の時間管理、そしてメンバー自身の時間の管理などには充分参考になると思います。 (アキンド/2006-11-30)
確かにエンジニアに特化した内容も一部ありますが、事務系のサラリーマンにも役に立つノウハウが一杯です。対人関係や調整の多い仕事では、自分の時間は人任せと考えがちですが、逆説的に自分で時間を管理する効率化の余地は大きいと思います。

「自分の記憶力を信用しない」、「ルーチンとは、一度だけ考え、何度も実行するための手段である」、「この世には優先順位は3つしかない」など、簡潔で鋭い指摘がいいですね。 (XP/2008-01-04)
本書はオライリーシリーズだし、ということで購入。
が、これをぜーんぶ守った場合、どうなっちゃうんでしょうね?(笑)

実例チックなトピックスがいろいろ出てくるのですが、事例が極端すぎて参考になりません。それはまだ自分が本物の修羅場を知らないだけかもしれないしれませんが。

で、とにかくすべてを計量化するわけですよ。
1時間毎に自分のPCからビープ音が鳴るように設定し、音の都度、自分の活力と気力を0から10の段階で数値化。両方の数値が高い時間帯にあわせてスケジュール調整。
これは・・・(笑)
この本の筆者の場合は若い時は午前2時、今では午後2時が頭が冴えているそうです。

最終的に掲げた目標に一歩でも近付く、そのために何でもする、という場合はいろいろと参考になりそうです。個人的に「おわりに」にあるあいた時間の有効利用、という箇所に心を打たれました。地域に還元するさまざまな提案があったからです。

自分だけが良ければいいのではなく、自分がまず何らかの生活の基盤なりパワー(地位、お金、立場等)なりを確立し、最終的に余力を使って人助けに向かうという健全な姿勢。すばらしいと思います。体力は相当いりそうですが(笑) (夜の翼/2007-08-28)
元々、オライリー出版というのはエンジニア向けの技術書を
書いている良い出版者です。

この本は、一風変わっていて、その、
特定の技術に関する「How to」ではなく、
SA(System Administrator=システム管理者)のタイム・マネジメント術
について言及されています。

IT業界は、常になんだかいそがしいー、というカンジの世界です。
近づく納期、次々に変化する最新技術、、
いろんな意味で、時間との競争という側面をもちます。
ときに、なんで、こんなにいそいでいるのだろう?と
時間を管理しているのではなく、時間に管理されている自分に、なんだか凹みます。笑

面白いのは、
PDAっていう、チッチャイコンピュータがありますが、
時間管理には、メモ帳を駆使した「PAAってのもつかえる!」
ってかいてあることです。

限られた時間内で「片付ける」術を、システム管理者の視点でかかれてあり、
精神衛生面についてのケアもなされています。

何より著者の、同業者への愛情が感じられて、そこが何よりの
著者からのギフトとなっています。

オススメです♪
(やーまん/2007-07-29)
シチュエーションがシステム管理者というだけで、ビジネスマン向けの手帳術にあるような目標設定やTODO管理が「いますぐxxを用意しよう」みたいな感じで具体的に紹介されています。
TODOの重要度付けや目標を実現するためのノウハウなど、理論よりは実践的な内容が多いです。
内容はこの手の本と同様の事例であるため、おそらく王道だと思います。
読みやすいので、時間管理なんてやってない という方には良いと思います。 (UMEOKAKA/2009-05-16)
タイトルにはエンジニアと書いてあるが、内容はシステム管理者に向けたものです。
スクリプトを利用した処理の自動化は、一般のビジネス書にはまず載らないので、
参考になる人もいると思います。
内容の多くは、実行可能な予定を立てろ、優先順位を付けろなど、
一般のビジネスパーソンにも通用するものです。
事前の予想よりも、アナログ・紙面重視の管理スタイルを推奨していました。
残念ながら、アナログ手法主体であれば、
一般ビジネス書の方が日本企業の実情にはマッチしている気がします。
(おにい/2008-12-01)
システムエンジニアが時間を管理する上でのポイントなどを知りたくて購入、通読
読んでみると、SEがプロジェクトを達成するためのポイントについてまとめたものではなく、システム管理者(複数のサーバー、ネットワークなどの最終管理者)が日常から直面するクリティカルな問題も含む様々な問題と、プロジェクトを管理するする上でのポイントをサイクルシステムというシステムを利用しての提案になっている。システム管理者が持っている能力や義務は確かに他の人たちとは異なることが大きい。その能力を利用して、タスクを自動化したり、義務をどのようにさばいていくかを具体的に記載してくれている。脳内の能力を記憶に使わずに外部装置を利用するべきというのは、様々な本で共通的に提案されていることだが、本書をよんで改めて感じた。
システム管理者として、業務に追われていると感じているのなら、本書を読んでみることを勧める。筆者の提案しているものそのまま完全に利用するのは様々な環境を想定すると難しいかもしれないが、効率よく仕事をこなしていくためのヒントが多々ちりばめられている書籍になっている。
(sickboy/2008-07-02)
まず最初に。この本の英語のタイトルは「Time Management for System Administrators」。日本語タイトルと違って、これはあくまでも System Administrator のための時間管理術。

