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指定カテゴリ[エッセー・随筆] 45684 件あります。 1~10件目を表示中
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決めないことに決めた つれづれノート(16) (角川文庫)
ASIN:4041673739角川書店(角川グループパブリッシング)(2009-06-25) 銀色 夏生 売上順位:172 ¥ 740 これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:5
つれづれノートが復活してくれて、
なんかほんとうにうれしいです。 1巻は、大学生協で買いました。 今も本棚の中で、 生協のブックカバーをつけて並んでいます。 本当に長い付き合いだなあ… でも、銀色さんも、銀色さんのまわりのひとびとも、 もちろん私自身もどんどん変わっています。 変わるけど、変わらないもの… なんか絆のようなものがあるのかなあ… 帯のことばのように、ゆっくり読んでいます。 前巻から少ししかたってないとおもうけど、 カーカとの関係がすごく変わっていてびっくりしました。 何年もずっと大変だったのに…。 家族との関係って変わるんだなあ…と思いました。 ゆっくり読んでみようと思います。 (ナナコロ/2009-06-27) 宮崎にあんな立派なお家を建てたのに、
思い立って東京へ。 ど、どうなるんだ〜と読み進めました。 やっと高校生になったカーカは? 宮崎に帰りたがっていたサクちゃんは? 子どもに対するスタンスが、 この方の場合「あ、そっかそういう考えもありかも」 と思い直させてくれます。 勉強をしないカーカに、あくまでも「自分の人生」と いいきる夏生さん。 そして、その後?カーカはサクちゃんは? 人生ってこういう歩き方もあってもいいんだなと 楽しくなります。 (mia/2009-06-28) ぎっしり詰まってます。
読みごたえ、大いにあります。 今回の登場人物では・・・ 「虫くん」が気になりました☆ (じゅんじゅん/2009-07-03) 改行の少ない文字のぎっしりつまった感じで読んでて疲れました、今までの手書きのイラストのたくさんはいったふんわりした読みやすさがないのでおもしろい日のエピソードも頭にはいってこなかった。
全4件のレビューを表示しています。個人的に最期のほうサクボウがかわいそうで泣きそうだった。どうして一緒にいてあげないのだろう。。。。 (アマゾ/2009-07-03) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.0 はてブコレクション数: |
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知られざる真実―勾留地にて―
ASIN:490314528Xイプシロン出版企画(2007-08) 植草 一秀 売上順位:194 ¥ 1,890(中古:¥ 1,800) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
その「不撓不屈」の精神、確かに受け取った。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
かつて、私は著者に対して偏見を抱いていた。そう、「お馬鹿なミラーマン」と。そして、著者を応援する人達に対しても疑問を抱いていた。それでも、「支持者がいるのなら」と思い、著者のブログを読んでみた。それなりに納得のいく内容ではあったが、どこかポピュリズムで書いている印象がぬぐえなかった。
しかし、この本を読んでその先入観は全て雲散霧消した。植草一秀は本当に腐敗した権力と戦う「サムライエコノミスト」だったのだ。 未だに著者を「痴漢」として見ている人も、先入観を捨てて一度この本に書かれている「知られざる真実」を自らの目で確かめてみるべきだ。おそらく、大半の人はその内容に戦慄を覚えるに違いない。 もっとも、この本に書かれている内容も「知られざる真実」の氷山の一角に過ぎないのだろう。故に著者のブログだけではなく、「知られざる真実」の続編を熱望する。 (アダモ/2009-04-11)
勝てない戦いだが応援したい ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者の作品を読むのは初めてだが、感銘を受けた。
1回目の逮捕の時、さる評論家が講演中に植草氏について「あれは無罪でしょうね、逮捕の経緯がおかしい」と言っていたことを思い出して買ってみた。 著者の記述には非常に説得力を感じるし、何よりテレビでコメントする姿からはあまり伝わってこなかった「熱」がある。描写もリアルで、私自身が度重なる被害事故の際に警察とのやりとりから感じた「扱う側にとって都合の良い処理」も生々しく描かれている。 相手は巨大メディアと警察。どう考えても勝ち目はない。テレビ等に出演する機会もほとんどなくなるだろうし。 しかし、この戦いを応援したい。過去に不可解な事件で逮捕されたりした人達と共同戦線を張ったり、自主開催の講演会を重ねるなど、草の根から精一杯の活動をしてくれたらと思う。 (山頭火/2007-09-11)
清らかな魂のエネルギー |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
毎年1兆円の収支を得ていた道路公団をあたかも赤字のように装い外資に売却の段取りをつけ、何百億もの謝礼を得る人がいる。
郵政民営化しかりだ。そのためには、この日本などどうなってもいい、という現実に則り、この国の政治は動かされている。 それもこれも真実を国民が知らないからだ。 この本は、りそな銀行を国営化状態として資金をくすねていると自民党にも疑いを向ける。 小泉前首相や竹中前金融相を中心とした姑息な動向を詳細に綴っている。 そんな驚嘆の真実の暴露だけではなく、忘れていた日本人の愛と思いやり、そして感謝の波動に溢れている。 勇気の人、植草氏のこれまでの魂の自己犠牲(間違いを間違いだと述べ続けたために政府の罠に落ちた)を無駄にしてはいけない。 できるだけ多くの人に読んでいただきたい本です。 (riverwing/2007-08-12)
売国奴からの受難 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
何が真実か読めばわかる。著者の高邁な理想、魂の純粋性に感動を覚え、かつ日本という社会のどうしようもない醜さに戦慄する。司法よ、お前もか。自己満足して、無関心な人々、平和ボケして、「また陰謀論かい。」としか反応しない人々、神様、彼ら日本人はメディアに翻弄され、騙され続けている哀れな人々なのです。一刻も早くこの本を読んで欲しい。みなさん、早く気づいてください。
(ある/2008-03-20)
政治資金規正法に関連する、東京地検の異常な捜査と意図的リーク、テレビ、新聞の報道のあち方に疑問をもち、ネットをさ迷っているうちに、植草一秀先生のブログを知りました。
ブログの内容の確かさや豊かな教養から、どんな方かと思っていましたが、いつかテレビで報道された、植草さんとは、別の人だと思っていました。ブログを毎日読んでいるうちに、植草先生が痛ましい冤罪に巻き込まれたことを知りました。拘留地を読み進むうちにいろんな背景が解ってきました。そして、現在衆議院議員選挙を控えて、次の日本の首相に一番近いといわれていた方が、ある日突然、なんの咎もないのに、片腕の秘書を逮捕されてしまうという、事件を現実に見てから、日本は恐ろしい国だと思うようになりました。そして、いろいろ、調べたり、勉強するようになりました。植草先生の拘留地にては、もっと、もっとたくさんのかたにも読んでもらいたいと思います。最後に植草先生のブログは毎日読んでいます。そして、先生の受けられた受難にたいして、国家権力に激しい怒りを覚えます。身をていして、新しい日本の為に書き続けておられる先生を陰ながら応援します。必ず名誉回復して、日本再生のために活躍される日が来ると確信します。 (どんぐり/2009-04-23)
すべての人に読んで頂きたい。 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前半は、小泉元総理の失政、特に郵政民営化の問題点の指摘および、りそな銀行国有化の
真相についての鋭い指摘が書かれています。中盤は本人の簡単な自伝を織り交ぜて、現代 の社会、政治のあり方に関する植草氏の考え方が、最後は植草氏が警察沙汰にされた3つ の事件の顛末についてのレポートが書かれています。 全編を通じ、植草氏の「弱者」に対する暖かな視点を感じることができました。そして、 警察や国家権力のコワさ、マスコミの恐ろしさを深く実感させられました。 マスコミは、ある刑事事件の被疑者が逮捕されると、まるで「被疑者」=「犯人」である かのような報道をします。しかし、現実にはこの図式が間違っている場合があることを、 もっとマスコミは認識して報道すべきと思います。 この本をきっかけに、マスコミの情報は鵜呑みにせず、自分なりに吟味し、選択して取り 込むべきであることを、すべての人に認識して頂きたいと思いました。 (bata1999/2007-09-11)
恐ろしい告発本であるが、時効を迎えつつあるのでは? ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この本で恐ろしいことは、竹中平蔵氏や奥山章雄氏・そして木村剛氏などの具体的な人物名が挙げられ、特に2002年10月から2003年5月までの出来事について事実を踏まえた検証をしながらも、さらなる究明の必要性を呼びかけていることである。
平成18年証券取引法改正において、風説の流布・偽計等(第158条)、及び相場操縦行為等(第159条)に係る懲役刑が5年以下から10年以下に引き上げられ、これに伴い、これらの罪に係る公訴時効については、刑事訴訟法第250条の規定によって5年から7年へと延長されている一方、証券取引法第188条に定める証券会社等の業務に関する書類については、保存期間も含め具体的には証券会社に関する内閣府令第60条に規定されているところであるが、そのうち注文伝票については保存期間が5年とされているところであり、5年から7年へと延長された公訴時効に対応したものとなっていない。 その為、植草氏の勇気ある告発にもかかわらず、2008年5月を過ぎれば実質的には仮にインサイダーが事実であっても、完全犯罪が成立してしまうのではないかと懸念してしまう。 (こどもの将来のために/2007-12-09)