シスアドというのは、ものすごく「on demand」な仕事が多い。ユーザーはマシンが動かないと悲鳴をあげ、マシンは部品が壊れたとアラートを上げる。どれもこれも「書類入れに積み上げておく」ような対処の仕方は出来ない。問題が起こった所に飛び込んで問題を解いてあげるしかない。

しかし、そのような仕事の仕方は作業効率を著しく下げる。事前準備が出来ないからだ。これは人間だけの話ではなく、RTOSと呼ばれるOSはそうじゃないOSを使った場合の60%ぐらいしか処理性能を出すことが出来ない。「緊急時対応」のためにリソースを一部残しておくと、どうしても100%リソースを使うわけには行かないのだ。

この本を読んでいて思ったのは、この本に書かれているやり方はRTOSのリソース管理方法とそっくりだ、ということ。別の言い方をすると「ちゃんと実践すれば、本当に成果が出るに違いないと思われるし、内容は汎用的だ」ということ。

ただし、60% は 60%。この本を読んだら、無茶なスケジュールを立てても大丈夫、とはならないが、その点だけは警告されていなかった。この本を読む前に、念頭に置いて貰えるといっそう効果が上がると思う。 (fjの教祖様/2008-03-18)
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アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)
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ASIN:4873112990
オライリー・ジャパン(2006-09-07)
翻訳:村上 雅章Scott Berkun
売上順位:83915
¥ 3,360(中古:¥ 2,423)

レビュー総評点:65
主にソフトウェア開発者に向けたプロジェクト管理のための1冊です。内容は多岐に渡り、一回で読んで全てを理解するのはなかなか難しいと思います。そこでお薦めなのは、自分の現在の状態、仕様検討段階であるのか、コーディング段階であるのか、リリース前であるのか、その段階に応じてその部分について書かれた箇所を読む方法です。前に読めば予備知識になり、後で読めば振り返りになると思います。また、著名な書物からの引用も効果的でなかなか楽しいものでした。
マイクロソフトで、とありますがマイクロソフトに特化したところはなく、一般的な手法として参考になります。 (limegreens/2006-11-07)
文字も小さく400ページ以上もあり簡単には読めるものではないが、プロジェクトマネージャを目指すあるいはその職にある者にとって最良の1冊となるのは疑いない。
現場のプロジェクトマネージャが必ず悩み懸念する事が章建てとして構成されており、他のPM本とは一線を画す。
美辞麗句な言葉はなく、全て著者の実体験に基づいた金言が散らばっている。

この書籍のおかげで、これからも随分と助かる気がする。 (blue/2008-11-16)
ITコンサル・プロマネ(職歴18年)視点でのコメントです。

システム開発やプロジェクト管理に関連した書物は、これまで数百冊を読んできました。

その中で三本の指に入る素晴らしい本です。絶品です。感謝です。

特に内容にはコメントしません。

私がこの本に支払ってもよいと考える金額は・・・

8000円

しかし絶版だったら・・・金額はつけられませんが、何が何でも手に入れたい本です。 (pluto/2008-11-17)
タイトルのプロジェクトマネジメントと聞くだけで嫌なものだと誤解して、食わず嫌いだった。しかし、アートオブとついているので、管理が技術だという視点からすれば、ちゃんと読めば良かったと後悔している。
第10章は、特によい。人の仕事の邪魔をしないで、人の助けをするのが管理の基本である。しかし、多くの管理者、管理本は、人の仕事の邪魔をするようなことを平気でやったり書いたりしている。基本を外した本が多いなか、本書は要点を得ているので読む気になる。

飜訳が日本の文化への移転を十分していないのは、外資系の企業だけでなく、日本の企業でもソフト系の企業はカタカナ語が氾濫しているので仕方がないかもしれない。 (kaizen/2008-02-16)
風通しの良い考え |||||||||||||||
プロジェクトマネジメントに興味があり本書を手に取りました。
なにか合理的な内容を求めるときは、いつも外国の書籍を読みます。
英語がもつ構造的な論理性に惹かれるのかもしれません。

実用性重視で書かれた多くのプロマネ本に対して、本書は
経験ゼロの人でも理解しやすい内容になっています。
それは数多くの実例と、著者のユーモアに依るところが大きいでしょう
私の本業はITから遠いので、実践的なソフトウェア、Web開発の章は
とばし読みしました。
それでもなお、目の覚めるような内容が含まれています。

10章「メンバーの邪魔をしない方法」では、チーム内のコミュニケーションに
おける不快さの削減方法が記されています。メールや電話、あるいは立ち話
について、すぐにでも取り入れられることが多いです。
あるいは、16章「社内の力関係と政治」は、組織に所属する
全ての人がぶつかる問題でしょう。
本章には「政治とは汚いことを表す言葉ではない」とあります。
政治が問題解決の1ツールであるという考え方は、風通しが良いです。

ソフトウェアおよびWeb開発に関する知識が乏しいため、私は本書の
価値を理解できていません。そのための星3つです。
もし知識があれば星5つではないかと思います。
(trafk/2007-03-25)
実践的なTips集 |||||||||||
プロジェクト管理の各フェーズで役に立つTipsを集めた一冊という感じです。
内容的には、なるほど、と思わせられるものが多いのですが、
訳がこなれていない上に、翻訳もの特有の笑えないジョークが鼻につくのが、
ちょっと残念、星一つマイナスです。 (palemoon/2007-04-22)
疑問を投げかけ前提に挑む。
そんなプロマネの存在理由が明らかに。

機能的な書籍というよりは、如才無いプロマネの心構え。

著者のScott Berkun (スコット・バークン)さんは、
マイクロソフトで、OfficeやVisual Basic、IE等の
プロジェクトに関わってきたようだ。

プロマネの経験がある人なら、それらのプロジェクトが
どれほど壮大か想像できるだろう。
その場で、吐き気をもよおす人もいるかもしれない。

プロセスに取り憑かれ、方法論への執着が
間違った方向へ行っている場合、力が大きいほど、修正はきき難い。

チームメイトに心配を抱かせないためにも、
プロジェクトマネージャーだけではなく、チーム全員が読んでいただきたい。

スケジュールが狂うのは何故か?

「スケジュールが遅延するということは、
誰も把握していないコストが隠されていた、
あるいは無視されていたということを意味しているわけです。」

以下の2つ、笑えるけど、自分がやっているとしたら、
まったく笑えない。 その詳細も解説

* 「よく見かける悪い手段」
* 「質の低いビジョンのドキュメントに見られる特徴」

大胆さ、図太さがプロジェクトを邁進させる。
あなたへの命令が大切なコトか試す方法

「私は、自分が理解できない、遠回しで曖昧かつ官僚的で組織的な
プロセスは無視するようにしています。」

無視した事案が大事な場合、偉い人がスッ飛んでくるハズ。
重要でない場合は、当然、誰も来ない・・・

現場を守る、プロマネの領域

「誰かが優先順位を無視した指示をしてきたと思った時には、
『ノー』と言ってください。

あるいはその指示をした人に対して、私が『ノー』と言っていたと伝えれば、
その人は私のところに来るはずです。

もし彼らが文句を言ったとしても、
議論して時間を無駄にしないようにしてください。

とにかく私のところに来るように、その人に伝えてください。」

"計画すること"が目的ではない。

「計画に従うことで勝利できるような戦いはないが、
計画なくして勝利できるような戦いもない。」

ドワイト・E・アイゼンハワー(ドワイト・D・アイゼンハワーのこと?)

それでは、何故計画をするのか?