洞察力のするどさあり。 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この本は、一部の国民がマスコミに踊らされ熱狂的に支持した「小泉改革」なるものの
本質を的確に指摘している。その洞察力はするどい。この本が一般大衆なる層に読まれ たなら、日本という国も変われるような気がする本である。また、植草氏がいわゆる 「痴漢」容疑でマスコミにたたかれたのも権力側のなせる業だということがよくわかる。 「マスコミは真実を報道しない」という姿勢を反省しなければならない。 (ランテック/2007-08-09)
絶望の果てにも挫けない心 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
近年悪意に満ちた報道にさらされ続けた植草氏により綴られたものです。
内容は現在まで続く経済政策とその影響、自身の生い立ち、あの事件のことが、わかりやすく、丁寧に記されています。 前政権がこの国にもたらせた壊滅的な影響、密室の中で有罪への線路に追いたてられる著者の絶望、読み進めるのがつらくなるような悲惨な物語が語られていました。 しかし孤独と絶望の中で差し伸べられる家族や支援者達の暖かい手、そして障害者や母子家庭などの弱者に注がれる植草氏のやさしい眼差しが微かな救いとなっていました。 これは現在の日本の政治や経済を知る上で非常にわかりやすい本ですが、読み物としても凄く面白い本だと思います。 (サウザンツ/2007-08-06)
なぜ植草氏は「控訴拒絶」を最終段落としたのか? |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「控訴『断念』ではなく、控訴を『拒絶』した」…。
植草氏がわざわざ、わずか15行の「控訴拒絶」の項目を一番最後に書いたのは、決定的な意味があると思う。 刑事裁判に携わる者は、彼のこの痛烈なメッセージを受け止め、彼のような目に遭う人が出てこないように、本書でも一部触れられているが、 1)起訴されるまでの逮捕・勾留期間合計23日間という起訴前の長期身柄期間を短縮する 2)取調過程を完全に録画する 3)捜査側手持ち証拠を全面開示する(もし、開示していないことが判明したら、それだけで手続は終了し、無罪とする) ことを実現させるよう全力を挙げなければならない。 これら3つのことは、真実を解明するにあたって、何ら、妨げになることではない。これらの実現に反対する者がいたとしたら、彼らこそが真実解明を妨げているといってよいはずだ。 裁判員制度が導入されようとしてるいま、全ての裁判員候補者に、本書を一読されることをお薦めします。 (ヤメ蚊/2007-08-06)
言論の自由とは… |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本書は、国家体制などにまつわる真実を伝えようとしている。同様のテーマの本を幾つか読んだことがあるためか、ニュース等媒体が朝日新聞ばかりであることや「思う」という表現が目立つことに違和感があった。しかし、本書の終盤でその背景が明らかになった。すなわち、本書は東京拘置所内で、データの補足を除いたほとんどが、限られた自由の中、書かれたのである。当レビューを目にされた方は、是非ともその状況を想像していただきたい。
著者は社会的に致命的ダメージを受けているが、それでも損得なしに応援してくれている人々がいることに「愛」を感じ、非常に感謝している。もちろんそのことは大手メディアに載ることはないが、これこそが近年の日本社会における「知られざる真実」であるのかも知れない。 本書が出版されたことは、日本にまだ言論の自由が残っていることを示している。本書で訴えている真実が今後広く知られるようになるのか、そして言論の自由はどうなるのか、注目していきたい。 (それでも植草はやっていない/2008-03-11) サイトを巡っているときに、たまたま植草氏のブログに出会いました。
専門的な知識、緻密な情報、鋭い洞察、主張されていることに共感できました。 あるとき、数年前、痴漢事件で世間をにぎわせた植草氏であることに気がつきました。 もしかしたら、あれは冤罪事件だったのでは? 関心を持った私は、さっそく、この著書を読んでみることに。政府の中枢にかかわりがあった著者だからこそ伝えられる政治家や官僚、さらには海外の首脳、国内外の金融機関、巨大企業との利権を巡るせめぎ合い。そして、政策が国内経済に及ぼす影響、メディアを巻き込んでの情報操作、国家権力の横暴・・・・ 興味深い事実に、一気に読破しました。 また、それら巨大資本の流れとは対極的立場にある弱者に対する愛や慈しみにも感銘を受けました。 著者が国家中枢の内幕を知り尽くし、それを指摘しようとしたからこそ国家の謀略にはめられたのではないかという疑念は、巻末資料の事件の経緯や不自然な警察の捜査手法、客観性の欠落した判決から推論されます。 日本の政治や経済の実情と問題点、民主国家とは到底言いがたい国家権力の腐敗が如実に表現されており、期待した以上の価値のある一冊でした。 是非、たくさんの方に読んでいただきたいと思います。 (ろーずまりー/2009-05-09)
魂の叫び |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
私はこの本を手にするまで、植草さんを疑う一人でありました。その疑いの根拠とはテレビなどで流され情報でありました。偶然、友人にいい本だからと勧めらてこの本を手にしました。経済の面などは、難しくて分からないことが多々ありましたが、植草さんの生い立ちや様々なエピソード、事件のことについてを読み、植草さんを信じたい気持ちになりました。痴漢冤罪で闘うことは大変なことと思いますが、著名人である植草さんは日本中から集中砲火のごとく疑いをかけれています。その苦しみは想像しがたいです。私は、植草さんのことを通して、マスコミの情報にただ流されてはいけないなと思いました。
(やまねこ/2007-08-08)
とにかく読んでほしい!! ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
植草氏自身によって書かれた初めての本である。
マスコミでは決して知ることができなかった真実がここにあった。彼に対する報道がいかに歪められていたのかが、よ〜く分かった。私は、この本を読んで植草氏に対する思いが変わった。彼を担当する裁判官にもぜひ読んでほしいと思う! (佐藤大吉/2007-08-08) 「破廉恥教授」として一時は社会から抹殺された植草氏。
27件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。しかし、インターネット上ではブログ「植草一秀の『知られざる真実』」で変わらず、真実を追究し、国家権力の横暴と闘っている。 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/ 勇気ある毅然とした生き方に感動する。 彼の存在がどんなにか権力の横暴に泣く無垢の市民に勇気を与えていることであろう。 文句なく★5個です。 (のほほんや/2009-05-08) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
ASIN:4344413024幻冬舎(2009-04) 細川 貂々 売上順位:195 ¥ 480(中古:¥ 408) |
レビュー総評点:59
世の中でこれだけ「うつ」という言葉が広がってきても、
いまだによくわからないという人も多かったり。 いろんな本がありますが、マンガなのでとてもわかりやすい と思います。 とりあえず、1冊目はこれがいいと思います。 おすすめ。 ただ、この本のツレさん(ダンナさん)は典型的な、「きまじめ な人が過労でなるウツ」(メランコリック親和型)なので、 昨今はやりの「5時からウツ」(不定形うつ、ディスチミア親和タイプ、 会社にいるときだけ調子が悪くなるうつ)とはちょっと違います。 一言にうつといってもいろいろありますが、一番ベーシックな うつについて、どんな状態になるのかを知るのには、非常に 役立つ本だと思います。 とても読みやすいのでおすすめです。 (mhrky/2009-05-23) 僕は7年前ぐらいにうつになって、
1年前ぐらいにゆるゆるとうつから回復してきた。 読みながら、「そうそう、こんな感じだった」と思うと同時に、 「え?確かに僕もこう思ったけれど、これってうつの人特有の考えなんだ?」と、 新たなことを知ったりもした。 ツレさんが書いているエッセイもこのなかにはたくさん収載されているが、 そのエッセイの一つに、僕は普通に泣けてしまった。 涙がボロボロこぼれて、止まらなかった。 涙を流すこと自体が、最近でこそたまにあるけれど、 うつのときには全くなかったことを考えると(そこが、ツレさんと逆なんだけれど)、 「ああ、僕もツレさんと同じように、ちょっとずつ戻ってきたんだなあ」 と、思ったら、また泣いた。 この文庫本は、30分か、長くても45分あれば、読める。 短くまとめるために、いろんな所をはしょっているとは思うけれど、 フィクションらしきところは、まずない。 あんまり迂闊なことは言えないけれど、 むしろ、うつ真っ直中の人の人が読んだら、 のちのち、何となく、スーッとした感覚になると思う。 確かに、うつ真っ最中だと、こんなにうつを肯定的に書いた本でさえ、 自分を責め立てるような本に思えてしまうに違いない。 けれど、僕は、この本が、僕が本当に苦しんでいるときにあったら良かったのに、 と本気で思った。 本当に「これで悩んでるのは僕だけじゃないんだ!」 って、思えると思う。 もう、本当にうまく言えなくてごめんなさいだけど、 本当にいい本。 力の抜けた画のタッチが、本当に、受け入れられてる感じになる。 「その後のツレがうつになりまして。」に収載されているエピソードだが、 「この本を作ってもらってありがとう」 って、本当に言いたくなった。 (nautilus340bps/2009-05-18) 内容はエッセイ風となっており、漫画のようで読みやすいです。