「戦闘というものは計画通りに行えるものではない。
計画は変化に備えた共通の基盤でしかないのだ。

重要なことは、全員が計画を知っておくことで、
容易に変更が可能になるということなのだ。

近代戦は非常に流動的であり、
意思決定は迅速に行わなければならない。

そしてそのほとんどは計画に従ったものとはならないのだ。

しかし全員が少なくとも、自分はどこから来て、
(その後)どこに向かっていくのかということを知っているのだ。」

イスラエル防衛軍司令官 ダン・ラネル陸将補


つい、行うタイミングを逃しがちな、プロジェクトの検死報告(反省会)

打ち上げの偉大性、組織を構成するメンバー、個別の利害にも目を光らせる

皆さんが気になるのは、16章の「社内の力関係と政治」ではないだろうか?

* 「政治的な理由で・・・」
* 「大人の事情で・・・」

と言った言葉は、逃げの言葉だ。
語る者同士の思考を停止させてしまう魔力がある。 (ウェブ担当/2009-06-12)
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プロダクティブ・プログラマ -プログラマのための生産性向上術
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ASIN:4873114020
オライリージャパン(2009-04-27)
翻訳:島田 浩二 (監訳)翻訳:夏目 大Neal Ford
売上順位:4049
¥ 2,730(中古:¥ 3,383)

レビュー総評点:-4
ThoughtWorks社のソフトウェア・アーキテクトNeal Ford氏の著作で、ソフトウェア開発者の生産性向上について、今後の開発で試してみたいツール・ノウハウ・知見がちりばめられています。

ラウンチャーの選び方から始まり、開発のいろいろなフェーズにおける細かな工夫、DSL・多言語プログラミングの活用や、Java開発時のアンチ面(なぜStringクラスにisEmpty()が無いか、なぜStringクラスが拡張できないか、なぜ中核となる処理コード以外の雑雑とした記述を書くのか)に至るまで、JavaでWebシステム中心で開発している人なら、興味を持って読めると思います。

文章は読みやすいです。気が向いたときに気の向くままパラパラ読みましたが、その部分部分で楽しく読めました。
超一流の開発者が読むと「いまさら」的な内容かもしれませんが、普通のJava開発者が開発スキル向上を兼ねて気軽に読む1冊としては十分良いと思います。
(y93/2009-06-14)
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w:15 h:20 336page
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~
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ASIN:4839924023
毎日コミュニケーションズ(2009-01-29)
翻訳:安井 力翻訳:角谷 信太郎Mike Cohn
売上順位:3057
¥ 3,360(中古:¥ 3,869)

レビュー総評点:60
本書は個人的に何度も要望してきた「見積もり方」の暗黙知を形式知としてまとめた本だ。世間一般に言われるコード桁数による見積もりやFP法などのような「規模の見積もり技法」だけではない、プロジェクトの始まりから終わりまでのライフサイクルを通じて、見積もりとはどのような物かを本書は教えてくれる。

1部では現状の問題と新しい概念の導入を述べ、2-5部では問題解決のためのプラクティスの数々を紹介し、6部ではこれまでに述べたプラクティスが成功する理由を述べるとともに読者への自信を補強し、最後に7部ではケーススタディとしてプラクティスをどのように実践するかを小説仕立てで書いている。開発プロセスを論じている本は多々あるが、本書のような6部と7部がある物は数少ない。

また、章の最後に議論のポイントを提示しているのも「どうすれば自分のプロジェクトに導入できるか」を考える良いきっかけになると思う。この「議論のポイント」は「考えてみよう」ではなく、「話し合ってみよう」となっている。自分で考えるだけではなく、本書を片手に見積もりと計画について、同僚や仲間と話し合ってみるだけでも新しい価値が生まれるはずだ。
(hsbt/2009-02-05)
約5年前のXP祭り2004で、XPの達人がが「XPで一番面白いのは計画ゲーム」という発言をしていて、当時XP聞きかじり組だった自分は感心したものだった。なにしろXPといえばペアプログラミングや TDDばかりが取りざたされていて、計画ゲームやメタファーなんてプラクティスは、なんとなく「手の届かないもの」っぽい感じがあったものだ。

その後もしばらくは、計画ゲームはマジシャンの扱う道具で、その種明かしはベールの向こうという状況が続いていたと思う。で、計画ゲーム抜きで導入された「なんちゃってXP」が、失敗の山を築いていたわけだ。