鬱病を患っている方は、「自分だけじゃないんだ」と思える内容が多いかと思われます。 きっと支えになってくれる本です。 鬱病患者さんのご家族さんにも是非読んでいただきたいです。 鬱病の症状は、決して本人の意思ではなく、病気によるものだとわかっていただきたいからです。 ツレさんの症状は決してイレギュラーなものではありません。 鬱病患者さんの「よくわからない発言、行動」を理解するつもりで読んでください。 『理解するつもりもない』人には読んで欲しくありません。 読みやすく書いてくれているため、 本の内容の面白かった部分で、患者さんをひやかしたりする人が実在したからです。 (元鬱病患者/2009-06-01) 「ツレがうつになりまして。」の文庫化です。文庫化に際して精神科医・野村総一郎先生が解説を寄稿されておられます。価格もお手頃になりました。文庫化された「その後のツレがうつになりまして。」と共に併読されることをオススメします。
この2冊の"脱力系マンガ"を通じて、"うつ"の実例(発症〜ひとまず"回復")および養生の心構え(本人および家族)について理解を深めることができます。"うつ"になったことがない人(含 本レビュアー)・"うつ"患者の家族が"うつ"について理解するのに役に立つのではないかと思います。「うつ病は心の風邪」はある一側面しか見てないことが分かりますね。(病気の"なり易さ"は類似してるのかもしれませんが、"治り易さ"は全然違うようです。「"うつ"は風邪のように簡単に治る」とか「気の持ちようで治る」とか思ってはいけないことが よく分かりました)あわてず、あせらず、あきらめず、「いつかは良くなる」という希望を持つことが大事なんですね。 (ゴルゴ十三/2009-04-29) ある日バリバリのエリートサラリーマン・ツレさんが別人になってしまった。
日常を完璧に支配し、真面目で完全主義者のツレさんが 「死にたい・・・。」 貴方ならどうします?! 彼は「うつ病」に罹ってしまったのです。 今でこそよく聞くようになった「うつ」ですが、 当事者はそこから辛酸をなめる事になります。 私もある事情があって、鬱の事は人一倍よく知っています。 「生きる気が起き無い」「日常が送れない」辛さが、 ホンワカした絵柄から切実に伝わって来ます。 愛する人が傍にいて、支えてくれていてもこの辛さシンドさ。 なかなか分かってもらえない。 そんな鬱の事を広めてくれたこの本が、 文庫化されたこの素晴らしさ! みんな、「うつ」の事をもっと知って下さいね! (Hitomi/2009-05-01) ツレとは旦那のことです。
鬱になった旦那の奥さんが書かれた、夫婦愛が明るいタッチのマンガで描かれてます。 はっきりいって、この本に書かれてるツレは、僕と全く同じです。 家事に精を出したり、ペット飼うようになったり、嫁を泣かせたり。 そして、実際に僕の嫁から「あなたもこれと同じように治ると思うで」って 言われました。僕もそう思います。 この本は、鬱になった人の周りの人がどういう対応をすればいいかが リアルに書かれてます。マンガなのでめちゃくちゃ分かりやすいしすぐ読めます! (takuma_8ape/2009-05-10) ドラマを見てこちらを購入。 ドラマでは元気が売りの原田君がうつの役なので、元気なイメージの人がうちひしがれてる図にショックでした。 漫画のツレさんは私だったら好きになっちゃいそうなタイプかも。 料理が好きで繊細で。繊細だからストレスに過敏になってしまい病んでしまう。 奥様のツレさんの日常や心情をほのぼのとしたタッチで描かれているのも良いです。 うつ病という観点で無く夫婦日記みたいな感じでも楽しめます。 そういえば私も転職するギリギリ前にかなり凹んでいて猫(動物)を飼い始めたりしたなーなんて読んでて思いました。 責任感が強いタイプの人は期待に応えられないと自分を責める傾向があります。私も子供の時から「頑張って」という言葉が苦手でしたが、そういう方にもお勧めです。 うつやうつの前段階の人、繊細過ぎて世の中が辛い人は見ようとしないだけで案外皆さんの身近にたくさんいると思います。
(まろ/2009-06-15)
ビジネスエッセイ |||||
ビジネス書としては新しい境地を見いだしています。松尾氏の「リストラ・・」、西田氏の「いやな上司は・・」と一緒にどうぞ
(スーパー8/2009-06-05)
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この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)
ASIN:4652078404理論社(2008-12-11) 西原 理恵子 売上順位:273 ¥ 1,365(中古:¥ 549) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:252
カネのないのはクビのないのといっしょや… |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
心がロハスな人たちに限って、貧しさを懐かしむような発言することってありません?
たとえば、貧しい国の人たちのことを、「**人には、ぼくたち日本人の失った心の豊かさがある」ってな感じで。 この本を読めば、アジアのお世辞にも裕福と言えない国や地域を扱っているサイバラのルポ漫画が、そう言ういやらしい目線にならずにすんだ理由がわかるような気がします。 余裕のない生活が家族の中にいらいらとした不和を生んで、子供達が家庭から逃げ出したとしても、実は逃げ場なんかなくて、気がついたら、逃げ出したはずの家庭のような余裕のない生活を、今度は自分が親の立場で繰り返してる現実。 サイバラだって、チャンスや努力がなければ、その貧困の連鎖から抜け出せなかったかも知れません。 (旦那のアルコール依存症とか御本人のギャンブル中毒とか、本当に連鎖から抜け出せてるのか?と言うところもありますけれど) これから社会に出る人たちは、ぜひ読んでおいて損はないと思います。 (y-mat/2008-12-13)
まさに衝撃 ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
西原先生の本は全部読んでいますが、
「カネの話かぁ…」と読むのを躊躇っていました。 でも読んでみるやいなや… 「カネの話なんてはしたない」 なんて思ってる人がいたら声を大にして言いたいです。 そんな考えは捨ててしまいなさい!! そのくらい真剣に深刻に濃密に描かれた、 現代の歪んだカネの価値観の裏側にある本当の“人間”のお話。 お金は人の生活に密接しているんです。 お金は生き方なんです。 お金は人の人生や命、お金は人の血肉なんです。 お金は暮らしであり、死ぬほど現実的な問題です。 でも現代人はどうしてもお金の問題から目を逸らそうと考えてしまう。 お金の話なんて意地汚い、そういう考えがいつの頃からか美徳にされてしまっている。 でもお金から目を逸らすことは、人間自身の姿から目を逸らすことなんです。 私はこの本を読んでどれだけ自分が甘かったかと打ちのめされ、 また西原先生の一つ一つの言葉に共感し、揺さぶられ、泣いてしまいました。 それだけカネの話を考えることは人間として最も大事な気持ちの部分をも考えることになるのです。 そして貧乏と家族とにさんざん苦しんだ西原先生だからこそ語れるこのエッセイ。 物凄い圧力と説得力です。 それでありながら、やはり叙情的です。 先生の真剣すぎるくらい真剣な想いがつまっています。 この本を読んだら間違いなく価値観が変わることでしょう。 お金だけでなく、人生や生き方、人間としてのあらゆる価値観に影響を受けると思います。 お金や人間を学ぶのならまずこの本を読め! 自分に子供ができたらそう言って読ませたいと思います。 (ニックの神風/2008-12-27) いま、ここで働く場所があり家族を養っていること、 いま、ここでおカネで悲しい思いをしていないこと、 これだけで幸せなんだよなあ。っと気づかされました。 当たり前のことが当たり前じゃない世界を知っているからこそ、 こちらに訴えるもの、伝わってくるものがありました。 働くってこと、お金を稼ぐってことは、 人が人として生きるためでもっとも基本的なことであり 不可欠なことなんですよね。 きれいごとではなく、お金は必要。 だからお金を稼ぐ為に、 自分で努力して、感じて、考えて、努力し続けて もっともっと自分を高めようと思いました。 必要とされる人間になろうと思いました。 それで自分の大切な人が笑顔だったらそれで最高ですよね。 (SASAP/2009-02-07) 高知の漁村での貧しい生い立ち、父との別れ、高校退学、
ギャンブル、そして多額の借金、夫との死別… もう、書ききれないほどに、この人の人生は壮絶。 でも、いついかなる状況にあっても生き抜く強さ、真剣さは、 読み終わって爽快に感じるほど。 「最下位の人間には、最下位の戦い方がある」 「プライドでメシは食えない」 名言だ。 (CCB/2009-02-10) 最初は最近多いお金の教養について書かれていると思ったが、実際にはカネを絡めて著者の人生を語る自伝的な要素が含まれた本である。私はどちらかといえばビジネス書を中心にして読むほうなので、このような本とはしばらく向き合ったことがなかったのが現状で、とかく新鮮であったと同時に、自分も人生生きているときに幾たびか考えてきたことと、リンクしていて、「あーやっぱり、そういうものだよね」って共感できることが多かった。
敢えて言わせてもらえれば、この著者の存在も知らなかったが、自分が考えていること、自分が一応の答えだと思っていることを、代弁して頂いたような気持ちになり、自分より若い子に一度は読んでみて貰えれば幸いということをお伝えしたいと思います。 自分の人生が最低だと思っていて、この状態から抜け出したいと考えているひとは一度手にとってみれば?「下には下がいるから」などと自分を納得させている人には、特にオススメかな・・・。 (大盛ラーメン/2009-02-25) 西原さんの本は、漫画も含めてこれを初めて読みました。
生い立ちやその後の出会いなどに、自分にとっては新しい考え方などは興味深かった。しかし、結局著者は、お金を無駄にしているとしか思えなかった。 タイトルとは違い、単なる自叙伝ではないかと思います。 (のび太郎/2009-03-22) 西原さんといえば「お金」のイメージが強いので期待して読んだけれど、「お金」の本としては全然でした。
それも「カネ」と書くぐらいだから、どんなにきわどいことが書かれているのかと思いきや、彼女の人生における、お金に関わった話であり、それも数字を出していくら「損」をしたということばかり。麻雀や為替でこれだけ損をしたと庶民には考えられない数字を出すものの、逆に儲けたお金の数字は全然出てこない。損をしたことも儲けたことももっと深く書いてこそ「カネ」の話と言えると思う。 子供向けの本だけれど、子供に読ませてためになるとも思えないし、西原さんのファン向けの本かなと思います。 彼女は故夫の鴨ちゃんの文章が下手だと何度も漫画の中で言っていたけれど、この本を読むに、彼女の文章もそんなにうまくないと感じました。 確信をそらした文章はどうも「カネ」から焦点が離れていて、そこが知りたい!という部分がぼやけている。彼女しか書けない体験もたくさんあるだろうに、やっぱり儲けた話は具体的に書かないのかと残念でした。 彼女のファンでもなく彼女の漫画を読んだことがない人には、「カネ」の本として期待して読むとがっかりすると思います。西原さんの自叙伝として読むにはいいと思います。 (チャイム/2009-04-17) 理論社ヤングアダルト新書。漢字にカナがふってあり、若い人対象の本と思われます。
しかしヤングでない方にも(と言うか中年世代のほうが)読める内容です。 「カネ」の話が、著者の生い立ち、金銭感覚、ギャンブルと絡めて展開します。 更に、貧しいカンボジアの人々の暮らしから、「カネ」の本質にも迫る勢いがあります。 そして「働くことは生きること」。 少しひねくれ、斜に構えた若い人も、この著者の体験的人生論には圧倒されるでしょう。 (ドクトルF/2009-02-14) 他の方も述べておられますが、著者の最高傑作と言い切ってよいでしょう。
もちろん西原には多数の最高傑作があるのですが。 なぜ自分が「最高傑作」と思ったか、以下に列挙してみます。 ■まず彼女に「伝えたいこと」があって、それがきちんと伝わってくるから。当たり前かもしれませんが、なかなかないんですよ、これが両方そろってる本って。 ■表現がこのうえなくダイレクトでシンプルなのに、乱暴さや粗雑さをまったく感じない。これは名人の芸だ。 ■いろんな作品で展開された西原のいろんな世界が、1冊230ページに凝縮されている。単なる自叙伝ではありません。著者の言葉を勝手に借りれば、「生きざま」です。 ■本書を読むことで、自分と世界のつながりを再確認できる。再構築しようという気になる。 ■もちろん、単なる気晴らしにもなる。あー面白かった、とパタンと本を閉じて忘れたっていい。それでも何かが残る。 このおばはん(と言っても実は自分も同い年なのですが)の話をずっと聞いていたい。そう思いながら、ゆっくりゆっくり読みました。非常に充実した時間でした。本書を買って本当によかった。 (不審な言動/2009-01-06) お金の話もそうだけれど、働くことについて、改めて考えさせられた一冊。
「なんのために働くのか」「意義のある仕事がしたい」「仕事と自己実現とは」 ということで悶々としている場合じゃなかった!ごはんを食べるため、大切な人を守るために働く、でいいじゃないか!と働く意欲がメラメラ湧いてきました。 仕事で悩んだとき、お金で悩んだとき、読み返したい1冊です。 家族や友人にもすすめています。 (バーバ/2009-03-04) この本の立派さは他の方の意見と一緒です。
しかし、散々ギャンブルで5千万すったあげく、またFXで1千万すってしまうあたり(アトリエを作る虎の子だった資金)、金の哲学を学んでないのか?と勘ぐってしまいました。無頼派西原にそれを求めるのはナンセンスでしょうが。 そして「できるかなV3」収録の「脱税できるかな」の国民の義務納税の話はどこにも出てきません。このあたりが、儲けるだけ儲けてずるして逃げればバッチグーな感覚が透けてみえて、金に関して西原節であり、高潔ではないことがわかります。 このシリーズは小学生向けらしく、すべての文字にルビがふってあります。これは西原が本当に書いた文体?ゴーストライターがいるのか?と途中から疑ってしまいました。その位上から目線です。 私はこの本を中古で買いました。だから西原の印税には寄与してません。だから腹は立ちません。そしてまた売るつもりです。そうしてまた金銭を得る。こういう金の得方もあるのです。 (ぴーちゃん/2009-04-05) 子供向けのシリーズの一環として出版された本であるが、大人でも納得できる本。
昔はこのテの内容が多かったが、最近はトンと見なくなった。 そういう意味では貴重である。 著者は本書が初文字エッセイなのではないか。 必ずしも上手じゃない文章が、リアルな体験を彷彿させる。 簡単なので読み易い。お勧めできます。 (アーリーバード/2009-01-21) 上京してからの貧乏体験や理不尽なアルバイト経験は、
とても興味深かったが、随所に説得力に欠けるコメント があり、それが不快に感じました。 著者は自慢しているわけではないでしょうが、高校は お嬢様学校で車で送り迎えまでしてもらったと言って いますし、退学の件も詰まる所(高校側も相当酷いが) 所詮、未成年の飲酒によるもので自業自得です。 羽振りが良くなって、麻雀での5000万円負けたことも 「あたしはここまで負けたんだけど、全然、へこたれ なかったのよ」という、あたかも武勇伝のようにも 読み取れます。 こういう人が、「カネは大事だよ、働くことが大切、 日本人はアジアの子供に比べ、働く場があるだけありが たく思え」などと言っても、説得力が感じられません。 全体を通してみると、ある意味成功者だからこそ言える 上から目線にも感じられました。 (Shinya/2009-06-14) 私はサイバラとは「まーじゃんほーろーき」以来の付き合いなのだが、当時から身体を張った常人離れした生き様には、笑いと共に凄みを感じていた。また、マンガ付きエッセイ等で、サイバラの生い立ちはある程度知ってしたが、これ程までとは...。しかし、読む者に悲惨さを感じさせない姿勢はサイバラらしい。自身の生き方で、どういう境遇にあっても、それなりの人生が送れると言う事を教えてくれる。「自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる」との言葉もサイバラの体験が言わせているのであり、清々しい。
本作は単なるエンターテインメントとして読んでも差し支えない。書き手が自由奔放に書いているのだから、読み方も自由だ。しかし、「カネがないのはクビがないのと同じじゃ〜」と叫んでおきながら、現在の金融状況で「FX」に突っ込むか ? しかも、自前の金で。麻雀の時の比じゃないぜ。凄い。雑誌で読んだのだが、サイバラは本書を「女性の経済的自立を促すため」に書いたのだそうだ。鴨の事を考えれば、この言葉には重みがある。う〜ん、とにかくサイバラは凄い。色々な意味の感動を与えてくれる一作。 (紫陽花/2009-01-24) サイバラさんの書かれたこの本は、大人の皆さんにも読んで欲しいですが、小学生や中学生の皆さんにこそぜひ読んで欲しいです。
78件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。漢字にはふりがながふってあります。サイバラさんがいつもの漫画で使っているような汚い言葉は使っていないので、小さな女の子や男の子でも抵抗無く読めるように書かれています。 そして、これが重要ですが、この本には人間が生きて行く上でたいへん大切なことが書かれています。子供のうちは気づきにくいこと、大人になるまでなかなかわからないことがサイバラさんの経験から出た言葉で書いてあります。自分が家や学校で嫌だなあと感じた時やどうしたらいいんだろうと思った時に読んでもらえたら、何か解決へのヒントになるんじゃないかなと思います。 (ぺこり/2008-12-13) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
ASIN:4344413032幻冬舎(2009-04) 細川 貂々 売上順位:274 ¥ 480(中古:¥ 425) |
レビュー総評点:16
読むべきか、読まざるべきか・・・ |||||||||||||||
かつての職場の同僚がうつ病から自殺にまで至り、うつ病へ関心を持ち、TVドラマ化されたこともあり
「ツレがうつになりまして」と、本書「その後のツレがうつになりまして」の2冊をイッキ読みしました。 「うつ病について知りたい人」「軽度の症状、または回復期の人」に対しては☆5つの本として、 ぜひ読んで欲しいと思います。なにかしらの知恵や勇気、回復のヒントなどが得られるのではないかと思います。 しかし「10年以上闘病している人」や「身近な人が犯罪や自殺など、悲劇的な状況となってしまった人」に 対しては、正直なところお勧めしかねます。 理由は本書が、完治には至っていないものの、基本的にはうつ病を克服した人のサクセスストーリーであり、 上記のような「苦難している重度の人」や「身近な人が悲劇的な状況となってしまった人」からすると、 「そんなに甘いもんじゃない」「所詮、勝ち組の成功記録」と、怒りをもって受け止められかねないからです。 うつ病に限ったことではないですが、闘病というのはあくまでケースバイケースで、 本書はあくまで、克服した後に発表した成功談のひとつに過ぎないような気がします。 うつ病を広い範囲の人に少しでも理解してもらえるような良書ではあるのですが、 総合的に見ると、個人的には☆3つです。 (つるじろー/2009-06-06) 内容はエッセイ風となっており、漫画のようで読みやすいです。
鬱病を患っている方は、回復期に入ってから読んだほうがいいように思います。 (ツレさんの回復への様子が綴られており、焦りに繋がるからです。) ご家族の方には、精神疾患で通院する際に知っておいたほうがいい知識などが 盛り込まれておりますので、参考になるかと思います。 しかし同時に、ツレさんの回復への様子を読んで、現在鬱病を患っている方とは 比較してほしくありません。 周りからの有言、無言どちらの様子も鬱病患者さんは敏感に察します。 くれぐれも、早く治れ…などとは思わないで欲しいです。 (元鬱病患者/2009-06-01) スーパーサラリーマンだったツレさんは「うつ」に罹ってしまいました。
その後の人生は激変してしまいます。 辞職、散髪、丸ボーズ。 ペットに、家事に、会社社長。 詳しくはツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫 ほ 5-2)を読んでもらうとして、 この巻では「その後」の事が またもやホンワカした絵柄で語られています。 「うつ」は不思議な病気です。 訳も無く死にたくなる。 意味も無く死にたくなる。 普通に出来ていた事が、どうしても出来なくなる。 病気の前後では、まるで違う人間を見ている様なものです。 私も鬱についてはよく知る身。 「うつ」が死に直結する病なのはよく知っています。 でも、ツレさんとテンテンさんはここからが偉い! その壮絶な体験を、こんなに素敵な本にまとめられたのです! 「うつ」に罹ったツレさんも同じツレさん。 ありのまま、あるがままのツレさんを受け入れて、 二人は二人三脚で歩んで行きます。 あせらず。 ゆっくりと。 自分らしく。 それがまるで普通の様に。 皆さん、「うつ」の事を知って下さい。 この本はその為のとても素晴らしい入口になってくれることでしょう。 (Hitomi/2009-05-01) 「ツレがウツになりまして」を非常に興味深く読みましたが、