本書は、そんなベールの向こう側をあますところなく見せてくれる。手品の種明かしがつぎつぎとなされるわけで、これは面白くないわけがない。

何がいいって、「例え話」が豊富なところがいい。まったく未知の概念を説明するのに、例え話は効果的だ。計画を頻繁に見直すことを水平線の向こうへの航海で例えてみたり、見積りの手法を家のペンキ塗りでたとえてみたりという具合。本書最後にあるケーススタディも、広い意味で例え話だと思うが、これがめっぽう面白くて、まさにクライマックス。

読んでいて、本当に隠されていたアジャイルの種明かしは「正直になること」なんじゃないかと思った。未経験者だけで集まってアジャイル開発なんてできないことを「正直に」認める。正確な見積りなんてできないことを「正直に」認める。チームメンバに、顧客に、いまわかっていることを「正直に」伝える。 5年前のアジャイル本が、きれいごとを並べてばかりだったのに比べると、本書は呆れるほど正直だ。

そうしてみると従来の手法は、実に欺瞞に満ちているなぁ。できっこないとわかっているのに、最初から正確なスケジュールを求める。チームメンバの出してきた見積りをしれっと2倍にしてから上司に見せる。嘘で塗り固めた計画が、うまく運ぶわけがない。バレたら困るから、手遅れになるまで見直ししないしね。

結局、お互いに正直になれる土壌作りが、正しいアジャイルの第一歩ですよ(これが一番難しかったりして)。 (ただただし/2009-04-20)
献本いただきました、旧来の見積り・計画立案の問題点を明確にし、それについてアジャイルな見積り・計画ではこのように問題を解決するという方法を示してくれる。TOC-CCPMと通じる物がある、旧来の問題点はTOC-CCPMスペシャリストの研修で教えていただいたことと同じ、バッファの考えも同じ。TOC-CCPMをソフトウェアに適用するためのガイドとしても使える。 (hiro_e/2009-02-10)
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w:14 h:20 396page
Mind パフォーマンス Hacks ―脳と心のユーザーマニュアル―
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ASIN:4873113377
オライリージャパン(2007-08-25)
翻訳:夏目 大Ron Hale-Evans
売上順位:104453
¥ 2,940(中古:¥ 2,261)

レビュー総評点:33
脳と心のLife Hacks ||||||||||||||||||||
 「Mind Hacks」の続編。「Mind Hacks」は、中身の見えない脳をハックすることで、脳や心の働きを調べてみようという良書だった。続編に当たるこの本は、脳や心の「上手な使い方」が中心になっている。
 内容は、記憶術、仕事を効率的にやる方法、アイデア創生法、精神状態の改善法、等々。良く知られている手法も多いが、著者独自の手法や、それを効果的にコンピュータで行なう方法など目新しいものもそれ以上に多く、絶対に読んで損のない本。最近「Life Hacks」流行で、流行に乗った駄本が多く出ているが、それらとは一線を画す良本。「Life Hacksはもう食傷気味だ」というような人にもぜひ読んで欲しい。そういう人には特に「Life HacksのMind版」として楽しめるはずだ。
 コンピュータやそれに類する電子機器などで、これらのMind Hacksを行なうヒントもたくさん載っている。そういうものが好きな人は、この本に載っている方法をすぐにでも手元のパソコンで実行してみたくなるはずだ。オススメ。 (yoshik-y/2007-08-29)
「Mind Hacks」の続編扱いであるが、著者も目的も違う。自己の能力を開発し生産性を上げるためには何をすればよいのかについて具体的に記した本である。著者はこの本を「頭の武道」の本だと言っている。

どこから読んでもいいのだが、たとえば「創造力」の章では「何かを創造するためには環境から種を入れないといけない」という話から始まり、発想法、創造力を高める方法、夢を利用する方法、他人になりきる方法、自らの発想の道筋をトレースする方法などが紹介されている。すぐ使える手法がゴロゴロ転がっている。

ハウツー本の一種ではあるが、グレッグ・イーガンやスタートレックなどギークたちが喜びそうなネタがちりばめられており、無味乾燥ではない。「はじめに」に出てくる人間コンピュータ、メンタートの話も「デューン」から来ている。自らをチューン・アップすることの楽しみが伝わってくる本である。 (福代/2008-05-01)
前作「MIND HACKS」は、どちらかと言うと理論的な内容で、少し退屈だったくらいですが、本作はもっと身近で実用的な内容で、最後まで楽しく読めました。
参考文献も、今まで知らなかったものが多く、また本の出費が重むことになりそうです。 (アキンド/2008-04-25)
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w:15 h:21 280page
SEのための価値ある「仕事の設計」学
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ASIN:4774134163
技術評論社(2008-03-25)
森川 滋之
売上順位:210295
¥ 1,974(中古:¥ 1,500)