あちらではツレさんが回復してきた、というところで終わって いたので、その後のお二人が知りたくて買いました。 内容のインパクトなどでは、やはり一作目にはかないませんが、 一作目を読んで良いと思った人は、この二作目も買っても よいと思います。 あんなにたいへんなウツだったツレさんが、回復している のを見て、希望が持てるという側面もあると思います。 おすすめです。 (mhrky/2009-05-23) 「その後のツレがうつになりまして。」の文庫化です。文庫化に際して、闘病から5年後の現在を"ツレ"とテンテンさんが語る「アトガキ対談」を収録しています。価格もお手頃になりました。文庫化された「ツレがうつになりまして。)」と共に併読されることをオススメします。
この2冊の"脱力系マンガ"を通じて、"うつ"の実例(発症〜ひとまず"回復")および養生の心構え(本人および家族)について理解を深めることができます。"うつ"になったことがない人(含本レビュアー)・"うつ"患者の家族が"うつ"について理解するのに役に立つのではないかと思います。「うつ病は心の風邪」はある一側面しか見てないことが分かりますね。(病気の"なり易さ"は類似してるのかもしれませんが、"治り易さ"は全然違うようです。「"うつ"は風邪のように簡単に治る」とか「気の持ちようで治る」とか思ってはいけないことがよく分かりました)あわてず、あせらず、あきらめず、「いつかは良くなる」という希望を持つことが大事なんですね。(本書(その後の...)では、ツレさんの"回復"の様子が描かれていて、読者としてホッとしました。(^-^)) (ゴルゴ十三/2009-04-29) 第一弾の続編です!
全6件のレビューを表示しています。鬱を克服してその後、どんな姿で復活されたのか。 勇気と励みになりました。そして自分が恵まれていることを改めて実感しました。 周りで鬱になった人で、対応に困ってる人にぜひ読んでほしいです! このマンガは、もうすぐドラマ化されるみたいですよ〜! (takuma_8ape/2009-05-10) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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筆談ホステス
ASIN:4334975658光文社(2009-05-22) 斉藤里恵 売上順位:376 ¥ 1,365(中古:¥ 1,979) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:47
里恵さんの生い立ちからホステスとして活躍するまでには、様々な逆境があったと感じました。しかし里恵さんのお人柄なのでしょうが、常に明るく前向きに突き進む姿、そして目の前の壁を乗り越えるために知恵を働かせる生き方が、私にはとてもすばらしいと感じます。そして元気とか勇気をもらえました。すばらしい一冊です。ありがとうございました。
(まつぼ/2009-06-11)
「筆談ホステス」というタイトルにつられて手に取った本書。正直、内容についてはさほど
期待しないで読み出したのですが、気がつくと『里恵ワールド』にグイグイと引き込まれま した。生い立ちや思春期の両親との確執、ホステスの苦労話など、普通ならどうしても暗く なりがちな話題が赤裸々に、しかし驚くほどあっけらかんと語られていて唖然とさせられま す。筆者の言動は天真爛漫と形容したくなるほどですが、その実はとてつもない努力家で あり頑張り屋さんです。耳が聴こえないことをハンディとは考えず、何にでもチャレンジ 精神で向かっていく筆者の姿勢にいろいろと教えられることが多い1冊です。 (DJANGO/2009-06-02) 『筆談ホステス』というタイトルがインパクト大。
耳が聞こえないのに、水商売? と興味本位で手にとって見たが、 斉藤里恵さんの筆談力には驚かされた。 お涙頂戴もののストーリーではなく、 著者は明るく前向き。確かに接客業向きな感じがする。 今度は、銀座の裏話や筆談でやり取りした秘密の会話を書いた本が読んでみたい。 読みやすく、面白かった。 (乱読太郎/2009-05-22) 個人的な話になりますが、若い時分は飲食店(水商売)に結構な
頻度で通っていましたのでその時の事などを思い出しながら、興 味を抱いて読んでみました。 水商売の接客の仕方に色々な遣り方が有ってもいいはずだし面白 いだろう、だが実際に当事者はどの様な工夫を凝らして他に負け ない自分の色を出しているのか、それを知りたいとの気持ちから です。 内容的には女性週刊誌の記事を読む様な感じがし、どこの家庭で も見られるような親子喧嘩や確執、地域や職場或いは人間関係の 問題などが素直に、また幾分物語めいて語られていて、自分もそ ういうところも確かにあったと共感を持ちながら読み進めていき ましたが、知らずと筆者の理恵さんと以前から知り合いであった かの様に親近感を覚えされてしまいます。ははぁ、早くも彼女の world、手中に陥りつつあるなと途中で気が付きましたが何故か それが嬉しくもありました。 筆談ではべらべらと言葉数を多くして話す事は出来ませんので、 エッセンスに凝縮してコミュニケーションを図る必要性がありま す。これは例えば細かな発注の遣り取りを正確に行うことが求め られる様な事務仕事の色彩の強い接客業には向きませんが、世の 悩める男性諸氏を掬う菩薩としての業態には寧ろ適している面も 確かにあると感じました。将来的に障害者と健常者が混じって働 ける場を作りたいとの希望も出てきたとのことで、彼女の中に母 性が萌芽して来たのでしょう。純粋であるがゆえに過去に荒れた りもしたと思いますが、精神の透明性が等しく通っていることを 感じます。他人が心配してあれこれアドヴァイスしてくれる事が 実は一番の幸福である事を感じ取ってこれからも進んで行って欲 しいです。 (alinamarch/2009-06-22) 著者は高熱の後遺症で、1歳10ヵ月で聴力を失ったそうです。青森県のろう学校幼稚部に通った経験はありますが、コミュニケーション手段は手話よりも筆談が中心とのこと。すごいのはここからです。「筆談術を磨くことで、夜の銀座を生き抜いてきました」というのですから、ふるってます。
もちろん客商売ですから、ただ筆談だけすればいいという、簡単なものではなかったでしょう。相手に合わせた出し方を工夫して考えてきているから、客商売ができたのだろう、と感心しました。 ですが、まだ20代半ばと若い彼女、コミュニケーションについてもまだまだ過渡期にあるのではないでしょうか。同じ聴覚障害者を持つ者として、今後どうなるか、注目したいところです。 なお、未成年にはちょっと不適な内容を含みます。 (オガワ/2009-06-15) 思春期の不良行為や親との葛藤はどこにでもあるような光景ですが、耳の全く聞こえない女の子が様々な経験を経たのち、東京銀座でNO.1ホステスとなりそして今、自分なりの夢を持って懸命に人生を前向きに生きていく姿は、多くの人たちに希望と勇気を与えてくれます。
全6件のレビューを表示しています。この本を読んだ人は、自分自身の過去を思い出しながらも斉藤理恵さんを応援したくなります。 頑張れ!斉藤里恵さん (あおもり旅ネット/2009-07-04) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:5.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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すべての男は消耗品である。 Vol.10 大不況とパンデミック
ASIN:4584131651ベストセラーズ(2009-06-20) 村上 龍 売上順位:1408 ¥ 1,575(中古:¥ 900) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:10
グローバル化された経済システムは、金融不安を1929年とは比較にならない規模と速度で拡散させ、それとパラレルに、飛行機や大都市集住が、新型ウイルスを世界規模で急速に拡散させている。それとともに地球に生きている大変な数の人間が「同時に!」不安になっている。
私たち人類が自由に生きてきた歴史というのは、つまるところパンデミックを容易に引き起こしやすい世界を創り出してしまったということなのだろう。 しかし、それでも私たちは自由なのだ。 今起こっていることに不安になるのもそうでないのも、つまるところ私たちのささやかなつつましやかな自由が選択しうることなのだ。 考えて見れば村上龍氏のあらゆる著作は「その自由からはじめよう」というところで一本力強い芯が通っているかに思えてならない。 すべての男が、あるいは今回の書き下ろしでは、すべての女さえも、つまり「すべての人間が」消耗品になっている現在や未来があるであろうと村上龍氏は指摘している。 金融恐慌以降、世界はニュー・ディーラーばかりになり、オバマ大統領から派遣切りにあった若者まで「全ての人間は今、消耗品になっている。政府はなんとかするべきだ」と主張しているが、村上龍氏のスゴイところは「すべての人間は消耗品だ」に、「だから自由だ」とつなげてしまうところではないか。ここに彼の真骨頂がある。 今や「新自由主義」なんてものが悪の代名詞になり「自由」というワードの神通力が地に落ちたこの時代、国や政府や会社やなにか大きいものについ頼りたくなるような不安が世を覆っているこの時代に、「だけどわたしは自由だ。あなたも多分自由だ。そこからはじめよう」というメッセージを抱え続け発信し続けている村上龍氏は、ある意味で確かに、今日の、自由の希少な擁護者ともいえる位置にある。 名曲といわれた、初代のカップヌードルのCFソング 「ハッピーじゃないか」笠井紀美子、デューク・エイセス (作詞 阿久悠 作曲 小林亜星)の詞はこんなものだ。 > 常識ってやつと おさらばしたときに > 自由という名の 切符が手に入る > OH ハッピーじゃないか MY カップヌードル > 古ぼけた頭には 曇りが来てるから > 不自由という名の 眼鏡に困ってる > OH ハッピーじゃないか MY カップヌードル この歌詞に見られる、3分間でものが食べられる自由!ここから希望が湧いてくる! というような、「自由」と「希望」のリンクが自明であると信じる精神を、現代の人間はきれいさっぱり捨てているように見える。 村上龍氏はそのようなものを大事にかくまい育てて、希望の無いように見える未来に希望を見出す闘いのための、反転攻勢の武器にしようとしているのではないか?とも読める。 ドライな辛口の語り口の中に希望を信じる優しさと強さを隠して伝えようとする一冊。 (菅原秀宣/2009-06-28) 龍さんは辛辣だ。