レビュー総評点:25
 悩めるSEにも、夢を持って前進しているSEにも、どちらにも勇気を与える本です。

 また、SEに限らず、どんなビジネスでも、IT技術を駆使することが求められる現代にあっては、プロジェクトを進めるために、SEの仕事の実態やSEによって得手不得手があることを知ることは、非常に大切なことですが、その答えがここにあります。

 私は、新規事業コンサルタントや住宅会社向けのビジネスコンサルタントをしており、社内にはWebコンテンツを作成する部隊もありますが、この本は技術者であっても「顧客志向」の視点が欠かせないことを教えてくれるので、自分だけではなく社内の技術者に読ませたいと思いました。

 骨太の内容で、途中のかなり高度なテクニカルな内容は、正直言うと難解で、そこは斜め読みしましたが、その前後の内容の厚みに、この著者の体験したことからくるノウハウの確からしさを感じました。 (mabu/2008-05-10)
自分の進む道がわからなくなるのは人間なら当たり前。
それを、SEという職種に特化して書いてあるので、身近なことと感じられた。
どんなスキルを身につけるのが良いか、具体的に書いてあるのもわかりやすい。


付随して感じたこと。日本全体のIT産業は、何兆円という巨大な市場規模です。
役に立たない情報システムを作るというのは壮大な無駄。

一人一人のSEがお客様が本当に喜ぶことを追及していくとITの無駄が激減し、
日本全体の産業のよう総力が高まると感じました。

将来に不安を持ち始めたSEの方がこの本を読んで、SEとしての将来に夢を持ち、
前向きに生きていけるようになることを期待しています。 (はしもと/2008-04-04)
門外漢ではあるが、ITの世界を知る必要があり手にとってみた。
色々な視点からアドバイスなどが書かれていて、自分はどう在りたいのかを無理なく考えることも出来、とても気を楽にしてくれるような内容もあり、また本来の持っている必要のあるものなどが書かれている。負担感もなく、それでも肝心なことは情報として入ってくることの出来る内容だと思った。自分は試行錯誤したから、皆には、最短距離を行って欲しいという気持ちに溢れている本である。 (加藤ユミコ/2008-04-07)
SEを辞めようかと思っていた時に偶然この本に出会いました。
読んでみて、自分をとりまく状況の原因がわかりました。
自分の何が悪かったのか/自分に何が足りないのか
そして、「もう少しだけSEとして仕事を続けてみよう」と思いました。
現在もSEとしてお仕事をさせて頂いています。
私のように悩むSEの方々に是非読んでいただきたい一冊です。 (未来指向/2008-11-22)
自分がこれからSEとして成長していくのに何を身につけていくべきかを考えてたくて購入通読
読んでみると、これからの時代がSEにとってどのような時代になるかを定義したあと、SEに必要な能力が網羅的に記載されている。またそれぞれの能力についても具体的にどのようにすれば能力が高められるかのアクションまでが記載されているのがありがたい。また、SEに限らずに充実した人生を求めるために今いる場所を把握する術や、これから行うべきことも提案してくれている。
SEの仕事というものの中で自分が何にウェイトを置くべきか、何が足りていないかを見つめなおすきっかけになる本だと思います。 (sickboy/2009-06-27)
5件のレビューを表示しています。
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平均点:5.0
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仁青に生きるための青書
ITエンジニア人生品質向上
 
w:15 h:20 264page
LinuxサーバHacks―プロが使うテクニック&ツール100選
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ASIN:487311151X
オライリージャパン(2003-11)
原著:Rob Flickenger翻訳:山口 晴広翻訳:イメージズアンドワーズロブ フリッケンガー
売上順位:60920
¥ 2,310(中古:¥ 1,580)