でも、そこが好き。 日本全体がゆっくりと衰退しているのは、事実だろうし、 しかし、既成のメディアは口がさけてもそんなことは、言わない。 麻生さん、最後に本音でハッキリ言ったらよいのに。 「日本は私が首相になってから、ゆっくりと衰退しはじめています」 「もう日本国民全員が高度成長期のように、全体の生活レベルがよくなることは、ありません」 (村上龍大好き/2009-06-28)
あきれてものも言えない |||
外国人のホームレスが少ない、もしくはまったくいないのは、彼らの互助精神が発揮されているからではない。日本人のホームレス社会が恐ろしく排他的で強固な共同体なので、外国人はホームレスになっても生きていけないからだ。日本的共同体は崩れるどころか、より排他的でより強固なものになってきている。細分化された分、見えにくくなっているだけだ。
全3件のレビューを表示しています。TV番組のレギュラー司会者をやってて、よく大手既成メディアを批判できるものだ。自分もその一員なのだという自覚に欠けている。高いギャラをもらっていて能天気にもほどがある。この人には物事の本質を見抜く力が欠如している。マクロな視点というものが欠けている。 女性の両足首を切断しミキサーにかけてトイレに流し、歩行困難にして奴隷にするという小説をこの人は書いた。当の本人が今更、死体を切断してトイレに流した犯罪行為のニュースを糾弾している。子どもに悪影響を与えると言う。小説なら子どもが読まないので許されるという問題でもないだろう。とにかく矛盾の多いエッセイである。 (Foxriver/2009-07-02) [amazonでレビューを見る][amazonでレビューを書く] 平均点:3.0 はてブコレクション数:この商品をリストに入れている人:
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上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
ASIN:4887596901ディスカヴァー・トゥエンティワン(2009-02-18) 喜多川 泰 売上順位:767 ¥ 1,470 これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:40
痛いところを突く・・・素晴らしい本! |||||||||
世のサラリーマンは、絶対読むべき本です。しかもなるべく早く、20代のうちに。
私は30前半のサラリーマンですが、この本の内容はあまりにも的を射すぎていて、 空恐ろしくなりました(^_^;) この本は、「前半」と「後半」に分かれています。 (それ以上説明するとネタバレ?になっちゃうので、ぜひご自身で読んで確かめてください) 前半は、人生の成功を夢見る男子大学生が、大学卒業→就職→結婚→車購入・・・と、 いわゆる一般的な人生を歩んでいくストーリ−。 ただ・・・いわゆるフツーに幸せな人生なんだけど・・・。 悪いことをしたわけじゃない。常に一生懸命頑張っている。人並みの幸せも手に入れている。 でも、なんとなく釈然としない。疑問、不安、焦燥感、劣等感、諦め、慰め・・・そういった 感情を抱きつつ、気付かないフリをしつつ・・・。 今では何十年ものローンを組んで購入したマンションのベランダで煙草をふかしながら、 一人たそがれる中年サラリーマンになった自分。 「・・・俺の人生って、これで・・・よかったのか?」 きっと世のサラリーマンの多くが抱えるであろう悩み〜それも慢性的で無意識のうちに 考えるのを避けている〜に対して、真正面からグサッ!と突き刺すような内容に、もう、 前半読み終えたあとはなんとも言えない嫌な気持ちになります(笑) でも、これは誰しもいつかは向き合わなければならない問題。その答えを探し出すヒントが 満載の後半で、落ち込んだ気持ちが救われると共に、顔を上げて「よぉぉーし!」とやる気に させてくれる、そんな本です。 ・・・まだ読んでない人は「なんのこっちゃ」というレビューになってしまいましたが、 閉塞感漂う時代だからこそ、このような本と出会えて嬉しかったです。 (J3/2009-02-27)
書いてあることは本当です ||||||
喜多川さんのお話は本当です。15年以上前の私事で恐縮ですが、受験に失敗し上京かなわず、地元の大学で漫然と過ごした後、就職氷河期で零細企業にしか就職できず、有名で安定したところに就職した昔の友達をうらやみつつ妬ましく思い、未来のない自分に絶望しておりました。そんなとき、偶然にも本書の巻末で紹介されているいくつかの本と出会い、常識だと思い込まされていた非常識を捨て、本当の自分だけの常識に従い、時間を投資した結果、現在では独立し、自分の名前で仕事をし、自由な時間とお金と自信を手にすることができました。うらやましかった昔の友達も、今では可哀そうにさえ見えてしまいます。私はかなり遠回りしましたが、今現在、当時の私のような状況の方は、この本があるので、かなり近道ができるはずです。まずは読みましょう。そして成功しましょう。
(アボカド/2009-03-21)
社会人になる一歩手前の人々に贈りたい ||||||
大学進学のため上京する息子に対して、父親から手渡された一冊の本の物語です。
二部構成になっていて、父親が書いた小説の部分と、それに対しての父親からのメッセージと それを読む息子の部分があります。 私は残念ながら、第一部の物語に近い人生を過ごしてしまっています。 今からでも、そんな人生を変えたいと思いました。 巻末には、作者から、是非読んでもらいたい本のリストがあります。 これはいいですよ。 私は順に手に入れて読みつつあります。 (季節風/2009-03-11) 素晴らしい。この著者の本はこれが最初。上手な文章です。他の本とともに全部取り寄せようと思います。
(スーパー8/2009-06-14)
これほどおもしろい本は滅多にない。
わが子のために絶対蔵書しておきたい一冊だ。 やぶるべき5つの常識の壁 ・ 幸せは人との比較で決まる。 ・ 今ある安定が将来まで続く。 ・ 成功とはお金持ちになることだ。 ・ お金を稼げることの中からやりたいことを選ぶ。 ・ 失敗しないように生きる。 自分の価値観を持つ3つの方法 ・「時間」を投資する。 ・ 頭を鍛える。 ・ 心を鍛える。 以上のことが心の底から納得できます。 本当に何度も読み返したくなる一冊です。 (Pampers/2009-03-13) いま、調度いま読み終わりました。
題名のサブタイトルの通り、手紙形式で父から息子への教えが沢山詰まっています。他の方が本の構成を説明しているようなので私のレビューでは割愛させて頂きます。 私はいま24才、社会人3年目に突入しましたが、いま読んでおいて本当に本当に良かった!!学生時代、自分なりに「幸せな人生を送りたい!!」と思い描き、いわゆる“バイブル”と言う類の本を何冊か読みました。とてもエネルギーを貰い、「絶対に幸せになる!!頑張るぞ!!」と奮い立たせてもらいましたが、事実、普通に就職して徐々に社会に埋もれていく感じ。「幸せになりたい」と望むだけで、具体的な行動は大して伴っていなかった...。 夢が具体的でない上に、危機感が足りない。自分に言い訳してるんでしょうね... 幸せになるには、と言うより夢を夢で終わらせないためにどう考えなければいけないのかー この本はそれをとても丁寧に示しています。 私が学生時代に読んだ本は希望と活力を与えてくれました。 社会に出て3年目のいま、この本は想いばかりで行動を怠けていた私に「こう考えてみな」とばかりに力強くアドバイスと励ましをくれました。 出来る事なら、社会に出る前に読んでおく事をお薦めします。大学に進む人なら大学の前に! もう一度言います。 “夢を夢で終わらせないために” 是非とも読んでみて下さい!! (カルディ/2009-05-02) 喜多川先生の本はどれも本当に面白くて、ためになります。今回の本も例外ではありませんでした。 就職する前にこれを読んで良かった。物語前半のような人にならないように頭と心を鍛えて精進しようと思います。
(ワンダーラスト/2009-04-09)
本の通り大学入学時か在学生が一番読むのに良いかと思うが、社会人を経験している方も内容的には大変納得いく内容でした。自分の息子にも是非こんな方法で伝えることを夢見てしまいます。
(広島三郎/2009-03-30)
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ユダ(上)
ASIN:4396613369祥伝社(2009-06-23) 立花 胡桃 売上順位:1351 ¥ 1,260(中古:¥ 1,100) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
レビュー総評点:
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走ることについて語るときに僕の語ること
ASIN:416369580X文藝春秋(2007-10-12) 村上 春樹 売上順位:1483 ¥ 1,500(中古:¥ 927) これを買った人はこれも買ったよ![一覧で見る] |
私は村上春樹氏の本を今まで読んだことがない。この本を購入した理由は私が市民ランナーだからである。走り始めて1年と2ヶ月、10キロマラソンに昨年初出場し、今年の3月にハーフにエントリーし、できれば来年フルマラソンに出たいと思っている初心者ランナーである。村上春樹氏とは全く比べ物にならない私だがこの本で作者がランニングに関して述べている箇所には共鳴するし、多くの市民ランナーの気持ちを代弁してくれていることに感謝したくなる。村上春樹氏は述べている。「走るのは素晴らしいことだから、みんなで走りましょうみたいなことは、極力口にするまいと思っている。人は誰かに勧められてランナーにはならない。人は基本的には、なるべくしてランナーになるのだと。最近は健康ブームでランニングを薦める本が多い。走り始めて思うのだが、自分は少なくても健康のためには走ってはいない。村上氏と同じで、苦痛にならないから続けられていると思う。足の故障には泣かされるし、夏は倒れそうになるし、それでも何故か続けている。早くフルマラソンを済ませてから、もう一度この本を読みたいと思っている。そうすればもっと共鳴できると思う。大変読みやすく、一気に読みました。
(HIDE/2008-02-02)
村上春樹の「老い」 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「走ること」について本を出すと村上春樹は十年以上前から宣言していた。村上春樹の影響で フルマラソンを六回走った僕は その長きを待ちわびてきたので勢い込んで読んだ。
村上春樹を読み始めて二十年以上経つが これほど自分を語る村上は初めてである。そうして 村上が語る自分とは「老い」である。題材はマラソンとしているが これは村上が自分の「老い」を語った本なのだ。 二十年前に「何かを学ぶ姿勢がある限り 年を取ることは苦痛ではない」と 小説の中で(ピンボールあたりだったか?)断言していた村上も きちんと年は取ってきたということなのだと思う。その自分の言葉に実に忠実に年齢を重ねてきたことは 二十年間リアルタイムで村上を読んできた僕には 良く分かる。 遅くなっていく自分のマラソンのタイムを語る村上の視線の先には 今後の更なる「老い」と その先の「自分の死」が だんだんと見えてきているのだと思う。本書で 村上が自分の墓標を書いているのは 冗談のようで冗談ではないのだと思う。村上は笑って語っているが その目は笑っていないはずだ。 村上は走ることで小説が書けて来たと言っている。多分そうなのだろう。但し 村上にとって走ることとは 自分に向き合うことであったこともひしひしと感じる。走るという行為で 村上は自分の肉体と会話をしてきたはずだ。そうして そんな自分の肉体が「村上さん あなたもちゃんと年を取ってきていますよ」と村上に語りかけてきているのだと思う。 それをきちんと受け止め そこから「何かを学ぶ」ところが 村上の 人間としての真骨頂なのだと思う。 本書は 真摯であり 爽やかであり そうして厳粛な本なのだと思う。読んでいて非常に為になった。 (くにたち蟄居日記/2007-10-27) 村上春樹の本はほとんど読んでいるが、走ることを始める前だったらこの本はスルーしていたかもしれない。仮に読んだとしてもピンとこなかったと思う。
生粋のインドア派、文系+ひきこもり系の僕としては、スポーツの楽しみというのが長年理解できなかった。マラソンなんて最たるものである。「そんな長い距離を走って何が楽しいんだ?」と。 そんな僕が走り始めたきっかけはダイエット目的でジムに行き、トレッドミルに乗った時からだ。「ダイエットから」というのはありがちで言うのも恥ずかしいが、100%そうなのだから正直に言うしかない。それが、ランニングにハマるにつれて体型が変わり、生活スタイルが変わり、考え方まで変わってきている。つい2年前までは想像もできなかった世界である。 僕のような初心者ランナーにとって、マラソンは自分との戦いになる。自分で目標を設定して、トレーニングを積んで、レースに出る。勝ち負けを競うのが目的ではなく、自分にあった目標をクリアすることが目的になる。また、一人でやるスポーツなので、自分のペースで好きな時に始め、好きな時にやめることができる。スポーツ嫌いの僕がマラソンにはすんなり入れたが、そういう要素が僕にあっていたのかもしれない。 ・・・なんて思っていたが、この本にも同じようなことが書いてある。もちろん、100倍も1000倍も気の利いた表現で。村上春樹の作品を読むと、思っていても明確に言葉で表せなかった気持ちを彼が代弁してくれているような気持ちにしばしばなる(それは錯覚で、彼に影響されているだけかもしれないけど、とりあえずこう書かさせてもらう)。 走り始めたタイミングで、敬愛する村上春樹がこんな本を出して、ちょっと嬉しい。僕らのような文系ジョガーのバイブルになるであろう一冊だと思う。 (tks/2007-12-07)
走ることを通じて自己の内面を赤裸々に語る村上春樹 ||||||
作家村上春樹は筋金入りのベテラン市民ランナーである。彼は1982年頃から走り始め、以来毎年一回はフルマラソンを走り、あのサロマ湖100キロマラソン!の完走も果たしている。ボストン、ニューヨーク、ホノルル、日本と世界中を走り続け、ギリシャはアテネでのフルマラソンにも挑戦した。近年では、トライアスロンに進出し、色々な大会にも出場している。
彼が走り始めた理由は、作家としての体力や気力を維持するためらしい。経営していたジャズ喫茶をたたんで、作家一本で食って行こうと決めた頃から走り始めた。我々が想像する以上に、作家業とは肉体的、精神的に過酷な世界のようだ。 本書は九つの章(短編)に分かれていて読みやすい。ハワイのカウアイ島から始まって、真夏のアテネでの42キロ、マサチューセッツ州ケンブリッジでの生活、北海道サロマ湖での苦闘、ニューヨーク、ボストンでのマラソン、新潟でのトライアスロンと続いていく。 世界各地でのランニングを通じて、彼自身の原点に立ち戻り、作家としての自己を赤裸々に語るところが面白かった。まるで、作家村上春樹が僕に直接語りかけてくるような錯覚に陥る親しみ溢れる語り口が嬉しい。作家兼ランナー村上春樹の内面に深く入り込むことが出来る。相変わらずの柔らかで気取った文体とお洒落で美しい表現力は冴え渡っている。 俄ランナーの僕には、走ることについて語る彼の言葉に共感できる部分が多かった。サロマ湖100キロマラソンの壮絶な記録には驚いた。自分が自分でさえあることを忘れてしまう程の苦痛に耐えて完走を果たす。彼は、何故、そこまでして走らなければならなかったのか。その痛みが僕の心に浸みた。作家とは辛い職業でもある。 あとがきの最後に、「この本をいままで道ですれ違ったすべてのランナー達に捧げる。」と書いてあるのを読んで、涙が出そうになった。僕もこれから春樹氏の背中を追いかけて走り続けて行こうと思う。 (tokyodriftwood/2008-05-14)
小説家として、人として、走り続ける村上春樹の思い ||||||
作者本人が「これはエッセイではない」と書いているとおり、
この本は村上春樹が自分自身を日頃内省しているその思いを伝えている作品である。 走り続けているからこそ、小説を書き続けることができているのだと。 毎年フルマラソンに出て、毎年一つの小説を書き上げ、そしてまたマラソンに出て。 そうやって1年1年を追いかけてきた。 ただ、あるときからタイムが今まで以上にあがらなくなる。 レース前のちょっとした故障に不安になる。 精神的な緊張で自分が過呼吸になっている。 そういった一見小さな出来事で彼は自分が年月を経ていることを実感する。 爽やかに、軽やかに、なんでもないことのように語っているが、それは自分が 1年1年をすごし、そして自分に向き合っているのだということを再認識しているのだ。 彼がデビューした時の軽やかさや若さが大好きだった。 国境の・・で大人になって喪っていくもののはかなさと生きていく力に感激した。 全ての物事に真正面から立ち向かう彼の作品は私が年を経るごとにも更に光を増していく。 そんな彼の作品を支えるものが、自分と向き合うための走ることであり、それはずっと ずっと続いていく。 いくつになっても、向き合っていってほしい。自分の走りと作品と人生に。 彼の内省的想いに間近に触れることのできる作品です。 (パタ/2008-04-21) この一冊を読んで、自分がなぜいつも、村上春樹の本が読みたくなるのか、少し自覚できたような気がします。
年をとることは、必ずやってくる。それにともなって考え方も微妙に変化する。それに対して、自分はこんなことをしてみたら、こんなことを感じた。っていうような内容が全体的なことだったかと思うのですが、それが、励ましでも、気休めでも、悲観でも、楽観でもなく、自分もあと少しでそこにいくんだな、ま、いいか。と思える内容だったのが、ありがたかったです。 10−20年後の自分の姿を予想して、ま、いいか、なんて思わせてくれる人生の先輩方がまわりにいないので、私は村上春樹を読まずにはいられないのです。 語り方の距離感(押し付けでも、引っ込みすぎでも、見下ろすでも、ひがむでも、ないところ)も、とても心地よいです。ジョギング中の足を運ぶ音と、さまざまな形の雲を想像しながら、少しずつ読み進めていく贅沢を味わいました。 (外出先では空を見上げるくせもつきました。) 村上春樹ファンならずとも、おすすめしたい 一冊です。 (ちゅらじま/2007-10-21) レイモンド・カーヴァーの作品名が原型となっている本タイトル。
本作品は氏の人生観そのものだ。 普段メディアに登場することはほとんど無いが、「走る」ということを 作品のテーマに据えたことによって、自分の内面を見事なまでにさらけだし、描写している。 小説家になろうとしたきっかけや、当時の状況について語られていることも貴重であり興味深い。 本作品により、自分の中ではもはやカリスマ化しつつあるある作者を身近なものとして感じることが出来た。 アスリートに対する深い洞察には自分自身共感するところが多かったので、文句なしに星5つとする。 氏の作品を読んで村上春樹という人物に少しでも興味を持った方には、本作品を手に取ってみることを強く勧めたい。 (moonzero/2007-10-20)
フィジカルの重要性 ||||
村上春樹が「初めて自分のことを語った」作品だという。
私は、彼のことを勝手に「人と交わることを好まない天才肌」で、「汗臭いこと、泥臭いことには近づかない」人だとイメージしていた。しかし、読んでみると彼は非常に「努力家」、しかも「自分を凡人であると自覚しているからこその努力」という、一見、とっても泥臭い発想で「走る」という行為を続けていることが分かり、少し驚いた。「昨日の自分をわずかでもいいから乗り越えていく、そのことが重要なのだ」だなんて、とっても汗臭い。 あの天才的な小説たちも、そうやって生み出されてきたのかと思うと、小説家ってのはつくづく大変な職業だと思う(もちろん、「才能」は大前提として必要、と前置きしているが…でも、その「努力を続けられる」てのが実はいちばんの才能なのではないか?なんて思ったりもする)。 この本を読む前ぐらいから、自分も軽くジョギングを始めたのだが、もう少し真剣に続けてみようと思った。走り続けることでしか分からない何かがきっとあるんだろうなと、この本を読んで思ったので。 (mountainmania/2008-04-13)
老い→あきらめ→祝福 ||||
最近すっかり図書館通いが定着し、文庫本すら買うことがなくなった私ではありますが、本屋で手に取りページをめくると、心はたちまち村上ワールドへ移行し、体はふわふわレジへと直行していました。相変わらずの恐るべき魔法!