レビュー総評点:92
基本的に初級者が中級者になるときに読む本だと思う。
(全くの初心者は無理かも・・・)
今の私にとって知りたかったことが山のように載っていました。
文体も堅苦しくないので読み物としてもおもしろいです。 (bossa_kun/2005-02-25)
機能をただ紹介するのではなく、実際に使える形での実例がたくさん掲載されていて非常に便利な1冊でした。LINUXサーバの扱い方を覚えてきたくらいの方にとっては非常に参考になると思います。 (満面太郎/2005-02-19)
Linuxのプロとプロでない者 |||||||||||||||||||||||||||||||
ある調査会社は「今後5年間で商用ベンダー系UNIXは減少し、WindowsとLinuxが増加するだろう」というレポートを出しているが、きっちりとした調査を見るまでもなく、今後Linuxがますます増えると予想される方も多いだろう。
本書は、今後ますます重要になるLinuxの、質の高いHackを100個を集めたノウハウ本である。目次を表示させるとわかるが、現在のITのトレンドを捉えた内容となっている。特に「サーバ管理の基礎」は、サーバ管理者に限らず、すべてのLinux利用者が必読の内容と思う。内容的には実践的なノウハウ(=Hack)が多数収録されている(例 ssh,iptables,hdparm等)。
もし、急速に普及するLinuxをあなたの技術として「売り物」にするならば、本書の内容は絶対にマスターしておきたい。この本の内容が「プロ(=Linuxを「売り」にできる者)」と「プロでない者(=Linuxをさわっているだけの者)」の実際の分岐点だと思う。 (hironobu_suzuki/2003-11-27)
真のハッカーのための本 ||||||||||||||||||||||||||
この本は「ハッカーになるには」という文から始まっています。もちろん問題を解決したり限界を克服する喜びを求める者、あるいは優れた技術スキルを持つ者の意味で、コンピュータ犯罪者やスクリプトキディーズのことではありません。ここを読むだけでも十分に価値がある本です。本の中身はハッカーによるハッカーのためのHACK集で、なるほどと思わされるテクニックが満載です。サーバー管理に熟達しているなら、この本は結構使えますし、新しいアイデアのネタにもなります。あと「監訳注」としての日本における補足情報が役に立ちます。 (/)
実際に使える |||||||||||||||||||||||||
わかりやすいけど実用にできない初心者的なことが書いてある本ではなく、
かといってやたらマニアックで意味不明ではなく、
まさに「書いてあることが実際に使える」本。 (/)
業務で使っている人間にとっては、当たり前の事、既知の事しか書いていない。
ツールの紹介だけに実務的な意味になってしまうのでオライリーとはいえど完全な初心者用。
逆にサーバ管理者の初心者ならば自費で購入してもいいかも?

個人的にちょっと期待していた内容と異なったので星を少なくしましたが、プロであれば
書籍でなく関連のMLなどで情報を収集する筈なのでツールの紹介に終始する本は本として
どうかと思ったりします。
(うぇす1959/2007-01-11)
最近サーバ管理をはじめたのですが、独学なので知らないことが色々とあり、
この本には本当に助けられましたね!
読んでおいて&持っておいてまず損はない本だと思います。

巻頭から読んでいかなくても良いという点も良かったと思います。 (goriate/2007-11-08)
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ソフトウェア見積り―人月の暗黙知を解き明かす
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ASIN:489100522X
日経BPソフトプレス(2006-10)
原著:Steve McConnell翻訳:田沢 恵翻訳:溝口 真理子スティーブ マコネル
売上順位:21238
¥ 3,570(中古:¥ 2,999)

レビュー総評点:102
アートとしての見積もり |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
数学的な背景を持った見積もり技法を「サイエンスとしての見積もり」、経験則と単純な公式による見積もりを「アートとしての見積もり」とマコネルは区分けしている。本書では両方を取り扱うが、より「アートとしての見積もり」に重点を置くとしている。
プロジェクトのサイズを大中小と分けるなら、中小プロジェクトが圧倒的に多数を占めるものと思う。こうしたプロジェクトでも当然見積もりは必要とされるが、「サイエンスとしての見積もり」を行うのは少々スペックオーバーに思える。ほとんどの現場では経験則や貧弱な根拠による見積もりが行われ、プロジェクトに混乱をきたしているのではないだろうか。
第1部では、良い見積もりとはなにかの考察が行われる。マコネルは、見積もりとターゲットとコミットメントが異なるものであることを最初に示し、様々なデータを元に見積もりに対する考察を行う。その中で良い見積もりと適切なプロジェクトコントロールは不可分のものであるというメッセージが度々語られている。
第2部では、プロジェクトの規模や種類、ステージに応じた具体的な手法がまとめられている。
第3部では規模、工数、スケジュールなどのそれぞれの見積もりごとの手法と課題がまとめられている。