読み終えたとき、春樹さんに盛大な拍手を沢山・沢山いつまでも贈りたい気持ちで一杯になりました。 『老い』という逃れようのない現実に、戸惑いながらも立ち向かう勇気や、自分から目をそらさない意志の強さに、泣きました。そして、パニックを乗り越えた春樹さんに、同じ病で苦しんだ私は、本当に慰められました。感謝! 『老い』という現象がなければ、諦める(=受け入れる・受け入れざるを得ない)ことは難しいだろうと、『老い』ることは忌み嫌うものじゃなく、『いつか死ぬ』ということに対しての必要なイニシエーションなのだと、感じました。 あぁ、春樹さんにCONGRATULATIONS!のカードを送りたい! (ナカネット/2007-11-17) 村上春樹が走ることを軸に自分について語った本。
自分史とエッセイの間の「メモワール」のようなもの、と言っている。 作家が日常の中で書き付けた文章なので、本人がハッキリと言えること・言いたいこと、という感じが強い。 インタービューなんかだと、読者が知りたいことに作家が答える、という形式で、作家自身の中でまだ未決着かもしれないし、本当の心持ちまで分からない気がしてしまう。 かなり真面目に語っていて、ビックリした。 前半には、ジャズクラブを経営していたこと、小説を書き始めた時のことなども、とても簡潔に語られている。 20年近く村上春樹の作品を愛読してきて、前から何となく知っていたけれど、改めて「凄いなあ」と思う。 一方で「え?なんでまとめに入っているの?」とちょっと焦ってしまった。 でも語られているのは一部分だけだろうし、本の後半は現在からこれから、という感じで、気持ちよく読了しました。 文体はお馴染みの小説のようで、お天気や景色が気持ちよく、食べ物も美味しそう。 比喩が何ともユニークで、思わず笑ってしまいます。 早く次の小説が読みたいです。 これからもせっせと走り、せっせと書いて欲しいです。 (kingyo.K.K/2007-10-31) とても静かなシンとした文体で書かれています。誤解を恐れずに言えば、この本がこういう形を採った「小説」だ、という錯覚を僕は起こしました。
若いころには考えられなかった、確実に「時がその取り分を取っていく」ことで衰えていく肉体、そのことと葛藤を交えながらも折り合いをつけようとする姿。これまでにも、繰り返し書かれてきたことではあるけれど、走ることと書くことの連関。そして沈思。 多分、40代も半ばに差し掛かれば、一つ一つの文章がさらに重みを持つと思います(そんなのは僕だけかもしれないけど)。年若いハルキニストには、いつか読み直してもらいたい本であり、40を過ぎた方には是非一読をお薦めしたい本です。 (WILL/2007-10-17) 村上さんが走ることの第一目的は小説を書く為に必要な体力を保つこと。やがて、努力してもタイムが限界を向かえ、失望感や閉塞感に苛まれます。しかし、そのランナーブルーを乗り越えて、完走する為の努力や過程を大切に思える境地に至ります。
本書では、33歳から走り始めた村上さんが走ることを軸に、小説、自身の価値観等についてとても真摯に語っており、まえがきで「(僕が走ることによって学んだ)哲学とまではいかないにせよ、ある種の経験則のようなものはいくらか含まれていると思う」と述べられているように、村上さんの人物像が如実に独白されたメモワール(個人史)になっています。 村上さんの作品が好きな人・氏自身に興味がある方は必読の書ではいでしょうか。きっと心や自分の人生観に呼応する一文に出会えると思います。 以下本文より抜粋。 与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、それがランニングというものの本質だし、それはまた生きることの(そして僕にとっては書くことの)メタファーでもあるのだ。 (New JJ-K 72/2008-05-16) 村上春樹さんの本は、大学生の時にハマリ以来新刊を買っては読み、読み返してきました。
走ることということで、物語とは違い随分と自分のことについて深く書いてあるなぁ。という印象を受けました。 日常、ひとつのことをこれだけ深く考えるかなぁと自分自身に問いかけてみたり。 物語(この場合は実話でしょうが・・・)の時間軸が長いのであえてじっくり少しずつ読みたい本です。 影響されやすいこともあるのですが、ストレッチを始めました。 これまでの小説とは違い、主人公(村上さん)は健康的です(笑) (31mon/2008-05-13)
ムラハル教の書 |||
60歳が迫っている「僕」は、ゴールを意識し始めたのだろうか。40歳になる前に『ノルウェイの森』『ダンス・ダンス・ダンス』を書き上げ、「僕」はひとつの時期を終えた。50歳のころには、阪神大震災と地下鉄サリン事件に揺さぶられ、リアルワールドの痛みへと開かれた。受け止めること、走り続けること、それが「僕の語ること」なのだろうか。ゴールは手繰り寄せようとしてはならない。やって来るのだ。ましてや設定してもらうものではない。「そうとも言えるかもしれない」「そうであるかもしれない」、そう受け取ることこそ村上春樹的なのだろう。
賞賛すべきは「僕」の生きる姿勢である。生半可ではないのだ。素晴らしいとしか言いようがない。わずかなりとも近づきたいと羨望される生き方だと思う。『約束された場所で』の話し手へ、そして村上春樹作品を悪し様に評する者への回答となっているようだ。疑うことのない信義を抱いて、解脱し悟ろうとする修行の記とも見なせるのである。村上春樹教である。導きの書となることは間違いないだろう。走るという限定された行為を表現するためだろうか、比喩が他に著作に比べて多彩なのも愉しい限りである。 (ゆき/2008-02-29)
書くために走る |||
読みやすく、とても面白かったです。
84件のレビューうち参考になった順で15件までを表示しています。ボクも市民ランナーの一人です。 年にハーフマラソンと10kmを1回ずつ出場しています。 30歳から初めてかれこれ10年以上経つんですね〜。 この本を読むまで村上さんがこんな熱心なランナーだと知りませんでした。 読みながら、似てるなあと感じるところがありました。 数年の間、村上さんのように一日10キロ、月に数百キロと走っていた時期がありそのころが懐かしく感じられました。 小説家であるために、村上さんは走り始めたのですが、墓標にも「ランナー」と刻まれたい、そんなランナー魂(すっごく村上さんっぽくない表現ですが)を感じました。 インテリっぽく、むすっとした印象(本の真ん中のマラトンを走りきった村上氏のアップのまさに表情!)が強かった村上氏が、汗をかき、歯を食いしばり、走り、そして完走の喜びに自分自身をゆだねる、そんな姿が浮かんでくるようでとても楽しめる本でした。 3月から走り始める予定です。 今年も頑張ろう。 ちょっとでも去年のタイムより良くなろう。 なんとか下降するタイムをなんとか、食い止めようと、同じように思いながら走り始めたいと思っています。 (moritats55/2008-02-02) [16件以降をamazonで見る][amazonでレビューを書く] 平均点:4.5 はてブコレクション数: |
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