本文はわずか300ページ足らずなのだが詳細な見積もり技法の本を何冊も読むよりも。現場に立つ開発マネージャーにとって(ただし、中小規模のプロジェクトの)、この本を読み込んだ方が役に立つ実践的な知識と考察が得られるように思う。
(赤戌/2006-11-16)
常に提示される見積もりに疑問をもっていたので、じっくり本書を読んだ。
最初に提示される見積もりとコミットメントの違いの説明で、その疑問の半分は解消される思いがした。通常提示されていたものは見積もりそのものではなく、コミットメントではないかと。 この調子でアートとしての見積もりに関する知見にふれていくことで、見積もりの在り方の理解が進んでいく。
ただしここで提示される見積もりはそれなりにしっかりとしたバックデータに裏付けられた見積もりであり、通常の日本のベンダーではこの様な定量的な分析ができる体制になっているのか疑問であり、残念な気持ちにもなる。
その様な現実的な側面はあるものの、中小規模の開発案件を企画管理する立場の人には見積もりの在り方を考える上で必読の書であると思います。 (tabopapa/2008-03-09)
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More Joel on Software
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ASIN:4798118923
翔泳社(2009-04-09)
翻訳:青木 靖Joel Spolsky
売上順位:11360
¥ 2,940(中古:¥ 2,195)

レビュー総評点:0
内容が前に出たソフトウェア開発者採用ガイドとかなりかぶっています。かぶっていない部分は前作と比べると面白くありませんでした。ソフトウェア開発者採用ガイドを持っていない人なら買ってもいいんじゃないでしょうか。 (やすます/2009-05-20)
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リファクタリング・ウェットウェア ―達人プログラマーの思考法と学習法
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ASIN:4873114039
オライリージャパン(2009-04-27)
翻訳:武舎 広幸翻訳:武舎 るみAndy Hunt
売上順位:1518
¥ 2,940(中古:¥ 2,240)

レビュー総評点:17
副題が「達人プログラマーの思考法と学習法」とあり、著者が
プログラマーであるため、プログラミングに関する話題が多い
けど、原題"Pragmatic Thinkig and Learning"(実用的な思考法
と学習法)とあるように学び、実践するための本です。
学習する人(つまり全ての人)は読んでおく価値がある本です。
(Two-Who/2009-05-07)
まとめ本 |||||
達人プログラマーの思考法と学習法という副題に
なっていますが、内容はプログラマーだけを
対象としたものではありません。

右脳思考、マインドマップ、インナーゲーム、
瞑想法等さまざまな「脳」活用法が取り上げられています。
最新の脳科学を参照しつつ、従来から存在する
「脳」活用法をまとめたといった感じの本になっています。

ページ数のわりにたくさんのことが詰め込まれていますので、
すべてをいっぺんに実践するというのは、ちょっと難しい
ように思いました。
ただ、脳をよりよく活用するヒントを得ることはできたと
思います。 (Zaan/2009-05-03)
ここ数年、脳に関する関心が高まり、
脳科学や効果的な学習法についての書籍が数多く出版されるようになりました。
それぞれに、それなりの有用性があるのでしょうが、
「だから…何っ?」って感じがしてきたのも確かです。 
たくさんのヒントが散りばめられています。
ただし、一足飛びに頭を良くしたい方にはお勧めできかねます。

(ルミナリウム/2009-06-18)
「リファクタリング」という言葉は、よく耳にするようになりましたが、
「ウェットウェア(頭脳)」は、あまり聞かない言葉です。

この本の目的は「頭脳の再設計と再配線」によって仕事の能率アップを図ることです。
そのための、プラクティスがたくさんあります。
私が試してみようと思ったのは、次の6つです。
・ペンとメモ用紙の持ち歩き
・モーニングページ
・SMART
・SQ3R
・手書きマインドマップ
・プロジェクトに割り込みルール

ターゲットとなる読者は、プログラマーに向いていますが、
もっと頭がよくなりたいと思っている人にはお勧めです。
(なか/2009-06-13)
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